JP5014753B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents
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なかでも非水系はダメージヘアをより効果的にケアできるとして主流となりつつある。しかし現在のヘアオイルでは、セット力が無くヘアスタイルを作ることができない、質感が重い、またはサラサラ感が強いためスタイリングができない、オイルのため乾きにくい、洗い落ちが悪いなどの欠点がみられる。
すなわち本発明は、
ポリマーを0.05〜30重量%、エタノールを0.05〜60重量%、オイルを0.1〜95重量%、ノニオン界面活性剤を0.1〜15重量%の量で含み、
前記エタノールとポリマーとの重量比(エタノール/ポリマー)が0.5〜6.0であり、オイルとポリマーとの重量比(オイル/ポリマー)が0.75〜48であり、ノニオン界面活性剤とオイルとの重量比(ノニオン界面活性剤/オイル)が0.01〜1.0であり、
かつ、水を実質的に含まないことを特徴とする毛髪化粧料である。
前記オイルがコハク酸ジ2−エチルヘキシルであることが好ましい。
前記ポリマーがアニオン性ポリマーであることがより好ましい。
ル樹脂アルカノールアミン液からなる群から選択される少なくとも1種であることが特に好ましい。
前記ノニオン界面活性剤が、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、およびポリオキシエチレングリセリルエーテル脂肪酸エステルからなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましい。
なお、本発明において「重量%」とは特に断りのない限り、毛髪化粧料100重量%中に占める各成分の量を示す。
ポリマーとしては通常はノニオン性ポリマー、アニオン性ポリマー、両性ポリマー、およびカチオン性ポリマーからなる群から選択される少なくとも1種である。
ルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体液が挙げられ、カチオン性ポリマーとしては、ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩液が挙げられる。
本発明の毛髪化粧料において上記ポリマーを上記範囲内で含有することにより、毛髪のセット力に優れ、セットした毛髪の弾力感に優れる毛髪化粧料を得ることができる。
酸コレステリル、ジ-2-エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール
脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセリン、ト
リ-2-エチルヘキシル酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロール
プロパン、テトラ-2-エチルヘキシル酸ペンタエリスリトール、トリ-2-エチルヘキシル酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2-エチルヘキサノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ-2-ヘプチル
ウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オイル、セトステアリルアルコール、アセトグリセライド、パルミチン酸2-ヘプチルウンデシル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸-2-オクチルドデシルエステル、エチルラウレート、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-ヘキシルデシルなどがあげられる。炭化水素としては流動パラフィン、スクワレン、パラフィン、セレシン、スクワラン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックスなどがあげられる。植物油としては、アボガド油、椿油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、亜麻仁油、サフラワー油、綿実油、大豆油、落下生油、茶実油、コメヌカ油等があげられる。これらは1種単独で用いても2種以上を用いて
も良い。
本発明の毛髪化粧料には上述のオイルを0.1〜95重量%含み、好ましくは1.0〜85重量%含む。
本発明に用いるノニオン界面活性剤としては一般に毛髪用として用いることが可能なノニオン界面活性剤であれば特に制限されることなく用いることができる。
またノニオン界面活性剤としては、エステル系のノニオン界面活性剤を用いることが好ましい。エステル系のノニオン界面活性剤としては、例えば、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリルエーテル脂肪酸エステル等が挙げられる。これらは1種単独で用いても2
種以上を用いても良い。
本発明の毛髪化粧料は前記エタノールとポリマーとの重量比(エタノール/ポリマー)が0.5〜6.0であり、好ましくは1.0〜3.0である。エタノールとポリマーとの重量比が前記範囲内にあると得られる毛髪化粧料は各成分を効率的に溶解させることができるため透明性に優れ、かつ、速乾性を得ることができる。
セリン等を用いることができる。
上記ポリオールは、1種単独でも、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の毛髪化粧料は毛髪への塗布作業時の操作性の観点から、液状もしくはペースト状が好ましい。
[評価方法]
本実施例では以下の項目について以下に示すように評価を行った。
<安定性>
得られた毛髪化粧料を5℃、25℃、45℃の温度帯で3ヶ月間保存し、それぞれの温度帯での外観を観察し、安定性を評価した。
○:分離・固化がわずかに見られるが、安定性がある
△:分離または固化がひどく、安定性が無い
×:分離および固化がひどく、全く安定性が無い
<透明性>
得られた毛髪化粧料を5℃、25℃、45℃の温度帯で3ヶ月間保存し、それぞれの温度帯での外観を観察することで透明性を評価した。
○:透明性がある
△:やや濁りがある
×:非常ににごり、透明性が悪い
<流しやすさ (洗い落ちのよさ)>
ビューラックス社製、人毛毛束30cm、約10gに対し得られた毛髪化粧料を0.5g塗布し、ドライヤーにてブロー乾燥後、処理した毛髪を専門テスター(美容師)が洗髪時、手で感触を確認する官能評価を行い、洗いやすさを評価した。
○:洗いやすい
△:洗いにくい
×:非常に洗いにくい
<速乾性>
ビューラックス社製、人毛毛束30cm、約10gに対し得られた毛髪化粧料を0.5g塗布し、ドライヤーにてブロー乾燥時、専門テスター(美容師)が官能評価を行い、速乾性を評価した。
○:速乾性がある
△:速乾性が無く、乾くまでに時間がかかる
×:速乾性が無く、乾くまでに非常に時間がかかる
<セット力>
ビューラックス社製、人毛毛束30cm、約10gに対し得られた毛髪化粧料を0.5g塗布し、ドライヤーにてブロー乾燥後、専門テスター(美容師)が官能評価を行い、セット力を評価した。
○:セット力がある
△:あまりセット力が無い
×:全くセット力がない
<潤い感>
ビューラックス社製、人毛毛束30cm、約10gに対し得られた毛髪化粧料を0.5g塗布し、ドライヤーにてブロー乾燥後、専門テスター(美容師)が官能評価を行い、潤い感を評価した。
○:潤いがある
△:あまり潤いが無い
×:全く潤いがない
<艶>
ビューラックス社製、人毛毛束30cm、約10gに対し得られた毛髪化粧料を0.5g塗布し、ドライヤーにてブロー乾燥後、専門テスター(美容師)が官能評価を行い、艶やかさを評価した。
○:艶がある
△:あまり艶が無い
×:全く艶がない
[実施例1〜14]
表1に示した成分および割合で、各成分を攪拌、混合し、毛髪化粧料を得た。
表2に示した成分および割合で、各成分を攪拌、混合し、毛髪化粧料を得た。
得られた毛髪化粧料を上記評価方法で評価し、結果を表2に示す。
Claims (5)
- ポリマーを0.05〜30重量%、エタノールを0.05〜60重量%、オイルを0.1〜95重量%、ノニオン界面活性剤を0.1〜15重量%の量で含み、
前記ポリマーが、ノニオン性ポリマー、アニオン性ポリマー、両性ポリマーおよびカチオン性ポリマーからなる群から選択される少なくとも1種のポリマーであり、
前記オイルが、エステル油であり、
前記ノニオン界面活性剤が、ポリオキシエチレングリセリルエーテル脂肪酸エステルであり、
前記エタノールとポリマーとの重量比(エタノール/ポリマー)が0.5〜6.0であり、オイルとポリマーとの重量比(オイル/ポリマー)が0.75〜48であり、ノニオン界面活性剤とオイルとの重量比(ノニオン界面活性剤/オイル)が0.01〜1.0であり、
かつ、水を実質的に含まないことを特徴とする毛髪化粧料。 - 前記オイルがコハク酸ジ2−エチルヘキシルであることを特徴とする請求項1に記載の毛髪化粧料。
- 前記ポリマーがアニオン性ポリマーであることを特徴とする請求項1または2に記載の毛髪化粧料。
- 前記ポリマーが、ポリウレタン−14、アクリレーツコポリマーAMP、およびアクリル樹脂アルカノールアミン液からなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の毛髪化粧料。
- 前記ノニオン界面活性剤が、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の毛髪化粧料。
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