JP5018446B2 - 車両用操舵装置 - Google Patents

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Description

本発明は、偏心カム機構を用いた車両用操舵装置に関する。
従来から、偏心カム機構を用いた車両用操舵装置自体は知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の車両用操舵装置では、入力軸と出力軸の間にトーションバーが設けられ、トーションバーの捩れに応じてトルクアシストが実現されている。
特開平3−227772号公報
ところで、一般的に、車両用操舵装置では、ステアリングホイールに付与される操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段が設けられる。この操舵トルク検出手段により検出された操舵トルクは、典型的には、パワーステアリング機構のトルクアシスト制御に用いられる。
しかしながら、操舵トルク検出手段は、例えばトーションバーを用いてトルクセンサにより実現するのが一般的であるが、かかるトルクセンサを用いる場合、トーションバーの長さ分だけ軸方向の長さが長くなる。
そこで、本発明は、偏心カム機構を利用してステアリングホイールに付与される操舵トルクを推定できる車両用操舵装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係る車両用操舵装置は、ステアリングホイールの回転量を後記出力軸に伝達する入力軸と、
前記入力軸に対して偏心して配置され、前記入力軸から伝達された回転量を車輪の転舵機構に伝達する出力軸と、
前記入力軸及び出力軸の一方と共に回転し、カム溝を有する円盤状のカムと、
前記入力軸及び出力軸の他方と共に回転し、該他方の軸の回転軸に対して径方向で所定距離オフセットした位置にて後記偏心ピンを保持する保持部と、
一端が前記保持部に保持され、他端が前記カムのカム溝内に摺動可能に支持される偏心ピンと、
前記保持部と前記偏心ピンの間に作用する荷重を検出する荷重検出手段と、
前記荷重検出手段により検出された荷重に基づいてステアリングホイールに付与された操舵トルクを推定する操舵トルク推定手段とを備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明に係る車両用操舵装置において、
ステアリングホイールの回転量に対応する舵角を検出する舵角検出手段を更に備え、
前記操舵トルク推定手段は、前記舵角検出手段により検出された舵角と、前記荷重検出手段により検出された荷重とに基づいて、前記操舵トルクを推定することを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明に係る車両用操舵装置において、
前記操舵トルク推定手段は、前記荷重検出手段により検出された荷重(F)に、前記所定距離(Rp)を乗じて得られるトルク(F・Rp)と、前記舵角検出手段により検出された舵角に応じて定まるトルク伝達比(K)との積(F・Rp・K)に基づいて、前記操舵トルクを推定することを特徴とする。
第4の発明は、第1〜3のうちのいずれかの発明に係る車両用操舵装置において、
前記保持部は、パワーステアリング機構を構成するウォームホイールギアに一体的に連結されることを特徴とする。
第5の発明は、第1〜4のうちのいずれかの発明に係る車両用操舵装置において、
前記荷重検出手段は、前記保持部と前記偏心ピンの間に設けられることを特徴とする。
第6の発明は、第1〜5のうちのいずれかの発明に係る車両用操舵装置において、
前記荷重検出手段は、前記保持部と前記偏心ピンの間に作用する荷重であって、前記保持部の回転中心に関する接線方向の荷重を検出することを特徴とする。
第7の発明は、第1〜6のうちのいずれかの発明に係る車両用操舵装置において、
前記荷重検出手段は、前記保持部と前記偏心ピンの間に弾性部材を介して設けられることを特徴とする。
第8の発明は、第7の発明に係る車両用操舵装置において、
前記弾性部材は、バネ若しくはゴムブッシュであることを特徴とする。
第9の発明は、第1〜8のうちのいずれかの発明に係る車両用操舵装置において、
前記保持部と前記偏心ピンの間に、前記保持部と前記偏心ピンの間の摩擦を低減する摩擦低減手段を更に備えることを特徴とする。
第10の発明は、第1〜9のうちのいずれかの発明に係る車両用操舵装置において、
前記操舵トルク推定手段により推定された操舵トルクに基づいて、パワーステアリング機構のトルクアシスト制御を行う制御手段を更に備えることを特徴とする。
本発明によれば、偏心カム機構を利用してステアリングホイールに付与される操舵トルクを推定できる車両用操舵装置が得られる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明による車両用操舵装置10の一実施例を概略的に示す全体図である。車両用操舵装置10は、運転者が操作するステアリングホイール11を含むステアリングコラム12を備える。ステアリングコラム12は、ステアリングホイール11の回転軸となるステアリングシャフト14を回転可能に支持する。ステアリングシャフト14は、後述の偏心カム機構(伝達比可変機構)40等を介して出力軸16に接続される。ステアリングシャフト14の回転軸O1は、出力軸16の回転軸O2に平行であり、出力軸16の回転軸O2に対して偏心している。出力軸16はピニオン17に接続され、ピニオン17がステアリングラック(転舵ロッド)18に噛合される。ステアリングラック18の両端には、それぞれタイロッド19の一端が接続されると共に各タイロッド19の他端にはナックルアーム等(図示せず)を介して転舵輪(図示せず)が接続されている。また、ステアリングシャフト14には、ステアリングホイール11の操舵角に応じた信号を発生する舵角センサ(ハンドル角センサ)15が設けられる。例えば、舵角センサ15は、ステアリングシャフト14に一体的に連結され、ステアリングコラム12内に設けられてよい。
車両用操舵装置10は、パワーステアリング装置20を備える。パワーステアリング装置20は、主要な構成要素として、操舵補助用のアクチュエータ24(以下、「アシストモータ24」という)を備える。アシストモータ24の出力軸(フォーム軸)は、出力軸16に一体的に連結されるウォームホイールギア22に噛合される。アシストモータ24の出力軸が回転されると、ウォームホイールギア22が回転され、その駆動力によりステアリングラック18の移動が助勢される。尚、パワーステアリング装置20は、かかる構成に限られず、任意である。例えば、パワーステアリング装置20は、ステアリングラック18と同軸に設けられ、その駆動力によりステアリングラック18の移動を助勢するアシストモータを用いるタイプであってもよい。
車両用操舵装置10は、その他の主要な構成要素として、偏心カム機構40と、荷重センサ70と、制御ECU80とを備える。
図2は、偏心カム機構40の一実施例を示す断面図である。図3は、図2の偏心カム機構40をB視で示す図である。図4は、偏心カム機構40により実現される舵角比可変機能の原理図である。
偏心カム機構40は、上記の特許文献1(若しくは、特開平5−178222号公報等)に記載されるような偏心カム機構と原理的に同様であってよい。偏心カム機構40は、主たる構成要素として、カム42と、カム溝44と、偏心ピン46とを含む。
カム42は、ステアリングシャフト14の回転軸O1と同心の回転軸を有し、出力軸16の回転軸O2に対して偏心して回転する。カム42には、ステアリングシャフト14の回転出力が入力される。カム42には、回転軸O1を通る直径方向にカム溝44が形成される。カム溝44には、偏心ピン46の一端が摺動可能に嵌合される。偏心ピン46の他端は、出力軸16と一体的に設けられる保持プレート50により保持される。従って、偏心ピン46は、出力軸16の回転軸O2と同心の回転軸を有し、ステアリングシャフト14の回転軸O1に対して偏心して回転する。カム42の回転出力は、偏心ピン46の回転を介して出力軸16へと伝達される。この際、この偏心カム機構40により、入力角(ハンドル角)に対する出力角(タイヤの転舵角)である操舵比が一定でなくなり、入力角に応じて変化することになる。尚、操舵比は非線形に変化し、入力角の増加に伴い徐々に大きくなるような特性であってよい(図6参照)。
ここで、図4を参照して、偏心カム機構40により実現される舵角比可変機能の原理について概説する。図4において、偏心ピン46の中心Pと偏心ピン46の回転中心R(=O2)を結ぶ線分PRの長さは一定である。カム溝44の回転中心O(=O1)と偏心ピン46の中心Pを結ぶ線分OPの長さは、カム溝44の回転角ψに応じて変化する。従って、線分PRの長さの線分OPの長さに対する比が、回転角ψに応じて変化するので、偏心ピン46の回転角θも回転角ψの関係として変化する。このようにしてカム溝44の回転角ψに応じた操舵比の変化特性が実現される。
図5は、図2の偏心カム機構40のA−A断面を示す図であり、偏心ピン46と保持プレート50との間の結合部の構成を示す。
本実施例では、偏心ピン46と保持プレート50との間の結合部には、図5に示すように、荷重センサ70が設けられる。荷重センサ70は、偏心ピン46と保持プレート50との間に作用する荷重Fを検出する。荷重Fは、図5に示すように、保持プレート50の回転中心O2に関する接線方向(径方向に対して直角な方向)の荷重に相当する。荷重Fは、上述の構成からも明らかなように、ステアリングホイール11が回転される際にその操舵トルクに応じて発生する荷重である。
図示の例では、保持プレート50には、偏心ピン46の端部が隙間を持って嵌入される開口穴52が形成されている。開口穴52は、偏心ピン46の端部より大きい穴形状を有し、開口穴52における偏心ピン46のまわりには、荷重センサ70及びスライドブッシュ54が設けられる。荷重センサ70は、偏心ピン46の端部の周方向の両側の面46c、46dに対して設けられ、保持プレート50との間で当該面46c、46dに発生する荷重を検出する。尚、荷重センサ70が面46c、46dのそれぞれに対して設けられるのは、ステアリングホイール11の各操舵方向に対応する操舵トルクを推定するためである。スライドブッシュ54は、偏心ピン46の端部の径方向内外の面46a,46bに対して設けられる。スライドブッシュ54は、偏心ピン46の端部の面46a,46bと保持プレート50との間の摩擦を低減する。スライドブッシュ54を設けることにより、摩擦の影響が低減されるので、荷重センサ70は、偏心ピン46に加わる力Fを精度良く検出することができる。
尚、図示の例において、荷重センサ70は、保持プレート50側に固定されてもよいし、偏心ピン46の端部側に固定されてもよい。同様に、スライドブッシュ54は、保持プレート50側に固定されてもよいし、偏心ピン46の端部側に固定されてもよい。
制御ECU80は、マイクロコンピューターで構成され、CPU、ROM、RAM、I/O等を備えている。尚、制御ECU80は、操舵システムを統括する単一のECUであってもよいし、2つ以上のECUにより協動して実現されてもよい。
制御ECU80には、図1に示すように、荷重センサ70及び舵角センサ15が接続される。制御ECU80には、荷重センサ70及び舵角センサ15からそれぞれのセンサ値が入力される。また、制御ECU80には、車速やアシストモータ24の回転角のような、パワーステアリング装置20のパワーアシスト制御に必要な情報が入力される。また、制御ECU80には、制御対象としてパワーステアリング装置20のアシストモータ24が接続される。
制御ECU80は、図1に示すように、操舵トルク推定部82及びパワーアシスト制御部84を備える。操舵トルク推定部82には、荷重センサ70及び舵角センサ15からそれぞれのセンサ値が入力される。
操舵トルク推定部82は、荷重センサ70からの荷重F及び舵角センサ15からの舵角に基づいて、ステアリングホイール11が回転される際に付与される操舵トルク(ハンドルトルク)Tを推定(演算)する。例えば、操舵トルク推定部82は、操舵トルクTを、T=F・Rp・Kとして推定してもよい。ここで、Rpは、図5に示すように、偏心ピン46の回転中心O2に対する荷重センサ70の荷重測定点の径方向の位置、即ち偏心ピン46の回転中心O2に対する偏心ピン46の中心位置の距離である。また、Kは、舵角に応じて定まるトルク伝達比(出力トルク/入力トルク)である。ここで、トルク伝達比Kを考慮するのは、上述の如く偏心カム機構40により操舵比が可変されていることを補償するため、即ち操舵比の変化の影響を補償して精度良く操舵トルクTを推定するためである。トルク伝達比Kは、上述の偏心カム機構40の操舵比(伝達比)の特性に対応し、例えば操舵角に応じた線分OPの長さ(図4参照)の逆数に相当する値であってもよい。尚、図示の例では、トルク伝達比Kは、舵角の絶対値がゼロから増加するにつれて非線形的に増加していく特性となっている。
操舵トルク推定部82は、例えば所定のサンプリング周期毎に、荷重センサ70からの荷重F及び舵角センサ15からの舵角に基づいて、操舵トルクTを推定する。操舵トルク推定部82により推定された操舵トルクTは、所定のサンプリング周期毎に、パワーアシスト制御部84に供給される。
パワーアシスト制御部84は、車速センサ(図示せず)からの車速、及び、操舵トルク推定部82からの操舵トルクTの推定値に基づいて、アシスト電流を演算し、回転角センサ(図示せず)からのアシストモータ24の回転角に基づいて、ドライブ回路(図示せず)を制御してアシストモータ24を駆動する。これにより、操舵トルク等に応じたパワーステアリング装置20のパワーアシスト制御が実現される。尚、車速及び操舵トルクTの推定値からアシスト電流を演算する態様は、車速及びトルクセンサからの操舵トルクからアシスト電流を演算する態様と同様であってよい。
以上説明した本実施例の車両用操舵装置10によれば、とりわけ、以下のような優れた効果が奏される。
上述の如く、偏心カム機構40の構造を利用して、偏心カム機構40の偏心ピン46と保持プレート50との間の結合部に荷重センサ70を設けることで、操舵トルクTを精度良く推定することができる。これにより、例えば、トーションバーを利用したトルクセンサが不要となり、車両用操舵装置10における軸方向の必要な長さを低減することができる。例えば、図示の例では、保持プレート50をトーションバーを介さずに出力軸16(及び出力軸16に一体に連結されるウォームホイールギア22)に連結することができ、保持プレート50とウォームホイールギア22との間の長さを短くすることができる。また、同様のトルクセンサをステアリングコラム12内に備える構成では、トルクセンサを無くすことでステアリングコラム12の小型化を図ることも可能である。
次に、上述の実施例に対する幾つかの好ましい代替実施例について説明する。尚、以下では、各代替実施例における特有の構成のみを説明するが、他の構成は、上述の実施例と同様であってよい。
図7は、第1の代替実施例による偏心ピン46と保持プレート50との間の結合部の構成を示す図であり、上述の実施例における図5に相当する断面図である。この第1の代替実施例では、荷重センサ70は、スプリング72を介して偏心ピン46と保持プレート50との間に設けられる。スプリング72は、主に、荷重Fの方向に対して弾性を有し、即ち、保持プレート50の回転中心O2に関する接線方向に弾性を有する。図示の例では、荷重センサ70は、偏心ピン46の端部の周方向の両側の面46c、46dに取り付けられ、荷重センサ70と保持プレート50の開口穴52の間にスプリング72が設けられている。尚、スプリング72に代えて、ゴムのような他の弾性体が用いられてもよい。
ところで、上述の如く偏心カム機構40の構造を利用して、偏心カム機構40の偏心ピン46と保持プレート50との間の結合部に荷重センサ70を設ける場合には、トーションバーを利用したトルクセンサが不要となり、トーションバーを省略することができる。しかしながら、トーションバーを無くすと、ステアリングシャフト系の剛性が必要以上に高くなり、エンジンのアイドル振動を起振源としたハンドル振動の悪化が問題となりうる。これに対して、この第1の代替実施例によれば、偏心ピン46の荷重検出部にスプリング72を追加することで、ステアリングシャフト系の剛性の適正化を図ることができ、ハンドル振動の悪化を防止することができる。
図8は、第2の代替実施例による偏心ピン46と保持プレート50との間の結合部の構成を示す図であり、上述の実施例における図5に相当する断面図である。この第2の代替実施例では、荷重センサ70は、ゴムブッシュ73を介して偏心ピン46と保持プレート50との間に設けられる。ゴムブッシュ73は、主に、荷重Fの方向に対して弾性を有する。図示の例では、ゴムブッシュ73は、偏心ピン46の端部の周方向の両側の面46c、46dに取り付けられ、荷重センサ70は、ゴムブッシュ73と保持プレート50の開口穴52の間に設けられている。尚、ゴムブッシュ73に代えて、スプリング(板バネ等を含む)のような他の弾性体が用いられてもよい。
この第2の代替実施例によっても、上述の第1の代替実施例と同様、偏心ピン46の荷重検出部にスプリング72を追加することで、ステアリングシャフト系の剛性の適正化を図ることができ、ハンドル振動の悪化を防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述した実施例において、ステアリングシャフト14は、直接的に偏心カム機構40に回転を伝達するものである必要はなく、例えばインターミディエイトシャフト等を介して偏心カム機構40に回転を伝達するものであってもよいし、減速比が一定の減速機構を介して偏心カム機構40に回転を伝達するものであってもよい。
また、上述した実施例では、偏心カム機構40におけるカム42がステアリングシャフト14側に取り付けられ、偏心ピン46を保持する保持プレート50が出力軸16側に取り付けられているが、その逆であってもよい。即ち、カム42が出力軸16側に取り付けられ、偏心ピン46を保持する保持プレート50がステアリングシャフト14側に取り付けられてもよい。
また、上述した実施例では、荷重センサ70の検出荷重に基づいて推定された操舵トルクTは、パワーステアリング装置20のパワーアシスト制御に利用されているが、その他の制御に利用することも可能である。例えば、推定された操舵トルクTは、車両挙動の安定性の制御、レーンキープアシスト制御、駐車支援制御等に利用することも可能である。
本発明による車両用操舵装置10の一実施例を概略的に示す全体図である。 偏心カム機構40の一実施例を示す断面図である。 図2の偏心カム機構40をB視で示す図である。 偏心カム機構40により実現される舵角比可変機能の原理図である。 図2の偏心カム機構40のA−A断面を示す図である。 トルク伝達比Kの一例を示す図である。 第1の代替実施例による偏心ピン46と保持プレート50との間の結合部の構成を示す図である。 第2の代替実施例による偏心ピン46と保持プレート50との間の結合部の構成を示す図である。
符号の説明
10 車両用操舵装置
11 ステアリングホイール
12 ステアリングコラム
14 ステアリングシャフト
15 舵角センサ
16 出力軸
17 ピニオン
18 ステアリングラック
19 タイロッド
20 パワーステアリング装置
22 ウォームホイールギア
24 アシストモータ
40 偏心カム機構
42 カム
44 カム溝
46 偏心ピン
50 保持プレート
52 開口穴
54 スライドブッシュ
70 荷重センサ
72 スプリング
73 ゴムブッシュ
80 制御ECU
82 操舵トルク推定部
84 パワーアシスト制御部

Claims (10)

  1. ステアリングホイールの回転量を後記出力軸に伝達する入力軸と、
    前記入力軸に対して偏心して配置され、前記入力軸から伝達された回転量を車輪の転舵機構に伝達する出力軸と、
    前記入力軸及び出力軸の一方と共に回転し、カム溝を有する円盤状のカムと、
    前記入力軸及び出力軸の他方と共に回転し、該他方の軸の回転軸に対して径方向で所定距離オフセットした位置にて後記偏心ピンを保持する保持部と、
    一端が前記保持部に保持され、他端が前記カムのカム溝内に摺動可能に支持される偏心ピンと、
    前記保持部と前記偏心ピンの間に作用する荷重を検出する荷重検出手段と、
    前記荷重検出手段により検出された荷重に基づいてステアリングホイールに付与された操舵トルクを推定する操舵トルク推定手段とを備えることを特徴とする、車両用操舵装置。
  2. ステアリングホイールの回転量に対応する舵角を検出する舵角検出手段を更に備え、
    前記操舵トルク推定手段は、前記舵角検出手段により検出された舵角と、前記荷重検出手段により検出された荷重とに基づいて、前記操舵トルクを推定する、請求項1に記載の車両用操舵装置。
  3. 前記操舵トルク推定手段は、前記荷重検出手段により検出された荷重(F)に、前記所定距離(Rp)を乗じて得られるトルク(F・Rp)と、前記舵角検出手段により検出された舵角に応じて定まるトルク伝達比(K)との積(F・Rp・K)に基づいて、前記操舵トルクを推定する、請求項2に記載の車両用操舵装置。
  4. 前記保持部は、パワーステアリング機構を構成するウォームホイールギアに一体的に連結される、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の車両用操舵装置。
  5. 前記荷重検出手段は、前記保持部と前記偏心ピンの間に設けられる、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の車両用操舵装置。
  6. 前記荷重検出手段は、前記保持部と前記偏心ピンの間に作用する荷重であって、前記保持部の回転中心に関する接線方向の荷重を検出する、請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の車両用操舵装置。
  7. 前記荷重検出手段は、前記保持部と前記偏心ピンの間に弾性部材を介して設けられる、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の車両用操舵装置。
  8. 前記弾性部材は、バネ若しくはゴムブッシュである、請求項7に記載の車両用操舵装置。
  9. 前記保持部と前記偏心ピンの間に、前記保持部と前記偏心ピンの間の摩擦を低減する摩擦低減手段を更に備える、請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の車両用操舵装置。
  10. 前記操舵トルク推定手段により推定された操舵トルクに基づいて、パワーステアリング機構のトルクアシスト制御を行う制御手段を更に備える、請求項1〜9のうちのいずれか1項に記載の車両用操舵装置。
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