JP5012225B2 - 衣類乾燥装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一般家庭にて使用される洗濯乾燥機に用いられる衣類乾燥装置に関するものである。
従来のこの種の洗濯乾燥機について、図10を用いて説明する。
図10に示すように、従来の洗濯乾燥機は、筐体1の内部に、複数のサスペンション2によって弾性的に支持された円筒状の水槽3を設け、洗濯・脱水時の振動をサスペンション2によって吸収する構成としている。また、水槽3の内部には、衣類等の洗濯または乾燥の対象となるいわゆる被乾燥物4(以下、衣類4と称す)を収容する円筒状で横軸型の回転槽5を回転可能に設け、駆動モータ6により回転軸6aを回転させて回転駆動する。
回転槽5の内壁には衣類4を撹拌する複数のバッフル(図示せず)が設けられ、回転槽5の周壁には小孔5aを多数設けている。
筐体1の前面には、衣類4を出し入れする開口部1aと、これを開閉する扉7が設けられている。また、水槽3および回転槽5の前面側にもそれぞれ同様の開口部3a,5bを有し、さらに、水槽3の開口部3aは、ベローズ8によって筐体1の開口部1aと水密に連結されている。
また、水槽3の底部には、洗濯水を排出する排水口9を有し、その排水口9は、排水弁10を介して排水ホース11に連結され、その先端部は洗濯乾燥機の外に導出されている。
送風機12は、ヒータ13によって加熱された温風を給気口14から回転槽5内に送風供給するものである。
循環ダクト15は、回転槽5および水槽3を通過し、湿った乾燥用空気の除湿を行うもので、一端を水槽3の下部の排気口16に接続し、他端を送風機12に接続している。
給水弁17は、水道の蛇口(図示せず)等に接続された給水ホース18からの給水を制御する。
上記のように構成された従来の洗濯乾燥機の動作は、以下の通りである。
洗濯運転を行う場合は、扉7を開いて回転槽5内へ衣類4および洗剤を入れて運転を開始する。
その運転は、まず、給水弁17が洗濯水側の給水口(図示せず)を開き、水槽3および回転槽5内に所定量の水が供給されると、駆動モータ6が作動し、回転槽5が回転駆動され、洗浄動作を行う。
所定時間後、駆動モータ6が停止して排水弁10が開き、汚れた水が回転槽5および水槽3から排水され、排水ホース11を介して洗濯乾燥機外の排水場所へ排水される。
次に、上記と同様に水槽3および回転槽5に水が供給され、濯ぎ動作を行う。
濯ぎが終了すると、排水弁10が開いて排水された後、回転槽5が駆動モータ6により高速で回転駆動され、これによって衣類4の脱水が行われる。
以上のように洗濯・濯ぎ運転が終了すると、乾燥運転が開始する。
乾燥工程では駆動モータ6により低速で回転槽5を回転駆動させ、衣類4を撹拌しながら、ヒータ13で加熱された温風が送風機12により矢印a方向に送風され、送風路20を通って給気口14から矢印bに示す如く回転槽5内へ送り込まれる。この温風は、衣類4の水分を奪った後、回転槽5の小孔5aから水槽3内を通過し、排気口16を経て循環ダクト15へ至る。
このとき給水弁17は、冷却水側の給水口を開いており、その結果、循環ダクト15内には冷却水が注水されている。
衣類4の水分を奪って湿気を含んだ温風は、循環ダクト15内を通過するとき、冷却水により冷却されて水分の結露が起こり、湿った温風は結露によって除湿され、矢印cに示すように再び送風機12へ戻る。
冷却水および結露水は排水弁10を介して洗濯乾燥機外へ排水される。
このように、従来の洗濯乾燥機は、ヒータ13、送風機12、給気口14、回転槽5、水槽3、排気口16、循環ダクト15の循環経路で温風を循環させることにより、回転槽5内の衣類4を乾燥させることができる。
しかしながら、上記従来の洗濯乾燥機の構成では、衣類4の乾燥に使用された熱は、循環ダクト15の冷却水もしくは筐体1からの放熱によって全て外部に捨てられるものであり、再利用されることがなかった。
そこで、冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮機により圧縮されて高温高圧になった冷媒と周囲の空気とを熱交換させて冷媒の熱を放熱する放熱器、放熱器で放熱された高圧の冷媒を減圧するための絞り手段、絞り手段により減圧されて低温低圧となった冷媒と周囲の空気とを熱交換させて冷媒で周囲から熱を奪う吸熱器を順次冷媒が循環するように管路で連結し
て構成したヒートポンプ装置を、洗濯乾燥機に設けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この構成によれば、衣類より蒸発させた水分を吸熱器に結露させることにより効率よく衣類の乾燥が行えると共に、衣類からの水分を含んだ温風の熱が吸熱器で吸収され、それが冷媒を介して圧縮機に送られ、圧縮機で暖められた冷媒の熱が放熱器で放熱されて温風を再加熱することで、熱を有効に活用することができる。
特開平7−178289号公報
ヒートポンプ方式の乾燥装置では、吸熱器で湿った衣類の水分を除湿することで冷凍サイクルの吸熱源とし、圧縮機を駆動するための電気入力を加えて、放熱器で空気を加熱することで更に衣類の水分を蒸発させる動作を繰り返している。
しかしながら、ドラム式の衣類乾燥機において、乾燥室と背面との間にヒートポンプユニットを構成する場合、ドラム駆動モータを有するため送風路は駆動モータを挟む如くモータの左右に設置し、ヒートポンプユニットはドラム駆動モータの略下部に設置する場合がある。その場合ヒートポンプユニットの略上部や略左右から乾燥用空気は出入りすることとなる。
通常、フィンチューブ式の熱交換器である吸熱器や放熱器は、フィンに対して正面から空気を流し、風速分布を均等に保つことが熱交換効率を高く保つ手段であるが、この場合、熱交換器に対して正面以外の方向から乾燥用空気の流入が発生する場合があるので、風路の通風抵抗の影響により熱交換器を通過する乾燥用空気の速度分布が不均一となり、熱交換効率が低下することによる乾燥効率の低下が発生するという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、ドラム式の衣類乾燥機内の極めて狭い空間に設置されたヒートポンプユニットにおいて、熱交換器の正面以外からの空気の流入に対しても熱交換効率の低下を抑えた乾燥効率の高い衣類乾燥装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の衣類乾燥装置は、ヒートポンプユニットの風路構成により、熱交換器の部位によるフィンピッチや、フィン形状を変更するものである。
熱交換器である吸熱器や放熱器の部位によるフィンピッチや、フィン形状を変更することにより熱交換風路に見合う熱交換器の通風抵抗に設定することができ、熱交換器を通過する乾燥用空気の速度分布をほぼ均一にすることにより、高い熱伝達が可能となるため乾燥効率の低下を防止することができる。
本発明の衣類乾燥装置は、ヒートポンプユニットの風路構成により、熱交換器の仕様を変更するものであり、熱交換器である吸熱器や放熱器の部位によるフィンの長さや、フィンピッチや、フィン形状を変更することにより、熱交換風路に見合う熱交換器の通風抵抗に設定することができ、熱交換器を通過する乾燥用空気の速度分布をほぼ均一にすることにより、高熱伝達が可能となるため、乾燥効率の低下を防止する衣類乾燥装置を実現することができる。
請求項に記載の発明は、衣類を収容する乾燥室と、冷媒を圧縮する圧縮機、前記圧縮機により圧縮されて高温高圧になった前記冷媒と周囲の空気とを熱交換させて前記冷媒の熱を放熱する放熱器、前記放熱器で放熱された高圧の前記冷媒を減圧するための絞り手段、前記絞り手段により減圧されて低温低圧となった前記冷媒と周囲の空気とを熱交換させて前記冷媒で周囲から熱を奪う吸熱器と、前記圧縮機、前記放熱器、前記絞り手段および前記吸熱器を順次前記冷媒が循環するように管路で連結して構成したヒートポンプ装置と、乾燥用空気を送風する送風手段と、前記送風手段により送風される乾燥用空気を前記吸熱器から前記放熱器へと流した後に前記乾燥室へと導く熱交換風路と、前記吸熱器及び前記放熱器を内蔵するヒートポンプユニットとを具備し、前記ヒートポンプユニットには、乾燥用空気の吸入口及び吐出口を設け、前記吸入口は、前記吸熱器の一方の端部側に設け、前記吐出口は、前記吸熱器の一方の端部側の対角に位置する、前記放熱器の端部側に設け、前記吸熱器及び前記放熱器はフィンチューブ式の熱交換器とし、前記吸熱器のフィンピッチは、前記吸入口側が前記吐出口側よりも密とし、前記放熱器のフィンピッチは、前記吐出口側の方が前記吸入口側よりも密としたものである。
かかる構成とすることにより、熱交換器である吸熱器や放熱器の一部分のフィンピッチを変更することによって熱交換風路に見合う熱交換器の通風抵抗に設定し、熱交換器を通過する乾燥用空気の速度分布をほぼ均一にすることができる。これにより、高い熱伝達が可能となるため乾燥効率の低下を防止する衣類乾燥装置を実現することができる。
請求項に記載の発明は、衣類を収容する乾燥室と、冷媒を圧縮する圧縮機、前記圧縮機により圧縮されて高温高圧になった前記冷媒と周囲の空気とを熱交換させて前記冷媒の熱を放熱する放熱器、前記放熱器で放熱された高圧の前記冷媒を減圧するための絞り手段、前記絞り手段により減圧されて低温低圧となった前記冷媒と周囲の空気とを熱交換させて前記冷媒で周囲から熱を奪う吸熱器と、前記圧縮機、前記放熱器、前記絞り手段および前記吸熱器を順次前記冷媒が循環するように管路で連結して構成したヒートポンプ装置と、乾燥用空気を送風する送風手段と、前記送風手段により送風される乾燥用空気を前記吸熱器から前記放熱器へと流した後に前記乾燥室へと導く熱交換風路と、前記吸熱器及び前記放熱器を内蔵するヒートポンプユニットとを具備し、前記ヒートポンプユニットには、乾燥用空気吸入口及び吐出口を設け、前記吸入口は、前記吸熱器の一方の端部側に設け、前記吐出口は、前記吸熱器の一方の端部側の対角に位置する、前記放熱器の端部側に設け、前記吸熱器及び前記放熱器はフィンチューブ式の熱交換器とし、前記吸熱器の前記吸入口側のフィン及び前記放熱器の前記吐出口側のフィンに切り起こしを設けたものである。
かかる構成とすることにより、熱交換器である吸熱器や放熱器の一部分のフィン形状を変更することによって熱交換風路に見合う熱交換器の通風抵抗に設定することができる。その結果、熱交換器を通過する乾燥用空気の速度分布をほぼ均一にすることにより、高い熱伝達が可能となるため、乾燥効率の低下を防止する衣類乾燥装置を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における衣類乾燥装置を備えた洗濯乾燥機の外観斜視図、図2は、図1の洗濯乾燥機の筐体の背面1b方向から見た乾燥工程時の一部切り欠き断面図、図3は、図1の洗濯乾燥機の筐体の右側面1c方向から見た乾燥工程時の断面図、図4は、同洗濯乾燥機に搭載されたヒートポンプ装置の構成と乾燥用空気の流れを示すシ
ステム概念図である。なお、従来例における洗濯乾燥機と同一部分については、同一符号を付してその説明は省略する。
図1から図4に示すように、本実施の形態1における洗濯乾燥機の本体を構成する筐体1の内部には、複数のサスペンション2によって弾性的に支持された円筒状の水槽3が設けられ、洗濯・脱水時における水槽3の振動をサスペンション2によって吸収する構成となっている。
水槽3の内部には、衣類4を収容する円筒状で横軸型の回転槽5を回転可能に設けられており、駆動モータ6により回転駆動される。筐体1の前面には、衣類4を出し入れする開口部1aと、これを開閉する扉7が設けられている。
水槽3および回転槽5の前面側にもそれぞれ同様の開口部3a,5bを有し、この水槽3の開口部3aはベローズ8によって筐体1の開口部1aと水密に連結されている。水槽3の底部には、水槽3内の洗濯水を排出する排水口(図示せず)を有し、排水弁(図示せず)、排水ホース11に連結されている。
送風手段を構成する送風機12は、筐体1の上面1dと水槽3により形成される隅部空間(筐体1の上部)に位置するように、水槽3の外周面に設けられている。筐体1の背面1b下部には、ヒートポンプ装置30を構成するフィンチューブ式の熱交換器からなる吸熱器21に矢印eの方向に空気を流す熱交換風路の一部である吸熱器風路22と、同様にフィンチューブ式の熱交換器からなる放熱器23に矢印kの方向に空気を流す熱交換風路の一部である放熱器風路24とが、それぞれの熱交換器が略ハの字状になるように並べて配設されている。
このため、吸熱器風路22と放熱器風路24とは循環ダクト25で連通しており、吸熱器21および放熱器23を通過する空気が略U字状に流れるようになっている。さらに吸熱器風路22と放熱器風路24と循環ダクト25は一体にコンパクトに構成することができるため、ヒートポンプユニット31として筐体1の背面下部に組込み、固定されている。
送風機12で送風される乾燥用空気は、可撓性接続管19を通って吸熱器風路22の吸熱器21を通過し、循環ダクト25を介して放熱器風路24の放熱器23を通過して図3の矢印bに示すように、可撓性接続管19、送風路20を通り給気口14から回転槽5内に入り、回転槽5内の衣類4を通過した後、排気口16から出て、送風機12へ戻り、循環するようになっている。
また、ヒートポンプ装置30は、図4に示すように、冷媒に環境への影響が少ない可燃性冷媒を用い、冷媒を圧縮する縦型の圧縮機26と、圧縮機26により圧縮されて高温高圧になった冷媒と周囲の空気とを熱交換させて冷媒の熱を放熱する放熱器23と、放熱器23で放熱された高圧の冷媒を減圧するための絞り弁や毛細管等からなる絞り手段27と、絞り手段27により減圧されて低温低圧となった冷媒と周囲の空気とを熱交換させて冷媒で周囲から熱を奪う吸熱器21とを、順次冷媒が循環するように管路28で連結して構成され、冷媒は矢印mで示す方向に流れて循環し、ヒートポンプサイクルを実現する。
以上のような構成における洗濯乾燥機の動作について説明する。
洗濯(洗浄)工程では、排水弁(図示せず)を閉じた状態で給水弁17を開放することにより、水槽3内への給水が行われる。そして水槽3内に所定の水位に達するまで給水を行い、駆動モータ6を駆動して衣類4と洗濯水の入った回転槽5を回転させて洗濯を行う
また、次の洗濯後の濯ぎ工程においても、前述の洗濯工程と同様に水槽3内に給水され、その後回転槽5を回転させて衣類4の濯ぎを行う。
さらに次の脱水工程では、排水弁を開いて排水ホース11より水槽3内の水を洗濯乾燥機の外へ排水した後、駆動モータ6により衣類4の入った回転槽5を一方的に高速回転して、その遠心力により脱水する。
そして、前述の脱水工程が終了すると、図4に示す乾燥工程に移る。この乾燥工程では、ヒートポンプ装置30の縦型の圧縮機26を作動させると、冷媒が圧縮され、この圧力により放熱器23、絞り手段27、吸熱器21を循環する。放熱器23では冷媒の圧縮で熱が放出され、吸熱器21では絞り手段27で減圧されて低圧となった冷媒により熱が吸収される。
これと平行して送風機12が運転され、放熱器23の放熱により加熱された温風が送風路20を通って給気口14から回転槽5内に送風される。回転槽5は駆動モータ6により回転駆動され衣類4は上下に撹拌される。
したがって、送風機12により、乾燥用空気は放熱器23によって加熱され、給気口から回転槽5内に送風される。回転槽5内に供給された温風は、衣類4の隙間を通るときに水分を奪い、湿った状態で水槽3の排気口16を経て循環ダクト15から送風機12を通り、吸熱器21に至る。この湿った温風は、吸熱器21を通過する際に顕熱と潜熱が奪われて除湿され、乾いた空気と結露水に分離される。
上記乾いた空気は、続いて放熱器23を通過する際に、この放熱器23で再び加熱され温風となり、再び水槽3,回転槽5内へ供給され、以下、前述の循環を繰り返す。結露水は吸熱器21の下部に設けられた貯水室29に貯水され、排水ポンプ32を介して排水ホース11より機外へ排出される。
このようにヒートポンプ装置30を用いることにより、吸熱器21で吸熱した熱を冷媒で回収して再び放熱器23で放熱して、縦型の圧縮機26に入力したエネルギー以上の熱量を衣類4に与えることができるため、乾燥効率を向上させることができる。したがって、乾燥時間の短縮と省エネルギーを実現することが可能になる。
また、ドラム式の洗濯乾燥機において、水槽3と背面との間にヒートポンプユニット31を設置する場合、ドラム駆動モータ6を有するため送風路は駆動モータ6の略左右に設置し、ヒートポンプユニット31は、ドラム駆動モータ6の略下部に設置する場合がある。
その場合、ヒートポンプユニット31の略上部から乾燥用空気は出入りすることとなり、熱交換器である吸熱器21及び放熱器23が略ハの字状になるように並べて配設され、通過する乾燥用空気が略U字状に流れるようになっている。
通常、フィンチューブ式の熱交換器である吸熱器21や放熱器23は、フィンに対して正面から空気を流し、風速分布を均等に保つことが熱交換効率を高く保つ手段である。
本実施の形態の場合、熱交換器に対して正面以外の方向である略上部より乾燥用空気の流入が発生するので、風路の通風抵抗の影響により、熱交換器を通過する乾燥用空気の速度分布が不均一となり、熱交換効率が低下することによる乾燥効率の低下が発生するとい
う課題を有することになるが、図2に示すように、少なくとも吸熱器21又は放熱器23の下部端部に長短フィンを用い、熱交換器の一部分のフィンの長さを変更することにより、熱交換風路に見合う熱交換器の通風抵抗に設定することが可能となり、熱交換器を通過する乾燥用空気の速度分布をほぼ均一にすることができる。これにより高い熱伝達が可能となるため、乾燥効率の低下を防止することができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2における衣類乾燥装置を備えた洗濯乾燥機の図1の筐体の背面1b方向から見た乾燥工程時の一部切り欠き断面図、図6は、同洗濯乾燥機の図1の筐体の右側面1c方向から見た乾燥工程時の断面図、図7は、図6のA−A断面図である。
同図に示すように、フィンチューブ式の熱交換器に対して正面以外の方向である略左右部より乾燥用空気の流入及び流出が発生する場合、風路の通風抵抗の影響により熱交換器を通過する乾燥用空気の速度分布が不均一となり、熱交換効率が低下することによる乾燥効率の低下が発生するという課題を有していたが、少なくともヒートポンプユニット31の吸入口に近い吸熱器21の部位又は吐出口に近い放熱器23の部位のフィンピッチを他の部位より密にすることにより、熱交換風路に見合う熱交換器の通風抵抗に設定することができる。
その結果、熱交換器を通過する乾燥用空気の速度分布をほぼ均一にして高い熱伝達が可能となるため、乾燥効率の低下を防止することができる。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3における衣類乾燥装置を備えた洗濯乾燥機のヒートポンプユニットの放熱器周辺部を示す断面図、図9は、同ヒートポンプユニットの吸熱器周辺部を示す断面図である。
図8、図9に示すように、フィンチューブ式の熱交換器に対して正面以外の方向である略左右部より乾燥用空気の流入及び流出が発生する場合、風路の通風抵抗の影響により熱交換器を通過する乾燥用空気の速度分布が不均一となり、熱交換効率が低下することによる乾燥効率の低下が発生するという課題を有していたが、少なくともヒートポンプユニット31の吐出口に近い放熱器23の部位又は吸入口に近い吸熱器21の部位のフィンに切り起こし23a,21aを設け、他の部位より通風抵抗を大にすることにより、熱交換風路に見合う熱交換器の通風抵抗に設定することができる。
その結果、熱交換器を通過する乾燥用空気の速度分布をほぼ均一にして高い熱伝達が可能となるため、乾燥効率の低下を防止することができる。
なお、上記各実施の形態では、衣類4の出し入れを行うための開口部1aを、回転槽5の駆動モータ6を有する水槽3の面と相反する面に設けた構成としているが、この開口部1aは、上記場所に限定されるものではなく、水槽3および回転槽5の如何なる位置に設定しても良い。
また、洗濯乾燥機の形態についてもドラム式の洗濯乾燥機に限るものではなく、パルセータ方式の縦型の洗濯乾燥機に適用することも可能であり、本発明の技術的範囲を逸脱するものではない。
さらに、ヒートポンプ装置30に使用する冷媒は、可燃性冷媒としたが自然冷媒である二酸化炭素あるいはHFC系冷媒を使用しても良く、圧縮機26についても、縦型に限ら
ず、横型を用いても良い。
本発明の衣類乾燥装置は、ヒートポンプユニットの風路構成により、熱交換器の部位によるフィンの長さや、フィンピッチや、フィン形状を変更するものであり、熱交換器である吸熱器や放熱器の一部分のフィンの長さや、フィンピッチや、フィン形状を変更することにより熱交換風路に見合う熱交換器の通風抵抗に設定し、熱交換器を通過する乾燥用空気の速度分布をほぼ均一にすることにより高い熱伝達が可能となるため、乾燥効率の低下を防止する衣類乾燥装置に適用できる。
本発明の実施の形態1における衣類乾燥装置を備えた洗濯乾燥機の外観斜視図 図1の洗濯乾燥機の筐体1の背面方向から見た乾燥工程時の断面図 図1の洗濯乾燥機の筐体1の右側面方向から見た乾燥工程時の断面図 同洗濯乾燥機に搭載されたヒートポンプ装置のシステム構成を示す概念図 本発明の実施の形態2における衣類乾燥装置を備えた洗濯乾燥機の図1の筐体の背面方向から見た乾燥工程時の断面図 同洗濯乾燥機の図1の筐体の右側面方向から見た乾燥工程時の断面図 図6のA−A断面図 本発明の実施の形態3における衣類乾燥装置を備えた洗濯乾燥機のヒートポンプユニットの放熱器周辺部を示す断面図 同ヒートポンプユニットの吸熱器周辺部を示す断面図 従来例を示す洗濯乾燥機の断面図
3 水槽(乾燥室)
4 衣類(被乾燥物)
12 送風機(送風手段)
21 吸熱器
21a 切り起こし
23 放熱器
23a 切り起こし
26 圧縮機
27 絞り手段
28 管路
30 ヒートポンプ装置
31 ヒートポンプユニット

Claims (2)

  1. 衣類を収容する乾燥室と、
    冷媒を圧縮する圧縮機
    前記圧縮機により圧縮されて高温高圧になった前記冷媒と周囲の空気とを熱交換させて前記冷媒の熱を放熱する放熱器
    前記放熱器で放熱された高圧の前記冷媒を減圧するための絞り手段
    前記絞り手段により減圧されて低温低圧となった前記冷媒と周囲の空気とを熱交換させて前記冷媒で周囲から熱を奪う吸熱器と、
    前記圧縮機、前記放熱器、前記絞り手段および前記吸熱器を順次前記冷媒が循環するように管路で連結して構成したヒートポンプ装置と、
    乾燥用空気を送風する送風手段と、
    前記送風手段により送風される乾燥用空気を前記吸熱器から前記放熱器へと流した後に前記乾燥室へと導く熱交換風路と
    記吸熱器及び前記放熱器を内蔵するヒートポンプユニットとを具備し、
    前記ヒートポンプユニットには、乾燥用空気の吸入口及び吐出口を設け、
    前記吸入口は、前記吸熱器の一方の端部側に設け、
    前記吐出口は、前記吸熱器の一方の端部側の対角に位置する、前記放熱器の端部側に設け、
    前記吸熱器及び前記放熱器はフィンチューブ式の熱交換器とし、前記吸熱器のフィンピッチは、前記吸入口側の方が前記吐出口側よりも密とし、前記放熱器のフィンピッチは、前記吐出口側の方が前記吸入口側よりも密とした衣類乾燥装置。
  2. 衣類を収容する乾燥室と、
    冷媒を圧縮する圧縮機
    前記圧縮機により圧縮されて高温高圧になった前記冷媒と周囲の空気とを熱交換させて前記冷媒の熱を放熱する放熱器
    前記放熱器で放熱された高圧の前記冷媒を減圧するための絞り手段
    前記絞り手段により減圧されて低温低圧となった前記冷媒と周囲の空気とを熱交換させて前記冷媒で周囲から熱を奪う吸熱器と、
    前記圧縮機、前記放熱器、前記絞り手段および前記吸熱器を順次前記冷媒が循環するように管
    路で連結して構成したヒートポンプ装置と、
    乾燥用空気を送風する送風手段と、
    前記送風手段により送風される乾燥用空気を前記吸熱器から前記放熱器へと流した後に前記乾燥室へと導く熱交換風路と
    記吸熱器及び前記放熱器を内蔵するヒートポンプユニットとを具備し、
    前記ヒートポンプユニットには、乾燥用空気吸入口及び吐出口を設け、
    前記吸入口は、前記吸熱器の一方の端部側に設け、
    前記吐出口は、前記吸熱器の一方の端部側の対角に位置する、前記放熱器の端部側に設け、
    前記吸熱器及び前記放熱器はフィンチューブ式の熱交換器とし、前記吸熱器の前記吸入口側のフィン及び前記放熱器の前記吐出口側のフィンに切り起こしを設けた衣類乾燥装置。
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