JP5018799B2 - 定着ヒータ制御装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着ヒータ制御装置及び画像形成装置に関し、特に、定着ヒータに通電する電流量を電源周波数の変動に応じて制御する技術に関する。
ヒータランプを用いて熱定着を行う画像形成装置においては、ヒータランプの点灯時に発生する突入電流によって、蛍光灯のちらつき等、同一電源系統の他負荷へ影響を与えたり、ヒータランプ駆動用のトランジスタやトライアックなどのスイッチング素子が破壊されたりするのを防止するために、通電開始時に電流量を漸増させるスルーアップ制御や、通電終了時に電流量を漸減させるスルーダウン制御が行われる。
図11は、画像形成装置が受電する電源電圧、ゼロクロス信号、ヒータ点灯信号及びヒータ電流の関係を示した波形図である。なお、ゼロクロス信号は、電源電圧がゼロレベルに達したことが検出されるとLレベルとなる信号である。
また、ヒータ点灯信号は、ゼロクロス信号の立下り時から所定の待機時間(T1〜T40)を経過した後にLレベルとなり、ゼロクロス信号の次の立下り時にHレベルに復帰する信号である。ヒータ電流はヒータ点灯信号がLレベルである期間中、ヒータランプに供給される。
さて、図11に示されるように、待機時間はT1からT40へ向かうにつれて漸減するように予め設定されており、何れも電源電圧の半周期よりも短くなっている。スルーアップ期間には、待機時間が漸減することによって、ヒータランプへの通電時間と通電電圧が漸増する。
また、スルーダウン期間には、待機時間をT40からT1へと漸増させることによって、ヒータランプへの通電時間と通電電圧が漸減する。このようにして、ヒータランプに大電流が突入することによる問題が回避される。
しかしながら、電源電圧の周波数(以下、「電源周波数」という。)が何らかの原因で変動することがあり、かかる変動によってスルーアップ制御やスルーダウン制御の正確な実行が妨げられることがある。図12は、電源周波数が高くなる前後の電源電圧、ゼロクロス信号及びヒータ点灯信号を示す波形図である。
図12に示されるように、電源周波数が想定された周波数(破線)より高い周波数(実線)の交流電力が供給される場合を考える。例えば、電源周波数が50Hzである地域で使用されることを想定された画像形成装置を電源周波数が60Hzである地域で使用される場合に該当する。
電源電圧の周期が短くなるので、ゼロクロス信号の立下りから待機時間T1が経過する前に、次のゼロクロス信号の立下りが発生してしまう。すると、再びタイマに待機時間T1がセットされ、タイムアウトが発生しないので、ヒータ点灯信号がHレベルのまま保持されてしまう。
電源周波数が高い状態が継続すると、いつまでたってもヒータ点灯信号がLレベルに切り替わらず、ヒータランプにヒータ電流が供給されない。しかしながら、電源周波数を検出してからヒータランプへ給電したのでは、定着器のウォーミングアップ時間が長くなり、画像形成を開始するまでに時間を要してしまう。
このため、例えば、画像形成装置の起動時に検出した電源周波数を不揮発性メモリに記録し、次の起動時には記録しておいた電源周波数を用いてスルーアップ制御を行う技術が提案されている。このようにすれば、想定された電源周波数とは異なる電源周波数の地域で画像形成装置が使用されても、2回目以降の起動時には正しくスルーアップ制御を行うことができる。
特開2004−146366号公報 特開2007−47211号公報 特開2005−91965号公報
しかしながら、スルーアップ制御やスルーダウン制御は画像形成装置の起動時や電源オフ時以外にも行われる。例えば、省エネモードを有する場合には、省エネモードへの遷移時にスルーダウン制御が行われ、省エネモードからの復帰時にスルーアップ制御が行われる。
このため、電源周波数が不安定で定格から外れがちな場合には、通常モードと省エネモードとの間の遷移時にスルーアップ制御やスルーダウン制御が正しく行えないおそれがある。すなわち、画像形成装置の起動時に検出した値から電源周波数が外れている場合には、ヒータランプへの通電を開始することができなくなったり、終了することができなくなったりするおそれがある。
このような問題は、ヒータランプ以外の定着ヒータを用いた画像形成装置であっても、当該ヒータが大電流を消費する場合には起こりえる。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、電源周波数が頻繁に変動する場合でも、定着ヒータへの通電制御を正常に実行することができる定着ヒータ制御装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る定着ヒータ制御装置は、外部電源から交流電力を受電して、定着ヒータへの電力供給を開始するに際し前記交流電力の半周期ごとに通電時間を漸増するスルーアップ制御と、定着ヒータへの電力供給を停止するに際し前記交流電力の周期ごとに通電時間を漸減するスルーダウン制御と、の少なくとも一方を実行する定着ヒータ制御装置であって、電源投入後、電源周波数を繰り返し検出する周波数検出手段と、少なくとも新たに検出された電源周波数が直前に検出された電源周波数から変動した場合には、当該新たに検出された電源周波数を記憶する周波数記憶手段と、検出された電源周波数が最後に変動した後に記憶された電源周波数を用いて、前記通電時間を決定する通電時間決定手段と、自機の設置地域を記憶する記憶手段と、設置地域から電源周波数を特定する特定手段と、を備え、前記通電時間決定手段は、電源投入後、電源周波数を検出するまでの間、前記設置地域から特定された電源周波数を用いて前記通電時間を決定することを特徴とする。
このようにすれば、電源周波数を繰り返し検出し、検出された電源周波数に応じて通電時間を決定するので、電源周波数が変動してもスルーアップ制御やスルーダウン制御を正常に実行することができる。したがって、スルーアップ制御が正常に実行されないことに起因するウォーミングアップ時間の延長を無くすことができるので、ダウンタイムを少なくすることができる。
電源周波数が定格値から多少外れていても、正常にスルーアップ制御やスルーダウン制御を実行することができるので、電源周波数の変動に起因する不具合を低減することができる。また、定着ヒータ制御装置の設置地域に依らず、正常に動作することができる
また、電源周波数の定格値は定着ヒータ装置の設置場所から決定することができることから、このようにすれば、電源投入後、電源周波数を検出するまでの間にスルーアップ制御を行うときに、定着ヒータ装置の設置場所に応じて適切な通電時間を決定することができる。
この場合において、ユーザから自機の設置地域の指定を受け付ける受付手段を備え、前記記憶手段は、受付手段にて受け付けた設置地域を記憶すれば良く、特に、前記受付手段は、前記指定を受け付ける操作パネルを備えるとしたり、前記受付手段は、ネットワークを介して他の装置から前記指定を受け付けるとしたりすれば好適である。
また、本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る定着ヒータ制御装置を備えることを特徴とする。このようにすれば、上述のような効果を有する画像形成装置を得ることができる。
本実施の形態に係る画像形成装置の主要な構成を表わす図である。 制御部101の主要な構成を示すブロック図である。 ゼロクロス信号生成回路200の主要な構成を例示する回路図である。 電源周波数の検出処理の主要なステップを示すフローチャートである。 検出した電源周波数と周波数状態とを不揮発性メモリ214に記録するデータ構造を示す図である。 プリンタ部210が実行する周波数制御の主要なステップを示すフローチャートである。 スルーアップ制御処理の主要なステップを示すフローチャートである。 スルーアップ制御やスルーダウン制御を行うための割込み処理プログラムの主要なステップを示すフローチャートである。 待機時間表の一例である。 タイマ割込み処理プログラムの主要なステップを示すフローチャートである。 画像形成装置が受電する電源電圧、ゼロクロス信号、ヒータ点灯信号及びヒータ電流の関係を示した波形図である。 電源周波数が高くなる前後の電源電圧、ゼロクロス信号及びヒータ点灯信号を示す波形図である。
以下、本発明に係る定着ヒータ制御装置及び画像形成装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[1] 画像形成装置の構成
先ず、本実施の形態に係る画像形成装置の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置の主要な構成を表わす図である。図1に示されるように、画像形成装置1は、タンデム方式のカラー画像形成装置であって、電源装置100、制御部101、画像読取部110、画像形成部120、用紙格納部130及び用紙搬送部140を備えている。
電源装置100は外部電源150から交流電力の供給を受けて、機内に電力を供給する。制御部101は、画像形成装置1全体の動作を統括する。
画像読取部110は載荷台111や搬送部112、原稿台ガラス113、スキャナ114、排出台115を備えており、ユーザの指示に従って、載荷台111に載置された原稿を搬送部112にて1枚ずつ取り出して、原稿台ガラス113上へ搬送する。
原稿台ガラス113上の原稿はスキャナ114にて読み取られ、排出台115上へ排出される。スキャナ114は3原色に対応する3列のCCD(Charge Coupled Device)ラインセンサを備えており、原稿を読み取って各色の画像データを生成する。
なお、スキャナ114は、CCDラインセンサを静止させたまま通紙して原稿を読み取るシートスルー方式であっても良い。また、原稿台ガラス113に平行に移動する露光ランプと反射ミラーとを用いて、原稿台ガラス113上に載置された原稿を露光し、その反射光を複数の反射ミラーにてCCDラインセンサへ導くことによって画像データを生成しても良い。
画像形成部120は、中間転写ベルト121、ローラ122〜124、作像部125Y〜125K、1次転写ローラ126Y〜126K、クリーニング装置127、定着器128及び排紙トレイ129を備えている。
中間転写ベルト121はローラ122〜124に張架されている。作像部125Y〜125Kは中間転写ベルト121に沿ってイエロー(Y)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びブラック(K)の順に列設されており、スキャナ114が生成した画像データに基づいてYMCK各色のトナー像を形成する。
作像部125Y〜125Kが形成したトナー像はそれぞれ1次転写ローラ126Y〜126Kにてタイミングを合わせて、中間転写ベルト121上に重なり合うように静電転写される。これによって、カラー画像が形成される。
用紙格納部130は給紙カセット131を備えている。給紙カセット131内に記録シートが格納されている。なお、用紙格納部130は、格納する記録シートのサイズが相異なる複数の給紙カセットを備え、ユーザが指定したサイズの記録シートを給紙しても良い。
用紙搬送部140はローラ141〜144を備えている。ローラ141は所謂ピックアップローラであって、給紙カセット131内に格納されている記録シートを1枚ずつ取り出す。取り出された記録シートはローラ142にて更に搬送される。
ローラ143は所謂2次転写ローラであって、中間転写ベルト121上のトナー像を記録シート上に静電転写する。その後、中間転写ベルト121上に残留するトナーはクリーニング装置127にて掻き取られて、廃棄される。
定着器128は加熱ローラ、加圧ローラ及びヒータランプ(図示省略)記録シート上のトナー像を溶融して、記録シートに融着させる。ローラ144は所謂排紙ローラであって、トナー像を定着された記録シートを排紙トレイ129上に排出する。なお、電源装置100が定着器128に電力を供給する際のスルーアップ制御やスルーダウン制御は制御部101にて行われる。
[2] 制御部101の構成
次に、制御部101の構成について説明する。
図2は、制御部101の主要な構成を示すブロック図である。図2に示されるように、制御部101はプリンタ部210、システムコントローラ部220及び操作パネル部221を備えている。
プリンタ部210はCPU(Central Processing Unit)211、ROM(Read Only Memory)212、RAM(Random Access Memory)213、不揮発性メモリ214、タイマ215及び入出力インタフェース216を備えており、画像形成装置1の画像形成動作を統括する。
操作パネル部221は、タッチパネルやハードキーを備えており、ユーザへ情報を表示したり指示入力を受け付けたりする。システムコントローラ部220は、プリンタ部210と操作パネル部221とを統括する。
さて、CPU211は、画像形成動作を制御するためのプログラムをROM212から読み出し、RAM213を作業領域として動作する。CPU211は入出力インタフェース216を介して電源装置100や作像部125Y〜125K、定着器128等を制御したり、これらの装置から情報を取得したりする。
電源装置100は、外部電源150から給電される交流電力のゼロクロス点を検出するゼロクロス信号生成回路200を備えており、CPU211は当該ゼロクロス信号を用いて電源周波数を検出する。また、CPU211は、タイマ215に所定時間を設定し、そのタイムアウトと共にトリガパルスを出力させることによってスルーアップ制御やスルーダウン制御を行う。
[3] ゼロクロス信号生成回路200
ゼロクロス信号生成回路200について説明する。
図3は、ゼロクロス信号生成回路200の主要な構成を例示する回路図である。図3に示されるように、ゼロクロス信号生成回路200は、抵抗R301〜R304、キャパシタC311、ダイオードブリッジBR321、フォトカプラPC331及びヒステリシスインバータIC341を備えている。
抵抗R301、R302及びキャパシタC311はローパスフィルタを構成しており外部電源150から交流電力を受電する。この回路は、また、電流制限機能も有する。交流電力は、ローパスフィルタを経た後、ダイオードブリッジBR321にて全波整流される。
フォトカプラPC331は入力信号と出力信号とを電気的に絶縁した状態で伝達する。フォトカプラPC331の出力信号はヒステリシスインバータIC341に入力され、矩形波(ゼロクロス信号)が生成される。なお、抵抗R303、R304は正電圧を印加するためのプルアップ抵抗である。生成されたゼロクロス信号は、CPU211の2つの割込み端子に入力される。一方の割込み端子(以下、「検出用端子」という。)は電源周波数を検出するために用いられ、もう一方の割込み端子(以下、「制御用端子」という。)はスルーアップ制御やスルーダウン制御に用いられる。
[4] 電源周波数の検出処理
次に、プリンタ部210は電源周波数を検出するために以下の処理を定期的に実行する。
図4は、電源周波数の検出処理の主要なステップを示すフローチャートである。図4に示されるように、プリンタ部210は、電源周波数の検出処理として、先ず、割込みカウンタをクリアする(S401)。本実施の形態において割込みカウンタとは、RAM213上の所定領域をいい、正の整数値を指標する。ステップS401の処理によって割込みカウンタの値がゼロに初期化される。
次に、タイマに所定時間(本実施の形態においては500ミリ秒)がセットされる(S402)。本実施の形態においては500ミリ秒間におけるゼロクロス点の個数を計数することによって電源周波数を検出するためである。
次に、検出用端子の割込みマスクを解除する(S403)。この割込みマスクは検出用端子に入力されるゼロクロス信号の立下りタイミングによって発生する割り込みをマスクするものである。このマスクが解除されることによって、ゼロクロス信号の立下り毎に検出用端子に対応する割込み処理プログラムが起動される。
ゼロクロス信号の立下りタイミングに起動される割込み処理プログラムは、起動されるごとに上記の割込みカウンタを1ずつ増加させる。電源電圧は1周期の間に2回ゼロレベルに達するので、500ミリ秒間の割込み回数がそのまま電源電圧の周波数を指標する。
その後、タイムアウトが発生したら(S404:YES)、割込みをマスクすると共に(S405)、割込みカウンタを参照する。割込みカウンタの値が45未満であるか、または64を超える場合には、電源周波数が45Hz未満であるか、または64Hzを超えるので、電源周波数が異常であると判定し、さもなければ正常と判定する。
検出した電源周波数が正常であると判定された場合には(S406:NO)、割込みカウンタの値を不揮発性メモリ214に記録すると共に、電源周波数が正常である旨をやはり不揮発性メモリ214に記録した後(S407)、処理を終了する。
図5は、検出した電源周波数と周波数状態とを不揮発性メモリ214に記録するデータ構造を示す図である。図5に示されるように、本実施の形態においては、16ビットの領域中、8ビットに電源周波数を記録し、次の1ビットに周波数状態を記録する。周波数状態は格納値が1ならば正常であることを示し、0ならば異常であることを示す。
なお、制御フラグとして2ビットを割り当てているのは、後述するように、割込み処理としてスルーアップ制御を行うかスルーダウン制御を行うかを指定するためである。本実施の形態においては、図5に記載のように、制御フラグの値が1である場合にはスルーアップ制御が実行され、0である場合にはスルーダウン制御が実行される。
検出した電源周波数が異常であると判定された場合は(S406:YES)、電源周波数が異常である旨を不揮発性メモリ214に記録するが(S408)、電源周波数は変更せず、そのままにして処理を終了する。これは、異常な電源周波数を記録してしまうと、次のスルーアップ制御やスルーダウン制御が正常に実行できないからである。
[5] ヒータ電流の周波数制御
次に、ヒータ電流の周波数制御、すなわち、スルーアップ制御並びにスルーダウン制御について説明する。
図6は、プリンタ部210が実行する周波数制御の主要なステップを示すフローチャートである。図6に示されるように、プリンタ部210は、先ず、不揮発性メモリ214に記録されている周波数状態を参照する(S601)。
そして、周波数状態が異常ならば(S602:YES)、その旨を操作パネル部221にて通知して(S607)、処理を終了する。
周波数状態が正常である場合であって(S602:NO)、ヒートランプに通電を開始する場合には(S603:YES)、スルーアップ制御処理を実行する(S604)。また、ヒートランプへの通電を停止する場合には(S605:YES)、スルーダウン制御処理を実行する(S606)。ステップS604やステップS606の処理を完了したら、ステップS601へ進み、上記の処理を繰り返す。
[6] スルーアップ制御処理とスルーダウン制御処理
次に、スルーアップ制御処理(S604)とスルーダウン制御処理(S606)について説明する。
プリンタ部210は、上述の制御用端子に入力されるゼロクロス信号の立下りを契機に起動される割込み処理プログラムと、タイマのタイムアウトを契機に起動される割込み処理プログラムとを用いてスルーアップ制御やスルーダウン制御を行う。このため、スルーアップ制御処理(S604)やスルーダウン制御処理(S606)においては当該割込み処理プログラムを起動するために必要な処理のみを行う。
図7は、スルーアップ制御処理の主要なステップを示すフローチャートである。図7に示されるように、プリンタ部210は、スルーアップ制御処理においては、先ず、スルーアップ制御を行う旨を示す値1を制御フラグにセットし(S701)、待機時間番号を1に初期化した後(S702)、当該端子のマスクを解除する(S703)。これによって、ゼロクロス信号の立下り毎にスルーアップ制御プログラムが起動され、スルーアップ制御が実行される。
スルーダウン制御処理(S060)も概ね同様であり、制御フラグにセットする値が0であり、かつ、待機時間番号の初期値が40である点が異なるのみである。
図8は、スルーアップ制御やスルーダウン制御を行うための割込み処理プログラムの主要なステップを示すフローチャートである。図8に示されるように、制御端子に割り込みが入ったら、先ず、ヒータ点灯信号をHレベルにする(S801)。これによって、ヒータランプへの電力供給が停止される。ヒータ点灯信号は、CPU211によって入出力インタフェース216を介して電源装置100へ制御信号を送ることによって制御される。
次に、不揮発性メモリ214に記録された電源周波数と待機時間番号を参照する(S802、S803)。そして、同じく不揮発性メモリ214上の待機時間表から電源周波数と待機時間番号とに対応する待機時間を読み出す(S804)。図9は、待機時間表を例示したものである。
図9に示されるように、1から40までの待機時間番号を割り当てられた待機時間が50Hzと60Hzとの2つの電源周波数に対応して記録されている。本実施の形態においては、電源周波数が45Hzから54Hzの範囲内にある場合には50Hzの欄の待機時間が用いられ、55Hzから64Hzの範囲内にある場合には60Hzの欄の待機時間が用いられる。
待機時間を決定したら、当該待機時間をタイマにセットして(S805)、割込み処理を終了する。これによって、待機時間を経過した後、タイマ割込みよって対応する割込み処理プログラムが起動され、以下のような処理が実行される。
図10は、タイマ割込み処理プログラムの主要なステップを示すフローチャートである。図10に示されるように、タイマ割込み処理プログラムは、起動されると先ず、ヒータ点灯信号をLレベルにする(S1001)。これによって、ヒータランプへの電力供給が開始される。
次に、不揮発性メモリ214上の制御フラグを参照して(S1002)、その値が1ならば(S1003:YES)、スルーアップ制御なので、待機時間番号を1だけ増加させて(S1004)、次にタイマにセットすべき待機時間を短縮する。
また、更新した待機時間番号が40を超える場合には(S1005:YES)、スルーアップ制御を終了するために、制御用端子の割り込みをマスクする(S1006)。
制御フラグの値が0ならば(S1003:NO)、スルーダウン制御なので、待機時間番号を1だけ減少させて(S1007)、次にタイマにセットすべき待機時間を増大させる。そして、待機時間番号が1未満ならば(S1008:YES)、スルーダウン制御を終了するために、制御用端子の割り込みをマスクする(S1006)。
[7] まとめ
以上説明したように、本実施の形態に係る画像形成装置は、定期的に電源周波数を検出し、これを不揮発性メモリに記録しておき、不揮発性メモリから読み出した電源周波数に応じてスルーアップ制御やスルーダウン制御を行うので、電源周波数が頻繁に変動する場合であっても、適切にスルーアップ制御やスルーダウン制御を行うことができる。
[8] 変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1) 上記実施の形態においては、専らゼロクロス点を計数することによって電源周波数を検出する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに加えて次のようにしても良い。
すなわち、我が国においては東西の両地域間で電源周波数の定格値が異なっていることを考慮して、画像形成装置の設置地域に応じて電源周波数の初期値を決定するものとし、その後はゼロクロス点を計数することによって検出された電源周波数を用いても良い。
画像形成装置の設置地域は、電源投入ごとにGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)を用いて決定しても良いし、設置場所が変更されるごとに操作パネル部221にてユーザに入力させた設置地域を不揮発性メモリ214に記録しておいても良い。また、ネットワークを介して画像形成装置に接続された他の装置を用いて、ユーザに画像形成装置の設置地域を入力させても良い。
そして、予め不揮発性メモリ214上に設置地域と電源周波数とを対応させる表を記録しておき、特定した設置地域から電源周波数の初期値を決定すれば良い。
このようにすれば、画像形成装置の電源投入後により早く定着器のウォーミングアップを開始することができるので、ユーザの待ち時間を低減して、その利便性を向上させることができる。
(2) 上記実施の形態においては特に言及しなかったが、電源周波数を定期的に検出する周期は、例えば、1時間ごとであっても良いし、10分ごとであっても良い。また、スルーアップ制御やスルーダウン制御を開始する直前ごとに行っても良いし、これら制御を開始してから10秒ごと等、定期的に実行しても良い。
特に、スルーアップ制御等を開始する直前ごとに電源周波数を検出すれば、精度良くこれら制御を実行できるし、その開始後も定期的に電源周波数を検出すれば、これら制御の実行中に電源周波数が変動しても、変動に追随してスルーアップ制御等を正常に実行することができる。
なお、スルーアップ制御を開始するのは、定着温度をより低温とする省電力モードや定着温度の保持を行わないスリープモードからの復帰時や電源投入時などである。従って、かかる場合に、スルーアップ制御を開始するのに先立って電源周波数を検出すれば良い。
(3) 上記実施の形態においては、検出された電源周波数が45Hz未満であるか、または64Hzを超える場合に電源周波数が異常であると判定する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、異常であると判定される電源周波数の範囲が異なっていても同様の効果を得ることができる。
また、電源周波数が30Hz未満であったり、125Hzを超えたり等、その定格値から大きく外れ、画像形成装置を破壊するおそれがある場合には、当然、異常と判断すべきである。
(4) 上記実施の形態においては、500ミリ秒の期間中におけるゼロクロス点の数を計数することによって電源周波数を検出する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、他の長さの期間中のゼロクロス点を計数しても良いし、また、ゼロクロス点を計数する以外の方法で電源周波数を検出しても良い。電源周波数を検出する方法の如何に関わらず、本発明は効果を奏することができる。
(5) 上記実施の形態においては、電源周波数ごとに待機時間を規定する表を用いる場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしても良い。
例えば、図9においては、待機時間番号ごとに、電源周波数と対応する待機時間とを乗じて得られる値が、電源周波数に関わらずほぼ等しくなっている。このため、待機時間番号ごとに電源周波数と対応する待機時間とを乗じて得られる値を示す表を不揮発性メモリ214上に記録しておき、検出された電源周波数にて当該乗算値を除することによって待機時間を決定しても良い。
また、スルーアップ制御等を開始した後に電源周波数が変動した場合には、変更の前後で通電時間、すなわち、電源周波数の周期から待機時間を減じた時間がほぼ等しくなるように待機時間を決定しても良い。また、通電時間に代えてヒータランプへの供給電力量がほぼ等しくなるように待機時間を決定しても良い。
このようにすれば、電源周波数の変動に起因する、供給電流量の変動を抑えることができるので、供給電流量の変動に起因する諸問題、すなわち、電源系統を同じくする他負荷への影響や、自機部品の破損を抑えることができる。
(6) 上記実施の形態においては、スルーアップ制御とスルーダウン制御との何れも、検出した電源周波数を参照して実行する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、当該電源周波数を参照して実行するのはスルーアップ制御とスルーダウン制御との何れか一方のみであるとしても良い。このようにすれば、当該電源周波数を参照して実行する方の制御については本発明の効果を得ることができる。
(7) 上記実施の形態においては、ヒータランプを用いた定着処理を行う画像形成装置を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、ヒータランプ以外の熱源であっても、大電流を必要とする熱源を用いる場合には、本発明を適用して、その効果を得ることができる。
(8) 上記実施の形態においては、プリンタ部210にて電源装置100を制御することによって、電源周波数を検出したり、スルーアップ制御等を行ったりする場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、 電源装置100自身がこれらの処理を行っても良いし、定着器128が行っても良い。また、これらの装置が処理を分担しても良い。
(9) 上記実施の形態においては、一定時間内のゼロクロス点の数を計数することによって電源周波数を検出する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、ゼロクロス点の数を計数する以外の方法にて電源周波数を検出しても良い。そのような方法としては、例えば、電源周波数の1周期に要する時間を求めても良い。
(10) 上記実施の形態においては、電源周波数を検出するたびに、最後に検出された電源周波数のみを不揮発性メモリ214に記録する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、例えば、次のようにしても良い。
すなわち、検出された電源周波数のうち最新の複数個を履歴情報として記録しても良い。また、新たに検出された電源周波数が前回検出された電源周波数と異なる場合のみ不揮発性メモリ214に記録しても良いし、前回検出された電源周波数と異なる新たな電源周波数のうち最新の複数個を記録しても良い。何れも場合も本発明の効果は同じである。
本発明に係る定着ヒータ制御装置及び画像形成装置は、電源周波数が頻繁に変動する場合でも、定着ヒータへの通電制御を正常に実行することができる装置として有用である。
1………………………画像形成装置
100…………………電源装置
101…………………制御部
110…………………画像読取部
120…………………画像形成部
128…………………定着器
130…………………用紙格納部
140…………………用紙搬送部
150…………………外部電源
200…………………ゼロクロス信号生成回路
210…………………プリンタ部
220…………………システムコントローラ部
221…………………操作パネル部
214…………………不揮発性メモリ
215…………………タイマ
216…………………入出力インタフェース

Claims (5)

  1. 外部電源から交流電力を受電して、定着ヒータへの電力供給を開始するに際し前記交流電力の半周期ごとに通電時間を漸増するスルーアップ制御と、定着ヒータへの電力供給を停止するに際し前記交流電力の周期ごとに通電時間を漸減するスルーダウン制御と、の少なくとも一方を実行する定着ヒータ制御装置であって、
    電源投入後、電源周波数を繰り返し検出する周波数検出手段と、
    少なくとも新たに検出された電源周波数が直前に検出された電源周波数から変動した場合には、当該新たに検出された電源周波数を記憶する周波数記憶手段と、
    検出された電源周波数が最後に変動した後に記憶された電源周波数を用いて、前記通電時間を決定する通電時間決定手段と、
    自機の設置地域を記憶する記憶手段と、
    設置地域から電源周波数を特定する特定手段と、を備え、
    前記通電時間決定手段は、電源投入後、電源周波数を検出するまでの間、前記設置地域から特定された電源周波数を用いて前記通電時間を決定する
    ことを特徴とする定着ヒータ制御装置。
  2. ユーザから自機の設置地域の指定を受け付ける受付手段を備え、
    前記記憶手段は、受付手段にて受け付けた設置地域を記憶する
    ことを特徴とする請求項に記載の定着ヒータ制御装置。
  3. 前記受付手段は、前記指定を受け付ける操作パネルを備える
    ことを特徴とする請求項に記載の定着ヒータ制御装置。
  4. 前記受付手段は、ネットワークを介して他の装置から前記指定を受け付ける
    ことを特徴とする請求項に記載の定着ヒータ制御装置。
  5. 請求項1からの何れかに記載の定着ヒータ制御装置を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
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