JP5023936B2 - 正極用触媒及びリチウム空気二次電池 - Google Patents
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Description
具体的な空気電池としては、正極に酸素の酸化還元を行うことができる例えば多孔性の炭素材料を含有し、金属からなる負極を有する電池が提案されている(特許文献1参照)。かかる空気電池においては、酸素の酸化還元を促進するために、水溶液電解液を含有する空気電池の正極にペロブスカイト型化合物を触媒として用いることが提案されている(特許文献1参照)。また、La1-xCaxCoO3(0.05≦x≦0.9)を触媒として用いることも提案されている(特許文献2参照)。
また、空気二次電池としては、例えばリチウム過酸化物、並びにリチウム酸化物を正極に含み、電解質として、固体電解質層を有する空気リチウム二次電池も提案されている(特許文献3参照)。
また、固体電解質層を用いた従来の空気二次電池においても、過電圧の低下という問題は避けられない。よって、放電電圧が不十分になり、充電時に電圧が急激に上昇するおそれがあった。
該正極用触媒は、酸素の吸放出能を有する金属酸化物を含有し、
該金属酸化物は、少なくともCeO2を含有する固溶体、又はCeO 2 とAl 2 O 3 との複合材料であることを特徴とする正極用触媒にある(請求項1)。
そのため、上記正極活物質を上記リチウム空気二次電池の正極に用いた場合に、上記正極用触媒は、酸素の酸化還元を促進することができる。それ故、リチウム空気二次電池の過電圧を小さくすることができる。その結果、上記リチウム空気二次電池を、より高電圧で放電させることができると共に、低電圧で充電することができる。
即ち、リチウム空気二次電池においては、放電時には、酸素の還元が起こり、充電時には酸素の放出が起こる。そのため、電池内において、放電時には酸素が供給され、充電時には酸素が回収されることが要求される。上記正極用触媒は、酸素の吸放出能を有する。そのため、放電時における酸素の供給及び充電時における酸素の回収を促進することができる。
したがって、上記正極用触媒は、リチウム空気二次電池において、充電時には低電圧での充電を可能にし、放電時には高電圧での放電を可能にする。
該リチウム空気二次電池は、上記正極用触媒を正極に含有することを特徴とするリチウム空気二次電池にある(請求項8)。
そのため、上記リチウム空気二次電池においては、上記正極用触媒が充放電反応を促進することができる。それ故、上記リチウム空気二次電池は、充電時には低電圧で充電を行うことができると共に、放電時には高電圧で放電を行うことができる。
上記正極用触媒は、酸素の吸放出能を有する金属酸化物として、少なくともCeO2を含有する固溶体又は複合材料を含有する。
上述の金属酸化物は、金属元素の価数を変化させることにより酸素の吸放出を行うことができる。例えば4価の金属元素Mの酸化物の場合、2MO2→M2O3+1/2O2及びM2O3+1/2O2→2MO2という吸放出反応が進行し、触媒活性点での雰囲気に応じて酸化物が変化することにより、反応が促進されると考えられる。
この場合には、上記正極用触媒の酸素の吸放出能をより向上させることができる。
上記固溶体としては、CeO2と、Zr、Y、Nd等の酸化物との組み合わせを採用することができる。
この場合には、上記正極用触媒の酸素の吸放出能をより一層向上させることができる。
この場合にも、上記正極用触媒の酸素の吸放出能をより一層向上させることができる。
この場合には、上記正極用触媒の酸素の吸放出能をさらにより一層向上させることができる。
熟成温度が100℃未満の場合には、水酸化セリウム及び水酸化アルミニウムの生成を充分に促進させることができなくなるおそれがある。一方200℃を越える場合には、水蒸気圧が高くなり、高圧に耐える装置が必要となり、製造コストが増大するおそれがある。より好ましくは、100℃〜150℃がよい。
温度500℃未満の場合には、CeO2とAl2O3との複合材料がアモルファス状態になり、触媒性能の安定性が悪くなるおそれがある。一方、900℃を越える場合には、上記複合材料の表面積が小さくなり、酸素の吸放出能の向上効果が小さくなるおそれがある。
また、上記沈殿物の焼成は、2段階以上の温度に分けて行うことができるが、最終的な焼成温度を上述の500℃〜900℃にすることができる。
具体的には、例えばAサイト元素にLa及びCaを含有し、Bサイト元素にCoを含有するペロブスカイト型複合酸化物等を用いることができる。
この場合には、酸素分子の還元及び発生を大きく促進させることができる。
貴金属としては、具体的には、例えばPt、Rh、Pd、Ag、Ru等から選ばれる1種以上の金属を用いることができる。
この場合には、室温で比較的低い電圧で充電できるという上記正極用触媒の特徴を充分に生かすことができる。
上記非水電解液は、例えば有機溶媒に電解質を溶解することにより作製することができる。
上記電解質としては、例えばリチウム塩を用いることができる。この場合には、リチウム塩は有機溶媒に溶解することによって解離し、リチウムイオンとなって電解液中に存在する。使用できるリチウム塩としては、例えばLiBF4、LiPF6、LiClO4、LiCF3SO3、LiAsF6、LiN(CF3SO2)2、LiN(C2F5SO2)2等が挙げられる。これらのリチウム塩は、それぞれ単独でもよく、又はこれらのうちから2種以上を併用することもできる。
この場合には、簡単に上記リチウム空気電池用の正極を作製することができる。
この場合には、酸素との接触面積が大きくなり、上記リチウム空気電極の充放電容量を向上させることができる。具体的には、例えば、活性炭、黒鉛、カーボンブラック、コークス、及び炭素繊維等を用いることができる。
上記集電体としては、例えばNiメッシュ、Auメッシュ、及びステンレスメッシュ等を用いることができる。
上記正極用触媒の占める割合が0.01質量%未満の場合には、触媒による本発明の効果が不十分になるおそれがある。一方、50質量%を越える場合には、正極の導電性が低下し、電池から取り出せる電流が不十分になるおそれがある。より好ましくは、2〜30質量%がよい。
具体的には、上記リチウム空気二次電池は、上記正極と上記負極との間に、これらを分離するセパレータと上記非水電解液とを有し、上記正極は、上記セパレータと反対側に空気との接触部を有していることが好ましい(請求項11)。
この場合には、本発明の効果を示すリチウム空気二次電池を簡単に構成することができる。
上記正極用触媒中に含まれる上記金属酸化物は、空気との上記接触部において酸化還元反応により酸素の吸収及び放出を行うことができる(請求項12)。
また、上記非水電解液は、上記セパレータに含浸させることができる。そして、この場合には、上記非水電解液を含浸させた上記セパレータを上記正極と上記負極との間に狭装させることができる。
この場合には、上記リチウム空気二次電池の正極に酸素を供給しつつ、水分の進入を防止することができる。
上記酸素透過膜としては、空気中の酸素を透過させ、かつ水分の進入を防止できる撥水性の多孔質膜等を用いることができる。具体的には、例えば、ポリエステルやポリフェニレンサルファイド等からなる多孔質膜を用いることができる。
次に、本発明の実施例につき、図1〜図5を用いて説明する。本例においは、リチウム空気二次電池用の正極用触媒を作製し、該正極用触媒を用いてリチウム空気二次電池を作製する。
また、図1及び図2に示すごとく電池ケース6は、本体部61と蓋部62と絶縁部63とからなり、蓋部62には電池内に空気を導入するための貫通孔625が設けられている。この貫通孔625からリチウム空気二次電池1内に酸素が進入し、この酸素は酸素透過膜5を通過して、正極2に供給される。また、電池ケース6の本体部61と蓋部62とは、絶縁材料からなる絶縁部63を介してかしめ加工や溶着等により接合される。
即ち、まず水中で硝酸セリウムと硝酸ジルコニルとを混合し、混合水溶液を作製した。このとき、硝酸セリウムと硝酸ジルコニルとは、目的物であるCeO2−ZrO2固溶体におけるCeO2とZrO2との混合比が重量比で5:1となるように混合した。次いで、混合水溶液をビーカ内で撹拌しながら、混合水溶液にアンモニア水を滴下して中和し、沈殿物を生成させた。得られた沈殿物を大気中で温度400℃で5時間加熱することにより、共存する硝酸アンモニウムを蒸発及び分解させた。さらに大気中で温度600℃で5時間焼成することにより、CeO2−ZrO2固溶体粉末を得た。
具体的には、まず、以下のようにして正極2を作製した。
即ち、まず、14.6重量部の正極用触媒(試料E1)23と、83重量部の活性炭22とをエタノール中で混合して混合液を作製した。この混合液に、ポリテトラフルオロエチレン2.4重量部を混合することにより薄膜状の正極材料25を得た。次いで、5mgの活性炭22が含まれる量の正極材料25をNiからなる金属メッシュ(集電体)21に圧着し、真空乾燥させて板状の正極2を得た(図3参照)。
具体的には、まず、水中で、硝酸カルシウム、硝酸ランタン、及び硝酸コバルトをモル比でLa:Ca:Co=3:2:5となる混合比で混合し、混合水溶液を作製した。次いで、この混合液中に、La、Ca、及びCoの総モル数と同量のクエン酸を含む溶液を添加して撹拌した。その後、減圧蒸留することにより乾燥させ、原料粉末を得た。この原料粉末を大気中で温度200℃で2時間仮焼し、さらに温度700℃で2時間本焼成することにより、La0.6Ca0.4CoO3からなる正極用触媒を得た。これを試料E2とする。
具体的には、まず、活性炭97.4重量部をエタノール中に分散させて分散液を作製した。この分散液に、ポリテトラフルオロエチレン2.6重量部を混合することにより薄膜状の正極材料を得た。次いで、5mgの活性炭が含まれる量の正極材料をNiからなる金属メッシュに圧着し、真空乾燥させて板状の正極を得た。この正極を用いてリチウム空気二次電池を作製した。これを電池C1とする。
電池C1は、正極用触媒を含有していない正極を用いた点を除いては、上記電池E1と同様にして作製した。
各電池(電池E1、電池E2、及び電池C1)について、その正極のカーボン1g当りに50.5mAの電流を流して放電下限電圧2.0Vまで放電を行った。次いで、正極のカーボン1g当りに20.2mAの電流を流して充電上限電圧4.2Vまで充電を行った。そして、このときの各電池の電圧及び放電容量をそれぞれ測定した。なお、放電容量は、放電電流値(mA)を測定し、この放電電流値に放電に要した時間(hr)を乗じて得られた値を、電池内のカーボンの重量(g)で除することにより算出した。放電容量と同様に、充電容量は、充電電流値(mA)を測定し、この充電電流値に充電に要した時間(hr)を乗じて得られた値を、電池内のカーボンの重量(g)で除することにより算出した。その結果を図4、図5に示す。図4には、放電時における各電池の放電容量と電池電圧との関係を示す。また、図5には、充電時における各電池の充電容量と電池電圧との関係を示す。また、表1に、各電池について、放電時及び充電時における平均電圧をそれぞれ示す。
実施例1においては、酸素透過膜を用いたリチウム空気二次電池を作製したが、本例においては、酸素透過膜を用いずに、正極に種々の正極用触媒をそれぞれ含有する複数のリチウム空気二次電池を作製し、その特性の評価を行う。
また、図1及び図2に示すごとく電池ケース74は、本体部741と蓋部742と絶縁部743とからなり、蓋部742には電池内に空気を導入するための貫通孔745が設けられている。この貫通孔745からリチウム空気二次電池7内に酸素が進入し、正極71に供給される。また、電池ケース74の本体部741と蓋部742とは、絶縁材料よりなる絶縁部743を介して、かしめ加工や溶着等により接合される。このように、本例のリチウム空気二次電池7は、酸素透過膜を有していない点を除いては、実施例1のリチウム空気二次電池と同様の構造を有している。
まず、実施例1と同様に、CeO2−ZrO2固溶体に白金触媒を担持してなる正極用触媒(試料E1)を作製した。
次に、実施例1と同様に、14.6重量部の正極用触媒(試料E1)と、83重量部の活性炭とをエタノール中で混合して混合液を作製し、この混合液にポリテトラフルオロエチレン2.4重量部を混合することにより薄膜状の正極材料を得た。次いで、5mgの活性炭が含まれる量の正極材料をNiからなる金属メッシュ(集電体)に圧着し、真空乾燥させて板状の正極71を得た(図6参照)。
さらに実施例1と同様にして、正極71と負極72とを、予め非水電解液を含浸させた多孔性のポリエチレンシートからなるセパレータ73により隔てる形で電池ケース6の本体部61内に配置した(図6参照)。次いで、電池ケース74の本体部741の開口部分に、複数の貫通孔745が形成された蓋部742を配置し、蓋部742と本体部741とを接合させた。このようにして、図6に示すようなリチウム空気二次電池1を作製した。これを電池E3とする。
電池E3は、酸素透過膜を有していない点を除いては実施例1の上記電池E1と同様の電池である。
なお、本例においては明確に示していないが、実施例1と同様に、正極71及び負極72からは、電池ケース74外に電気的に導通する端子部(図示略)が設けられており、これらの端子部から電池の充電及び放電を行うことができる。
電池E4は、La0.6Ca0.4CoO3からなる正極用触媒(実施例1の上記試料E2)を正極に含有する参考例用のリチウム空気二次電池である。
次に、この正極用触媒(試料E2)を用いて、空気リチウム二次電池(電池E4)を作製した。電池E4は、正極用触媒として上記試料E2を用いた点を除いては、上記電池E3と同様にして作製した。
したがって、電池E4は、正極用触媒としてLa0.6Ca0.4CoO3を含有する点を除いては上記電池E3と同様のリチウム空気二次電池であり、酸素透過膜を有していない点を除いては、実施例1の上記電池E2と同様のリチウム空気二次電池である。
電池E5の作製にあたっては、まず、CeO2とAl2O3との複合材料からなる正極用触媒(試料E3)を作製した。
次に、この正極用触媒(試料E3)を用いて、空気リチウム二次電池(電池E5)を作製した。電池E5は、正極用触媒として上記試料E3を用いた点を除いては、上記電池E3と同様にして作製した。
次に、この正極用触媒(試料E4)を用いて、空気リチウム二次電池(電池E6)を作製した。電池E6は、正極用触媒として上記試料E4を用いた点を除いては、上記電池E3と同様にして作製した。
試料E5の作製にあたっては、まず、上記試料E3と同様のCeO2とAl2O3との複合材料粉末を作製した。
次に、ジニトロジアンミン白金硝酸を、これに含まれる白金量が5gとなる量で、水150mlに溶解して水溶液を作製した。この水溶液中に、複合材料粉末95gを添加して混合した後、温度500℃で3時間加熱することにより、CeO2とAl2O3との複合材料粉末に白金が5wt%担持された正極用触媒を得た。これを試料E5とする。即ち、試料E5は、試料E3と同様の複合材料に白金を担持させてなる正極用触媒である。
次に、この正極用触媒(試料E5)を用いて、空気リチウム二次電池(電池E7)を作製した。電池E7は、正極用触媒として上記試料E5を用いた点を除いては、上記電池E3と同様にして作製した。
電池E8の作製にあたっては、まず、MnO2からなる正極用触媒(試料E6)を準備した。MnO2としては市販のものを用いた。
次いで、この正極用触媒(試料E6)を用いて、空気リチウム二次電池(電池E8)を作製した。電池E8は、正極用触媒として上記試料E6を用いた点を除いては、上記電池E3と同様にして作製した。
具体的には、まず、実施例1の電池C1の場合と同様に、活性炭97.4重量部をエタノール中に分散させて分散液を作製し、この分散液に、ポリテトラフルオロエチレン2.6重量部を混合することにより薄膜状の正極材料を得た。次いで、5mgの活性炭が含まれる量の正極材料をNiからなる金属メッシュに圧着し、真空乾燥させて板状の正極を得た。この正極を用いて、その他は上記電池E3と同様にしてリチウム空気二次電池を作製した。これを電池C2とする。
電池C2は、正極に正極用触媒を含有していない点を除いては上記電池E3と同様のリチウム空気二次電池であり、酸素透過膜を有していない点を除いては実施例1の上記電池C1と同様のリチウム空気二次電池である。
温度30℃条件下で充放電試験を行った結果を表2に示す。また、このときの放電時における各電池の放電電圧と電池電圧との関係を図7に示す。また、充電時における各電池の充電電圧と電池電圧との関係を図8に示す。
また、温度25℃の条件下で充放電試験を行った結果を表3に示す。
即ち、表3より知られるごとく、電池E3〜電池E8は、電池C2に比べてより高い電圧で放電を行うことができた。
また、電池E3〜電池E8は、温度25℃の条件下でも4〜4.3Vという比較的低い電圧で、かつ比較的一定の電圧で充電を行うことができた。一方、電池C2は、充電を開始してから電池電圧が急激に上昇した。そして、電池電圧は、短時間で放電上限電圧の4.2Vにまで達し、さらには4.5Vを越えるまでに到った。
2 正極
21 集電体
22 炭素材料
23 正極用触媒
3 負極
4 セパレータ
Claims (12)
- 電解液として非水電解液を有すると共に、金属Liよりなる負極を有するリチウム空気二次電池の正極に用いられる正極用触媒であって、
該正極用触媒は、酸素の吸放出能を有する金属酸化物を含有し、
該金属酸化物は、少なくともCeO2を含有する固溶体、又はCeO 2 とAl 2 O 3 との複合材料であることを特徴とする正極用触媒。 - 請求項1において、上記正極用触媒は、上記金属酸化物としてCeO2の固溶体を含有することを特徴とする正極用触媒。
- 請求項2において、上記正極用触媒は、上記金属酸化物としてCeO2とZrO2との固溶体を含有することを特徴とする正極用触媒。
- 請求項1において、上記正極用触媒は、上記金属酸化物としてCeO2とAl2O3との複合材料を含有することを特徴とする正極用触媒。
- 請求項4において、上記複合材料は、セリウム塩とアルミニウム塩とを水に溶解してなる水溶液にアルカリを加えて水酸化セリウム及び水酸化アルミニウムを含有する沈殿物を生じさせ、該沈殿物を焼成してなることを特徴とする正極用触媒。
- 請求項1〜5のいずれか一項において、上記金属酸化物には、貴金属が担持されていることを特徴とする正極用触媒。
- 請求項1〜6のいずれか一項において、上記正極用触媒は、平均電圧3.5V〜4.3Vで充電する上記リチウム空気二次電池に用いられることを特徴とする正極用触媒。
- 電解液として非水電解液を有すると共に、金属Liよりなる負極を有するリチウム空気二次電池において、
該リチウム空気二次電池は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の正極用触媒を正極に含有することを特徴とするリチウム空気二次電池。 - 請求項8において、上記正極は、上記正極用触媒と炭素材料と有機バインダーとを含有する正極材料を集電体に圧着してなることを特徴とするリチウム空気二次電池。
- 請求項9において、上記正極用触媒は、上記正極において、上記正極用触媒と上記炭素材料と上記有機バインダーとの合計量中の0.01〜50質量%を占めることを特徴とするリチウム空気二次電池。
- 請求項8〜10のいずれか一項において、上記リチウム空気二次電池は、上記正極と上記負極との間に、これらを分離するセパレータと上記非水電解液とを有し、上記正極は、上記セパレータと反対側に空気との接触部を有していることを特徴とするリチウム空気二次電池。
- 請求項11において、上記正極用触媒中に含まれる上記金属酸化物は、上記接触部において酸化還元反応により酸素の吸収及び放出を行うことを特徴とするリチウム空気二次電池。
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