JP5013884B2 - 現像装置、プロセスユニット、画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスユニット、画像形成方法及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、像担持体上の静電潜像を非磁性1成分現像剤により現像する現像装置、プロセスユニット、画像形成方法及び画像形成装置に関するものである。
カラー画像形成装置の代表的方法として、複数のプロセスカートリッジユニットに色が異なるトナー像を形成し、それらを順次中間転写体上に重ねながら転写させ、しかる後に転写紙に一括して転写させるタンデム方式がある。プロセスカートリッジユニットは、静電潜像が形成される感光体ドラムと、感光体表面を帯電させる帯電ローラと、静電潜像パターンに従ってトナーを感光体表面に現像してトナー像を形成する現像装置と、転写後に感光体ドラム上に残ったトナーを清掃するクリーニング装置から成る。
現像装置は、感光体ドラムに接触対向して配置されトナーを感光体ドラム上に現像する現像ローラと現像ローラに当接して設けられた供給ローラおよびトナー層規制部材と、トナーを収容するトナー収容室から成る。中間転写体はベルトで構成され、各色のプロセスカートリッジユニットは中間転写ベルトに対向させて並べて配置される。そのためタンデム方式を採用した場合、装置全体の大きさがプロセスカートリッジユニットの並ぶ方向に大きくなってしまうという欠点があった。これを解決する為に、現像装置のトナー収容部を現像ローラやトナー層規制部材の上方向に配置させることによって、各プロセスカートリッジユニットを詰めて並べ、装置の小型化を図るという方策がある。
従来の現像装置では、現像装置のトナー収容部を現像ローラや供給ローラの上方向に配置しているため、現像ローラや供給ローラの近傍ではトナーの自重による粉圧が大きくなり過充填の状態となる。その結果、供給ローラ等の回転トルクが上昇し、現像器の回転駆動ムラによる画像濃度ムラやギヤの破損などの問題が発生する。またトナーの流動状態が悪くなるために、現像ローラ表面への均一なトナー供給が行われず、トナー層厚ムラによる画像濃度不良が発生する。
さらに、近年では、オイルレス定着や低温定着を実現するためにワックス添加されたトナーが用いられることが多いが、そのようなトナーは比較的軟らかくトナー間付着力も高いことから凝集しやすいため、前述の問題を助長している。
このような問題を解決するために、例えば、特許文献1では、トナー供給室とトナー収容室との仕切り壁に複数の開口を設け、適量に制限されたトナーを移動させることによって、トナーの過充填を防止するという方法が用いられる。これには簡単な構成で問題を解決できるという利点がある。また、特許文献2では、現像剤供給室上方に配置された現像剤収容容器の底部に現像剤補給口を設ける。補給口には全長に渡って羽根が設けられ、その回転によってトナーを定量補給するという技術が開示されている。また、特許文献3では、現像装置をトナー供給室とその上方のトナー収容室とに仕切り、両室の連結口に設けられたローラの回転を利用して両室間で現像剤を往復させ、トナー供給室内のトナー充填量を一定に保つ技術が開示されている。
特開2001−194883号公報 特開平1−292375号公報 特公平6−64398号公報
ところが、開口部以外の仕切り壁の壁面にトナーが取り残されてしまうために、トナーを効率よく使い切ることが難しいという問題点が生じている。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、仕切り壁上の略水平方向にトナー搬送部材を設け、開口部からトナー供給室に効率よくトナーを送りトナーを使い切ることと、トナー供給室への過剰なトナー供給を防止することの両課題を両立させる現像装置等を提供することである。
上記課題を解決する手段である本発明の特徴を以下に挙げる。
発明の現像装置は、潜像担持体に近接または接触して回転可能に設けられた現像剤担持体と、該現像剤担持体上に現像剤を供給するために回転可能に設けられた現像剤供給部材を含む現像剤供給室と、該現像剤供給室の上方に配置され現像剤を収容する現像剤収容室と、該現像剤収容室と該現像剤供給室との間に設けられ複数の開口部を有する仕切り部材と、該仕切り部材上に設けた現像剤搬送部材と、該現像剤担持体に接触して該現像剤担持体上の現像剤を薄層化する現像剤層規制部材とを有し、該仕切り部材に設けられた複数の開口部が、現像剤収容室から現像剤供給室へ現像剤を補給する現像剤補給用開口部と、現像剤供給室から現像剤収容室へ現像剤を回収する現像剤回収用開口部からなり、現像剤が現像剤収容室と現像剤供給室間で循環する構成であって、該現像剤担持体に所定のバイアスを印加して該潜像担持体上の静電潜像を現像する現像装置において、該現像剤搬送部材が、スクリュ形状部と板形状の組み合わせから構成される攪拌パドルであり、該板形状部は該現像剤補給用開口部上に位置し、該板形状部分の幅が、該現像剤補給用開口部の幅よりも大きく、該板形状部分の奥行きが、該現像剤補給用開口部の奥行きよりも大きく、現像剤補給用開口部の上部では他の部分よりも、該現像剤搬送部材による略水平方向の現像剤搬送力を低くすることを特徴とする。
また、本発明の現像装置は、さらに、該仕切り部材に少なくとも一つ以上設けられた現像剤補給用開口部周辺での該現像剤搬送部材による現像剤搬送方向が、該現像剤補給用開口部に向かう方向であることを特徴とする。
また、本発明の現像装置は、さらに、該現像剤補給用開口部上の該現像剤搬送部材が開口部近傍に搬送された現像剤を解すことを特徴とする。
た、本発明の現像装置は、さらに、使用される現像剤がワックス成分を含んだ非磁性1成分トナーであることを特徴とする。
また、本発明のプロセスカートリッジは、潜像を担持する潜像担持体と、前記潜像担持体上の潜像を現像装置とを備える画像形成装置における少なくとも前記潜像担持体と現像装置とを一体に支持して、画像形成装置本体に対して着脱可能にしたプロセスカートリッジにおいて、上記のいずれかに記載された現像装置を用いることを特徴とする。
また、本発明の画像形成方法は、電子写真方式を用いる画像形成方法において、上記いずれかに記載された現像装置を用いたことを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、潜像を形成する潜像担持体と、潜像をトナーで現像してトナー像を形成する現像装置とを備える画像形成装置であって、前記画像形成装置は、上記いずれかに記載された現像装置を具備したことを特徴とする。
以上のように、本発明の現像装置では、現像剤収容室と現像剤供給室との間に設けられ少なくとも一つ以上の開口部を有する仕切り部材の上に、現像剤搬送部材を設け略水平方向での現像剤の搬送を積極的に行なうことで、効率よく現像剤収容室から現像剤供給室へと現像剤を供給することが可能となり、現像剤を使い切ることができる。さらに現像剤搬送部材による略水平方向の現像剤搬送力を現像剤補給用開口部の近傍で他の部分よりも低くすることで、現像剤を開口部上にて通過させてしまうことなく、効率よく開口部から現像剤を現像剤供給室へ供給することができる。
また、本発明のプロセスカートリッジでは、少なくとも潜像担持体を含むプロセスカートリッジとすることで、画像形成装置本体と容易に着脱可能とすることが可能となり、ユーザーメンテナンスが行い易くなる。また、本発明の画像形成装置では、良好な画像を継続して出力することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る現像装置とプロセスカートリッジユニットを備える画像形成装置要部の断面図である。各プロセスカートリッジユニット1は、感光体ドラム2、帯電ローラ3、現像装置4、およびクリーニング装置5を一体に結合した構成になっている。各プロセスカートリッジユニット1は各々のストッパーを解除することにより交換できる構成にもなっている。本発明の画像形成装置20は、プロセスカートリッジユニット1を1以上備えている。これで、単色又はカラー画像を得ることができる。
感光体ドラム2は、光導電性の感光層を備える円筒状のドラムである。形状は、ドラムに限定するものではなく、ベルト状であっても良い。この実施形態では、矢印方向に周速150mm/secで回転している。
帯電ローラ3は、感光体ドラム2の表面に圧接されており、感光体ドラム2の回転により従動回転している。帯電ローラ3には図示しない高圧電源により所定のバイアスが印加され、感光体ドラム2の表面を、−500Vに帯電している。
露光手段6は感光体ドラム2に対して画像情報を露光し、静電潜像を形成する。この露光手段6にはレーザーダイオードを用いたレーザービームスキャナやLEDなどが用いられる。
現像装置4は一成分接触現像であり、感光体ドラム2上の静電潜像をトナー像として顕像化する。現像装置4には図示しない高圧電源から所定の現像バイアスが供給される。感光体クリーニング装置5は感光体ドラム2表面の転写残トナーのクリーニングを行なう。各プロセスカートリッジユニット1は中間転写ベルト7の移動方向に並列に4個配設され、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの順で可視像を形成する。
一次転写ローラ8には一次転写バイアスが印加され、感光体ドラム2表面のトナー像は中間転写ベルト7表面に転写される。中間転写ベルト7は、図示しない駆動モータによって図中の矢印方向に回転駆動されるようになっており、各色の可視像が表面に順次重ね転写されることでフルカラー画像を形成する。
形成されたフルカラー画像は、二次転写ローラ9に所定の電圧を印加することにより転写材である用紙10に転写され、図示しない定着装置にて定着され出力される。二次転写ローラ9で転写できず中間転写ベルト7上に残留したトナーは転写ベルトクリーニング装置11に回収される。
図2は、本発明の実施形態に係る現像装置を備えるプロセスカートリッジの断面図である。現像装置4は、トナーを収容するトナー収容室101と、トナー収容室101の下方に設けられたトナー供給室102から構成され、トナー供給室102の下部には、現像ローラ103と、現像ローラ103に当接して設けられた層規制部材104および供給ローラ105が設けられる。現像ローラ103は感光体ドラム2に接触して配置され、図示しない高圧電源から所定の現像バイアスが印加される。トナー収容室101内にはトナー搬送部材106が設けられている。トナー搬送部材106は、トナー供給用開口部107では、略水平方向のトナー搬送力が小さくなるような構成であり、この図2におけるトナー搬送部材106は、スクリュ形状と板形状を組み合わせた回転軸を有する部材であり、回転している。このトナー搬送部材106としては、このような搬送力を支配するようなスパイラルスクリュと、搬送力が生じることなく攪拌力を与えることができる羽根のような板形状のものを組み合わせることが望ましく、特にトナー補給用開口部107上では羽根のような板形状のもの、それ以外の部分ではスクリュのようなものになるように構成することが望ましい。
ただし、トナー搬送部材106としては、これに限ったものでなく、スクリュ、搬送ベルト、コイル状の回転体等の搬送機能を有するものや、それらと羽根のような板部材や針金を曲げて構成したパドルのようなもの等の解し機能を有するものを組み合わせたものでも良い。
効率よくトナー供給用開口部107に搬送されたトナーは、開口近傍で略水平方向の動きが弱まり、さらに解されて自重によって開口部107を通過しトナー供給室102へと落下移動する。
供給ローラ105の表面には空孔(セル)を有した構造の発泡材料が被覆されており、トナー供給室102内に運ばれてきたトナーを効率よく付着させて取り込むと共に、現像ローラ103との当接部での圧力集中によるトナー劣化を防止している。
発泡材料は、10〜1014Ωの電気抵抗値に設定される。供給ローラ105には、現像バイアスに対してトナーの帯電極性と同方向にオフセットさせた値の供給バイアスが印加される。この供給バイアスは、現像ローラ103との当接部で予備帯電されたトナーを現像ローラ103に押し付ける方向に作用する。ただし、オフセットの方向はこれに限ったものではなく、トナーの種類によってはオフセットを0、もしくはオフセットの方向を変えてもよい。供給ローラ105は反時計回りの方向に回転し、表面に付着させたトナーを現像ローラ103の表面に塗布供給する。
現像ローラ103には、弾性ゴム層を被覆したローラが用いられ、さらに表面にはトナーと逆の極性に帯電し易い材料からなる表面コート層が設けられる。弾性ゴム層は、感光体ドラム2との接触状態を均一に保つ為に、JIS−Aで、50度以下の硬度に設定され、さらに現像バイアスを作用させるために、10〜1010Ωの電気抵抗値に設定される。表面粗さRaは、0.2〜2.0μmに設定され、必要量のトナーが表面に保持される。現像ローラ103は反時計回りの方向に回転し、表面に保持したトナーを層規制部材104および感光体ドラム2との対向位置へと搬送する。
層規制部材104は、SUS304CSP、SUS301CSP、リン青銅等の金属板バネ材料を用い、自由端側を現像ローラ103表面に、10〜100N/mの押圧力で当接させたもので、その押圧力下を通過したトナーを薄層化すると共に摩擦帯電によって電荷を付与する。さらに層規制部材104には、摩擦帯電を補助する為に、現像バイアスに対してトナーの帯電極性と同方向にオフセットさせた値の規制バイアスが印加される。
感光体ドラム2は時計回りの方向に回転しており、従って現像ローラ103表面は感光体ドラム2との対向位置において感光体ドラム2の進行方向と同方向に移動する。薄層化されたトナーは、現像ローラ103の回転によって感光体ドラム2との対向位置へ搬送され、現像ローラ103に印加された現像バイアスと感光体ドラム2上の静電潜像によって形成される潜像電界に応じて、感光体ドラム2表面に移動し現像される。
感光体ドラム2上に現像されずに現像ローラ103上に残されたトナーが再びトナー供給室102内へと戻る部分には、封止シール108が現像ローラ103に当接して設けられ、トナーは現像装置外部に漏れでないように封止される。
図3は、現像装置を別方向から見た断面の簡略図である。トナー供給室102の底部に供給ローラ105があり、その上部に複数の開口部107を有する仕切り部材109を挟んでトナー収容室101がある。トナー供給用開口部分に搬送されたトナーは開口部107近傍では、略水平方向のトナー移動が弱まり、開口部107上の攪拌パドル106で攪拌され、トナー供給室102のトナーが少なくなるに従って、トナーの自重によりトナー供給室102に移動する。この場合の他の位置にある開口部107では、開口部107上でのトナー搬送力が大きいので、自重で落下するトナーは少ないので、トナー供給室102のトナーが多くなりトナー供給室102内の粉圧が高くなった場合に、その粉圧による力でトナー収容室101にトナーが移動し、トナー供給室102でのトナーの過充填を防止することができる。
図4は、トナー収容室を上方からの平面図である。トナー補給用開口部107近傍でのトナー搬送方向の例を示したものである。仕切り部材109に少なくとも一つ以上設けられた現像剤補給用開口部107周辺での攪拌パドル106による現像剤搬送方向が、該現像剤補給用開口部107に向かう方向である。これは、現像剤補給用開口部107近傍で攪拌パドル106による現像剤搬送方向を現像剤補給用開口部107に集中させる方向にすることで、現像剤補給用開口部107上の現像剤量を常に充分量確保することができ、現像剤供給室102での現像剤不足を防止できる。開口部107のある部分に、トナーを搬送することで、トナーの使いきりを可能としている。
図4(1)では、トナーの搬送方向が水平方向の場合、同じ水平方向に、仕切り部材109の途中に開口部107を複数設けている。これで、この同じ方向に撹拌パドル106を備え、トナーを搬送し、開口部107からトナーを供給する。図4(2)では図面中の上下方向で、図4(3)では図面中の斜め方向で、図4(4)では図面中の左右・上下方向で示している。
図5は、トナー搬送部材である撹拌パドルの一つの実施形態を示す概略図である。
図5(1)に示す撹拌パドル106は、トナーの搬送、撹拌の両方を行うもので、両端のスパイラルスクリュ形状によって中央方向にトナーを送る第1ユニット106aと、中央部では送られてきたトナーを解す第2ユニット106bから構成されている。この第2ユニット106bで、現像剤補給用開口部107上の近傍に搬送された現像剤を解すことができ、トナー供給室102のトナーが少なくなるに従って、トナーの自重によりトナー供給室102に移動する。
図5(2)は、図5(1)に示されている撹拌パドル106の第1ユニット106aのスパイラルスクリュのピッチを、中央の解すための第2ユニット106bに向かうにつれて広くすることで、徐々にトナー搬送力を弱くすることを可能とし、ピッチを調整することでトナー搬送力の調整を行なうことができる。これは、仕切り部材109に少なくとも一つ以上設けられた現像剤補給用開口部107上にて他の部分よりも広くしたことで、トナー搬送力の調整を行なうもので、即ち、撹拌パドル106であるスパイラルスクリュのピッチを現像剤補給用開口部107上で他の部分よりも広く設定することにより、現像剤補給用開口部107近傍での略水平方向での現像剤搬送力を低くすることができる。
図5(3)は、図5(2)に示されている部材の中央部にある解すための第2ユニット106bの無い場合である。これでも、第1ユニット106aのスパイラルスクリュのピッチを調整することでトナー搬送力の調整を行なうことができ、本発明の目的を達成することができる。
図5(4)は、トナー搬送部材の解すための第2ユニット106bとしてパドル形状のものを用いた一例である。これは、撹拌パドル106で、スクリュ形状と板形状の組み合わせから構成されている。特に、撹拌パドル106をスパイラルスクリュ形状と板形状から構成することにより、効率よく現像剤を搬送することと、搬送力を大きくすること無いままで効果的に攪拌することを両立させることができる。
図5(5)は、トナー搬送部材の解しユニット部の幅と奥行きを説明したものである。また、図6は、トナー収容室101とトナー供給室102の間にある仕切り部材に設けられた開口部107の幅と奥行きを説明したものである。これは、現像剤補給用開口部107上にある撹拌パドル106の第2ユニット106bを板形状の幅を開口幅よりも大きくすることで、現像剤補給用開口部107近傍に搬送されてきた現像剤が現像剤補給用開口部107上に届く直前に、略水平方向の現像剤の動きを抑制することができる。さらに、現像剤補給用開口部107上にある板形状の奥行きを開口奥行きよりも大きくすることで、現像剤補給用開口部107上に搬送されてきた全ての現像剤が滞留することなく解されるようになり、現像剤の軟凝集やパッキングを防止でき、トナー供給室102への現像剤供給を円滑に行なうことができる。
本発明の現像装置に用いられるトナーとしては、トナー母粒子は少なくとも結着樹脂および着色剤からなっている。トナー母粒子を構成する結着樹脂としては電子写真および静電印刷等の分野で公知の樹脂が使用でき、例えば、スチレン系樹脂;アルキルアクリレート及びアルキルメタクリレート等のアクリル系樹脂;スチレンアクリル系共重合樹脂;ポリエステル系樹脂;シリコン系樹脂;オレフィン系樹脂;アミド系樹脂;あるいはエポキシ系樹脂などが好適に用いられる。特に、オイルレス定着用フルカラートナーに用いる場合には、使用可能な離型剤(ワックス)としては、例えば、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、カルナバワックス、ライスワックス、サゾールワックス、モンタン系エステルワックス、フィッシャートロプシュワックス、パラフィンワックス等を挙げることができる。オイルレス定着用フルカラートナーに用いる場合、融点が60〜100℃、好ましくは65〜90℃のものが好適に使用することができ、例えば脂肪酸エステル、低分子量ポリエチレン、カルナバワックス、低融点パラフィン等を挙げることができる。特に好ましいワックスは極性が低く、離型効果が高い低融点パラフィンである。特にオイルレス定着用カラートナーでは離型剤を必須成分として用いる必要がある。ワックスの軟化点が60℃より低い場合は高温オフセット性向上の効果が低下し、100℃より高い場合にはバインダー樹脂中への分散が不十分となり感光体に対するフィルミングが発生しやすくなる。また、トナーへの添加量としては粉砕法トナーにおいては3.0〜10wt%、好ましくは3.5〜8wt%の範囲で含有させることが好ましい。この範囲を下回ると離型効果が発揮されず、この範囲を上回ると溶融混練時のワックス分散不良により遊離ワックスが発生しやすく、フィルミングの問題が発生しやすくなり好ましくない。一方、湿式造粒法によるトナーにおいてはカプセル化など、ワックスのトナー中への配置制御が比較的容易であり、粉砕法トナーに対してワックスの分散不良や遊離ワックス発生に対する余裕度があるためワックス添加量を5〜12wt%まで増量させることが可能である。
本発明の実施形態に係る現像装置とプロセスカートリッジユニットを備える画像形成装置要部の断面図である。 本発明の実施形態に係る現像装置を備えるプロセスカートリッジの断面図である。 現像装置を別方向から見た断面の簡略図である。 トナー収容室を上方からの平面図である。 トナー搬送部材である撹拌パドルの一つの実施形態を示す概略図である。 トナー収容室とトナー供給室の間にある仕切り部材に設けられた開口部の幅と奥行きを説明したものである。
符号の説明
1Y,M,C,K:プロセスカートリッジ2Y,M,C,K:感光体(潜像担持体)3:帯電ローラ4:現像装置5:クリーニング装置6:露光装置7:中間転写ベルト8:一次転写ローラ9:二次転写ローラ10:用紙11:ベルトクリーニング装置20:画像形成装置101:トナー収納室102:トナー供給室105:供給ローラ106:トナー搬送部材(撹拌パドル107:開口部109:仕切り部材

Claims (7)

  1. 潜像担持体に近接または接触して回転可能に設けられた現像剤担持体と、
    該現像剤担持体上に現像剤を供給するために回転可能に設けられた現像剤供給部材を含む現像剤供給室と、
    該現像剤供給室の上方に配置され現像剤を収容する現像剤収容室と、
    該現像剤収容室と該現像剤供給室との間に設けられ複数の開口部を有する仕切り部材と、
    該仕切り部材上に設けた現像剤搬送部材と、
    該現像剤担持体に接触して該現像剤担持体上の現像剤を薄層化する現像剤層規制部材とを有し、
    該仕切り部材に設けられた複数の開口部が、現像剤収容室から現像剤供給室へ現像剤を補給する現像剤補給用開口部と、現像剤供給室から現像剤収容室へ現像剤を回収する現像剤回収用開口部からなり、現像剤が現像剤収容室と現像剤供給室間で循環する構成であって、該現像剤担持体に所定のバイアスを印加して該潜像担持体上の静電潜像を現像する現像装置において、
    該現像剤搬送部材が、スクリュ形状部と板形状の組み合わせから構成される攪拌パドルであり、該板形状部は該現像剤補給用開口部上に位置し、該板形状部分の幅が、該現像剤補給用開口部の幅よりも大きく、該板形状部分の奥行きが、該現像剤補給用開口部の奥行きよりも大きく、
    像剤補給用開口部の上部では他の部分よりも、該現像剤搬送部材による略水平方向の現像剤搬送力を低くする
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1に記載された現像装置において、
    該仕切り部材に少なくとも一つ以上設けられた現像剤補給用開口部周辺での該現像剤搬送部材による現像剤搬送方向が、該現像剤補給用開口部に向かう方向である
    ことを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載された現像装置において、
    該現像剤補給用開口部上の該現像剤搬送部材が開口部近傍に搬送された現像剤を解す
    ことを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された現像装置において、
    使用される現像剤がワックス成分を含んだ非磁性1成分トナーである
    ことを特徴とする現像装置。
  5. 潜像を担持する潜像担持体と、
    前記潜像担持体上の潜像を現像装置とを備える画像形成装置における少なくとも前記潜像担持体と現像装置とを一体に支持して、画像形成装置本体に対して着脱可能にしたプロセスカートリッジにおいて、
    前記現像装置は、請求項1から請求項4のいずれかに記載された現像装置である
    ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  6. 電子写真方式を用いる画像形成方法において、
    請求項1から請求項4のいずれかに記載された現像装置を用いた
    ことを特徴とする画像形成方法。
  7. 潜像を形成する潜像担持体と、
    潜像をトナーで現像してトナー像を形成する現像装置とを備える画像形成装置であって、
    請求項1から請求項4のいずれかに記載された現像装置を具備した
    ことを特徴とする画像形成装置。
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