JP5009822B2 - データ変換方法、描画システムおよびプログラム - Google Patents

データ変換方法、描画システムおよびプログラム Download PDF

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本発明は、複数の図形要素群のベクトルデータを含む入力データをランレングスデータである出力データに変換する技術に関連する。
従来より、半導体基板やプリント基板、あるいは、プラズマ表示装置や液晶表示装置用のガラス基板等(以下、「基板」という。)に形成された感光材料に光を照射することによりパターンの描画が行われており、パターンの高精細化に伴い、感光材料上にて光ビームを走査してパターンを描画するパターン描画装置が利用されている。例えば、特許文献1では、描画対象上の感光材料に回折格子型の光変調素子により光ビームを照射して画像を記録する画像記録装置が開示されている。
このようなパターンは、設計段階では通常、ストリームフォーマットまたはGDSIIと呼ばれる階層構造を有するセルデータ要素の集合として表現され、各セルデータ要素は、1つ以上の図形や他のセルデータ要素が示す図形を参照するための情報を含む。パターンの描画では、ストリームフォーマット等により表現されている回路パターンのデータを、パターン描画装置が利用可能なラスタデータに変換する(すなわち、ラスタライズを行う)必要がある。例えば、特許文献2では、CADデータ等の線図データを描画装置が利用可能なランレングスデータに変換するデータ変換装置が開示されている。また、特許文献3では、ベクトルデータをラスタデータに変換する際の塗りつぶし処理等を専用のハードウェアで行う技術が開示されている。
特開2007−121881号公報 特許第3952358号公報 特開2002−208017号公報
ところで、近年のパターンの高精細化に伴い、当該パターンを示すパターンデータの量が大きくなっており、ラスタライズに要する処理時間の増大が指摘されている。特許文献3の描画処理装置では、専用のハードウェアを利用することにより処理時間の短縮が図られているが、メモリ容量等の観点からパターンデータの量の増大への対応に限界がある。また、液晶表示装置用のガラス基板に描画されるパターンでは、描画の進行方向に配列された複数の描画単位領域のラスタデータが同じものとなることが多く、このようなパターンのラスタライズを効率良く行うことが求められている。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、複数の図形要素群のベクトルデータを含む入力データをランレングスデータである出力データに変換する際に、出力データの生成に要する時間を短縮することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、それぞれが少なくとも1つの多角形の図形要素により構成される複数の図形要素群のベクトルデータを含む入力データをランレングスデータである出力データに変換するデータ変換方法であって、a)コンピュータが、入力データに含まれる各図形要素群のベクトルデータに基づいて、前記各図形要素群を第1の方向を向く直線にて所定幅毎に分割し、前記各図形要素群を分割された領域のランレングスの集合として表す部分ランレングスデータを生成する工程と、b)コンピュータが、前記複数の図形要素群が配置される領域を前記第1の方向を向く直線にて前記所定幅毎に分割することにより前記第1の方向に垂直な第2の方向に配列された前記所定幅の複数の単位領域を設定し、前記複数の単位領域のそれぞれと重なる一または複数の図形要素群のランレングスを示す単位ランレングスデータを前記第2の方向に向かって順次生成して前記複数の図形要素群のランレングスデータである出力データを生成する工程とを備え、前記b)工程が、b1)一の単位領域を最初の注目単位領域として決定する工程と、b2)前記注目単位領域と重なる一または複数の図形要素群を注目図形要素群として抽出する工程と、b3)各注目図形要素群の前記注目単位領域と重なるランレングスである注目ランレングスに基づいて前記注目単位領域の単位ランレングスデータを生成して出力する工程と、b4)前記各注目図形要素群について、注目図形要素群の注目ランレングスと同一のランレングスが前記第2の方向に連続して存在する個数を前記注目図形要素群の局所ランレングスリピート回数として取得する工程と、b5)全ての注目図形要素群に関して取得された局所ランレングスリピート回数の最小値を単位ランレングスリピート回数として取得する工程と、b6)前記注目単位領域の前記第2の方向に隣接する次の単位領域と重なる一または複数の図形要素群と前記注目図形要素群とが一致しない場合に、前記単位ランレングスリピート回数を0とする工程と、b7)前記単位ランレングスリピート回数が1以上である場合に、前記次の単位領域の単位ランレングスデータとして前記注目単位領域の前記単位ランレングスデータを出力し、前記単位ランレングスリピート回数から1を減算するとともに前記注目単位領域を前記次の単位領域に変更して前記b6)工程に戻り、前記単位ランレングスリピート回数が0である場合に、前記注目単位領域を前記次の単位領域に変更して前記b2)工程に戻る工程とを備える。
請求項2に記載の発明は、それぞれが少なくとも1つの多角形の図形要素により構成される複数の図形要素群のベクトルデータを含む入力データをランレングスデータである出力データに変換するデータ変換方法であって、a)コンピュータが、入力データに含まれる各図形要素群のベクトルデータに基づいて、前記各図形要素群を第1の方向を向く直線にて所定幅毎に分割し、前記各図形要素群を分割された領域のランレングスの集合として表す部分ランレングスデータを生成する工程と、b)コンピュータが、前記複数の図形要素群が配置される領域を前記第1の方向を向く直線にて前記所定幅毎に分割することにより前記第1の方向に垂直な第2の方向に配列された前記所定幅の複数の単位領域を設定し、前記複数の単位領域のそれぞれと重なる一または複数の図形要素群のランレングスを示す単位ランレングスデータを前記第2の方向に向かって順次生成して前記複数の図形要素群のランレングスデータである出力データを生成する工程とを備え、前記b)工程が、b1)一の単位領域を最初の注目単位領域として決定する工程と、b2)前記注目単位領域と重なる一または複数の図形要素群を注目図形要素群として抽出する工程と、b3)各注目図形要素群の前記注目単位領域と重なるランレングスである注目ランレングスに基づいて前記注目単位領域の単位ランレングスデータを生成して出力する工程と、b4)前記各注目図形要素群について、注目図形要素群の注目ランレングスと同一のランレングスが前記第2の方向に連続して存在する個数を前記注目図形要素群の局所ランレングスリピート回数として取得する工程と、b5)前記注目単位領域から前記第2の方向に向かって単位領域が新たな図形要素群と重なる直前までの単位領域の数をリピート停止回数として取得する工程と、b6)全ての注目図形要素群に関して取得された局所ランレングスリピート回数および前記リピート停止回数の最小値を単位ランレングスリピート回数として取得する工程と、b7)前記単位ランレングスリピート回数が1以上である場合に、前記注目単位領域から前記単位ランレングスリピート回数だけ前記第2の方向に並ぶ単位領域の単位ランレングスデータとして前記単位ランレングスリピート回数分の前記注目単位領域の前記単位ランレングスデータを出力し、前記注目単位領域を前記注目単位領域から前記単位ランレングスリピート回数に1を加えた数だけ前記第2の方向に離れた単位領域に変更して前記b2)工程に戻り、前記単位ランレングスリピート回数が0である場合に、前記注目単位領域を前記第2の方向に隣接する単位領域に変更して前記b2)工程に戻る工程とを備える。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のデータ変換方法であって、前記a)工程と前記b)工程との間に、c)コンピュータが、前記各図形要素群において前記第2の方向に連続する複数の同一ランレングスが存在する場合に、前記第2の方向における前記複数の同一ランレングスの開始位置である同一ランレングス開始位置と前記複数の同一ランレングスに含まれるランレングスの個数である同一ランレングス数とを求める工程をさらに備え、前記b4)工程において、前記注目図形要素群の前記注目ランレングスが前記第2の方向に連続する複数の同一ランレングスに含まれる場合に、前記複数の同一ランレングスの同一ランレングス開始位置および同一ランレングス数に基づいて前記注目図形要素群の前記局所ランレングスリピート回数が求められる。
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載のデータ変換方法であって、前記複数の図形要素群に含まれる多階層図形要素群が、それぞれが少なくとも1つの図形要素により構成される複数の下位図形要素群により構成され、前記b4)工程が、b41)前記a)工程において前記多階層図要素域群が分割されて得られた複数の下位単位領域の1つを最初の注目下位単位領域として決定する工程と、b42)前記注目下位単位領域と重なる一または複数の下位図形要素群を注目下位図形要素群として抽出する工程と、b43)各注目下位図形要素群の前記注目下位単位領域と重なるランレングスを注目下位ランレングスとして取得する工程と、b44)前記各注目下位図形要素群について、注目下位図形要素群の注目下位ランレングスと同一のランレングスが前記第2の方向に連続して存在する個数を前記注目下位図形要素群の下位局所ランレングスリピート回数として取得する工程と、b45)前記注目下位単位領域から前記第2の方向に向かって下位単位領域が新たな下位図形要素群と重なる直前までの下位単位領域の数を下位リピート停止回数として取得する工程と、b46)全ての注目下位図形要素群に関して取得された下位局所ランレングスリピート回数および前記下位リピート停止回数の最小値を前記多階層図形要素群の局所ランレングスリピート回数として取得する工程とを備える。
請求項5に記載の発明は、それぞれが少なくとも1つの多角形の図形要素により構成される複数の図形要素群のベクトルデータを含む入力データをランレングスデータである出力データに変換するデータ変換方法であって、a)コンピュータが、入力データに含まれる各図形要素群のベクトルデータに基づいて、前記各図形要素群を第1の方向を向く直線にて所定幅毎に分割し、前記各図形要素群を分割された領域のランレングスの集合として表す部分ランレングスデータを生成する工程と、b)コンピュータが、前記複数の図形要素群が配置される領域を前記第1の方向を向く直線にて前記所定幅毎に分割することにより前記第1の方向に垂直な第2の方向に配列された前記所定幅の複数の単位領域を設定し、前記複数の単位領域のそれぞれと重なる一または複数の図形要素群のランレングスを示す単位ランレングスデータを前記第2の方向に向かって順次生成して前記複数の図形要素群のランレングスデータである出力データを生成する工程とを備え、前記b)工程が、b1)一の単位領域を最初の注目単位領域として決定する工程と、b2)前記注目単位領域と重なる一または複数の図形要素群を注目図形要素群として抽出する工程と、b3)各注目図形要素群の前記注目単位領域と重なるランレングスである注目ランレングスに基づいて前記注目単位領域の単位ランレングスデータを生成する工程と、b4)既に生成されてバッファに保存されている単位ランレングスデータである先行単位ランレングスデータが存在する場合に、前記b3)工程にて生成された単位ランレングスデータであるカレント単位ランレングスデータと前記先行単位ランレングスデータとを比較する工程と、b5)前記カレント単位ランレングスデータが前記先行単位ランレングスデータと異なる、または、前記先行単位ランレングスデータが存在しない場合に、前記カレント単位ランレングスデータをフォーマット変換して前記出力データの一部である変換済み単位ランレングスデータを出力するとともに前記バッファに保存し、さらに、前記カレント単位ランレングスデータを先行単位ランレングスデータとして前記バッファに保存し、前記カレント単位ランレングスデータが前記先行単位ランレングスデータと同じ場合に、前記バッファに保存されている変換済み単位ランレングスデータを出力する工程と、b6)前記注目単位領域を前記第2の方向に隣接する次の単位領域に変更して前記b2)工程に戻る工程とを備える。
請求項6に記載の発明は、基板上にパターンを描画する描画システムであって、請求項1ないし5のいずれかに記載のデータ変換方法により入力データを出力データに変換するデータ変換装置と、前記データ変換装置により生成された前記出力データに基づいて基板上にパターンを描画する描画装置とを備え、前記描画装置が、前記基板を保持する基板保持部と、前記基板に光を照射する光変調素子と、前記光変調素子から導かれた光の前記基板上における照射位置を、前記基板上における前記第1の方向に対応する方向に前記基板に対して相対的に移動する照射位置移動機構と、前記出力データに基づいて前記光変調素子からの光の変調を制御する光変調素子制御部とを備える。
請求項7に記載の発明は、それぞれが少なくとも1つの多角形の図形要素により構成される複数の図形要素群のベクトルデータを含む入力データをランレングスデータである出力データに変換するプログラムであって、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、a)入力データに含まれる各図形要素群のベクトルデータに基づいて、前記各図形要素群を第1の方向を向く直線にて所定幅毎に分割し、前記各図形要素群を分割された領域のランレングスの集合として表す部分ランレングスデータを生成する工程と、b)前記複数の図形要素群が配置される領域を前記第1の方向を向く直線にて前記所定幅毎に分割することにより前記第1の方向に垂直な第2の方向に配列された前記所定幅の複数の単位領域を設定し、前記複数の単位領域のそれぞれと重なる一または複数の図形要素群のランレングスを示す単位ランレングスデータを前記第2の方向に向かって順次生成して前記複数の図形要素群のランレングスデータである出力データを生成する工程とを実行させ、前記b)工程が、b1)一の単位領域を最初の注目単位領域として決定する工程と、b2)前記注目単位領域と重なる一または複数の図形要素群を注目図形要素群として抽出する工程と、b3)各注目図形要素群の前記注目単位領域と重なるランレングスである注目ランレングスに基づいて前記注目単位領域の単位ランレングスデータを生成して出力する工程と、b4)前記各注目図形要素群について、注目図形要素群の注目ランレングスと同一のランレングスが前記第2の方向に連続して存在する個数を前記注目図形要素群の局所ランレングスリピート回数として取得する工程と、b5)全ての注目図形要素群に関して取得された局所ランレングスリピート回数の最小値を単位ランレングスリピート回数として取得する工程と、b6)前記注目単位領域の前記第2の方向に隣接する次の単位領域と重なる一または複数の図形要素群と前記注目図形要素群とが一致しない場合に、前記単位ランレングスリピート回数を0とする工程と、b7)前記単位ランレングスリピート回数が1以上である場合に、前記次の単位領域の単位ランレングスデータとして前記注目単位領域の前記単位ランレングスデータを出力し、前記単位ランレングスリピート回数から1を減算するとともに前記注目単位領域を前記次の単位領域に変更して前記b6)工程に戻り、前記単位ランレングスリピート回数が0である場合に、前記注目単位領域を前記次の単位領域に変更して前記b2)工程に戻る工程とを備える。
請求項8に記載の発明は、それぞれが少なくとも1つの多角形の図形要素により構成される複数の図形要素群のベクトルデータを含む入力データをランレングスデータである出力データに変換するプログラムであって、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、a)入力データに含まれる各図形要素群のベクトルデータに基づいて、前記各図形要素群を第1の方向を向く直線にて所定幅毎に分割し、前記各図形要素群を分割された領域のランレングスの集合として表す部分ランレングスデータを生成する工程と、b)前記複数の図形要素群が配置される領域を前記第1の方向を向く直線にて前記所定幅毎に分割することにより前記第1の方向に垂直な第2の方向に配列された前記所定幅の複数の単位領域を設定し、前記複数の単位領域のそれぞれと重なる一または複数の図形要素群のランレングスを示す単位ランレングスデータを前記第2の方向に向かって順次生成して前記複数の図形要素群のランレングスデータである出力データを生成する工程とを実行させ、前記b)工程が、b1)一の単位領域を最初の注目単位領域として決定する工程と、b2)前記注目単位領域と重なる一または複数の図形要素群を注目図形要素群として抽出する工程と、b3)各注目図形要素群の前記注目単位領域と重なるランレングスである注目ランレングスに基づいて前記注目単位領域の単位ランレングスデータを生成して出力する工程と、b4)前記各注目図形要素群について、注目図形要素群の注目ランレングスと同一のランレングスが前記第2の方向に連続して存在する個数を前記注目図形要素群の局所ランレングスリピート回数として取得する工程と、b5)前記注目単位領域から前記第2の方向に向かって単位領域が新たな図形要素群と重なる直前までの単位領域の数をリピート停止回数として取得する工程と、b6)全ての注目図形要素群に関して取得された局所ランレングスリピート回数および前記リピート停止回数の最小値を単位ランレングスリピート回数として取得する工程と、b7)前記単位ランレングスリピート回数が1以上である場合に、前記注目単位領域から前記単位ランレングスリピート回数だけ前記第2の方向に並ぶ単位領域の単位ランレングスデータとして前記単位ランレングスリピート回数分の前記注目単位領域の前記単位ランレングスデータを出力し、前記注目単位領域を前記注目単位領域から前記単位ランレングスリピート回数に1を加えた数だけ前記第2の方向に離れた単位領域に変更して前記b2)工程に戻り、前記単位ランレングスリピート回数が0である場合に、前記注目単位領域を前記第2の方向に隣接する単位領域に変更して前記b2)工程に戻る工程とを備える。
請求項9に記載の発明は、それぞれが少なくとも1つの多角形の図形要素により構成される複数の図形要素群のベクトルデータを含む入力データをランレングスデータである出力データに変換するプログラムであって、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、a)入力データに含まれる各図形要素群のベクトルデータに基づいて、前記各図形要素群を第1の方向を向く直線にて所定幅毎に分割し、前記各図形要素群を分割された領域のランレングスの集合として表す部分ランレングスデータを生成する工程と、b)前記複数の図形要素群が配置される領域を前記第1の方向を向く直線にて前記所定幅毎に分割することにより前記第1の方向に垂直な第2の方向に配列された前記所定幅の複数の単位領域を設定し、前記複数の単位領域のそれぞれと重なる一または複数の図形要素群のランレングスを示す単位ランレングスデータを前記第2の方向に向かって順次生成して前記複数の図形要素群のランレングスデータである出力データを生成する工程とを実行させ、前記b)工程が、b1)一の単位領域を最初の注目単位領域として決定する工程と、b2)前記注目単位領域と重なる一または複数の図形要素群を注目図形要素群として抽出する工程と、b3)各注目図形要素群の前記注目単位領域と重なるランレングスである注目ランレングスに基づいて前記注目単位領域の単位ランレングスデータを生成する工程と、b4)既に生成されてバッファに保存されている単位ランレングスデータである先行単位ランレングスデータが存在する場合に、前記b3)工程にて生成された単位ランレングスデータであるカレント単位ランレングスデータと前記先行単位ランレングスデータとを比較する工程と、b5)前記カレント単位ランレングスデータが前記先行単位ランレングスデータと異なる、または、前記先行単位ランレングスデータが存在しない場合に、前記カレント単位ランレングスデータをフォーマット変換して前記出力データの一部である変換済み単位ランレングスデータを出力するとともに前記バッファに保存し、さらに、前記カレント単位ランレングスデータを先行単位ランレングスデータとして前記バッファに保存し、前記カレント単位ランレングスデータが前記先行単位ランレングスデータと同じ場合に、前記バッファに保存されている変換済み単位ランレングスデータを出力する工程と、b6)前記注目単位領域を前記第2の方向に隣接する次の単位領域に変更して前記b2)工程に戻る工程とを備える。
本発明では、出力データの生成に要する時間を短縮することができる。さらに、請求項3および4の発明では、注目図形要素群の局所ランレングスリピート回数を速やかに求めることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る描画システム100の構成を示す図である。描画システム100は、液晶表示装置用のガラス基板(以下、単に「基板」という。)上の感光材料に光を利用してパターンを描画するシステムである。図1に示すように、描画システム100は、パターンを示すベクトルデータである入力データをランレングスデータである出力データに変換する(すなわち、ラスタライズを行う)データ変換装置7、および、データ変換装置7により生成された出力データに基づいて基板上にパターンを描画する描画装置1を備える。以下では、描画装置1について説明した後、データ変換装置7およびデータ変換装置7にて取り扱われるデータについて説明する。
図2および図3はそれぞれ、描画装置1の側面図および平面図である。図2および図3に示すように、描画装置1は、(+Z)側の主面91(以下、「上面91」という。)上に感光材料の層が形成された基板9を保持する基板保持部3、基台11上に設けられて基板保持部3をZ方向に垂直なX方向およびY方向に移動する保持部移動機構2、基板保持部3および保持部移動機構2を跨ぐように基台11に固定されるフレーム12、並びに、フレーム12に取り付けられて基板9上の感光材料に変調された光を照射する光照射部4を備える。また、描画装置1は、図2に示すように、保持部移動機構2や光照射部4等の各構成を制御する制御部6を備える。
基板保持部3は、基板9が載置されるステージ31、ステージ31を回転可能に支持する支持プレート33、および、支持プレート33上において、基板9の上面91に垂直な回転軸321を中心としてステージ31を回転するステージ回転機構32を備える。
保持部移動機構2は、基板保持部3を図2および図3中のX方向(以下、「副走査方向」という。)に移動する副走査機構23、副走査機構23を介して支持プレート33を支持するベースプレート24、並びに、基板保持部3をベースプレート24と共にX方向に垂直なY方向(以下、「主走査方向」という。)に移動する主走査機構25を備える。描画装置1では、保持部移動機構2により、基板9の上面91に平行な主走査方向および副走査方向に基板保持部3が移動される。
図2および図3に示すように、副走査機構23は、支持プレート33の下側(すなわち、(−Z)側)において、ステージ31の主面に平行、かつ、主走査方向に垂直な副走査方向に伸びるリニアモータ231、並びに、リニアモータ231の(+Y)側および(−Y)側において副走査方向に伸びる一対のリニアガイド232を備える。主走査機構25は、ベースプレート24の下側において、ステージ31の主面に平行な主走査方向に伸びるリニアモータ251、並びに、リニアモータ251の(+X)側および(−X)側において主走査方向に伸びる一対のエアスライダ252を備える。
図3に示すように、光照射部4は、副走査方向に沿って等ピッチにて配列されてフレーム12に取り付けられる複数(本実施の形態では、8つ)の光学ヘッド41を備える。また、光照射部4は、図2に示すように、各光学ヘッド41に接続される光源光学系42、並びに、紫外光を出射するUV光源43および光源駆動部44を備える。UV光源43は固体レーザであり、光源駆動部44が駆動されることにより、UV光源43から波長355nmの紫外光が出射され、光源光学系42を介して光学ヘッド41へと導かれる。
各光学ヘッド41は、UV光源43からの光を下方に向けて出射する出射部45、出射部45からの光を反射して空間光変調器46へと導く光学系451、光学系451を介して照射された出射部45からの光を変調しつつ反射する空間光変調器46、および、空間光変調器46からの変調された光を基板9の上面91に設けられた感光材料上へと導く光学系47を備える。
図4は、空間光変調器46を拡大して示す図である。図4に示すように、空間光変調器46は、出射部45を介して照射されたUV光源43からの光を基板9の上面91へと導く回折格子型の複数の光変調素子461を備える。光変調素子461は半導体装置製造技術を利用して製造され、格子の深さを変更することができる回折格子となっている。光変調素子461には複数の可撓リボン461aおよび固定リボン461bが交互に平行に配列形成され、複数の可撓リボン461aは背後の基準面に対して個別に昇降移動可能とされ、複数の固定リボン461bは基準面に対して固定される。回折格子型の光変調素子としては、例えば、GLV(Grating Light Valve:グレーチング・ライト・バルブ)(シリコン・ライト・マシーンズ(サニーベール、カリフォルニア)の登録商標)が知られている。
図5.Aおよび図5.Bは、可撓リボン461aおよび固定リボン461bに対して垂直な面における光変調素子461の断面を示す図である。図5.Aに示すように可撓リボン461aおよび固定リボン461bが基準面461cに対して同じ高さに位置する(すなわち、可撓リボン461aが撓まない)場合には、光変調素子461の表面は面一となり、入射光L1の反射光が0次光L2として導出される。一方、図5.Bに示すように可撓リボン461aが固定リボン461bよりも基準面461c側に撓む場合には、可撓リボン461aが回折格子の溝の底面となり、1次回折光L3(さらには、高次回折光)が光変調素子461から導出され、0次光L2は消滅する。このように、光変調素子461は回折格子を利用した光変調を行う。
図2に示す光照射部4では、UV光源43からの光が光源光学系42により線状光(光束断面が線状の光)とされ、出射部45を介して空間光変調器46のライン状に配列された複数の可撓リボン461aおよび固定リボン461b(図5.Aおよび図5.B参照)上に照射される。光変調素子461では、隣接する各1本の可撓リボン461aおよび固定リボン461bを1つのリボン対とすると、3つ以上のリボン対が描画されるパターンの1つの画素に対応する。光変調素子461では、各空間光変調器46に接続される光変調素子制御部61からの信号に基づいてパターンの各画素に対応するリボン対の可撓リボン461aがそれぞれ制御され、各画素に対応するリボン対が0次光(正反射光)を出射する状態と、非0次回折光(主として1次回折光((+1)次回折光および(−1)次回折光))を出射する状態との間で遷移可能とされる。光変調素子461から出射される0次光は光学系47へと導かれ、1次回折光は光学系47とは異なる方向へと導かれる。なお、迷光となることを防止するために1次回折光は図示を省略する遮光部により遮光される。
光変調素子461からの0次光は、光学系47を介して基板9の上面91へと導かれ、これにより、基板9の上面91上においてX方向(すなわち、副走査方向)に並ぶ複数の照射位置のそれぞれに変調された光が照射される。すなわち、光変調素子461の各画素に対応するリボン対は0次光を出射する状態がON状態であり、1次回折光を出射する状態がOFF状態とされる。
図2および図3に示す描画装置1では、保持部移動機構2の主走査機構25により主走査方向に移動される基板9に対し、光照射部4の光変調素子461から変調された光が照射される。換言すれば、主走査機構25は、光変調素子461から基板9へと導かれた光の基板9上における照射位置を、基板9に対して主走査方向に相対的に移動する照射位置移動機構となっている。なお、描画装置1では、基板9を移動することなく、光変調素子461が主走査方向に移動することにより基板9上の照射位置が主走査方向に移動されてもよい。描画装置1では、制御部6の光変調素子制御部61により、光変調素子461からの光の変調が、データ変換装置7から描画装置1へと出力された出力データに基づいて制御されることにより、データ変換装置7に入力された入力データが示すパターンが基板9上に描画される。
次に、データ変換装置7について説明する。図6は、データ変換装置7の構成を示す図である。データ変換装置7は、通常のコンピュータと同様に、各種演算処理を行うCPU701、実行されるプログラムを記憶したり演算処理の作業領域となるRAM702、基本プログラムを記憶するROM703、各種情報を記憶する固定ディスク704、作業者に各種情報を表示するディスプレイ705、および、キーボードやマウス等の入力部706等を接続した構成となっている。固定ディスク704内には、データ変換装置7により実行されるプログラム7041が記憶される。プログラム7041は、基板上に描画される予定のパターンを示すベクトルデータである入力データを、ランレングスデータである出力データに変換する(すなわち、ラスタライズを行う)プログラムである。
図1では、データ変換装置7のCPU701(図6参照)等がプログラム7041に従って演算処理等を行うことにより(すなわち、プログラム7041がデータ変換装置7により実行されることにより)実現される機能をブロックにて示しており、図1中の記憶部70、データ受付部71、部分ランレングスデータ生成部72、単位領域設定部73、単位ランレングスデータ生成部74、局所ランレングスリピート回数取得部75、単位ランレングスリピート回数取得部76、フォーマット変換部78およびデータ出力部77が、CPU701等により実現される機能に相当する。なお、これらの機能は複数台のコンピュータにより実現されてもよい。
次に、データ変換装置7による入力データから出力データへのデータ変換について説明する。図7.Aないし図7.C、並びに、図8は、データ変換装置7によるデータ変換の流れを示す図である。データ変換装置7では、まず、図1に示すデータ受付部71により入力データが受け付けられる。図9は、入力データにより表されるパターンを示す図である。図9に示すように、入力データでは、所定の描画領域8に描画されるパターンを複数の図形要素群(図9中では6つの矩形の図形要素群81〜86が描かれており、以下、図形要素群を「セル」という。)として捉えた上で、複数のセルのそれぞれが、各セルを特定する識別子、各セルの形状を示すベクトルデータ、および、各セルの基板9(図2および図3参照)上における位置等を示すデータの集合であるデータ要素として表現される。実際のデータ変換装置7では、後述する処理が、入力データに含まれる複数のセル81〜86に対応するデータ要素に対して行われるが、以下の説明では、理解を容易とするために、図9に示すセル81〜86を処理の取扱対象として説明する。なお、実際の入力データは通常、図9に示すものよりも多種類かつ多数のセルを示すデータ要素を含む。
入力データに含まれる複数のセルはそれぞれ、少なくとも1つの多角形の図形要素(以下、「ポリゴン」という。)により構成されており、図9に示すように、セル81は、3つのポリゴン811,812,813により構成される多階層セル(すなわち、多階層図形要素群)となっている。セル83〜86も、セル81と同様に複数のポリゴンにより構成される多階層セルであり、また、セル82はポリゴン821により構成される。図9では、図示の都合上、各セルに含まれるポリゴンに並行斜線を付す(図10および図11においても同様)。
データ受付部71により入力データが受け付けられると、部分ランレングスデータ生成部72(図1参照)により、入力データに含まれる各セルのベクトルデータに基づいて、各セルが図9中の上側から下側へと向かう方向(すなわち、描画装置1の(+Y)側から(−Y)側へと向かう主走査方向に対応する方向であり、以下、「第1の方向」という。)を向く直線にて所定幅毎に分割され、図10に示すように、第1の方向に垂直な第2の方向(すなわち、図10中の左側から右側へと向かう方向であり、描画装置1の(+X)側から(−X)側へと向かう副走査方向に対応する。)に配列された所定幅(以下、「単位幅」という。)の複数の領域800が設定される。
そして、各セルの分割された領域800(以下、「セル分割領域800」という。)において、ポリゴンの各セル分割領域800と重なる部分の情報が各セル分割領域800のランレングスとして取得され、各セルをセル分割領域800のランレングスの集合として表す部分ランレングスデータが生成される(ステップS11)。本実施の形態では、セル分割領域800のランレングスは、ポリゴンのセル分割領域800と重なる部分の第1の方向における始点および長さにより表される。なお、セル分割領域800のランレングスは、例えば、ポリゴンのセル分割領域800と重なる部分の第1の方向における始点および終点により表されてもよい。
続いて、単位領域設定部73(図1参照)により、複数のセルが配置される描画領域8が、図10に示すセル分割領域800の設定に用いられた直線(すなわち、第1の方向を向く直線)にて単位幅に分割されることにより、図11に示すように、第2の方向に配列された単位幅の複数の単位領域80が設定される(ステップS12)。なお、後述するように、単位領域80の設定に用いられる複数の直線は、セル分割領域800の設定に用いられる複数の直線と必ずしも一致する必要はない。また、ステップS12における単位領域80の設定は、ステップS11における部分ランレングスデータの生成よりも前に行われてもよく、ステップS11と並行して行われてもよい。
単位領域80が設定されると、単位ランレングスデータ生成部74(図1参照)により、図11中の最も左側の単位領域80が最初の注目単位領域80aとして決定され(ステップS13)、注目単位領域80aと重なる一または複数のセルが注目セルとして抽出される(ステップS14)。注目セルの抽出は、各セルの形状を示すベクトルデータ、および、描画領域8における各セルの位置を示すデータに基づいて行われ、この場合、セル83が注目セルとして抽出される。
1つ以上の注目セルが抽出されると、各注目セルの注目単位領域80aと重なるランレングスである注目ランレングスが、ステップS11において生成された各セルの部分ランレングスデータから取得され、当該注目ランレングスに基づいて注目単位領域80aの単位ランレングスデータが生成される。現在の注目単位領域80aについては、セル83の注目単位領域80aと重なるセル分割領域800a(以下、「注目セル分割領域800a」という。)のランレングスである注目ランレングス(すなわち、図11中においてポリゴン831の太実線にて示す領域831aを表すランレングス)に基づいて注目単位領域80aの単位ランレングスデータが生成される。注目単位領域80aの単位ランレングスデータは、記憶部70(図1参照)へと出力されて記憶される(ステップS15)。
次に、局所ランレングスリピート回数取得部75(図1参照)により、各注目セルについて、注目セルの注目ランレングスと同一のランレングスが第2の方向(すなわち、図11中の左側から右側へと向かう方向)に連続して存在する個数が、注目セルの局所ランレングスリピート回数として取得される(ステップS16)。図11に示すように、注目セルであるセル83では、注目セル分割領域800aよりも右側にポリゴン831のみと重なる2つのセル分割領域800が存在し、当該2つのセル分割領域800におけるポリゴン831のランレングスは、注目セル分割領域800aにおけるポリゴン831のランレングスに等しい。また、注目セル分割領域800aの3つ右のセル分割領域800はポリゴン831およびポリゴン832と重なるため、当該セル分割領域800のランレングスは、注目セル分割領域800aのランレングスとは異なる。したがって、注目単位領域80a(すなわち、図11中の最も左側の単位領域)に係るセル83の局所ランレングスリピート回数は2とされる。
データ変換装置7では、上述の局所ランレングスリピート回数の取得は、図8に示す流れに沿って行われる。以下、局所ランレングスリピート回数の取得の詳細について説明する。まず、ステップS11においてセル83が分割されて得られた複数のセル分割領域800(すなわち、描画領域8の単位領域80よりも下位の単位領域である下位単位領域)の1つである図10中の最も左側のセル分割領域(すなわち、注目単位領域80aと重なるセル分割領域)が注目セル分割領域800aとして決定され(ステップS161)、注目セル分割領域800aと重なる一または複数のポリゴンが注目ポリゴンとして抽出される(ステップS162)。そして、各注目ポリゴンの注目セル分割領域800aと重なるランレングスである注目下位ランレングスが取得される(ステップS163)。現在の注目セル分割領域800aについては、セル83のポリゴン831が注目ポリゴンとして抽出され、ポリゴン831の注目セル分割領域800aと重なる領域(すなわち、図11において太実線にて示す領域831a)のランレングスが、注目下位ランレングスとして取得される。
続いて、各注目ポリゴンについて、注目ポリゴンの注目下位ランレングスと同一のランレングスが第2の方向に連続して存在する個数が、注目ポリゴンの下位局所ランレングスリピート回数として取得される(ステップS164)。下位局所ランレングスリピート回数の取得は、例えば、ポリゴン831の形状を示すベクトルデータに基づいて行われてもよく、ポリゴン831において領域831aと領域831aの右側の複数の単位幅の領域とを順次比較することにより行われてもよい。
下位局所ランレングスリピート回数が取得されると、注目セルを構成する各ポリゴンの位置を示すデータに基づいて、注目セル分割領域800aから第2の方向に向かってセル分割領域800が新たなポリゴンと重なる直前までのセル分割領域800の個数が、下位リピート停止回数として取得される(ステップS165)。図11に示すように、セル83では、注目ポリゴンであるポリゴン831の注目下位ランレングスと同一のランレングスが注目セル分割領域800aの右側に6つ存在し、注目セル分割領域800aよりも3つ右側のセル分割領域800にて新たなポリゴン832が出現するため、下位局所ランレングスリピート回数が6とされ、下位リピート停止回数が2とされる。
そして、全ての注目ポリゴンに関して取得された下位局所ランレングスリピート回数、および、注目セル分割領域800aの下位リピート停止回数の最小値が、注目セル分割領域800aの局所ランレングスリピート回数として取得される(ステップS166)。上述のように、注目ポリゴンはポリゴン831のみであるため、ポリゴン831の下位局所ランレングスリピート回数である6、および、下位リピート停止回数である2の最小値である2が、局所ランレングスリピート回数とされる。
局所ランレングスリピート回数が取得されると、単位ランレングスリピート回数取得部76(図1参照)により、注目単位領域80aと重なる全ての注目セルに関して取得された局所ランレングスリピート回数の最小値が、注目単位領域80aに係る単位ランレングスリピート回数として取得される(ステップS17)。この場合、注目セルはセル83のみであるため、セル83の局所ランレングスリピート回数である2が、単位ランレングスリピート回数とされる。ここでいう単位ランレングスリピート回数とは、現在の注目セル以外のセルが存在しないと仮定した場合に、注目単位領域80aの右側に隣接する注目単位領域80aと単位ランレングスデータが等しい単位領域80の個数を表す値である。
単位ランレングスリピート回数が取得されると、注目単位領域80aの第2の方向に隣接する次の単位領域80(すなわち、注目単位領域80aの右隣の単位領域)の存在が確認された後(ステップS21)、次の単位領域80と重なる一または複数のセルが抽出され、注目単位領域80aに重なる注目セルと次の単位領域80に重なるセルとが比較される(ステップS22)。図11に示すように、次の単位領域80と重なるセルはセル83のみであるため、次の単位領域80に重なるセルは注目セルと一致すると判断される。
続いて、注目単位領域80aの単位ランレングスリピート回数が1以上であるか否かが確認される(ステップS23)。上述のように、単位ランレングスリピート回数は2であり、この場合、次の単位領域80(すなわち、左側から2番目の単位領域)の単位ランレングスデータとして、注目単位領域80a(すなわち、最も左側の単位領域)の単位ランレングスデータが単位ランレングスデータ生成部74により記憶部70へと出力されて記憶される(ステップS24)。そして、単位ランレングスリピート回数から1が減算されて単位ランレングスリピート回数が1とされるとともに、注目単位領域が、現在の注目単位領域80aの右側に隣接する次の単位領域80に変更される(ステップS25,S26)。
注目単位領域が図11中の左側から2番目の単位領域に変更されると、ステップS21に戻り、注目単位領域の第2の方向に隣接する次の単位領域80の存在が確認された後(ステップS21)、次の単位領域80(すなわち、図11中の左側から3番目の単位領域)と重なる一または複数のセルが抽出され、注目単位領域に重なる注目セルと次の単位領域80に重なるセルとが比較される(ステップS22)。図11に示すように、注目単位領域と重なるセルはセル83のみであり、次の単位領域80と重なるセルはセル81およびセル83であるため、次の単位領域80に重なるセルは注目セルとは一致しないと判断され、この場合、注目単位領域の単位ランレングスリピート回数が0とされる(ステップS221)。そして、注目単位領域の単位ランレングスリピート回数が1未満であることが確認された後、注目単位領域が次の単位領域80に変更される(ステップS23,S27)。なお、ステップS221において注目単位領域の単位ランレングスリピート回数が0とされた場合、ステップS23における単位ランレングスリピート回数の確認が行われることなく(すなわち、ステップS23がスキップされて)、ステップS27の注目単位領域の変更が行われてもよい。
注目単位領域が図11中の左側から3番目の単位領域に変更されると、ステップS14に戻り、注目単位領域と重なるセル81およびセル83が注目セルとして抽出され、セル81,83の注目単位領域と重なる注目ランレングス(すなわち、ポリゴン811,831により決定されるランレングス)に基づいて、注目単位領域の単位ランレングスデータが生成されて記憶部70へと出力される(ステップS14,S15)。
続いて、セル81およびセル83の局所ランレングスリピート回数の取得が行われる(ステップS16)。セル81では、ポリゴン811の注目セル分割領域と重なる領域と同形状の領域が注目セル分割領域の右側に6つ存在し、注目セル分割領域よりも6つ右側のセル分割領域800(すなわち、ポリゴン811の右端の領域が重なるセル分割領域)は、ポリゴン812の左端の領域と重なっているため、局所ランレングスリピート回数が5とされる。また、セル83では、注目セル分割領域の右隣のセル分割領域800がポリゴン832の左端の領域と重なっているため、局所ランレングスリピート回数が0とされる。そして、セル81およびセル83の局所ランレングスリピート回数の最小値である0が単位ランレングスリピート回数として取得される(ステップS17)。
単位ランレングスリピート回数が取得されると、次の単位領域80(すなわち、左側から4番目の単位領域)に重なるセルと注目セルとが比較され、両者ともセル81およびセル83であるため、単位ランレングスリピート回数が1以上であるか否かが確認される(ステップS21〜S23)。上述のように、単位ランレングスリピート回数は0であるため、注目単位領域が次の単位領域80に変更される(ステップS27)。
注目単位領域が図11中の左側から4番目の単位領域に変更されると、ステップS14に戻り、注目単位領域と重なるセル81,83の注目ランレングス(すなわち、ポリゴン811,831,832により決定されるランレングス)に基づいて注目単位領域の単位ランレングスデータが生成されて記憶部70へと出力される(ステップS14,S15)。そして、セル81およびセル83の局所ランレングスリピート回数としてそれぞれ4および3が取得され、単位ランレングスリピート回数として3が取得される(ステップS16,S17)。その後、次の単位領域80(すなわち、左側から5番目の単位領域)に重なるセル81,82,83と注目セル81,83とが異なることから単位ランレングスリピート回数が0とされ、注目単位領域が次の単位領域80に変更される(ステップS21,S22,S221,S23,S27)。
注目単位領域が図11中の左側から5番目の単位領域に変更されると、ステップS14に戻り、注目単位領域と重なるセル81〜83の注目ランレングス(すなわち、ポリゴン811,821,831,832により決定されるランレングス)に基づいて注目単位領域の単位ランレングスデータが生成されて記憶部70へと出力される(ステップS14,S15)。続いて、セル81〜83の局所ランレングスリピート回数としてそれぞれ3,8および2が取得され、単位ランレングスリピート回数として2が取得される(ステップS16,S17)。
次に、次の単位領域80(すなわち、左側から6番目の単位領域)に重なるセル81〜83と注目セル81〜83とが一致すること、および、単位ランレングスリピート回数が1以上であることが確認され、次の単位領域80の単位ランレングスデータとして注目単位領域の単位ランレングスデータが記憶部70へと出力される(ステップS21〜S24)。そして、単位ランレングスリピート回数から1が減算された後、注目単位領域が次の単位領域80に変更される(ステップS25,S26)。
注目単位領域が図11中の左側から6番目の単位領域に変更されると、ステップS21に戻り、上述のステップS21〜S26が行われて、左から7番目の単位領域の単位ランレングスデータとして注目単位領域の単位ランレングスデータが記憶部70へと出力され、単位ランレングスリピート回数から1が減算された後、注目単位領域が次の単位領域80に変更される。
データ変換装置7では、次の単位領域80が存在しなくなるまで、描画領域8の複数の単位領域80のそれぞれと重なる一または複数のセルのランレングスを示す単位ランレングスデータが、第2の方向に向かって順次生成されて記憶部70へと出力され、記憶部70にてこれらの単位ランレングスデータが、対応する単位領域80の位置を示すデータと関連付けられることにより、複数のセルのランレングスデータである出力データが生成される。
なお、上述のステップS14における注目セルの抽出では、描画領域8中の全てのセルについて注目単位領域との重なりの判定が行われてもよいが、右側のエッジが注目単位領域よりも左側に位置するセルについては、注目単位領域との重なりの判定が行われることなく、注目セルから除外されることが好ましい。これにより、注目セルの抽出に要する時間が短縮される。
図1に示す描画システム100では、データ変換装置7において生成された出力データが、フォーマット変換部78により描画装置1における処理に適合するフォーマットにフォーマット変換された後、データ出力部77により描画装置1へと出力される。そして、当該フォーマット変換後のデータに基づいて図2に示す制御部6の光変調素子制御部61から各空間光変調器46へと信号が送られるとともに、主走査機構25により基板9が主走査方向(すなわち、基板9上における上記第1の方向に対応する方向)に移動することにより、データ変換装置7に入力された入力データが示すパターンが基板9上の感光材料に描画される。なお、データ変換装置7では、出力データがフォーマット変換されることなく描画装置1へと出力され、描画装置1においてフォーマット変換が行われてもよい。
以上に説明したように、データ変換装置7では、入力データから出力データへの変換において、描画領域8の複数の単位領域80の単位ランレングスデータを順次生成する際に、注目単位領域と重なる各注目セルの局所ランレングスリピート回数(すなわち、各注目セルの注目ランレングスの第2の方向における繰り返し回数)に基づいて単位ランレングスリピート回数が取得される。そして、単位ランレングスリピート回数が1以上であって、かつ、注目単位領域の次の単位領域80に重なるセルと注目セルとが一致する場合に、すなわち、注目単位領域上の全セルの注目単位領域に重なるランレングスと、次の単位領域80上の全セルの次の単位領域80に重なるランレングスとが同一である場合に、次の単位領域80の単位ランレングスデータとして注目単位領域の単位ランレングスデータが出力される。
ここで、仮に、全ての単位領域について、各単位領域上のセルの各単位領域と重なるランレングスを取得して、当該ランレングスに基づいて単位ランレングスデータを生成するデータ変換装置を想定すると、このようなデータ変換装置(以下、「比較例のデータ変換装置」という。)では、同一の単位ランレングスデータが第2の方向において連続する場合であっても、これらの単位ランレングスデータを個々に生成することとなり、その結果、出力データの生成に長時間を要することとなる。
これに対し、本実施の形態に係るデータ変換装置7では、同一の単位ランレングスデータが第2の方向において連続する場合に、これら同一の単位ランレングスデータのうちの1つのみを生成し、生成された単位ランレングスデータを他の単位ランレングスデータとして使用することにより、出力データの生成に要する時間を短縮することができる。
図12.Aおよび図12.Bはそれぞれ、本実施の形態に係るデータ変換装置7によるデータ変換に要する時間、および、比較例のデータ変換装置におけるデータ変換に要する時間を示すグラフである。図12.Aおよび図12.Bでは、4種類の基板9a〜9dのそれぞれのデータ変換に要した時間を示す。各基板は8層のレイヤ901〜908を有しており、図12.Aおよび図12.Bでは、各レイヤのデータ変換に要した時間もそれぞれ示している。図12.Aおよび図12.Bに示すように、データ変換装置7によるデータ変換により、比較例のデータ変換装置によるデータ変換に比べて、約37%〜61%の処理時間削減が実現される。また、基板9a〜9dのいずれのレイヤにおいても、データ変換装置7によるデータ変換に要した時間は、比較例のデータ変換装置による処理時間以下となっている。
本実施の形態に係るデータ変換装置7では、局所ランレングスリピート回数の取得が、図8に示すように、注目セル分割領域800aと重なる各注目ポリゴンの下位局所ランレングスリピート回数(すなわち、各注目ポリゴンの注目下位ランレングスの第2の方向における繰り返し回数)、および、注目セル分割領域800aに係る下位リピート停止回数(すなわち、注目ポリゴンの変化が現れるまでのセル分割領域800の個数)に基づいて行われる。このように、セル分割領域800のランレングスに比べて第2の方向における連続または非連続の判定が容易なポリゴンを取り扱い対象とすることにより、注目セル分割領域の注目ランレングスを他のセル分割領域のランレングスと第2の方向に順次比較して局所ランレングスリピート回数を求める場合に比べて、局所ランレングスリピート回数を速やかに効率良く求めることができる。
データ変換装置7(および、後述するデータ変換装置7a)では、ステップS16における注目セルの局所ランレングスリピート回数の取得は、必ずしも図8に示す流れに沿って行われる必要はなく、他の方法により行われてもよい。例えば、図13に示すように、ステップS11において各セルをセル分割領域800のランレングスの集合として表す部分ランレングスデータが生成された後、当該部分ランレングスデータに基づいて、各セルにおいて第2の方向に連続する複数の同一ランレングスが存在する場合に、第2の方向における複数の同一ランレングスの開始位置(すなわち、複数の同一ランレングスに対応する複数のセル分割領域800のうち、図10中における最も左側に位置するセル分割領域800の位置)である同一ランレングス開始位置と、複数の同一ランレングスに含まれるランレングスの個数である同一ランレングス数とが求められる(ステップS111)。
続いて、複数の単位領域80の設定、注目単位領域の決定、注目セルの抽出、および、注目単位領域80aの単位ランレングスデータの生成(ステップS12〜S15)が行われた後、ステップS16において、注目セルの注目ランレングスがステップS111にて求められた第2の方向に連続する複数の同一ランレングスに含まれる場合に、複数の同一ランレングスの同一ランレングス開始位置および同一ランレングス数に基づいて注目セルの局所ランレングスリピート回数が求められる。具体的には、注目ランレングスの位置(すなわち、注目セル分割領域の位置)と同一ランレングス開始位置とに基づいて、複数の同一ランレングスに対応する複数のセル分割領域800のうち最も左側に位置するセル分割領域800から注目セル分割領域までの距離が求められ、当該距離を単位幅で除算した値および1を同一ランレングス数から減算することにより、局所ランレングスリピート回数が求められる。
この場合も、注目セル分割領域の注目ランレングスを他のセル分割領域のランレングスと第2の方向に順次比較して局所ランレングスリピート回数を求める場合に比べて、ランレングスの比較作業に係る時間を削減することができるため、局所ランレングスリピート回数を速やかに効率良く求めることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る描画システムについて説明する。図14は、第2の実施の形態に係る描画システム100aの構成を示す図であり、描画システム100aは、データ変換装置7aおよび描画装置1を備える。データ変換装置7aの構成は図6と同様であり、以下の説明では対応する構成に同符号を付す。データ変換装置7aは、CPU701(図6参照)等がプログラムに従って演算処理等を行うことにより実現される機能として、図14に示すように、図1に示すデータ変換装置7の各機能に加えてリピート停止回数取得部751を備える。また、描画装置1の構成は第1の実施の形態(図2および図3参照)と同様である。
データ変換装置7aによる入力データから出力データへのデータ変換の動作は、第1の実施の形態に係るデータ変換装置7の動作と前半(図7.A中のステップS11〜S16参照)は同様であり、図15.Aおよび図15.Bに示すように、後半は異なる。
データ変換装置7aによるデータ変換では、まず、図14に示すデータ受付部71により受け付けられた入力データに基づいて、部分ランレングスデータ生成部72により、図10に示す各セルが単位幅に分割されて複数のセル分割領域800が設定され、各セルをセル分割領域800のランレングスの集合として表す部分ランレングスデータが生成される(図7.A:ステップS11)。
続いて、単位領域設定部73により、描画領域8が単位幅に分割されて図11に示す複数の単位領域80が設定され(ステップS12)、単位ランレングスデータ生成部74により、図11中の最も左側の単位領域80が最初の注目単位領域80aとして決定される(ステップS13)。そして、注目単位領域80aと重なる一または複数のセル(すなわち、セル83)が注目セルとして抽出され、各注目セルの注目ランレングス(すなわち、注目セル分割領域800aのランレングス)が取得され、さらに、当該注目ランレングスに基づいて注目単位領域80aの単位ランレングスデータが生成されて記憶部70へと出力される(ステップS14,S15)。
次に、局所ランレングスリピート回数取得部75により、各注目セルについて、注目セルの注目ランレングスと同一のランレングスが第2の方向(すなわち、図11中の左側から右側へと向かう方向)に連続して存在する個数が、注目セルの局所ランレングスリピート回数として取得される(ステップS16)。本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、セル83の局所ランレングスリピート回数が2とされる。ステップS16における局所ランレングスリピート回数の取得は、第1の実施の形態と同様に、図8に示すステップS161〜S166により行われる。
局所ランレングスリピート回数が取得されると、リピート停止回数取得部751により、注目単位領域80aから第2の方向に向かって単位領域80が新たなセルと重なる直前までの単位領域80の個数が、リピート停止回数として取得される(図15.A:ステップS31)。図11に示すように、注目単位領域80a(すなわち、図11中の最も左側の単位領域)から第2の方向に向かう場合に、セル83に次いで出現するセル81と注目単位領域80aとの間には1つの単位領域80が存在するため、リピート停止回数は1とされる。
リピート停止回数が取得されると、単位ランレングスリピート回数取得部76により、全ての注目セルに関して取得された局所ランレングスリピート回数および上記のリピート停止回数の最小値が、注目単位領域80aに係る単位ランレングスリピート回数として取得される(ステップS32)。現在の注目単位領域80aに係る単位ランレングスリピート回数は1とされる。
続いて、注目単位領域80aの単位ランレングスリピート回数が1以上であるか否かが確認される(ステップS33)。上述のように、単位ランレングスリピート回数は1であり、この場合、注目単位領域80aから単位ランレングスリピート回数だけ第2の方向に並ぶ単位領域80の単位ランレングスデータとして、単位ランレングスリピート回数分の注目単位領域80aの単位ランレングスデータが記憶部70へと出力されて記憶される(ステップS34)。そして、注目単位領域が、現在の注目単位領域80aから単位ランレングスリピート回数に1を加えた数だけ第2の方向に離れた単位領域80に変更される(ステップS35)。この場合、注目単位領域80aの右に並ぶ1つの単位領域80(すなわち、図11中の左から2番目の単位領域)の単位ランレングスデータとして、注目単位領域80aの単位ランレングスデータが記憶部70へと出力され、注目単位領域80aから2つだけ離れた図11中の左から3番目の単位領域80が、新たな注目単位領域とされる。
注目単位領域が変更されると、ステップS14に戻り、注目単位領域と重なるセル81およびセル83が注目セルとして抽出され、セル81,83の注目単位領域と重なる注目ランレングス(すなわち、ポリゴン811,831により決定されるランレングス)に基づいて、注目単位領域の単位ランレングスデータが生成されて記憶部70へと出力される(ステップS14,S15)。次に、セル81およびセル83の局所ランレングスリピート回数としてそれぞれ5および0が取得され(ステップS16)、注目単位領域に係るリピート停止回数として1が取得され(ステップS31)、これらの回数の最小値として、単位ランレングスリピート回数が0とされる(ステップS32)。
単位ランレングスリピート回数が0であることが確認されると、注目単位領域の第2の方向に隣接する次の単位領域80の存在が確認された後、注目単位領域が次の単位領域80(すなわち、図11中の左から4番目の単位領域)に変更される(ステップS33,S36,S37)。そして、ステップS14に戻り、注目単位領域と重なるセル81,83の注目ランレングス(すなわち、ポリゴン811,831,832により決定されるランレングス)に基づいて注目単位領域の単位ランレングスデータが生成されて記憶部70へと出力される(ステップS14,S15)。
続いて、注目単位領域と重なるセル81およびセル83の局所ランレングスリピート回数としてそれぞれ4および3が取得され、注目単位領域に係るリピート停止回数として0が取得され、これらの回数の最小値として、単位ランレングスリピート回数が0とされる(ステップS16,S31,S32)。また、上記と同様に、注目単位領域が図11中の左から5番目の単位領域に変更される(ステップS33,S36,S37)。
注目単位領域が変更されると、ステップS14に戻り、注目単位領域と重なるセル81〜83の注目ランレングス(すなわち、ポリゴン811,821,831,832により決定されるランレングス)に基づいて注目単位領域の単位ランレングスデータが生成されて記憶部70へと出力される(ステップS14,S15)。次に、セル81〜83の局所ランレングスリピート回数としてそれぞれ3,8および2が取得され、注目単位領域に係るリピート停止回数として19(すなわち、注目単位領域とセル85との間に存在する単位領域80の個数)が取得され、これらの回数の最小値として、単位ランレングスリピート回数が2とされる(ステップS16,S31,S32)。
そして、注目単位領域の単位ランレングスリピート回数が1以上であることが確認され(ステップS33)、注目単位領域から第2の方向に並ぶ2つの単位領域80(すなわち、図11中の左から6番目および7番目の単位領域)の単位ランレングスデータとして、注目単位領域(すなわち、図11中の左から5番目の単位領域)の単位ランレングスデータが2つ分だけ記憶部70へと出力される(ステップS34)。その後、注目単位領域が、現在の注目単位領域から第2の方向に3つ離れた単位領域80(すなわち、図11中の左から8番目の単位領域)に変更される(ステップS35)。
データ変換装置7aでは、次の単位領域80が存在しなくなるまで、描画領域8の複数の単位領域80のそれぞれと重なる一または複数のセルのランレングスを示す単位ランレングスデータが、第2の方向に向かって順次生成されて記憶部70へと出力され、記憶部70にてこれらの単位ランレングスデータが対応する単位領域80の位置を示すデータと関連付けられることにより、複数のセルのランレングスデータである出力データが生成される。生成された出力データは、第1の実施の形態と同様に、必要に応じてフォーマット変換された後に描画装置1へと出力される。
以上に説明したように、データ変換装置7aでは、入力データから出力データへの変換において、描画領域8の複数の単位領域80の単位ランレングスデータを順次生成する際に、注目単位領域と重なる各注目セルの局所ランレングスリピート回数およびリピート停止回数(すなわち、重なるセルが同一の単位領域80が第2の方向において繰り返し出現する回数)に基づいて単位ランレングスリピート回数が取得される。そして、単位ランレングスリピート回数が1以上である場合に、すなわち、注目単位領域上の全セルの注目単位領域に重なるランレングスと、注目単位領域から第2の方向に連続する各単位領域80上の全セルの当該単位領域80に重なるランレングスとが同一である場合に、当該各単位領域80のランレングスから単位ランレングスデータを生成することなく、当該各単位領域80の単位ランレングスデータとして、注目単位領域の単位ランレングスデータが出力される。
データ変換装置7aでは、第1の実施の形態と同様に、同一の単位ランレングスデータが第2の方向において連続する場合に、これら同一の単位ランレングスデータのうちの1つのみを生成し、生成された単位ランレングスデータを他の単位ランレングスデータとして使用することにより、出力データの生成に要する時間を短縮することができる。
データ変換装置7aでは、また、第1の実施の形態と同様に、局所ランレングスリピート回数の取得が、図8に示すステップS161〜S166により行われることにより、局所ランレングスリピート回数を速やかに効率良く求めることができる。データ変換装置7aでは、特に、局所ランレングスリピート回数の取得と単位ランレングスリピート回数の取得とをほぼ同様の手順にて行って処理の共通化を図ることにより、局所ランレングスリピート回数および単位ランレングスリピート回数をより効率良く求めることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る描画システムについて説明する。図16は、第3の実施の形態に係る描画システム100bの構成を示す図であり、描画システム100bは、データ変換装置7bおよび描画装置1を備える。データ変換装置7bの構成は図6と同様であり、以下の説明では対応する構成に同符号を付す。また、描画装置1の構成は第1の実施の形態(図2および図3参照)と同様である。
図16に示すように、データ変換装置7bは、CPU701(図6参照)等がプログラムに従って演算処理等を行うことにより実現される機能として、図1に示すデータ変換装置7の局所ランレングスリピート回数取得部75および単位ランレングスリピート回数取得部76を除く他の機能に加え、バッファ700を備える。以下の説明では、対応する機能に図1と同様の符号を付す。
データ変換装置7bによる入力データから出力データへのデータ変換の動作は、第1の実施の形態に係るデータ変換装置7の動作とステップS11〜S14(図7.A参照)のみが共通している。図17.Aおよび図17.Bは、ステップS14よりも後のデータ変換装置7bの動作の流れを示す図である。データ変換装置7bによるデータ変換では、まず、図16に示すデータ受付部71により受け付けられた入力データに基づいて、部分ランレングスデータ生成部72により、図10に示す各セルに複数のセル分割領域800が設定されて各セルの部分ランレングスデータが生成される(図7.A:ステップS11)。
続いて、単位領域設定部73により、描画領域8が単位幅に分割されて図11に示す複数の単位領域80が設定され(ステップS12)、単位ランレングスデータ生成部74により、図11中の最も左側の単位領域80が最初の注目単位領域80aとして決定されるとともに、注目単位領域80aと重なる一または複数のセル(すなわち、セル83)が注目セルとして抽出される(ステップS13,S14)。
次に、各注目セルの注目ランレングス(すなわち、注目セル分割領域800aのランレングス)が取得され、当該注目ランレングスに基づいて注目単位領域80aの単位ランレングスデータであるカレント単位ランレングスデータが生成される(図17.A:ステップS41)。
カレント単位ランレングスデータが生成されると、当該カレント単位ランレングスデータの生成よりも前に既に生成されてバッファ700に保存されている単位ランレングスデータが存在するか否かが確認される(ステップS42)。この場合は、既に生成された単位ランレングスデータ(以下、「先行単位ランレングスデータ」という。)が存在しないため、フォーマット変換部78により、カレント単位ランレングスデータがフォーマット変換されて出力データの一部である変換済み単位ランレングスデータが生成され、当該変換済み単位ランレングスデータが記憶部70へと出力されるとともにバッファ700に保存される(ステップS44)。また、上記カレント単位ランレングスデータは、先行単位ランレングスデータとしてバッファ700に保存される(ステップS45)。
先行単位ランレングスデータの保存が終了すると、注目単位領域80aの第2の方向に隣接する次の単位領域80(すなわち、注目単位領域80aの右隣の単位領域)の存在が確認された後(ステップS46)、注目単位領域が、現在の注目単位領域80aの右側に隣接する次の単位領域80に変更される(ステップS47)。
注目単位領域が図11中の左側から2番目の単位領域に変更されると、ステップS14に戻り、注目単位領域と重なるセル83が注目セルとして抽出され、注目セルの注目ランレングスに基づいて注目単位領域のカレント単位ランレングスデータが生成される(ステップS14,S41)。続いて、先行単位ランレングスデータの存在が確認され(ステップS42)、カレント単位ランレングスデータと先行単位ランレングスデータが比較されてカレント単位ランレングスデータと先行単位ランレングスデータとが同じであることが確認される(ステップS43)。そして、バッファ700に記憶されている前回生成された変換済み単位ランレングスデータ(すなわち、図11中の最も左側の単位領域の単位ランレングスデータをフォーマット変換したもの)が、注目単位領域の変換済み単位ランレングスデータとして記憶部70に出力された後、注目単位領域が、左側から3番目の単位領域80に変更される(ステップS48,S46,S47)。
注目単位領域が変更されると、ステップS14に戻り、注目単位領域と重なるセル81,83が注目セルとして抽出されて注目単位領域のカレント単位ランレングスデータが生成され、先行単位ランレングスデータが存在すること、および、カレント単位ランレングスデータと先行単位ランレングスデータとが異なることが確認される(ステップS14,S41〜S43)。次に、カレント単位ランレングスデータが、変換済み単位ランレングスデータにフォーマット変換されて記憶部70へと出力されるとともにバッファ700に保存され、さらに、カレント単位ランレングスデータが先行単位ランレングスデータとしてバッファ700に保存された後、注目単位領域が、左側から4番目の単位領域80に変更される(ステップS44〜S47)。このとき、バッファ700に記憶されていた最初の注目単位領域の単位ランレングスデータおよび変換済み単位ランレングスデータは、現在の注目単位領域の単位ランレングスデータおよび変換済み単位ランレングスデータにより上書きされる。
そして、左側から4番目および5番目の単位領域80について、上記と同様にステップS14,S41〜S47が繰り返され、左側から6番目の単位領域80について、ステップS14,S41〜S43,S48,S46が行われた後、左側から7番目の単位領域80が注目単位領域とされる(ステップS47)。
左側から7番目の単位領域80についても、注目セルの抽出、カレント単位ランレングスデータの生成、および、先行単位ランレングスデータの存在の確認が行われ(ステップS14,S41,S42)、カレント単位ランレングスデータと先行単位ランレングスデータ(すなわち、左側のから5番目の単位領域の単位ランレングスデータ)とが同じであることが確認された後、バッファ700に記憶されている変換済み単位ランレングスデータ(すなわち、左側のから5番目の単位領域の変換済み単位ランレングスデータ)が、注目単位領域である7番目の単位領域80の変換済み単位ランレングスデータとして出力されて記憶部70に保存される(ステップS48)。その後、左側から8番目の単位領域80が注目単位領域とされる(ステップS46,S47)。
データ変換装置7では、次の単位領域80が存在しなくなるまで、描画領域8の複数の単位領域80のそれぞれと重なる一または複数のセルのランレングスを示す単位ランレングスデータが第2の方向に向かって順次生成され、単位ランレングスデータに対応する変換済み単位ランレングスデータが記憶部70へと順次出力されて保存される。そして、記憶部70にてこれらの変換済み単位ランレングスデータが対応する単位領域80の位置を示すデータと関連付けられることにより、複数のセルのランレングスデータである出力データが生成される。
以上に説明したように、データ変換装置7bでは、入力データから出力データへの変換において、描画領域8の複数の単位領域80の変換済み単位ランレングスデータを順次出力する際に、注目単位領域の単位ランレングスデータと先行単位ランレングスデータとが同じである場合に、注目単位領域の単位ランレングスデータに対してフォーマット変換を行うことなく、既に生成されている変換済み単位ランレングスデータが注目単位領域の変換済み単位ランレングスデータとして出力される。これにより、出力データの生成に要する時間を短縮することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
上記実施の形態では、それぞれが一または複数のポリゴンにより構成されるセル81〜86のうち、セル81,83〜86が、複数のポリゴンにより構成される多階層セルとして説明したが、各多階層セルは、それぞれが一または複数のポリゴンを有する複数の下位セルにより構成されてもよい。例えば、上記実施の形態に係るセル81において、セル81を構成する3つのポリゴン811,812,813をそれぞれ、1つのポリゴンにより構成される下位セルと捉えると、多階層セルは、それぞれが少なくとも1つのポリゴン(すなわち、図形要素)により構成される複数の下位セルにより構成されると捉えられる。
この場合、図8に示すステップS162では、注目セル分割領域と重なる一または複数の下位セルが注目下位セルとして抽出され、ステップS163では、各注目下位セルの注目セル分割領域と重なるランレングスが注目下位ランレングスとして取得される。また、ステップS164では、各注目下位セルについて、注目下位セルの注目下位ランレングスと同一のランレングスが第2の方向に連続して存在する個数が、注目下位セルの下位局所ランレングスリピート回数として取得される。ステップS165では、注目下位セルから第2の方向に向かってセル分割領域800が新たな下位セルと重なる直前までのセル分割領域800の数が、下位リピート停止回数として取得され、ステップS166では、全注目下位セルの下位局所ランレングスリピート回数および下位リピート停止回数の最小値が、注目セルの局所ランレングスリピート回数として取得される。
第1の実施の形態に係るデータ変換装置7では、ステップS16における注目セルの局所ランレングスリピート回数の取得は、注目セル分割領域の注目ランレングスを注目セル分割領域の右側の複数のセル分割領域800のランレングスと第2の方向に順次比較し、注目セル分割領域と同一のランレングスが第2の方向に連続する数を局所ランレングスリピート回数とすることにより行われてもよい。第2の実施の形態に係るデータ変換装置7aにおけるステップS16の動作においても同様である。
上記実施の形態に係るデータ変換装置では、ステップS12において単位領域80の設定に用いられる複数の直線は、ステップS11においてセル分割領域800の設定に用いられる複数の直線と一致する必要はなく、第2の方向にずれていてもよい。この場合、各注目セルにおいて注目単位領域と重なる注目セル分割領域は、注目単位領域と重なる面積が大きい方のセル分割領域とされる。
データ変換装置により出力データに変換される入力データは、必ずしも液晶表示装置用のガラス基板上に描画されるパターンを示すデータには限定されず、例えば、プラズマ表示装置等の他のフラットパネル表示装置またはフォトマスク用のガラス基板上に描画されるパターンを示すデータであってもよく、LSI用のパターンデータであってもよい。また、他の様々な目的に利用される入力データがデータ変換装置により出力データに変換されてもよい。
描画装置1は、上述の構造を備えるものには限定されず、ランレングスデータである出力データに基づいて描画を行う装置であればよい。例えば、描画装置1の光照射部4は、GLV以外の他の光変調素子を備える空間光変調器を備えてもよい。
第1の実施の形態に係る描画システムの構成を示す図である。 描画装置の側面図である。 描画装置の平面図である。 空間光変調器を拡大して示す図である。 光変調素子の断面を示す図である。 光変調素子の断面を示す図である。 データ変換装置の構成を示す図である。 データ変換の流れを示す図である。 データ変換の流れを示す図である。 データ変換の流れを示す図である。 データ変換の流れを示す図である。 入力データにより表されるパターンを示す図である。 入力データにより表されるパターンを示す図である。 入力データにより表されるパターンを示す図である。 データ変換装置によるデータ変換に要する時間を示す図である。 比較例のデータ変換装置によるデータ変換に要する時間を示す図である。 データ変換の流れを示す図である。 第2の実施の形態に係る描画システムの構成を示す図である。 データ変換の流れを示す図である。 データ変換の流れを示す図である。 第2の実施の形態に係る描画システムの構成を示す図である。 データ変換の流れを示す図である。 データ変換の流れを示す図である。
符号の説明
1 描画装置
3 基板保持部
8 描画領域
7,7a,7b データ変換装置
9 基板
25 主走査機構
61 光変調素子制御部
80 単位領域
80a 注目単位領域
81〜86 セル
100,100a,100b 描画システム
461 光変調素子
700 バッファ
800 セル分割領域
811〜813,821,831,832 ポリゴン
7041 プログラム
S11〜S17,S21〜S27,S31〜S37,S41〜S48,S111,S161〜S166,S221 ステップ

Claims (9)

  1. それぞれが少なくとも1つの多角形の図形要素により構成される複数の図形要素群のベクトルデータを含む入力データをランレングスデータである出力データに変換するデータ変換方法であって、
    a)コンピュータが、入力データに含まれる各図形要素群のベクトルデータに基づいて、前記各図形要素群を第1の方向を向く直線にて所定幅毎に分割し、前記各図形要素群を分割された領域のランレングスの集合として表す部分ランレングスデータを生成する工程と、
    b)コンピュータが、前記複数の図形要素群が配置される領域を前記第1の方向を向く直線にて前記所定幅毎に分割することにより前記第1の方向に垂直な第2の方向に配列された前記所定幅の複数の単位領域を設定し、前記複数の単位領域のそれぞれと重なる一または複数の図形要素群のランレングスを示す単位ランレングスデータを前記第2の方向に向かって順次生成して前記複数の図形要素群のランレングスデータである出力データを生成する工程と、
    を備え、
    前記b)工程が、
    b1)一の単位領域を最初の注目単位領域として決定する工程と、
    b2)前記注目単位領域と重なる一または複数の図形要素群を注目図形要素群として抽出する工程と、
    b3)各注目図形要素群の前記注目単位領域と重なるランレングスである注目ランレングスに基づいて前記注目単位領域の単位ランレングスデータを生成して出力する工程と、
    b4)前記各注目図形要素群について、注目図形要素群の注目ランレングスと同一のランレングスが前記第2の方向に連続して存在する個数を前記注目図形要素群の局所ランレングスリピート回数として取得する工程と、
    b5)全ての注目図形要素群に関して取得された局所ランレングスリピート回数の最小値を単位ランレングスリピート回数として取得する工程と、
    b6)前記注目単位領域の前記第2の方向に隣接する次の単位領域と重なる一または複数の図形要素群と前記注目図形要素群とが一致しない場合に、前記単位ランレングスリピート回数を0とする工程と、
    b7)前記単位ランレングスリピート回数が1以上である場合に、前記次の単位領域の単位ランレングスデータとして前記注目単位領域の前記単位ランレングスデータを出力し、前記単位ランレングスリピート回数から1を減算するとともに前記注目単位領域を前記次の単位領域に変更して前記b6)工程に戻り、前記単位ランレングスリピート回数が0である場合に、前記注目単位領域を前記次の単位領域に変更して前記b2)工程に戻る工程と、
    を備えることを特徴とするデータ変換方法。
  2. それぞれが少なくとも1つの多角形の図形要素により構成される複数の図形要素群のベクトルデータを含む入力データをランレングスデータである出力データに変換するデータ変換方法であって、
    a)コンピュータが、入力データに含まれる各図形要素群のベクトルデータに基づいて、前記各図形要素群を第1の方向を向く直線にて所定幅毎に分割し、前記各図形要素群を分割された領域のランレングスの集合として表す部分ランレングスデータを生成する工程と、
    b)コンピュータが、前記複数の図形要素群が配置される領域を前記第1の方向を向く直線にて前記所定幅毎に分割することにより前記第1の方向に垂直な第2の方向に配列された前記所定幅の複数の単位領域を設定し、前記複数の単位領域のそれぞれと重なる一または複数の図形要素群のランレングスを示す単位ランレングスデータを前記第2の方向に向かって順次生成して前記複数の図形要素群のランレングスデータである出力データを生成する工程と、
    を備え、
    前記b)工程が、
    b1)一の単位領域を最初の注目単位領域として決定する工程と、
    b2)前記注目単位領域と重なる一または複数の図形要素群を注目図形要素群として抽出する工程と、
    b3)各注目図形要素群の前記注目単位領域と重なるランレングスである注目ランレングスに基づいて前記注目単位領域の単位ランレングスデータを生成して出力する工程と、
    b4)前記各注目図形要素群について、注目図形要素群の注目ランレングスと同一のランレングスが前記第2の方向に連続して存在する個数を前記注目図形要素群の局所ランレングスリピート回数として取得する工程と、
    b5)前記注目単位領域から前記第2の方向に向かって単位領域が新たな図形要素群と重なる直前までの単位領域の数をリピート停止回数として取得する工程と、
    b6)全ての注目図形要素群に関して取得された局所ランレングスリピート回数および前記リピート停止回数の最小値を単位ランレングスリピート回数として取得する工程と、
    b7)前記単位ランレングスリピート回数が1以上である場合に、前記注目単位領域から前記単位ランレングスリピート回数だけ前記第2の方向に並ぶ単位領域の単位ランレングスデータとして前記単位ランレングスリピート回数分の前記注目単位領域の前記単位ランレングスデータを出力し、前記注目単位領域を前記注目単位領域から前記単位ランレングスリピート回数に1を加えた数だけ前記第2の方向に離れた単位領域に変更して前記b2)工程に戻り、前記単位ランレングスリピート回数が0である場合に、前記注目単位領域を前記第2の方向に隣接する単位領域に変更して前記b2)工程に戻る工程と、
    を備えることを特徴とするデータ変換方法。
  3. 請求項1または2に記載のデータ変換方法であって、
    前記a)工程と前記b)工程との間に、
    c)コンピュータが、前記各図形要素群において前記第2の方向に連続する複数の同一ランレングスが存在する場合に、前記第2の方向における前記複数の同一ランレングスの開始位置である同一ランレングス開始位置と前記複数の同一ランレングスに含まれるランレングスの個数である同一ランレングス数とを求める工程をさらに備え、
    前記b4)工程において、前記注目図形要素群の前記注目ランレングスが前記第2の方向に連続する複数の同一ランレングスに含まれる場合に、前記複数の同一ランレングスの同一ランレングス開始位置および同一ランレングス数に基づいて前記注目図形要素群の前記局所ランレングスリピート回数が求められることを特徴とするデータ変換方法。
  4. 請求項1または2に記載のデータ変換方法であって、
    前記複数の図形要素群に含まれる多階層図形要素群が、それぞれが少なくとも1つの図形要素により構成される複数の下位図形要素群により構成され、
    前記b4)工程が、
    b41)前記a)工程において前記多階層図要素域群が分割されて得られた複数の下位単位領域の1つを最初の注目下位単位領域として決定する工程と、
    b42)前記注目下位単位領域と重なる一または複数の下位図形要素群を注目下位図形要素群として抽出する工程と、
    b43)各注目下位図形要素群の前記注目下位単位領域と重なるランレングスを注目下位ランレングスとして取得する工程と、
    b44)前記各注目下位図形要素群について、注目下位図形要素群の注目下位ランレングスと同一のランレングスが前記第2の方向に連続して存在する個数を前記注目下位図形要素群の下位局所ランレングスリピート回数として取得する工程と、
    b45)前記注目下位単位領域から前記第2の方向に向かって下位単位領域が新たな下位図形要素群と重なる直前までの下位単位領域の数を下位リピート停止回数として取得する工程と、
    b46)全ての注目下位図形要素群に関して取得された下位局所ランレングスリピート回数および前記下位リピート停止回数の最小値を前記多階層図形要素群の局所ランレングスリピート回数として取得する工程と、
    を備えることを特徴とするデータ変換方法。
  5. それぞれが少なくとも1つの多角形の図形要素により構成される複数の図形要素群のベクトルデータを含む入力データをランレングスデータである出力データに変換するデータ変換方法であって、
    a)コンピュータが、入力データに含まれる各図形要素群のベクトルデータに基づいて、前記各図形要素群を第1の方向を向く直線にて所定幅毎に分割し、前記各図形要素群を分割された領域のランレングスの集合として表す部分ランレングスデータを生成する工程と、
    b)コンピュータが、前記複数の図形要素群が配置される領域を前記第1の方向を向く直線にて前記所定幅毎に分割することにより前記第1の方向に垂直な第2の方向に配列された前記所定幅の複数の単位領域を設定し、前記複数の単位領域のそれぞれと重なる一または複数の図形要素群のランレングスを示す単位ランレングスデータを前記第2の方向に向かって順次生成して前記複数の図形要素群のランレングスデータである出力データを生成する工程と、
    を備え、
    前記b)工程が、
    b1)一の単位領域を最初の注目単位領域として決定する工程と、
    b2)前記注目単位領域と重なる一または複数の図形要素群を注目図形要素群として抽出する工程と、
    b3)各注目図形要素群の前記注目単位領域と重なるランレングスである注目ランレングスに基づいて前記注目単位領域の単位ランレングスデータを生成する工程と、
    b4)既に生成されてバッファに保存されている単位ランレングスデータである先行単位ランレングスデータが存在する場合に、前記b3)工程にて生成された単位ランレングスデータであるカレント単位ランレングスデータと前記先行単位ランレングスデータとを比較する工程と、
    b5)前記カレント単位ランレングスデータが前記先行単位ランレングスデータと異なる、または、前記先行単位ランレングスデータが存在しない場合に、前記カレント単位ランレングスデータをフォーマット変換して前記出力データの一部である変換済み単位ランレングスデータを出力するとともに前記バッファに保存し、さらに、前記カレント単位ランレングスデータを先行単位ランレングスデータとして前記バッファに保存し、前記カレント単位ランレングスデータが前記先行単位ランレングスデータと同じ場合に、前記バッファに保存されている変換済み単位ランレングスデータを出力する工程と、
    b6)前記注目単位領域を前記第2の方向に隣接する次の単位領域に変更して前記b2)工程に戻る工程と、
    を備えることを特徴とするデータ変換方法。
  6. 基板上にパターンを描画する描画システムであって、
    請求項1ないし5のいずれかに記載のデータ変換方法により入力データを出力データに変換するデータ変換装置と、
    前記データ変換装置により生成された前記出力データに基づいて基板上にパターンを描画する描画装置と、
    を備え、
    前記描画装置が、
    前記基板を保持する基板保持部と、
    前記基板に光を照射する光変調素子と、
    前記光変調素子から導かれた光の前記基板上における照射位置を、前記基板上における前記第1の方向に対応する方向に前記基板に対して相対的に移動する照射位置移動機構と、
    前記出力データに基づいて前記光変調素子からの光の変調を制御する光変調素子制御部と、
    を備えることを特徴とする描画システム。
  7. それぞれが少なくとも1つの多角形の図形要素により構成される複数の図形要素群のベクトルデータを含む入力データをランレングスデータである出力データに変換するプログラムであって、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
    a)入力データに含まれる各図形要素群のベクトルデータに基づいて、前記各図形要素群を第1の方向を向く直線にて所定幅毎に分割し、前記各図形要素群を分割された領域のランレングスの集合として表す部分ランレングスデータを生成する工程と、
    b)前記複数の図形要素群が配置される領域を前記第1の方向を向く直線にて前記所定幅毎に分割することにより前記第1の方向に垂直な第2の方向に配列された前記所定幅の複数の単位領域を設定し、前記複数の単位領域のそれぞれと重なる一または複数の図形要素群のランレングスを示す単位ランレングスデータを前記第2の方向に向かって順次生成して前記複数の図形要素群のランレングスデータである出力データを生成する工程と、
    を実行させ、
    前記b)工程が、
    b1)一の単位領域を最初の注目単位領域として決定する工程と、
    b2)前記注目単位領域と重なる一または複数の図形要素群を注目図形要素群として抽出する工程と、
    b3)各注目図形要素群の前記注目単位領域と重なるランレングスである注目ランレングスに基づいて前記注目単位領域の単位ランレングスデータを生成して出力する工程と、
    b4)前記各注目図形要素群について、注目図形要素群の注目ランレングスと同一のランレングスが前記第2の方向に連続して存在する個数を前記注目図形要素群の局所ランレングスリピート回数として取得する工程と、
    b5)全ての注目図形要素群に関して取得された局所ランレングスリピート回数の最小値を単位ランレングスリピート回数として取得する工程と、
    b6)前記注目単位領域の前記第2の方向に隣接する次の単位領域と重なる一または複数の図形要素群と前記注目図形要素群とが一致しない場合に、前記単位ランレングスリピート回数を0とする工程と、
    b7)前記単位ランレングスリピート回数が1以上である場合に、前記次の単位領域の単位ランレングスデータとして前記注目単位領域の前記単位ランレングスデータを出力し、前記単位ランレングスリピート回数から1を減算するとともに前記注目単位領域を前記次の単位領域に変更して前記b6)工程に戻り、前記単位ランレングスリピート回数が0である場合に、前記注目単位領域を前記次の単位領域に変更して前記b2)工程に戻る工程と、
    を備えることを特徴とするプログラム。
  8. それぞれが少なくとも1つの多角形の図形要素により構成される複数の図形要素群のベクトルデータを含む入力データをランレングスデータである出力データに変換するプログラムであって、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
    a)入力データに含まれる各図形要素群のベクトルデータに基づいて、前記各図形要素群を第1の方向を向く直線にて所定幅毎に分割し、前記各図形要素群を分割された領域のランレングスの集合として表す部分ランレングスデータを生成する工程と、
    b)前記複数の図形要素群が配置される領域を前記第1の方向を向く直線にて前記所定幅毎に分割することにより前記第1の方向に垂直な第2の方向に配列された前記所定幅の複数の単位領域を設定し、前記複数の単位領域のそれぞれと重なる一または複数の図形要素群のランレングスを示す単位ランレングスデータを前記第2の方向に向かって順次生成して前記複数の図形要素群のランレングスデータである出力データを生成する工程と、
    を実行させ、
    前記b)工程が、
    b1)一の単位領域を最初の注目単位領域として決定する工程と、
    b2)前記注目単位領域と重なる一または複数の図形要素群を注目図形要素群として抽出する工程と、
    b3)各注目図形要素群の前記注目単位領域と重なるランレングスである注目ランレングスに基づいて前記注目単位領域の単位ランレングスデータを生成して出力する工程と、
    b4)前記各注目図形要素群について、注目図形要素群の注目ランレングスと同一のランレングスが前記第2の方向に連続して存在する個数を前記注目図形要素群の局所ランレングスリピート回数として取得する工程と、
    b5)前記注目単位領域から前記第2の方向に向かって単位領域が新たな図形要素群と重なる直前までの単位領域の数をリピート停止回数として取得する工程と、
    b6)全ての注目図形要素群に関して取得された局所ランレングスリピート回数および前記リピート停止回数の最小値を単位ランレングスリピート回数として取得する工程と、
    b7)前記単位ランレングスリピート回数が1以上である場合に、前記注目単位領域から前記単位ランレングスリピート回数だけ前記第2の方向に並ぶ単位領域の単位ランレングスデータとして前記単位ランレングスリピート回数分の前記注目単位領域の前記単位ランレングスデータを出力し、前記注目単位領域を前記注目単位領域から前記単位ランレングスリピート回数に1を加えた数だけ前記第2の方向に離れた単位領域に変更して前記b2)工程に戻り、前記単位ランレングスリピート回数が0である場合に、前記注目単位領域を前記第2の方向に隣接する単位領域に変更して前記b2)工程に戻る工程と、
    を備えることを特徴とするプログラム。
  9. それぞれが少なくとも1つの多角形の図形要素により構成される複数の図形要素群のベクトルデータを含む入力データをランレングスデータである出力データに変換するプログラムであって、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
    a)入力データに含まれる各図形要素群のベクトルデータに基づいて、前記各図形要素群を第1の方向を向く直線にて所定幅毎に分割し、前記各図形要素群を分割された領域のランレングスの集合として表す部分ランレングスデータを生成する工程と、
    b)前記複数の図形要素群が配置される領域を前記第1の方向を向く直線にて前記所定幅毎に分割することにより前記第1の方向に垂直な第2の方向に配列された前記所定幅の複数の単位領域を設定し、前記複数の単位領域のそれぞれと重なる一または複数の図形要素群のランレングスを示す単位ランレングスデータを前記第2の方向に向かって順次生成して前記複数の図形要素群のランレングスデータである出力データを生成する工程と、
    を実行させ、
    前記b)工程が、
    b1)一の単位領域を最初の注目単位領域として決定する工程と、
    b2)前記注目単位領域と重なる一または複数の図形要素群を注目図形要素群として抽出する工程と、
    b3)各注目図形要素群の前記注目単位領域と重なるランレングスである注目ランレングスに基づいて前記注目単位領域の単位ランレングスデータを生成する工程と、
    b4)既に生成されてバッファに保存されている単位ランレングスデータである先行単位ランレングスデータが存在する場合に、前記b3)工程にて生成された単位ランレングスデータであるカレント単位ランレングスデータと前記先行単位ランレングスデータとを比較する工程と、
    b5)前記カレント単位ランレングスデータが前記先行単位ランレングスデータと異なる、または、前記先行単位ランレングスデータが存在しない場合に、前記カレント単位ランレングスデータをフォーマット変換して前記出力データの一部である変換済み単位ランレングスデータを出力するとともに前記バッファに保存し、さらに、前記カレント単位ランレングスデータを先行単位ランレングスデータとして前記バッファに保存し、前記カレント単位ランレングスデータが前記先行単位ランレングスデータと同じ場合に、前記バッファに保存されている変換済み単位ランレングスデータを出力する工程と、
    b6)前記注目単位領域を前記第2の方向に隣接する次の単位領域に変更して前記b2)工程に戻る工程と、
    を備えることを特徴とするプログラム。
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