JP5016475B2 - 通信装置,制御方法,プログラム,および記録媒体 - Google Patents

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Description

この発明は、第1の通信網(例えばインタネット)を介して通信を行う第1の通信手段と、第1の通信網とは異なる第2の通信網(例えば公衆回線網)を介して通信を行う第2の通信手段を有する通信装置(ネットワーク機器)、その通信装置における制御方法、上記通信装置を制御するコンピュータ(CPU)に実行させるプログラム,およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
従来から、通信機能を備えたプリンタ,ファクシミリ(FAX)装置,デジタル複写機,スキャナ装置,デジタル複合機等の画像処理装置を始め、ネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム等に通信機能(通信手段)を持たせた通信装置(電子装置)を被管理装置とし、サービスセンタ(管理センタ)の管理装置が公衆回線網やインタネット等の通信回線を介してこれらの被管理装置を遠隔管理する遠隔管理システムが提案されている。
このような遠隔管理システムでは、以下の(1)(2)に示すような被管理装置を使用することが一般に知られている。
(1)被管理装置は、複数の通信インタフェースを備えている。
(2)被管理装置は、自己が設置されている顧客先のネットワーク環境(インタネット,公衆回線網)に応じて特定の通信インタフェースを使用することにより、管理装置との通信を可能にし、その管理装置による遠隔管理を実現するようにしている。
このような被管理装置を使用する遠隔管理システムにおいて、被管理装置のOS(オペレーティングシステム)では、一般的に知られているOSであるLinux(登録商標)、BSD(登録商標)、Windows(登録商標)などと同様、通信配送先(通信相手)との通信経路を示す通信経路情報はルーティングテーブルによって管理されている。
ここで、一般的に知られているOSのカーネルにあるTCP/IPモジュールが一つのみのルーティングテーブルを持ち、IPパケット(以下単に「パケット」ともいう)を送ろうとするとき、ルーティングテーブルを参照して、自分に隣接するどのルータへパケットを転送すべきかを判断する。パケットを受け取ったルータ側でも、同じ処理を繰り返し、パケットを次々と転送していくことにより、パケットを目的のネットワークに届ける。
上記通信経路に関連する技術としては、例えば以下の特許文献1,2に記載のものが挙げられる。
特許文献1では、複数の通信インタフェース(ネットワークインタフェース)を有するマシン(ホスト)に、その各通信インタフェース毎にルーティングテーブルを備え、その各ルーティングテーブルのうち、アプリケーション(以下単に「アプリ」ともいう)から指定された通信インタフェースのルーティングテーブルによって通信経路の選択を行う手段とを設けることにより、アプリが、通信経路の障害を検出したとき、通信インタフェースの切り換えを行えるようにしたTCP/IPルーティングシステムが提案されている。
特許文献2では、複数の通信インタフェースを備え、自身と同一のセグメントからパケットを受信した場合に、そのパケットの送信元のIPアドレスに従って静的ルートを設定する(そのIPアドレスに従ったスタティックルーティングを行う)手段を設けることにより、効率の良い通信を行えるようにしたマシン(ネットワーク機器)が提案されている。
特許第3467230号公報 特開2006−101344号公報
上述した被管理装置では、複数の異なる通信相手とそれぞれ通信インタフェースを使用してネットワーク経由で通信を行う機能を有する複数のアプリケーション等の上位層モジュールが、下位層のTCP/IPモジュールのルーティングテーブルを共用し、ネットワーク経由で通信相手にパケットを送信する場合、そのパケットをルーティングテーブルに定められているディフォルトゲートウェイ(中継経路)に転送する。
したがって、複数の通信インタフェースが存在していたとしても、例えば上位層モジュールであるNRSモジュール(管理装置による遠隔管理に関する機能を実現するNRSアプリ)と他のモジュール(外部から印刷情報を受信して印刷する機能を実現するプリンタアプリやスキャナによって原稿画像を読み取って外部へ送信する機能を実現するスキャナアプリなど)は、同一の通信インタフェースを使用することになる。
前述のように、複数の通信インタフェースが存在したとしても、被管理装置のOSは一般的に知られているOSと同様、TCP/IPモジュールが通信を行う際に、使用できるルーティングテーブルは1つのみであるため、上位層モジュールであるNRSモジュールと他のモジュールが同一の通信インタフェースを使用することになり、上位層の複数のモジュールが同時にそれぞれの通信相手と通信する際に、複数の通信インタフェースを同時に使用できないという問題点がある。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、通信装置(被管理装置等)が複数の通信インタフェースを同時に使用して複数の異なる通信相手と通信できるようにすることを目的とする。
この発明は、上記の目的を達成するため、通信装置、その通信装置における制御方法、上記通信装置を制御するコンピュータに実行させるプログラム,およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
請求項1の発明による通信装置は、第1の通信網を介して通信を行う第1の通信手段と、上記第1の通信網とは異なる第2の通信網を介して通信を行う第2の通信手段と、上記第1の通信手段および上記第2の通信手段がそれぞれ通信を行う際に参照する通信経路情報を記憶する第1の記憶手段とを有する通信装置であって、上記第2の通信手段と通信する通信機器との通信経路を示す第1の通信経路情報を記憶する第2の記憶手段と、上記第2の通信手段上記通信機器と通信する際に、上記第2の記憶手段に記憶されている上記第1の通信経路情報上記第1の記憶手段に追加する通信経路情報追加手段と
上記第2の通信手段による上記通信機器との通信が完了した場合に、上記第1の記憶手段に追加された上記第1の通信経路情報を削除する通信経路情報削除手段とを設け、上記通信経路情報追加手段を、上記第1の通信手段又は上記第2の通信手段の起動時に、上記第1の通信経路情報とは異なる第2の通信経路情報を上記第1の記憶手段に追加する手段と、上記第2の通信手段が上記通信機器と通信する際に、上記第2の記憶手段に記憶されている上記第1の通信経路情報を正しい通信経路情報として上記第1の記憶手段に追加した上記第2の通信経路情報に上書きする手段と、上記第2の通信手段による上記通信機器との通信が完了し、上記通信経路情報削除手段によって上記上書きされた第1の通信経路情報が削除された場合に、再び上記第2の通信経路情報を上記第1の記憶手段に追加する手段とによって構成したものである。
請求項2の発明による通信装置は、請求項1の通信装置において、上記第1の記憶手段が更新されたことを検知する更新検知手段を設け、上記通信経路情報追加手段が、上記更新検知手段によって上記第1の記憶手段が更新されたことが検知された場合に、再び上記第2の通信経路情報を上記第1の記憶手段に追加するものである。
請求項3の発明による通信装置は、第1の通信網を介して通信を行う第1の通信手段と、上記第1の通信網とは異なる第2の通信網を介して通信を行う第2の通信手段と、上記第1の通信手段および上記第2の通信手段がそれぞれ通信を行う際に参照する通信経路情報を記憶する第1の記憶手段とを有する通信装置であって、上記第2の通信手段と通信する通信機器との通信経路を示す第1の通信経路情報を記憶する第2の記憶手段と、上記第2の通信手段が上記通信機器と通信する際に、上記第2の記憶手段に記憶されている上記第1の通信経路情報を上記第1の記憶手段に追加する通信経路情報追加手段と、上記第1の記憶手段を更新する更新手段とを設け、該更新手段に、上記第1の通信手段および上記第2の通信手段に対して上記第1の記憶手段の更新が可能か否かを問い合わせする更新可否問合手段と、該更新可否問合手段による問い合わせに対して、上記第1の記憶手段の更新禁止応答を受けた場合に、上記第1の記憶手段の更新を禁止する手段とを備え、上記第1の通信手段および上記第2の通信手段にそれぞれ、上記更新可否問合手段による問い合わせに対して、上記通信機器との通信中であった場合に、上記第1の記憶手段の更新禁止応答を上記更新手段へ送信する手段を備えたものである。
請求項の発明による通信装置は、第1の通信網を介して通信を行う第1の通信手段と、上記第1の通信網とは異なる第2の通信網を介して通信を行う第2の通信手段と、上記第1の通信手段および上記第2の通信手段がそれぞれ通信を行う際に参照する通信経路情報を記憶する第1の記憶手段とを有する通信装置であって、上記第2の通信手段と通信する通信機器との通信経路を示す第1の通信経路情報を記憶する第2の記憶手段と、上記第2の通信手段が通信機器と通信する際に、上記第2の記憶手段に記憶されている上記第1の通信経路情報を上記第1の記憶手段に追加する通信経路情報追加手段と、上記第1の記憶手段を更新する更新手段とを設け、該更新手段に、上記第1の通信手段および上記第2の通信手段に対して上記第1の記憶手段の更新が可能か否かを問い合わせする更新可否問合手段と、上記更新可否問合手段による問い合わせに対して、上記第1の記憶手段の更新許可応答を受けた場合に、上記第1の記憶手段の更新を許可する手段とを備え、上記第1の通信手段および上記第2の通信手段にそれぞれ、上記更新可否問合手段による問い合わせに対して、通信機器との通信中であった場合に、該通信中の回線を強制遮断する手段と、該手段によって上記通信中の回線が強制遮断された後、上記第1の記憶手段の更新許可応答を上記更新手段へ送信する手段とを備えたものである。
請求項の発明による通信装置は、請求項1〜4のいずれかの通信装置において、上記第2の通信手段が通信機器と通信する際に、上記第2の通信網との接続が確立したか否かを判断する接続確立判断手段を設け、上記通信経路情報追加手段が、上記接続確立判断手段によって上記第2の通信手段と上記第2の通信網との接続が確立したと判断された場合に、上記第2の記憶手段に記憶されている上記第1の通信経路情報を上記第1の記憶手段に追加するものである。
請求項の発明による通信装置は、請求項1〜5のいずれかの通信装置において、上記第2の通信網を、電話回線を使用した通信網としたものである。
請求項の発明による通信装置は、請求項の通信装置において、上記第2の通信手段と上記第2の通信網との間の通信方式は、PPPを利用するものである。
請求項の発明による通信装置における制御方法は、第1の通信網を介して通信を行う第1の通信手段と、上記第1の通信網とは異なる第2の通信網を介して通信を行う第2の通信手段と、上記第1の通信手段および上記第2の通信手段がそれぞれ通信を行う際に参照する通信経路情報を記憶する第1の記憶手段とを有する通信装置における制御方法であって、上記第2の通信手段と通信する通信機器との通信経路を示す第1の通信経路情報を第2の記憶手段に予め記憶しておき、上記第2の通信手段上記通信機器と通信する際に、上記第2の記憶手段に記憶されている上記第1の通信経路情報上記第1の記憶手段に追加する通信経路情報追加工程と、上記第2の通信手段による上記通信機器との通信が完了した場合に、上記第1の記憶手段に追加された上記第1の通信経路情報を削除する通信経路情報削除工程とを有し、上記通信経路情報追加工程を、上記第1の通信手段又は上記第2の通信手段の起動時に、上記第1の通信経路情報とは異なる第2の通信経路情報を上記第1の記憶手段に追加する工程と、上記第2の通信手段が上記通信相手と通信する際に、上記第2の記憶手段に記憶されている上記第1の通信経路情報を正しい通信経路情報として上記第1の記憶手段に追加した上記第2の通信経路情報に上書きする工程と、上記第2の通信手段による上記通信機器との通信が完了し、上記通信経路情報削除手段によって上記上書きされた第1の通信経路情報が削除された場合に、再び上記第2の通信経路情報を上記第1の記憶手段に追加する工程とによって構成したものである。
請求項の発明によるプログラムは、第1の通信網を介して通信を行う第1の通信手段と、上記第1の通信網とは異なる第2の通信網を介して通信を行う第2の通信手段と、上記第1の通信手段および上記第2の通信手段がそれぞれ通信を行う際に参照する通信経路情報を記憶する第1の記憶手段と、上記第2の通信手段と通信する通信機器との通信経路を示す第1の通信経路情報を記憶する第2の記憶手段とを有する通信装置を制御するコンピュータに、上記第2の通信手段上記通信機器と通信する際に、上記第2の記憶手段に記憶されている上記第1の通信経路情報上記第1の記憶手段に追加する通信経路情報追加機能と、上記第2の通信手段による上記通信機器との通信が完了した場合に、上記第1の記憶手段に追加された第1の通信経路情報を削除する通信経路情報削除機能とを実現するためのプログラムであり、上記通信経路情報追加機能を、上記第1の通信手段又は上記第2の通信手段の起動時に、上記第1の通信経路情報とは異なる第2の通信経路情報を上記第1の記憶手段に追加する機能と、上記第2の通信手段が上記通信機器と通信する際に、上記第2の記憶手段に記憶されている上記第1の通信経路情報を正しい通信経路情報として上記第1の記憶手段に追加した上記第2の通信経路情報に上書きする機能と、上記第2の通信手段による上記通信機器との通信が完了し、上記通信経路情報削除機能によって上記上書きされた第1の通信経路情報が削除された場合に、再び上記第2の通信経路情報を上記第1の記憶手段に追加する機能とによって構成されたものである。
請求項10の発明によるプログラムは、請求項のプログラムにおいて、上記コンピュータに、上記第1の記憶手段が更新されたことを検知する更新検知機能をも実現するためのプログラムであり、上記通信経路情報追加機能は、上記更新検知機能によって上記第1の記憶手段が更新されたことが検知された場合に、再び上記第2の通信経路情報を上記第1の記憶手段に追加するものである。
請求項11の発明によるプログラムは、請求項又は10のプログラムにおいて、上記コンピュータに、上記コンピュータに、上記第2の通信手段通信機器と通信する際に、上記第2の通信網との接続が確立したか否かを判断する接続確立判断機能をも実現するためのプログラムであり、上記通信経路情報追加機能が、上記接続確立判断機能によって上記第2の通信手段と上記第2の通信網との接続が確立したと判断された場合に、上記第2の記憶手段に記憶されている上記第1の通信経路情報を上記第1の記憶手段に追加するものである。
請求項12の発明による記録媒体は、請求項11のいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
この発明によれば、通信装置が、第2の通信手段と通信する通信機器との通信経路を示す第1の通信経路情報(例えば通信機器の宛先情報および通信機器と通信するために必要なゲートウェイ情報)を第2の記憶手段(メモリ)に予め記憶しておき、第2の通信手段通信機器と通信を行う際に第2の記憶手段に記憶されている第1の通信経路情報を第1の記憶手段に追加するので、第2の通信手段がその第1の記憶手段を参照することにより、指定ゲートウェイを経由して通信機器(例えば管理装置)と通信すると共に、第1の通信手段も第1の記憶手段を参照することにより、ディフォルトゲートウェイを経由して他の通信機器(例えば管理装置以外のネットワーク機器)と通信することができる。つまり、複数の通信手段を同時に使用して複数の異なる通信機器と通信することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。なお、この実施形態では、遠隔管理システムとして、デジタル複合機(以下「MFP」という)を被管理装置とする画像形成装置管理システムを用いた例について説明する。
〔画像形成装置管理システムの構成例〕
まず、この発明の一実施形態である画像形成装置管理システムの構成について、図1を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態である画像形成装置管理システムの構成例を示す概念図である。
この画像形成装置管理システムは、MFP100を被管理装置とする遠隔管理システムである。
MFP100は、複数の通信インタフェースを備えており、自己が設置されている顧客先のネットワーク環境に応じていずれかの通信インタフェースを使用することにより、管理装置400との通信を可能にして、その管理装置400による遠隔管理を実現しつつ、他の通信インタフェースを同時に使用可能(共存可能)にしている。
例えば、NIC(Network Interface Card)101を使用し、LAN(Local Area Network)等のネットワーク11、ルータ等のゲートウェイ500、インタネット300,およびネットワーク41を経由して管理装置400のNIC401と接続するか、あるいはモデム102を使用し、電話回線を使用した通信網である公衆回線(PSTN)網200を経由して管理装置400のモデム402と接続することにより、管理装置400による遠隔管理を実現しつつ、遠隔管理に利用されていない通信インタフェースを使用して、図示しないPC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器(ネットワーク機器)と画像情報(スキャナによって読み取った画像情報等)やその他のデータの送受信を行う。
ここで、遠隔管理に利用されていない通信インタフェースを第1の通信インタフェース、遠隔管理に利用されている通信インタフェースを第2の通信インタフェースとする。そして、この実施形態では、第1の通信インタフェースをNIC101、第2の通信インタフェースをモデム102とすると共に、第1の通信網をインタネット300、第2の通信網を公衆回線網200とする。
なお、MFP100の代わりに、複写装置やプリンタ,ファクシミリ装置等の他の画像形成装置を用いることもできる。
このような画像形成装置管理システムにおいて、遠隔管理を実現するため、各装置にRPC(Remote Procedure Call)により、相互実装するアプリケーション(アプリケーションプログラム)のメソッドに対する処理の要求、応答を送受信できるようにしている。また、RPCを実現するために、SOAP(Simple Object Access Protocol)、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)などのプロトコルを利用することができる。
〔管理装置のハードウェア構成例〕
次に、図1の管理装置400のハードウェア構成について、図2を用いて具体的に説明する。
図2は、図1の管理装置400のハードウェア構成例を示すブロック図である。
この管理装置400は、NIC401,モデム402,制御装置411,データベース412,通信端末416,プロキシサーバ417,および操作者端末418を備え、モデム407以外の各部をLAN等のネットワーク415を介して接続する。
制御装置411は、図示しないCPU,ROM,RAM等から構成させるマイクロコンピュータを備え、CPUがROMやデータベース412内のプログラムを必要に応じて実行し、管理装置400を全体的に制御することにより、各種の機能を実現することができる。
データベース412は、MFP100の管理に用いる各種パラメタ,プログラム(管理プログラム等),操作者端末418から入力されるデータを記憶するパラメタ記憶エリア413と、MFP100のカウンタ情報(課金カウンタ値など)を記憶するカウンタ記憶エリア414とによって構成される記憶手段である。
通信端末416は、モデム402の通信制御を行うものである。
モデム402は、公衆回線網200を介してMFP100と通信可能に接続するものであり、送受信するデータを変復調する。このモデム402と通信端末416により通信手段としての機能を果たす。
プロキシサーバ417は、NIC401を使用してLAN等のネットワーク41,インタネット300,ゲートウェイ500,およびネットワーク11を介してMFP100との通信を行う。このプロキシサーバ417も、通信手段としての機能を果たす。
操作者端末418は、オペレータによる各種データの入力インタフェースである。
〔MFPのハードウェア構成例〕
次に、図1のMFP100のハードウェア構成について、図3を用いて具体的に説明する。
図3は、図1のMFP100のハードウェア構成例を示すブロック図である。
このMFP100は、複写機,プリンタ,FAX(ファックス)装置,スキャナ装置としての機能(サービス)、つまりコピー機能,プリンタ機能,FAX機能,スキャナ機能を含む各種機能を実現できる画像形成装置であり、図3に示すように、コントローラボード110,操作パネル120,FCU(ファックスコントロールユニット)121,USB(Universal Serial Bus)・I/F122,IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394・I/F123,プロッタ/スキャナエンジン124,および周辺機125から構成されている。これらの構成が、原稿の画像読み取り,印刷(画像形成),画像情報送信等の画像処理を行うためのハードウェア資源である。
コントローラボード110は、当該MFP100の各部を統括的に制御するものである。その制御により、各種機能を実現することができる。
操作パネル120は、MFP100に対して操作を行うオペレータのためのインタフェースであり、データ入力やジョブ実行指示を行うための各種の操作キー(操作スイッチ又は操作ボタンともいう)と、各種情報を表示するLCD又はCRTの文字表示器とを備えている。
FCU121は、外部機器、例えばFAX装置又はモデム機能(FAX通信機能)を有するデジタル複写機や他のMFP等の画像形成装置との通信を公衆回線網200経由で制御するものである。
USB・I/F122およびIEEE1394・I/F123はそれぞれ、外部機器と直接接続して通信を行うための、USB規格,IEEE1394規格のインタフェース(直接インタフェース)である。
プロッタ/スキャナエンジン124は、原稿の画像を読み取るスキャナ(画像読取手段)、およびスキャナによって読み取った画像情報あるいは外部機器から受信した印刷情報を可視画像として用紙(他の記録媒体でもよい)上に印刷するプロッタ(画像形成手段)に相当するものである。なお、図示しないPC等の外部機器から受信した印刷情報が印刷用の画像情報でなく、文字コードや描画情報であれば、それらをコントローラボード110によって印刷用の画像情報に変換される。
周辺機125は、原稿をスキャナの画像読取位置へ自動給送する自動原稿給送装置(ADF)や、プロッタ/スキャナエンジン124によって印刷がなされた用紙に対してソート(仕分け),パンチ(穴開け),ステープル処理等の後処理を行う後処理装置などに相当するものである。
コントローラボード110は、CPU111,ASIC(Application Specific Integrated Circuit)112,SDRAM113,フラッシュメモリ114,HDD115,遠隔管理システム用メモリ116,NIC101,およびモデム102等によって構成されている。
CPU111は、ASIC112を介してデータ処理(各機能の制御)を行う演算処理手段である。このCPU111は、SDRAM113,フラッシュメモリ114(又はHDD115)内のプログラムを必要に応じて実行し、装置の制御を行うことにより、この発明に関わる機能である第1の通信手段,第2の通信手段,通信経路情報追加手段,通信経路情報削除手段,接続確立判断手段,更新検知手段,および更新手段としての機能を含む各種の機能を実現することができる。
ASIC112は、CPU111の制御対象となるデバイスの共有化を図り、アーキテクチャの面からアプリケーション等の開発の高効率化を支援するものである。
SDRAM113は、各種プログラムを記憶するプログラムメモリや、CPU111がデータ処理時に使用するワークメモリ等として使用するメモリである。
フラッシュメモリ114は、ブートプログラムやOSイメージの他に、各種不揮発性を求めるデータ(機種機番、IPアドレス等の管理情報)を記憶する不揮発性メモリ(NV−RAM)である。
HDD115は、不揮発性記憶媒体であるハードディスク装置(記憶手段)であり、更新用ファームウェアや実行用ファームウェア等のプログラムを記憶することができる。
遠隔管理システム用メモリ116は、遠隔管理システムにおける各機能(遠隔管理機能)を実現するための各種情報を記憶する不揮発性メモリである。その遠隔管理機能を実現するための情報には、後述する管理装置400の宛先情報を含む管理装置400との通信経路を示す情報(通信経路情報)が含まれる。
NIC101は、図1のネットワーク11,ゲートウェイ500,インタネット300,およびネットワーク41を介して管理装置400のプロキシサーバ417と通信するために接続するインタフェースである。
モデム102は、公衆回線網200を介して管理装置400のモデム402と通信可能に接続するものである。
〔MFPのソフトウェア構成例〕
次に、この画像処理装置のソフトウェア構成について、図4を用いて具体的に説明する。なお、以下に示すNRSアプリを含む各プログラムによる処理は、実際にはCPU111がそれらのプログラムに従って動作することによって実行するが、説明の都合上、それらのプログラムが処理を実行するものとする。以後も、プログラムが何らかの処理を行うものとして説明を行う場合には、同様とする。また、「アプリ」を「モジュール」ともいう。
図4は、図1のMFP100のソフトウェア構成例を示すブロック図である。
このMFP100のソフトウェア構成は、アプリケーションモジュール層,サービスモジュール層,汎用OS層からなる。これらのソフトウェアを構成するプログラムは、フラッシュメモリ114(又はHDD115)に記憶されている。
CPU111は、ASIC112経由でフラッシュメモリ114内のブートプログラムを起動(実行)させてOSイメージを読み出し、SDRAM113にロードしてOSに展開し、その展開したOSを起動させる。その後、必要に応じてフラッシュメモリ114内の各アプリケーションやサービスなどのプログラムを読み出し、SDRAM113にロードして展開し、起動させ、装置の制御を行うことにより、各種機能を実現することができる。
アプリケーションモジュール層のソフトウェアは、コントローラボード110上のCPU(コントローラCPU)111を、ハードウェア資源を動作させて所定の機能を実現させる複数のアプリケーション制御手段として機能させるためのプログラムによって構成され、サービスモジュール層のソフトウェアは、CPU111を、ハードウェア資源と各アプリケーション制御手段との間に介在し、複数のアプリケーション制御手段からのハードウェア資源に対する動作要求の受付、その動作要求の調停、およびその動作要求に基づく動作の実行制御を行うサービス制御手段として機能させるためのプログラムによって構成される。
アプリケーションモジュール層には、NRSアプリ(以下単に「NRS」ともいう)151、コピーアプリ152,ファックスアプリ153,プリンタアプリ154,スキャナアプリ155,ネットファイルアプリ156,ウェブアプリ157を実装している。また、サービスモジュール層には、オペレーションコントロールサービス(OCS)160,エンジンコントロールサービス(ECS)161,メモリコントロールサービス(MCS)162,ネットワークコントロールサービス(NCS)163,ファクスコントロールサービス(FCS)164,システムコントロールサービス(SCS)165,システムリソースマネージャ(SRM)170,イメージメモリハンドラ(IMH)171,デリバリーコントロールサービス(DCS)166,ユーザコントロールサービス(UCS)167を実装している。更に、汎用OS層には、汎用OS172を実装している。
これらを更に詳述する。
NRS151は、ネットワーク11やゲートウェイ500等を介してデータを送受信する際のデータの変換を行うなど、ネットワーク11やゲートウェイ500等を介した遠隔管理に関する機能およびスケジューラ機能を実現するアプリケーションである。また、モデム制御を行い、PPP(Point-to-Point Protocol)を用いて公衆回線網200を介した遠隔管理に関する機能を実現するアプリケーションでもある。
コピーアプリ152,ファックスアプリ153,プリンタアプリ154,スキャナアプリ155,ネットファイルアプリ156,ウェブアプリ157は、それぞれ名前の通りのサービスを実現するためのアプリケーションである。
OCS160は、操作パネル120を制御するモジュールである。
ECS161は、プロッタ/スキャナエンジン124を制御するモジュールである。
MCS162は、メモリ制御をするモジュールである。
NCS163は、ネットワーク11とアプリケーションモジュール層の各アプリケーションとの仲介処理を行わせるモジュールである。
FCS164は、ファクシミリ機能を実現するモジュールである。
SCS165は、コマンドの内容に応じたアプリケーションモジュール層の各アプリケーションの起動管理および終了管理、各アプリケーションの動作の調停を行うモジュールである。
SRM170は、システムの制御およびリソースの管理を行うモジュールである。
IMH171は、一時的に画像データ(画像情報)を入れておくメモリを管理するモジュールである。
DCS166は、HDD115やコントローラボード110上のメモリに記憶している(する)画像ファイル等をSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やFTP(File Transfer Protocol)を用いて送受信するモジュールである。
UCS167は、機器利用者(ユーザ)が登録した通信相手(但し管理装置400以外)の宛先情報やユーザ情報を管理するモジュールである。
汎用OS172は、UNIX(登録商標),Linux(登録商標),Windows(登録商標)などのオペレーティングシステムを使用することができる。それらのうち、UNIXやLinuxを用いれば、オープンソースゆえの安全性が担保され、ソースコード入手の容易性などの利点がある。これらのオペレーティングシステムは、サービスモジュール層やアプリケーションモジュール層のプログラムなどを実行させる処理を司る。
汎用OS172のカーネルには、モデムドライバ173,PPPドライバ174,およびTCP/IPモジュール175が包含されている。
モデムドライバ173およびPPPドライバ174は、モデム102を使用してPPP通信を行わせるデバイス制御モジュールである。
TCP/IPモジュール175は、一つのみのルーティングテーブルを持ち、パケットを送ろうとするとき、ルーティングテーブルを参照して、自分に隣接するどのルータへパケットを転送すべきかを判断する。パケットを受け取ったルータ側でも、同じ処理を繰り返し、パケットを次々と転送していくことにより、パケットを目的のネットワークに届ける。
以下、このように構成された画像形成装置管理システムにおけるこの発明に関わる制御の各実施例について、図5〜図11も参照して具体的に説明する。
ここで、この発明に関わる特徴部分の実施例の説明に入る前に、理解の便宜のため、図5を参照して従来の問題点について説明する。なお、その説明の便宜のため、図4を使用する。
図5の(a)(b)は、図4のTCP/IPモジュール175のルーティングテーブルの内容を従来と比較して示す図である。
図5の(a)は、ルーティングテーブルに設定されている、管理装置400および他の通信相手との各通信経路を示す情報である通信経路情報である。
従来、上位層モジュールであるNRS151と他のモジュール(スキャナアプリ155等の各上位層アプリ)は、通信相手の宛先が指定されてIPパケットの送信が要求されると、指定された宛先の情報(IPアドレス)をパラメタとして付加した通信要求を汎用OS172に対して送信し、その送信要求を受けた汎用OS172のTCP/IPモジュール175が、図5の(a)に示すようなルーティング設定に従い、NIC101をパケット送信する通信インタフェース(通信I/F)として選択する。
そして、ルーティング設定に従い、ディフォルトゲートウェイであるゲートウェイ500を経由して通信相手と通信する。
したがって、複数の通信インタフェース(NIC101,モデム102)が存在したとしても、上位層モジュールであるNRS151のモジュール(遠隔管理機能)とプリンタアプリ154,スキャナアプリ155等の他のモジュールが、同一の通信インタフェースであるNIC101を使用することになり、同時にそれぞれの通信相手と通信する際に、複数の通信インタフェースを同時に使用できない。
図5の(b)は、同図の(a)に示した通信経路情報に静的ルートを追加したものである。この場合は、ルーティングテーブルに前述した通信経路情報が設定されている他、所定のタイミングでダミーの静的ルートや正しい静的ルートが追加(又は上書き)されていることになる。
以下の実施例では、管理装置400との新たな通信経路を示す情報(以下「新通信経路情報」という)、つまりNRS151とやり取りする管理装置400の宛先情報および管理装置400と通信するために必要な指定されたゲートウェイであるRAS(Remote Access Service)サーバ,第2の通信インタフェースであるモデム102を示す各情報を遠隔管理システム用メモリ116に予め記憶しておき、上位層モジュールであるNRS151が、管理装置400と通信する際に、その新通信経路情報を静的ルート(正しい静的ルート)として、図5の(b)に破線で囲んで示すようにルーティングテーブルに追加する。
すなわち、通信相手の宛先として管理装置400が指定されてIPパケットの送信が要求されると、指定された管理装置400の情報をパラメタとして付加したダイヤルアップ接続要求(静的ルート追加要求を含む)をモデムドライバ173に対して送信し、そのモデムドライバ173が、ダイヤルアップ接続を行った後、ルーティングテーブルに静的ルートを追加する。
TCP/IPモジュール175は、図5の(b)に示すようなルーティング設定(静的ルート)に従い、モデム102(第2の通信インタフェース)をパケット送信する通信インタフェースとして選択する。
そして、ルーティング設定(静的ルート)に従い、指定ゲートウェイであるRASサーバを経由して管理装置400と通信する。
このとき、他のモジュールが、ルーティング設定に従って、NIC101(第1の通信インタフェース)をパケット送信する通信インタフェースとして選択し、そのNIC101を使用し、ディフォルトゲートウェイであるゲートウェイ500を経由して管理装置400以外のネットワーク機器(PC等の外部機器)と通信することができる。つまり、複数の通信インタフェースを同時に使用して複数の異なる通信相手と通信することができる。
このように、複数の通信インタフェース(NIC101,モデム102)が存在する場合、上位層モジュールであるNRS151のモジュール(遠隔管理機能)がモデム102を、プリンタアプリ154,スキャナアプリ155等の他のモジュールがNIC101をそれぞれ使用することになり、同時にそれぞれの通信相手と通信する際に、複数の通信インタフェースを同時に使用できるようになる。
〔第1実施例〕
まず、第1実施例について、図6を参照して具体的に説明する。
図6は、図1のMFP100が管理装置400と通信する際の処理および通信のシーケンスの第1例を示す図である。
MFP100のNRS151(図4)は、自身とやり取りする通信相手である管理装置400と通信する場合、ステップS1でその宛先情報(IPアドレス)を含む新通信経路情報を遠隔管理システム用メモリ116から読み出す。その新通信経路情報は、遠隔管理システム用メモリ116に予め記憶保持してある。
そして、ステップS2で管理装置400との通信を開始し、ステップS3でダイヤルアップ接続要求をモデムドライバ173へ送信する。そのダイヤルアップ接続要求には、遠隔管理システム用メモリ116から読み出した新通信経路情報がパラメタとして付加されている。
モデムドライバ173は、そのダイヤルアップ接続要求を受信すると、ステップS4でモデム102を使用して管理装置400のモデム402と接続するためのダイヤルアップ接続を行う。このとき、RASサーバへのアクセスを行う。
そして、ステップS5でそのダイヤルアップ接続が完了(確立)したと判断し、その直後にステップS6へ進み、受信したダイヤルアップ接続要求に付加されている新通信経路情報を静的ルートとして図5の(b)に破線で囲んで示したようにTCP/IPモジュール175のルーティングテーブルに追加する。なお、その追加の処理は、NRS151からのダイヤルアップ接続要求時に行っているため、NRS151が間接的に行っていることになるが、NRS151がモデムドライバ173からの指示によって直接行っても構わない。
モデムドライバ173は、新通信経路情報を静的ルートとしてTCP/IPモジュール175のルーティングテーブルに追加した後、ステップS7でダイヤルアップ接続要求に対する応答であるダイヤルアップ接続応答をNRS151へ返答する。
NRS151は、そのダイヤルアップ接続応答(接続OKの返答)を受信した後、ステップS8〜S12でモデムドライバ173,PPPドライバ174,およびTCP/IPモジュール175を用いて管理装置400とTCP/IP通信を行う。このとき、TCP/IPモジュール175のルーティングテーブルには管理装置400に関する静的ルート(新通信経路情報)が存在するため、その静的ルートに従い、TCP/IPモジュール175がステップS8でモデム102を採択し、モデムドライバ173がステップS12でモデム102を使用し、RASサーバを経由して管理装置400とTCP/IP通信を行う。
したがって、NRS151が管理装置400とTCP/IP通信を行っている最中でも、ルーティングテーブルでは図5の(b)に示したように通信経路情報は変更されていないため、プリンタアプリ154,スキャナアプリ155等の他のモジュールが、NIC101を使用し、ディフォルトゲートウェイ(ゲートウェイ500)を経由して管理装置400以外のネットワーク機器と通信することができる。
NRS151は、ステップS13で管理装置400とのTCP/IP通信が完了すると、ステップS14でダイヤルアップ切断要求をモデムドライバ173へ送信する。
モデムドライバ17は、そのダイヤルアップ切断要求を受信すると、ステップS15でダイヤルアップを切断し、ステップS16でそのダイヤルアップ切断が完了したと判断すると、ステップS17でTCP/IPモジュール175のルーティングテーブルに追加した静的ルートを削除した後、ステップS18でダイヤルアップ切断要求の応答であるダイヤルアップ切断応答をNRS151へ返答する。
第1実施例によれば、MFP(被管理装置)は、予めNRSモジュールとやり取りする管理装置との通信経路を示す新通信経路情報(管理装置の宛先情報および管理装置と通信するために必要な指定ゲートウェイ,第2の通信インタフェースを示す各情報)を不揮発性メモリに記憶しておき、NRSモジュールが、管理装置と通信する際に、その新通信経路情報を静的ルートとしてTCP/IPモジュールのルーティングテーブルに追加するので、そのルーティングテーブルを参照することにより、第2の通信インタフェース(モデム)を使用し、指定ゲートウェイ(RASサーバ)を経由して管理装置と通信すると共に、他のモジュールも、ルーティングテーブルを参照することにより、第1の通信インタフェース(NIC)を使用し、ディフォルトゲートウェイを経由して管理装置400以外のネットワーク機器と通信することができる。つまり、複数の通信インタフェースを同時に使用して複数の異なる通信相手と通信することができる。
〔第2実施例〕
次に、第2実施例について、図7を参照して具体的に説明する。なお、この第2実施例は第1実施例と若干異なるだけなので、その異なる部分を中心に説明する。
図7は、図1のMFP100が管理装置400と通信する際の処理および通信のシーケンスの第2例を示す図である。
MFP100のNRS151(図4)は、ステップS21〜S23で図6のステップS1〜S3と同様の各処理を順次行う。
モデムドライバ173は、NRS151からダイヤルアップ接続要求を受信すると、ステップS24でモデム102を使用して管理装置400のモデム402と接続するためのダイヤルアップ接続(PPP接続)を行い、ステップS25でそのダイヤルアップ接続が成功(確立)したか失敗したかを判断する。
そして、ダイヤルアップ接続が成功した(OKだった)場合には、ステップS26へ進み、受信したダイヤルアップ接続要求に付加されている新通信経路情報を静的ルートとしてTCP/IPモジュール175のルーティングテーブルに追加した後、ステップS27でダイヤルアップ接続要求に対する応答であるダイヤルアップ接続が成功した旨を示すダイヤルアップ接続応答(OK)をNRS151へ返答する。ダイヤルアップ接続が失敗した(NGだった)場合には、静的ルートの追加を行わず、ステップS28でダイヤルアップ接続要求に対する応答であるダイヤルアップ接続が失敗した旨を示すダイヤルアップ接続応答(NG)をNRS151へ返答する。
NRS151は、そのダイヤルアップ接続応答(NG)又はダイヤルアップ接続応答(OK)を受信すると、その受信したダイヤルアップ接続応答がステップS29で成功を示すものであるか失敗を示すものであるかを判断し、成功(OK)を示すものであればステップS30〜S40で図6のステップS8〜S18と同様に管理装置400とのTCP/IP通信を含む各処理を順次行い、失敗(NG)を示すものであれば管理装置400とのTCP/IP通信を行わず、ステップS35〜S40で図6のステップS13〜S18と同様の各処理を順次行う。
第2実施例によれば、第1実施例と同様の作用効果を得ることができる。また、NRSモジュールは、管理装置と通信するためにダイヤルアップ接続要求をモデムドライバへ送信し、その要求を受けたモデムドライバ(ダイヤルアップ制御モジュール)がモデム(第2の通信インタフェース)を使用して管理装置のモデムと接続するためのダイヤルアップ接続を行い、そのダイヤルアップ接続が失敗した場合には、静的ルートの追加を行わないので、その追加の処理を無駄に行うことがなくなる分だけ、処理効率が向上する。
〔第3実施例〕
次に、第3実施例について、図8も参照して具体的に説明する。この第3実施例は、上述した第1実施例の制御に図8によって説明する制御を加えたものであるが、その制御を上述した第2実施例の制御に加えてもよい。
図8は、図1のMFP100が管理装置400と通信する際の処理および通信のシーケンスの第3例を示す図である。
MFP100のNRS151(図4)は、ネットワーク機器と通信を行うためのネットワーク機能(通信に関する機能を実現するプログラム)の起動時に、まずステップS41で通信相手の宛先に基づいてダミーの通信経路情報を作成してSDRAM113に一時的に記憶する。
次に、ステップS42でダイヤルアップ接続要求をモデムドライバ173へ送信する。そのダイヤルアップ接続要求には、ダミーの通信経路情報がパラメタとして付加されている。
モデムドライバ173は、そのダイヤルアップ接続要求を受信すると、ステップS43でモデム102を使用してダイヤルアップ接続を行う。このとき、RASサーバへのアクセスを行う。
そして、ステップS44でそのダイヤルアップ接続が完了したと判断した後、ステップS45へ進み、受信したダイヤルアップ接続要求に付加されているダミーの通信経路情報を静的ルートとしてTCP/IPモジュール175のルーティングテーブルに追加し、ステップS46でダイヤルアップ接続要求に対する応答であるダイヤルアップ接続応答をNRS151へ返答する。
その後、NRS151ではなく、他のアプリ(モジュール)が、ステップS47でモデムドライバ173,PPPドライバ174,およびTCP/IPモジュール175を用いて管理装置400とTCP/IP通信を行おうとした場合、TCP/IPモジュール175のルーティングテーブルにはダミーの静的ルート(通信経路情報)が存在するため、ステップS48でそのダミーの静的ルートを使用するが、その静的ルートに従って管理装置400とTCP/IP通信を行えないため、ステップS49で通信を行おうとした他のアプリへ通信エラーを送信する。
それに対して、NRS151は、管理装置400と通信する場合、ステップS50でその宛先情報を含む新通信経路情報を遠隔管理システム用メモリ116から読み出し、ステップS51で管理装置400との通信を開始して、ステップS52でその読み出した新通信経路情報をパラメタとして付加したダイヤルアップ接続要求をモデムドライバ173へ送信する。
モデムドライバ173は、そのダイヤルアップ接続要求を受信すると、ステップS53でモデム102を使用して管理装置400のモデム402と接続するためのダイヤルアップ接続を行う。
そして、ステップS54でそのダイヤルアップ接続が完了したと判断し、その直後にステップS55へ進み、受信したダイヤルアップ接続要求に付加されている新通信経路情報を静的ルートとしてTCP/IPモジュール175のルーティングテーブル上のダミーの静的ルートに上書きした後、ステップS56でダイヤルアップ接続要求に対する応答であるダイヤルアップ接続応答をNRS151へ返答する。
NRS151は、そのダイヤルアップ接続応答を受信した後、ステップS57〜S61でモデムドライバ173,PPPドライバ174,およびTCP/IPモジュール175を用いて管理装置400とTCP/IP通信を行い、ステップS62でそのTCP/IP通信が完了すると、ステップS63でダイヤルアップ切断要求をモデムドライバ173へ送信する。
モデムドライバ173は、そのダイヤルアップ切断要求を受信すると、ステップS64でダイヤルアップを切断し、ステップS65でそのダイヤルアップ切断が完了したと判断すると、ステップS66でTCP/IPモジュール175のルーティングテーブルのダミーの静的ルートに上書きした静的ルートを削除した後、ステップS67でダイヤルアップ切断要求の応答であるダイヤルアップ切断応答をNRS151へ返答する。
NRS151は、そのダイヤルアップ切断応答を受信すると、ステップS68〜S72で上述したステップS42〜S46と同様の処理を行うことにより、再びダミーの通信経路情報を静的ルートとしてTCP/IPモジュール175のルーティングテーブルに追加する。
第3実施例によれば、第1実施例又は第2実施例と同様の作用効果を得ることができる。また、NRSモジュールが、ネットワーク機能の起動時に、モデムドライバによってダミーの静的ルートをTCP/IPモジュールのルーティングテーブルに追加するため、他のモジュールは管理装置と通信することができず、不本意なパケットが意図しない通信インタフェース(モデム)を経由して送信されることを防ぐことができる。
〔第4実施例〕
次に、第4実施例について、図9も参照して具体的に説明する。この第4実施例は、上述した第3実施例の制御に図9によって説明する制御を加えたものであるが、その制御を上述した第1実施例又は第2実施例の制御に加えてもよい。
図9は、図1のMFP100が管理装置400と通信する際の処理および通信のシーケンスの第4例を示す図である。
MFP100のNRS151,モデムドライバ173,TCP/IPモジュール175,およびPPPドライバ174は、ステップS81〜S98で図8のステップS41〜S46,S50〜S61と同様の各処理を順次行う。
一方、SCS165は、NRS151による管理装置400との通信中(S98)に、TCP/IPモジュール175のルーティングテーブルがリフレッシュ(更新)された場合(S99)に、そのリフレッシュをステップS100で検知し、ステップS101でNRS151へ通報する。
NRS151は、そのルーティングテーブルのリフレッシュの通報を受けると、ステップS102〜S106で図8のステップS68〜S72と同様の処理を行うことにより、再びダミーの通信経路情報を静的ルートとしてTCP/IPモジュール175のルーティングテーブルに追加する。
第4実施例によれば、第3実施例と同様の作用効果を得ることができる。また、NRSモジュールが、SCSモジュールによってルーティングテーブルのリフレッシュを検知した場合に、モデムドライバによって再びダミーの静的ルートをTCP/IPモジュールのルーティングテーブルに追加することにより、ルーティングテーブルがリフレッシュされた場合でも、不本意なパケットが意図しない通信インタフェース(モデム)を経由して送信されることを防ぐことができる。
〔第5実施例〕
次に、第5実施例について、図10も参照して具体的に説明する。この第5実施例は、
図8によって説明した第3実施例の制御に図10によって説明する制御を加えたものであるが、その制御を図6,図7,図9によって説明した第1実施例,第2実施例,第4実施例のいずれかの制御に加えてもよい。
図10は、図1のMFP100が管理装置400と通信する際の処理および通信のシーケンスの第5例を示す図である。
MFP100のNRS151,モデムドライバ173,TCP/IPモジュール175,およびPPPドライバ174は、図示は省略しているが、図8のステップS41〜S46と同様の各処理を順次行う。
その後、NRS151が管理装置400と通信する場合に、ステップS111〜S133で図8のステップS50〜S72と同様の各処理を順次行う。
一方、NCS163は、操作パネル120を制御するOCS160等からの要求により、TCP/IPモジュール175のルーティングテーブルのリフレッシュを行いたい場合に、ステップS141でルーティングテーブルのリフレッシュ要求をSCS165へ送信する。この例では、その要求の送信をNRS151による管理装置400との通信中(S122)に行う。
SCS165は、そのルーティングテーブルのリフレッシュ要求を受信すると、ステップS142でルーティングテーブルのリフレッシュが可能か否かをNRS151を含む全てのアプリケーションに対して問い合わせする。なお、図示の都合上、図10ではNRS151以外のアプリケーションに対する問い合わせを省略している。
NRS151を含む全てのアプリケーションはそれぞれ、ルーティングテーブルのリフレッシュが可能か否かの問い合わせを受けた場合に、ステップS143で次の処理を行う。つまり、通信を行っていなければルーティングテーブルのリフレッシュ許可応答を、通信相手と通信の途中であればルーティングテーブルのリフレッシュ禁止応答をそれぞれSCS165へ送信する。この例では、NRS151が管理装置400と通信の途中であるため、ルーティングテーブルのリフレッシュ禁止応答をSCS165へ送信する。
SCS165は、NRS151を含む全てのアプリケーションからそれぞれルーティングテーブルのリフレッシュ許可応答又はルーティングテーブルのリフレッシュ禁止応答を受信すると、その受信した応答をステップS144でNCS163へ受け渡す。
NCS163は、SCS165からの応答を受信すると、ステップS145でその応答の内容に基づいてTCP/IPモジュール175のルーティングテーブルのリフレッシュを行うか否かを決定する。この例では、NRS151からSCS165経由でルーティングテーブルのリフレッシュ禁止応答を受信しているため、TCP/IPモジュール175のルーティングテーブルのリフレッシュを行わない(禁止する)が、いずれのアプリケーションからもルーティングテーブルのリフレッシュ許可応答を受信した場合には、TCP/IPモジュール175のルーティングテーブルのリフレッシュを行う。
第5実施例によれば、第1実施例〜第4実施例のいずれかと同様の作用効果を得ることができる。また、NCSモジュールが、SCSモジュール経由でルーティングテーブルのリフレッシュが可能か否かをNRS151を含む全てのアプリケーション(上位層モジュール)に対して問い合わせし、そのいずれかのアプリケーションからSCSモジュール経由でルーティングテーブルのリフレッシュ禁止応答を受信した場合に、TCP/IPモジュール175のルーティングテーブルのリフレッシュを禁止することにより、上位層モジュール(NRSモジュール等)の通信途中にルーティングテーブルがリフレッシュされることがないため、送信するパケットが意図しない通信インタフェース(モデム)を経由して外部に漏洩されることを防ぐことができる。
〔第6実施例〕
次に、第6実施例について、図11も参照して具体的に説明する。この第6実施例は、図8によって説明した第3実施例の制御に図11によって説明する制御を加えたものであるが、その制御をその制御を図6,図7,図9によって説明した第1実施例,第2実施例,第4実施例のいずれかの制御に加えてもよい。
図11は、図1のMFP100が管理装置400と通信する際の処理および通信のシーケンスの第6例を示す図である。
MFP100のNRS151,モデムドライバ173,TCP/IPモジュール175,およびPPPドライバ174は、図示は省略しているが、図8のステップS41〜S46と同様の各処理を順次行う。
その後、NRS151が管理装置400と通信する場合に、ステップS151〜S162で図8のステップS50〜S61と同様の各処理を順次行う。
一方、NCS163は、操作パネル120を制御するOCS160等からの要求により、TCP/IPモジュール175のルーティングテーブルのリフレッシュを行いたい場合に、ステップS163でルーティングテーブルのリフレッシュ要求をSCS165へ送信する。この例では、その要求の送信をNRS151による管理装置400との通信中(S162)に行う。
SCS165は、そのルーティングテーブルのリフレッシュ要求を受信すると、ステップS164でルーティングテーブルのリフレッシュが可能か否かをNRS151を含む全てのアプリケーションに対して問い合わせする。なお、図示の都合上、図11ではNRS151以外のアプリケーションに対する問い合わせを省略している。
NRS151を含む全てのアプリケーションはそれぞれ、ルーティングテーブルのリフレッシュが可能か否かの問い合わせを受けた場合に、次の処理を行う。つまり、通信を行っていない場合には、図示は省略するが、ルーティングテーブルのリフレッシュ許可応答をSCS165へ送信する。以後の制御は、図10によって説明した通りである。この例のように、通信相手(この例では管理装置400)と通信の途中の場合には、ステップS165で管理装置400との通信を強制終了し(アプリケーション層の通信を中止し)、ステップS166で回線強制切断要求をモデムドライバ173へ送信する。
モデムドライバ173は、その回線強制切断要求を受信すると、直ちにステップS167でダイヤルアップ(回線)を切断し、ステップS168でそのダイヤルアップ切断が完了したと判断すると、ステップS169でTCP/IPモジュール175のルーティングテーブルに追加した静的ルートを削除した後、ステップS170でダイヤルアップ切断応答をNRS151へ返答する。
NRS151は、そのダイヤルアップ切断応答を受信すると、ステップS171でルーティングテーブルのリフレッシュ許可応答をそれぞれSCS165へ送信する。
SCS165は、NRS151からルーティングテーブルのリフレッシュ許可応答を受信すると、その受信した応答をステップS172でNCS163へ受け渡す。
NCS163は、SCS165からのルーティングテーブルのリフレッシュ許可応答を受信すると、ステップS173でTCP/IPモジュール175のルーティングテーブルのリフレッシュを行う。
第6実施例によれば、第1実施例〜第4実施例のいずれかと同様の作用効果を得ることができる。また、NCSモジュールが、SCSモジュール経由でルーティングテーブルのリフレッシュが可能か否かをNRS151を含む全てのアプリケーション(上位層モジュール)に対して問い合わせし、その問い合わせを受けたいずれかのアプリケーションが、通信相手と通信の途中であればその通信を強制終了した後、NCSモジュールが、TCP/IPモジュール175のルーティングテーブルのリフレッシュを行うことにより、上位層モジュール(NRSモジュール等)の通信途中にルーティングテーブルがリフレッシュされることがないため、送信するパケットが意図しない通信インタフェース(モデム)を経由して外部に漏洩されることを防ぐことができる。
以上の実施形態では、この発明による通信装置(被管理装置)の例として通信機能を持つMFPについて説明したが、この発明はこれに限られるものではなく、通信機能を持つMFP以外の画像形成装置を遠隔管理する画像形成装置管理装置システムには勿論、通信機能を持つネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム等,AV機器,遊戯機器などや、ネットワークに接続可能なコンピュータ等も含め、通信機能を持つ各種電子装置(通信装置)に適用可能である。また、これらの通信装置を被管理装置とした場合にも、遠隔管理システムを上述した場合と同様に動作させることができる。
〔この発明に関わるプログラム〕
このプログラムは、通信装置を制御するコンピュータ(CPU)に、第1の通信手段,第2の通信手段,通信経路情報追加手段,通信経路情報削除手段,接続確立判断手段,更新検知手段,および更新手段としての機能を実現させるためのプログラムであり、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめから通信装置に備えるROMあるいはHDD(ハードディスク装置)等の記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,MO,CD−R,CD−RW,DVD+R,DVD+RW,DVD−R,DVD−RW,又はDVD−RAMや、EEPROM、メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。その不揮発性記録媒体に記録されたプログラムを通信装置にインストールしてCPUに実行させるか、CPUにその不揮発性記録媒体からこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、通信装置が、複数の通信手段を同時に使用して複数の異なる通信機器と通信することができる。したがって、複数の通信手段を効率良く使用して通信を行える通信装置を提供できる。
この発明の一実施形態である画像形成装置管理システムの構成例を示す概念図である。 図1の管理装置400のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図1のMFP100のハードウェア構成例を示すブロック図である。 同じくソフトウェア構成例を示すブロック図である。 図4のTCP/IPモジュール175のルーティングテーブルの内容を従来と比較して示す図である。
図1のMFP100が管理装置400と通信する際の処理および通信のシーケンスの第1例を示す図である。 同じくMFP100が管理装置400と通信する際の処理および通信のシーケンスの第2例を示す図である。 同じくMFP100が管理装置400と通信する際の処理および通信のシーケンスの第3例を示す図である。
同じくMFP100が管理装置400と通信する際の処理および通信のシーケンスの第4例を示す図である。 同じくMFP100が管理装置400と通信する際の処理および通信のシーケンスの第5例を示す図である。 同じくMFP100が管理装置400と通信する際の処理および通信のシーケンスの第6例を示す図である。
符号の説明
11,41,415:ネットワーク 100:MFP 101,401:NIC
102,402:モデム 110:コントローラボード 111:CPU
112:ASIC 113:SDRAM 114:フラッシュメモリ
115:HDD 116:遠隔管理システム用メモリ 120:操作パネル
121:FCU 122:USB・I/F 123:IEEE1394・I/F
124:プロッタ/スキャナエンジン 125:周辺機 151:NRSアプリ
152:コピーアプリ 153:ファックスアプリ 154:プリンタアプリ
155:スキャナアプリ 156:ネットファイルアプリ 157:ウェブアプリ
160:オペレーションコントロールサービス
161:エンジンコントロールサービス 162:メモリコントロールサービス
163:ネットワークコントロールサービス 164:ファクスコントロールサービス
165:システムコントロールサービス 166:デリバリーコントロールサービス
167:ユーザコントロールサービス 170:システムリソースマネージャ
171:イメージメモリハンドラ 172:汎用OS 173:モデムドライバ
174:PPPドライバ 175:TCP/IPモジュール 200:公衆回線網
300:インタネット 400:管理装置 411:制御装置
412:データベース 413:パラメタ記憶エリア 414:カウンタ記憶エリア
416,通信端末 417:プロキシサーバ 418:操作者端末
500:ゲートウェイ

Claims (12)

  1. 第1の通信網を介して通信を行う第1の通信手段と、前記第1の通信網とは異なる第2の通信網を介して通信を行う第2の通信手段と、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段がそれぞれ通信を行う際に参照する通信経路情報を記憶する第1の記憶手段とを有する通信装置であって、
    前記第2の通信手段と通信する通信機器との通信経路を示す第1の通信経路情報を記憶する第2の記憶手段と、
    前記第2の通信手段が前記通信機器と通信する際に、前記第2の記憶手段に記憶されている前記第1の通信経路情報を前第1の記憶手段に追加する通信経路情報追加手段と
    前記第2の通信手段による前記通信機器との通信が完了した場合に、前記第1の記憶手段に追加された前記第1の通信経路情報を削除する通信経路情報削除手段とを設け
    前記通信経路情報追加手段は、前記第1の通信手段又は前記第2の通信手段の起動時に、前記第1の通信経路情報とは異なる第2の通信経路情報を前記第1の記憶手段に追加する手段と、前記第2の通信手段が前記通信機器と通信する際に、前記第2の記憶手段に記憶されている前記第1の通信経路情報を正しい通信経路情報として前記第1の記憶手段に追加した前記第2の通信経路情報に上書きする手段と、前記第2の通信手段による前記通信機器との通信が完了し、前記通信経路情報削除手段によって前記上書きされた第1の通信経路情報が削除された場合に、再び前記第2の通信経路情報を前記第1の記憶手段に追加する手段とによって構成されていることを特徴とする通信装置。
  2. 請求項記載の通信装置において、
    前記第1の記憶手段更新されたことを検知する更新検知手段を設け、
    前記通信経路情報追加手段は、前記更新検知手段によって前記第1の記憶手段更新されたことが検知された場合に、再び前記第2の通信経路情報を前記第1の記憶手段に追加することを特徴とする通信装置。
  3. 第1の通信網を介して通信を行う第1の通信手段と、前記第1の通信網とは異なる第2の通信網を介して通信を行う第2の通信手段と、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段がそれぞれ通信を行う際に参照する通信経路情報を記憶する第1の記憶手段とを有する通信装置であって、
    前記第2の通信手段と通信する通信機器との通信経路を示す第1の通信経路情報を記憶する第2の記憶手段と、
    前記第2の通信手段が前記通信機器と通信する際に、前記第2の記憶手段に記憶されている前記第1の通信経路情報を前第1の記憶手段に追加する通信経路情報追加手段と
    前記第1の記憶手段を更新する更新手段とを設け
    該更新手段は、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段に対して前記第1の記憶手段の更新が可能か否かを問い合わせする更新可否問合手段と、該更新可否問合手段による問い合わせに対して、前記第1の記憶手段の更新禁止応答を受けた場合に、前記第1の記憶手段の更新を禁止する手段とを有し、
    前記第1の通信手段および前記第2の通信手段はそれぞれ、前記更新可否問合手段による問い合わせに対して、前記通信機器との通信中であった場合に、前記第1の記憶手段の更新禁止応答を前記更新手段へ送信する手段を有することを特徴とする通信装置。
  4. 第1の通信網を介して通信を行う第1の通信手段と、前記第1の通信網とは異なる第2の通信網を介して通信を行う第2の通信手段と、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段がそれぞれ通信を行う際に参照する通信経路情報を記憶する第1の記憶手段とを有する通信装置であって、
    前記第2の通信手段と通信する通信機器との通信経路を示す第1の通信経路情報を記憶する第2の記憶手段と、
    前記第2の通信手段通信機器と通信する際に、前記第2の記憶手段に記憶されている前記第1の通信経路情報を前第1の記憶手段に追加する通信経路情報追加手段と
    前記第1の記憶手段を更新する更新手段とを設け
    該更新手段は、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段に対して前記第1の記憶手段の更新が可能か否かを問い合わせする更新可否問合手段と、前記更新可否問合手段による問い合わせに対して、前記第1の記憶手段の更新許可応答を受けた場合に、前記第1の記憶手段の更新を許可する手段とを有し、
    前記第1の通信手段および前記第2の通信手段はそれぞれ、前記更新可否問合手段による問い合わせに対して、通信機器との通信中であった場合に、該通信中の回線を強制遮断する手段と、該手段によって前記通信中の回線が強制遮断された後、前記第1の記憶手段の更新許可応答を前記更新手段へ送信する手段とを有することを特徴とする通信装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信装置において、
    前記第2の通信手段通信機器と通信する際に、前記第2の通信網との接続が確立したか否かを判断する接続確立判断手段を設け、
    前記通信経路情報追加手段は、前記接続確立判断手段によって前記第2の通信手段と前記第2の通信網との接続が確立したと判断された場合に、前記第2の記憶手段に記憶されている前記第1の通信経路情報を前第1の記憶手段に追加することを特徴とする通信装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の通信装置において、
    前記第2の通信網は、電話回線を使用した通信網であることを特徴とする通信装置。
  7. 請求項記載の通信装置において、
    前記第2の通信手段と前記第2の通信網との間の通信方式は、PPPを利用することを特徴とする通信装置。
  8. 第1の通信網を介して通信を行う第1の通信手段と、前記第1の通信網とは異なる第2の通信網を介して通信を行う第2の通信手段と、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段がそれぞれ通信を行う際に参照する通信経路情報を記憶する第1の記憶手段とを有する通信装置における制御方法であって、
    前記第2の通信手段と通信する通信機器との通信経路を示す第1の通信経路情報を第2の記憶手段に予め記憶しておき、前記第2の通信手段が前記通信機器と通信する際に、前記第2の記憶手段に記憶されている前記第1の通信経路情報を前第1の記憶手段に追加する通信経路情報追加工程と、
    前記第2の通信手段による前記通信機器との通信が完了した場合に、前記第1の記憶手段に追加された前記第1の通信経路情報を削除する通信経路情報削除工程とを有し、
    前記通信経路情報追加工程は、前記第1の通信手段又は前記第2の通信手段の起動時に、前記第1の通信経路情報とは異なる第2の通信経路情報を前記第1の記憶手段に追加する工程と、前記第2の通信手段が前記通信相手と通信する際に、前記第2の記憶手段に記憶されている前記第1の通信経路情報を正しい通信経路情報として前記第1の記憶手段に追加した前記第2の通信経路情報に上書きする工程と、前記第2の通信手段による前記通信機器との通信が完了し、前記通信経路情報削除手段によって前記上書きされた第1の通信経路情報が削除された場合に、再び前記第2の通信経路情報を前記第1の記憶手段に追加する工程とからなることを特徴とする制御方法。
  9. 第1の通信網を介して通信を行う第1の通信手段と、前記第1の通信網とは異なる第2の通信網を介して通信を行う第2の通信手段と、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段がそれぞれ通信を行う際に参照する通信経路情報を記憶する第1の記憶手段と、前記第2の通信手段と通信する通信機器との通信経路を示す第1の通信経路情報を記憶する第2の記憶手段とを有する通信装置を制御するコンピュータに、
    前記第2の通信手段が前記通信機器と通信する際に、前記第2の記憶手段に記憶されている前記第1の通信経路情報を前第1の記憶手段に追加する通信経路情報追加機能と、
    前記第2の通信手段による前記通信機器との通信が完了した場合に、前記第1の記憶手段に追加された第1の通信経路情報を削除する通信経路情報削除機能とを実現するためのプログラムであり、
    前記通信経路情報追加機能は、前記第1の通信手段又は前記第2の通信手段の起動時に、前記第1の通信経路情報とは異なる第2の通信経路情報を前記第1の記憶手段に追加する機能と、前記第2の通信手段が前記通信機器と通信する際に、前記第2の記憶手段に記憶されている前記第1の通信経路情報を正しい通信経路情報として前記第1の記憶手段に追加した前記第2の通信経路情報に上書きする機能と、前記第2の通信手段による前記通信機器との通信が完了し、前記通信経路情報削除機能によって前記上書きされた第1の通信経路情報が削除された場合に、再び前記第2の通信経路情報を前記第1の記憶手段に追加する機能とによって構成されていることを特徴とするプログラム。
  10. 請求項記載のプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、前記第1の記憶手段更新されたことを検知する更新検知機能をも実現するためのプログラムであり、
    前記通信経路情報追加機能は、前記更新検知機能によって前記第1の記憶手段更新されたことが検知された場合に、再び前記第2の通信経路情報を前記第1の記憶手段に追加することを特徴とするのプログラム。
  11. 請求項9又は10記載のプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、前記第2の通信手段通信機器と通信する際に、前記第2の通信網との接続が確立したか否かを判断する接続確立判断機能をも実現するためのプログラムであり、
    前記通信経路情報追加機能は、前記接続確立判断機能によって前記第2の通信手段と前記第2の通信網との接続が確立したと判断された場合に、前記第2の記憶手段に記憶されている前記第1の通信経路情報を前第1の記憶手段に追加することを特徴とするプログラム。
  12. 請求項乃至11のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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