JP5019211B2 - Ip電話対応装置 - Google Patents

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Description

本発明は、IP電話対応装置に関し、特に、発信者電話番号非通知を理由とする着信拒否に対応できるIP電話対応装置に関する。
電話サービスとして、着信側で応答前に発信者の電話番号を知ることができるよう、発信者電話番号を通知するサービス(発信者電話番号通知サービス)がある。このサービスを利用すれば、着信側において、特定の電話番号からの着信だけに応答したり、特定の電話番号からの着信を拒否したりすることができる。
また、回線ごとに発信者電話番号を非通知とするサービス(回線ごと非通知サービス)もある。このサービスを利用すれば、上記の発信者電話番号通知サービスによって無意識のうちに意図しない相手に電話番号が通知されるのを防ぐことができる。
さらに、発信者電話番号を非通知とした着信があった場合に、発信者に対して発信者電話番号を通知するようにして発信し直すように促すサービス(ナンバーリクエストサービス)もある。
上記のようなサービスは、IP電話サービスにおいても提供されている。
さて、回線ごと非通知サービスを受けている発信元から、ナンバーリクエストサービスを受けている着信先へ発信すると、発信者電話番号を通知するようにして発信し直すよう音声メッセージが流れ、通話回線は切断(着信拒否)される。このような場合、発信者電話番号の通知を一時的に許可する特別な番号(以下、特定番号という)、例えば「186」を着信先電話番号に付加して、改めて発信すれば、回線ごと非通知サービスを受けている発信元であっても、一時的に発信者電話番号を通知するようにして発信することができる。
従来、このような着信拒否があった場合に、特定番号を付加した着信先電話番号を簡単な操作でワンタッチダイヤルや短縮ダイヤルに登録できるようにして、その後の利便性を向上させたファクシミリ装置がある(特許文献1)。
特開2000−4311号公報
従来のファクシミリ装置に採用された技術は、応答なしの状態が所定回数繰り返された場合に着信拒否されたと判断するよう構成されている。このため、着信応答があるまで周期的に発信を自動的に繰り返すように構成されているファクシミリ装置にしか適用できず、電話機が接続されるIP電話対応装置に、そのまま適用することができないという問題点がある。
また、複数の電話機(IP電話機含む)がIP電話対応装置に接続されている場合、ある電話機からの発信が発信者電話番号非通知を理由に着信拒否されたとき、その着信電話番号に特定番号を付加した番号を短縮ダイヤル等に登録できるようにしても、同じIP電話対応装置に接続された他の電話機からその短縮ダイヤル等を利用することができないという問題点がある。
そこで、本発明は、複数の電話機を接続することが可能で、一の電話機からの発信が発信者電話番号非通知を理由に拒否された場合に、簡単な操作で、その後、どの電話機からの発信であっても発信者電話番号非通知を理由とする着信拒否を回避することができるIP電話対応装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、複数の電話機を接続することが可能で、前記複数の電話機のいずれかから送信された受信セッション開始要求をネットワーク側へ転送セッション開始要求として転送するIP電話対応装置において、登録電話番号を記憶するための記憶手段と、前記受信セッション開始要求に含まれる着信先電話番号と一致する登録電話番号が前記記憶手段に記憶されているか否か判定する判定手段と、前記着信先電話番号と一致する登録電話番号が前記記憶手段に記憶されているとき、前記着信先電話番号に特定番号を付加し、前記転送セッション開始要求に含めて前記ネットワーク側へ転送する転送手段と、前記転送セッション開始要求に対し、前記ネットワーク側から発信者電話番号非通知を理由とする着信拒否があったことを検出する検出手段と、発信者電話番号非通知を理由とする着信拒否が検出された場合に、前記受信セッション開始要求に含まれる着信先電話番号を新たな登録電話番号として前記記憶手段に記憶させるか否かの指示入力を促す催促手段と、前記指示入力に応じて、前記着信先電話番号を前記新たな登録電話番号として前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、複数の電話機が接続されるIP電話対応装置に、特定番号を付加して発信したい電話番号を登録しておき、セッション開始要求に含まれる着信先電話番号が登録電話番号と一致するとき、自動的に着信先電話番号に特定電番号を付加するようにしたことで、IP電話対応装置に接続された複数の電話機のいずれから発信を行っても発信者電話番号非通知による着信拒否を回避することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施例であるIP電話対応装置10のブロック図である。図示のIP電話対応装置10は、IP電話サービスを利用し、回線の状態を監視して制御回路1の指示により、回線制御を行う回線制御回路2と、IP電話用として電話機ポートに接続した電話機や、有線/無線LANから接続したIP電話端末からIP電話の内線/外線通話時のSIP(Session Initiation Protocol)の制御を行うSIP制御回路3と、着信先となるIP電話番号とそのIP電話番号に発信する場合に常に特定番号「186」を付加するか、あるいは1回のみ付加するかを意味する特番付加情報とを互いに関連付けて格納するメモリ回路4と、発信者電話番号非通知を理由に着信拒否された際、そのIP電話番号に特番付加情報を関連付けてメモリ回路4に格納するか否かの設定(PB設定)を促す音声メッセージを流す音声再生回路5と、接続される電話機やIP電話端末からのPB信号を検出するDTMF(Dial Tone Multi Frequency)送受信回路6と、制御回路1の指示により起動するタイマー7と、接続した電話機を制御するアナログ制御回路8と、接続したIP電話端末を制御するIP電話端末制御回路9と、このIP電話対応装置全体の制御を行う制御回路1とを備えている。
IP電話対応装置10は、制御回路1の制御の下で動作する。例えば、制御回路1は、SIP制御回路3に対し、SIPメッセージの送受信及び解析と、内線/外線の呼管理を指示する。また、制御回路1は、アナログ制御回路8対して、接続された電話機からのPB信号やフック状態の監視、トーン制御や電話機の発信、切断の制御及び接続した電話機の状態管理を指示する。さらに、制御回路1は、IP電話端末制御回路9に対し、接続されたIP電話端末の有線/無線LANの接続状態の監視、IP電話端末の発信、切断の制御及び接続したIP電話端末の状態管理を指示する。
本実施例では、制御回路1の制御の下、SIP制御回路3がセッション開始要求を転送する転送手段として機能する。また、制御回路1が発信者電話番号非通知を理由に着信拒否されたか否か判定する判定手段として、着信者電話番号を登録するか否か指定入力を催促手段として、指定入力に応じて着信策電話番号をメモリ回路に記憶させる記憶制御手段として機能する。
次に、図1のIP電話対応装置10の動作について、図2乃至図8をも参照して説明する。
図2はIP電話端末の発信から着信拒否による動作終了までの手順を説明するためのSIPシーケンス図、図3は通常処理、切断処理及び設定処理のいずれを実行すべきか決定する動作を説明するためのフローチャート、図4は設定処理の動作を説明するためのフローチャート、図5はメモリ回路4内の格納状態を示す図、図6はIP電話端末の発信要求に応じて特定番号を付加して発信してから通話を確立するまでの手順を説明するためのシーケンス図、図7は発信処理の動作を説明するためのフローチャート、図8は、発信処理後のメモリ回路に対する処理動作を説明するためのフローチャートである。
図2を参照すると、IP電話対応装置10は、IP電話機20とSIPサーバ30との間に介在している。
ユーザから発信要求(例えば、「04−1234−2222」のダイヤル)があると、IP電話端末20は、セッション開始要求として「INVITE」メッセージS201をIP電話対応装置10へ送信(発信)する。
IP電話対応装置10では、IP電話端末20からの「INVITE」メッセージS201をIP電話端末制御回路9で受信し、発信を認識する。「INVITE」メッセージS201は、制御回路1を介してIP電話端末制御回路9からSIP制御回路3へ送られる。SIP制御回路3は、受け取った「INVITE」メッセージS201に基づき、発信処理を行って「INVITE」メッセージS210を生成し、回線制御回路2を介して、転送セッション開始要求としてWAN側のSIPサーバ30へ送出する。なお、発信処理については、図7を参照して後述する。
SIPサーバ30は、「INVITE」メッセージS210を受信すると、着信先への転送を試みると共に、「100 Trying」メッセージS211をIP電話対応装置10へ送信する。
IP電話対応装置10は、「100 Trying」メッセージS211を受信すると、「100 Trying」メッセージS202をIP電話端末20へ送信する。
さらに、SIPサーバ30は、着信先より応答があったことを示す「200 OK」メッセージS212をIP電話対応装置10へ送信する。
SIPサーバ30から「200 OK」メッセージを受信したIP電話対応装置10のSIP制御回路3は、制御回路1及びIP電話端末制御回路9を介して、IP電話端末20に対し「200 OK」メッセージS203を送信する。
IP電話端末20は、「200 OK」メッセージS203を受信すると、IP電話対応装置10に対して「ACT」メッセージS204を送信する。
IP電話対応装置10は、IP電話端末20からの「ACT」メッセージを受信すると、SIPサーバ30に対して「ACT」メッセージS213を送信する。
ここで、IP電話対応装置10が回線ごとに発信者電話番号非通知のサービスを受けており、着信先が発信者電話番号非通知の着信を拒否するサービス(ナンバー・リクエスト)を受けているものとすると、SIPサーバ30からIP電話端末20に対して、発信者電話番号を通知して発信し直すよう促す音声メッセージS205が送信される。SIPサーバ30は、音声メッセージを送出した後、IP電話対応装置10へ「BYE」メッセージS214を送信する。
IP電話対応装置10は、SIPサーバ30からの「BYE」メッセージを受け取ると、SIPサーバ30に対して「ACT」メッセージS215を送信する。
この後、IP電話対応装置10とIP電話端末20との間で、後述する設定処理S206が行われる。
それから、IP電話対応装置10は、切断処理S207として、「BYE」メッセージS208をIP電話端末20へ送信する。そして、「BYE」メッセージS208を受信したIP電話端末20は、「OK」メッセージS209をIP電話対応装置10へ送信する。
以上が、IP電話端末20の発信から着信拒否による動作終了までの手順である。
なお、IP電話端末20ではなく、アナログ制御回路8(電話機ポート)に接続された電話機からの発信の場合、着信先電話番号がダイヤルされたこと(発信)をアナログ制御回路8が認識し、制御回路1の制御の下、SIP制御回路3がSIPサーバ30へ「INVITE」メッセージS210を送信する。即ち、ダイヤルトーンがセッション開始要求となる。
そして、SIPサーバ30から、「100 Trying」メッセージS211及び「200 OK」メッセージS212を受信すると、IP電話対応装置10は、SIPサーバ30へ「ACT」メッセージS213を送信する。「INVITE」メッセージS201、「100 Trying」メッセージS202、「200 OK」メッセージS203、「ACT」メッセージS204の送受信は行われない。
発信者電話番号非通知による着信拒否か否かの判定については、電話機の場合もIP電話端末20の場合と同じである。また、「BYE」メッセージS208及び「OK」メッセージS209の送受信も行われず、IP電話対応装置10は、切断処理S207としてビジートーンを電話機へ送信し、電話機のオンフックを検出したならばパスを切断する。
上述した図2に示す手順では、設定処理S206を行っている。しかし、発信があった場合、IP電話対応装置10は、設定処理S206を行う場合のほか、通常処理を行う場合と切断処理を行う場合とがある。IP電話対応装置10が、通常処理、切断処理及び設定処理のいずれを行うべきか判断する動作について図3を参照して説明する。
IP電話対応装置10のSIP制御回路3は、SIPサーバ30から「100 Trying」メッセージS211を受信した後、ステップ301で「200 OK」メッセージS212を受信したか否か判定する。
ここで、「200 OK」メッセージS212を受信していないと判定されるのは、「200 OK」メッセージS212以外のメッセージを受信した場合である。その場合、受信したメッセージしたがって通常処理が行われる。例えば、「180 Ringing」メッセージを受信した場合は、着信先電話番号に対応する電話機を呼出中であり、相手が応答することにより、通話中となる(後述する図6のシーケンスと同じ)。また、着信先電話番号が使用されていない場合には、「183 Session Progress」メッセージを受信し、さらに「487 Request Terminated」メッセージを受信し、切断される。
ステップ301で「200 OK」メッセージS212を受信したと判定された場合、SIP制御回路3は、IP電話端末20からの「ACT」メッセージS204を受けて、ステップ302で「ACK」メッセージS213をSIPサーバ30に送信する。また、制御回路1は、ステップ303でタイマー7を起動させる。
次に、「BYE」メッセージS214を受信することなく、ステップ304でPB信号を検出する等の状態変化があると、制御回路1は、その状態変化にしたがって通常処理を行う。
例えば、IP電話サービスにおける転送サービス(ボイスワープ)を利用するために各種設定を行う場合、IP電話端末10からのPB信号が入力されるので、DTMF送受信回路6によりPB信号を受信すると、制御回路1は、それに応じた通常処理を行う。
ステップ304で「BYE」メッセージS214を受信したならば、制御回路1は、ステップ305でタイマー7を確認し、所定時間範囲内(例えば、26秒から28秒の間)であれば、発信者電話番号非通知による着信拒否であると判断して、ステップ306でタイマー7を停止させ、設定処理S206を実行する。一方、ステップ304で「BYE」メッセージS214を受信したのが、所定時間範囲外の場合は、制御回路1は、切断処理を実行する。
ステップ305において、「BYE」メッセージS214を受信した時間に基づいてその後の処理を決定するのは、以下の理由による。
着信先がIP電話サービスの付加サービスであるナンバー・リクエストに契約し、実行されている場合でかつ、IP電話対応装置10が回線ごとに発信者電話番号非通知の契約をしている回線に接続されている場合、SIPサーバ30が、「ACK」メッセージS213を受信してから、音声メッセージS205を流し、「BYE」メッセージS214を送信するまでの時間は、例えば、27秒に予め定められている。また、IP電話サービス契約をしていない電話機からIP電話サービスを受ける着信先電話番号への発信を行った場合、SIPサーバ30が、音声メッセージS205とは異なる音声メッセージ、例えば、「お客様のおかけになった電話からはこのサービスはご利用できません」という音声メッセージを送出した後、「BYE」メッセージS214を送出するまでの時間は、例えば、7秒である。したがって、IP電話対応装置10では、「ACK」メッセージS213を送信してから、「BYE」メッセージS214を受信するまでの時間を計測することにより、音声メッセージS205が送出されたか否かを判断することができる。なお、音声メッセージS205は、例えば、「おそれいりますが、電話番号の前に186をつけてダイヤルするなど、あなたの電話番号を通知しておかけ直しください」というメッセージを2回繰り返すものである。
続いて、図4を参照して、設定処理S206について説明する。
まず、制御回路1は、ステップ401で、先にステップ306で停止させたタイマー7を再び(クリア後)起動する。
続いて、制御回路1は、音声再生回路5とIP電話端末10との間に音声パスを形成し、ステップ402で、IP電話端末10のユーザに対し、PB信号の入力を促す音声ガイダンスを流す。音声ガイダンスは、音声再生回路5により再生され、例えば、「電話番号の前に特定番号(186)を依頼されましたか。この電話番号に1回自動的に特定番号(186)をつけて発信したい場合は、*1を入力してください。この電話番号に常に特定番号(186)をつけて発信したい場合は*0を入力してください。何も設定しない場合は**を入力して下さい。IP電話端末からの発信も同様に186をつけての発信になります」といったものである。
次に、制御回路1は、音声ガイダンスに応じてユーザがIP電話端末10より入力するPB信号を監視し、ステップ403で、PB信号が入力されたか否か判断する。
所定時間内にPB信号が検出されると、制御回路1は、ステップ404で、DTMF送受信回路6を用いて入力されたPB信号を識別する。
PB信号として、上述した例のうち「*1」や「*0」が入力されたと判断した場合、制御回路1は、ステップ405で、メモリ回路4内に着信先電話番号とPB信号の内容に対応する特番付加情報とを関連付けて格納(登録)する。そして、制御回路1は、ステップS406でタイマー7を停止させ、切断処理S207へ進む。
図5にメモリ回路4内の格納状態の一例を示す。着信先電話番号は、IP電話対応装置10がIP電話端末20から「INVITE」メッセージS201を受信したとき、受信したメッセージから抽出して一時的にメモリ回路4の所定領域に格納される。ステップ404で登録を指示する「*1」や「*0」が検出されると、着信先電話番号は登録領域に移される。また、ステップ404で検出されたPB信号が「*0」の場合、今後、その着信先電話番号への発信は常に特定番号「186」を付加して行うことを示す特番付加情報「ON」が関連付けて登録される。また、ステップ404で検出されたPB信号が「*1」の場合、次回、その着信先電話番号へ発信するとき1回だけ特定番号「186」を付加して行うことを示す特番付加情報「OFF」が関連付けて登録される。図5では、着信先電話番号が「04−1234−1111」のとき、ステップ404で「*0」がPB入力され、着信先電話番号が「04−1234−2222」のとき、ステップ404で「*1」がPB入力された場合のメモリ回路4内の格納状態を示している。
図4を再び参照すると、ステップ404で、PB信号として、上述した例のうち「**」が入力されたと判断した場合、制御回路1は、ステップ406へジャンプする。このとき、メモリ回路4に一時保管されていた今回の発信先である着信先電話番号は削除される。
ステップ403でPB信号が検出されることなく、ステップ407で所定時間が経過したと判断された場合、制御回路1は切断処理S207を行う。
なお、IP電話端末10ではなくアナログ制御回路8(電話機ポート)に接続された電話機から発信した場合も、設定処理S206は同様に行われる。
続いて、図6を参照して、メモリ回路4に登録された着信先電話番号へ発信する場合の手順を説明する。ここでは、メモリ回路4内の格納情報が図5のようなものであって、着信先電話番号「04−1234−2222」へ発信するものとする。
ユーザの発信要求によりIP電話端末20は、「INVITE sip:0412342222」メッセージT501をIP電話対応装置10へ送信する。
IP電話対応装置10では、IP電話端末制御回路9が発信を認識し、SIP制御回路3は、制御回路1を介して「INVITE sip:0412342222」メッセージT501を受信する。
「INVITE sip:0412342222」メッセージT501を受信したSIP制御回路4は、後述する発信処理を実行し、メモリ回路4に着信先電話番号として「04−1234−2222」が登録されていると判断すると、その先頭に特定番号「186」を付加し、「INVITE sip:1860412342222」メッセージT507を生成して、SIPサーバ30へ送信する。
SIPサーバ30は、「INVITE sip:1860412342222」メッセージT507を受信すると、「100 Trying」メッセージT508をIP電話対応装置10へ送信する。また、「180 Ringing」メッセージT509をIP電話対応装置10へ送信する。
IP電話対応装置10は、SIPサーバ30より「100 Trying」メッセージT508を受け取ると、メッセージに含まれる着信先電話番号の先頭に付加されている特定番号「186」を削除し、「100 Trying」メッセージT502としてIP電話端末20へ送信する。また、IP電話対応装置10は、SIPサーバ30より「180 Ringing」メッセージT509を受け取ると、「180 Ringing」メッセージT503としてIP電話端末20へ送信する。
IP電話端末20は、IP電話対応装置10からの「180 Ringing」メッセージT503を受信すると、「200 OK」メッセージT504をIP電話対応装置10へ送信する。
IP電話対応装置10は、IP電話端末からの「200 OK」メッセージT504を受信すると、そのメッセージ含まれる着信先電話番号に特定番号「186」を追加して「200 OK」メッセージT510を生成し、SIPサーバ30へ送信する。
SIPサーバ30は、「200 OK」メッセージT510を受信すると、「ACT」メッセージT511をIP電話対応装置10へ送信する。
「ACT」メッセージT511を受信すると、IP電話対応装置10は、受信したメッセージに含まれる着信先電話番号の先頭に付加されている特定番号「186」を削除し、「ACT」メッセージT505としてIP電話端末20へ送信する。これにより、通信が確立される(T506)。
電話機ポート(アナログ制御回路8)に接続された電話機からの発信の場合、着信先電話番号がダイヤルされたことにより、IP電話対応装置10のアナログ制御回路8が発信(セッション確立要求)を認識する。そして、制御回路1の制御の下、SIP制御回路3はダイヤルされた着信先電話番号「04−123−2222」の先頭に特定番号「186」を付加した「INVITE sip:186041232222」メッセージT507を生成して、転送セッション確立要求としてSIPサーバ30へ送信する。その後、SIPサーバ30は、「100 Trying」メッセージT508及び「180 Ringing」メッセージT509を送信する。IP電話対応装置10は、「100 Trying」メッセージT502及び「180 Ringing」メッセージT503を電話機に対して送信することなく、SIPサーバ30に対して「200 OK」メッセージT510を送信する。また、SIPサーバ30は、「ACT」メッセージT511をIP電話対応装置10へ送信する。IP電話対応装置10は、「ACT」メッセージT505を電話機へ送信しない。電話機とIP電話対応装置10との間の通信はアナログ制御回路8の制御により行われる。
次に、図7を参照して発信処理について説明する。
IP電話対応装置10は、ステップ601で「INVITE」メッセージT501を受信すると、そのメッセージに含まれる着信先電話番号を読み出し、メモリ回路4に一時保管する。そして、IP電話対応装置10は、メモリ回路4を検索し、読み出した着信先電話番号に一致する着信先電話番号が登録されているか否か判断する。
受信メッセージから読み出した着信先電話番号に一致する着信先電話番号がメモリ回路4に登録されている場合、IP対応電話装置10のSIP制御回路3は、ステップ603で、着信先電話番号の先頭に特定番号「186」を追加し、「INVITE」メッセージT507としてSIPサーバ30へ送信する。
受信メッセージから読み出した着信先電話番号に一致する着信先電話番号がメモリ回路4に登録されていない場合、通常の発信処理が行われる。即ち、IP電話対応装置10は、受信した「INVITE」メッセージに特定番号「186」を追加することなくSIPサーバ30へ送信する。また、IP電話対応装置10は、「200 OK」メッセージT504を受信したとき、特定番号「186」を追加することなく「200 OK」メッセージT510としてSIPサーバ30へ送信する。
次に、図8を参照して通話確立後のメモリ回路4内の格納情報の整理動作について説明する。
通信が確立した後、制御回路1は、ステップ701でメモリ回路4に一時保管されている着信先電話番号を読み出す。そして、制御回路1は、ステップ702で、読み出した着信先電話番号に一致する着信先電話番号が特番付加情報「OFF」ともにメモリ回路4に登録されているか否か判断する。
読み出した着信先電話番号に一致する着信先電話番号が特番付加情報「OFF」ともにメモリ回路4に登録されている場合、制御回路1は、ステップ703でその着信先電話番号及び特番付加情報「OFF」を削除(クリア)する。
ここでは、着信先電話番号「04−1234−2222」へ発信したので、通話確立した後、制御回路1は、メモリ回路4に登録された着信先電話番号「04−1234−2222」及び特番付加情報「OFF」を削除する。この結果、次に着信先電話番号「04−1234−2222」へ発信する際には、IP電話対応装置10は、特定番号「186」を付加せずにSIPサーバ30への「INVITE」メッセージの送信が行われる。これは、例えば、注文受付サービスなどへ発信する場合のように、ナンバーリクエストサービスを受けている着信先へ1度だけ発信したい場合を想定したものである。
ステップ702で、読み出した着信先電話番号に一致する着信先電話番号が特番付加情報「OFF」ともにメモリ回路4に登録されていないと判定された場合、制御回路1は、一時保管した着信先電話番号をクリアし、動作を終了する。
発信処理及びメモリ回路4内の格納情報の整理動作については、アナログ制御回路8に接続された電話機からの発信の場合も、上記と同様にして行われる。
以上説明したように、本実施例のIP電話対応装置10では、発信者電話番号非通知により着信拒否された場合、簡単なPB入力により、そのときの着信先電話番号と特番付加情報とを高いに関連付けて、メモリ回路4に登録することができる。これにより、以後、IP電話対応装置10に接続されたどのIP電話端末(又は電話機)からの発信であっても、メモリ回路4に登録された着信先電話番号への発信であれば、特定番号「186」を付加され、発信者電話番号非通知による着信拒否を回避することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上記実施例では、音声再生回路5からPB入力を促す音声メッセージを流すようにしたが、IP電話端末や電話機のLCDパネル等の表示器に表示させるようにしてもよい。また、IP電話対応装置10に入力部を設け、その入力部から入力するようにしてもよい。
本発明の一実施例であるIP電話対応装置10のブロック図である。 IP電話端末の発信から着信拒否による動作終了までの手順を説明するためのSIPシーケンス図である。 IP電話対応装置10における、通常処理、切断処理及び設定処理のいずれを実行すべきか決定する動作を説明するためのフローチャートである。 IP電話対応装置10における設定処理の動作を説明するためのフローチャートである。 IP電話対応装置10のメモリ回路4内の格納状態を示す図である。 IP電話端末の発信要求に応じて特定番号を付加して発信してから通話を確立するまでの手順を説明するためのシーケンス図である。 IP電話対応装置10における発信処理の動作を説明するためのフローチャートである。 IP電話対応装置10における発信処理後のメモリ回路に対する処理動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 制御回路
2 回線制御回路
3 SIP制御回路
4 メモリ回路
5 音声再生回路
6 DTMF送受信回路
7 タイマー
8 アナログ制御回路
9 IP電話端末制御回路
10 IP電話対応装置

Claims (5)

  1. 複数の電話機を接続することが可能で、前記複数の電話機のいずれかから送信された受信セッション開始要求をネットワーク側へ転送セッション開始要求として転送するIP電話対応装置において、
    登録電話番号を記憶するための記憶手段と、
    前記受信セッション開始要求に含まれる着信先電話番号と一致する登録電話番号が前記記憶手段に記憶されているか否か判定する判定手段と、
    前記着信先電話番号と一致する登録電話番号が前記記憶手段に記憶されているとき、前記着信先電話番号に特定番号を付加し、前記転送セッション開始要求に含めて前記ネットワーク側へ転送する転送手段と、
    前記転送セッション開始要求に対し、前記ネットワーク側から発信者電話番号非通知を理由とする着信拒否があったことを検出する検出手段と、
    発信者電話番号非通知を理由とする着信拒否が検出された場合に、前記受信セッション開始要求に含まれる着信先電話番号を新たな登録電話番号として前記記憶手段に記憶させるか否かの指示入力を促す催促手段と、
    前記指示入力に応じて、前記着信先電話番号を前記新たな登録電話番号として前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    を備えていることを特徴とするIP電話対応装置。
  2. 請求項1に記載されたIP電話対応装置において、
    前記登録電話番号が、「常に特定番号を付加する」及び「一度だけ特定番号を付加する」のいずれかを表す特番付加情報に関連付けられて前記記憶手段に記憶されていることを特徴とするIP電話対応装置。
  3. 請求項1又は2に記載されたIP電話対応装置において、
    前記指示入力が、前記着信先電話番号を新たな登録電話番号として記憶させる際に「常に特定番号を付加する」及び「一度だけ特定番号を付加する」のいずれか表す特番付加情報との関連付けを指示するもの、または前記着信先電話番号を新たな登録電話番号として記憶させないものであることを特徴とするIP電話対応装置。
  4. 請求項に記載されたIP電話対応装置において、
    「一度だけ特定番号を付加する」を表す前記特番付加情報に関連付けされた登録電話番号と一致する着信先電話番号に特定番号を付加して前記転送セッション開始要求に含めて前記ネットワーク側へ転送した後、前記記憶制御手段が、前記登録電話番号と当該登録電話番号に関連付けされた前記特番付加情報とを前記記憶手段より削除することを特徴とするIP電話対応装置。
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載されたIP電話対応装置において、
    前記受信セッション開始要求が、SIPプロトコルに基づくINVITEメッセージ、又はダイヤルトーンであることを特徴とするIP電話対応装置。
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