JP5018215B2 - 自動変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、自動変速機に関し、特に、遊星歯車装置を備える自動変速機に関する。
従来、この種の自動変速機として、シングルピニオン型の第1の遊星歯車装置と、ダブルピニオン型の第2の遊星歯車装置を互いに隣接させるとともに、キャリア同士、リングギヤ同士を互いに連結して共用化した構成を有し、通常の遊星歯車装置よりも多くの変速比を発生するようにしたラビニヨ型遊星歯車装置を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、第1の遊星歯車装置は、第1サンギヤと、第1サンギヤに歯合する複数のロングピニオンギヤと、ロングピニオンギヤに歯合するリングギヤと、ロングピニオンギヤを自転および公転可能に支持するキャリアを備えている。また、第2の遊星歯車装置は、第2サンギヤと、第2サンギヤに歯合するとともに、ロングピニオンギヤにも歯合する複数のショートピニオンギヤとを備えており、リングギヤとキャリアを第1の遊星歯車装置と共用している。また、リングギヤは、スラストベアリングやワンウェイクラッチ等により支持されている。
特開2005−249054号公報
しかしながら、上述のような従来の自動変速機にあっては、ラビニヨ型遊星歯車装置の重量が重く、また、ショートピニオンギヤおよびロングピニオンギヤを支持するキャリアの重量バランスを正確に調整することが困難であり、更に、リングギヤのサイズが大きいものであるため、リングギヤやキャリアの回転軸が入力軸の回転軸から変位する振れ回りが発生してしまうという問題があった。このため、リングギヤおよびキャリアの振れ回りによって、各ギヤの歯合面において歯当たり不良が起き、耐久性の悪化、ギヤノイズの増加、動力伝達効率の低下が発生してしまうという問題があった。
また、リングギヤを支持するワンウェイクラッチは、放射方向の遊びを完全に無くすことが構造的に困難であるため、リングギヤを、ブレーキまたはクラッチのフリクションプレートのハブとして機能させている場合、リングギヤの振れ回りによって、ブレーキまたはクラッチが係合状態となるいわゆる引きずりが発生してしまうという問題があった。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、リングギヤの振れ回りを抑制して、遊星歯車装置がスムーズに同軸回転をすることができる自動変速機を提供することを目的とする。
本発明に係る自動変速機は、上記目的達成のため、(1)変速機ケースと、リングギヤおよび前記リングギヤの軸線方向一端部を軸支する軸支部を有して、前記変速機ケースに収納された遊星歯車装置と、を備えた自動変速機において、前記変速機ケースが前記リングギヤを支持する支持部を有し、前記支持部に前記リングギヤの軸線方向他端部が軸受を介して支持されたものから構成されている。
この構成により、リングギヤの軸線方向他端部が軸受を介して変速機ケースの支持部に支持されるので、リングギヤの振れ回りを抑制して、遊星歯車装置がスムーズに同軸回転をすることができる。
本発明に係る自動変速機は、上記(1)に記載の自動変速機において、(2)前記軸受が滑り軸受であるものから構成されている。
この構成により、滑り軸受は、転がり軸受を用いた場合よりも占有する空間を小さくすることができるので、自動変速機の設計の自由度を高めることができる。
また、本発明に係る自動変速機は、上記(1)に記載の自動変速機において、(3)前記軸受が転がり軸受であるものから構成されている。
この構成により、滑り軸受を用いた場合よりも摩擦損失を少なくすることができる。
本発明によれば、リングギヤの振れ回りを抑制して、遊星歯車装置がスムーズに同軸回転をすることのできる自動変速機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る自動変速機の概略構成を示すスケルトン図である。
まず、構成について説明する。
図1に示すように、自動変速機1は、エンジンのクランクシャフト2に連結されたトルクコンバータ3に接続されている。自動変速機1は、第1遊星歯車装置5と、第2遊星歯車装置10と、出力ギヤ18と、ギヤケース25に固定された第1ブレーキB1、第2ブレーキB2および第3ブレーキB3と、第1クラッチC1と、第2クラッチC2と、ワンウェイクラッチFとによって構成されている。ここで、第1ブレーキB1、第2ブレーキB2および第3ブレーキB3と、第1クラッチC1と、第2クラッチC2は、何れも油圧等を利用したソレノイドにより摩擦係合させられる多板式の摩擦係合装置である。
第1遊星歯車装置5は、シングルピニオン型遊星歯車機構を有している。第1遊星歯車装置5は、サンギヤ6と、ピニオンギヤ7と、リングギヤ8と、キャリア9とによって構成されている。
サンギヤ6は、トルクコンバータ3からの動力を入力し、軸線A1を中心として回転する入力軸4に固定されている。ピニオンギヤ7は、キャリア9に回転自在に支持されている。ピニオンギヤ7は、サンギヤ6およびリングギヤ8と歯合している。
リングギヤ8は、第3ブレーキB3によりギヤケース25に選択的に固定されるようになっている。キャリア9は、第1ブレーキB1によりギヤケース25に選択的に固定されるようになっている。
第2遊星歯車装置10は、ラビニヨ型遊星歯車機構を有している。第2遊星歯車装置10は、サンギヤ11と、ショートピニオンギヤ12と、キャリア13と、ロングピニオンギヤ14と、キャリア15と、サンギヤ16と、リングギヤ17とによって構成されている。
サンギヤ11は、キャリア9に連結されている。ショートピニオンギヤ12は、キャリア13に回転自在に支持されている。ショートピニオンギヤ12は、サンギヤ11およびロングピニオンギヤ14と歯合している。キャリア13は、出力ギヤ18に連結されている。
ロングピニオンギヤ14は、キャリア15に回転自在に支持されている。ロングピニオンギヤ14は、ショートピニオンギヤ12、サンギヤ16およびリングギヤ17と歯合している。キャリア15は、出力ギヤ18に連結されている。
サンギヤ16は、第1クラッチC1により入力軸4に連結される。リングギヤ17は、第2ブレーキB2により、ギヤケース25に固定され、第2クラッチC2により入力軸4に連結される。また、リングギヤ17は、ワンウェイクラッチFにより一方向にのみ回転するようにギヤケース25に支持されている。
図2は、本発明の一実施の形態に係る自動変速機の作動表である。
図2に示すように、自動変速機1においては、この作動表に示された組み合わせで、図示しないトランスミッションソレノイド、リニアソレノイドの励磁、非励磁によって第1ブレーキB1、第2ブレーキB2、第3ブレーキB3、第1クラッチC1、第2クラッチC2、ワンウェイクラッチFを作動させることにより、1速〜6速の前進ギヤ段と、後進ギヤ段が形成される。なお、図2において、「○」は係合を表し、「×」は解放を表している。また、「◎」はエンジンブレーキ時のみの係合を表し、「△」は駆動時のみの係合を表している。
第1クラッチC1および第2ブレーキB2が係合し、サンギヤ16が入力軸4と一体回転するとともにリングギヤ17が回転停止するときには、出力ギヤ18に連結されたキャリア13、15は、「1st」〜「6th」のうち最も低速の「1st」の回転速度で回転し、最も大きい変速比の第1ギヤ段「1st」が成立する。
第1クラッチC1および第1ブレーキB1が係合し、サンギヤ16が入力軸4と一体回転するとともにキャリア9とサンギヤ11が回転停止するときには、キャリア13、15は、「1st」より高速の「2nd」の回転速度で回転し、第1ギヤ段「1st」よりも変速比が小さい第2ギヤ段「2nd」が成立する。
第1クラッチC1および第3ブレーキB3が係合し、サンギヤ16が入力軸4と一体回転するとともにサンギヤ11が第1遊星歯車装置5を介して減速回転するときには、キャリア13、15は、「2nd」より高速の「3rd」の回転速度で回転し、第2ギヤ段「2nd」よりも変速比が小さい第3ギヤ段「3rd」が成立する。
第1クラッチC1および第2クラッチC2が係合し、第2遊星歯車装置10が入力軸4と一体回転するときには、キャリア13、15は、「3rd」より高速の「4th」で示す回転速度すなわち入力軸4と同じ回転速度で回転し、第3ギヤ段「3rd」よりも変速比が小さい第4ギヤ段「4th」が成立する。この第4ギヤ段「4th」の変速比は1である。
第2クラッチC2および第3ブレーキB3が係合し、リングギヤ17が入力軸4と一体回転するとともにサンギヤ11が第1遊星歯車装置5を介して減速回転するときには、キャリア13、15は、「4th」より高速の「5th」の回転速度で回転し、第4ギヤ段「4th」よりも変速比が小さい第5ギヤ段「5th」が成立する。
第2クラッチC2および第1ブレーキB1が係合し、リングギヤ17が入力軸4と一体回転するとともにサンギヤ11が回転停止するときには、キャリア13、15は、「5th」より高速の「6th」の回転速度で回転し、第5ギヤ段「5th」よりも変速比が小さい第6ギヤ段「6th」が成立する。
また、第2ブレーキB2および第3ブレーキB3が係合し、リングギヤ17が回転停止するとともにサンギヤ11が第1遊星歯車装置5を介して減速回転するときには、キャリア13、15は、「1st」〜「6th」における回転方向と逆方向に回転し、後進ギヤ段「R」が成立する。
ここで、第2ブレーキB2と並列にワンウェイクラッチFが設けられているため、作動表に「◎」で示されているように、第1ギヤ段「1st」成立時のエンジン側からの駆動状態(加速時)には第2ブレーキB2を係合させる必要はない。本実施の形態において、ワンウェイクラッチFは、第1ギヤ段の駆動時には、リングギヤ17の回転を防止する。エンジンブレーキを利かせる場合、ワンウェイクラッチFは、リングギヤ17の回転を防止しない。
運転室内に設けられた図示しないシフトレバーは、車両の後方から前方に向かって、ローレンジに対応するLポジション、第2〜第3レンジに対応する2〜3ポジション、ドライブレンジ(以下、単にDレンジという)に対応するDポジション、中立レンジに対応するNポジション、後進レンジに対応するRポジション、駐車レンジに対応するPポジションを取るようになっている。なお、本発明に係る前進レンジとは、中立レンジ、後進レンジ、駐車レンジを除く、少なくとも前進レンジをいい、本実施の形態においては、Dレンジをいう。
図3は、本発明の一実施の形態に係る自動変速機のリングギヤ周辺部の断面図である。
図3に示すように、リングギヤ17の一方の端部には、リングギヤ17と共に回転する第2クラッチC2の摩擦係合部材であるフリクションプレート34が嵌合されるフリクションプレート固定部17aがリングギヤ17と一体に設けられている。フリクションプレート34は、円環状に形成され、フリクションプレート固定部17aの外周面にスプライン嵌合されている。また、リングギヤ17の他方の端部には、リングギヤ17と共に回転する第2ブレーキB2の摩擦係合部材であるフリクションプレート35が固定されるフリクションプレート固定部17bがリングギヤ17と一体に設けられている。フリクションプレート35は、円環状に形成され、フリクションプレート固定部17bの外周面にスプライン嵌合されている。
リングギヤ17のフリクションプレート固定部17aの内周面には、円環状のリングギヤフランジ30が固定されている。リングギヤフランジ30の外周縁は、リングギヤ17の内周面に当接させられる状態で嵌め入れられて固定されている。
リングギヤフランジ30の内周部の両側面には、スラストベアリング28、29がそれぞれ当接させられている。一方のスラストベアリング28は、リングギヤフランジ30と第1クラッチC1のハブ31とにより挟持されており、他方のスラストベアリング29は、リングギヤフランジ30と、キャリア9の支持壁32の内周端に係止されたベアリングレース33とにより挟持されている。すなわち、リングギヤフランジ30とスラストベアリング28、29は、リングギヤ17の軸線方向一端部であるフリクションプレート固定部17aを軸支する軸支部を構成している。
リングギヤ17とギヤケース25との間にはワンウェイクラッチFが設けられている。ワンウェイクラッチFは、ギヤケース25に固定された環状のアウターレース27と、アウターレース27とリングギヤ17の外周面に当接してリングギヤ17とともに回転するインナーレース26とを備えている。また、リングギヤ17は、図1に示すようにロングピニオンギヤ14に内接している。
また、ギヤケース25は、リングギヤ17のフリクションプレート固定部17bの内周面を支持する支持部25aを有している。支持部25aは、フリクションプレート固定部17bの延在方向と平行に延在し、軸線A1に対し同心円状に形成された円筒形状を有している。また、リングギヤ17のフリクションプレート固定部17bと支持部25aとの間には、滑り軸受36が介装されている。
図4は、本発明の一実施の形態に係る自動変速機のリングギヤと支持部の拡大図であり、リングギヤと支持部との間に滑り軸受を介装した場合を示す図である。
図4に示すように、リングギヤ17のフリクションプレート固定部17bと支持部25aとの間には、滑り軸受36が介装されている。滑り軸受36は、環状に形成されたブッシュ36aおよびスリーブ36bから構成されている。ブッシュ36aは、銅または鉛等の軟質な金属から構成され、リングギヤ17のフリクションプレート固定部17bの内周面に圧入されるようになっている。スリーブ36bは、鋼等の硬質な金属から構成され、支持部25aの外周面に圧入されるようになっている。支持部25aの滑り軸受36の近傍には、支持部25aを放射内方から放射外方に貫通するオイル通路25bが設けられており、オイル通路25bを通ったオイルがブッシュ36aとスリーブ36bとの間に供給されるようになっている。このため、ブッシュ36aとスリーブ36bは、ブッシュ36aとスリーブ36bとの間に形成される油膜により、焼き付くことなく相対回転するようになっている。
図5は、本発明の一実施の形態に係る自動変速機のリングギヤと支持部の拡大図であり、リングギヤと支持部との間に転がり軸受を介装した場合を示す図である。
図5に示すように、リングギヤ17のフリクションプレート固定部17bと支持部25aとの間には、転がり軸受37を介装してもよい。転がり軸受37は、環状に形成され、支持部25aの外周面に圧入されるインナーレース37bと、インナーレース37bの外周部に回動可能に設けられ、リングギヤ17のフリクションプレート固定部17bの内周面に当接する複数のローラー37aとから構成されている。なお、リングギヤ17のフリクションプレート固定部17bと支持部25aとの間に、転がり軸受37を介装する場合も、支持部25aの転がり軸受37の近傍に、支持部25aを放射内方から放射外方に貫通するオイル通路25bを設け、オイル通路25bを通ったオイルが転がり軸受37に供給されるようにすることにより、ローラー37aは、焼き付くことなく回転することができる。滑り軸受36と転がり軸受37の何れを用いる場合も、滑り軸受36の滑り抵抗および転がり軸受37の転がり抵抗が小さくなり、リングギヤ17がスムーズに回転できるように、支持部25aとリングギヤ17との間隔や接触圧力を設定するのが好ましい。
次に、作用について説明する。
自動変速機1に入力軸4から動力が入力され、リングギヤ17が回転している状態では、リングギヤ17の軸線方向の移動は、リングギヤフランジ30およびスラストベアリング28、29により規制され、リングギヤ17の放射方向の移動は、支持部25aに設けられた滑り軸受36または転がり軸受37およびワンウェイクラッチFにより規制される。このため、リングギヤ17の振れ回りが抑止されるとともに、リングギヤ17の内周部に配置されたロングピニオンギヤ14、ショートピニオンギヤ12およびこれらロングピニオンギヤ14、ショートピニオンギヤ12を回転自在に支持するキャリア13、15の振れ回りも抑止される。
以上説明したように、本実施の形態に係る自動変速機は、ギヤケース25がリングギヤ17を支持する支持部25aを有し、支持部25aにリングギヤ17のフリクションプレート固定部17bが滑り軸受36または転がり軸受37を介して支持されたので、支持部25aに支持されることによりリングギヤ17の振れ回りが抑制されるだけでなく、リングギヤ17の内周部に配置されたロングピニオンギヤ14、ショートピニオンギヤ12およびこれらロングピニオンギヤ14、ショートピニオンギヤ12を回転自在に支持するキャリア13、15の振れ回りが抑止されるので、リングギヤ17の振れ回りを抑制して、第2遊星歯車装置10がスムーズに同軸回転をすることができる。
また、本実施の形態に係る自動変速機は、リングギヤ17の内周面と支持部25aの外周面との間に滑り軸受36を介装した場合、滑り軸受36は、ローラーやボールを用いていないので、転がり軸受37を用いた場合よりも占有する空間を小さくすることができ、自動変速機1の設計の自由度を高めることができる。
また、本実施の形態に係る自動変速機は、リングギヤ17の内周面と支持部25aの外周面との間に転がり軸受37を介装した場合、滑り軸受36を用いた場合よりも摩擦損失を少なくすることができる。
なお、本実施の形態に係る自動変速機は、リングギヤ17の外周面に、第2クラッチC2のフリクションプレート34や第2ブレーキB2のフリクションプレート35が設けられているので、リングギヤ17を第2クラッチC2のフリクションプレート34や第2ブレーキB2のフリクションプレート35のハブとして機能させていても、リングギヤ17が振れ回りを起こすことがないので、第2クラッチC2や第2ブレーキB2に引きずりが発生することを防止することができる。
また、本実施の形態に係る自動変速機は、第2遊星歯車装置10がラビニヨ型遊星歯車機構を有するので、重量が重く、重量バランスの正確な調整が困難なラビニヨ型遊星歯車装置であっても、リングギヤ17の振れ回りを抑制して、第2遊星歯車装置10がスムーズに同軸回転をすることができる。
以上説明したように、本発明に係る自動変速機は、リングギヤの振れ回りを抑制して、遊星歯車装置がスムーズに同軸回転をすることができるという効果を有し、遊星歯車装置を備える自動変速機全般に有用である。
本発明の一実施の形態に係る自動変速機の概略構成を示すスケルトン図である。 本発明の一実施の形態に係る自動変速機の作動表である。 本発明の一実施の形態に係る自動変速機のリングギヤ周辺部の断面図である。 本発明の一実施の形態に係る自動変速機のリングギヤと支持部の拡大図であり、リングギヤと支持部との間に滑り軸受を介装した場合を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る自動変速機のリングギヤと支持部の拡大図であり、リングギヤと支持部との間に転がり軸受を介装した場合を示す図である。
符号の説明
1 自動変速機
10 第2遊星歯車装置(遊星歯車装置)
17 リングギヤ
17a フリクションプレート固定部(一端部)
17b フリクションプレート固定部(他端部)
25 ギヤケース(変速機ケース)
25a 支持部
28、29 スラストベアリング(軸支部)
30 リングギヤフランジ(軸支部)
34、35 フリクションプレート
36 滑り軸受(軸受)
37 転がり軸受(軸受)
B2 第2ブレーキ(摩擦係合装置)
C2 第2クラッチ(摩擦係合装置)

Claims (3)

  1. 変速機ケースと、リングギヤおよび前記リングギヤの軸線方向一端部を軸支する軸支部を有して、前記変速機ケースに収納された遊星歯車装置と、を備えた自動変速機において、前記リングギヤの軸線方向他端部の外周面に係合要素が配置され、前記変速機ケースが前記リングギヤを支持する支持部を有し、前記支持部に前記リングギヤの軸線方向他端部の内周面が軸受を介して支持されたことを特徴とする自動変速機。
  2. 前記軸受が滑り軸受であることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機。
  3. 前記軸受が転がり軸受であることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機。
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