JP5013090B2 - 万能指圧器 - Google Patents

Description

本発明は長さ２５〜４０ｃｍ、厚さ２〜３ｃｍ、高さ４〜６ｃｍの板に複数のなだらかな突起と背骨に当たらない幅と深さの窪み構造の底部に転倒防止板を装着した単純で多機能な自己指圧器である。
手で柄を握って自在に目的とする指圧位置を選べる。仰向け状態で体重を乗せながら体の縦方向に指圧効果を発揮すれば背中のしこり、張りをほぐすことができる。さらに、枕を使用しながら手の動きで使い方を工夫すると、頭頂、頭皮、後頭部、首の左右、肩、腰などを指圧効果でほぐすことができる。即ち、従来に無い万能型自己指圧器である。また、軽便なので旅行にも携行できる。

従来の指圧器は体の限られた部分に指圧効果を発揮するが、体の広い範囲（腰、背中、肩、首、後頭部、頭皮、その他）に対して自在に指圧部位を選択できる軽便で多目的型の指圧器は無かった。本発明は従来型とは異なり、独自の発想で開発した。

特許電子図書館、指圧器が含まれる２４５件

極めて単純構造で製品化が容易なので早期開示を期待する。

発明が解決しようとする課題

肩から背中の強度なコリ、張りは息苦しくなる程につらいものであるが指圧場所を自在に決められ、安価で軽便かつ使い勝手が良い指圧器があれば多くの人の苦しみを軽減することができる。また多くの指圧のツボが存在する腰、背中、肩、首、後頭部、頭皮、その他の部位についても指圧機能を持った多機能型の自己指圧器が開発されれば日々の生活でストレスを抱えている多くの現代人を癒す一助になる。また指圧、マッサージ等を受けるには高額かつ健康保険不適応で経済的負担が大きい。本発明はこれらの課題を解消するためになされたものである。

課題を解決するための手段

具体的には高さ５ｃｍ、厚さ２．４ｃｍ、長さ３８ｃｍの板に１０ｃｍほどの柄の部分（高さ３．５ｃｍ）、４個の突起（突起間隔：８ｃｍ）と３箇所に窪み（深さ：２ｃｍ）をつくり、底部に約８ｃｍ幅、約６ｃｍ長さ、厚さ１ｃｍ程度の転倒防止板を装着する。転倒防止板は背中の指圧時に転倒防止機能を果たす。突起は磨いて丸みをだす。柄の部分をにぎりながら指圧部分を自在に選択できるようにした。

発明の効果

体の殆どの部分を、本指圧器を握りながら自在に指圧場所を選択可能になり、本発明は軽便で小型の多機能型（万能）自己指圧器である。常に枕辺に置いて使用でき、さらに携行可能で旅先の宿で疲れをほぐすことができる。また高額な指圧、マッサージ依頼の必要性が減少し、大幅な経費節約になる。特に、背中に対しては体の縦の筋肉に沿って突起の数の部分だけの指圧効果があり筋肉のコリ、張りが緩和されやすく、呼吸が深くなりリラックス状態になる。特に、転倒防止板により比較的軟らかいベッドでも使用可能である。車のシートの背もたれを利用した場合も同様な効果がある。背もたれの高い椅子、ソファーでも背中での指圧効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
イ）適切な高さ（約５ｃｍ）の間隔が約８ｃｍの先端がなだらかな複数（４個）の突起と背骨に当たらない程度の三つのくぼみ（深さ約２ｃｍ）、及び柄（取っ手）があり、さらに底に転倒防止板を装着した構造のものである。
ロ）本指圧器は、万能型と言えるほど多機能であり、極めて簡単な構造なので、最適形態の鋳型を作成し樹脂加工することによって大量生産が可能な寿命の長い発明製品として普及することが期待される。

図１をもって説明する。
寝床、ベッドで枕を使用し、仰向け状態で長さ約１０ｃｍの柄を手で握り、突起（２，３）を後頭部、頭皮の指圧部分に当てて、体重をかける。突起１は盆の窪にすっぽり入る大きさである。肩または背中の場合は片膝を立てて体をよじって、左右どちらかを上げて本指圧器を体の下に合わせ体重をかける。腰の場合は横にして使用し、窪み２または４を背骨に合わせる。腰痛が強い場合は立膝状態で体をひねり突起４を腰の下に入れ、ひねりを戻してじょじょに体重をかける。首の左右の場合は座った姿勢でも可能であるが両手で本指圧器の端を握り突起１を指圧部にあて、梃子の原理で強さを加減する。また両手で本指圧器を握り頭頂、頭皮の指圧も可能である。運転疲れにも車のシート、ソファーの背もたれを利用して同様の効果が得られる。痩せ型で突起の刺激が強く痛みを感ずる場合、または布団が固い場合は厚手の袋または靴下に入れて使用する。

本発明の立体図である。 本発明の側面図である。

符号の説明

１ 万能指圧器本体
２ 突起（１，２，３，４）
３ 窪み（１，２，３）
４ 握り（柄）
５ 転倒防止板

Claims (1)

1. 全体の長さ３８〜４０ｃｍ、底部に転倒防止板（厚さ１ｃｍ程度、約８ｘ６ｃｍ）を装着した、厚さ２〜３ｃｍ、高さ５ｃｍ程度の板に、端から１０ｃｍ程度の握り柄（高さ３．５ｃｍ程度）があり、その先に角を丸く磨いた突起部分を四つ持つ指圧器であって、突起の間隔は８ｃｍ程度で上部より深さ約２ｃｍになる三つの窪みを持ち、また柄から最初の突起は首の盆の窪に納まるような大きさであり、転倒防止板は柄から２番目の突起と３番目の突起の間に装着した指圧器。

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