JP5021380B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性物品に関する。
生理用ナプキン等の吸収性物品においては、肌当接面から吸収体に吸収させた経血等が、加圧等により肌当接面に逆戻りして、べたつくことがある。
べたつきを低減する方法としては、肌当接面を形成する表面シートに凹凸を設けて、肌との接触面積を低減したり、表面シートに嵩高な不織布を用いたりすることが行われている。
また、吸収性物品においては、吸収体の吸収性能を向上させるべく、吸収体に用いる高吸水性ポリマーの改良や、高吸水性ポリマーの吸収体内での保持態様や吸収体の立体構造等の改変等に関する研究も行われている。
しかし、吸収性物品に要求される性能は、年々高まっており、従来の方法では、将来における要求に充分に応えられない恐れがある。
特許文献1には、水解性を有する基シートの少なくとも肌と接する面に、2点以上の融点ピーク温度を有する混合物質が塗られている水解性シートが記載されており、該混合物質に含まれる成分の一例としてショ糖エステルが記載されている。しかし、特許文献1に記載の発明においては、肌に接触したときのしっとり感を向上させるために、基シートに前記2点以上の融点ピークを有する混合物質を塗っており、特許文献1には、水解性シートを、吸収性物品における肌当接面以外の部位に用いることに関して何ら記載されていない。
特開2005−290618号公報
本発明の目的は、液の吸収速度が速く、スポット吸収性に優れ、液戻り量も少ない吸収性物品を提供することにある。
本発明は、糖アルキルエーテル及び糖脂肪酸エステルからなる群から選択される一又は二種以上の界面活性剤を含有するセルロース系親水性繊維を含む吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品は、液の吸収速度が速く、スポット吸収性に優れ、液戻り量も少ない。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態としての生理用ナプキン1(以下、ナプキン1ともいう)は、図1に示すように、肌当接面20を形成する液透過性の表面シート2、液不透過性又は撥水性の防漏シート3、及びこれら両シート2,3間に位置する吸収体4を具備し、該表面シート2と吸収体4との間にセカンドシート(中間層)5を具備する。
吸収体4は、パルプ繊維からなる繊維集合体42及び高吸水性ポリマー43からなる吸収性コア41と、吸収性コア41の肌当接面側を被覆する被覆シート44と、吸収性コア41の非肌当接面側を被覆する被覆シート45とからなる。被覆シート44と被覆シート45とは一枚の連続するシートであっても良いし、別体の2枚のシートであっても良い。
ナプキン1は、肌当接面20以外の部位に、糖アルキルエーテル及び糖脂肪酸エステルからなる群から選択される一又は二種以上の界面活性剤を含有するセルロース系親水性繊維を含んでいる。
肌当接面20とは、着用時に着用者の肌に当接される面であり、非肌当接面30とは、着用時に着用者の肌とは反対側に向けられる面である。
肌当接面以外の部位とは、肌当接面20を形成しているシート(本実施形態においては表面シート2)の該肌当接面20側の表面を除く趣旨であり、表面シート2が多層構造からなる場合には、表面シート2を構成する層のうち、肌当接面20を形成する最外層以外の層は、肌当接面以外の部位に含まれる。更に、肌当接面20を形成しているシートが、セルロース系親水性繊維を含む単層のシートであり、その裏面(肌当接面とは反対側の面)側のみに前記界面活性剤が塗布されている場合も、該界面活性剤を含有するセルロース系親水性繊維を肌当接面20以外の部位に含む場合に該当する。
なお、肌当接面20が上記界面活性剤で処理されていると、***液が表面シート2の表面上を容易に流れ(横拡散し)、吸収体4の内部に***液が入りにくく、モレが発生しやすくなるため好ましくない。
本発明で用いる界面活性剤は、糖アルキルエーテル及び/又は糖脂肪酸エステルである。
糖アルキルエーテルは、糖残基及びアルキル基が酸素に単結合した構造を有するものであり、Gを糖残基、R1をアルキル基とすると、一般式G−O−R1で表すことができる。
糖アルキルエーテルとしては、単糖または単糖が2以上縮合した多糖のアルキルエーテルが挙げられる。スポット吸収性の点から、単糖または単糖が2〜30縮合した多糖の炭素数1〜60のアルキルエーテルが好ましく、糖成分が単糖であるアルキルグルコシドがより好ましい。
アルキルグルコシドとしては、アルキル基の炭素数が1〜22のものがスポット吸収性および液吸収速度の点で好ましく、より好ましくはアルキル基の炭素数が4〜18、更に好ましくは8〜14のものである。なお、アルキル基は直鎖でも良いし分岐であっても良い。またアルキル鎖長に分布があっても良いが、上記範囲のアルキル鎖長のものが全アルキル基に対して60wt%以上存在しているのが良い。
またアルキルグルコシドのエーテル化度は、グルコース1分子中に存在する5つの水酸基が全てアルキルエーテル化された場合をエーテル化度100%とするならば、
エーテル化度が2〜60%の範囲にある単一化合物又は混合物であることが好ましく、液の吸収速度、スポット吸収性の観点から、より好ましくは5〜45%、更に好ましくは15〜35%である。
糖脂肪酸エステルとしては、糖と飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸とがエステル結合した非イオン系の界面活性剤であり、単糖または単糖が2以上縮合した多糖の脂肪酸エステルが挙げられる。スポット吸収性の観点から、単糖または単糖が2〜30縮合した多糖の炭素数1〜60の脂肪酸エステルが好ましく、2糖類であるショ糖の脂肪酸エステルがより好ましい。
ショ糖脂肪酸エステルの構成脂肪酸は、一般式RCOOHで表したときのRが、炭素数が1〜30の、アルキル基、アルケニル基、フェニル基又はフェニレン基を有するアルキル基又はアルケニル基であることが、スポット吸収性及び液の吸収速度の点から好ましく、より好ましくは炭素数が4〜22のアルキル基、アルケニル基であり、更に好ましくは炭素数8〜18のアルキル基、アルケニル基である。なおこれらの脂肪酸は直鎖でも分岐であっても良い。またアルキル鎖長とアルケニル鎖長には分布があっても良いが、上記範囲のアルキル鎖長、アルケニル鎖長のものが全アルキル基、アルケニル基に対して60wt%以上存在しているのが良い。
ショ糖脂肪酸エステルのエステル化度(エステル置換度)は、ショ糖1分子中に存在する8個の水酸基が全てエステル化された場合をエステル化度100%とするならば、エステル化度が2〜60%の範囲にある単一化合物または混合物であることが好ましく、より好ましくは液の吸収速度、スポット吸収性の観点から5〜45%、更に好ましくは15〜35%である。
界面活性剤として用いるアルキルグルコシド及びショ糖脂肪酸エステルは、HLBが4〜20であることが好ましく、液の吸収速度、スポット吸収性を一層向上させる点から、より好ましくは9〜20、更に好ましくは12〜18である。なお本発明で用いるHLBはW.C.Griffinの式(J.soc.cosm.chemists ,S.249,1954)を用いて算出した値である。
界面活性剤を含有するセルロース系親水性繊維としては、パルプ繊維、コットン、レーヨン、キュプラ、リオセル、麻等が挙げられる。これらの繊維は、一種を単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。セルロース系親水性繊維は、パルプ繊維を主体とすることが、液の吸収速度の一層の向上の点から好ましい。
また、界面活性剤を含有するセルロース系親水性繊維は、特に限定されないが、長さ3〜30mm、直径5〜100μmの繊維を含むことが、風合い並びに取り扱いの点から好ましい。このような長さ及び直径を有する繊維は、界面活性剤を含有するセルロース系親水性繊維を含ませる材料(例えば、被覆シート、吸収性コア、中間層等)中のセルロース系親水性繊維の全量中に、50〜100重量%含まれることが好ましく、80〜100重量%含まれることがより好ましい。なお、セルロース系親水性繊維の断面が真円でない場合には、その直径は断面の長軸で測定する。この場合、10本以上の複数のセルロース系親水性繊維の直径を測定し、その平均値が上記直径の範囲であることが好ましい。
セルロース系親水性繊維とセルロース系親水性繊維以外の繊維とを混合して用いることもできるが、その場合、セルロース系親水性繊維の割合が50重量%以上であることが好ましく、より好ましくは70重量%、更に好ましくは90重量%以上である。
本実施形態におけるナプキン1は、吸収体4及び/又はセカンドシート(中間層)5に、上述した界面活性剤を含有するセルロース系親水性繊維を含んでいる。
具体的には、繊維集合体42、被覆シート44及びセカンドシート5の何れもが、パルプ繊維を主体として構成されており、それぞれの少なくとも一部におけるパルプ繊維が上述した界面活性剤を含有している。繊維集合体42、被覆シート44及びセカンドシート5は、それぞれ、パルプ繊維の含有率が50%以上であることが好ましく、70%以上であることがより好ましく、90%以上であることが更に好ましい。
セルロース系親水性繊維に上述した界面活性剤を含有させる方法は、特に制限されず、例えば、セルロース系親水性繊維に、当該界面活性剤を含む液(例えば、水希釈液)を噴霧又は塗工する方法、当該界面活性剤を含む液にセルロース系親水性繊維を浸漬させる方法等が挙げられる。
界面活性剤を含有するセルロース系親水性繊維は、上述した界面活性剤が表面に付着しているものであっても、内部に上述した界面活性剤を含むものであっても良い。更に、上述した界面活性剤が表面に付着していると共に内部に界面活性剤を含んでいるものであっても良い。
界面活性剤の使用量は、界面活性剤を含有させる前の吸収体4中のセルロース系親水性繊維100重量部に対して0.01〜10重量部であることが好ましく、より好ましくは0.05〜5重量部、更に好ましくは0.1〜1重量部、特に好ましくは0.5〜1重量部である。これらの範囲は、本発明の効果がより確実に奏されるようにする観点及び対効果との関係で界面活性剤の無駄を減らす観点等から好ましい。また、界面活性剤の使用量が多すぎると、血液粘度の低下が大きくなり、液戻りしやすくなることがあり、それを防止する観点からも上記範囲が好ましい。ここでいう、界面活性剤の使用量とは、完成した吸収性物品に残る界面活性剤の量である。
本実施形態のナプキン1のように、吸収体4が、界面活性剤を含有するセルロース系親水性繊維と高吸水性ポリマー43とを含む場合、該吸収体4中における該高吸水性ポリマー43の含有割合は、界面活性剤を含有させる前の吸収体4中のセルロース系親水性繊維100重量部に対して5〜300重量部であることが好ましく、より好ましくは10〜250重量部、より好ましくは15〜200重量部、特に好ましくは20〜120重量部である。これらの範囲は、液戻り量の点から好ましい。
本実施形態のナプキン1によれば、界面活性剤を含有するセルロース系親水性繊維を肌当接面以外の部位に含むことにより、含まない場合に比べて、吸収速度が速くなり、スポット吸収性に優れ、液戻り量も少ない。このような効果が得られる理由はまだ完全には解明されていないが、表面シート2上に供給された血液が、セカンドシート5及び/又は吸収体4中の界面活性剤と接触して、該血液の粘度及び表面張力が変化することによって、より血液が吸収体4中に引き込まれやすくなり、さらに血液が高吸水性ポリマーに吸収されやすい性状に改変されたためと考えられる。血液の高吸水性ポリマーに吸収されやすい性状とすることを阻害するため、前述の界面活性剤以外の剤を入れるのは好ましくない。
本実施形態のナプキン1の各部の形成材料について説明すると、表面シート2及び防漏シート3としては、それぞれ、この種の物品に従来用いられているものを特に制限なく用いることができる。例えば、表面シートとしては、各種製法による不織布、樹脂フィルムに開孔を形成したもの、これらの積層体等を用いることができる。防漏シート3としては、透湿性を有するか又は有さない熱可塑性樹脂のフィルム、撥水性の不織布、又はこれらの積層体等を用いることができる。
繊維集合体42、被覆シート44、45ならびにセカンドシート5としては、それぞれセルロース系繊維のみ、またはセルロース系繊維を含む不織布や、不織布化されていないウエブ、不織布やウエブの積層体等を用いることができる。また繊維集合体42、被覆シート44、45及びセカンドシート5のいずれか1つがセルロース系繊維を含んでいれば良く、その他はセルロース系繊維を含んでいない、不織布、不織布化されていないウエブ、不織布やウエブの積層体を用いることができる。被覆シート44、45が、界面活性剤を含有するセルロース系親水性繊維を含む場合、少なくとも吸収性コア41の肌当接面側面を被覆する被覆シート44が該繊維を含んでいることが好ましい。
被覆シート44は、液透過性であると共に、湿潤強度が高いことが好ましい。
高吸水性ポリマー43としては、この種の物品に従来用いられているものを特に制限なく用いることができるが、自重の20倍以上の液体を吸収でき且つゲル化し得るものが好ましく、例えば、デンプンや架橋カルボキシルメチル化セルロース、アクリル酸又はアクリル酸アルカリ金属塩とその他モノマーとの共重合体等、ポリアクリル酸及びそのアルカリ金属塩(部分又は完全中和物)並びにポリアクリル酸塩グラフト重合体を挙げることができる。特に好ましいのは、ポリアクリル酸アルカリ金属塩(部分又は完全中和物)である。これらの高吸水性ポリマーは、一種を単独で又は二種以上を組み合わせて用いることもできる
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明の吸収性物品は、上記実施形態に限定されず適宜変更可能である。
例えば、上述したナプキン1においては、繊維集合体42、被覆シート44及びセカンドシート(中間層)5のそれぞれがパルプ繊維を主体として構成され、それぞれの少なくとも一部におけるパルプ繊維が界面活性剤を含有していたが、これに代えて、繊維集合体42を構成するパルプ繊維のみが界面活性剤を含有していても良い。
また、被覆シート44を構成するパルプ繊維のみが界面活性剤を含有していても良い。
さらに、セカンドシート(中間層)5を構成するパルプ繊維のみが界面活性剤を含有していても良い。
吸収性コア41中に含まれる繊維集合体42のみ、被覆シート44のみ、セカンドシート5のみに界面活性剤が処理されていても液の吸収速度、スポット吸収性、液戻り量低減に効果が見られる。
尚、上述した実施形態において、セカンドシート5と被覆シート44、45は必要に応じて用いればよく、必要が無ければ省いてもかまわない。
また、吸収性コア41中の高吸水性ポリマー43は、図1に示すように、繊維集合体42中に略均一に分散保持されているのに代えて、繊維集合体42の厚み方向における表面シート側、防漏シート側又は中央部付近等に偏倚して存在していても良い。また、複数の層からなる繊維集合体の層間に高吸水性ポリマー43がサンドイッチされた状態で保持されていても良い。
本発明における吸収性物品は、生理用ナプキンの他、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド、使い捨ておむつ等であっても良い。
本発明の吸収性物品は、前記界面活性剤を含有するセルロース系親水性繊維を含む繊維層の平面方向に、前記界面活性剤が均一に分布しているものであっても良いし、繊維層の平面方向に、前記界面活性剤が塗布された領域と前記界面活性剤が塗布されていない領域とが混在するものであっても良い。繊維層の平面方向とは、繊維層の厚み方向に直交する方向である。
図2(a)及び図2(b)に示す繊維層(不織布からなるセカンドシート等)5A,5Bにおいては、各繊維層5A,5Bの平面方向に、前記界面活性剤が塗布された領域50と前記界面活性剤が塗布されていない領域51とが所定のパターンで混在している。界面活性剤が塗布された領域50と界面活性剤が塗布されていない帯状の領域51との面積割合(領域50:領域51)は、例えば10:90〜80:20とすることができる。
また、繊維層の平面方向に、界面活性剤が塗布された領域50と界面活性剤が塗布されていない領域51とを混在させる場合、界面活性剤は、刷毛やスプレーノズル等により塗布できるが、特に塗布方法は制限されない。
図2(a)に示す繊維層5Aにおいては、界面活性剤が塗布された領域50がストライプ状に形成されている。具体的には、界面活性剤が塗布された帯状の領域50が、繊維層5Aの一方向に延びるように多数本形成されており、隣接する帯状の領域50間に、界面活性剤が塗布されていない帯状の領域51が介在している。
繊維層5Aにおいて、帯状の領域50の幅は、例えば2〜20mmとすることができ、帯状の領域51の幅は、例えば1〜10mmとすることができる。
界面活性剤が塗布された領域50と界面活性剤が塗布されていない領域51とを混在させることにより、界面活性剤により血液を吸収体中に引き込まれやすい性状や、高吸水性ポリマーに吸収されやすい性状に改変することができると共に、界面活性剤が塗布されずに高い親水性を維持した領域51が存在する。これによって、吸収速度及び液戻り量をバランス良く向上させることができる。
また、繊維層5Aは、帯状の領域50が延びる方向に液が流れ易く、帯状の領域50が延びる方向に直交する方向に液が流れにくいため、該領域50が延びる方向を、吸収性物品の長手方向(着用時における着用者の前後方向)に一致させて吸収性物品に組み込むことにより、吸収性物品の側方からの液漏れ防止性が向上する。
図2(b)に示す繊維層5Bにおいては、前記界面活性剤が塗布された領域50が、相互間に間隔を設けてドット状(散点状)に形成されている。個々の領域50の平面視形状は円形であるが、円形に代えて、正方形、長方形、菱形、ハート形等、任意の形状とすることができる。個々の領域50の面積は例えば、5〜100mm2 とすることができ、隣接する領域50の中心点同士間の距離は、3〜10mmとすることができる。繊維層5Bにおいても、界面活性剤が塗布された領域50と界面活性剤が塗布されていない領域51とが混在することにより、吸収速度及び液戻り量をバランス良く向上させることができる。
〔実施例1〕
解繊パルプ繊維{平均長さ3mm、直径(長軸)10〜30μm、ウエハウザー製NB416}に、花王(株)製の界面活性剤(デシルグルコシド、商品名「マイドール10」)の1%水希釈液を噴霧し、パルプ繊維100重量部に対して、デシルグルコシドを0.6重量部付着させた。その後、温度80℃、相対湿度3%の送風定温乾燥機内に2時間放置して乾燥した。乾燥後、パルプ繊維を所定寸法(幅75mm、長さ200mm、厚さ2mm)に調整し、吸収性コアを作成した。坪量16g/m2 のパルプ繊維からなる吸収紙(被覆シート)で、吸収性コアの肌当接面及び非肌当接面を被覆して、坪量200g/m2 の吸収体を得た。得られた吸収体には、吸収体中のセルロース系親水性繊維100重量部に対して、0.5重量部の界面活性剤が付着されている。得られた吸収体と、市販の生理用ナプキン(商品名「ロリエ Superスリムガード しっかり昼用」、花王(株)製)に使用している表面シート、セカンドシート及びバックシート(防漏シート)を用いて、生理用ナプキンを作成した。
〔実施例2〜22〕
実施例1で用いたものと同じ解繊パルプ繊維100重量部に、実施例1に準じて、表1に示す種類の界面活性剤を表1に示す付着量となるように付着させ乾燥させた。乾燥したパルプ繊維を、高吸水性ポリマー(日本触媒(株)製アクアリック CA−4)30重量部と混合し、所定寸法(坪量168g/m2 、幅75mm、長さ200mm)に調整して、パルプ繊維/高吸水性ポリマー混合シートである吸収性コアを作成した。坪量16g/m2 のパルプ繊維からなる吸収紙(被覆シート)で、得られた吸収性コアの肌当接面及び非肌当接面を被覆して、坪量200g/m2 の、パルプ繊維/高吸水性ポリマー混合吸収体を得た。
実施例1における吸収体に代えて、このパルプ繊維/高吸水性ポリマー混合吸収体を用い、実施例1に準じて生理用ナプキンを作成した。
〔実施例23〕
実施例1で用いた解繊パルプ繊維90重量部とレーヨン繊維10重量部{長さ10〜20mm、直径(長軸)10〜24μm}とを混合し、これに実施例1で用いた界面活性剤(デシルグルコシド1%水希釈液)を噴霧して、パルプ繊維とレーヨン繊維の混合繊維100重量部に対してデシルグルコシドが0.6重量部になるよう付着させ、実施例1に準じて乾燥を行った。
この混合繊維を、界面活性剤を付着させた繊維として用いる以外は、実施例2〜22に準じて高吸水性ポリマーを含有する生理用ナプキンを作成した。
〔実施例24〕
パルプ繊維に界面活性剤を付着させない以外は、実施例2と同様にして、パルプ繊維/高吸水性ポリマー混合シートである吸収性コアを作成した。
一方、坪量16g/m2 のパルプ繊維からなる吸収紙(被覆シート)に実施例1使用の界面活性剤(デシルグルコシド)の1%水希釈液を噴霧し、前述の吸収性コア中のパルプ繊維も含んだ、吸収体中の全セルロース系親水性繊維(パルプ繊維)100重量部に対して、デシルグルコシドを0.6重量部付着させた。その後、温度80℃、相対湿度3%の送風定温乾燥機内に2時間放置して乾燥した。
前述の吸収性コアの全体を、界面活性剤を付着させた吸収紙(被覆シート)で被覆して、吸収体を作成した。その後は、実施例1と同様な操作により生理用ナプキンを作成した。
〔実施例25〕
パルプ繊維に界面活性剤を付着させない以外は、実施例2と同様にして、坪量170g/m2 パルプ繊維/高吸水性ポリマー混合シートである吸収性コアを作成し、吸収体とした。
一方、架橋パルプ繊維(ウエハウザー(株)製 HighBulkAdditive)からなる坪量30g/m2 のパルプシートに、実施例1使用の界面活性剤(デシルグルコシド)の1%水希釈液を噴霧し、パルプシートの架橋パルプ繊維100重量部に対してデシルグルコシドを2.4重量部付着させた。その後、温度80℃、相対湿度3%の送風定温乾燥機内に2時間放置して乾燥した。乾燥後、所定寸法(幅75mm、長さ200mm)に調整した。界面活性剤は、パルプシートの平面方向(厚み方向と直交する方向)に万遍なく均一に付着させた。
得られたパルプシートを前述の吸収体の肌当接面側にセカンドシートとして積層した。このようにして得た吸収体及びセカンドシートを用いた以外は、実施例1と同様にして、生理用ナプキンを作成した。表面シート及び裏面シートは、実施例1と同じものを用いた。
生理用ナプキン中のデシルグルコシドは吸収体には付着させていないが、その使用量は、吸収体中のセルロース系親水性繊維100重量部に対して0.6重量部であり、セカンドシート中の架橋パルプ繊維と吸収体中のパルプ繊維を合計したセルロース系親水性繊維100重量部に対して0.5重量部であった。
〔実施例26〕
実施例25で用いたものと同じパルプシートに、界面活性剤が塗布された帯状領域(幅2mm)と、界面活性剤が塗布されていない帯状領域(幅3mm)とが交互に形成されるように、実施例1使用の界面活性剤(デシルグルコシド)の2%水希釈液を刷毛で塗布した。図2(a)に示す繊維層5Aと同様に、界面活性剤が塗布された帯状領域50と界面活性剤が塗布されていない帯状領域51とを、それぞれ、パルプシートの一方向に延びるように形成した。また、界面活性剤が塗布された領域50と界面活性剤が塗布されていない領域51との面積割合(領域50:領域51)は3:2とした。界面活性剤の使用量は、パルプシートの架橋パルプ繊維100重量部に対して2.4重量部であった。
このように界面活性剤を塗布したパルプシートをセカンドシートとして用いる以外は、実施例25と同様にして生理用ナプキンを作成した。
生理用ナプキン中の界面活性剤は、吸収体には付着させていないが、その使用量は、吸収体中のセルロース系親水性繊維100重量部に対して0.6重量部であり、セカンドシート中の架橋パルプ繊維と吸収体中のパルプ繊維を合計したセルロース系親水性繊維100重量部に対して0.5重量部であった。
〔実施例27〕
実施例25で用いたものと同じパルプシートに、界面活性剤が塗布された円形領域が分散した状態に形成されるように、実施例1使用の界面活性剤(デシルグルコシド)の2%水希釈液を刷毛で塗布した。図2(b)に示す繊維層5Bと同様に、界面活性剤が塗布された円形領域は千鳥状に配した。また、個々の円形領域の面積は78mm2 とし、隣接する円形領域50の中心点同士間の距離は15mmとした。また、界面活性剤が塗布された領域50と界面活性剤が塗布されていない領域51との面積割合(領域50:領域51)は78:63とした。界面活性剤の使用量は、パルプシートの架橋パルプ繊維100重量部に対して2.4重量部であった。
生理用ナプキン中の界面活性剤は、吸収体には付着させていないが、その使用量は、吸収体中のセルロース系親水性繊維100重量部に対して0.6重量部であり、セカンドシート中の架橋パルプ繊維と吸収体中のパルプ繊維を合計したセルロース系親水性繊維100重量部に対して0.5重量部であった。
〔比較例1〕
実施例1において、マイドール10を噴霧しない以外は同一の操作を行い、生理用ナプキンを得た。
〔比較例2〕
実施例2において、マイドール10を噴霧しない以外は同一の操作を行い、生理用ナプキンを得た。
〔比較例3〕
実施例2で用いた表面材(坪量25g/m2 )に、花王(株)製の界面活性剤(デシルグルコシド、商品名「マイドール10」)の1%水希釈液を噴霧し、表面材100重量部に対してデシルグルコシドを8重量部付着させた。その後、パルプ繊維に界面活性剤を付着させない以外は、実施例2と同様にして作成したパルプ繊維/高吸水性ポリマー混合シートを吸収性コアとして用いてパルプ繊維/高吸水性ポリマー混合吸収体を得て、実施例2に準じて生理用ナプキンを作成した。尚、生理用ナプキン中の界面活性剤は、吸収体には付着させていないが、その使用量は、吸収体のセルロース系親水性繊維100重量部に対して、1.3重量部であった。
〔比較例4〜6〕
実施例2と同様の手法で、表1に示す種類の界面活性剤を表1に示す付着量となるように付着させた。それ以外は、実施例2と同様にして生理用ナプキンを作成した。
〔評価〕
実施例及び比較例の各生理用ナプキンについて、以下に示す方法により、吸収速度、スポット吸収性、及び液戻り量の評価を行った。評価は、各測定値を、後述する評価基準により幾つかの区分に分類して示した。評価結果を表1に示した。
生理用ナプキンを水平に置き、直径1cmの注入口のついたアクリル板と重りを載せて、ナプキンに5.0g/cm2(490Pa)圧力がかかるようにした。次いで、注入口から脱繊維馬血(日本バイオテスト(株)製)6gを約1秒で注入し、脱繊維馬血が全て吸収される時間を測定し、吸収速度を求めた。注入後、3分間その状態を保持した。
次いで、アクリル板と重りを外し、液広がり面積を測定し、スポット吸収性を判断した。液広がり面積の測定は、後述する。
次いで、生理用ナプキンの肌当接面上に、7cm×10cmで坪量30g/m2の吸収紙(市販のティッシュペーパー)を10枚重ねたもの(2枚重ねのティッシュペーパー5組)を載せた。更にその上に圧力が6.6×103Paになるように重りを載せて2分間加圧した。吸収紙を載せて加圧するのは、液注入後、4分以内に行うようにする。加圧後、吸収紙10枚を取り出し、加圧前後の吸収紙の重さを測定して、吸収紙に吸収された血液量を求めた。この値を、生理用ナプキンから戻った血液の液戻り量とした。
〔液広がり面積の測定方法〕
光源〔サンライト SL−230K2;LPL(株)社製〕、スタンド〔コピースタンドCS−5;LPL(株)社製〕、レンズ〔24mm/F2.8Dニッコールレンズ〕、CCDカメラ〔(HV−37;日立電子(株)社製)Fマウントによるレンズとの接続〕及びビデオボード〔スペクトラ3200;カノープス(株)社製〕を用いて計測する。計測にあたっては、キャリブレーション操作により表示される大きさと画素との相関を取り、面積を測定可能とする必要がある。
次いで、測定対象の吸収体コアの液広がりの画像を取り込む。取り込まれた画像をNEXUS社製の画像解析ソフトNEW QUBE(ver.4.21)によって液広がり部分を二値化処理する。二値化処理された画像から面積を求めこれを拡散面積とする。
〔評価基準〕
1.吸収速度
◎:0.2g/秒以上
○:0.17g/秒以上0.2g/秒未満
○△:0.14g/秒以上0.17g/秒未満
△:0.1g/秒以上0.14g/秒未満
×:0.1g/秒未満
2.スポット吸収性
◎:液広がり面積が27cm2未満
○:液広がり面積が27cm2以上30cm2未満
○△:液広がり面積が30cm2以上32cm2未満
△:液広がり面積が32cm2以上35cm2未満
×:液広がり面積が35cm2以上
3.液戻り量
◎:0.9g未満
○:0.9g以上1.0g未満
○△:1.0g以上1.1g未満
△:1.1g以上1.2g未満
×:1.2g以上
Figure 0005021380
表1から判るように、実施例の生理用ナプキンは、吸収速度、液戻り量及びスポット吸収性が何れも良好であり、特にスポット吸収性が比較例のナプキンに比べて大きく向上している。
図1は、本発明の一実施形態である生理用ナプキンの厚み方向の断面を模式的に示す断面図である。 図2(a)及び図2(b)は、それぞれ、界面活性剤を部分的に塗布したセカンドシート(繊維層)の一例を示す平面図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート
3 防漏シート
4 吸収体
41 吸収性コア
42 繊維集合体
43 高吸水性ポリマー
44,45 吸収紙(被覆シート)
5 セカンドシート(中間層)
20 肌当接面
30 非肌当接面

Claims (10)

  1. 肌当接面を形成する液透過性の表面シート、液不透過性又は撥水性の防漏シート、及びこれら両シート間に位置する吸収体を具備し、
    前記吸収体、又は該表面シートと該吸収体との間に配された中間層に、糖アルキルエーテル及び糖脂肪酸エステルからなる群から選択される一又は二種以上の界面活性剤を含有するセルロース系親水性繊維を含み、
    前記界面活性剤の使用量が、吸収体中のセルロース系親水性繊維100重量部に対して0.1〜1重量部であり、
    前記糖脂肪酸エステルの構成脂肪酸は、一般式RCOOHで表したときのRが、炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基である、吸収性物品。
  2. 前記界面活性剤のHLBが9〜20である請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記界面活性剤を含有するセルロース系親水性繊維が、長さ3〜30mm、直径5〜100μmの繊維である請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記脂肪酸エステルは、エステル化度が2〜60%のショ糖脂肪酸エステルである請求項1〜3の何れか1項記載の吸収性物品。
  5. 前記界面活性剤が、糖アルキルエーテルである請求項1〜3の何れか1項記載の吸収性物品。
  6. 前記吸収体が、前記界面活性剤を含有するセルロース系親水性繊維と高吸水性ポリマーとを含み、該吸収体中における該高吸水性ポリマーの含有割合が、吸収体中のセルロース系親水性繊維100重量部に対して20〜120重量部である請求項1〜の何れか1項記載の吸収性物品。
  7. 前記吸収体は、被覆シートで被覆された吸収性コアを含み、該吸収性コアに、前記界面活性剤を含有するセルロース系親水性繊維を含む請求項1〜の何れか1項記載の吸収性物品。
  8. 前記吸収体は、被覆シートで被覆された吸収性コアを含み、該被覆シートに、前記界面活性剤を含有するセルロース系親水性繊維を含む請求項1〜の何れか1項記載の吸収性物品。
  9. 前記中間層に、前記界面活性剤を含有するセルロース系親水性繊維を含む請求項1〜8の何れか1項記載の吸収性物品。
  10. 前記界面活性剤を含有するセルロース系親水性繊維を含む繊維層を有し、該繊維層の平面方向に、前記界面活性剤が塗布された領域と前記界面活性剤が塗布されていない領域とが混在している、請求項1記載の吸収性物品。
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