JP5010371B2 - 移動ラックの通路開閉制御システム - Google Patents

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Description

この発明は、使用者の認証を経た上で移動ラック間の通路の開放を許諾するセキュリティ機能に優れた移動ラックの通路開閉制御システムに関する。
例えば、医療機関における患者のカルテや各種検査記録のファイル、ビデオやオーディオのテープカセット、CDカセット、企業や各種団体等で保管される様々なファイル、図書館や大規模書店の倉庫に保管される書籍類等を保管するための移動ラックとしては、例えば、複数のラックをレール上に並列配置し、使用時には使用者が手動ハンドルを回すことによって取出対象のラックとこれと隣り合うラックとの間に作業用通路を形成せしめて取出対象のラックから保管物の出し入れを行うように構成されたものが公知である(特許文献1参照)。
ところで、近年、例えば企業や各種団体等においては個人情報は勿論のこと各種情報の管理を厳重に行うことが強く求められるようになってきており、このような背景から、移動ラックとしてもセキュリティ機能を備えたものが提案されている。
例えば、隣接するラック間に跨った状態で当該ラック同士を連結する連結手段と、隣接するラック間が閉止している状態で連結手段の形状を拘束する拘束手段と、各通路ごとに予め登録された認証情報が取得確認された場合にのみ作動して拘束手段による連結手段の拘束状態を解除する解除手段とを備えた構成の移動ラック装置が提案されている(特許文献2参照)。
また、ラックの移動方向一端側における奥行き方向略中央位置に作動子を有するロック機構を設け、他端側における対応位置にロック受け部を設ける一方、ラックの移動方向と直交する外側面に錠前にて操作可能な操作部を、またラックの一部に前記操作部に入力される操作力を前記ロック機構に伝達する伝達機構をそれぞれ設けておき、少なくとも隣接するラック同士を閉止して一方のラックに付帯するロック機構の作動子を他方のラックに付帯するロック受け部に離反し得ないように係合させた状態から、前記操作部に対して解錠操作がなされた際にロック機構の作動子を隣接するラックのロック受け部から解離させ得るように構成した移動ラック装置が提案されている(特許文献3参照)。
特開2000−37238号公報 特開2007−7198号公報 特開2007−7212号公報
しかしながら、上記特許文献2に記載の移動ラック装置では、認証が完了して作業用通路が確保されて使用者が作業を行った後、この使用者が仮に作業用通路を閉鎖する操作を忘れた場合には、作業用通路が開放状態であるから、セキュリティ機能が失われるという問題を生じる。
また、上記特許文献3に記載の移動ラック装置においても、同様に、使用者が錠前によりロック状態を解除して作業用通路を開放して作業を行った後、この使用者が仮に作業用通路を閉鎖する操作を忘れた場合には、作業用通路が開放状態であるから、セキュリティ機能が失われるという問題を生じる。
この発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、使用者の認証機構を備えていてセキュリティ機能に優れると共に、作業用通路が開かれた状態で放置されるような事態を十分に防止することのできる、移動ラックの通路開閉制御システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
[1]前後方向に移動可能となされ、前後方向に集積状態に並列配置可能となされた複数の移動ラックと、
前記各移動ラックのそれぞれに設けられ、移動ラックを前後方向に移動させる駆動手段と、
使用者の識別情報及び使用対象の移動ラックがどれであるかに関する情報を入力できる入力手段と、
前記入力手段に入力された使用者の識別情報を、予め登録された登録識別情報と照合して合致するか否か判断する認証手段と、
前記認証手段が合致すると判断した場合に、使用対象の移動ラックとこれに隣り合う前方の又は後方の移動ラックとの間に作業用通路を開くように前記駆動手段が駆動することを許容する一方、前記認証手段が合致しないと判断した場合に、前記駆動手段の駆動を阻止するように制御する制御手段と、
前記駆動手段の駆動によって隣り合う一対の移動ラック間に作業用通路が形成されることに対応して時間の計測を開始し、所定時間が経過した時に作業用通路が存在する場合には音等により警告情報を提供する警告手段と、
を備えることを特徴とする移動ラックの通路開閉制御システム。
[2]前後方向に移動可能となされ、前後方向に集積状態に並列配置可能となされた複数の移動ラックと、
前記各移動ラックのそれぞれに設けられ、移動ラックを前後方向に移動させる駆動手段と、
使用者の識別情報及び使用対象の移動ラックがどれであるかに関する情報を入力できる入力手段と、
前記入力手段に入力された使用者の識別情報を、予め登録された登録識別情報と照合して合致するか否か判断する認証手段と、
前記認証手段が合致すると判断した場合に、使用対象の移動ラックとこれに隣り合う前方の又は後方の移動ラックとの間に作業用通路を開くように前記駆動手段を駆動せしめる一方、前記認証手段が合致しないと判断した場合に、前記駆動手段を駆動させないように制御する制御手段と、
前記駆動手段の駆動によって隣り合う一対の移動ラック間に作業用通路が形成されることに対応して時間の計測を開始し、所定時間が経過した時に作業用通路が存在する場合には音等により警告情報を提供する警告手段と、
を備えることを特徴とする移動ラックの通路開閉制御システム。
[3]前記警告手段は、前記警告情報を提供した後に、使用者の識別情報が前記入力手段に入力され、前記認証手段が合致すると認証した場合は、時間の計測を再び開始し、所定時間が経過した時に作業用通路が存在する場合には音等により警告情報を再び提供するものとなされている前項1または2に記載の移動ラックの通路開閉制御システム。
[4]前後方向に集積状態に並列配置された隣り合う移動ラック同士を前後方向に開離しないように機械的にロックするロック手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記認証手段が合致すると判断した場合に、前記ロック手段によるロック状態を解除する一方、前記認証手段が合致しないと判断した場合に、前記ロック手段によるロック状態を維持するように制御する前項1〜3のいずれか1項に記載の移動ラックの通路開閉制御システム。
[5]前記制御手段は、いずれか一対の隣り合う移動ラック間に作業用通路が確保された状態時には、他の隣り合う移動ラック間に作業用通路を開くことができないように制御する前項1〜4のいずれか1項に記載の移動ラックの通路開閉制御システム。
[6]前記入力手段は、非接触型ICカードを介して使用者の識別情報を読み取るように構成されている前項1〜5のいずれか1項に記載の移動ラックの通路開閉制御システム。
[7]前記入力手段は、前記各移動ラックのそれぞれに設けられ、使用者が非接触型ICカードを前記入力手段の読み取り部に近づける操作を行うことにより、使用者の識別情報及び使用対象の移動ラックがどれであるかに関する情報の両方を前記入力手段に入力できるものとなされている前項6に記載の移動ラックの通路開閉制御システム。
[8]前記登録識別情報は、前記各移動ラック毎に個別に登録・非登録の区分けがなされており、
前記認証手段は、前記入力手段に入力された使用者の識別情報を、当該使用対象の移動ラックについて予め登録されている登録識別情報と照合して合致するか否か判断する前項1〜7のいずれか1項に記載の移動ラックの通路開閉制御システム。
[9]隣り合う一対の移動ラックのうちの少なくとも一方の移動ラックの側面に閉鎖指示手段が設けられ、
相互間に作業用通路が確保された隣り合う一対の移動ラックに設けられた閉鎖指示手段を操作することにより前記作業用通路を閉鎖するように前記駆動手段を駆動せしめ得るものとなされている前項1〜8のいずれか1項に記載の移動ラックの通路開閉制御システム。
[1]の発明では、入力手段に入力された使用者の識別情報を、予め登録された登録識別情報と照合して合致するか否か判断する認証手段と、認証手段が合致すると判断した場合に、使用対象の移動ラックとこれに隣り合う前方の又は後方の移動ラックとの間に作業用通路を開くように駆動手段が駆動することを許容する一方、認証手段が合致しないと判断した場合に、駆動手段の駆動を阻止するように制御する制御手段と、を備えた構成であるから、認証された使用者にのみ作業用通路を開くものとなり、セキュリティ機能に優れている。更に、駆動手段の駆動によって隣り合う一対の移動ラック間に作業用通路が形成されることに対応して時間の計測を開始し、所定時間が経過した時に作業用通路が存在する場合には音等により警告情報を提供する警告手段を備えるから、セキュリティ性能をより向上させることができる。なお、この[1]の発明では、駆動手段の駆動は、例えば、開閉操作ボタンの操作により行われるものであっても良いし、手動操作により行われるものであっても良いし、或いはこれら別途の操作を要することなく、認証がされるとそのまま作業用通路が形成されるものであっても良い。
[2]の発明では、入力手段に入力された使用者の識別情報を、予め登録された登録識別情報と照合して合致するか否か判断する認証手段と、認証手段が合致すると判断した場合に使用対象の移動ラックとこれに隣り合う前方の又は後方の移動ラックとの間に作業用通路を開くように駆動手段を駆動せしめる一方、認証手段が合致しないと判断した場合に駆動手段を駆動させないように制御する制御手段と、を備えた構成であるから、認証された使用者にのみ作業用通路を開くものとなり、セキュリティ機能に優れている。また、認証がされると、例えば開閉操作ボタンの操作や、前記特許文献2、3のような作業用通路を開くための手動操作等の別途の操作を要することなく、そのまま作業用通路が形成されるので、作業用通路を形成するための操作が非常に簡便であり、作業用通路形成までの時間も短いという利点を有する。即ち、入力手段への入力操作を行うだけで作業用通路が形成されるので、作業用通路を形成するための操作が非常に簡便であり、作業用通路形成までの時間も短い。更に、駆動手段の駆動によって隣り合う一対の移動ラック間に作業用通路が形成されることに対応して時間の計測を開始し、所定時間が経過した時に作業用通路が存在する場合には音等により警告情報を提供する警告手段を備えるから、セキュリティ性能をより向上させることができる。
[3]の発明では、警告手段は、前記警告情報を提供した後に、使用者の識別情報が入力手段に入力され、認証手段が合致すると認証した場合は、時間の計測を再び開始し、所定時間が経過した時に作業用通路が存在する場合には音等により警告情報を再び提供するものとなされているから、セキュリティ性能をより一層向上させることができる。
[4]の発明では、機械的にロックするロック手段をさらに備え、制御手段は、認証手段が合致すると判断した場合にロック手段によるロック状態を解除する一方、認証手段が合致しないと判断した場合にロック手段によるロック状態を維持するように制御するので、セキュリティ性能をさらに向上させることができる。
[5]の発明では、制御手段は、いずれか一対の隣り合う移動ラック間に作業用通路が確保された状態時には、他の隣り合う移動ラック間に作業用通路を開くことができないように制御するので、ある特定の移動ラックが開放されて作業用通路が確保された状態にある時に、前記特定の移動ラックについて使用を許可されていない使用者が、使用を許可されている他の移動ラックを開放してその作業用通路に入り込んだ時に、許可されてない前記特定の移動ラックの保管物が見えてしまうようなこと等を防止することができ、セキュリティ性能をさらに向上させることができる。
[6]の発明では、入力手段は、非接触型ICカードを介して使用者の識別情報を読み取るように構成されているから、入力手段にICカードをかざすだけで使用者の識別情報を入力することができ、このように使用者の識別情報の入力手段への入力が極めて簡単であるし、入力操作時間も極めて短いという利点を有する。
[7]の発明では、入力手段は、各移動ラックのそれぞれに設けられているから、使用者が非接触型ICカードを入力手段の読み取り部に近づける操作を行うことにより、使用者の識別情報及び使用対象の移動ラックがどれであるかに関する情報の両方を入力手段に入力することができる。このように使用者の識別情報及び使用対象の移動ラックに関する情報の入力手段への入力が極めて簡単であるし、入力操作時間も極めて短いという利点を有する。
[8]の発明では、登録識別情報は、各移動ラック毎に個別に登録・非登録の区分けがなされており、認証手段は、入力手段に入力された使用者の識別情報を、当該使用対象の移動ラックについて予め登録されている登録識別情報と照合して合致するか否か判断するように構成されているから、各移動ラック毎に各使用者の認証(登録確認)を行うことができ、より高度な情報管理を実現することができてセキュリティ機能をさらに高めることができる。
[9]の発明では、閉鎖指示手段を操作しない限り作業用通路は閉鎖されないので、使用者の安全を十分に確保できる。また、使用者が移動ラックの側面に設けられた閉鎖指示手段を操作することにより作業用通路を閉鎖するので、使用者が閉鎖時に移動ラック間に挟まれる等の事故を十分に防止することができて、安全性を向上できる。
この発明に係る移動ラックの通路開閉制御システム(1)の一実施形態を図1に示す。また、この通路開閉制御システム(1)の概略構成のブロック図を図3に示す。これらの図において、(2)は移動ラック、(3)は駆動手段、(4)は入力手段、(5)は認証手段、(6)は制御手段、(7)はロック手段、(8)は警告手段、(9)は閉鎖指示手段である。
図1に示すように、前後方向の最も後側位置に床面に固定された固定ラック(12)が配置され、該固定ラック(12)の前方位置に並列状態に第1移動ラック(2A)が配置され、該第1移動ラック(2A)の前方位置に並列状態に第2移動ラック(2B)が配置され、該第2移動ラック(2B)の前方位置に並列状態に第3移動ラック(2C)が配置され、該第3移動ラック(2C)の前方位置に並列状態に第4移動ラック(2D)が配置され、該第4移動ラック(2D)の前方位置に並列状態に第5移動ラック(2E)が配置されている。これら前後方向に並列配置された第1〜5移動ラック(2A)(2B)(2C)(2D)(2E)は、いずれも床面に敷設されたレール(11)(11)の上に載置されており、該レール(11)(11)に沿って前後方向に移動可能となされている。
前記移動ラック(2A)(2B)(2C)(2D)(2E)は、いずれも外側の筐体(14)の内側に複数段、複数列に棚板(15)が取り付けられており、移動ラックの前面側または後面側の開口部から収納物の出し入れを行い得るものとなされている。
前記第1〜5移動ラック(2A)(2B)(2C)(2D)(2E)のそれぞれに駆動モータ等からなる駆動手段(3A)(3B)(3C)(3D)(3E)が設けられている。これら駆動手段(3)は、該駆動手段が設けられた当該移動ラック(2)を前後方向に移動させるための駆動装置である。即ち、前記移動ラック(2A)(2B)(2C)(2D)(2E)は、筐体(14)の下面に台車を有し、この台車に装備された車輪を前記駆動手段(3)によりレール(11)に沿って電動走行駆動させることによって、前記移動ラック(2)を前後方向に移動させることができる。
なお、図1において、(10)は、隣り合う移動ラック(2)間に渡して設けられた電気及び信号等伝送用の配線アームである。
前記ロック手段(7A)(7B)(7C)(7D)(7E)は、前後方向に集積状態に並列配置された隣り合う移動ラック(2)同士を前後方向に離間しないように機械的にロックする手段である。
前記ロック手段(7A)(7B)(7C)(7D)(7E)は、いずれも、隣り合う移動ラックの台車フレーム(16)の対向面に、隣り合うラック同士を開離不能に連結する前後一対のロック装置からなる。このロック手段(7)は、各ラック(2)の左右方向(走行方向と直交する方向)の両端部に1個づつ、各1対装備されている(図1参照)。なお、前記ロック手段(7)は、例えば、隣り合うラック間に3個以上装備せしめても良いし、或いは左右方向の中央部に1個だけ装備せしめても良い。
しかして、第2移動ラック(2B)と第3移動ラック(2C)を開離不能に連結するロック手段(7C)について図4、5を参照しつつ詳述する。このロック手段(7C)は、第2移動ラック(2B)の台車フレーム(16)の前面から先端のフック部(71a)が前方側に突出するように配置された雄連結部(71)と、第3移動ラック(2C)の台車フレーム(16)の背面に後方側に突出するように取り付けられた略半環状体からなる雌連結部(72)とを備えてなる。(73)は、前記雄連結部(71)の先端側突出部を保護するための保護カバーである。
前記雄連結部(71)の基端部は、前記第2移動ラック(2B)の台車フレーム(16)の内部に固定されたロータリーソレノイド(74)に回転自在に枢支されたシャフト(76)に固定されている(図4〜6参照)。前記ロータリーソレノイド(74)は、内部のコイルに直流電圧を加えることによって、アマチュアプレート(75)を一定角度(例えば図5で時計回転方向に25度)だけ瞬時に回転動作させることができるものであり、このアマチュアプレート(75)の一定角度の回転に伴って該プレート(75)に接合されたシャフト(76)も同じ一定角度回転する。しかして、図5(a)に示すような雄連結部(71)の先端のフック部(71a)が前記雌連結部(72)の孔に上方側から係合されたロック状態において、前記ロータリーソレノイド(74)の内部のコイルに直流電圧を加えると、前記シャフト(76)に固定された雄連結部(71)が図5における時計回転方向に一定角度瞬時に回動し、これにより雄連結部(71)のフック部(71a)が雌連結部(72)に係合されたロック状態が解除される(図5(b)参照)。また、図5(b)のようなロック解除状態において前記ロータリーソレノイド(74)の内部のコイルへの直流電圧の印加を停止すると、前記シャフト(76)に固定された雄連結部(71)が図5で反時計回転方向に一定角度瞬時に回動し、これにより図5(a)に示すような雄連結部(71)のフック部(71a)が雌連結部(72)に係合されたロック状態になる。このようにロータリーソレノイド(74)内部のコイルへの直流電圧の印加・非印加を制御することによって、ロック手段(7B)のロック解除操作及びロック操作を行うことができる。
なお、他のロック手段(7A)(7C)(7D)(7E)も、前述したロック手段(7B)と同様の構成である。
図1、2において、(17)はキー操作部である。停電やシステムの故障時等の緊急時には、このキー操作部(17)の鍵穴に適合キーを挿入して操作することによってロック手段(7)のロック状態を強制解錠することができる。
前記入力手段(4A)(4B)(4C)(4D)(4E)は、各移動ラック(2A)(2B)(2C)(2D)(2E)に設けられている。これら入力手段(4A)(4B)(4C)(4D)(4E)は、いずれも非接触型ICカード用の読み取り部(41A)(41B)(41C)(41D)(41E)を備えている。このように入力手段(4A)(4B)(4C)(4D)(4E)は、各移動ラック(2A)(2B)(2C)(2D)(2E)にそれぞれ設けられているので、使用者が非接触型ICカード(13)をいずれかの入力手段(4)の読み取り部(41)に近づける操作を行うだけで、使用者の識別情報及び使用対象の移動ラック(2)がいずれであるかに関する情報の両方を前記入力手段(4)に入力することができる。
前記認証手段(5)は、前記入力手段(4)に入力された使用者の識別情報を、予め登録された登録識別情報と照合して合致するか否か判断する。本実施形態では、前記予め登録された登録識別情報は、前記移動ラック(2)毎に個別に登録・非登録の区分けがなされているので、前記認証手段(5)は、前記入力手段(4)に入力された使用者の識別情報を、当該使用対象の移動ラック(2)について予め登録された登録識別情報と照合して合致するか否か判断する。これにより、各移動ラック(2)毎に各使用者の認証(登録確認)を行うことができる。前記登録識別情報としては、特に限定されるものではないが、例えば数字及びアルファベットで構成された数桁の数字文字列等が挙げられる。
前記制御手段(6)は、前記認証手段(5)が合致すると判断した場合には、前記ロック手段(7)によるロック状態を解除すると共に使用対象の移動ラックとこれに隣り合う前方の又は後方の移動ラックとの間に作業用通路(Q)を開くように駆動手段(3)を駆動せしめる一方、前記認証手段(5)が合致しないと判断した場合には、前記ロック手段(7)によるロック状態を維持するように制御すると共に駆動手段(3)を駆動させないように制御する。
本実施形態では、前記制御手段(6)は、いずれか1つの移動ラック(2A)に設けられた主制御部(60)と、各移動ラック(2)毎に設けられた副制御部(61A)(61B)(61C)(61D)(61E)とを備えてなる。
前記制御手段(6)は、いずれか一対の隣り合う移動ラック(2)(2)間に作業用通路(Q)が確保された状態時には、他の隣り合う移動ラック(2)(2)間に作業用通路(Q)を開くことができないように制御するものとなされている。
前記警告手段(8)は、第1移動ラック(2A)に設けられている。この警告手段(8)は、制御手段(6)の制御によって隣り合う一対の移動ラック(2)(2)間に作業用通路(Q)が開かれ始めたことに対応して、即ち駆動手段(3)の駆動開始と同時に、時間の計測を開始し、所定時間が経過した時に作業用通路(Q)が存在する場合には警告音や警告音声等により警告情報を提供する。なお、作業用通路(Q)が存在するか否かは、通路開放検知センサ(図示省略)によって検知するものとなされている。
また、前記警告手段(8)は、前記警告情報を提供した後に、使用者が該警告情報への対応として非接触型ICカード(13)を当該移動ラック(2)の入力手段(4)の読み取り部(41)に近づける操作を行うことによって使用者の識別情報が前記入力手段(4)に入力された場合は、前記時間計測をリセットすると共に新たに時間の計測を開始し、所定時間が経過した時に作業用通路(Q)が存在する場合には警告音や警告音声等により警告情報を再び提供するように構成されている。
前記閉鎖指示手段(9)として、本実施形態では、閉鎖指示用スイッチ(押しボタン)が用いられている。この閉鎖指示手段(9A)(9B)(9C)(9D)(9E)は、各移動ラック(2)の一方の側面の後端側縁部及び前端側縁部に設けられている。しかして、相互間に作業用通路(Q)が確保された隣り合う一対の移動ラック(2)(2)のうちのいずれか一方の移動ラックの閉鎖指示手段(9)を操作する(押す)と、これが制御手段(6)の主制御部(60)に伝達され、この主制御部(60)から当該移動ラック(2)の副制御部(61)を介しての指示により、前記作業用通路(Q)を閉鎖するように当該駆動手段(3)を駆動させることができる。こうして、前記閉鎖指示手段(9)を操作することにより、作業用通路(Q)を閉鎖することができる。
上記のように作業用通路(Q)が閉鎖されると、前記通路開放検知センサによって通路が閉鎖されたことが検知され、この検知内容が前記制御手段(6)の主制御部(60)に伝達され、該主制御部(60)から当該副制御部(61)を介して当該ロータリーソレノイド(74)の内部のコイルへの直流電圧の印加を停止せしめる。これにより相互間の作業用通路(Q)が閉鎖され集積状態にある隣り合う一対の移動ラック(2)(2)同士がロック手段(7)によって開離しないようにロックされる。
次に、前記移動ラックの通路開閉制御システム(1)の開閉制御等のアルゴリズムについて図7及び図8のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、以下の説明及び図面において「ステップ」を「S」と略記する。
なお、基本の初期状態としては、移動ラック(2A)(2B)(2C)(2D)(2E)は、図2(a)に示すように、前後方向に集積状態に配置された状態にある。且つ、これら前後方向に集積状態に配置された隣り合うラック(2)(12)同士が前後方向に離間しないようにロック手段(7A)(7B)(7C)(7D)(7E)によってロックされた状態にある(図2(a)参照)。
しかして、まず、S1にて、制御手段(6)から入力手段(4)へ入力データのチェック要求指示を送信する。
次のS2では、入力手段(4)において読み取ったカードデータ情報(使用者の識別情報等)があるか否か判断する。カードデータ情報があると判断した場合は(S2でYES)、S3に進む。カードデータ情報がないと判断した場合は(S2でNO)、S9に進む。なお、使用者がラックを使用するために入力手段(4)の読み取り部(41)に非接触型ICカード(13)を近づける操作を行っていれば、前記入力手段(4)にカードデータ情報(使用者の識別情報等)が存在する。
S9では、入力手段(4)から制御手段(6)へ読み取ったカードデータ情報がないことを伝達し、S10に進む。S10では、次の入力手段(4)へ制御を移行させて前記S1に進む(戻る)。
S3では、前記入力手段(4)で読み取ったカードデータ情報(使用者の識別情報等)を入力手段(4)から認証手段(5)へ送信し、S4に進む。
S4では、認証手段(5)において、送信されてきた使用者の識別情報を、予め登録された登録識別情報と照合して合致するか否か判断する。即ち、認証手段(5)において、送信されてきた使用者の識別情報を、当該使用対象の移動ラック(2)について予め個別に登録された登録識別情報と照合して合致するか否か判断し、合致すると判断した場合は(S4でYES)、S5に進み、合致しないと判断した場合は(S4でNO)、S11に進む。
S11では、制御手段(6)から当該入力手段(4)へ照合不一致であることを信号送信し、S12に進む。
S12では、前記照合不一致信号に基づいて、当該入力手段(4)に設けられた液晶表示部においてエラーである旨表示し、S13に進む。S13では、次の入力手段(4)へ制御を移行させて前記S1に進む(戻る)。
S5では、制御手段(6)からロック手段(7)へロック解除命令を送信し、S6に進む。なお、前記ロック解除命令に応じて当該ロック手段(7)においてロック状態が解除される。即ち、ロック解除命令を受けて当該ロック手段(7)のロータリーソレノイド(74)の内部のコイルに直流電圧が印加され、シャフト(76)に固定された雄連結部(71)が図5における時計回転方向に一定角度瞬時に回動し、雄連結部(71)と雌連結部(72)との係合ロック状態が解除される(図5(b)参照)。
S6では、制御手段(6)においてロック解除の完了を確認し、S7に進む。即ち、ロック解除検知センサ(図示省略)によって、ロック手段(7)によるロック状態が解除されたことが検知され、この検知内容が制御手段(6)に伝達されることで、制御手段(6)においてロック解除の完了を確認する。
S7では、制御手段(6)から駆動手段(3)へ通路開放命令を送信し、次のS8に進む。
S8では、前記通路開放命令に応じて当該駆動手段(3)が作業用通路(Q)を開くように駆動を開始し、S14に進む。なお、この駆動手段(3)の駆動により図2(b)に示すように作業用通路(Q)が確保される。
S14では、前記駆動手段(3)の駆動の開始と同時に、警告手段(8)において5分タイマーを始動させ、S15に進む。
S15では、警告手段(8)においてタイマー始動から5分経過したかどうか判断する。5分経過した場合は(S15でYES)、S23に進み、5分経過していない場合は(S15でNO)、S16に進む。
S23では、警告手段(8)が警告ブザーを鳴らし、S24に進む。
S24では、制御手段(6)から入力手段(4)へ入力データのチェック要求指示を送信し、S25に進む。
S25では、入力手段(4)において読み取ったカードデータ情報(使用者の識別情報等)があるか否か判断する。カードデータ情報があると判断した場合は(S25でYES)、S26に進む。カードデータ情報がないと判断した場合は(S25でNO)、S16に進む。前記警告手段(8)による警告への対応として使用者が前記入力手段(4)の読み取り部(41)に非接触型ICカード(13)を近づける操作を行っていれば、前記入力手段(4)にカードデータ情報(使用者の識別情報等)が存在する。
S26では、前記入力手段(4)で読み取ったカードデータ情報(使用者の識別情報等)を入力手段(4)から認証手段(5)へ送信し、S27に進む。
S27では、認証手段(5)において、送信されてきた使用者の識別情報を、予め登録された登録識別情報と照合して合致するか否か判断する。即ち、認証手段(5)において、送信されてきた使用者の識別情報を、当該使用対象の移動ラック(2)について予め個別に登録された登録識別情報と照合して合致するか否か判断し、合致すると判断した場合は(S27でYES)、S28に進み、合致しないと判断した場合は(S27でNO)、S16に進む。この照合により、登録認定された正当な使用者が作業用通路(Q)においてさらに継続して作業をする意向を示したことの確認を行うことができる。
S28では、警告手段(8)が警告ブザーを停止して警告音を無くし、S14に進む(戻る)。
また、S16では、制御手段(6)において、移動ラックの移動を非常停止するラック安全装置(図示しない)の作動状況を確認し、非作動状態を確認した場合は(S16でYES)、S17に進み、作動状態を確認した場合は(S16でNO)、S15に進む(戻る)。
S17では、制御手段(6)において、通路開放が完了しているか否か確認する。なお、通路開放が完了しているか否かは、前記通路開放検知センサによって検知され、この検知内容が制御手段(6)に伝達される。制御手段(6)において、通路開放完了を確認した場合は(S17でYES)、S18に進み、通路開放完了を確認できなかった場合は(S17でNO)、S15に進む(戻る)。
S18では、制御手段(6)において、通路開放状態を固定するための通路開放ロック状態がリセットされているか否か確認する。使用者が作業用通路(Q)での作業を終了して前記閉鎖指示手段(9)を操作した場合には直ちに通路開放ロック状態が解除される(リセットされる)ので、該リセットの有無確認により、使用者の作業用通路(Q)閉鎖の意志を確認することができる。ここで、ロックリセットを確認した場合は(S18でYES)、S19に進み、ロックリセットを確認できなかった場合は(S18でNO)、S15に進む(戻る)。なお、前記通路開放ロック状態は、駆動手段(3)の駆動モータの強制的な回転阻止制御によって実現される。
S19では、警告手段(8)において(始動状態にある)タイマーを停止し、S20に進む。
S20では、制御手段(6)から駆動手段(3)へ通路閉鎖命令を送信し、次のS21に進む。なお、前記通路閉鎖命令に応じて当該駆動手段(3)が駆動して作業用通路(Q)が閉鎖される(図2(c)参照)。
S21では、制御手段(6)において前記ラック安全装置の非作動を確認し、S22に進む。
S22では、制御手段(6)において前記通路開放検知センサを介して通路閉鎖完了を確認し、S29に進む。
S29では、制御手段(6)からロック手段(7)へロック命令を送信し、S10に進む(戻る)。こうして、前後方向に集積状態に並列配置された隣り合うラック(2)(12)同士が前後方向に離間しないようにロック手段(7A)(7B)(7C)(7D)(7E)によってロックされた初期状態に戻る(図2(c)参照)。
このように、上記通路開閉制御システム(1)によれば、認証された使用者にのみ作業用通路(Q)を開くから、セキュリティ機能に優れている。また、本実施形態では、入力手段(4)は、非接触型ICカード(13)を介して使用者の識別情報を読み取るように構成されているから、入力手段(4)にICカード(13)をかざすだけで使用者の識別情報を入力することができる。更に、本実施形態では、入力手段(4)は、各移動ラック(2)のそれぞれに設けられているから、使用者が非接触型ICカード(13)を入力手段(4)の読み取り部(41)に近づける操作を行うだけで、使用者の識別情報及び使用対象の移動ラックがどれであるかに関する情報の両方を入力手段(4)に入力することができる。更に、本実施形態では、登録識別情報は、各移動ラック(2)毎に個別に登録・非登録の区分けがなされており、認証手段(5)は、入力手段(4)に入力された使用者の識別情報を、当該使用対象の移動ラックについて予め登録されている登録識別情報と照合して合致するか否か判断するので、各移動ラック(2)毎に各使用者の認証(登録確認)を行うことができ、より高度な情報管理を行うことができてセキュリティ機能をさらに高めることができる。
更に、本実施形態では、使用者が非接触型ICカード(13)を入力手段(4)の読み取り部(41)に近づける操作を行って認証手段(5)により認証されると、例えば開閉操作ボタンの操作や手動操作等の別途の操作を要することなく、自動的に作業用通路(Q)が形成されるので、作業用通路(Q)を形成するための操作が非常に簡単であり、作業用通路(Q)形成までの時間も短いという利点を有する。
なお、上記実施形態のように認証手段(5)により認証されると別途の操作を要することなく自動的に駆動手段(3)が駆動して作業用通路(Q)が形成される構成であるのが好ましいが、特にこのような構成に限定されるものではなく、前記駆動手段(3)の駆動は、例えば、開閉操作ボタンの操作により開始されるものであっても良いし、手動操作により開始されるものであっても良い。
この発明に係る移動ラックの通路開閉制御システムの一実施形態を1つの作業用通路を開いた状態で示す斜視図である。 移動ラックの移動状態を示す概略側面図であり、(a)は全ての隣り合うラックが前後方向に集積状態に並列配置された状態、(b)は非接触型ICカードを入力手段の読み取り部にかざすことにより隣り合う一対の移動ラック間に作業用通路を確保した状態、(c)は閉鎖指示手段を操作して作業用通路を閉じて元の集積状態に戻した状態をそれぞれ示す。 移動ラックの通路開閉制御システムの概略構成を示すブロック図である。 ロック手段及びその近傍を示す平面図である。 ロック手段及びその近傍を一部を断面で示す側面図であり、(a)はロック手段によるロック状態、(b)はロック手段のロックが解除された状態をそれぞれ示す。 ロータリーソレノイドを示す図であって、(a)は正面図、(b)は右側面図である。 通路開閉制御システムにおける開閉制御等のアルゴリズムを示す第1のフローチャート図である。 通路開閉制御システムにおける開閉制御等のアルゴリズムを示す第2のフローチャート図である。
符号の説明
1…移動ラックの通路開閉制御システム
2…移動ラック
3…駆動手段
4…入力手段
5…認証手段
6…制御手段
7…ロック手段
8…警告手段
9…閉鎖指示手段
41…読み取り部
60…主制御部
61…副制御部
Q…作業用通路

Claims (8)

  1. 前後方向に移動可能となされ、前後方向に集積状態に並列配置可能となされた複数の移動ラックと、
    前記各移動ラックのそれぞれに設けられ、移動ラックを前後方向に移動させる駆動手段と、
    使用者の識別情報及び使用対象の移動ラックがどれであるかに関する情報を入力できる入力手段と、
    前記入力手段に入力された使用者の識別情報を、予め登録された登録識別情報と照合して合致するか否か判断する認証手段と、
    前記認証手段が合致すると判断した場合に、使用対象の移動ラックとこれに隣り合う前方の又は後方の移動ラックとの間に作業用通路を開くように前記駆動手段が駆動することを許容する一方、前記認証手段が合致しないと判断した場合に、前記駆動手段の駆動を阻止するように制御する制御手段と、
    前記駆動手段の駆動によって隣り合う一対の移動ラック間に作業用通路が形成されることに対応して時間の計測を開始し、所定時間が経過した時に作業用通路が存在する場合には音等により警告情報を提供する警告手段と、
    を備え
    前記警告手段は、前記警告情報を提供した後に、使用者の識別情報が前記入力手段に入力され、前記認証手段が合致すると認証した場合は、時間の計測を再び開始し、所定時間が経過した時に作業用通路が存在する場合には音等により警告情報を再び提供するものとなされていることを特徴とする移動ラックの通路開閉制御システム。
  2. 前後方向に移動可能となされ、前後方向に集積状態に並列配置可能となされた複数の移動ラックと、
    前記各移動ラックのそれぞれに設けられ、移動ラックを前後方向に移動させる駆動手段と、
    使用者の識別情報及び使用対象の移動ラックがどれであるかに関する情報を入力できる入力手段と、
    前記入力手段に入力された使用者の識別情報を、予め登録された登録識別情報と照合して合致するか否か判断する認証手段と、
    前記認証手段が合致すると判断した場合に、使用対象の移動ラックとこれに隣り合う前方の又は後方の移動ラックとの間に作業用通路を開くように前記駆動手段を駆動せしめる一方、前記認証手段が合致しないと判断した場合に、前記駆動手段を駆動させないように制御する制御手段と、
    前記駆動手段の駆動によって隣り合う一対の移動ラック間に作業用通路が形成されることに対応して時間の計測を開始し、所定時間が経過した時に作業用通路が存在する場合には音等により警告情報を提供する警告手段と、
    を備え
    前記警告手段は、前記警告情報を提供した後に、使用者の識別情報が前記入力手段に入力され、前記認証手段が合致すると認証した場合は、時間の計測を再び開始し、所定時間が経過した時に作業用通路が存在する場合には音等により警告情報を再び提供するものとなされていることを特徴とする移動ラックの通路開閉制御システム。
  3. 前後方向に集積状態に並列配置された隣り合う移動ラック同士を前後方向に開離しないように機械的にロックするロック手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記認証手段が合致すると判断した場合に、前記ロック手段によるロック状態を解除する一方、前記認証手段が合致しないと判断した場合に、前記ロック手段によるロック状態を維持するように制御する請求項1または2に記載の移動ラックの通路開閉制御システム。
  4. 前記制御手段は、いずれか一対の隣り合う移動ラック間に作業用通路が確保された状態時には、他の隣り合う移動ラック間に作業用通路を開くことができないように制御する請求項1〜のいずれか1項に記載の移動ラックの通路開閉制御システム。
  5. 前記入力手段は、非接触型ICカードを介して使用者の識別情報を読み取るように構成されている請求項1〜のいずれか1項に記載の移動ラックの通路開閉制御システム。
  6. 前記入力手段は、前記各移動ラックのそれぞれに設けられ、使用者が非接触型ICカードを前記入力手段の読み取り部に近づける操作を行うことにより、使用者の識別情報及び使用対象の移動ラックがどれであるかに関する情報の両方を前記入力手段に入力できるものとなされている請求項に記載の移動ラックの通路開閉制御システム。
  7. 前記登録識別情報は、前記各移動ラック毎に個別に登録・非登録の区分けがなされており、
    前記認証手段は、前記入力手段に入力された使用者の識別情報を、当該使用対象の移動ラックについて予め登録されている登録識別情報と照合して合致するか否か判断する請求項1〜のいずれか1項に記載の移動ラックの通路開閉制御システム。
  8. 隣り合う一対の移動ラックのうちの少なくとも一方の移動ラックの側面に閉鎖指示手段が設けられ、
    相互間に作業用通路が確保された隣り合う一対の移動ラックに設けられた閉鎖指示手段を操作することにより前記作業用通路を閉鎖するように前記駆動手段を駆動せしめ得るものとなされている請求項1〜のいずれか1項に記載の移動ラックの通路開閉制御システム。
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