JP5012244B2 - 蓋付き注出栓 - Google Patents
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Description
例えばドレッシングなどの内容物を撹拌後注出する場合に、蓋体を開くと、撹拌時に蓋体の天面に付着した内容物が蓋体の天面に沿って流れて液だれを生じたり、内周筒に溜まった内容物が高粘度の場合には特に、内容物が途切れず注出筒から内容物を引っ張ってきてしまい、他の部位にたれて液付着が生じてしまう。
また、蓋体3の開度を係止手段7,8で規制しているため、液だれ防止機能を必要としない場合でも蓋体3を開ききって使用することができないという問題もある。
この蓋付き注出栓によれば、容器の口部に装着され略円筒状の注出筒を備える栓本体と、この栓本体にヒンジ部を介して開き切った状態から施蓋した状態まで開閉可能に設けられ前記注出筒の内周側に配置される内周筒を備える蓋体とからなる蓋付き注出栓で、前記ヒンジ部は前記栓本体の中心と前記蓋体の中心とを結ぶ直線を挟む両側に間隔をあけて設けられ、これらヒンジ部の間の栓本体に下方に向かって突き出し量が小さくなる傾斜面で構成した下部ストッパ部を設ける一方、前記ヒンジ部の間で下部ストッパ部より上方の栓本体に下部ストッパ部とほぼ同一の突き出し量の上部ストッパ部を設けるとともに、これら上部ストッパ部と下部ストッパ部とを平面視重ならずかつ上下にずらして配置し、前記蓋体に、前記ヒンジによる開放とともに前記傾斜面上を摺動し前記下部ストッパ部を乗り越えて前記上下部ストッパ間で開き角度が規制される突出片を設ける一方、前記内周筒のヒンジ側に円弧状突出部を形成し、前記蓋体の開き角度が規制された状態で当該円弧状突出部の先端を前記注出筒の内側に位置させて構成してあり、栓本体の下部ストッパ部の傾斜面に沿って蓋体の突出片を摺動させて上下部ストッパ部の間で蓋体の開き角度を規制し、この状態で蓋体の円弧状突出部を栓本体の内周側に位置させることで、蓋体の天面に付着した内容物を容器内に戻すようにして液だれ等を防止するようにし、円弧状突出部を非接触状態とすることで材料の制約や形状の制約をなくすようにしている。
また、蓋体の開閉の際に下部ストッパ部を乗り越えて操作するようにしてあり、操作が確実になされたことを確認しながら操作できるようになる。
さらに、蓋体の突出片を上部ストッパ部を乗り越えるようにすることで、液だれ防止機能を解除して開ききることもでき、復元して液だれ防止機能を発揮させるようにもできる。
また、上部ストッパ部と下部ストッパ部をヒンジ部の間に配置するとともに、当該上部ストッパ部と下部ストッパ部とを平面視重ならないように、かつ上下にずらして配置してあり、栓本体および蓋体をヒンジ部を介して一体成形する場合に、容易に成形できるようにしている。
また、蓋体の開閉の際に下部ストッパ部を乗り越えて操作するようにしたので、操作が確実になされたことを確認しながら操作することができる。
さらに、蓋体の突出片を上部ストッパ部を乗り越えるようにすることもでき、液だれ防止機能を解除して蓋体を開ききることもでき、簡単に復元することもできる。
また、上部ストッパ部と下部ストッパ部をヒンジ部の間に配置するとともに、当該上部ストッパ部と下部ストッパ部とを平面視重ならないように、かつ上下にずらして配置したので、栓本体および蓋体をヒンジ部を介して一体成形する場合に、容易に成形することができる。
図1〜図3はこの発明の蓋付き注出栓の一実施の形態にかかり、図1は施蓋状体の断面図、開蓋状態の断面図および平面図、図2は蓋体の開き角度を規制するストッパ部および突出片の部分拡大断面図および部分拡大平面図、図3は蓋体の開き角度とストッパの関係の説明図である。
また、栓本体11と容器Aの口部Bとの係合は、容器Aの口部B外面に形成したねじ山とねじ嵌合する方式としても良いし、あるいは容器Aの口部B外面に設けたアンダーカットと係合する打栓方式としても良い。
この栓本体11と蓋体16とを連結するヒンジ部15は、栓本体11の中心と蓋体16の中心とを結ぶ直線を挟む両側に間隔をあけて設けられ、開き角度を180度とした開き切った状態(図1(b)参照)から開き角度が0度の施蓋した状態(図1(a)参照)まで開閉できるようにしてある。
また、蓋体16を栓本体11に施蓋した状態を保持するため、栓本体11の突き当て部13のヒンジ部15と反対側にほぼ半周にわたって上方に突き出す係止部20が形成してあり、蓋体16の円筒側面17の下端内周に形成した突条部が係止・保持されるようにしてある。
この蓋体16には、天板部18から突き出して略円筒状の内周筒21が一体に形成され、施蓋状態で栓本体11の注出筒14の内周面と接するようにし、容器Aを密封できるようにしてある。
したがって、蓋体16に形成した内周筒21を延長した円弧状突出部22により、使用直前に容器Aを振って撹拌することで、蓋体16の内周筒21の内側に内容物が付着していても蓋体16を所定の開き角度まで開いた状態では、円弧状突出部22の先端が栓本体11の注出筒14の内側に位置することになり、内容物が容器A内に戻され、液だれや他の部分への液付着を防止することができる。
また、この円弧状突出部22は、施蓋状態以外では、栓本体11の注出筒14と接触状態を保つ必要がなく、従来の常時摺接させて掻き落とす場合などのように、繰り返し接触を考慮した材料を選択する必要もなく、常時接触できるようにするための軌跡を確保した形状にする必要もなく、材料上や設計・形状上の制約もなく、簡単に製作することができる。
一方、蓋体16には、ヒンジ部15側に、突出片26が一体に形成され、水平部27と垂直部28とでL字状に構成してある。
11 栓本体
12 円筒装着部
13 突き当て部
14 注出筒
15 ヒンジ部
16 蓋体
17 円筒側面部
18 天板部
19 操作鍔部
20 係止部
21 内周筒
22 円弧状突出部
23 ストッパ機構
24 下部ストッパ部
25 上部ストッパ部
26 突出片
27 水平部
28 垂直部
A 容器
B 口部
Claims (1)
- 容器の口部に装着され略円筒状の注出筒を備える栓本体と、この栓本体にヒンジ部を介して開き切った状態から施蓋した状態まで開閉可能に設けられ前記注出筒の内周側に配置される内周筒を備える蓋体とからなる蓋付き注出栓であって、
前記ヒンジ部は前記栓本体の中心と前記蓋体の中心とを結ぶ直線を挟む両側に間隔をあけて設けられ、これらヒンジ部の間の栓本体に下方に向かって突き出し量が小さくなる傾斜面で構成した下部ストッパ部を設ける一方、前記ヒンジ部の間で下部ストッパ部より上方の栓本体に下部ストッパ部とほぼ同一の突き出し量の上部ストッパ部を設けるとともに、これら上部ストッパ部と下部ストッパ部とを平面視重ならずかつ上下にずらして配置し、
前記蓋体に、前記ヒンジによる開放とともに前記傾斜面上を摺動し前記下部ストッパ部を乗り越えて前記上下部ストッパ間で開き角度が規制される突出片を設ける一方、
前記内周筒のヒンジ側に円弧状突出部を形成し、前記蓋体の開き角度が規制された状態で当該円弧状突出部の先端を前記注出筒の内側に位置させて構成したことを特徴とする蓋付き注出栓。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2007161221A JP5012244B2 (ja) | 2007-06-19 | 2007-06-19 | 蓋付き注出栓 |
Publications (2)
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JP2009001286A JP2009001286A (ja) | 2009-01-08 |
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Family Applications (1)
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JP2007161221A Active JP5012244B2 (ja) | 2007-06-19 | 2007-06-19 | 蓋付き注出栓 |
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