JP3106889U - 整体器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】
簡単な器具により、被治療者が自身で整体を行うことができるようにすることである。
【解決手段】
保持板D1 を構成する上台座部9に設けられた保持孔14に第1整体球B1 を嵌め込むと共に、前記保持孔14の近傍で、平面視において略「ハ」の字状に形成された一対の保持溝C1 に、それぞれ1個の第2整体球B2 を移動可能にして嵌め込み、前記3個の整体球B1,B2 を人体Mにおける尾骨5と一対の座骨6に対応して略三角形状に配置し、各整体球B1,B2 の弾性変形力で前記尾骨5と前記一対の座骨6を押圧させることにより、人体Mにおける骨盤Kのずれを矯正する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、人体の特定の部位を押し付けることにより、人体に対して押圧力を作用させる整体球と、前記整体球の一部を保持溝に部分収容して、前記整体球の位置を定めるための保持板とを備えた整体器具に関するものである。整体とは、ずれた骨格を本来の位置に戻して、人体が有する自然治癒力を高めることをいう。
図22に示されるように、人体Mの上半身と下半身とは、骨盤Kによって連結されている。骨盤Kは、脊柱1が取付けられた仙骨2と腸骨3とから構成されている。前記仙骨2と前記腸骨3とは、仙骨関節4により可動状態で連結されている。仙骨2の下部には尾骨5が突出されていると共に、腸骨3の下部には一対の座骨6が突出されている。なお、図22において、7は恥骨であり、8は大腿骨である。
老化に伴う筋肉の衰え、日常生活における姿勢の不良、運動不足や過度の運動、或いは外傷等により、前記骨盤Kにおいて仙骨2がずれる場合がある。その状態を、図22において二点鎖線で示す。前述した脊柱1には知覚や反射運動等を司るための脊髄(図示せず)が通っていて、仙骨2がずれることにより前記脊髄が圧迫され、腰痛等の原因となる。これを防止すべく整体が行われているが、整体は専門家によって行われているため通院が必要であり、被治療者が自宅において整体を行うことは困難である。
本考案は、上記した不具合に鑑み、被治療者が自宅において整体を行うことができるようにすることを課題としている。
上記課題を解決するための請求項1の考案は、人体の特定の部位を押し付けることにより、人体に対して押圧力を作用させる整体球と、前記整体球の一部を保持溝に部分収容して、前記整体球の位置を定めるための保持板とを備えたことを特徴としている。
人体の特定の部位に整体球が押し付けられ、前記特定の部位に押圧力が作用するため、ずれた骨格が本来の位置に戻される。これにより、人体が有する自然治癒力が高められ、人体の異常が治癒される。
請求項2の考案は、請求項1の考案を前提として、前記整体球は、弾性変形可能であることを特徴としている。整体球が弾性変形することにより、人体の特定の部位に対する押圧力が断続的に作用され、整体の効果が高められる。
請求項3の考案は、請求項1の考案を前提として、人体の整体部位に対応して間隔が調整可能な少なくとも2個の整体球を備えていることを特徴としている。これにより、人体の整体部位に対応して、各整体球を最適な配置として整体を行うことができる。
請求項4の考案は、請求項3の考案を前提として、2個の整体球は、延長線上で交差する2本の保持溝にそれぞれ部分収容されて、各保持溝に沿って整体球を移動させることにより、前記2個の整体球の間隔が調整可能であることを特徴としている。保持溝に部分収容された各整体球を移動させるだけで間隔を調整することができ、人体の整体部位に対する配置の調整が容易である。
請求項5の考案は、請求項4の考案を前提として、延長線上で交差する2本の保持溝の延長交差点近傍には、整体球が固定状態で配置されていて、前記延長交差点近傍に固定配置された整体球と、前記各保持溝に可動配置された2個の整体球との計3個の整体球を備えていることを特徴としている。3個の整体球が、平面視において略三角形状に配置されていて、しかも、可動配置された2個の整体球を移動させることにより、各整体球の配置を変更できるため、人体におけるより多くの整体部位を整体することができる。
請求項6の考案は、請求項5の考案を前提として、前記保持板には、3個の整体球に顔面を押し付けた場合に、鼻等の突出部が干渉するのを防止する凹部が形成されていることを特徴としている。これにより、顔面のように、突出物を有する部位を整体球に押し付けても、前記突出物が保持板と干渉することはない。
請求項7の考案は、請求項3の考案を前提として、2個の整体球は、同一直線上に位置する保持溝に移動可能に部分収容されて、2個の整体球の間隔が調整可能であることを特徴としている。これにより、2個の整体球の間隔を自在に調整でき、各整体球を接近させて使用することも、離隔させて使用することもできる。
請求項8の考案は、請求項1の考案を前提として、前記保持溝は、連続した略コの字状をしていて、少なくとも2個の整体球が前記保持溝の各コーナー部を超えて移動可能なように部分収容されていることを特徴としている。これにより、単一の整体器具であっても、各整体球を平面視における略三角形状に配置することと、直線状に配置することの両方を実現させることができる。
本考案は、人体の特定の部位を押し付けることにより、人体に対して押圧力を作用させる整体球と、前記整体球の一部を保持溝に部分収容して、前記整体球の位置を定めるための保持板とを備えている。このため、人体の特定の部位に整体球が押し付けられ、前記特定の部位に押圧力が作用して、ずれた骨格が本来の位置に戻される。これにより、人体が有する自然治癒力が高められ、人体の異常が治癒される。
以下、本考案の最良実施例を挙げて、本考案を更に詳細に説明する。図1は各整体球B1,B2 を分離させた第1実施例の整体器具A1 の全体斜視図、図2は整体器具A1 の平面図、図3は図2のX−X線断面図、図4は整体器具A1 の分解斜視図である。
最初に、本考案の第1実施例の整体器具A1 の全体構成について説明する。図1ないし図4に示されるように、第1実施例の整体器具A1 は、木材より成る保持板D1 と、該保持板D1 に着脱自在に保持される弾性変形可能な3個の整体球(1個の第1整体球B1 と2個の第2整体球B2)とから構成されている。第1実施例の整体器具A1 を構成する保持板D1 は、上下の各台座部9,11より成る。各台座部9,11の外周縁形状はほぼ同一であり、両者は下台座部11の底面側から挿通された木ねじ12(図4参照)によって一体に重ね合せられている。各台座部9,11の前部(図3の図面視における下部)は直線状となっていると共に、後部(同じく上部)は略半円状となっている。なお、図4において、13は、下台座部11に設けられたねじ挿通孔である。
前記保持板D1 の上台座部9における左右方向のほぼ中央部の後ろ寄りの部分には、第1整体球B1 を嵌め込んで保持するための保持孔14が設けられている。前記保持孔14の内径は、第1整体球B1 の外径よりも少し小さい。また、保持孔14における上側の外周縁部は、第1整体球B1 が保持孔14に確実に固定状態で保持されるように全周に亘って僅かに斜めに切除されていて傾斜縁部14aとなっている。また、上台座部9の前部9aは、手前側に緩やかに傾斜するように切除されていると共に、外周縁部9bも僅かに斜めに切除されていて、人体Mに対する逃し部となっている。
前記上台座部9において、保持孔14の前方の部分には、左右の斜め方向に沿って一対の保持溝C1 が、平面視において略「ハ」の字状に設けられている。そして、一対の保持溝C1 の溝形成方向を延長させた交差点の近傍に、前述した保持孔14が形成されている。各保持溝C1 の構成は同一なので、図2の図面視における右側の保持溝C1 についてのみ説明する。図1ないし図4に示されるように、保持溝C1 は、断面視において段付き状であり、保持孔14の外径とほぼ同一の溝幅を有する上溝部15と、該上溝部15よりも大きな溝幅を有する下溝部16とから構成されている。保持溝C1 において、上下の各溝部15,16における溝形成方向の心間距離L1 は同一である。また、第1実施例の整体器具A1 の場合、前記心間距離L1 は、第2整体球B2 の外径よりも少し大きい。そして、上溝部15の周縁部には、前述した保持孔14と同様に、傾斜縁部15aが設けられている。
前記下溝部16には、保持溝C1 に嵌め込まれて部分収容された第2整体球B2 が、該保持溝C1 内でずれることを防止するための短円筒状の可動リング体17が収容されている。可動リング体17の内径は上溝部15の溝幅とほぼ同一であり、外径は下溝部16の溝幅よりも僅かに小さい。また、可動リング体17の厚みは、下溝部16の溝深さ(下台座部11の底面部から段付部16aまでの高さ)よりも少し薄い。このため、可動リング体17は、保持溝C1 から抜け出ることなく、その溝形成方向に沿って保持溝C1 の心間距離L1 の長さ分だけ移動可能である。
一対の保持溝C1 における可動リング体17の部分には、それぞれ第2整体球B2 が嵌め込まれて部分収容される。そして、第2整体球B2 の両側部が、対応する上溝部15の傾斜縁部15aに当接すると共に、下端部が可動リング体17に嵌まり込み、下11に当接する。各第2整体球B2 は、可動リング体17と一体になって保持溝C1 内を移動可能である。もし、各第2整体球B2 を単独で移動させようとすると、それらの下端部が、対応する可動リング体17を乗り越えなければならない。しかし、整体器具A1 の使用状態においては、各第2整体球B2 は人体Mによって押圧されているため、各第2整体球B2 が可動リング体17を乗り越えることは困難である。これにより、各台座部9,11に対する各第2整体球B2 の嵌込み位置が定められる。
上記した結果、上台座部9の保持孔14に嵌め込まれた第1整体球B1 と、一対の保持溝C1 に嵌め込まれた2個の第2整体球B2 は、平面視において略三角形状に配置される。そして、各整体球B1,B2 の配置は、各第2整体球B2 を、対応する可動リング体17と一体にして移動させることにより、容易に変更可能である。後述するように、被治療者の尾骨5と一対の座骨6の部分が、対応する各整体球B1,B2 に当てがわれる。ここで、被治療者の性別、体型等により、尾骨5及び一対の座骨6の位置は異なっている。しかし、一対の保持溝C1 における各第2整体球B2 の嵌込み位置を変更させることにより、各整体球B1,B2 の配置を被治療者に対して最適なものにすることができる。
次に、第1実施例の整体器具A1 の作用について説明する。図5及び図6に示されるように、椅子18の座部19に整体器具A1 が設置されている。第1及び第2の各整体球B1,B2 の配置は、予め被治療者の体型に合わせて最適なものに調整されている。被治療者が椅子18に腰掛けたとき、被治療者の尾骨5の部分が第1整体球B1 の直上に配置され、一対の座骨6の部分が対応する一対の第2整体球B2 の直上に配置される。そして、被治療者の体重により、各整体球B1,B2 が押圧され、弾性変形する。この状態で被治療者が自身の腰部を揺らすと、尾骨5と一対の座骨6は、対応する各整体球B1,B2 の弾性変形力を受けて押圧される。この作用が繰り返されることにより、骨盤Kのずれが徐々に矯正される。各整体球B1,B2 は、保持孔14又は各保持溝C1 の可動リング体17に嵌まり込んでいるため、被治療者が腰部を揺らしても抜け出るおそれはない。なお、被治療者が意図的に自身の腰部を揺らすことにより、骨盤Kのずれが矯正される効果が大きくなることはもちろんであるが、被治療者が単に椅子18に腰掛けているだけであっても、各整体球B1,B2 によって尾骨5と一対の座骨6が押圧されるため骨盤Kのずれが矯正される。これは、被治療者が本考案の整体器具A1 に腰掛けるだけで骨盤Kのずれの矯正の効果が奏されることを意味している。
そして、被治療者が腰部を揺らすことにより、特に男性においては、同時に前立腺の部分が刺激され、前立腺肥大症の防止の効果が奏される。また、特に女性においては、臀部の筋肉(肛門括約筋)が刺激され、便秘が解消されるという効果が奏される。
次に、図7及び図8を参照しながら、第1実施例の整体器具A1 を仰臥姿勢の人体Mに使用する場合について説明する。図7の(イ)は、整体器具A1 を被治療者の首と肩の部分に配置した場合である。即ち、図8に示されるように、第1整体球B1 を首における脊柱1の部分に当てがい、一対の第2整体球B2 を肩の部分に当てがって、首の部分を揺らす。これにより、首の部分と肩の部分の硬直した筋肉(頭半棘筋21、僧帽筋22)が軟化して当該部分の凝りがほぐれると共に、各筋肉が鍛練される。また、図7の(ロ)は、整体器具A1 を被治療者の背中の部分に配置した場合である。即ち、図8に示されるように、第1整体球B1 を背中における脊柱1の部分に当てがい、一対の第2整体球B2 を背中の両側の部分に当てがって、背中の部分を揺らす。これにより、脊柱1のわん曲部分1aの過度の曲げ状態が矯正され、それに伴う腰痛が防止される。そして、図7の(ハ)は、整体器具A1 を被治療者の腰部に配置した場合である。即ち、図8に示されるように、第1整体球B1 を仙骨2の直上の脊柱1の部分に当てがい、一対の第2整体球B2 を腸骨3の部分に当てがって、腰部を揺らす。これにより、骨盤Kのずれが矯正され、腰痛が防止される。
次に、図9及び図10を参照しながら、第1実施例の整体器具A1 を伏臥姿勢の人体Mに使用する場合について説明する。図9の(イ)は、整体器具A1 を被治療者の顔の部分に配置した場合である。即ち、図9の(ロ)に示されるように、第1整体球B1 を目と目との間に当てがい、一対の第2整体球B2 を頬の部分に当てがって、頭部を揺らす。これにより、顔面の筋肉(表情筋)が刺激され、しわを除去する効果が奏されると共に、前記表情筋が弛緩されることによって豊かな表情が作り出される。また、顔面神経が弛緩され、皮膚の老化が防止される。なお、整体器具A1 を顔の部分に当てがう場合、保持板D1 をゴム材、スポンジ材等の軟質材で構成することが望ましいと共に、被治療者の鼻の部分(突出部)が押し付けられる部分に、逃し部23を設けておくことが望ましい。これにより、各整体球B1,B2 だけでなく保持板D1 も弾性変形し、両者の弾性変形の相乗効果により、整体部位が効率的に押圧される。
また、図10の(イ),(ロ)に示されるように、整体器具A1 を被治療者の腹部に配置させて、腹部を揺らしてもよい。これにより、腹部の筋肉や内臓(大腸24、小腸25)が刺激され、当該部分のぜい肉が除去されて肥満が防止されると共に、整腸効果が奏されて便秘が解消される。
次に、図11及び図12を参照しながら、第1実施例の整体器具A1 を足に使用する場合について説明する。図10の(イ),(ロ)に示されるように、被治療者は自身の足を第1整体球B1 といずれかの第2整体球B2 に当てがい、足の裏面部を各整体球B1,B2 に押し付ける。このとき、足の裏面部に存するツボが刺激され、足の血液の循環を良好にさせる。
また、図12の(イ)に示されるように、両足を一対の第2整体球B2 に当てがい、両足のくぼみ部分(土踏まずの部分)を刺激してもよい。更に、図12の(ロ)に示されるように、被治療者が足の指で整体球B2 をつまみ上げたり離したりしてもよい。これにより、足先の血行が促進されると共に、足の指が変形することが防止される。
上記した各使用態様は、整体器具A1 を単独で使用する場合である。しかし、図13の(イ)に示されるように、椅子18の座部19に、各整体球B1,B2 を突出させた状態で整体器具A1 を組み込んでもよい。また、図13の(ロ)に示されるように、枕26に組み込んでもよい。これにより、被治療者は、いちいち整体器具A1 を設置することなく無意識のまま治療を行うことができる。
上記した各使用態様では、保持板D1 に3個の整体球B1,B2 を配置させた場合である。しかし、例えば、図14に示されるように、保持孔14に1個の第1整体球B1 を嵌め込み、一対の保持溝C1 にそれぞれ2個の第2整体球B2 を嵌め込んで、全部で5個の整体球B1,B2 を配置させても構わない。この場合、人体Mにおける広い部位を一度に押圧できるという利点がある。
上記した第1本実施例の整体器具A1 における第1及び第2の各整体球B1,B2 は、例えば軟式テニスボールである。各整体球B1,B2 は、保持板D1 から着脱自在であるため、これらの一部或いは全部を、硬式テニスボール又は弾性変形しない球(例えば、ゴルフボール)に交換することができる。また、各整体球B1,B2 が、対応する保持孔14及び保持溝C1 に嵌まり込んで保持されることを条件として、硬さ、大きさ(外径)、或いは形状を変化させることができる。これにより、人体Mにおける整体部位に応じて各整体球B1,B2 の押圧度合を変化させることができる。例えば、整体の初期段階で、押圧することによって痛みを伴う場合には軟らかい整体球B1,B2 を使用し、痛みが減少するのに伴って硬い整体球B1,B2 に変えていくという方法も可能である。また、押圧する部位に応じて、軟らかい整体球B1,B2 と硬い整体球B1,B2 を混在させて使用したり、異なる大きさの整体球B1,B2 を混在させて使用することも可能である。図15に、第1整体球B1 と第2整体球B2 の大きさを異ならせた実施例の整体器具A1 を示す。
次に、第2実施例の整体器具A2 について説明する。本実施例の整体器具A2 は、図16に示されるように、平面視において長方形状の保持板D2 に、一直線状にして2本の保持溝C2 が設けられていて、各保持溝C2 にそれぞれ可動リング体17が嵌め込まれている。各保持溝C2 に部分収容され、対応する可動リング体17に保持された整体球B3 を接近させたり、離隔させたりすることができる。この実施例の整体器具A2 の場合、第1実施例の整体器具A1 と比較して、各整体球B3 どうしをより接近させたり、より離隔させたりすることができ、人体Mにおけるより多くの整体部位に当てがうことができる。なお、図16において、最も接近させた状態(心間距離L2a)の各整体球B3 を二点鎖線で示すと共に、最も離隔させた状態(心間距離L2b)の各整体球B3 を一点鎖線で示す。
次に、第3実施例の整体器具A3 について説明する。本実施例の整体器具A3 は、図17に示されるように、平面視において略正方形状の保持板D3 に連続した略「コ」の字状にして保持溝C3 が設けられていて、該保持溝C3 に3個の可動リング体17が嵌め込まれている。各可動リング体17は、保持溝C3 の各コーナー部27を超えて移動可能である。そして、保持溝C3 に嵌め込まれて部分収容された各整体球B3 は、対応する可動リング体17によって移動可能に保持される。この実施例の整体器具A3 の場合、3個の整体球B3 を保持溝C3 におけるいずれかの第1直線部28(保持板D3 の前後方向に設けられた直線部)に接近配置させることにより、各整体球B3 を一直線状に配置できる。また、3個の整体球B3 を保持溝C3 におけるコーナー部27に接近配置させることにより、各整体球B3 を最も小さな三角形状に配置できる。更に、2個の整体球B3 を保持溝C3 における各第1直線部28の末端部28aに配置させると共に、1個の整体球B3 を第2直線部29(保持板D3 の左右方向に設けられた直線部)のほぼ中央部に配置させることにより、各整体球B3 を最も大きな二等辺三角形状に配置したり(図17に示される配置状態)、前記1個の整体球B3 を保持溝C3 におけるいずれかのコーナー部27に配置させることにより、最も大きな直角三角形状に配置したりできる。即ち、単一の整体器具A3 により、3個の整体球B3 を一直線状にも各種の三角形状にも配置でき、人体Mにおける殆どの整体部位に対応できる。
次に、第4実施例の整体器具A4 について説明する。本実施例の整体器具A4 は、図18に示されるように、平面視において正方形状の保持板D4 に連続した無端状の保持溝C4 が設けられていて、該保持溝C4 に4個の可動リング体17が嵌め込まれている。即ち、第4実施例の整体器具A4 は、第3実施例の整体器具A3 の保持溝C3 の末端部を連結させて、整体球B3 を4個にした場合である。各整体球B3 は、対応する可動リング体17に保持されて、保持溝C4 内を自在に移動できる。この実施例の整体器具A4 の場合、各整体球B3 を平面視において方形状に配置できるため、人体Mにおける更に広い範囲の整体部位を整体できるという利点がある。
次に、第5実施例の整体器具A5 について説明する。本実施例の整体器具A5 は、図19に示されるように、平面視において正方形状の保持板D5 に十字状の保持溝C5 が設けられていて、該保持溝C5 に4個の可動リング体17が嵌め込まれている。保持板D5 の中心部(交差位置)から、それぞれの保持溝C5 の末端部までの距離は同一である。各整体球B3 は、対応する可動リング体17に保持されて、保持溝C5 内を自在に移動できる。この実施例の整体器具A5 の場合、各整体球B3 によって形成される正方形状を相似形状で保持したまま大きくしたり、小さくしたりすることができる。
更に、被治療者がより簡易に整体を行おうとする場合、図20の(イ)〜(ハ)及び図21の(イ),(ロ)に示される整体器具A6 〜A10も考えられる。これらの実施例の整体器具A6 〜A10は、保持板D6 〜D10のほぼ中央部に、1ないし6個の保持孔31を形成し、各保持孔31に整体球B3 を固定配置させたものである。被治療者は、自身の整体部位に応じて、いずれかの整体器具A6 〜A10を選択できる。例えば、首筋のように狭い部位に対して整体を行う場合、第6又は第7実施例の整体器具A6,A7 が選択され、腰部や背中のように広い部位に対して整体を行う場合、第9又は第10実施例の整体器具A9,A10が選択される。これらの実施例の整体器具A6 〜A10の場合、構成が簡単であると共に運搬も容易であるため、被治療者は自宅以外の場所であっても容易に整体を行うことができる。なお、上記した第7ないし第10の各実施例の整体器具A7 〜A10において、各保持孔31を連続させて溝状としても構わない。
各整体球B1,B2 を分離させた第1実施例の整体器具A1 の全体斜視図である。 整体器具A1 の平面図である。 図2のX−X線断面図である。 整体器具A1 の分解斜視図である。 被治療者が、椅子18の座部19に設置させた整体器具A1 に腰掛けることにより、骨盤Kのずれが矯正される状態の作用説明図である。 図5の状態の正面図である。 (イ)は、整体器具A1 により人体Mの首の部分を押圧する状態の作用説明図、(ロ)は、同じく背中の部分を押圧する状態の作用説明図、(ハ)は、同じく腰部を押圧する状態の作用説明図である。 図7の(イ)〜(ハ)の状態を示す底面図である。 (イ)は、整体器具A1 により人体Mの顔の部分を押圧する状態の作用説明図であり、(ロ)は(イ)のY矢視図である。 (イ)は、整体器具A1 により人体Mの腹部を押圧する状態の作用説明図であり、(ロ)は(イ)のZ矢視図である。 (イ)は、整体器具A1 により人体Mの足の部分を押圧する状態の作用説明図、(ロ)は(イ)の平面図である。 (イ)は、整体器具A1 により人体Mの両足の部分を押圧する状態の作用説明図であり、(ロ)は整体球B2 を足の指でつまみ上げている状態の作用説明図である。 (イ)は、整体器具A1 を組み込んだ椅子18の作用説明図であり、(ロ)は整体器具A1 を組み込んだ枕26の作用説明図である。 5個の整体球B1,B2 を嵌め込んだ整体器具A1 の平面図である。 第1整体球B1 と第2整体球B2 の大きさを異ならせた実施例の整体器具A1 の平面図である。 第2実施例の整体器具A2 の平面図である。 第3実施例の整体器具A3 の平面図である。 第4実施例の整体器具A4 の平面図である。 第5実施例の整体器具A5 の平面図である。 (イ)〜(ハ)は、第6ないし第8実施例の整体器具A6 〜A8 の斜視図である。 (イ)は、第9実施例の整体器具A9 の斜視図であり、(ロ)は、第10実施例の整体器具A10の斜視図である。 骨盤Kの正面図である。
符号の説明
1 〜A10:整体器具
1 〜B3 :整体球
1 〜C5 :保持溝
1 〜D10:保持板
1,L2a,L2b:心間距離(間隔)
M:人体
1a:わん曲部分(整体部位)
5:尾骨(整体部位)
6:座骨(整体部位)
14:保持孔(延長交差点近傍)
23:逃し部(凹部)
27:コーナー部

Claims (8)

  1. 人体の特定の部位を押し付けることにより、人体に対して押圧力を作用させる整体球と、前記整体球の一部を保持溝に部分収容して、前記整体球の位置を定めるための保持板とを備えたことを特徴とする整体器具。
  2. 前記整体球は、弾性変形可能であることを特徴とする請求項1に記載の整体器具。
  3. 人体の整体部位に対応して間隔が調整可能な少なくとも2個の整体球を備えていることを特徴とする請求項1に記載の整体器具。
  4. 2個の整体球は、延長線上で交差する2本の保持溝にそれぞれ部分収容されて、各保持溝に沿って整体球を移動させることにより、前記2個の整体球の間隔が調整可能であることを特徴とする請求項3に記載の整体器具。
  5. 延長線上で交差する2本の保持溝の延長交差点近傍には、整体球が固定状態で配置されていて、前記延長交差点近傍に固定配置された整体球と、前記各保持溝に可動配置された2個の整体球との計3個の整体球を備えていることを特徴とする請求項4に記載の整体器具。
  6. 前記保持板には、3個の整体球に顔面を押し付けた場合に、鼻等の突出部が干渉するのを防止する凹部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の整体器具。
  7. 2個の整体球は、同一直線上に位置する保持溝に移動可能に部分収容されて、2個の整体球の間隔が調整可能であることを特徴とする請求項3に記載の整体器具。
  8. 前記保持溝は、連続した略コの字状をしていて、少なくとも2個の整体球が前記保持溝の各コーナー部を超えて移動可能なように部分収容されていることを特徴とする請求項1に記載の整体器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012217594A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Hiroko Takeda ツボ・患部押圧用ボール支持具
JP2017006678A (ja) * 2015-06-23 2017-01-12 松本 明夫 マッサージ器具
JP2018122065A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 株式会社ピーゼット 骨盤押上座具
JP2019111292A (ja) * 2017-12-26 2019-07-11 三津子 岡本 マッサージ器具
JP7508096B2 (ja) 2019-09-11 2024-07-01 有限会社Opti 骨盤底筋の機能回復機器

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