JP5015514B2 - ズームレンズおよび撮像装置および携帯情報端末装置 - Google Patents

ズームレンズおよび撮像装置および携帯情報端末装置 Download PDF

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Description

この発明は、ズームレンズおよび撮像装置および携帯情報端末装置に関する。
デジタルカメラに代表される撮像装置が広く普及し、撮影画質の更なる向上、装置本体の更なる小型化が求められ、撮影レンズとして用いられるズームレンズにも高性能化と小型化の両立が求められている。
ズームレンズの小型化という面では、まず、使用時のレンズ全長(最も物体側のレンズ面から像面までの距離)の短縮が必要であり、各レンズ群の厚みを短縮して収納時の全長を抑えることも重要である。
高性能化という面では、少なくとも500万〜800万画素の撮像素子に対応した解像力を全ズーム域にわたって有することが好ましい。
また、ズームレンズの広画角化も強く望まれるところであり、広角端の半画角は「35mm銀塩カメラ(いわゆるライカ版)換算の焦点距離で28mmに相当」する38度以上であることが好ましい。変倍比についてもなるべく大きなものが望まれているが、35mm銀塩カメラ換算の焦点距離で28〜200mm相当程度(約7.1倍)のズームレンズであれば一般的な撮影の殆ど全てをこなすことが可能であると考えられる。さらに、28〜300mm相当程度(約10.7倍)のズームレンズともなれば、より一層の撮影領域をカバーすることができる。
一方、高変倍化や長焦点化に伴って発生し易くなる色収差の補正には「異常分散性を有するレンズ」の使用が効果的であることが知られている。
高変倍化に適したズームレンズとして、物体側より順に、正の焦点距離を持つ第1レンズ群、負の焦点距離を持つ第2レンズ群、正の焦点距離を持つ第3レンズ群、正の焦点距離を持つ第4レンズ群を有し、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が増大し、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が減少し、第3レンズ群と第4レンズ群との間隔が変化するものがあるが、このような構成のズームレンズにおいて、異常分散性を有するレンズを使用したものとして、特許文献1〜3等が知られている。
特許文献1記載のズームレンズは、記載されている実施例において広角端に置ける半画角が25度であり、広角化の面で昨今のユーザの要望に応え切れない。特許文献2記載のズームレンズも広角端の半画角が29〜32度程度であり、広角化の面で十分とは言いがたい。特許文献3に記載のズームレンズは、広角端の半画角が37度程度と広角化されているが、その実現に全体で14枚という多くの構成枚数を必要とし、小型化(収納時の全長短縮)・低コスト化の点でなお改良の余地が有ると考えられる。
特開平08−248317 特開2001−194590 特開2004−333768
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、10枚程度と少ない構成枚数で小型化に適し、かつ「広角端の半画角:38度以上」を達成でき、なおかつ、6.5〜10倍以上の変倍比を可能ならしめ、しかも、500万〜800万画素の撮像素子に対応した解像力を実現できる高性能のズームレンズの提供を課題とする。
この発明はまた、かかるズームレンズを撮影用ズームレンズとして有する撮像装置、かかる撮像装置を含む携帯情報端末装置の実現を課題とする。
この発明のズームレンズは「物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群群、第4レンズ群を有し、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が増大し、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が減少し、第3レンズ群と第4レンズ群との間隔が変化するズームレンズ」であって、以下の特長を有する(請求項1、2)。
即ち、第3レンズ群が「2枚の正レンズと1枚の負レンズ」で構成され、第4レンズ群は「正レンズ1枚のみ」で構成されるか(請求項1)、もしくは「負レンズ1枚と正レンズ1枚」で構成される(請求項2)。
請求項2記載のズームレンズはまた、以下の特徴を有する。
即ち、第2レンズ群と第3レンズの間に開口絞りを有し、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が増大し、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が減少し、第3レンズ群と第4レンズ群との間隔が増大するように、少なくとも第1レンズ群および第3レンズ群が物体側へ移動する。
請求項1、2記載のズームレンズは何れも、g線に対する屈折率:n、F線に対する屈折率:n線に対する屈折率: により、次式:
θg,F=(n−n)/(n
により定義される部分分散比:θg,Fを縦軸、アッベ数:νdを横軸とする直交2軸の2次元座標面上で、基準硝種:K7の座標点(ν=60.49,θg,F=0.5432)と基準硝種:F2の座標点(ν=36.26,θg,F=0.5830)とを結んだ直線を「標準線」とし、硝種の部分分散比:θg,Fの、上記2次元座標面上における標準線からの偏差を硝種の異常分散性:Δθg,Fとするとき、第3レンズ群中の少なくとも1枚の正レンズにつき、その屈折率:Nとアッベ数:νと異常分散性:Δθg,Fとが、条件:
(1) N > 1.58
(2) ν > 60.0
(3) 0.05 > Δθg,F > 0.003
を満足する。
上の異常分散性:Δθg,Fは、上記第3レンズ中の「正レンズの硝種」の上記2次元座標平面上における座標点と上記標準線との「縦軸に平行な方向の距離」である。
上記部分分散比:θg,Fは「硝種ごとに定まる物理量」である。「標準線」は上述の如く、上記2次元座標面上において、基準硝種:K7の部分分散比:θg,F(K7:0.5432)とアッベ数:ν(K7:60.49)とをそれぞれ縦・横座標とする座標点と、基準硝種:F2の部分分散比:θg,F(F2:0.5830)とアッベ数:ν(F2:36.26)とをそれぞれ縦・横座標とする座標点とを結ぶ直線である。
上記基準硝種:K7は具体的には「株式会社オハラ製の硝種名:NSL7」、基準硝種:F2は具体的には「株式会社オハラ製の硝種名:PBM2」である。
請求項1、2記載のズームレンズは、何れも、上記の如く、第3レンズ群の像側に第4レンズ群を有し、「広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が増大し、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が減少し、第3レンズ群と第4レンズ群との間隔が変化」する。
この場合、請求項1記載のズームレンズも、請求項2記載のズームレンズと同様に「第2レンズ群と第3レンズの間に開口絞りを有し、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が増大し、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が減少し、第3レンズ群と第4レンズ群との間隔が増大するように、少なくとも第1レンズ群および第3レンズ群が物体側へ移動する」ことが好ましい(請求項3)。
上記の如く、この発明のズームレンズは、物体側から順次、第1レンズ群〜第4レンズ群を有する。また、参考技術として、第4レンズ群の像側にさらに「パワーの弱い第5レンズ群を有する5群構成」等を考えることができる
請求項3記載のズームレンズは、請求項1、2記載の4群構成のズームレンズの場合に特に有効である。
請求項1〜3の任意の1に記載のズームレンズは、第3レンズ群中の1枚の正レンズが条件(1)〜(3)を満足し、この正レンズの焦点距離:fap、広角端における全系の焦点距離:fが、条件:
(4) 1.0 < fap/f < 2.5
を満足することが好ましい(請求項4)。
請求項1〜4の任意の1に記載のズームレンズは、第3レンズ群が有する2枚の正レンズと1枚の負レンズのうちで、正レンズのうちの1枚は条件(1)〜(3)を満足し、他の1枚は非球面を有することが好ましい(請求項5)。
この請求項5記載のズームレンズにおいては「第3レンズ群の最も像側に、像側に強い凹面を向けた負レンズが配置され、この負レンズの像側レンズ面の曲率半径:r3R、広角端における全系の焦点距離:fが、条件:
(5) 0.8 < |r3R|/f < 1.6
を満足する」構成が好ましい(請求項6)。
請求項1〜6の任意の1に記載のズームレンズは、広角端から望遠端への変倍に際する第1レンズ群の総移動量:X、望遠端における全系の焦点距離:fが、条件:
(6) 0.20 < X1/fT < 0.70
を満足することが好ましく(請求項7)、請求項1〜7の任意の1に記載のズームレンズは、広角端から望遠端への変倍に際する第3レンズ群の総移動量:X、望遠端における全系の焦点距離:fが、条件:
(7) 0.15 < X/f < 0.40
を満足することが好ましい(請求項8)。
請求項1〜8の任意の1に記載のズームレンズは、第2レンズ群の焦点距離:f、第3レンズ群の焦点距離:fが、条件:
(8) 0.45 < |f2|/f3 < 0.85
を満足することが好ましく(請求項9)、また、請求項1〜9の任意の1に記載のズームレンズは、第1レンズ群の焦点距離:f、広角端における全系の焦点距離:fが、条件:
(9) 5.0 < f/f < 11.0
を満足することが好ましい(請求項10)。
請求項11記載の撮像装置は「請求項1〜10の任意の1に記載のズームレンズを、撮影用ズームレンズとして有する」ものである。
請求項1〜10の何れかに記載のズームレンズは「銀塩カメラに用いるズーム撮影レンズ」として使用できることは勿論であり、請求項11の撮像装置は「銀塩カメラ」として実施することができるが、請求項11記載の撮像装置は「ズームレンズによる物体像が、カラー撮像素子の受光面上に結像される」ものとして好適に実施できる(請求項12)。
請求項12記載の撮像装置は「画素数が500万〜800万画素以上の撮像素子を用いるもの」であることが好ましい(請求項13)。
この発明の携帯情報端末装置は「請求項11または12または13記載の撮像装置を含む」構成のものである(請求項14)。
以下、説明を補足する。この発明のズームレンズは、レンズ構成としては「物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、その像側にさらに第4レンズ群を有する4群構成」として実現される。
このような物体側から正・負・正・正の4群構成のズームレンズでは、第2レンズ群が主要な変倍作用を負担する所謂バリエータとして構成されるのが一般的である。
しかし、この発明のズームレンズでは、第3レンズ群にも変倍作用を分担させ、第2レンズ群の変倍作用の負担を軽くして、広角化・高変倍化に伴って困難になる収差補正の自由度を確保している。
そして、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が増大し、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が減少するようにレンズ群の移動が行われる。このように、広角端から望遠端への変倍に際して第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が大きくなり、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔は小さくなって第2レンズ群・第3レンズ群の倍率(絶対値)はどちらも増加し、変倍作用を互いに分担する。
この場合、請求項3のズームレンズのように、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群を大きく物体側へ移動させることにより、広角端において「第1レンズ群を通過する光線高さ」を低くして「広角化に伴う第1レンズ群の大型化」を抑制することができ、望遠端では第1レンズ群と第2レンズ群の間隔を大きく確保して長焦点化を達成できる。
なお、ズームレンズと組み合わせて使用する撮像素子の特性によって「射出瞳距離の確保」がそれほど重要でない場合や、フォーカシングを第2レンズ群で行う場合には、第4レンズ群を省略して、第1レンズ群〜第3レンズ群の3群構成で所望の性能を得ることも不可能ではない。
しかし、第3レンズ群の「大きな役割の一つが結像である」ことを考えると、請求項1や2のように、第1レンズ群〜第4レンズ群の4群構成で、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が増大し、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が減少し、第3レンズ群と第4レンズ群との間隔が変化するようにするのが良い
さて、この発明のズームレンズのように「6.5〜10倍以上の高変倍比」を可能とし、特に望遠端の焦点距離を長くしようとすると、望遠側における軸上色収差の2次スペクトルの補正が困難となる。また、広角端の焦点距離を短くして「より広角化」しようとすると、広角側における倍率色収差の2次スペクトルの補正が困難となる。
一般に、軸上・倍率の色収差の補正は「使用波長領域における2つの波長で結像位置が一致する」ように行われ、上記2波長に挟まれた内側の波長領域と、「2波長の外側の波長領域」では、必ずしも結像位置が一致しない。このような「残存色収差」を2次スペクトルと称する。
人間の目の感度(視感度)は緑領域の波長で高くなっており、このような「視感度の高い波長領域」で色収差が大きいと、像のボケとなって「目視での像の分解能」が低下してしまう。
カラー撮像素子で撮像する場合も同様であり、赤・緑・青のモザイクフィルタを有する一般的なカラー撮像素子では、解像度を確保するために「全画素数の50%」が緑フィルタを有している。このため、信号処理により生成される輝度信号には「緑領域を担当する画素」からの出力が支配的となり、この波長領域での色収差が大きいと、再生画像の解像度が低下することになる。
一方において、カラー撮像素子の大半は、短波長側の感度が、人間の目や銀塩カラーフィルムに比して相対的に高く、再生画像において「青〜紫の領域の色収差による色滲み」が目立ちやすい。このような色滲みを低減させるためには、青〜紫の領域の色収差を小さくする必要があるが、2次スペクトルを十分に補正しないまま「青〜紫の領域の色収差」を小さくしようとすると、緑領域での色収差が大きくなって上述の「再生画像の解像度の低下」を招くことになる。
このように「色収差の2次スペクトルの補正」は、像の解像度を確保する上で極めて重要な意義を有している。
この発明のズームレンズでは、このような色収差の2次スペクトルを「異常分散ガラス(異常分散性の大きな硝種)」を用いて補正しようとするものであるが、その使用箇所と光学特性に大きな特徴がある。
一般に、軸上色収差の2次スペクトルを低減するためには「軸上光線高さが高いレンズ群に特殊低分散ガラスを用いる」と効果が大きいことが知られている。
この発明のズームレンズにおける第3レンズ群は「第1レンズ群に次いで軸上光線高さが高」く、特殊低分散ガラスを第3レンズ群中に採用することにより軸上色収差の2次スペクトルを十分に低減することが可能となる。
しかし、特殊低分散ガラスは一般に屈折率が低く「単色収差の補正能力」が低いので、第3レンズ群を少ない枚数で構成しつつ「単色収差・色収差をバランス良く低減」しようとする場合、特殊低分散ガラスの使用は必ずしも十分な効果を上げない。
この発明のズームレンズにおいては「第3レンズ群中の少なくとも1枚の正レンズ」を条件(1)〜(3)が満足される範囲の屈折率・アッベ数・異常分散性を有する硝種で構成した。これにより、第3レンズ群が3枚程度の少ない枚数であっても、色収差の2次スペクトルを低減しつつ単色収差の十分な補正も可能となる。
条件(1)の屈折率:Nが1.58より小さいと「単色収差の補正が不十分」となり、条件(2)のアッベ数:νが60以下であると「色収差の補正が不十分」となる。条件(3)の異常分散性:Δθg,Fが0.003より小さいと「色収差の2次スペクトルの補正が不十分」となる。なお、条件(1)や(2)の上限は、実際に存在する硝種における最大のものの値になる。
条件(3)のパラメータ:Δθg,Fの値は大きいほど好ましいが、条件(1)、(2)を満足するという条件のもとで、0.05以上のものは、硝種として製造が不可能ではないまでも、コスト等の面からして実際的でない。
第4レンズ群は主として「射出瞳距離(テレセントリック性)の確保、および、その移動によるフォーカシング」のために設けられているが、ズームレンズ系を小型化するためには、第4レンズ群はなるべく簡単な構成であることが好ましく、請求項1のように正レンズ1枚、もしくは、請求項2のように負レンズと正レンズの2枚で構成する
条件(4)は、第3レンズ群中の異常分散ガラスで構成された正レンズ(条件(1)〜(3)を満足する硝種による正レンズ)の少なくとも1つが満足することが好ましい条件であり、パラメータ:fap/fが2.5より大きいと、異常分散ガラスを使用したレンズの屈折力が「2次スペクトルを十分に低減する」のに必ずしも十分とならずに「十分な色収差補正を行えない場合」がある。一方、パラメータ:fap/fが1.0より小さいと、色収差補正と球面収差補正のバランスを取ることが難しくなる。
なお、パラメータ:fap/fは、第3群の像側に正の第4レンズ群が存在する場合や、さらにパワーの弱い第5レンズ群が存在する場合には、条件(3)に代えて、条件:
(3A) 1.0<fap/f<2.0
を満足することがより好ましい。
第3レンズ群は、2枚の正レンズと1枚の負レンズを有するが、正レンズのうち1枚は非球面を有することが好ましく(請求項5)、この場合、非球面を持つ正レンズは、条件(1)〜(3)を満足しなくともよい。
第3レンズ群の物体側あるいは像側に開口絞りを配設することを考えた場合「球面収差補正のための非球面」は開口絞りに近い箇所に用いるのが良い。条件(1)〜(3)を満足する異常分散ガラスを使用したレンズは、開口絞りから「ある程度遠ざける」ことにより、軸上色収差だけでなく「倍率色収差の2次スペクトル」の低減にも効果を持たせることが可能となる。
従って、上記第3レンズ群中における2枚の正レンズのうち「開口絞りに近い方」を非球面レンズ、「開口絞りから遠い方」を異常分散ガラス製のレンズとするのが最も理にかなった構成である。
第3レンズ群は「変倍と結像の両方の役割を果たす重要なレンズ群」であるが、上述の構成をとることによって十分な収差補正が可能となる。
より良好な収差補正のためには、請求項6のように、第3レンズ群の最も像側に、像側に強い凹面を向けた負レンズを配設すると共に、条件(5)を満足するのがよい。
条件(5)のパラメータ:|r3R|/fが下限値の0.8より小さくなると「球面収差が補正過剰」となり易く、上限値の1.6を超えると、逆に「球面収差が補正不足」となり易い。さらに、条件(5)の範囲外では球面収差と同様、コマ収差のバランスも取りにくく、軸外周辺部で外向性または内向性のコマ収差が発生し易くなる。
さらに、広角化・長焦点化のために重要な「第1レンズ群の移動量」に関連して、請求項7のように、条件(6)が満足されることが好ましい。
条件(6)のパラメータ:X/fの値が下限値の0.20を超えると、第2レンズ群の変倍への寄与が小さくなって、第3レンズ群の負担が増加するか、第1レンズ群・第2レンズ群の屈折力を強めなければならなくなり、いずれにせよ各種収差の悪化を招く。また、広角端におけるレンズ全長が長くなり、第1レンズ群を通過する光線高さが増加して第1レンズ群の大型化を招く。
パラメータ:X/fが上限値の0.70を超えると、広角端での全長が短くなりすぎるか、望遠端での全長が長くなりすぎる。広角端での全長が短くなりすぎると、第3レンズ群の移動スペースが制限され、第3レンズ群の変倍への寄与が小さくなって全体の収差補正が困難となる。望遠端での全長が長くなりすぎると、全長方向の小型化の妨げになるのみならず、望遠端での周辺光量確保のために径方向が大型化したり、あるいは、鏡胴の倒れ等の製作誤差による像性能の劣化も招きやすくなる。
なお、パラメータ:X/fは、以下の条件:
(6A) 0.25 < X/f < 0.55
を満足することがより好ましい。
請求項8の条件(7)は、第3レンズ群の移動量に関して満足されることが好ましい条件である。パラメータ:X/fが、下限値の0.15を超えると、第3レンズ群の変倍への寄与が小さくなり、第2ンズ群の変倍への負担が増加するか、第3レンズ群自体の屈折力を強めなければならなくなり、いずれにせよ各種収差の悪化を招く。
パラメータ:X/fが上限値の0.40を超えると、広角端におけるレンズ全長が長くなり、第1レンズ群を通過する光線高さが増加して第1レンズ群の大型化を招く。
パラメータ:X/fは、より好ましくは以下の条件:
(7A) 0.20 < X/f < 0.35
を満足するのがよい。
請求項9、10の条件(8)、(9)は、収差補正の上から「各群の屈折力が満足することが好ましい条件」である。
条件(8)のパラメータ:|f|/fが、下限値の0.45を越えると第2レンズ群の屈折力が強くなりすぎ、上限値の0.85を超えると、第3レンズ群の屈折力が強くなりすぎていずれにせよ「変倍に際する収差変動」が大きくなり易くなる。
条件(9)のパラメータ:f/fが、下限値の5.0を超えると、第2レンズ群の結像倍率が等倍に近付いて変倍効率が上がり、高変倍化には有利であるが、第1レンズ群の各レンズに大きな屈折力が必要になり、特に望遠端での色収差が悪化する等の弊害があるのみならず、第1レンズ群が厚肉化・大口径化し、特に収納状態での小型化にとって不利となる。
パラメータ:f/fが上限の11.0を超えると、第2レンズ群の変倍への寄与が小さくなり、高変倍化が難しくなる。
この発明のズームレンズにおいては、第2レンズ群と第3レンズ群の間に開口絞りを配置し、この開口絞りを「隣接するレンズ群とは独立に移動」させることができる。このような構成により、6.5倍以上という大きな変倍領域のどのポジションにおいても「より最適な光線経路の選択」が可能となるため、特にコマ収差や像面湾曲等の補正の自由度が向上し、軸外性能の向上を達成することが可能となる。
開口絞りと第3レンズ群との間隔は「広角端において望遠端よりも広くなる」ことが好ましい。異常分散ガラスを使用されている第3レンズ群が「広角端において開口絞りから離れ、望遠端において開口絞りに近付く」ことによって、その異常分散性が広角端では倍率色収差の2次スペクトルの補正に効果的に働き、望遠端では軸上色収差の2次スペクトルの補正に効果的に働く。従って、変倍の全域において色収差をより良好に補正することが可能となる。加えて「広角端において開口絞りを第1レンズ群に近づけ、第1レンズ群を通過する光線高さをより低くする」ことが可能となって第1レンズ群のさらなる小型化を達成できるという効果も生む。
このような理由により「開口絞りと第3レンズ群との間隔」を、広角端において望遠端よりも広くする場合、広角端における開口絞りと第3レンズ群の最も物体側の面との軸上間隔:dSWと、望遠端における全系の焦点距離:fとが、条件:
(10) 0.03< dSW/f < 0.20
を満足することが好ましい。
条件(10)のパラメータ:dSW/fが下限値の0.03を超えると、広角端において第3レンズ群を通過する光線高さが小さくなり、広角側における倍率色収差の2次スペクトルの低減を効果的に行うことが難しくなる。また、同じく広角端において第1レンズ群を通過する光線高さが大きくなりすぎて第1レンズ群の大型化を招く。
逆に上限値の0.20を超えると、広角端において第3レンズ群を通過する光線高さが大きくなりすぎて像面がオーバーに倒れたり、樽型の歪曲収差が大きくなったりして特に広角域における性能確保が難しくなる。
第1レンズ群は物体側より、少なくとも1枚の負レンズと、少なくとも1枚の正レンズを有する構成であることが好ましい。より具体的には、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ、物体側に強い凸面を向けた正レンズの2枚で構成するか、または物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ、物体側に強い凸面を向けた正レンズ、物体側に強い凸面を向けた正レンズの3枚で構成するのが良い。
高変倍化、特に望遠端の焦点距離を長くするためには「望遠端における、第2レンズ群以下のレンズ群の合成倍率」を大きくしなければならず、それだけ、第1レンズ群で発生した収差が像面上で拡大される。このため高変倍化を進めるためには、第1レンズ群で発生する収差量を十分に小さく抑える必要があり、そのためには第1レンズ群を上述の構成とすることが好ましい。
第2レンズ群は物体側から順に、像側に曲率の大きな面を向けた負レンズ、像側に曲率の大きな面を向けた正レンズ、物体側に曲率の大きな面を向けた負レンズの3枚からなることが好ましい。
負の屈折力を有する変倍群としては、これを3枚で構成する場合、物体側から順に、負レンズ、負レンズ、正レンズという配置のものが良く知られているが、この構成に比べて上記構成は「広角化に伴う倍率色収差の補正能力」に優れている。ここで、物体側から2番目のレンズと3番目のレンズは適宜接合しても良い。
このとき、第2レンズ群の各レンズは、以下の条件式を満足することが好ましい。
1.65 < N21 < 1.90 ,35 < ν21 < 55
1.75 < N22 < 1.95 ,15 < ν22 < 35
1.75 < N23 < 1.90 ,35 < ν23 < 55
ここに、N2i(i=1〜3)は、第2レンズ群中で、物体側から数えてi番目のレンズの屈折率、ν2i(i=1〜3)は、第2レンズ群中で、物体側から数えてi番目のレンズのアッベ数を表す。
このような硝種を選択することにより「色収差のより良好な補正」が可能となる。
第3レンズ群は、物体側から順に、正レンズ、正レンズ、負レンズの3枚で構成するのが良い。この場合、物体側から2番目の正レンズと3番目の負レンズとは適宜接合しても良い。
良好な収差補正を保ちながらより小型化を進めるためには非球面が不可欠であり、少なくとも第2レンズ群および第3レンズ群にはそれぞれ1面以上の非球面を有することが好ましい。特に、第2レンズ群においては「最も物体側の面と最も像側の面の双方」を非球面とすると、広角化に伴って増大しかちな歪曲収差・非点収差等の補正に高い効果が得られる。
なお、非球面レンズとしては光学ガラスや光学プラスチックを成型したもの(ガラスモールド非球面、プラスチックモールド非球面)や、ガラスレンズの面上に薄い樹脂層を形成しその表面を非球面としたもの(ハイブリッド非球面、レプリカ非球面等と称される)等を使用できる。
絞りの開放径は「変倍に係わらず一定」とするのが機構上簡略となって良い。ただし、長焦点端の開放径を「短焦点端に比べて大きくする」ことにより、変倍に伴うFナンバの変化を小さくすることもできる。また、像面に到達する光量を減少させる必要があるときには、絞りを小径化しても良いが、絞り径を大きく変えることなく「NDフィルタ等の挿入により光量を減少」させる方が回折現象による解像力の低下を防止できて好ましい。
以上に説明したように、この発明によれば新規なズームレンズを実現できる。この発明のズームレンズは、後述の実施例に示すように収差を良好に補正でき、広角端の半画角が38度以上と十分に広画角でありながら6.5〜10倍以上の変倍比を実現でき、しかもレンズ枚数が10枚程度で構成できるため小型であり、かつ500万〜800万画素の撮像素子に対応した解像力を実現できる。
以下、ズームレンズの具体的な例を7例示す。
この発明のズームレンズは、上述の如く、4群構成であって、第3レンズ群が2枚の正レンズと1枚の負レンズで構成される。
以下に挙げる7例の具体例にはこのような構成に適合しないものが含まれており、これらは「参考例」であるが、以下では、繁雑を避けるため、これらをも「実施例」と呼ぶ。
即ち、実施例1〜実施例5は正・負・正・正の4群構成であるが、実施例4では第3レンズ群が「2枚の正レンズと2枚の負レンズ」で構成されている。また、実施例6は正・負・正の3群構成、実施例7は正・負・正・正・負の5群構成である。従って、以下に示す7例の具体例のうちで、実施例4と、実施例6、7は「参考例」である。
全ての実施例(参考例を含む)において、最大像高は3.70mmである。
各実施例において、ズームレンズ系の最も像面側に配設される平行平板(図1〜図4の図中に符号Fで示す。)は、光学ローパスフィルタ・赤外カットフィルタ等の各種フィルタやCCDセンサ等の受光素子のカバーガラス(シールガラス)を想定したものである。また、長さの次元を持つ量の単位は特に断らない限りmmである。
変倍に際しては、実施例1〜6では「全てのレンズ群」、実施例7では第1〜第4レンズ群を移動させており、実施例1〜7とも、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群と第3レンズ群とが物体側へ移動する。
レンズの材質は、実施例1〜5、7においての「第4レンズ群が有する正レンズが光学プラスチック」である他は、全て光学ガラスとなっている。
各実施例とも、広角端で「38度を超える半画角」を持ち、変倍比:6.5以上(実施例1:6.73倍、実施例2:10.23倍、実施例3:10.31倍、実施例4:10.23倍、実施例5:6.73倍、実施例6:6.74倍、実施例7:6.73倍)と高変倍でありながら、収差は十分に補正されており、500万〜800万画素の受光素子に対応可能となっている。
従って、この発明のようにズームレンズを構成することにより「十分な小型化を達成しながら非常に良好な像性能を確保し得る」ことが各実施例に照らして明らかである。
各実施例における記号の意味は以下の通りである。
f:全系の焦点距離
F:Fナンバ
ω:半画角
R:曲率半径
D:面間隔
Nd:屈折率
νd:アッベ数
K:非球面の円錐定数
A4:4次の非球面係数
A6:6次の非球面係数
A8:8次の非球面係数
A10:10次の非球面係数
A12:12次の非球面係数
A14:14次の非球面係数
A16:16次の非球面係数
A18:18次の非球面係数
「非球面」の形状は、近軸曲率半径の逆数(近軸曲率):C、光軸からの高さ:H、円錐定数:K、非球面係数:A4、A6、A8・・として、周知の式:
X=CH2/{1+√(1-(1+K)C2H2)}+A4・H4+A6・H6+A8・H8+A10・H10+A12・H12+A14・H14+A16・H16+A18・H18
で表される形状である。
また、使用された光学ガラスは全て「株式会社オハラ製」であり、硝種名は同社の商品名である。
実施例1
f=4.74〜31.93,F=3.41〜5.05,ω=39.18〜6.45
面番号 R D N ν Δθg,F 硝種名
01 25.481 1.00 1.92286 18.90 0.0386 OHARA S-NPH2
02 19.897 3.23 1.49700 81.54 0.0280 OHARA S-FPL51
03 237.457 0.10
04 26.628 1.68 1.77250 49.60 -0.0092 OHARA S-LAH66
05 58.589 可変(A)
06* 18.781 0.74 1.88300 40.76 -0.0088 OHARA S-LAH58
07 4.176 2.40
08 236.598 1.76 1.92286 18.90 0.0386 OHARA S-NPH2
09 -12.359 0.64 1.88300 40.76 -0.0088 OHARA S-LAH58
10* 237.126 可変(B)
11 絞り 可変(C)
12* 6.982 2.70 1.58913 61.15 -0.0043 OHARA L-BAL35
13* -9.187 0.10
14 10.085 2.33 1.60300 65.44 0.0045 OHARA S-PHM53
15 -8.119 0.80 1.68893 31.07 0.0092 OHARA S-TIM28
16 4.648 可変(D)
17* 8.039 2.26 1.52470 56.20 光学プラスチック
18 40.468 可変(E)
19 ∞ 0.90 1.51680 64.20 各種フィルタ
20 ∞ 。
非球面(「*」印を付した面。以下同様)」
第6面
K = 0.0,
A4 = -2.19338×10-4,A6 = 1.13479×10-5,A8 = -2.04849×10-6,
A10 = 1.56368×10-7,A12 = -4.98263×10-9,A14 = 2.89148×10-11,
A16 =1.66996×10-12,A18 = -2.60929×10-14
第10面
K = 0.0,
A4 = -6.12409×10-4,A6 = -1.80573×10-5,A8 = 1.51385×10-6,
A10 = -1.33918×10-7
第12面
K = 0.0,
A4 = -7.52335×10-4,A6 = -1.12417×10-5,A8 = 2.36865×10-6,
A10 = -2.15147×10-7
第13面
K = 0.0,
A4 = 2.97351×10-4,A6 = -4.73786×10-6,A8 = 1.28063×10-6,
A10 = -1.37674×10-7
第17面
K = 0.0,
A4 =-1.13815×10-4,A6 = 6.21233×10-6,A8 =-1.66452×10-7,
A10 = 2.78663×10-9
可変量
短焦点端 中間焦点距離 長焦点端
f = 4.742 f = 12.327 f = 31.926
A 0.600 8.751 15.865
B 8.157 2.664 1.150
C 4.286 3.053 0.750
D 3.806 6.987 12.777
E 1.954 3.085 2.365 。
条件のパラメータの値
ap/f= 1.65
|r3R|/f= 0.980
/f= 0.442
/f= 0.294
|f|/f= 0.721
/f= 7.340
SW/f= 0.134 。
図1に実施例1のズームレンズの広角端(上段図)、中間焦点距離(中段図)、望遠端(下段図)のレンズ群配置を示す。図中、符号「I」は第1レンズ群、符号「II」は第2レンズ群、符号「III」は第3レンズ群、符号「IV」は第4レンズ群を示し、符号「S」は開口絞りを示す。また上述の如く「各種フィルタやCCDセンサ等の受光素子のカバーガラス(シールガラス)」を1枚の透明平行平板で表し、符号Fで示す。
条件(1)〜(3)を満足する「異常分散性レンズ」は、第3レンズ群の「絞りから2番目の正レンズ」である。
図8、図9、図10に順次、実施例1の短焦点端(広角端)、中間焦点距離、長焦点端(望遠端)における収差図を示す。なお、球面収差の図中の破線は正弦条件、非点収差の図中の実線はサジタル、破線はメリディオナルをそれぞれ表す。
実施例2
f=4.74〜48.47,F=3.53〜5.08,ω=39.21〜4.26
面番号 R D N ν Δθg,F 硝種名
01 32.205 1.00 1.84666 23.78 0.0175 OHARA S-TIH53
02 22.145 3.54 1.49700 81.54 0.0280 OHARA S-FPL51
03 112.635 0.10
04 25.925 2.74 1.62041 60.29 -0.0012 OHARA S-BSM16
05 115.816 可変(A)
06* 24.257 0.74 1.83481 42.71 -0.0082 OHARA S-LAH55
07 4.509 2.57
08 46.644 2.67 1.80518 25.42 0.0158 OHARA S-TIH6
09 -6.432 0.64 1.88300 40.76 -0.0088 OHARA S-LAH58
10* 102.556 可変(B)
11 絞り 可変(C)
12* 7.725 3.31 1.58913 61.15 -0.0043 OHARA L-BAL35
13* -9.632 0.10
14 10.161 2.36 1.60300 65.44 0.0045 OHARA S-PHM53
15 -7.549 0.80 1.63980 34.47 0.0065 OHARA S-TIM27
16 4.619 可変(D)
17 -25.476 1.33 1.69895 30.13 0.0103 OHARA S-TIM35
18 31.606 0.10
19* 9.324 2.77 1.52470 56.20 光学プラスチック
20 -14.754 可変(E)
21 ∞ 0.90 1.51680 64.20 各種フィルタ
22 ∞ 。
非球面
第6面
K = 0.0,
A4 = -7.42443×10-5,A6 = 1.52472×10-6,A8 = -2.55606×10-8
A10 = 7.39893×10-11
第10面
K = 0.0,
A4 = -4.89544×10-4,A6 =-7.50225×10-8,A8 = -3.31112×10-7
A10 =-1.81658×10-8
第12面
K = 0.0,
A4 = -7.34491×10-4,A6 =-3.10441×10-6,A8 = 2.22594×10-8
A10 =-5.45002×10-8
第13面
K = 0.0,
A4 = 1.33185×10-4,A6 =-4.89508×10-6,A8 = 9.45570×10-8
A10 = -3.97335×10-8
第19面
K = 0.0,
A4 =-3.15005×10-4,A6 = 3.37765×10-6,A8 =-1.20761×10-7
A10 = 1.16302×10-9
可変量
短焦点端 中間焦点距離 長焦点端
f = 4.739 f = 15.159 f = 48.469
A 0.679 12.708 21.200
B 10.153 4.102 1.150
C 4.587 1.000 0.750
D 3.000 3.138 15.588
E 2.725 7.313 1.982 。
条件のパラメータの値
ap/f= 1.60
|r3R|/f= 0.973
/f= 0.403
/f= 0.244
|f|/f= 0.682
/f= 8.59
SW/f= 0.095 。
図2に実施例2のズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端のレンズ群配置を図1に倣って示す。また、図11、図12、図13に順次、実施例2の短焦点端(広角端)、中間焦点距離、長焦点端(望遠端)における収差図を示す。
条件(1)〜(3)を満足する異常分散性レンズは、第3レンズ群の「絞りから2番目の正レンズ」である。
実施例3
f=4.74〜48.46,F=3.46〜5.70,ω=38.93〜4.34
面番号 R D N ν Δθg,F 硝種名
01 36.614 1.00 1.80518 25.42 0.0158 OHARA S-TIH6
02 23.704 4.63 1.48749 70.24 0.0022 OHARA S-FSL5
03 -266.625 0.10
04 18.072 3.18 1.48749 70.24 0.0022 OHARA S-FSL5
05 39.894 可変(A)
06* 49.751 0.74 1.88300 40.76 -0.0088 OHARA S-LAH58
07 4.671 2.38
08 43.227 2.82 1.80518 25.42 0.0158 OHARA S-TIH6
09 -6.015 0.64 1.88300 40.76 -0.0088 OHARA S-LAH58
10* -391.116 可変(B)
11 絞り 可変(C)
12* 7.481 2.65 1.58913 61.15 -0.0043 OHARA L-BAL35
13* -11.439 0.10
14 15.592 2.40 1.61800 63.33 0.0051 OHARA S-PHM52
15 -5.186 0.80 1.61293 37.00 0.0046 OHARA S-TIM3
16 5.186 可変(D)
17 10.352 0.50 1.84666 23.78 0.0175 OHARA S-TIH53
18 7.598 0.10
19* 7.406 3.31 1.52470 56.20 光学プラスチック
20 -43.735 可変(E)
21 ∞ 0.90 1.51680 64.20 各種フィルタ
22 ∞ 。
非球面
第6面
K = 0.0,
A4 = 4.68067×10-5,A6 = 6.87101×10-7,A8 = -2.85890×10-8
A10 = 1.31219×10-10
第10面
K = 0.0,
A4 = -4.22453×10-4,A6 = 5.67023×10-7,A8 = -3.33952×10-7
A10 = -1.38989×10-8
第12面
K = 0.0,
A4 = -6.36669×10-4,A6 = -8.20604×10-7,A8 = 4.09961×10-7
A10 = -3.95066×10-8
第13面
K = 0.0,
A4 = 1.88071×10-4,A6 = -4.02370×10-6,A8 = 7.11201×10-7
A10 = -3.87131×10-8
第19面
K = 0.0,
A4 = -4.98249×10-5,A6 = 3.29106×10-7,A8 = 2.23225×10-8
A10 = -1.44572×10-9
可変量
短焦点端 中間焦点距離 長焦点端
f = 4.738 f = 15.164 f = 48.458
A 0.600 9.610 20.600
B 10.188 3.077 1.150
C 4.094 1.007 0.750
D 3.500 5.126 18.208
E 3.334 8.719 4.282 。
条件のパラメータの値
ap/f= 1.39
|r3R|/f= 1.09
/f= 0.480
/f= 0.323
|f|/f= 0.581
/f= 8.24
SW/f= 0.084 。
図3に実施例3のズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端のレンズ群配置を図1に倣って示す。また、図14、図15、図16に順次、実施例3の短焦点端(広角端)、中間焦点距離、長焦点端(望遠端)における収差図を示す。
条件(1)〜(3)を満足する異常分散性レンズは、第3レンズ群の「絞りから2番目の正レンズ」である。
実施例4
f=4.74〜48.48,F=3.48〜5.01,ω=39.22〜4.25
面番号 R D N ν Δθg,F 硝種名
01 45.073 1.00 1.84666 23.78 0.0175 OHARA S-TIH53
02 29.498 3.62 1.45600 90.29 0.0386 OHARA S-FPL52
03 ∞ 0.10
04 33.276 2.62 1.69680 55.53 -0.0082 HARA S-LAL14
05 187.238 可変(A)
06 50.110 0.74 1.88300 40.76 -0.0088 OHARA S-LAH58
07 5.219 2.36
08 59.100 2.92 1.78470 26.29 0.0146 OHARA S-TIH23
09 -6.401 0.64 1.88300 40.76 -0.0092 OHARA S-LAH58
10* -51.678 可変(B)
11 絞り 可変(C)
12* 7.614 2.61 1.58913 61.15 -0.0043 OHARA L-BAL35
13 -22.027 0.43
14 12.944 1.03 1.76200 40.10 -0.0001 OHARA S-LAM55
15 4.170 3.06 1.60300 65.44 0.0045 OHARA S-PHM53
16 -24.855 0.10
17 104.241 1.45 1.68893 31.07 0.0092 OHARA S-TIM28
18* 6.050 可変(D)
19* 7.731 2.06 1.52470 56.20 光学プラスチック
20 15.935 可変(E)
21 ∞ 0.90 1.51680 64.20 各種フィルタ
22 ∞ 。
非球面
第10面
K = 0.0,
A4 = -3.36309×10-4,A6 = -1.04662×10-6,A8 = -2.09664×10-7
A10 = 1.11152×10-9
第14面
K = 0.0,
A4 = -4.24292×10-4,A6 = 1.25661×10-7,A8 = -2.90899×10-7
A10 = 1.00842×10-8
第15面
K = 0.0,
A4 = 4.43764×10-4,A6 = 1.39228×10-5,A8 = -8.27433×10-7
A10 = -5.12212×10-8
第19面
K = 0.0,
A4 = -4.52445×10-5,A6 = 6.53780×10-6,A8 = -3.16498×10-7
A10 = 8.54289×10-9
可変量
短焦点端 中間焦点距離 長焦点端
f = 4.737 f = 15.153 f = 48.481
A 0.700 13.313 24.548
B 10.934 5.665 1.150
C 7.570 1.727 0.500
D 3.671 7.035 14.783
E 2.219 4.452 2.316 。
条件のパラメータの値
ap/f= 1.30
|r3r|/f= 1.28
/f= 0.381
/f= 0.231
|f|/f= 0.727
/f= 9.33
SW/f= 0.156 。
図4に実施例4のズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端のレンズ群配置を図1に倣って示す。また、図17、図18、図19に順次、実施例4の短焦点端(広角端)、中間焦点距離、長焦点端(望遠端)における収差図を示す。
条件(1)〜(3)を満足する異常分散性レンズは、第3レンズ群の「絞りから3番目の正レンズ」である。
実施例5
f=4.74〜31.90,F=3.51〜5.58,ω=39.19〜6.48
面番号 R D N ν Δθg,F 硝種名
01 36.647 1.00 1.92286 18.90 0.0386 OHARA S-NPH2
02 23.427 2.74 1.60300 65.44 0.0045 OHARA S-PHM53
03 170.952 0.10
04 18.584 2.31 1.77250 49.60 -0.0092 OHARA S-LAH66
05 47.492 可変(A)
06* 39.987 0.74 1.88300 40.76 -0.0088 OHARA S-LAH58
07 4.234 2.32
08 54.221 2.05 1.92286 18.90 0.0386 OHARA S-NPH2
09 -9.272 0.84 2.00330 28.27 0.0023 OHARA S-LAH79
10* -116.917 可変(B)
11 絞り 可変(C)
12* 6.918 3.21 1.58913 61.15 -0.0043 OHARA L-BAL35
13* -8.678 0.10
14 11.511 2.18 1.60300 65.44 0.0045 OHARA S-PHM53
15 -7.770 0.60 1.68893 31.07 0.0092 OHARA S-TIM28
16 4.825 可変(D)
17* 9.227 2.02 1.52470 56.20 光学プラスチック
18 158.590 可変(E)
19 ∞ 0.90 1.51680 64.20 各種フィルタ
20 ∞ 。
非球面
第6面
K = 0.0,
A4 = 5.31992×10-5,A6 = 2.13225×10-7,A8 = -6.80433×10-8
A10 = 9.10866×10-10
第10面
K = 0.0,
A4 = -4.66740×10-4,A6 = -3.74622×10-7,A8 = -7.91115×10-7
A10 = -2.92852×10-8
第12面
K = 0.0,
A4 = -8.82834×10-4,A6 = -8.96856×10-7,A8 = -4.79181×10-8
A10 = -7.50342×10-8
第13面
K = 0.0,
A4 = 3.01624×10-4,A6 = -4.31357×10-6,A8 = 1.38650×10-7
A10 = -6.81860×10-8
第17面
K = 0.0,
A4 = -6.18571×10-5,A6 = 7.90738×10-6,A8 = -3.31121×10-7
A10 = 7.16443×10-9
可変量
短焦点端 中間焦点距離 長焦点端
f = 4.741 f =12.319 f = 31.905
A 0.600 7.561 14.139
B 8.107 1.621 1.000
C 4.464 3.819 0.650
D 3.496 6.384 11.507
E 2.855 4.192 2.352 。
条件のパラメータの値
ap/f= 1.73
|r3R|/f= 1.02
/f= 0.317
/f= 0.235
|f|/f= 0.664
/f= 6.25
SW/f= 0.140 。
図5に実施例5のズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端のレンズ群配置を図1に倣って示す。また、図20、図21、図22に順次、実施例2の短焦点端(広角端)、中間焦点距離、長焦点端(望遠端)における収差図を示す。
条件(1)〜(3)を満足する異常分散性レンズは、第3レンズ群の「絞りから2番目の正レンズ」である。
実施例6
f=4.74〜31.93,F=3.50〜5.60,ω=39.15〜6.61
面番号 R D N ν Δθg,F 硝種名
01 33.024 1.00 1.92286 18.90 0.0386 OHARA S-NPH2
02 21.553 3.05 1.60300 65.44 0.0045 OHARA S-PHM53
03 216.852 0.10
04 16.154 2.12 1.77250 49.60 -0.0092 OHARA S-LAH66
05 32.210 可変(A)
06* 22.714 0.74 1.88300 40.76 -0.0088 OHARA S-LAH58
07 3.740 2.23
08 118.867 2.02 1.92286 18.90 0.0386 OHARA S-NPH2
09 -6.916 0.64 2.00330 28.27 0.0023 OHARA S-LAH79
10* -147.074 可変(B)
11 絞り 可変(C)
12* 6.119 3.11 1.58913 61.15 -0.0043 OHARA L-BAL35
13* -9.815 0.10
14 212.627 2.26 1.60300 65.44 0.0045 OHARA S-PHM53
15 -6.580 0.60 1.74950 35.28 0.0025 OHARA S-LAM7
16 5.405 0.77
17* 7.011 2.11 1.51633 64.14 -0.0024 OHARA S-BSL7
18 -14.308 可変(D)
19 ∞ 0.90 1.51680 64.20 各種フィルタ
20 ∞ 。
非球面
第6面
K = 0.0,
A4 = -1.39130×10-5,A6 = 1.07909×10-6,A8 = -9.56988×10-8
A10 = 1.01099×10-9
第10面
K = 0.0,
A4 = -6.53461×10-4,A6 = -6.32795×10-6,A8 = -1.30334×10-6
A10 = -7.51258×10-8
第12面
K = 0.0,
A4 = -7.01992×10-4,A6 = -7.85945×10-6,A8 = 6.92903×10-7
A10 = -9.48794×10-8
第13面
K = 0.0,
A4 = 2.91193×10-4,A6 = 1.44347×10-6,A8 = 2.75419×10-7
A10 = -7.93114×10-8
第17面
K = 0.0,
A4 = -3.23395×10-4,A6 = -3.74585×10-6,A8 = 5.42386×10-7
A10 = -1.33173×10-8
可変量
短焦点端 中間焦点距離 長焦点端
f = 4.739 f = 12.319 f = 31.926
A 0.600 6.953 13.174
B 6.892 4.227 1.000
C 6.193 1.668 0.650
D 7.514 11.575 14.663 。
条件のパラメータの値
ap/f= 2.24
|r3R|/f=該当しない。
/f= 0.259
/f= 0.224
|f|/f= 0.572
/f= 6.01
SW/f= 0.194 。
図6に実施例6のズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端のレンズ群配置を図1に倣って示す。また、図23、図24、図25に順次、実施例2の短焦点端(広角端)、中間焦点距離、長焦点端(望遠端)における収差図を示す。
条件(1)〜(3)を満足する異常分散性レンズは、第3レンズ群の「絞りから2番目の正レンズ」である。
実施例7
f=4.74〜31.91,F=3.50〜5.56,ω=39.21〜6.45
面番号 R D N ν Δθg,F 硝種名
01 39.369 1.00 1.92286 18.90 0.0386 OHARA S-NPH2
02 24.475 2.77 1.60300 65.44 0.0045 OHARA S-PHM53
03 272.535 0.10
04 18.555 2.31 1.77250 49.60 -0.0092 OHARA S-LAH66
05 47.482 可変(A)
06* 34.963 0.74 1.88300 40.76 -0.0088 OHARA S-LAH58
07 4.176 2.22
08 46.284 2.06 1.92286 18.90 0.0386 OHARA S-NPH2
09 -9.068 0.64 2.00330 28.27 0.0023 OHARA S-LAH79
10* -181.083 可変(B)
11 絞り 可変(C)
12* 6.859 3.02 1.58913 61.15 -0.0043 OHARA L-BAL35
13* -8.481 0.10
14 13.024 2.11 1.61800 63.33 0.0051 OHARA S-PHM52
15 -8.881 0.70 1.69895 30.13 0.0103 OHARA S-TIM35
16 5.023 可変(D)
17* 9.052 2.37 1.52470 56.20 光学プラスチック
18 -41.978 可変(E)
19 -18.873 1.00 1.83481 42.71 -0.0082 OHARA S-LAH55
20 -44.439 可変(F)
21 ∞ 0.90 1.51680 64.20 各種フィルタ
22 ∞ 。
非球面
第6面
K = 0.0,
A4 = 2.06279×10-5,A6 = 5.51631×10-7,A8 = -8.31073×10-8
A10 = 1.10109×10-9
第10面
K = 0.0,
A4 = -5.32236×10-4,A6 = 2.77146×10-6,A8 = -1.08679×10-6
A10 = -3.45260×10-8
第12面
K = 0.0,
A4 = -9.60867×10-4,A6 = 4.83329×10-6,A8 = -2.96877×10-7
A10 = -7.32967×10-8
第13面
K = 0.0,
A4 = 3.22078×10-4,A6 = -1.79339×10-6,A8 = 2.46395×10-7
A10 = -7.94954×10-8
第17面
K = 0.0,
A4 = -7.38254×10-5,A6 = 7.96986×10-6,A8 = -3.63471×10-7
A10 = 7.86601×10-9
可変量
短焦点端 中間焦点距離 長焦点端
f = 4.739 f = 12.347 f = 31.908
A 0.600 8.536 14.109
B 7.725 2.132 1.000
C 4.525 3.938 0.650
D 2.915 6.118 10.968
E 1.598 2.090 1.238
F 0.780 0.780 0.780 。
条件のパラメータの値
ap/f= 1.87
|r3R|/f= 1.06
/f= 0.331
/f= 0.241
|f|/f= 0.662
/f= 6.21
SW/f= 0.142 。
図7に実施例7のズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端のレンズ群配置を図1に倣って示す。また、図26、図27、図28に順次、実施例2の短焦点端(広角端)、中間焦点距離、長焦点端(望遠端)における収差図を示す。
条件(1)〜(3)を満足する異常分散性レンズは、第3レンズ群の「絞りから2番目の正レンズ」である。
最後に、図29、図30を参照して「携帯情報端末装置」の実施の1形態を説明する。
図30に示すように、携帯情報端末装置30は、撮影レンズ31と撮像素子である受光素子(エリアセンサ)45を有し、撮影レンズ31による「撮影対象物の像」を受光素子45上に結像させて受光素子45により読み取るように構成されている。
撮影レンズ31としては請求項1〜10の任意の1に記載されたズームレンズ、具体的には、例えば上記実施例1〜3、5のうちの何れかが用いられる。また、受光素子45としては、画素数:500万〜800万画素以上のもの、例えば、受光領域の対角長:9.1mm、画素ピッチ:2.35μm、画素数:略700万画素のCCDエリアセンサや、受光領域の対角長:9.1mm、画素ピッチ:2μm、画素数:略1000万画素のCCDエリアセンサ等を使用できる。
図30に示すように、受光素子45からの出力は中央演算装置40の制御を受ける信号処理装置42によって処理されてデジタル情報に変換される。信号処理装置42によってデジタル化された画像情報は、中央演算装置40の制御を受ける画像処理装置41において所定の画像処理を受けた後、半導体メモリ44に記録される。液晶モニタ38には「撮影中の画像」を表示することもできるし、「半導体メモリ44に記録されている画像」を表示することもできる。また、半導体メモリ44に記録した画像は通信カード43等を使用して外部へ送信することも可能である。
図29(a)に示すように、撮影レンズ31は装置携帯時には「沈胴状態」にあり、ユーザが、図29(c)に示す電源スイッチ36を操作して電源を入れると図29(b)に示すように、鏡胴が繰り出される。このとき、鏡胴内部でズームレンズの各群は、例えば「短焦点端の配置」となっており、ズームレバー34を操作することで各群の配置が変化し、長焦点端への変倍を行うことができる。このとき、ファインダ33も撮影レンズ31の画角の変化に連動して変倍する。
シャッタボタン35の半押しによりフォーカシングがなされる。フォーカシングは、実施例1〜3、5のズームレンズを用いる場合、第2レンズ群または第4レンズ群の移動、もしくは、受光素子45の移動によって行うことができる。シャッタボタン35をさらに押し込むと撮影がなされ、その後は上述の画像情報処理がなされる。符号32はフラッシュを示す。
半導体メモリ44に記録した画像を液晶モニタ38に表示したり、通信カード43等を使用して外部へ送信したりする際は、図29(c)に示す操作ボタン37の操作により行う。半導体メモリ44および通信カード等43は、それぞれ専用または汎用のスロット39A、39Bに挿入して使用される。
なお、撮影レンズ31が沈胴状態にあるとき、ズームレンズの各群は必ずしも光軸上に並んでいなくても良く、例えば、第3レンズ群が光軸上から退避して「他のレンズ群と並列に収納」されるような機構とすれば情報装置のさらなる薄型化を実現できる。
以上に説明したような携帯情報端末装置には実施例1〜3、5のズームレンズを撮影レンズ31として使用することができ、500万画素〜800万画素以上のクラスの受光素子を使用した高画質で小型の携帯情報端末装置を実現できる。
実施例1のレンズ構成と各レンズ群の移動を示す図である。 実施例2のレンズ構成と各レンズ群の移動を示す図である。 実施例3のレンズ構成と各レンズ群の移動を示す図である。 実施例4のレンズ構成と各レンズ群の移動を示す図である。 実施例5のレンズ構成と各レンズ群の移動を示す図である。 実施例6のレンズ構成と各レンズ群の移動を示す図である。 実施例7のレンズ構成と各レンズ群の移動を示す図である。 実施例1の短焦点端における収差を示す図である。 実施例1の中間焦点距離における収差を示す図である。 実施例1の望遠端における収差を示す図である。 実施例2の短焦点端における収差を示す図である。 実施例2の中間焦点距離における収差を示す図である。 実施例2の望遠端における収差を示す図である。 実施例3の短焦点端における収差を示す図である。 実施例3の中間焦点距離における収差を示す図である。 実施例3の望遠端における収差を示す図である。 実施例4の短焦点端における収差を示す図である。 実施例4の中間焦点距離における収差を示す図である。 実施例4の望遠端における収差を示す図である。 実施例5の短焦点端における収差を示す図である。 実施例5の中間焦点距離における収差を示す図である。 実施例5の望遠端における収差を示す図である。 実施例6の短焦点端における収差を示す図である。 実施例6の中間焦点距離における収差を示す図である。 実施例6の望遠端における収差を示す図である。 実施例7の短焦点端における収差を示す図である。 実施例7の中間焦点距離における収差を示す図である。 実施例7の望遠端における収差を示す図である。 携帯情報端末装置の実施の1形態を説明するための図である。 図29の装置のシステムを説明するための図である。
符号の説明
I 第1レンズ群
II 第2レンズ群
III 第3レンズ群
IV 第4レンズ群
S 開口絞り

Claims (14)

  1. 物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、第4レンズ群を有し、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が増大し、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が減少し、第3レンズ群と第4レンズ群との間隔が変化するズームレンズにおいて、第3レンズ群が2枚の正レンズと1枚の負レンズで構成され、第4レンズ群が正レンズ1枚のみで構成され、
    g線に対する屈折率:n、F線に対する屈折率:n線に対する屈折率:
    より、次式:
    θg,F=(n−n)/(n−n
    により定義される部分分散比:θg,Fを縦軸、アッベ数:νを横軸とする直交2軸の2次元座標面上で、基準硝種:K7の座標点(ν=60.49,θg,F=0.5432)と基準硝種:F2の座標点(ν=36.26,θg,F=0.5830)とを結んだ直線を標準線とし、硝種の部分分散比:θg,Fの、上記2次元座標面上における上記標準線からの偏差を上記硝種の異常分散性:Δθg,Fとするとき、
    上記第3レンズ群中の少なくとも1枚の正レンズにつき、その屈折率:Nとアッベ数:νと異常分散性:Δθg,Fとが、条件:
    (1) N > 1.58
    (2) ν > 60.0
    (3) 0.05 > Δθg,F > 0.003
    を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、第4レンズ群を有し、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が増大し、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が減少し、第3レンズ群と第4レンズ群との間隔が変化するズームレンズにおいて、第3レンズ群が2枚の正レンズと1枚の負レンズで構成され、第4レンズ群が負レンズ1枚と正レンズ1枚で構成され、
    第2レンズ群と第3レンズの間に開口絞りを有し、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が増大し、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔
    が減少し、第3レンズ群と第4レンズ群との間隔が増大するように、少なくとも第1レンズ群および第3レンズ群が物体側へ移動し、
    g線に対する屈折率:ng、F線に対する屈折率:n線に対する屈折率:
    より、次式:
    θg,F=(n−n)/(n−n
    により定義される部分分散比:θg,Fを縦軸、アッベ数:νdを横軸とする直交2軸の2次元座標面上で、基準硝種:K7の座標点(ν=60.49,θg,F=0.5432)と基準硝種:F2の座標点(ν=36.26,θg,F=0.5830)とを結んだ直線を標準線とし、硝種の部分分散比:θg,Fの、上記2次元座標面上における上記標準線からの偏差を上記硝種の異常分散性:Δθg,Fとするとき、
    上記第3レンズ群中の少なくとも1枚の正レンズにつき、その屈折率:Nとアッベ数:νdと異常分散性:Δθg,Fとが、条件:
    (1) N > 1.58
    (2) ν > 60.0
    (3) 0.05 > Δθg,F > 0.003
    を満足することを特徴とするズームレンズ。
  3. 請求項1記載のズームレンズにおいて、
    第2レンズ群と第3レンズの間に開口絞りを有し、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が増大し、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が減少し、第3レンズ群と第4レンズ群との間隔が増大するように、少なくとも第1レンズ群および第3レンズ群が物体側へ移動することを特徴とするズームレンズ。
  4. 請求項1〜3の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
    第3レンズ群中の1枚の正レンズが、条件(1)〜(3)を満足し、この正レンズの焦点距離:fap、広角端における全系の焦点距離:fが、条件:
    (4) 1.0 < fap/f < 2.5
    を満足することを特徴とするズームレンズ。
  5. 請求項1〜4の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
    第3レンズ群が有する2枚の正レンズのうちの1枚は、条件(1)〜(3)を満足し、
    他の1枚は非球面を有することを特徴とするズームレンズ。
  6. 請求項5記載のズームレンズにおいて、
    第3レンズ群の最も像側に、像側に強い凹面を向けた負レンズが配置され、この負レンズの像側レンズ面の曲率半径:r3R、広角端における全系の焦点距離:fが、条件:
    (5) 0.8 < |r3R|/f < 1.6
    を満足することを特徴とするズームレンズ。
  7. 請求項1〜6の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
    広角端から望遠端への変倍に際する第1レンズ群の総移動量:X、望遠端における全系の焦点距離:fが、条件:
    (6) 0.20 < X/f < 0.70
    を満足することを特徴とするズームレンズ。
  8. 請求項1〜7の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
    広角端から望遠端への変倍に際する第3レンズ群の総移動量:X、望遠端における全系の焦点距離:fが、条件:
    (7) 0.15 < X/f < 0.40
    を満足することを特徴とするズームレンズ。
  9. 請求項1〜8の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
    第2レンズ群の焦点距離:f、第3レンズ群の焦点距離:fが、条件:
    (8) 0.45 < |f|/f < 0.85
    を満足することを特徴とするズームレンズ。
  10. 請求項1〜9の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
    第1レンズ群の焦点距離:f、広角端における全系の焦点距離:fが、条件:
    (9) 5.0 < f/f < 11.0
    を満足することを特徴とするズームレンズ。
  11. 請求項1〜10の任意の1に記載のズームレンズを、撮影用ズームレンズとして有する撮像装置。
  12. 請求項11記載の撮像装置において、
    ズームレンズによる物体像が、カラー撮像素子の受光面上に結像されることを特徴とする撮像装置。
  13. 請求項12記載の撮像装置において、
    撮像素子の画素数が500万〜800万画素以上であることを特徴とする撮像装置。
  14. 請求項11または12または13記載の撮像装置を含む携帯情報端末装置。
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