JP5011738B2 - Icカード、プログラム - Google Patents

Icカード、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5011738B2
JP5011738B2 JP2006023801A JP2006023801A JP5011738B2 JP 5011738 B2 JP5011738 B2 JP 5011738B2 JP 2006023801 A JP2006023801 A JP 2006023801A JP 2006023801 A JP2006023801 A JP 2006023801A JP 5011738 B2 JP5011738 B2 JP 5011738B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
application
card
selection
logical channel
operation mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006023801A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007206895A (ja
Inventor
太一 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2006023801A priority Critical patent/JP5011738B2/ja
Publication of JP2007206895A publication Critical patent/JP2007206895A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5011738B2 publication Critical patent/JP5011738B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ICカードの論理チャネル上での選択可能なアプリケーションを制限することが可能なICカード等に関する。
携帯電話に装着して利用されるUIM(User Identity Module)カードは、携帯電話ネットワークへの接続を維持するための、UIMアプリケーションと呼ばれる携帯電話サービス用アプリケーションを搭載している。UIMアプリケーションの選択状態が解除されてしまうと携帯電話ネットワークへの接続が維持できなくなり、結果として携帯電話サービスの提供に支障をきたしてしまうため、UIMアプリケーションは、UIMカード上では常に選択状態に保持される必要がある。
近年、UIMカードを含め、ICカードはメモリ容量が拡大する方向に進んでいる。その流れを受けて、UIMカードにUIMアプリケーション以外にも、多数のICカードアプリケーションが実装される可能性が出てきている。
UIMカードを含め、従来のICカードでは、特定のICカードアプリケーションが既に選択されている論理チャネル上で他のICカードアプリケーションを選択した場合、最初に選択されていたICカードアプリケーションの選択状態は解除される(論理チャネルについては非特許文献1参照)。そのため、UIMカードにUIMアプリケーション以外のICカードアプリケーションが実装された場合は、UIMアプリケーション以外のICカードアプリケーションの提供者が自社のICカードアプリケーションと通信する際UIMアプリケーションが利用している論理チャネルを避けるようにUIMカード発行者が周知徹底するか、UIMアプリケーション以外のICカードアプリケーションの提供者が利用できる論理チャネルを制限する仕組みを携帯電話に搭載する等して問題の発生を防ぐしかない状況になっている。
UIMカードを含め、従来のICカードは、通常、複数の論理チャネルを有し、ICカードアプリケーション選択時には、論理チャネルにICカードアプリケーションを割り当て実行させる。
Identification cards−Integratedcircuit(s) card with contacts−Part4:Interindustry commands for interchange、ISO/IEC 7816−4:1995(E)、1995年9月1日、Table9、5.5章
しかしながら、上記の方法ではUIMアプリケーションが選択されている論理チャネルと同一の論理チャネル上での他のICカードアプリケーションを選択した場合、UIMアプリケーションの選択状態が解除されてしまい、携帯電話は携帯電話ネットワークへの接続を維持することができなくなり、携帯電話サービスの提供に支障をきたす。
また、通常、UIMアプリケーションは基本論理チャネルである論理チャネル0番上で選択されるが、UIMアプリケーションが選択状態となっている論理チャネル上では他のICカードアプリケーションを新たに選択することができないという制限もなく、論理チャネル0番上で選択できるICカードアプリケーションをUIMアプリケーションのみに制限するという機能も存在しない。
UIMカード発行者とUIMアプリケーション以外のICカードアプリケーションの提供者との間で、既に他のICカードアプリケーションが選択されている論理チャネルを選択しない、というルールを規定して運用する方法も考えられるが、今後、UIMアプリケーション以外のICカードアプリケーションの提供者が大幅に増加することが想定され、周知徹底することは困難であると考えられる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ICカードの論理チャネル上での選択可能なアプリケーションを制限することが可能なICカード等を提供することにある。
前述の課題を解決するための第1の発明は、端末に搭載されるICカードであって、前記ICカードは、自身のアプリケーションが選択されている論理チャネル上で他のアプリケーションの選択を許可しないアプリケーションの識別子の一覧である基準情報を保持する基準情報保持手段と、前記端末からのアプリケーションの選択要求を受信する受信手段と、選択要求された前記アプリケーションの論理チャネル上で既に選択されているアプリケーションの有無、および、前記論理チャネル上で既に選択されているアプリケーションが有る場合には当該アプリケーションの識別子と、選択要求された前記アプリケーションの識別子と、前記基準情報とを比較することにより、選択要求された前記アプリケーションを前記論理チャネル上で選択する通常モードか、または、選択要求された前記アプリケーションを選択しない選択制限モードかを判定する動作モード判定手段と、前記動作モード判定手段による判定結果に従い、前記通常モードの場合には、選択要求された前記アプリケーションを前記論理チャネル上で実行し、前記選択制限モードの場合には、前記アプリケーションの選択処理を中止する選択要求処理手段と、を有することを特徴とするICカードである。
前記動作モード判定手段は、選択要求された前記アプリケーションの論理チャネル上で既に選択されているアプリケーションが無い場合、前記通常モードと判定する。
前記動作モード判定手段は、選択要求された前記アプリケーションの論理チャネル上で既に選択されているアプリケーションが有り、かつ、当該アプリケーションの識別子が前記基準情報として保持されていない場合、当該アプリケーションの選択を解除し、前記通常モードと判定する。
前記動作モード判定手段は、選択要求された前記アプリケーションの論理チャネル上で既に選択されているアプリケーションが有り、かつ、当該アプリケーションの識別子が前記選択要求された前記アプリケーションの識別子と一致する場合、前記通常モードと判定する。
前記動作モード判定手段は、選択要求された前記アプリケーションの論理チャネル上で既に選択されているアプリケーションが有り、かつ、当該アプリケーションの識別子が前記基準情報として保持されている場合、前記選択制限モードと判定する。
また、前記基準情報保持手段は、前記基準情報として、各論理チャネルについて、選択が許可されるアプリケーションの識別子の一覧を保持するようにしてもよい。
このとき、前記動作モード判定手段は、選択要求された前記アプリケーションの論理チャネルについて、前記基準情報として識別子が保持されていない場合、前記通常モードと判定する。
前記動作モード判定手段は、選択要求された前記アプリケーションの論理チャネルについて、前記基準情報として、前記選択要求された前記アプリケーションの識別子が保持されている場合、前記通常モードと判定する。
前記動作モード判定手段は、選択要求された前記アプリケーションの論理チャネルについて、前記基準情報として保持されている識別子のなかに、前記選択要求された前記アプリケーションの識別子が含まれていない場合、前記選択制限モードと判定する。
第2の発明は、ICカードを第1の発明のICカードとして機能させるプログラムである。
本発明によれば、ICカードの論理チャネル上での選択可能なアプリケーションを制限することが可能なICカード等を提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る好適な実施形態について詳細に説明する。
最初に、図1、2、3を参照しながら、本実施の形態に係るICカード1について説明する。
図1は、ICカード1と携帯電話機3の構成概略を示す図、図2は、携帯電話機3のハードウエア構成図である。
携帯電話機3は、ICカード1を搭載している。
ICカード1は、携帯電話機3やPDA(Personal DigitalAssistance)のような携帯可能な通信端末に搭載される取り外し可能な記録媒体で、第2世代携帯電話機であるGSMに搭載されていたSIM(SubScriber Identity Module)カードや、第3世代携帯電話機に搭載されているUIMカードが知られている。
ICカード1は、大きさが15×25mm、厚さ8mm程度の小型ICカードである。
ICカード1は、携帯電話機3の側面に設けられた挿入口(図示しない)、あるいは、携帯電話機3の裏側の蓋を開いたバッテリー(図示しない)の内側又は外側の所定の凹部に固定される。
携帯電話機3は、送受信するためのアンテナ11、液晶表示パネル13、キーボタン15等を有し、取り外し可能な記録媒体であるICカード1を搭載している。
図2に示すように、携帯電話機3は、制御部21、無線通信部23、表示部25、入力部27、通話処理部29、メモリ31、ICカードインタフェース33等がバス35を介して接続される。
制御部21は、プログラムの実行を行うCPU(Central Processing Unit)と、OS(Operating System)、プログラム命令あるいはデータ等を格納するためのROM(Read Only Memory)、一時的な作業用データを格納するためのRAM(Random Access Memory)等のメモリから構成される。制御部21は、携帯電話機3全体を制御する。
無線通信部23はアンテナ11を有し、基地局(図示しない)との間で行われる無線通信を制御する。無線通信部23は、制御部21の制御の下、音声に関するデータやパケット通信用のデータ等の信号を生成し、アンテナ11を介して基地局に送信したり、あるいは、基地局から送信される無線信号をアンテナ11を介して受信し、受信した信号を復調して音声に関するデータやパケット通信用のデータを取得する。
表示部25は液晶表示パネル13を有し、液晶表示パネル13への表示制御を行う。
入力部27は、数字や文字、操作指示を入力するためのキーボタン15を有し、キーボタン15の操作に応じた信号を制御部21に出力する。
通話処理部29は、マイクロフォンやスピーカ、音声処理部等を有し、制御部21の制御により呼接続、切断処理を含む通話処理を行う。
メモリ31は、携帯電話機3にインストールされているアプリケーションプログラムや、電話番号及びメールアドレス等のアドレス帳データ等が格納されている。
ICカードインタフェース33は、携帯電話機3に搭載されたICカード1と携帯電話機3との間の通信を制御する。
次に、図3、4、5、6を参照しながら、ICカード1について説明する。図3は、ICカード1のハードウエア構成図、図4は、ICカード1のメモリ47の詳細を示す図、図5は、メモリ47内の動作モード判定基準情報63の一例を示す図、図6は、メモリ47内の動作モード判定基準情報63の一例を示す図である。
図3に示すように、ICカード1は、CPU41、ROM43、RAM45、メモリ47がバス49を介して接続される。
CPU41は、プログラムの実行を行う。ROM43は、プログラム命令あるいはデータ等を格納する。RAM45は、プログラムの実行中、一時的にデータ等を格納する。
メモリ47は、ICカード1の動作に必要となるデータ等を保存している。
図4に示すように、メモリ47は、ICカードシリアル番号51、加入者識別情報53、実行環境57、動作モード判定機能59、コマンド配送機能61、動作モード判定基準情報63、UIMアプリケーション65、付加価値サービスアプリケーション(1)67−1〜付加価値サービスアプリケーション(n)67−n等を有する。
ICカードシリアル番号51は、ICカード1に対して一意的に付けられるシリアル番号で、ICカード1の発行時、カード発行会社等に設置されるICカード発行機がICカード1のメモリ47に書き込む。
加入者識別情報53は、ネットワークがICカード1を識別するために利用する情報で、携帯電話サービス契約時、販売店等でICカード1のメモリ47に書き込まれる。
実行環境57は、コンピュータのOSのような働きをする機能で、ICカード1の制御部41は、実行環境57に従ってICカード1全体を制御し、また、UIMアプリケーション65や付加価値サービスアプリケーション(1)67−1〜付加価値サービスアプリケーション(n)67−n等を実行する。実行環境57は、動作モード判定機能59とコマンド配送機能61を有する。
UIMアプリケーション65は、ICカード1を搭載した携帯電話機3が携帯電話ネットワークとの接続を維持するためのアプリケーションで、付加価値サービスアプリケーション(1)67−1〜付加価値サービスアプリケーション(n)67−nは、携帯電話機3上で実行される様々なICカードアプリケーションである。
UIMアプリケーション65及び付加価値サービスアプリケーション67は、ICカード1の発行時にロード、インストールされる。ICカード1上での実行時、ICカード1内の論理チャネル0番〜3番のいずれかで選択状態となる。
コマンド配送機能61は、携帯電話機3のキーボタン15の操作等により出力されるコマンドを、ICカード1内のUIMアプリケーション65あるいは付加価値サービスアプリケーション67に受け渡す。
動作モード判定機能59は、携帯電話機3からUIMアプリケーション65、付加価値サービスアプリケーション67の選択要求コマンドを受信すると、動作判定モード判定基準情報63を参照し、選択要求処理の動作モードを判定する。
携帯電話機3からの選択要求コマンド受信時、選択要求されたUIMアプリケーション65あるいは付加価値サービスアプリケーション67はまだ選択されていない状態で、選択要求コマンドはコマンド配送機能61ではなく、動作モード判定機能59により処理される。
動作モードには、「通常モード」と「選択制限モード」がある。
動作モードが「通常モード」の場合、実行環境57は選択要求された付加価値サービスアプリケーション67に対する選択要求処理を続けるが、動作モードが「選択制限モード」の場合、実行環境57は選択要求された付加価値サービスアプリケーション67に対する選択要求処理を中止し、エラーを携帯電話機3に返す。
動作モード判定基準情報63は、動作モード判定時に参照される情報で、EF(Elementary File)内にレコード形式で格納してもよいし、TLV(Tag Length Value)データオブジェクトで格納してもよい。また、動作モード判定基準情報63は、ICカード1発行時にコマンドを利用して書き込んでもよいし、付加価値サービスアプリケーション67のインストール時にパラメータにより指定するようにしてもよい。
動作モード判定基準情報63は、例えば、図5あるいは図6のような例が考えられる。
図5に示す動作モード判定基準情報63は、選択不許可ICカードアプリケーション識別子リスト71を有する。選択不許可ICカードアプリケーション識別子リスト71は、選択状態となっているICカードアプリケーションが割り当てられている論理チャネル上では、他のICカードアプリケーションの選択を許可しないICカードアプリケーションの識別子のリストである。ICカードアプリケーションの識別子は、1バイトから16バイトのデータである。
通常、選択不許可ICカードアプリケーション識別子リスト71にはUIMアプリケーション65の識別子のみを書き込む。即ち、UIMアプリケーション65が選択状態となっている論理チャネル上では、付加価値サービスアプリケーション67を選択することはできず、UIMアプリケーション65が選択状態を解除されることがなくなる。
図6で示す動作モード判定情報63は、選択許可ICカードアプリケーション識別子コード73を有する。選択許可ICカードアプリケーション識別子コード73は、論理チャネル毎にその論理チャネル上で選択状態となることが許可されているICカードアプリケーションの識別子のリストである。
選択許可ICカードアプリケーション識別子コード73内で識別子が書き込まれている論理チャネル上では、書き込まれている識別子を持つICカードアプリケーションのみが選択を許可され、他のICカードアプリケーションは選択状態となることはできない。選択許可ICカードアプリケーション識別子コード73内に識別子が一つも書き込まれていない場合、その論理チャネル上では選択状態となるICカードアプリケーションに制限はないことを意味する。
通常、選択許可ICカードアプリケーション識別子コード73の論理チャネル0番にUIMアプリケーション65の識別子を書き込む。即ち、論理チャネル0番上ではUIMアプリケーション65のみが選択状態となることを許可され、他の付加価値サービスアプリケーション67は許可されない。
次に、図7、8を参照しながら、本実施形態の動作について説明する。
図7は、選択不許可ICカードアプリケーション識別子リスト71を含む動作モード判定基準情報63を用いた動作モード判定処理の流れを示す図、図8は、選択許可ICカードアプリケーション識別子リスト73を含む動作モード判定基準情報を用いた動作モード判定処理の流れを示す図である。
図7に示す動作モード判定処理では、携帯電話機3からICカードアプリケーションの選択要求コマンドを受信すると、ICカード1の制御部41は実行環境57の動作モード判定機能59に受信した選択要求コマンドを渡す(ステップ101)。
ICカード1の動作モード判定機能59は、選択要求された論理チャネルで既に選択状態となっているUIMアプリケーション65あるいは付加価値サービスアプリケーション67等のICカードアプリケーションがあるかどうかを判定し(ステップ102)、なければ動作モードを「通常モード」に設定する(ステップ103)。
選択要求された論理チャネルで既に選択状態となっているICカードアプリケーションがある場合、ICカード1の動作モード判定機能59は、既に選択状態となっているICカードアプリケーションの識別子が選択不許可ICカードアプリケーション識別子リスト71にあるかどうかを判定する(ステップ104)。
既に選択状態となっているICカードアプリケーションの識別子が選択不許可ICカードアプリケーション識別子リスト71にない場合、そのICカードアプリケーションは自身が選択状態となっている論理チャネル上で他のICカードアプリケーションが選択状態となることを許可することになるため、動作モードを「通常モード」に設定する(ステップ105)。即ち、選択処理を続けることにより、新しく選択要求されたICカードアプリケーションが選択状態となり、選択要求コマンド受信時、既に選択状態であったICカードアプリケーションは選択解除される。
既に選択状態となっているICカードアプリケーションの識別子が選択不許可ICカードアプリケーション識別子リスト71にある場合、既に選択されているICカードアプリケーションの識別子と、選択要求されたICカードアプリケーションの識別子が異なる値かどうかを判定し(ステップ106)、二つの識別子が同じ値の場合、既に選択状態となっているICカードアプリケーションと選択要求されたICカードアプリケーションは同一であるため、この選択要求は同一ICカードアプリケーションの再選択処理であるとみなす。従って、動作モードを「通常モード」に設定する(ステップ107)。
二つの識別子が異なる値の場合、選択要求されたICカードアプリケーションを選択状態とすることはできないため、動作モードを「選択制限モード」に設定する(ステップ108)。
ICカード1の動作モード判定機能59は、動作モードが「通常モード」かどうか判定し(ステップ109)、「選択制限モード」ならば選択要求処理を中止し、エラーを携帯電話機3に返す(ステップ110)。一方、動作モードが「通常モード」の場合、実行環境57は選択要求処理を続ける(ステップ111)。
このように、選択不許可ICカードアプリケーション識別子コード71にUIMアプリケーション65の識別子を書き込んでおくことにより、UIMアプリケーション65が選択状態の時、他の付加価値サービスアプリケーション67を選択するような選択要求をUIMアプリケーション65が選択状態となっている論理チャネルに対して送信したとしても、その選択要求は中止され、UIMアプリケーション65が非選択状態となることがなく、携帯電話ネットワークへの接続が維持される。
つまり、ステップ104の処理で既に選択されているICカードアプリケーションの識別子、即ちUIMアプリケーション65の識別子が不許可ICカードアプリケーション識別リスト71にあり、更に、ステップ106で既に選択されているICカードアプリケーションの識別子、即ちUIMアプリケーション65の識別子と選択要求した付加価値サービスアプリケーション67の識別子は異なるため、ステップ108で動作モードは選択制限モードに設定される。その為、ステップ110で選択要求にエラーが返され、付加価値サービスアプリケーション67の選択要求は中止される。
図8に示す動作モード判定処理では、携帯電話機3からICカードアプリケーションの選択要求コマンドを受信すると、ICカード1の制御部41は実行環境57の動作モード判定機能59に受信した選択要求コマンドを渡す(ステップ201)。
ICカード1の動作モード判定機能59は、選択要求された論理チャネルに対応する選択許可ICカードアプリケーション識別子リスト73内に一つ以上のICカードアプリケーション識別子が書き込まれているかどうかを判定し(ステップ202)、書き込まれていなければ動作モードを「通常モード」に設定する(ステップ203)。
選択要求された論理チャネルに対応する選択許可ICカードアプリケーション識別子リスト73内に一つ以上のICカードアプリケーション識別子が書き込まれている場合、選択要求されたICカードアプリケーションの識別子が含まれているかどうかを判定し(ステップ204)、含まれていなければ、その論理チャネル上での選択は許可されないため、動作モードを「選択制限モード」に設定し(ステップ205)、含まれていれば、動作モードを「通常モード」に設定する(ステップ206)。
ICカード1の動作モード判定機能59は、動作モードが「通常モード」かどうか判定し(ステップ207)、「選択制限モード」ならば選択要求処理を中止し、エラーを携帯電話機3に返す(ステップ208)。一方、動作モードが「通常モード」の場合、実行環境57は選択要求処理を続ける(ステップ209)。
このように、選択許可ICカードアプリケーション識別子コード73の論理チャネル0番にUIMアプリケーション65の識別子を書き込み、UIMアプリケーション65を論理チャネル0番上で実行することにより、UIMアプリケーション65が選択状態の時、他の付加価値サービスアプリケーション67が論理チャネル0番に対して選択要求をしたとしても、その選択要求は中止され、UIMアプリケーション65が非選択状態となることがなく、携帯電話ネットワークへの接続が維持される。
つまり、ステップ202で選択要求を受信した論理チャネル0番に対応する選択許可ICカードアプリケーション識別子リスト73内にUIMアプリケーション65の識別子があり、ステップ204で選択要求された付加価値サービスアプリケーション67の識別子は選択許可ICカードアプリケーション識別子リスト73内にないため、ステップ205で動作モードは選択制限モードに設定される。従って、ステップ208で選択要求にエラーが返され、付加価値サービスアプリケーション67の選択要求は中止される。
以上、説明したように本実施によれば、ICカードにおいてUIMアプリケーションのような特定のICカードアプリケーションが選択状態となっている論理チャネル上で、他のICカードアプリケーションの選択要求を制限することが可能なICカード等を提供できる。
動作モード判定では、ICカードアプリケーションの選択要求時、ICカードがどういう状態であるかを示すライフサイクルステートを用いて、工場発行状態ならば動作モードを常に「通常モード」に設定し、運用状態ならば選択要求された論理チャネル上での選択状態と動作モード判定基準情報に従って動作モードを判定するというようにしてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係るICカードの好適な実施形態について説明したが、前述した実施の形態に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
ICカード1と携帯電話機3の構成概略を示す図 携帯電話機3のハードウエア構成図 ICカード1のハードウエア構成図 ICカード1のメモリ47の詳細を示す図 メモリ47内の動作モード判定基準情報63の一例を示す図 メモリ47内の動作モード判定基準情報63の一例を示す図 選択不許可ICカードアプリケーション識別子リスト71を含む動作モード判定基準情報63を用いた動作モード判定処理の流れを示す図 選択許可ICカードアプリケーション識別子リスト73を含む動作モード判定基準情報を用いた動作モード判定処理の流れを示す図
符号の説明
1………ICカード
3………携帯電話機
11………アンテナ
13………液晶表示パネル
15………キーボタン
21………制御部
23………無線通信部
25………表示部
27………入力部
29………通話処理部
31………メモリ
33………ICカードインタフェース
41………CPU
43………ROM
45………RAM
47………メモリ
51………ICカードシリアル番号
53………加入者識別情報
57………実行環境
59………動作モード判定機能
61………コマンド配送機能
63………動作モード判定基準情報
65………UIMアプリケーション
67………付加価値サービスアプリケーション
71………選択不許可ICカードアプリケーション識別子リスト
73………選択許可ICカードアプリケーション識別子

Claims (10)

  1. 端末に搭載されるICカードであって、
    前記ICカードは、
    自身のアプリケーションが選択されている論理チャネル上で他のアプリケーションの選択を許可しないアプリケーションの識別子の一覧である基準情報を保持する基準情報保持手段と、
    前記端末からのアプリケーションの選択要求を受信する受信手段と、
    選択要求された前記アプリケーションの論理チャネル上で既に選択されているアプリケーションの有無、および、前記論理チャネル上で既に選択されているアプリケーションが有る場合には当該アプリケーションの識別子と、選択要求された前記アプリケーションの識別子と、前記基準情報とを比較することにより、選択要求された前記アプリケーションを前記論理チャネル上で選択する通常モードか、または、選択要求された前記アプリケーションを選択しない選択制限モードかを判定する動作モード判定手段と、
    前記動作モード判定手段による判定結果に従い、前記通常モードの場合には、選択要求された前記アプリケーションを前記論理チャネル上で実行し、前記選択制限モードの場合には、前記アプリケーションの選択処理を中止する選択要求処理手段と、
    を有することを特徴とするICカード。
  2. 前記動作モード判定手段は、選択要求された前記アプリケーションの論理チャネル上で既に選択されているアプリケーションが無い場合、前記通常モードと判定することを特徴とする請求項1に記載のICカード。
  3. 前記動作モード判定手段は、選択要求された前記アプリケーションの論理チャネル上で既に選択されているアプリケーションが有り、かつ、当該アプリケーションの識別子が前記基準情報として保持されていない場合、当該アプリケーションの選択を解除し、前記通常モードと判定することを特徴とする請求項2に記載のICカード。
  4. 前記動作モード判定手段は、選択要求された前記アプリケーションの論理チャネル上で既に選択されているアプリケーションが有り、かつ、当該アプリケーションの識別子が前記選択要求された前記アプリケーションの識別子と一致する場合、前記通常モードと判定することを特徴とする請求項3に記載のICカード。
  5. 前記動作モード判定手段は、選択要求された前記アプリケーションの論理チャネル上で既に選択されているアプリケーションが有り、かつ、当該アプリケーションの識別子が前記基準情報として保持されている場合、前記選択制限モードと判定することを特徴とする請求項4に記載のICカード。
  6. 前記基準情報保持手段は、前記基準情報として、各論理チャネルについて、選択が許可されるアプリケーションの識別子の一覧を保持することを特徴とする請求項1に記載のICカード。
  7. 前記動作モード判定手段は、選択要求された前記アプリケーションの論理チャネルについて、前記基準情報として識別子が保持されていない場合、前記通常モードと判定することを特徴とする請求項6に記載のICカード。
  8. 前記動作モード判定手段は、選択要求された前記アプリケーションの論理チャネルについて、前記基準情報として、前記選択要求された前記アプリケーションの識別子が保持されている場合、前記通常モードと判定することを特徴とする請求項7に記載のICカード。
  9. 前記動作モード判定手段は、選択要求された前記アプリケーションの論理チャネルについて、前記基準情報として保持されている識別子のなかに、前記選択要求された前記アプリケーションの識別子が含まれていない場合、前記選択制限モードと判定することを特徴とすることを特徴とする請求項8に記載のICカード。
  10. ICカードを請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のICカードとして機能させるプログラム。
JP2006023801A 2006-01-31 2006-01-31 Icカード、プログラム Active JP5011738B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006023801A JP5011738B2 (ja) 2006-01-31 2006-01-31 Icカード、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006023801A JP5011738B2 (ja) 2006-01-31 2006-01-31 Icカード、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007206895A JP2007206895A (ja) 2007-08-16
JP5011738B2 true JP5011738B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=38486326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006023801A Active JP5011738B2 (ja) 2006-01-31 2006-01-31 Icカード、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5011738B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4896842B2 (ja) * 2007-09-20 2012-03-14 株式会社東芝 携帯可能電子装置
JP5225054B2 (ja) 2008-12-19 2013-07-03 株式会社東芝 Icカード
US20120095911A1 (en) * 2009-06-16 2012-04-19 Smart Hub Pte. Ltd. Transaction system and method
JP6071677B2 (ja) * 2013-03-21 2017-02-01 株式会社東芝 Icカード、icモジュールおよび携帯可能電子装置
JP6375627B2 (ja) * 2014-01-24 2018-08-22 富士通株式会社 植物栽培装置
KR101929102B1 (ko) 2014-01-24 2018-12-13 후지쯔 가부시끼가이샤 수경 재배 시스템, 수경 재배 방법, 식물 재배 시스템 및 식물 재배 장치
CN113491164B (zh) * 2019-05-02 2024-03-19 捷开通讯(深圳)有限公司 优先传输次序

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19937529A1 (de) * 1999-08-09 2001-03-01 Giesecke & Devrient Gmbh Tragbarer Datenträger und Verfahren zur Nutzung in einer Mehrzahl von Anwendungen
JP2003030596A (ja) * 2001-07-13 2003-01-31 Hitachi Ltd 論理チャネル管理機能付き記憶装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007206895A (ja) 2007-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6035443B2 (ja) 記憶媒体
US7421287B2 (en) Mobile communication terminal and method for managing use-history information
EP2961144B1 (en) Apparatus and method for portable terminal having dual subscriber identity module card
JP5011738B2 (ja) Icカード、プログラム
KR101026247B1 (ko) 복수의 가입자 식별 번호를 저장하는 스마트 카드 및 가입자 식별 번호 설정 방법
JP2008522301A (ja) スマートカード内のアプレットから事前対応型セッションを開始する方法
US7941185B2 (en) Mobile terminal and data display method by individual SIM cards
JP2002374327A (ja) Icカードの空きメモリ容量検知機能付き移動体通信端末
JP2007206893A (ja) Icカード及びインストールシステム
US20100105434A1 (en) Data management method and apparatus using subscriber identity module
JP5209281B2 (ja) 通信端末装置、アクセス制御方法、icカード
EP1650634B1 (en) Method for reliably managing database in GSM/GPRS hybrid terminal and hybrid terminal
KR100734395B1 (ko) 이동 통신 단말기에서 장착카드 데이터 복사 방법 및 그이동 통신 단말기
JP2007174483A (ja) 充電器、通信システムおよび通信制御方法
JP4661455B2 (ja) 携帯端末、そのデータ共有方法およびプログラム
WO2012053194A1 (ja) 加入者識別モジュール及び端末装置
JP2007201775A (ja) Uimカード
JP4767489B2 (ja) 通信装置
JP4967543B2 (ja) 情報記録媒体、情報記録媒体アプリケーション実行方法及びプログラム
JP2009177361A (ja) 通信端末、及びコンピュータプログラム
EP2199909A2 (en) Terminal equipment and application list display method
KR20050081854A (ko) 사용 정보를 관리하는 이동 통신 단말기 및 그 방법
KR100931694B1 (ko) 범용 가입자 식별 모듈 카드의 폰북 데이터 저장 방법 및이를 위한 이동통신 단말기
JP4734838B2 (ja) 情報記録媒体とプログラム、及びコマンド実行制御方法
KR100906771B1 (ko) Ic 카드가 연결된 이동통신 단말기에서의 폰북데이터기록 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110927

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120521

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5011738

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150