JP5024611B2 - 電動倍力装置およびその製造方法 - Google Patents

電動倍力装置およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、自動車のブレーキ機構に用いられる倍力装置に係り、より詳しくは電動モータを倍力源として利用する電動倍力装置とその製造方法とに関する。
従来、自動車のブレーキ機構には、エンジンの吸気管負圧を利用して入力に対し倍力した出力を発生し得るようにした真空倍力装置が多く用いられていた。ところで、近年、エンジンについて燃費改善、排気ガス浄化などの面で開発が進み、これに伴い、吸気管負圧が小さくなる傾向にある。このため、真空倍力装置として所望の倍力性能あるいは応答性を確保するには、例えば、サイズの拡大を図る、エジェクタで負圧を増強する、エンジン駆動の真空ポンプを設ける、などの対策が必要で、車両搭載性の悪化やコスト負担の増大が避けられない状況にある。
そこで、最近、電動モータを倍力源として利用した電動倍力装置が注目されている。この電動倍力装置としては、例えば、特許文献1に記載されたものがあり、このものは、ブレーキペダルと連動する入力部材の移動に応じて電動モータを駆動してボールねじ(回転−直動変換機構)を介してマスタシリンダのピストンを推進し、該マスタシリンダ内にブレーキ液圧を発生させる構造となっている。
特開昭61−143253号公報
ところで、上記特許文献1に記載の電動モータは、コイルを内蔵するステータと、前記ステータへの通電により回転するロータとを箱型のモータケーシング内に配設してなっている。この場合、モータケーシングが箱型となっていることから、電動倍力装置の組立てに際しては、電動モータを製作した後にその内部に回転−直動変換機構(ボールねじ)を組付けることはできず、事前に回転−直動変換機構をロータに組付ける必要がある。
しかるに、この種の電動倍力装置の製造に際しては、電動モータのロータが正常に回転するかどうかを電動モータ単体で、すなわち回転−直動変換機構等の他の構成部品を外した状態で検査する必要がある。しかし、上記特許文献1に記載のような電動モータの構造では、一度、回転−直動変換機構等を外した状態で電動モータを組立て、その検査を行った後、モータケーシングを解体して回転−直動変換機構等を組付ける必要があり、モータケーシングを解体し組立て直す分、電動倍力装置の製造が煩雑になり、製造コストも上昇する、という問題があった。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、モータケーシングを解体することなく電動モータ単体の検査を行うことができるようにし、もって製造性の向上と製造コストの低減とに寄与する電動倍力装置とその製造方法とを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る電動倍力装置としての請求項1に記載した発明は、ブレーキペダルと連動する入力部材の移動に応じて電動モータを駆動して回転−直動変換機構を介してマスタシリンダのピストンを助力し、該マスタシリンダ内にブレーキ液圧を発生させる電動倍力装置において、前記電動モータは、コイルを内蔵するステータと、ステータへの通電により回転する中空のロータとを環状のモータケーシング内に組付けて構成され前記ステータとロータとが組付けられた前記モータケーシングの軸方向の一端側開口該開口を通して前記回転−直動変換機構を前記ロータに嵌合させるべく、前記回転−直動変換機構の外径よりも大きな径寸法で形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、前記モータケーシングの一端側開口は、前記マスタシリンダが接続される側に形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、前記回転−直動変換機構と前記電動モータのロータとは、該ロータの軸方向で当接していることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上記請求項1乃至3の何れか1項に記載の発明において、前記モータケーシングの他端側には、前記回転直動−変換機構の直動部材を回動不能にする突起が、該直動部材の内部に挿入されるように配置されていること特徴とする。
請求項5に記載の発明は、上記請求項1乃至4の何れか1項に記載の発明において、前記モータケーシングの他端側には、前記回転直動−変換機構の直動部材の後退を規制する部位が形成されていること特徴とする。
請求項に記載の発明は、上記請求項1乃至5の何れか1項に記載の発明において、前記マスタシリンダのピストンおよび前記入力部材は、前記モータケーシングの一端側開口を挿通して前記回転直動−変換機構の内部に配置されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、上記請求項1乃至6の何れか1項に記載の発明において、前記モータケーシングは、前記マスタシリンダが取付けられる前側ケーシング部材と車両へ取付けられる後側ケーシング部材とからなり、該両ケーシング部材は、前記ステータおよびロータを軸方向に挟み込んだ状態で締結により一体化されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、上記請求項に記載の発明において、前記モータケーシングの一端側開口は、前記前側ケーシング部材に設けられていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、上記請求項1乃至8の何れか1項に記載の発明において、前記モータケーシングには、前記電動モータを制御する制御基板が取付けられていることを特徴とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る電動倍力装置の製造方法としての請求項10に記載の発明は、ブレーキペダルと連動する入力部材の移動に応じて電動モータを駆動して回転−直動変換機構を介してマスタシリンダのピストンを助力し、該マスタシリンダ内にブレーキ液圧を発生させる電動倍力装置の製造方法において、コイルを内蔵するステータと該ステータへの通電により回転するロータとを環状のモータケーシング内に組付けて前記電動モータを作製し、前記モータケーシングの軸方向の一端側開口を前記回転−直動変換機構の外径よりも大きな径寸法とし、当該開口から前記回転−直動変換機構を前記ロータの内周に嵌合させて、該回転−直動変換機構を該電動モータに組付けることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、上記請求項10に記載の発明において、前記モータケーシングの一端側開口を、前記マスタシリンダが接続される側に形成することを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、上記請求項11に記載の発明において、前記回転−直動変換機構と前記電動モータのロータとを、該ロータの軸方向で当接させることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、上記請求項12に記載の発明において、前記マスタシリンダ内のピストンと前記入力部材とを、前記モータケーシングの一端側開口から前記回転直動−変換機構の内部に挿入して組付けることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、上記請求項10に記載の発明において、前記モータケーシングは、前記マスタシリンダが取付けられる前側ケーシング部材と車両へ取付けられる後側ケーシング部材とからなり、該両ケーシング部材により前記ステータおよびロータを軸方向に挟み込んで、両ケーシング部材を締結により一体化することを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、上記請求項14に記載の発明において、前記モータケーシングの一端側開口を、前記前側ケーシング部材に形成することを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、上記請求項10に記載の発明において、前記電動モータを作製した後、該電動モータのロータの回転検査を行い、その後に、前記回転−直動変換機構を該電動モータに組付けることを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、上記請求項10乃至16の何れか1項に記載の発明において、電動モータを作製する前に、前記モータケーシングの内部に前記ロータの回転位置を検出する回転検出手段を予め組付けることを特徴とする。
上記のように構成した電動倍力装置およびその製造方法においては、モータケーシングの一端側開口が、回転−直動変換機構の外径より大きな径寸法を有しているので、モータケーシングにステータとロータとを組付けて電動モータ単体の検査を行った後、モータケーシングを解体することなく、前記モータケーシングの開口から回転−直動変換機構を組付けることができる。
本発明に係る電動倍力装置およびその製造方法によれば、電動モータ単体の検査を行った後、モータケーシングを解体することなくモータケーシングの開口から回転−直動変換機構を組付けることができるので、製造が容易になり、製造コストも低減する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1〜3は、本発明に係る電動倍力装置の一つの実施形態を示したものである。本電動倍力装置1は、後述のタンデム型のマスタシリンダ10のプライマリピストンとして共用される後述のピストン組立体30を内装したケーシング(モータケーシング)2を備えている。ケーシング2は、有底筒状のケーシング本体(前側ケーシング部材)3と、このケーシング本体3の底板部3aに形成した開口部(一端側開口)3bに環状ボス部4aを嵌合させて径方向に位置決めされると共に、図示を略すボルト(図示略)により該底板部3aに重ねて固定されたフロントカバー4と、ケーシング2の後端開口部に嵌合されると共に、ボルト5によりケーシング本体3の端面に固定されたカップ形状のリヤカバー(後側ケーシング部材)6とからなっている。ケーシング2は、そのリヤカバー6に植立したスタッドボルトSを利用して、エンジンルームと車室とを仕切る隔壁Wに固定され、一方、このケーシング2には、そのフロントカバー4と一体のケーシング本体3に植立したスタッドボルトS´を利用してマスタシリンダ10が連結される。
上記ケーシング2を構成するフロントカバー4は、その中心部にケーシング本体3内に延びる段付きの筒状ガイド部7を備えており、この筒状ガイド部7内には、前記ピストン組立体30が嵌挿されている。一方、ケーシング2を構成するリヤカバー6は、その中心部に隔壁Wを挿通して車室内へ延ばされる筒状ガイド部8を備えており、この筒状ガイド部8には、ブレーキペダルBと連動する入力ロッド(入力部材)9が挿入されている。なお、前記2つの筒状ガイド部7、8はマスタシリンダ10およびケーシング本体3と同軸をなすように配設されている。
タンデム型のマスタシリンダ10は、有底のシリンダ本体11とリザーバ12とを備えており、そのシリンダ本体11内の奥側には、図3によく示されるように、前記プライマリピストンとしてのピストン組立体30と対をなすセカンダリピストン13が配設されている。本実施形態において、ピストン組立体30およびセカンダリピストン13は、シリンダ本体11内に嵌合したスリーブ14の両端側に配置した2つのリングガイド15、16により摺動案内されるようになっている。シリンダ本体11内には、前記ピストン組立体30とセカンダリピストン13とにより2つの圧力室17、18が画成されており、また、シリンダ本体11の壁には、各圧力室17、18内を対応するホイールシリンダ(図示略)へ連通させる吐出ポート19,20が穿設されている。
また、シリンダ本体11、スリーブ14およびリングガイド15、16には、各圧力室17、18内とリザーバ12とを連通するリリーフポート21、22が形成され、さらに、各リングガイド15、16の前後には、前記リリーフポート21、22を挟む態様で、ピストン組立体30、セカンダリピストン13との間をシールする各一対のシール部材23、24が配設されている。各圧力室17、18は、前記両ピストン30、13の前進に応じて、前記各一対のシール部材23、24が対応するピストン30、13の外周面に摺接することで、リリーフポート21、22に対して閉じられるようになる。また、各圧力室17、18内には、前記プライマリピストンとしてのピストン組立体30、セカンダリピストン13を後退方向へ付勢する戻しばね25、26がそれぞれ配設されている。前記したマスタシリンダ1の構成は、プライマリピストンとしてのピストン組立体30を除けば、従来汎用のタンデム型のマスタシリンダと同じであり、両ピストン30、13の前進に応じて各圧力室17、18内に封じ込められているブレーキ液が、吐出ポート19、20から対応するホイールシリンダへ圧送される。
ピストン組立体30は、図2によく示されるように、筒状をなすブースタピストン31とこのブースタピストン31内にこれと相対移動可能に配設された入力ピストン32とからなっている。ブースタピストン31は、前記フロントカバー4の筒状ガイド部7およびマスタシリンダ10内のリングガイド15に摺動可能に嵌挿されており、その前端部がマスタシリンダ10の圧力室(プライマリ室)17内に延出されている。一方、入力ピストン32は、ブースタピストン31の内周に形成した環状壁31aに摺動可能に嵌挿されており、その前端部が同じく圧力室27内に延出されている。なお、ブースタピストン31の前端部およびセカンダリピストン22の前端部には、前記マスタシリンダ6内のリリーフポート21、22に連通可能な貫通孔33、34(図3)がそれぞれ穿設されており、ブレーキ非作動時には、これら貫通孔33、34を通じて各圧力室17、18とリザーバタンク12とが連通状態となる。
ここで、上記ピストン組立体30を構成するブースタピストン31と入力ピストン32との間は、ブースタピストン31の環状壁31aの前側に配置したシール部材35によりシールされており、このシール部材35と前記したリングガイド15の両端側のシール部材23とにより、圧力室17からマスタシリンダ10外へのブレーキ液の漏出が防止されている。前記シール部材35は、ブースタピストン31に内装され、前記圧力室17内の戻しばね25の一端を受ける筒状部材36によって位置固定されている。また、ケーシング2のフロントカバー4の筒状ガイド部7の内周面とブースタピストン31との間には、両者の間への異物の侵入を防止するシール部材37が介装されている。
一方、上記入力ピストン32の後端部には、前記ブレーキペダルBと連動する入力ロッド9の先端部がかしめにより連結されており、入力ピストン32は、ブレーキペダルBの操作(ペダル操作)によりブースタピストン31内を進退移動するようになっている。また、入力ロッド9の途中には、フランジ部38が一体に形成されており、入力ロッド9は、そのフランジ部38を前記リヤカバー6の筒状ガイド部8の後端に一体に形成した内方突起39に当接させることにより後方(車室側)への移動が規制されており、入力ロッド9および入力ピストン32の後退端規定されている。なお、入力ロッド9は、その先端の球形部9aを入力ピストン32の後端に形成された球面状凹部32aに嵌合させた状態で連結されており(図2)、これにより入力ロッド9の揺動が許容されている。
本電動倍力装置1のケーシング2内にはまた、電動モータ40とこの電動モータ40の回転を直線運動に変換して上記ピストン組立体30を構成するブースタピストン31に伝達するボールねじ機構(回転−直動変換機構)50とが配設されている。電動モータ40は、ステータ41と中空のロータ42とからなっており、そのステータ41がケーシング本体3およびリヤカバー6の相互間に位置固定的に配設されると共に、そのロータ42がケーシング本体3およびリヤカバー6に軸受43、44を介して回動自在に支持されている。
ボールねじ機構50は、図2によく示されるように、上記電動モータ40のロータ43にキー51を介して回転不能に嵌合されたナット部材52と、このナット部材52にボール53を介して噛合わされた中空のねじ軸(直動部材)54とからなっている。ねじ軸54の後端部には軸方向に延びるスリット55が形成されており、このスリット55には前記リヤカバー6の後端の内方突起39が挿入されている(図1)。すなわち、ねじ軸54は、ケーシング2内に回動不能にかつ軸方向移動可能に配設されており、これによりロータ42と一体にナット部材52が回転すると、ねじ軸54が直動するようになる。一方、ねじ軸54は、そのスリット55の始端部分に内方フランジ56を備えており、この内方フランジ部56に前記ブースタピストン31の延長筒部57の後端に形成した外方フランジ部57aが当接するようになっている。ここで、上記フロントカバー4が取付くケーシング本体3(モータケーシング2)の開口部3bは、ボールねじ機構50の外径より大きな径寸法を有しており、ボールねじ機構50は、該開口部3bを通して電動モータ40内に組付けできるようになっている。また、ボールねじ機構50のナット部材52とロータ43とは、相互に段差面S(図2)を当接させて軸方向に拘束されている。
本実施形態において、上記ブースタピストン31の延長筒部57の後端の外方フランジ部57aと前記フロントカバー3の筒状ガイド部3aとの間には戻しばね(付勢手段)58が介装されている。ねじ軸54は、ブレーキ非作動時には前記戻しばね58により、その内方フランジ部56の端面(スリット55の始端)をリヤカバー6の内方突起39に当接させる後退端に位置決めされ、これに応じてブースタピストン31も、図1に示す原位置に位置決めされる。したがって、この状態からねじ軸54が前進すると、ブースタピストン31も前進する。
また、ピストン組立体30を構成するブースタピストン31と入力ピストン32との相互間には、図2によく示されるように、一対のばね(付勢手段)60(60A、60B)が配設されている。この一対のばね60のうち、一方のばね60Aは、入力ピストン32の後端部に突設したフランジ部61とブースタピストン31内の縦壁62との間に、他方のばね60Bは、前記フランジ部61とブースタピストン31と一体の延長筒部57に形成した環状突起62との間にそれぞれ介装されている。この一対のばね60は、ブレーキ非作動時にブースタピストン31と入力ピストン32とを相対移動の中立位置に保持する役割をなすものであるが、これについては、後に詳述する。
本実施形態において、車室内の固定部には、ブレーキペダルBに係合し、該ブレーキペダルBを介して車体に対する入力ピストン32の絶対変位を検出するポテンショメータ(変位検出手段)65が配設されている。一方、ケーシング2内には前記電動モータ40の回転変位を検出する回転センサ66が配設されている。この回転センサ66は、ケーシング本体3に固定されたレゾルバステータ67とロータ42の外周面に固定されたレゾルバロータ68とからなっている。これらポテンショメータ65と回転センサ66の検出信号は、別途設置したコントローラ(制御装置)Cに送出されるようになっている。コントローラCには、マスタシリンダ10内の圧力室17、18のブレーキ液圧を検出する圧力センサ69(図1)も接続されており、コントローラCは、これらポテンショメータ65、回転センサ66および圧力センサ69からの信号に基づいて電動モータ40(ロータ43)の回転を制御する。
本電動倍力装置1を組み立てるには、図4に示すように、回転センサ66を構成するレゾルバステータ67を組付けたケーシング本体3と、電動モータ40を構成するステータ41、ロータ支持用の一方の軸受44およびスタッドボルトSを組付けたリヤカバー6と、ロータ支持用の他方の軸受43を組付けたロータ42とを用意する。そして、リヤカバー6内にロータ42を装入した後、その上にケーシング本体3を被せ、該ケーシング本体3とリヤカバー6とをボルト5により締付け固定する。これによって図5および図6に示すように、ステータ41とロータ42とがケーシング本体3とリヤカバー6とにより挟み込まれた状態で位置固定され、電動モータ40を組付けたサブアセンブリ体70が完成する。
次に、図5に示すように、予め入力ロッド9を連結した入力ピストン32とブースタピストン31とを一対のばね60(60A、60B)を介して組付けると共に、ブースタピストン31の外周に戻しばね58を巻装したピストン組立体30と、ねじ軸54にボール53を介してナット部材53を組付けたボールねじ機構50とを用意する。なお、ボールねじ機構50については、図7に正面図を示す。そして、電動モータ40を組付けたサブアセンブリ体70に対し、先ずボールねじ機構50を装入し、続いてピストン組立体30を装入し、最終的にモータ組立体70のケーシング本体3の全体にフロントカバー4(図1)をボルト止めし、これにて本電動倍力装置1は完成する。
ところで、電動モータ40については、そのロータ42が正常に回転するかどうかを検査する必要があり、本電動倍力装置の製造においては、ピストン組立体30およびボールねじ機構50を組付ける前のサブアセンブリ体70(電動モータ単体)の状態で検査を行う。この場合、ケーシング2の一端側開口(開口部)3bは、ボールねじ機構50の外径より大きな径寸法を有しているので、前記電動モータ単体の検査を行った後、ケーシング2を解体することなく、前記一端側開口3bからボールねじ機構50を組付けることができる。
以下、上記のように構成した電動倍力装置1の作用を説明する。
ブレーキペダルBが操作されると、入力ロッド9と一体に入力ピストン32が前進し、その動きがポテンショメータ65により検出される。すると、ポテンショメータ65からの信号を受けてコントローラCが電動モータ40に起動指令を出力し、これにより電動モータ40のロータ42が回転して、その回転がボールねじ機構50に伝達され、ねじ軸54が前進してその動きにブースタピストン31が追従する。すなわち、入力ピストン32とブースタピストン31とが一体的に前進し、ブレーキペダルBから入力ピストン32に付与される入力推力と電動モータ40からブースタピストン31に付与されるブースタ推力とに応じたブレーキ液圧がタンデムマスタシリンダ10内の圧力室17、18に発生する。
このとき、ポテンショメータ65と回転センサ66との検出信号に基づき、入力ピストン32の絶対変位とブースタピストン31の絶対変位との差により両ピストンの相対変位量が分かる。そこで、入力ピストン32とブースタピストン31との間に相対変位が生じないように電動モータ40のロータ42の回転を制御すると、両ピストン32と31との間に介装した一対のばね60(60A、60B)が中立位置を維持する。このときの倍力比は、両ピストンの相対変位量がゼロであることから、ブースタピストン31の受圧面積と入力ピストン32の受圧面積との面積比で一義的に定まり、汎用の真空倍力装置と同様となる。
一方、上記中立位置からブースタ推力によりブレーキ液圧を増加させる方向(前方)へブースタピストン31を相対変位させると、倍力比が大きくなり、電動モータ40が倍力源として働いて、ペダル踏力(ペダル入力)の大きな低減を図ることができる。また、この場合、ブースタピストン31の相対変位に応じて、後側のばね60Bの付勢力が増大し、この付勢力によって入力ピストン32に伝わるブレーキ液圧の反力が付勢力の分だけ相殺され、これによりペダル踏力(入力)に対して倍力比を十分に大きくすることができる。逆に、中立位置からブースタ推力によりブレーキ液圧を減少させる方向(後方)へブースタピストン31を相対変位させると、このブースタピストン31の相対変位に応じて前側のばね60Aの付勢力が増大する。そして、この付勢力によって入力ピストン32に伝わる反力が強まり、ペダル踏力(入力)に対して倍力比を小さくすることができる。
上記ブレーキの解除すなわちブースタピストン31の後退は、電動モータ40のロータ42を逆方向に回転させてボールねじ機構50のねじ軸54を後退させることにより行われるが、前記ブースタピストン31にはマスタシリンダ10内の液圧による反力と戻しばね58のばね力とがかかっているので、前記ねじ軸54の動きに追従してブースタピストン31が後退する。
ここで、ブースタピストン31とボールねじ機構50のねじ軸(直動部材)54とは、フランジ部材78を介して当接しているだけであるので、万一、電動モータ40が故障(フェール)した場合には、ブレーキペダルBの踏込みに応じて前進する入力ピストン32の動きにばね60を介してブースタピストン31が追従し、これによって入力ピストン32とブースタピストン31とが一体的に前進して所定の制動力が得られる。また、制動中、万一電動モータ40に故障が発生しても、前記戻しばね58のばね力によってブースタピストン31と一体にねじ軸54が後退するので、ブレーキが自動的に解除される。
本実施形態においては特に、電動モータ40の回転が、ボールねじ機構50により運動変換してブースタピストン31に伝達されるので、電動モータ40からブースタピストン31への駆動伝達は円滑となり、ブースタ推力の付与は安定する。また、ボールねじ機構50の採用により、ブースタピストン31から電動モータ40にモーメントが作用することがなくなるので、その分、電動モータ40にかかる負荷も低減する。また、電動モータ40によりボールねじ機構50を直接駆動するので、静粛性、信頼性に優れたものとなる。
ところで、本実施形態では、車両に対する入力ピストン32の絶対変位およびブースタピストン31の絶対変位を検出するポテンショメータ65、回転センサ66を設けているので、入力ピストン32(ブレーキペダルB)のストロークや踏込み速度に応じたブレーキアシスト制御、回生協調制御、車両追従(ACC)制御等にこれらの検出結果を有効に活用できる。
すなわち、図8の模式図に示すように、マスタシリンダ10の圧力室17、18とこれに連通する配管やディスクブレーキなど全ての負荷側要素の剛性(液量対発生液圧)との関係を、マスタシリンダ圧力室17の断面積(Ai+Ab)に等しい断面積を有するピストン10Bの変位Xmとそれに取付けられたばね要素10Cのばね定数kmとに置換えて考察する。この場合、前記入力ピストン32およびブースタピストン31の変位(ストローク)をそれぞれXi,Xb、最終的にマスタシリンダ圧力室17に面している部分での入力ピストン32の発生力(入力推力)およびブースタピストン31の発生力(ブースタ推力)をそれぞれFi,Fbとすると、力の釣合いから下記(1)式の関係が得られる。
Fi+Fb=(Ab×Xb+Ai×Xi)/(Ab+Ai)×km …(1)
ここで、Fb=Ab/Ai×Fiだから、この(1)式は、下記(2)式のようになる。
Fi=(Ab×Xb+Ai×Xi)/(Ab+Ai)2×Ai×km …(2)
一方、ブレーキペダルBからの入力(ペダル入力)をFiBとし、入力ピストン32とブースタピストン31との間に介装したばね85のばね定数をksとすると、FiBは以下の(3)式で与えられるので、上記(1)式とこの(2)式との関係から、下記(4)式が得られる。
FiB=Fi−ks×(Xb−Xi) …(3)
FiB=(Ab×Xb+Ai×Xi)/(Ab+Ai)2×Ai×km−ks×(Xb−Xi) …(4)
ここで、Xb=Xi(相対変位なし)とすると、(4)式は次の(5)式となり、所定の倍力比となるペダルフィーリング(ペダル入力とストロークの関係)が得られる。
FiB=Ai/(Ab+Ai)×Xi×km …(5)
一方、倍力比を変えるために、入力ピストン32とブースタピストン31との相対変位(Xb−Xi)を与えるようにブースタピストン31を制御すると、(5)式より負荷側のばね定数kmとばね60のばね定数ksとによりペダルフィーリングが変化することがわかる。
図9は、ペダル入力FiBを一定速度で増加させ、その途中で電動モータ40によるブレーキアシストを作動させたときの推力Fの変化を、図10は、そのときの入力ピストン32のストローク(ペダルストローク)Xiの変化をそれぞれみたものである。これより、入力ピストン32とブースタピストン31との間に介装したばね60のばね定数ksが大きいとブレーキペダルBは前に進み(図10(a))、従来のブレーキアシストが作動したときのペダルフィーリングを実現できる。これに対し、ばね定数ksが小さいとブレーキペダルBは逆に戻され(図10(b))、緊急時にブレーキアシストを作動させつつブレーキペダルBのショートストローク化が可能になる。一方、ばね定数ksを適当な大きさに設定すると、入力ピストン32は連続的に変化し(図10(c))、ブレーキアシストを作動させてもブレーキペダルBへの影響はほとんどなくなる。すなわち、ブレーキアシストの作動(ブースタピストン31の前方への移動)によりマスタシリンダ10の圧力室17から入力ピストン32にかかる液圧反力が増加しても、その増加分の液圧反力と相対変位により入力ピストン32を前方に付勢するばね60のばね力とがほぼ等しくなり、増加分の液圧反力がばね力によってほぼ完全に相殺され、ブレーキペダルBへの影響を解消することが可能になる。
ここで、ブレーキペダルBへの影響をなくするために要求されるばね60のばね定数ksは、上記(5)式を下記(6)式とするために必要な大きさであり、(7)式のように決めることができる。
FiB=Ai/(Ab+Ai)×Xi×km …(6)
ks=(Ab×Ai)/(Ab+Ai)2×km …(7)
一方、ブレーキ液圧Pm、圧力室17の液量Vmは、下記(8)式、(9)式のように表わされる。
Pm=(Ab×Xb+Ai×Xi)/(Ab+Ai)2×km …(8)
Vm=Ab×Xb+Ai×Xi …(9)
よって、PmとVmとは、下記(10)式の関係となり、これを変換すると下記(11)式が得られる。
Pm=Vm/(Ab+Ai)2×km …(10)
km=Pm/Vm×(Ab+Ai)2 …(11)
したがって、このkmを上記(7)式に代入すれば、下記(12)式が得られる。
ks=Ai×Ab×Pm/Vm …(12)
すなわち、入力ピストン32とブースタピストン31との間に介装されるばね(付勢手段)60のばね定数ksを、マスタシリンダ10の圧力室17に臨む入力ピストン32およびブースタピストン31の受圧面積Ai、Abと、マスタシリンダ10のブレーキ液圧Pmおよび液量Vmとに基づいて決定することが可能になる。すなわち、入力ピストン32およびブースタピストン31の受圧面積Ai、Abは既知であり、また、マスタシリンダの液量Vmの増減に伴うブレーキ液圧Pmの増減の比率は適用車両によって決まっているので、これらから求まる設定値とばね定数ksとが一致するようにすれば、図10の(c)の関係とすることができる。つまり、ブレーキアシストの作動(ブースタピストン31の前方への移動)によりマスタシリンダ圧力室17から入力ピストン32にかかる液圧反力の増加分と、ブースタピストン31と入力ピストン32との相対変位により入力ピストン32を前方に付勢するばね60のばね力とをほぼ等しくすることが可能になる。なお、ばね定数ksが上記設定値よりも大きい場合には図10の(a)の関係となり、逆に、ばね定数ksが上記設定値よりも小さい場合には図10の(b)の関係となる。
ところで、本電動倍力装置1を回生協調ブレーキシステムに組込む場合、ペダル入力FiBとブレーキ液圧Pmとの関係は図11に示すようになる。図11において、Preは回生制動により発生するブレーキ液圧であり、ペダル入力FiBがFaのときに回生制動を作動させたとすると、本電動倍力装置1は、ブースタピストン31を後方にPre相当分だけ変位させればよいことになる。この場合、ばね定数ksが上記(12)式の関係にあれば、ブレーキ液圧Pmは、Pre相当分だけ低下するが、この低下したPre相当分とほぼ等しいばね60のばね力が入力ピストン32を後方に付勢するように作用するので、全体では、ペダルストロークXi相当の制動力に見合う反力がブレーキペダルB(入力ピストン32)に維持される。このとき、ペダル入力FiBは、(6)式に従いXiとkmとで決定される値に維持される。この結果、マスタシリンダ10からブレーキペダルB(入力ピストン32)にかかる、液圧とばね60のばね力との総和による反力を変えることなく、マスタシリンダ10で発生する制動力(液圧)を増減できる。
本実施形態において、ブースタピストン31およびボールねじ機構50のねじ軸(直動部材)54に戻し方向の付勢力を付与する戻しばね58は、上記回生制動時の減速度(例えば、0.3G)に相当するブレーキ液圧に達するまでは、入力ピストン(第1の部材、軸部材)32によるブレーキ液圧を発生させないようにセット荷重が設定されている。すなわち、ばね60のばね定数ksに、回生制動をするブレーキ液圧の上限に相当する入力ピストン32のストロークXmaxを乗じた値よりも大きくなるように戻しばね58のセット荷重Freが設定されている(Fre>ks・Xmax)。これにより、回生制動時に余分なブレーキ液圧が発生せず、良好なブレーキフィーリング性が確保される。
また、本電動倍力装置50を先行車両追従システム(ACC)に組込む場合、ブースタピストン31の変位Xbとマスタシリンダ液圧Pmとの関係は図12に示すようになる。この場合、ある時間taから先行車両に追従して減速を開始するとすれば、図示しないECUから必要な減速度の指令を受けて、ブースタピストン31を前方に変位させ、ブレーキ液圧Pmを発生させる。すると、車両は、ブレーキ液圧Pmの発生に従い減速を始めるが、この場合も、ブースタピストン31と入力ピストン32との相対変位により入力ピストン32を前方に付勢するばね60のばね力と、マスタシリンダ圧力室17から入力ピストン32にかかる液圧反力の増加分とが等しくバランスすることによりブレーキペダルBが動くことはない(Xiは図12の変位0の位置にある)。ここで、入力ピストン32は、入力ロッド9のフランジ部38がリヤカバー6の内方突起39に当接する位置が後退端となっているので、ばね60のばね定数ksを上記設定値より少し小さめに設定することにより、入力ピストン32にかかる液圧反力の増加分を入力ピストン32を前方に付勢するばね60のばね力よりも少し大きくするようにしてもよい。このようにすることで、ブレーキパッドの厚さ変動(例えば、ブレーキパッドの偏摩耗)などで、マスタシリンダ10のばね定数kmが小さくなっても(この場合、(7)式の関係よりばね60のばね定数ksを小さくしなければならないが)、この分を予め見込んで、ばね定数ksを上記設定値より少し小さめに設定しているので、ブレーキペダルBが進まないシステムを実現できる。
以上の説明においては、便宜上、マスタシリンダ10のばね定数kmは、線形(リニア)特性を有するものとして説明したが、実際には、ばね定数kmは、例えば、図13に示すようにピストン10Bの変位とこれにより生じる液圧が非線形特性となるのが一般的である。このため、ペダルフィーリングに関して特に影響を感じる回生制動の領域(例えば、減速度が0.3G以下の液圧領域)に合わせてばね60のばね定数ksを設定することにより、好ましいペダルフィーリングを得ることができる。この場合、上記(12)式のPm/Vmに代えて、上記回生制動の領域における微小液量ΔVmの増減に伴う微小ブレーキ液圧ΔPmの増減の変化率を用いた下記(13)式に基づきばね60のばね定数ksを求めればよい。
ks=Ai×Ab×ΔPm/ΔVm …(13)
なお、上記図13では図8の模式図に基づくためマスタシリンダ10の無効ストローク分は考慮していない。
このように本実施形態の電動倍力装置1によれば、電動モータ40によるブレーキ操作が行われても、ブレーキペダルBが影響を受けることがないので、良好なペダルフィーリングが維持され、ブレーキアシストシステムはもちろん、回生協調ブレーキシステムや先行車両追従システムなどへの適用において装置に対する信頼性が向上する。また、入力ピストン32およびブースタピストン31との間に所定のばね定数を有するばね60を介装するだけなので、構造が複雑大型になることはなく、コスト面並びに車両搭載性の面での利点も大きい。
ここで、上記実施形態においては、電動モータ40を制御するコントローラCをケーシング(モータケーシング)2から切り離して設置したが、本発明は、図14に示すように、該コントローラC(制御基板)をケーシング2に取付けるようにしてもよいものである。この場合は、ケーシング本体3の外周面の一部に平坦な座部80を設け、該座部80にシール部材81を介してコントローラCの本体C1を載置固定すればよい。なお、コントローラCは、本体C1内に2枚の基板C2を座部80の平坦面と平行に収納してなっており、該基板C2の収納部はカバーC3によって閉じられている。2枚の基板C2のうち1枚の基板は直流電流を交流化して三相モータへの制御電流を供給するためのパワーモジュールとなっている。また、他の1枚は車両のメインコントローラ(図示せず)との通信と前記パワーモジュールの制御とを行う通信制御モジュールである。通信制御モジュールには、前記レゾルバステータ67に接続された6芯信号線が本体C1内で接続され、前記メインコントローラとの接続のための2芯の通信信号線(シリアル通信)が本体C1から導出されている。このようにコントローラCをケーシング2に一体化した場合は、直流電流を供給する2本の信号線(電源線)と2芯の通信信号線とを配線するだけで、三相モータへの制御電流を供給するための3本の信号線(電源線)やレゾルバステータ67との6芯信号線が大きく空中配線されることがなくなるので、ケーシング2の周りが簡素となり、車両への搭載性が向上する。
本発明の一つの実施形態としての電動倍力装置の全体構造を示す断面図である。 本電動倍力装置の要部構造を示す断面図である。 本電動倍力装置と組合せるマスタシリンダの構造を示す断面図である。 本電動倍力装置の組立手順の初期段階を示す断面図である。 本電動倍力装置の組立手順の最終段階を示す断面図である。 本電動倍力装置におけるモータ組立体の構造を示す正面図である。 本電動倍力装置におけるボールねじ機構の構造を示す正面図である。 本電動倍力装置の基本概念を示す模式図である。 本電動倍力装置におけるブレーキアシスト作動時の入力、出力特性の経時変化を示すグラフである。 本電動倍力装置におけるブレーキアシスト作動時のペダルストロークの経時変化を示すグラフである。 本電動倍力装置を回生協調ブレーキシステムに組込んだときのペダル入力とブレーキ液圧の経時変化を示すグラフである。 本電動倍力装置を先行車両追従システムに組込んだときのブースタピストン変位とブレーキ液圧の経時変化を示すグラフである。 本電動倍力装置と組合せるマスタシリンダにおけるピストン変位と液圧との実際の相関を示すグラフである。 モータケーシングにコントローラを一体化した、本発明の実施形態を示す断面図である。
符号の説明
1 電動倍力装置
2 ケーシング(モータケーシング)
3 ケーシング本体(前側ケーシング部材)
3a 開口部(一端側開口)
6 リヤカバー(後側ケーシング部材)
9 入力ロッド(入力部材)
10 タンデムマスタシリンダ
17、18 マスタシリンダの圧力室
31 ブースタピストン
32 入力ピストン
40 電動モータ
41 電動モータのステータ
42 電動モータのロータ
50 ボールねじ機構(回転−直動変換機構)
66 回転センサ
B ブレーキペダル
C コントローラ(制御基板)

Claims (17)

  1. ブレーキペダルと連動する入力部材の移動に応じて電動モータを駆動して回転−直動変換機構を介してマスタシリンダのピストンを助力し、該マスタシリンダ内にブレーキ液圧を発生させる電動倍力装置において、
    前記電動モータは、コイルを内蔵するステータと、ステータへの通電により回転する中空のロータとを環状のモータケーシング内に組付けて構成され前記ステータとロータとが組付けられた前記モータケーシングの軸方向の一端側開口該開口を通して前記回転−直動変換機構を前記ロータに嵌合させるべく、前記回転−直動変換機構の外径よりも大きな径寸法で形成されていることを特徴とする電動倍力装置。
  2. 前記モータケーシングの一端側開口は、前記マスタシリンダが接続される側に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動倍力装置。
  3. 前記回転−直動変換機構と前記電動モータのロータとは、該ロータの軸方向で当接していることを特徴とする請求項1または2に記載の電動倍力装置。
  4. 前記モータケーシングの他端側には、前記回転直動−変換機構の直動部材を回動不能にする突起が、該直動部材の内部に挿入されるように配置されていること特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電動倍力装置。
  5. 前記モータケーシングの他端側には、前記回転直動−変換機構の直動部材の後退を規制する部位が形成されていること特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電動倍力装置。
  6. 前記マスタシリンダのピストンおよび前記入力部材は、前記モータケーシングの一端側開口を挿通して前記回転直動−変換機構の内部に配置されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の電動倍力装置。
  7. 前記モータケーシングは、前記マスタシリンダが取付けられる前側ケーシング部材と車両へ取付けられる後側ケーシング部材とからなり、該両ケーシング部材は、前記ステータおよびロータを軸方向に挟み込んだ状態で締結により一体化されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の電動倍力装置。
  8. 前記モータケーシングの一端側開口は、前記前側ケーシング部材に設けられていることを特徴とする請求項に記載の電動倍力装置。
  9. 前記モータケーシングには、前記電動モータを制御する制御基板が取付けられていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の電動倍力装置。
  10. ブレーキペダルと連動する入力部材の移動に応じて電動モータを駆動して回転−直動変換機構を介してマスタシリンダのピストンを助力し、該マスタシリンダ内にブレーキ液圧を発生させる電動倍力装置の製造方法において、コイルを内蔵するステータと該ステータへの通電により回転するロータとを環状のモータケーシング内に組付けて前記電動モータを作製し、前記モータケーシングの軸方向の一端側開口を前記回転−直動変換機構の外径よりも大きな径寸法とし、当該開口から前記回転−直動変換機構を前記ロータの内周に嵌合させて、該回転−直動変換機構を該電動モータに組付けることを特徴とする電動倍力装置の製造方法。
  11. 前記モータケーシングの一端側開口を、前記マスタシリンダが接続される側に形成することを特徴とする請求項10に記載の電動倍力装置の製造方法。
  12. 前記回転−直動変換機構と前記電動モータのロータとを、該ロータの軸方向で当接させることを特徴とする請求項11に記載の電動倍力装置の製造方法。
  13. 前記マスタシリンダ内のピストンと前記入力部材とを、前記モータケーシングの一端側開口から前記回転直動−変換機構の内部に挿入して組付けることを特徴とする請求項12に記載の電動倍力装置の製造方法。
  14. 前記モータケーシングは、前記マスタシリンダが取付けられる前側ケーシング部材と車両へ取付けられる後側ケーシング部材とからなり、該両ケーシング部材により前記ステータおよびロータを軸方向に挟み込んで、両ケーシング部材を締結により一体化することを特徴とする請求項10に記載の電動倍力装置の製造方法。
  15. 前記モータケーシングの一端側開口を、前記前側ケーシング部材に形成することを特徴とする請求項14に記載の電動倍力装置の製造方法。
  16. 前記電動モータを作製した後、該電動モータのロータの回転検査を行い、その後に、前記回転−直動変換機構を該電動モータに組付けることを特徴とする請求項10に記載の電動倍力装置の製造方法。
  17. 電動モータを作製する前に、前記モータケーシングの内部に前記ロータの回転位置を検出する回転検出手段を予め組付けることを特徴とする請求項10乃至16の何れか1項に記載の電動倍力装置の製造方法。
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