JP5010558B2 - 画像形成装置、その印刷制御方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、サンプルプリント機能を有する画像形成装置、その印刷制御方法、及びプログラムに関する。
ソータやスタッカなどのフィニッシャ(後処理装置)を備えた画像形成装置においては、それらのフィニッシャを用いるモードで多量の連続印刷を行っているときに、何らかの原因で用紙に印刷された画像の濃度や位置などに異常が発生しても、オペレータは印刷中にはその異常に気付かず、印刷終了後、フィニッシャ内に収納された用紙を取り出したときに初めて異常に気付くことになり、用紙やトナーが無駄に消費されることがある。
この問題に対処した画像形成装置として、サンプルプリント機能を有する画像形成装置がある。サンプルプリント機能とは、印刷中の用紙の給紙・印刷を同一の印刷データに対して二重に行い、一方の用紙は通常の印刷ジョブの用紙として通常の排紙トレイに排紙し、他方の用紙を画像形成状況の確認がしやすい他の排紙トレイ(サンプルプリント用トレイ)に排紙する機能である。即ち、所定のタイミングで、同一の印刷データに基づく印刷を複数回実行し、印刷済み用紙を通常印刷排紙口及びサンプルプリント排紙口に振り分けて排紙する機能である。排紙口以外の条件を同一として、通常印刷ジョブ排紙口とは異なる排紙口の一つをサンプルプリント排紙口として排紙する機能と言うこともできる。
サンプルプリント機能には、操作パネルからのオペレータの指示に基づいて、その指示と略同時にサンプルプリントを実行する手動サンプルプリント機能、オペレータの操作によらず予め設定された印刷枚数等をインターバルとして自動的にサンプルプリントを実行する自動サンプルプリント機能がある(特許文献1参照)。
特開2007−41505号公報
サンプルプリントは、画像品質など用紙の印刷状況の確認を行うことが目的であるが、画像品質など画像形成状況の変化は、オペレータが消耗品を補給したり、ジャム処理などで内部のユニットを移動させたりした直後に発生することが多い。従って、このときにサンプルプリントを実行することが効果的であるが、一定印刷間隔で自動的にサンプルプリントを行うのでは意図したタイミングとはなり得ず、また、オペレータ操作によるサンプルプリントでは、補給した消耗品や移動させたユニットを使用するタイミングを狙って操作を行わなければならず操作が負担となる。
さらに、サンプルプリント後に通常の印刷を継続してしまうと、本来の印刷のリカバリを行うことができず、また、サンプルプリントされた用紙で画像形成状況の不具合が発生していてもさらにオペレータが画像形成動作の中断操作を行わなければならない上に、中断操作までの間に不具合のある画像形成動作が実行されてしまい、用紙などの消耗品に無駄が発生する。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、その目的は、画像形成状況に不具合が発生する可能性が高い場合を確実に検出すると共に、オペレータによる不具合の有無の確認及び印刷ジョブのリカバリ、並びに用紙などの消耗品の無駄の抑制を可能にすることである。
本発明の画像形成装置は、排紙口以外の条件を同一として、印刷を複数回実行し、印刷済み用紙を通常印刷排紙口及びサンプルプリント排紙口に振り分けて排紙するサンプルプリント機能を有する画像形成装置において、オペレータの作業により発生する画像形成装置の状態変化を検知する検知手段と、前記検知手段で検知される状態変化である消耗品の補給やユニットの物理的移動に対応させて、前記消耗品やユニットを使用する印刷モードを、サンプルプリント関連モードとして記憶する記憶手段と、自動サンプルプリントを行う条件のリストである条件リストを記録する条件リスト記録手段であって、前記検知手段により状態変化が検知されたとき、前記記憶手段を参照して、前記状態変化に対応するサンプルプリント関連モードを前記条件リストに追加し、追加したサンプルプリント関連モードのサンプルプリントが実行されると、該サンプルプリント関連モードを前記条件リストから削除する条件リスト記録手段と、前記条件リスト上の全てのサンプルプリント関連モードと、これから行おうとする印刷の印刷モードを比較し、合致した場合にサンプルプリントを実行するサンプルプリント実行手段と、前記サンプルプリント実行手段が一回目に印刷した用紙をサンプルプリント排紙口に排紙する動作を実行した後、二回目の印刷動作を停止して、印刷動作を再開するか中止するかの選択をオペレータに促す表示を行う手段と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
また、本発明の画像形成装置の印刷制御方法は、排紙口以外の条件を同一として、印刷を複数回実行し、印刷済み用紙を通常印刷排紙口及びサンプルプリント排紙口に振り分けて排紙するサンプルプリント機能を有する画像形成装置の印刷制御方法において、オペレータの作業により発生する画像形成装置の状態変化を検知する検知工程と、前記検知工程で検知される状態変化である消耗品の補給やユニットの物理的移動に対応させて、前記消耗品やユニットを使用する印刷モードを、サンプルプリント関連モードとして記憶する記憶工程と、自動サンプルプリントを行う条件のリストである条件リストを記録する条件リスト記録工程であって、前記検知工程により状態変化が検知されたとき、前記記憶工程で記憶されたデータを参照して、前記状態変化に対応するサンプルプリント関連モードを前記条件リストに追加し、追加したサンプルプリント関連モードのサンプルプリントが実行されると、該サンプルプリント関連モードを前記条件リストから削除する条件リスト記録工程と、前記条件リスト上の全てのサンプルプリント関連モードと、これから行おうとする印刷の印刷モードを比較し、合致した場合にサンプルプリントを実行するサンプルプリント実行工程とを有し、前記サンプルプリント実行工程は、一回目に印刷した用紙をサンプルプリント排紙口に排紙する動作を実行した後、二回目の印刷動作を停止して、印刷動作を再開するか中止するかの選択をオペレータに促す表示を行うことを特徴とする画像形成装置の印刷制御方法である。
[作用]
本発明によれば、画像形成状況に不具合が発生する可能性が高い場合にサンプルプリントを自動で行うときに、一回目の印刷を行ってサンプルプリント排紙口に排紙した後、印刷動作を停止する。
本発明によれば、画像形成状況に不具合が発生する可能性が高い場合を確実に検出すると共に、オペレータによる不具合の有無の確認及び印刷ジョブのリカバリ、並びに用紙などの消耗品の無駄の抑制が可能になる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態の画像形成装置の概略を示す断面図である。この画像形成装置は、用紙に画像を印刷する装置本体400と、装置本体400で印刷された用紙を積載するための大容量スタッカ200と、複数枚の用紙にパンチ穴を開けてリング部材を通すことにより製本するリングバインド製本装置300と、後処理装置であるフィニッシャ100とから構成されており、装置本体400の用紙排紙先の後段に、大容量スタッカ200、リングバインド製本装置300、フィニッシャ100の順に連結されている。
自動原稿送り装置(以後、ADFという)1にある、原稿台2に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、一番上の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。コンタクトガラス6上の原稿は読み取りユニット50の光源51で照明され、その反射光は反射ミラー52,55,56で反射し、集光レンズ53を経て光電変換部54に導入される。読み取りユニット50によってコンタクトガラス6上の原稿の画像データを読み取った後、読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4及び排送ローラ5によって排出される。さらに、原稿セットセンサ7にて原稿台2に次の原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5はモータによって駆動される。
第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット50にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット57からのレーザによって感光体15に書き込まれる。即ち、書き込みユニット57内のレーザダイオードは、読み取りユニット50から渡された画像データに応じてレーザ光を発生し、レーザ光は回転多面鏡58により走査され、レンズ系59を通り、反射ミラー60で反射し、感光体15に到達する。感光体15上に形成された静電潜像は現像ユニット27によって現像される。そして、転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体15上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユニット18によって後段の装置に排出される。現像ユニット27には、図示していない各色トナーボトルがセットされており、各ボトルそれぞれにトナー残量センサが設置されている。
大容量スタッカ200には排紙口として上段スタッカトレイ202と下段スタッカトレイ203と上部トレイ204があり、選択的に排紙することが可能である。また、大容量スタッカ200内に排紙せず、スルーパス搬送路201を経由させてさらに下流の後処理装置に用紙を排紙することができる。
上段スタッカトレイ202と下段スタッカトレイ203はユニット前面に図示しないドアがあり、このドアを開けると、用紙が排紙されたバスケットごと用紙を取り出すことができる。また、上段スタッカトレイ202と下段スタッカトレイ203にはそれぞれ、ドア開センサ206、207と、用紙有無センサ204、205が備わっており、それぞれドアが開いている状態と、用紙の有無を検知することができる。
リングバインド製本装置300は、複数枚の用紙にパンチ穴を開けてリング部材を通すことにより製本するユニットである。製本された用紙は、排紙部301に排紙される。排紙部301には前面にドアがあり、ドアを開けることによって積載された用紙を取り出すことができる。排紙部301には、ドア開センサ302と用紙有無センサ303が備わっており、それぞれドアが開いている状態と、用紙の有無を検知することができる。
後処理装置のフィニッシャ100は、搬送された転写紙をパンチユニット121経由で、切り替え板101により通常排紙ローラ102方向またはステープル処理部方向へ導く事ができる。通常排紙ローラ102方向へ向かった用紙は、切り替え板150により、搬送ローラ103を経由して通常排紙トレイ104側に排紙するか、搬送ローラ151を経由してサンプルトレイ152に排紙する事ができる。ステープル処理部方向へ向かった用紙は、搬送ローラ105、107を経由して、ステープル台108に搬送する事ができる。パンチユニット121は、用紙の所定位置(用紙後端部)に穿孔を行う。
ステープル台108に積載された転写紙は、一枚排紙される毎に紙揃え用のジョガー109によって、紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にステープラ106によって綴じられる。ステープラ106で綴じられた転写紙群は自重によって、ステープル完了排紙トレイ110に収納される。
一方、通常の排紙トレイ104は前後に移動可能な排紙トレイである。前後に移動可能な排紙トレイ部104は、原稿毎、或いは、画像メモリによってソーティングされたコピー部毎に、前後に移動し、簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分けるものである。
サンプルトレイ152は、後述するサンプルプリント済みの用紙を排紙するための専用のトレイ(排紙口)である。ここではサンプルプリント済み用紙の排紙先を専用のトレイとして説明するが、他の目的のトレイと兼用することも可能である。
図2は、本実施形態の画像形成装置本体の機能ブロックを示す図である。
図2の機能ブロックにて示す本実施形態の画像形成装置本体401は、装置全体を制御する制御手段406を有し、この制御手段406によって、装置に画像データを入力する画像入力手段402、画像入力手段402から入力された画像データを蓄積する画像蓄積手段404、画像データを基に用紙に画像を形成する画像印刷手段403、及び利用者が装置への指令やデータ等を入力する操作手段405の各手段を統合、制御する。
画像入力手段402は、スキャナやネットワークインターフェースなどであり、スキャナは、原稿画像の入力手段で、図1を参照して説明した上記の実施形態では、読み取りユニット50である。
画像入力手段402により装置に入力された画像データは、画像印刷手段403で印刷に用いられるか、又は画像蓄積手段404に蓄積される。画像蓄積手段404は、揮発性または不揮発性の記憶装置であり、装置の電源が切られた後でも蓄積された画像データを読み出すためにはハードディスクなどの不揮発性の記憶装置であることが望ましい。
画像印刷手段403は、画像入力手段402から入力された画像データ又は画像蓄積手段404から読み出された画像データを用いて印刷を行う。なお、画像印刷手段403は、図1を参照して説明した上記の実施形態では、書込ユニット57、現像ユニット27、定着ユニット17、第1〜第3給紙装置11〜13、縦搬送ユニット14及び排紙ユニット18であり、これらの手段を動作させることによって、画像形成の処理プロセスに従って印刷出力処理を行う。
制御手段406は、操作手段405で指示された内容などにより、画像入力手段402、画像印刷手段403、画像蓄積手段404の制御を行うと共に、制御結果や機器の状態を操作手段405に表示させる。
図3は、操作手段405で入力に用いるタッチパネルの表示画面を示す図である。この表示画面では、白黒/カラーなどのカラーモードや両面/片面、パンチ、ステープルなどの印刷モードの指定を行うことができる。また、サンプルプリントを指示するためのサンプル出力キー415を備えている。
図4は、図2の制御手段406の内部ブロック図である。
制御手段406は、自動サンプルプリント要因記憶手段408、自動サンプルプリント判断手段409、操作制御手段410、及び画像形成制御手段411を備えている。自動サンプルプリント要因記憶手段408には、図1の各センサからの検知情報が入力される。操作制御手段410は、図2の操作手段405に接続され、画像形成制御手段411は、図2の画像入力手段402、画像印刷手段403、及び画像蓄積手段404に接続されている。
操作手段405でオペレータから指示された内容(以後、印刷モードとする)は、制御手段406に伝達され、操作制御手段410を経由して画像形成制御手段411に伝達される。画像形成制御手段411は、印刷モードの内容に従って、画像入力手段402、画像印刷手段403、画像蓄積手段404を制御し、画像を形成させる。また、画像形成制御手段411は、自動サンプルプリント判断手段409の判断結果に応じて、自動サンプルプリントを実行させる。
自動サンプルプリント判断手段409内には、図5に示されるような自動サンプルプリントを行う要因と条件の一覧が記録された要因リストが保持されている。この要因リストにおいて、「関連センサ」には、装置への消耗品の補給やユニットの物理的な移動を検知するセンサ情報が記録され、検知される消耗品の補給やユニットの移動に関連する印刷モードが「関連モード」として記録されている。「要因名」はサンプルプリントを自動で行ったときの、その理由の表示やログの記録などに利用される。
本実施形態では、要因リストの内容は固定で記録されているものとして扱うが、ユーザにより書き換えを可能としたり、画像形成装置の状態等によって自動的に書き換えを実行したり、動的に内容を変化させる構成でもよい。
自動サンプルプリント要因記憶手段408内には、図6に示されるような、自動サンプルプリントを行う条件を記録するための、条件リストが記録されている。この図の記録内容は、「フルカラー」「給紙先=トレイ1」「ステープル」の3条件が自動サンプルプリントを行う条件となっている例である。自動サンプルプリントを行う条件が満たされると、要因リスト内の「関連モード」が追記され、その「関連モード」に関したサンプルプリントが行われると、条件リストからは削除される。これらの処理の詳細については後述する。
図7は、センサ出力に変化があったときの制御手段406の処理のフローチャートである。
自動サンプルプリント要因記憶手段408は、各センサから通知される検知情報からセンサ出力の変化を検知すると、最初にステップS1で、図5の要因リストの1行目を着目行とし、次いでステップS2で、変化したセンサ出力が要因リストの「関連センサ」と「条件」に合致するか否かを判断する。合致すると判断した場合(S2:Yes)は、ステップS3で、着目行の「関連モード」を図6の条件リストに追記する。
以降、要因リストの全行が着目行となる(ステップS4:Yes)まで、処理を繰り返す(ステップS4:No→S5→S2→S3)。一つの消耗品やユニットが複数の印刷モードに関連する場合があるため、一度条件に合致しても要因リストの最後まで全ての条件の比較を行っている。
図8は、印刷すべき画像データが生成されたとき、その画像データに基づいて用紙に画像を印刷するときの画像形成装置401の処理のフローチャートである。
画像形成制御手段411は、操作制御手段410から渡された印刷モード情報(給紙先、排紙先、印刷色、片面又は両面など)を自動サンプルプリント判断手段409へ送る。自動サンプルプリント判断手段409は、内部に保持しているサンプルプリントスキップフラグ及びサンプルプリントフラグをリセットし(ステップS11、S12)、条件リストの1行目を着目行とする(ステップS13)。
次にステップS14で、これから印刷する用紙の印刷モードが着目行と合致するか否かを判断し、合致する場合は(S14:Yes)、ステップS15で、サンプルプリントフラグをセットし、ステップS16で、着目行の内容を条件リストから削除する。
以後、条件リストの全行が着目行となる(ステップS17:Yes)まで、処理を繰り返す(ステップS17:No→S18→S14〜S16)。用紙1枚の印刷における印刷モードが、条件リスト複数の関連モードに合致する場合があるため、一度条件に合致しても条件リストの最後まで条件の比較を行っている。これにより、条件リストに記録した数だけ必ずサンプルプリントが行われることなく、サンプルプリント条件を満足したままサンプルプリントの枚数を最小に抑えている。
次にサンプルプリントスキップフラグがセット(ステップS19:Yes)、又はサンプルプリントフラグがリセットの場合(ステップS20:NO)は、画像印刷手段403にて通常の印刷を行い、印刷ジョブの排紙口(例えば排紙トレイ104)へ排紙し、印刷処理を終了する(ステップS28)。次の画像の印刷を行うには本処理を改めて行うことになる(リターン→印刷処理)。
サンプルプリントリセットフラグがセットされず(S19:NO)、サンプルプリントフラグがセットされた場合(S20:Yes)は、画像印刷手段403にてサンプルプリントとして印刷を行い、サンプルプリント排紙口(サンプルトレイ152)へ排紙し(ステップS21)、図9に示す確認ダイアログを操作手段405に表示し(ステップS22)、オペレータに以後の処理の選択を促す。
オペレータにより、図9の表示画面の[印刷中止]キー416が押下された場合(ステップS26:Yes)は、印刷中のジョブをキャンセルし(ステップS27)、[継続]キー417が押下された場合(ステップS25:Yes)は、サンプルプリントフラグをリセットする処理(ステップS12)に戻る。[継続(サンプルプリントスキップ)]キー418が押下された場合(ステップS23:Yes)は、サンプルプリントスキップフラグをセットすること(ステップS24)以外は[継続]キー417を押下した場合と同様な処理を行う。
[継続]キー417が押下された場合は条件リストをもう一度精査することにより、確認ダイアログ表示中などに消耗品が補給されたり、ユニット移動が行われたりした場合、同一画像に対してもう一度サンプルプリントを行うことを可能にしている。また[継続(サンプルプリントスキップ)]キー418が押下された場合は、[継続]キー押下時と同様に条件リストをもう一度精査することにより該当する印刷モードを条件リストから削除すると共に、サンプルプリントスキップフラグをセットすることにより、サンプルプリントの実行を抑止する。
印刷する画像が引き続き存在する場合は、サンプルプリントを行わなかった場合と同様に、本処理が改めて行われる。連続印刷を行っているときは装置内に複数の用紙が存在することになるため、本処理は各用紙に対して連続的・多重的に行われることになる。例えばペーパーエンド発生時、通常の印刷を行うはずであったその次の用紙が、用紙を補給されたことによりサンプルプリント対象となり排紙先が変更されることがあるが、画像毎に用紙の給紙に先立って本処理が行われるため問題なく動作する。
本実施形態の画像形成装置は下記(1)〜(4)の特徴を有する。
(1)画像形成装置の状態変化を検知した場合にサンプルプリントを自動で行い、通常の印刷ジョブの排紙トレイへの排紙よりサンプルプリントトレイへの排紙を先に行い、サンプルプリントトレイへの排紙後に印刷動作を一旦停止するため、画像形成状況に不具合が発生する可能性が高い場合に確実にその不具合を検出することができると共に、状態変化が発生した箇所を使用しない印刷の生産性を維持することができる。また、停止中に不具合発生箇所の処置をすることが可能になり、本来の印刷のリカバリを行うことができる。さらに、用紙などの消耗品の無駄を抑えることができる。
(2)停止中にジョブの再開又はキャンセルの選択を行うことができるため、オペレータが画像形成状況に従って処理が可能となる。また、再開された印刷ジョブで再開時の画像をサンプルプリント対象としない選択が可能であるため、停止中に不具合発生箇所の処置を行い、かつサンプルプリントを行う必要がない場合、不用なサンプルプリントが行われることがなく、用紙などの消耗品の無駄を抑えることができる。
(3)消耗品の補給を検知して、その消耗品が次に使用される場合にサンプルプリントを行うため、消耗品自体の不良、補給する消耗品の誤り、消耗品のセット不良などによる画像形成状況の不良を確実に検出することができると共に、不具合発生箇所の処置をすることが可能になり、本来の印刷のリカバリを行うことができる。
(4)ユニットの物理的な移動を検知して、そのユニットが次に使用される場合にサンプルプリントを行うため、ユニットのセット不良などによる画像形成状況の不良を確実に検出することができると共に、不具合発生箇所の処置をすることが可能になり、本来の印刷のリカバリを行うことができる。
本発明の実施形態の画像形成装置の概略を示す断面図である。 本発明の実施形態の画像形成装置本体の機能ブロックを示す図である。 図2の操作手段で入力に用いるタッチパネルの表示画面を示す図である。 図2の制御手段の内部ブロック図である。 自動サンプルプリントを行う要因と条件の一覧を示す図である。 自動サンプルプリントを行う条件を記録するための条件リストを示す図である。 センサ出力に変化があったときの処理のフローチャートである。 印刷すべき画像データが生成されたとき、その画像データに基づいて用紙に画像を印刷するときの処理のフローチャートである。 操作手段に表示される確認ダイアログを示す図である。
符号の説明
400・・・画像形成装置本体、403・・・画像印刷手段、405・・・操作手段、406・・・制御手段、408・・・自動サンプルプリント要因記憶手段、409・・・自動サンプルプリント判断手段、410・・・操作制御手段、411・・・画像形成制御手段、415・・・サンプル出力キー。

Claims (4)

  1. 排紙口以外の条件を同一として、印刷を複数回実行し、印刷済み用紙を通常印刷排紙口及びサンプルプリント排紙口に振り分けて排紙するサンプルプリント機能を有する画像形成装置において、
    オペレータの作業により発生する画像形成装置の状態変化を検知する検知手段と、
    前記検知手段で検知される状態変化である消耗品の補給やユニットの物理的移動に対応させて、前記消耗品やユニットを使用する印刷モードを、サンプルプリント関連モードとして記憶する記憶手段と、
    自動サンプルプリントを行う条件のリストである条件リストを記録する条件リスト記録手段であって、前記検知手段により状態変化が検知されたとき、前記記憶手段を参照して、前記状態変化に対応するサンプルプリント関連モードを前記条件リストに追加し、追加したサンプルプリント関連モードのサンプルプリントが実行されると、該サンプルプリント関連モードを前記条件リストから削除する条件リスト記録手段と、
    前記条件リスト上の全てのサンプルプリント関連モードと、これから行おうとする印刷の印刷モードを比較し、合致した場合にサンプルプリントを実行するサンプルプリント実行手段と、
    前記サンプルプリント実行手段が一回目に印刷した用紙をサンプルプリント排紙口に排紙する動作を実行した後、二回目の印刷動作を停止して、印刷動作を再開するか中止するかの選択をオペレータに促す表示を行う手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載された画像形成装置において、
    印刷動作の再開の選択は、サンプルプリント排紙口に排紙する動作を再び実行するか否かの選択が可能であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 排紙口以外の条件を同一として、印刷を複数回実行し、印刷済み用紙を通常印刷排紙口及びサンプルプリント排紙口に振り分けて排紙するサンプルプリント機能を有する画像形成装置の印刷制御方法において、
    オペレータの作業により発生する画像形成装置の状態変化を検知する検知工程と、
    前記検知工程で検知される状態変化である消耗品の補給やユニットの物理的移動に対応させて、前記消耗品やユニットを使用する印刷モードを、サンプルプリント関連モードとして記憶する記憶工程と、
    自動サンプルプリントを行う条件のリストである条件リストを記録する条件リスト記録工程であって、前記検知工程により状態変化が検知されたとき、前記記憶工程で記憶されたデータを参照して、前記状態変化に対応するサンプルプリント関連モードを前記条件リストに追加し、追加したサンプルプリント関連モードのサンプルプリントが実行されると、該サンプルプリント関連モードを前記条件リストから削除する条件リスト記録工程と、
    前記条件リスト上の全てのサンプルプリント関連モードと、これから行おうとする印刷の印刷モードを比較し、合致した場合にサンプルプリントを実行するサンプルプリント実行工程とを有し、
    前記サンプルプリント実行工程は、一回目に印刷した用紙をサンプルプリント排紙口に排紙する動作を実行した後、二回目の印刷動作を停止して、印刷動作を再開するか中止するかの選択をオペレータに促す表示を行うことを特徴とする画像形成装置の印刷制御方法。
  4. 請求項3に記載された画像形成装置の印刷制御方法の各工程を画像形成装置に実行させるための印刷制御プログラム。
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