JP5008692B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機に関するものである。
パチンコ機等の弾球遊技機では、普通図柄始動手段が遊技球を検出したときに普通図柄表示手段の普通図柄が所定時間変動し、その変動後の普通図柄が当たり態様で停止したときに特別図柄始動手段が所定の開放パターンで開放する普通遊技状態が発生し、その普通遊技状態中に特別図柄始動手段が遊技球の入賞を検出したときに特別図柄表示手段の特別図柄が所定時間変動し、その変動後の特別図柄が大当たり態様で停止したときに遊技者に有利な特別遊技状態が発生するようになったものがある。
特別図柄始動手段として、前面に開口する入賞口を有する本体と、この本体に前後方向に出退自在に設けられ且つ前方に突出した開状態のときに遊技球を入賞口へと入賞させる開閉部材とを含む開閉式入賞手段が使用されることがある(特許文献1)。
開閉部材は略矩形状の左右一対の球受け板を上広がりの鈍角状に備えると共に、その各球受け板の両端に上側に突出する壁部を、両球受け板間の中央前端部に上側に突出する球寄せ部を夫々備えている。
実用新案登録第3017551号公報
弾球遊技機のゲーム構成によっては、通常遊技状態の当たりを遊技者に対して特別図柄始動手段の作動状態を認識し難くし、しかも特別図柄始動手段の開放延長時以外の場合には、特別図柄始動手段に可能な限り遊技球が入賞しないようにすることがある。
このようなゲーム構成の弾球遊技機では、開閉部材が前後方向に出退する開閉式入賞手段は、左右一対の開閉部材が下側の前後方向の支軸廻りに開閉する所謂チューリップ式の入賞手段等と比較して、開閉部材の作動状態を遊技者に対して判り難くできるため非常に有効である。
しかし、従来の開閉式入賞手段は、本体の前面の入賞口の上側には突出部等がなく、開閉部材が本体から前方に突出した開状態のときには、開閉部材の上側は開放状態となっている。このため開放延長時以外の短縮開閉時にも遊技球が入賞口に入賞する可能性が高くなる問題がある。
例えば、開閉部材は短縮開閉時には0.2秒程度の開放時間で開閉するが、開閉部材の上側が開放状態であるため、開閉部材が後退動作の途中でも開閉部材上に遊技球が落下し易く、開閉部材が十分に後退する前に遊技球が本体の前面と球寄せ部との間に入れば入賞することになる。
このため従来の開閉式入賞手段を使用すれば、遊技者にその作動状態を認識させ難くできるものの、開放延長時以外は特別図柄始動手段に遊技球を可能な限り入賞し難くすることを前提とするゲーム構成の特質が損なわれる欠点がある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、開放時間の短い遊技状態での開閉部材の作動を遊技者に認識し難くできると共に、入賞し易くするとき以外は遊技球を極力入賞し難くでき、しかも遊技領域内に配置する場合にも位置的な制約を受けに難くできる開閉式入賞手段を備えた弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、前面に開口する入賞口を有し且つ遊技盤に装着された本体と、前記遊技盤の前面に突出した開状態と該開状態から後退した閉状態との間で前記本体に前後方向に出退自在に設けられ且つ前記開状態のときに遊技球を前記入賞口へと案内する開閉部材とを含む開閉式入賞手段を備えた弾球遊技機において、前記本体は前記開状態の前記開閉部材の上側で該本体から前側に突出する突出部を備え、前記開閉部材は遊技球を前記入賞口へと案内する前後方向の案内通路と、該案内通路の左右両側に、高さの異なる段差を置いて設けられ且つ遊技球を前記案内通路へと案内する一対の球受け板とを備え、前記案内通路は該案内通路の前端部で高い段差側の前記球受け板側の基部に、低い段差側の前記球受け板との間に間隔をあけて配置され、且つ前記各球受け板から前記案内通路内へと案内される遊技球を前記入賞口側へと寄せる球寄せ部を備え、該球寄せ部は高い段差側の前記球受け板側の内端縁よりも低くしたものである。
本発明によれば、開放時間の短い遊技状態での開放部材の作動を遊技者に認識し難くできると共に、入賞口に遊技球が入賞し易くするとき以外は遊技球を極力入賞し難くでき、しかも遊技領域内に開閉式入賞手段を配置する場合にも、位置的な制約を受け難くなり任意の位置に配置することができる。
本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の全体斜視図である。 遊技盤の正面図である。 第1特別図柄始動手段の正面図である。 第1特別図柄始動手段の正面断面図である。 第1特別図柄始動手段の側面断面図である。 第1特別図柄始動手段の平面断面図である。 第1特別図柄始動手段の分解斜視図である。 制御系のブロック図である。 普通乱数抽選による当たり/外れの各抽選確率とそれに対応する第1特別図柄始動手段の開閉パターンの一例を示す図である。 特別乱数抽選による大当たり/外れの各抽選確率とそれに対応する第1,第2大入賞手段の開放パターンの一例を示す図である。 報知制御処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態を示す第1特別図柄始動手段の正面図である。 第1特別図柄始動手段の側面断面図である。 第1特別図柄始動手段の平面断面図である。 開閉部材の斜視図である。 第3の実施形態を示す第1特別図柄始動手段の正面図である。 第1特別図柄始動手段の側面断面図である。 第4の実施形態を示す第1特別図柄始動手段の正面図である。 第1特別図柄始動手段の側面断面図である。 第5の実施形態を示す第1特別図柄始動手段の正面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図11は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示する。図1において、遊技機本体1は、矩形状の外枠2と、この外枠2の前側に開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。前枠3の前側には、ガラス扉4と前面板5とが上下に配置され、前枠3に開閉自在に枢支されている。
前面板5には、その前側に、発射手段(図示省略)に供給するための遊技球を貯留する貯留皿6、発射手段を作動させるための発射ハンドル7等が設けられている。
ガラス扉4の裏側には、図2に示す遊技盤11が着脱自在に装着されている。遊技盤11の前面側には、発射手段から発射された遊技球を案内するガイドレール12が環状に装着されると共に、そのガイドレール12の内側の遊技領域13に、画像表示手段14、普通図柄始動手段15、普通図柄表示手段10、第1特別図柄始動手段(開閉式入賞手段)16、第2特別図柄始動手段17、第1特別図柄表示手段18、第2特別図柄表示手段19、第1大入賞手段20、第2大入賞手段21、普通入賞手段22等が配置されている。
画像表示手段14には、7セグメント式等の普通演出図柄表示手段23と、液晶式等の特別演出図柄表示手段24とが設けられ、例えば遊技領域13の略中央に配置されている。普通図柄始動手段15は、普通図柄表示手段10による図柄変動を開始させるためのもので、遊技球が通過したときにその通過を検出可能な通過ゲートにより構成されており、例えば遊技領域13内の左側上部に配置されている。
普通図柄表示手段10は普通図柄を変動表示するためのもので、1又は複数個、例えば1個の普通図柄を変動表示可能な7セグメント式等の表示手段により構成されており、普通図柄始動手段15が遊技球を検出することを条件に普通図柄を所定時間変動表示して、普通図柄始動手段15による遊技球検出時に取得された当たり判定乱数値が予め定められた当たり判定値と一致する場合には所定の当たり態様で、それ以外の場合には外れ態様で停止するようになっている。
普通図柄は、例えば数字図柄等ではなく、それ自体としては特別な意味を持たない線と点との組み合わせ等よりなる複数種類の図柄で構成され、それらの図柄のうちの1又は複数が当たり態様、それ以外が外れ態様に設定されており、図柄変動の結果を遊技者が容易には判別できないようになっている。なお、本実施形態では、図9に示すように第1〜第3の3種類の当たりが設けられており、普通図柄表示手段10の普通図柄はそれら第1〜第3の全ての当たりに対して当たり態様で停止するようになっている。
また、普通図柄表示手段10の変動表示中又は普通利益状態中に普通図柄始動手段15が遊技球を検出した場合には、その検出時に取得された当たり判定乱数値が予め定められた上限保留個数、例えば4個を限度として記憶され、後に普通図柄表示手段10が変動可能となる毎にその記憶順に消化されるようになっている。以下、その当たり判定乱数値の記憶個数を普通保留個数という。
普通演出図柄表示手段23は、例えば普通図柄表示手段10による普通図柄の変動表示と時間的に同調して普通演出図柄を変動表示するもので、1個又は複数個、例えば左右方向に3個の普通演出図柄を変動表示可能に構成されており、普通図柄始動手段15が遊技球を検出することを条件に、普通図柄の変動開始と同時に普通演出図柄の変動を開始すると共に、普通図柄の変動停止と同時に最終停止するように、普通演出図柄を左、右、中等の所定の順序又は同時に停止させるようになっている。
普通演出図柄には、遊技者がその内容を容易に認識可能な例えば「0」〜「9」の10種類の数字図柄が用いられ、「6・6・6」「7・7・7」等、3つの図柄が全て同じ図柄で揃ったものが当たり演出態様、少なくとも1つの図柄が異なるものが外れ演出態様となっている。そして、普通演出図柄表示手段23による普通演出図柄の停止図柄は、通常遊技状態中は第1当たりに対してのみ「7・7・7」等の当たり演出態様、それ以外は外れ演出態様となり、特別遊技状態中は第1,第2当たりに対してのみ当たり演出態様、それ以外は外れ演出態様となるように構成されている。
これにより、遊技者に対して第1〜第3当たりの全てを当たりとは認識させず、普通演出図柄が「7・7・7」等の当たり演出態様となった場合のみ、即ち通常遊技状態中における第1当たり、特別遊技状態中における第1,第2当たりの場合にのみ当たりと認識させることができる。
第1特別図柄始動手段16は、第1特別図柄表示手段18による図柄変動を開始させるためのものである。この第1特別図柄始動手段16は、前後方向の開閉部材100の出退動作により遊技球が入賞口101に入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な開閉式入賞手段により構成されており、例えば画像表示手段14の下側で遊技領域13の左右方向の略中央に配置され、普通図柄表示手段10の変動後の停止図柄が当たり態様となって普通利益状態が発生したときに、開閉部材100が所定時間、所定回数だけ閉状態から開状態に変化して、開状態のときに入賞口101に入賞した遊技球を検出するように構成されている。
第2特別図柄始動手段17は、第2特別図柄表示手段19による図柄変動を開始させるためのもので、開閉手段等を有しない非開閉式の入賞手段により構成され、例えば遊技領域13の左側下部に配置されており、遊技球が入賞したときにその遊技球を検出するように構成されている。なお、第2特別図柄始動手段17は通過ゲート等により構成してもよい。
第1特別図柄表示手段18及び第2特別図柄表示手段19は、夫々1個又は複数個、例えば各1個の第1,第2特別図柄を変動表示可能な7セグメント式等の表示手段により構成されており、第1特別図柄表示手段18は第1特別図柄始動手段16に、第2特別図柄表示手段19は第2特別図柄始動手段17に夫々遊技球が入賞することを条件に第1,第2特別図柄を所定時間変動表示して、それら第1,第2特別図柄始動手段16,17への入賞時に取得された大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致する場合には所定の大当たり態様で、それ以外の場合には小当たり態様で停止するようになっている。
第1,第2特別図柄は、例えば数字図柄等ではなく、それ自体としては特別な意味を持たない線と点との組み合わせ等よりなる複数種類の図柄で構成され、それらの図柄のうちの1又は複数が大当たり態様、それ以外が小当たり態様に設定されており、図柄変動の結果を遊技者が容易には判別できないようになっている。
また第1,第2特別図柄の変動表示中又は特別利益状態中に第1,第2特別図柄始動手段16,17に遊技球が入賞した場合には、その入賞時に取得された大当たり判定乱数値等が夫々所定の上限保留個数、例えば各4個を限度として記憶され、後に第1,第2特別図柄始動手段16,17が変動可能となる毎にその記憶順に消化されるようになっている。以下、それら大当たり判定乱数値の記憶個数を夫々第1,第2特別保留個数という。
なお、本実施形態では、特別利益状態中には第1,第2特別図柄表示手段18,19の図柄変動を開始しない他、第1,第2特別図柄表示手段18,19の何れか一方の図柄変動中には他方の図柄変動を開始せず、両方が同時に変動中となることはないように制御される。更に、本実施形態では、第1,第2特別保留個数が共に1以上である場合には、第2特別図柄表示手段19の図柄変動よりも第1特別図柄表示手段18の図柄変動を優先して行うように構成されている。
特別演出図柄表示手段24は、例えば第1特別図柄表示手段18による第1特別図柄の変動表示と時間的に同調して特別演出図柄を変動表示するもので、1個又は複数個、例えば左右方向に3個の特別演出図柄を変動表示可能に構成されており、第1特別図柄始動手段16に遊技球が入賞することを条件に、第1特別図柄の変動開始と同時に所定の変動パターンに従って特別演出図柄の変動を開始すると共に、第1特別図柄の変動停止と同時に最終停止するように、特別演出図柄を左、右、中等の所定の順序で停止させるようになっている。
特別演出図柄には、例えば「0」〜「9」の10種類の数字図柄が用いられ、「6・6・6」「7・7・7」等、3つの図柄が全て同じ図柄で揃ったものが大当たり演出態様、少なくとも1つの図柄が異なるものが小当たり演出態様となっている。また、特別演出図柄表示手段24による特別演出図柄の変動後の停止図柄は、第1特別図柄表示手段18による第1特別図柄が大当たり態様で停止する場合には大当たり演出態様となり、第1特別図柄が小当たり態様で停止する場合には小当たり演出態様となる。
第1大入賞手段20は、左右一対の開閉爪20a等により遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な開閉式の入賞手段で、第1特別図柄表示手段18の変動後の停止図柄が小当たり態様となることに基づいて第1小当たり状態が発生したときに、開閉爪20aが所定時間、所定回数だけ閉状態から開状態に変化するように構成されている。
第1大入賞手段20の内部には、特別領域Vとそれ以外の通常領域とが設けられ、開閉爪20aが開状態のときに入賞した遊技球はそれら特別領域Vと通常領域との何れかに振り分けられるようになっている。そして、第1大入賞手段20に入賞した遊技球が特別領域Vを通過したときに、その通過に基づいて第1大当たり状態が発生するようになっている。
第2大入賞手段21は、例えば下部側の横軸廻りに揺動可能な開閉板21aにより遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な開閉式の入賞手段で、第1特別図柄表示手段18の変動後の停止図柄が大当たり態様となること、又は第1大入賞手段20に入賞した遊技球が特別領域Vを通過することに基づいて第1大当たり状態が発生したとき、第2特別図柄表示手段19の変動後の停止図柄が大当たり態様となることに基づいて第2大当たり状態が発生したとき、及び第2特別図柄表示手段19の変動後の停止図柄が小当たり態様となることに基づいて第2小当たり状態が発生したときに、開閉板21aが各状態に応じた開放パターンに従って前側に開放して、その上側に落下した遊技球を内部へと入賞させるようになっている。
第1特別図柄始動手段16は開閉式入賞手段により構成されている。この第1特別図柄始動手段16は、図3〜図7に示すように、前面に開口する入賞口101を有し且つ遊技盤11に前面から装着された本体102と、この本体102に前後方向に開閉出退自在に設けられ且つ前方に突出した開状態のときに遊技球を入賞口101へと案内する開閉部材100と、入賞口101に入賞した遊技球を検出する入賞検出スイッチ103と、入賞口101の上側で開状態の開閉部材100に対応して本体102の前面に庇状に突出する庇部等の突出部104と、本体102の裏側に装着され且つ連動手段105を介して開閉部材100を開閉駆動する駆動手段106とを備えている。なお、図5、図6において、4aはガラス扉4のガラス板である。
本体102は遊技盤11の前面に当接する薄板状の当接板108と、この当接板108の裏側に一体又は別体構造で設けられた前部ケース109と、この前部ケース109の裏側に着脱自在に結合された後部ケース110とを備え、当接板108の略中央に入賞口101が、この入賞口101の下側から左右両側に開閉部材100用の出退口116が夫々設けられている。
入賞口101は前部ケース109内で前後方向に配置されており、下向きに開口する前後方向の入賞口壁107により形成されている。この入賞口101は遊技球が1個入賞する程度の大きさであって、入賞した遊技球を遊技盤11の裏側へと誘導する前後方向の傾斜通路111を有し、その傾斜通路111の後端部の下側に、遊技盤11の裏側で下方へと落下する遊技球を検出するように入賞検出スイッチ103が設けられている。なお、入賞検出スイッチ103はスイッチ保持部112により着脱自在に保持されている。
開閉部材100は左右一対の球受け板113a,113bと、この球受け板113a,113b間に段差を置いて設けられ且つ各球受け板113a,113bからの遊技球を入賞口101へと案内する前後方向の案内通路114と、案内通路114の左右両側で各球受け板113a,113bの下側に前後方向に配置された支持部115a,115bとを一体に備えている。そして、この開閉部材100は出退口116に出退自在に嵌合され、入賞口101の左右両側で前部ケース109内に形成された左右一対の案内部117a,117bと、スイッチ保持部112の左右両側で前部ケース109内に形成された左右一対の案内部118a,118bとにより、本体102の前側に突出する開状態と、本体102内に後退する閉状態との間で前後方向に摺動自在に支持されている。
案内部117a,117bは開閉部材100の球受け板113a,113bを下側から前後方向に摺動自在に支持する前後方向の突条部により構成されている。また案内部118a,118bは前後方向の板状であって、開閉部材100の各支持部115a,115bを下側から摺動自在に支持するようになっている。
各球受け板113a,113bは上面が略同程度の角度で案内通路114側へと略平坦に傾斜する平面視略矩形状であって、両者は高低差を付けて案内通路114の左右両側に配置されている。例えば本実施形態では、各球受け板113a,113bは、右側の球受け板113bの案内通路114に対する段差が左側の球受け板113aの案内通路114に対する段差の2倍程度となる高低差を有する。なお、この高低差は例示に過ぎず、左右の球受け板113a,113bで案内通路114との間の段差が異なればよい。
案内通路114は開閉部材100が開状態のときに入賞口101の傾斜通路111と前後に対応して、左右の球受け板113a,113bからの遊技球を入賞口101へと案内するようになっている。この案内通路114の前端部に球寄せ部119が設けられている。
球寄せ部119は各球受け板113a,113bから案内通路114内へと案内される遊技球を入賞口101へと寄せるためのものであって、各球受け板113a,113bから案内通路114へと案内される遊技球が落下して球寄せ部119に衝突するように、各球受け板113a,113bの内端縁120a,120bとの間に所定の間隔を置いて設けられている。
即ち、この球寄せ部119は低い左側の球受け板113aとの間に所定の間隙ができるように高い右側の球受け板113b側の基部に配置されており、平面視において前後方向の線分に対して45度前後の傾斜角度で斜めに傾斜する球寄せ傾斜縁121を有する。例えば、この球寄せ傾斜縁121は低い左側の球受け板113aの内端縁120aの段差未満の高さで、しかも球受け板113bの内端縁120bから球受け板113a側の先端までの寸法が遊技球の略半径又は半径未満である。このため球寄せ部119は、各球受け板113a,113bから案内されて来る遊技球が比較的その上面に衝突し難いようになっている。
このような構成の球寄せ部119を設けておけば、各球受け板113a,113bの前端部上の遊技球を入賞口101へと案内する際に、遊技球が各球受け板113a,113bの内端縁120a,120bから案内通路114側へと落下しながら球寄せ傾斜縁121に衝突するため、その遊技球を速やかに入賞口101へと案内することができる。
例えば左側の球受け板113aの内端縁120aと球寄せ部119の球寄せ傾斜縁121との間には所定間隔があり、しかも球寄せ傾斜縁121が球受け板113aの内端縁120aの段差よりも略同程度か若干低いため、左側の球受け板113a上の遊技球はその内端縁120aから案内通路114へと落下しながら球寄せ傾斜縁121に衝突した後、その球寄せ傾斜縁121により入賞口101側へと斜め後方に案内することができる。
一方、球寄せ部119は右側の球受け板113bの内端側基部にあるが、この右側の球受け板113bの内端縁120bと球寄せ部119の球寄せ傾斜縁121との間には段差があるため、右側の球受け板113b上の遊技球はその内端縁120bから案内通路114へと落下しながら球寄せ傾斜縁121に衝突し、同様にその球寄せ傾斜縁121により入賞口101側へと斜め後方に案内することができる。
突出部104は上向き円弧状の上面部123と、この上面部123の両端から下内向きに傾斜する左右一対の側面部124a,124bとを有する形状であって、入賞口101の上側近傍で当接板108の前面に装着されており、その前方への突出量は開閉部材100が開状態のときの当接板108からの突出量と略同程度となっている。この突出部104の左右幅は、開閉部材100の左右一対の球受け板113a,113bの先端間の間隔よりも小であり、開閉部材100が開状態のときには、その各球受け板113a,113bの先端が突出部104の左右両端よりも左右方向の外側に突出している。なお、突出部104は他の形状、構造でもよい。また、当接板108に裏側からネジ等で着脱自在に固定されているが、当接板108と一体でもよい。
開閉部材100は通常は本体102内に後退した閉状態にあり、駆動手段106の駆動により本体102の前側に突出して開状態になり、このときに各球受け板113a,113b上に落下した遊技球を案内通路114へと案内し、その案内通路114を経て入賞口101へと案内することができる。しかし、開閉部材100の上側に突出部104があり、この突出部104が遊技盤11の前面に突出しているため、開閉部材100が開状態のときの入賞領域は各球受け板113a,113bの先端側部分となる。
本実施形態の第1特別図柄始動手段16は、後述のように通常開閉パターン(例えば2秒開放×2ラウンド)と短縮開閉パターン(例えば0.2秒開放×1ラウンド)との何れかの開閉パターンを選択して作動する。
しかし、短縮開閉パターンが選択された場合には、開閉部材100が開状態となる開放時間が0.2秒開放×1ラウンドと非常に短い上に、開閉部材100の上に突出部104があるため、遊技球が入賞口101に入賞する可能性を可能な限り少なくすることができる。逆に通常開閉パターンが選択された場合には、開閉部材100の開放時間が短縮開閉パターンに較べて2秒開放×2ラウンドと非常に長くなるため、開閉部材100の上側に突出部104があっても、遊技球が入賞口101に容易に入賞する。
また、突出部104により入賞領域を制限して短縮開閉パターンでの遊技球の入賞を制限する構成であるため、第1特別図柄始動手段16を遊技領域13内の特別な位置、例えば右打ちしない限り入賞しない右位置に配置して、その位置の特殊性により入賞を制限する場合に比較して、第1特別図柄始動手段16を遊技領域13内に配置するに当たっても任意の位置を選択することが可能である。
駆動手段106は後部ケース110内に固定されたソレノイド125により構成されている。ソレノイド125は上下方向の可動鉄心126を有し、その可動鉄心126の上端に係合具127が設けられている。連動手段105は、上部の同一軸心上の横軸128a,128bにより後部ケース110に枢着された左右一対の連動アーム129a,129bを備え、その連動アーム129a,129bの下端部の係合部130a,130bが開閉部材100の支持部115a,115bの後端の被係合部131a,131bに係合し、また両連動アーム129a,129bの後部間に左右方向に固定された係合杆132に係合具127が係合している。
係合具127にはその係合凹部127aに対して可動鉄心126が一側から横方向に係脱自在に係合している。また、係合具127は可動鉄心126の係合側と反対側の摺動案内部127bと前後方向の一側の摺動案内部107aとを介して本体102に上下方向に摺動自在に案内されている。摺動案内部127bは係合具127側に設けられた上下方向の突条からなり、後部ケース110の側壁110aに上下方向に摺動自在に接触している。摺動案内部107aは入賞口壁107の後端側で前部ケース109に上下方向に設けられ、この摺動案内部107aに係合具127の前面が摺動自在に接触している。なお、摺動案内部107aは入賞口壁107の後端側と前部ケース109の上部とを連結して左右方向の略中央に設けられている。
通常、ソレノイド125の可動鉄心126は戻しバネ(図示省略)の付勢により上昇状態にあり、開閉部材100は本体102内の後退した閉状態にある。そこで、ソレノイド125が励磁すると、可動鉄心126が下降して連動アーム129a,129bが横軸128a,128b廻りにa矢示方向(図5参照)に回動し、下端部の係合部130a,130bと開閉部材100側の被係合部131a,131bとを介して開閉部材100が開状態へと押し出される。
また、ソレノイド125が消磁すれば、戻しバネにより可動鉄心126が上昇して連動アーム129a,129bが反a矢示方向に回動するため、開閉部材100が本体102内へと後退して閉状態となる。このため、ソレノイド125の励磁、消磁により連動アーム129a,129b等の連動手段105を介して開閉部材100を開状態と閉状態の二位置間で確実に出退させることができる。
図8は本パチンコ機の制御系のブロック図である。図8において、31は主制御基板、32は演出制御基板で、これら各制御基板31,32は、遊技盤11に装着された画像表示手段14、その他の複数個の遊技部品を裏側から一括して覆う裏カバーの裏側等、前枠3及び遊技盤11を含む遊技機本体1の裏側の適宜箇所に着脱自在に装着された基板ケースに夫々収納されている。
主制御基板31は、主に遊技盤11側の遊技動作に関わる制御を行うためのもので、CPU,ROM,RAM等により構成される普通乱数作成処理手段41、普通始動チェック処理手段42、普通乱数記憶手段43、普通図柄処理手段44、普通利益状態発生手段45、普通図柄表示制御手段46、第1,第2特別乱数作成処理手段51a,51b、第1,第2特別始動チェック処理手段52a,52b、第1,第2特別乱数記憶手段53a,53b、第1,第2特別図柄処理手段54a,54b、第1,第2特別利益状態発生手段55a,55b、第1,第2特別図柄表示制御手段56a,56b、特別遊技状態発生手段57、制御コマンド送信手段59等を備えている。
普通乱数作成処理手段41は、変動後の普通図柄を当たり態様とするか否かの判定に用いる当たり判定乱数等を所定時間毎に繰り返し発生するように構成されている。普通始動チェック処理手段42は、普通図柄始動手段15による遊技球の検出に基づく処理を行うもので、普通図柄始動手段15が遊技球を検出することに基づいて、普通乱数作成処理手段41で作成された当たり判定乱数値を1個取得し、その当たり判定乱数値を予め定められた上限保留個数(例えば4個)を限度として普通乱数記憶手段43に記憶させるように構成されている。
普通図柄処理手段44は、普通図柄の変動表示に関する処理を行うもので、当たり判定手段61、普通停止図柄選択手段62、普通変動時間選択手段63等を備えている。当たり判定手段61は、乱数抽選(普通乱数抽選)により普通図柄の変動後の停止図柄を当たり態様とするか否かの判定を行うもので、普通図柄表示手段10が変動表示可能な状態となり且つ普通乱数記憶手段43に1個以上の当たり判定乱数値が記憶されていること(普通保留個数が1以上であること)を条件に、普通乱数記憶手段43に最も早く記憶された当たり判定乱数値を取り出し、その当たり判定乱数値が予め定められた当たり判定値と一致するか否かに応じて当たり/外れの判定を行うように構成されている。
本実施形態では、第1〜第3の3種類の当たり判定値が夫々1又は複数設けられており、当たり判定乱数値がそれら第1〜第3当たり判定値と一致したときに第1〜第3当たりの判定結果が、当たり判定乱数値がそれら第1〜第3当たり判定値の何れとも一致しない場合に外れの判定結果が当たり判定手段61から出力されるようになっている。なお、第1〜第3当たり及び外れとなる確率は、夫々図9に示すように例えば1/100,9/100,10/100,80/100に設定されているものとする。
普通停止図柄選択手段62は、当たり判定手段61による判定結果に基づいて普通図柄の変動後の停止図柄の種類を選択するもので、当たり判定手段61により第1〜第3当たりの判定結果が得られた場合には複数種類の当たり態様の何れかを、外れの判定結果が得られた場合には複数種類の外れ態様の何れかを夫々選択するようになっている。普通変動時間選択手段63は、普通図柄の変動時間を選択するもので、例えば当たり判定手段61による判定結果等に基づいて複数種類の変動時間の何れかを選択するように構成されている。
普通利益状態発生手段45は、普通図柄処理手段44の当たり判定手段61による判定結果が第1〜第3当たりとなり、普通図柄表示手段10の変動後の停止図柄が当たり態様となったときに、第1特別図柄始動手段16の開閉部材100を所定の開閉パターンに従って開状態に変化させるようになっている。
本実施形態では、図9に示すように、遊技球が容易に入賞可能な程度の開放時間が確保された通常開閉パターン(例えば2秒開放×2ラウンド)と、この通常開閉パターンよりも開放時間及び/又は開放回数が小さく、遊技球の入賞が不可能でない程度の短い開放時間しか確保されない短縮開閉パターン(例えば0.2秒開放×1ラウンド)の2種類の開閉パターンが設定されており、通常遊技状態中は、第1当たりの場合に通常開閉パターンが、第2,第3当たりの場合に短縮開閉パターンが選択され、特別遊技状態中は、第1,第2当たりの場合に通常開閉パターンが、第3当たりの場合に短縮開閉パターンが選択されるようになっている。従って、この短縮開閉パターンが選択される場合、即ち通常遊技状態中における第2,第3当たりと、特別遊技状態中における第3当たりの場合は、第1特別図柄始動手段16が開放されても入賞はほとんど期待できないため、当たりではあっても遊技者にとっては実質的に外れと同等である。
普通図柄表示制御手段46は、普通図柄処理手段44による普通図柄処理に基づいて普通図柄表示手段10の表示制御を行うもので、普通図柄表示手段10が変動表示可能な状態となり且つ普通乱数記憶手段43に1個以上の当たり判定乱数値が記憶されていること(普通保留個数が1以上であること)を条件に普通図柄表示手段10による普通図柄の変動を開始させ、普通変動時間選択手段63で選択された変動時間が経過することに基づいて、普通停止図柄選択手段62で選択された停止図柄で普通図柄の変動を停止させるようになっている。
第1,第2特別乱数作成処理手段51a,51bは、変動後の第1,第2特別図柄を大当たり態様とするか否かの判定に用いる大当たり判定乱数の他、変動後の特別図柄が大当たり態様となる場合の停止図柄の選択に用いる大当たり図柄乱数、演出図柄の変動パターンの選択に用いる変動パターン選択乱数、その他の所定の乱数を繰り返し発生する特別乱数作成処理を行うように構成されている。
第1,第2特別始動チェック処理手段52a,52bは、第1,第2特別図柄始動手段16,17への遊技球の入賞に基づく処理を行うもので、第1,第2特別図柄始動手段16,17が遊技球を検出することに基づいて、第1,第2特別乱数作成処理手段51a,51bで作成された大当たり判定乱数値、大当たり図柄乱数値を1個ずつ取得し、それら大当たり判定乱数値及び大当たり図柄乱数値を予め定められた上限保留個数(例えば各4個)を限度として第1,第2特別乱数記憶手段53a,53bに記憶させるように構成されている。
第1,第2特別図柄処理手段54a,54bは、第1,第2特別図柄の変動表示に関する処理を行うもので、第1,第2大当たり判定手段71a,71b、第1,第2特別停止図柄選択手段72a,72b、第1,第2特別変動パターン選択手段73a,73b等を備えている。
第1,第2大当たり判定手段71a,71bは、乱数抽選により変動後の第1,第2特別図柄を大当たり態様とするか小当たり態様とするかの判定を行うもので、第1,第2特別図柄表示手段18,19が変動表示可能な状態となり且つ第1,第2特別乱数記憶手段53a,53bに1個以上の大当たり判定乱数値が記憶されていること(第1,第2特別保留個数が1以上であること)を条件に、第1,第2特別乱数記憶手段53a,53bに最も早く記憶された大当たり判定乱数値を取り出し、その大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致するか否かに応じて大当たり/小当たりの判定を行うように構成されている。
本実施形態では、第1大当たり判定手段71aと第2大当たり判定手段71bとで大当たり/小当たりの確率は同じであり、図10に示すように、例えば共に大当たりの確率が1/300、小当たりの確率が299/300に設定されている。なお、本実施形態では外れが選択されない(外れの確率が0/300)ようになっているが、外れの確率を0より大に設定してもよい。
また、本実施形態では、第1,第2特別図柄表示手段18,19の何れか一方の図柄変動中には他方の図柄変動を開始せず、両方が同時に変動中となることはないように制御され、且つ第1,第2特別保留個数が共に1以上である場合には、第2特別図柄表示手段19の図柄変動よりも第1特別図柄表示手段18の図柄変動が優先される。即ち、第1,第2特別図柄表示手段18,19の何れかの変動が終了して次の変動表示が可能な状態となったとき、第2特別保留個数のみが1以上であれば第2大当たり判定手段71bによる処理が行われ、少なくとも第1特別保留個数が1以上であれば第1大当たり判定手段71aによる処理が行われるようになっている。
第1,第2特別停止図柄選択手段72a,72bは、第1,第2特別図柄の変動後の停止図柄を選択するもので、第1,第2大当たり判定手段71a,71bによる大当たり/小当たりの判定結果と、第1,第2特別乱数記憶手段53a,53bに大当たり判定乱数値と共に記憶されている大当たり図柄乱数値とに基づいて、第1,第2大当たり判定手段71a,71bにより大当たりの判定結果が得られた場合には大当たり態様の何れかを、外れの判定結果が得られた場合には外れ態様の何れかを夫々選択するように構成されている。第1,第2特別変動パターン選択手段73a,73bは、第1,第2特別図柄の変動パターンを選択するもので、第1,第2大当たり判定手段71a,71bによる大当たり/小当たりの判定結果に基づいて、複数種類の特別変動パターンの中から1つを選択するように構成されている。
第1,第2特別利益状態発生手段55a,55bは、第1,第2大当たり判定手段71a,71bによる判定結果等に基づいて、第1,第2特別図柄の変動後に第1,第2特別利益状態を発生させるもので、夫々小当たり状態を発生させる第1,第2小当たり状態発生手段74a,74bと、大当たり状態を発生させる第1,第2大当たり状態発生手段75a,75bとを備えている。
第1小当たり状態発生手段74aは、第1大当たり判定手段71aにより小当たりの判定結果が得られた場合に、第1小当たり状態として、第1大入賞手段20を第1小当たり開放パターン(例えば2秒開放×2ラウンド)で開放させるようになっている(図10)。第1大当たり状態発生手段75aは、第1大当たり判定手段71aにより大当たりの判定結果が得られた場合、及び第1小当たり状態中に第1大入賞手段20に入賞した遊技球が特別領域Vを通過した場合に、第1大当たり状態として、第2大入賞手段21を第1大当たり開放パターン(例えば28秒経過又は9個入賞まで開放×15ラウンド)で開放させるようになっている(図10)。
第2小当たり状態発生手段74bは、第2大当たり判定手段71bにより小当たりの判定結果が得られた場合に、第2小当たり状態として、第2大入賞手段21を第2小当たり開放パターン(例えば0.2秒開放×1ラウンド)で開放させるようになっている(図10)。第2大当たり状態発生手段75bは、第2大当たり判定手段71bにより大当たりの判定結果が得られた場合に、第2大当たり状態として、第2大入賞手段21を第2大当たり開放パターン(例えば0.2秒開放×2ラウンド)で開放させるようになっている(図10)。
このように第2特別図柄表示手段19側の第2特別利益状態、即ち第2大当たり状態と第2小当たり状態については、いずれも入賞困難な短時間しか第2大入賞手段21が開放されないため、第2特別利益状態が発生したこと自体を遊技者が気付きにくく、またその第2特別利益状態中に遊技球が第2大入賞手段21に入賞する可能性は非常に小さくなっている。
第1,第2特別図柄表示制御手段56a,56bは、第1,第2特別図柄表示手段18,19の表示制御を行うもので、第1特別図柄処理手段54a又は第2特別図柄処理手段54bによる特別図柄処理に基づいて第1特別図柄表示手段18又は第2特別図柄表示手段19による第1,第2特別図柄の変動を開始させ、第1,第2特別変動パターン選択手段73a,73bで選択された第1,第2変動パターンに対応する変動時間が経過することに基づいて、第1,第2特別停止図柄選択手段72a,72bで選択された停止図柄で第1,第2特別図柄の変動を停止させるようになっている。
特別遊技状態発生手段57は、第1大当たり状態及び第2大当たり状態の発生後の所定期間(例えば第1,第2特別図柄が所定回数変動するまでの期間)に遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるためのものである。特別遊技状態中は、図9に示すように、普通図柄処理手段44の当たり判定手段61による判定結果が第2当たりとなった場合の第1特別図柄始動手段16の開閉パターンが、通常遊技状態中の短縮開閉パターン(0.2秒開放×1ラウンド)から通常開閉パターン(2秒開放×2ラウンド)に切り換えられるようになっている。その他の第1,第3当たりの場合の開閉パターンは通常遊技状態中と同じである。
このように、特別遊技状態中は、第2当たりとなった場合の第1特別図柄始動手段16の開閉パターンが短縮開閉パターンから通常開閉パターンに切り換えられるため、第1〜第3当たり全体で見れば通常遊技状態中よりも第1特別図柄始動手段16の開放時間は長くなり、遊技球が入賞する確率が高くなって遊技者に有利となる。
また、特別遊技状態中は、実質的な当たり確率、即ち通常開閉パターンとなる確率が、通常遊技状態中の1/100(第1当たりとなる確率)から10/100(第1当たり又は第2当たりとなる確率)へと大幅に上昇し、実質的な高確率状態となって遊技者に有利となる。しかも、本実施形態の場合には、通常遊技状態中と特別遊技状態中とで当たり確率自体は全く変更しておらず、複数種類の当たりの一部について第1特別図柄始動手段16の開閉パターンを切り換えるだけで実質的な高確率状態を実現している。
また、例えば当たりとして第1当たりと第2当たりだけを設けた場合には、短縮開閉パターンになれば通常遊技状態中であると遊技者に簡単に見抜かれてしまうが、本実施形態では、第1,第2当たりの他に、通常遊技状態中と特別遊技状態中とで共に短縮開閉パターンが選択される第3当たりを設けているため、第1特別図柄始動手段16の開閉パターンを見ただけでは遊技者は通常遊技状態中か特別遊技状態中かを判断することはできない。特に第1特別図柄始動手段16は開閉部材100が出退して開閉する形式であって、本来的に作動状態が判り難いこととも関係し、通常遊技状態中の当たりを遊技者が認識することは困難である。
報知制御手段58は、短縮開閉パターンによる開放中に第1特別図柄始動手段16に遊技球が入賞することを条件に所定の報知処理を行うもので、例えば図11に示すような報知制御処理を定期割込毎に実行するように構成されている。
報知制御手段58による報知制御処理(図11)では、例えばまず第1特別図柄始動手段16への遊技球の入賞があったか否かが判定される(S1)。そして、第1特別図柄始動手段16への遊技球の入賞があったと判定された場合には(S1:Yes)、その入賞が短縮開閉パターンによる開放中であったか否かが判定される(S2)。短縮開閉パターンによる開放中であったか否かは、その開放動作(普通利益状態)が第1〜第3当たりの何れによるものであったか、及びそのときの遊技状態が通常遊技状態と特別遊技状態との何れであったかに基づいて判断することが可能である(図9)。
第1特別図柄始動手段16への遊技球の入賞が短縮開閉パターンによる開放中であったと判定された場合には(S2:Yes)、所定の報知処理が行われる(S3)。ここで、所定の報知処理とは、所定の信号、例えば遊技島側の報知手段(ランプ等)を作動させるための指令信号やホール側の管理装置への信号等を外部出力端子80から出力する処理、特定の報知手段(ランプ、表示画面、スピーカ等)による報知等、どのようなものでもよい。
なお、この報知処理は、実質的な外れとして設定された短時間の開放中における極めて希な入賞の発生を報知するものであるが、その入賞自体は普通に遊技をしている場合でも発生する可能性はある。従って、この報知処理は、違法行為に対する警告ではなく、遊技ホール側への注意喚起という意味合いで行われることが望ましい。例えば遊技機側や遊技島側のランプ等による報知を行う場合も、必要以上に派手な報知を行わず、例えば遊技ホールの店員等のみが分かるような報知を行うことが望ましい。遊技ホール側は、その報知処理が頻発する場合には例えば何らかの不正行為が行われている可能性が高いものと判断できる。
制御コマンド送信手段59は、所定の制御コマンドを一方向通信により演出制御基板32等のサブ制御基板側に送信して制御指令を与えるためのもので、普通図柄処理手段44による普通図柄処理に基づいて、普通図柄の変動時間を指定する普通変動時間指定コマンド、普通停止図柄を指定する普通停止図柄指定コマンド、普通図柄の停止を指定する普通変動停止指定コマンド等を演出制御基板32側に送信する機能、第1,第2特別図柄処理手段54a,54bによる第1,第2特別図柄処理に基づいて、第1,第2特別変動パターンを指定する第1,第2変動パターン指定コマンド、第1,第2特別停止図柄を指定する第1,第2特別停止図柄指定コマンド、第1,第2特別図柄の停止を指定する第1,第2変動停止指定コマンド等を演出制御基板32側に送信する機能、特別遊技状態発生手段57による特別遊技状態の発生時及び終了時にその特別遊技状態に応じて特別遊技状態発生コマンド、特別遊技状態終了コマンド等を演出制御基板32側に送信する機能の他、例えば特別利益状態等の各種遊技状態に基づいて、画像、音声、ランプの制御コマンドを演出制御基板32側に送信する機能等を備えている。
演出制御基板32は、普通演出図柄表示手段23、特別演出図柄表示手段24、音声出力手段81、ランプ手段82等の各種演出手段を制御するためのもので、普通演出図柄表示制御手段86、特別演出図柄表示制御手段83、音声制御手段84、ランプ制御手段85等を備えている。
普通演出図柄表示制御手段86は、普通演出図柄表示手段23の表示制御を行うもので、主制御基板31側から普通変動時間指定コマンドを受信した場合に普通演出図柄表示手段23上で普通演出図柄の変動を開始させると共に、普通変動停止指定コマンドを受信したときに、所定の大当たり演出態様又は外れ演出態様で普通演出図柄の変動を停止させるようになっている。
特別演出図柄表示制御手段83は、特別演出図柄表示手段24の表示制御を行うもので、主制御基板31側から第1変動パターン指定コマンドを受信した場合に、指定された変動パターンに基づいて特別演出図柄表示手段24上で特別演出図柄の変動を開始させると共に、第1変動停止指定コマンドを受信したときに、所定の大当たり演出態様又は小当たり演出態様で特別演出図柄の変動を停止させるようになっている。
音声制御手段84は、スピーカー等の音声出力手段81の音声出力制御を行うもので、主制御基板31側からの音声制御コマンドに基づいて音声出力手段81から所定の効果音等を出力させるようになっている。ランプ制御手段85は、ランプ手段82等の表示制御を行うもので、主制御基板31側からのランプ制御コマンドに基づいてランプ手段82等を所定のパターンで発光させるようになっている。
本実施形態では、例えば第1特別図柄表示手段18及び特別演出図柄表示手段24による図柄変動、普通図柄表示手段10及び普通演出図柄表示手段23による図柄変動に対しては音声出力手段81、ランプ手段82等による演出が行われるが、第2特別図柄表示手段19による図柄変動に対しては、それら音声出力手段81、ランプ手段82等の他の演出手段による演出は一切行われないようになっている。
また、普通利益状態中における音声出力手段81、ランプ手段82等による演出については、通常開閉パターンによる第1特別図柄始動手段16の開放動作に対しては例えば第1特別図柄始動手段16への入賞を促すような演出を行うのに対し、短縮開閉パターンによる第1特別図柄始動手段16の開放動作に対してはそのような演出を一切行わないようにすることが望ましい。
次に上記パチンコ機における遊技動作について説明する。ゲームに際して遊技者が発射ハンドル7を操作して遊技球を発射すると、その遊技球はガイドレール12を経て遊技領域13内に入った後、その遊技領域13内を落下する間に普通入賞手段22等に入賞するか、普通図柄始動手段15を通過しながら下方へと落下する。遊技球が普通図柄始動手段15を通過すると、普通始動チェック処理手段42が普通乱数作成処理手段41から当たり判定乱数を取得して、その当たり判定乱数値を所定個数(例えば4個)を限度として普通乱数記憶手段43に順次記憶する。
普通図柄表示手段10が変動表示可能な状態となり且つ普通乱数記憶手段43に1個以上の当たり判定乱数値が記憶されている場合(普通保留個数が1個以上の場合)には、当たり判定手段61が、普通乱数記憶手段43に最も早く記憶された当たり判定乱数値を取り出し、その当たり判定乱数値が予め定められた当たり判定値と一致するか否かに応じて当たり(第1〜第3当たり)/外れの判定を行うと共に、普通停止図柄選択手段62が普通図柄の変動後の停止図柄を、普通変動時間選択手段63が普通図柄の変動時間を夫々選択する。そして、制御コマンド送信手段59により演出制御基板32側に普通変動時間指定コマンド等を送信すると共に、普通図柄表示制御手段46の制御により、普通図柄表示手段10の普通図柄の変動を開始させ、普通変動時間選択手段63により選択された変動時間経過後に、普通停止図柄選択手段62により選択された停止図柄で停止させる。
また、演出制御基板32側の普通演出図柄表示制御手段86が、主制御基板31側からの普通変動時間指定コマンド等に基づいて、普通図柄表示手段10における普通図柄の変動と時間的に同期するように普通演出図柄表示手段23の普通演出図柄を変動させ、例えば普通遊技状態中であれば第1当たりの場合には「7・7・7」等の当たり演出態様で、それ以外の場合には「5・6・5」等の外れ演出態様で停止させる。
当たり判定手段61による判定結果が当たり(第1〜第3当たり)となり、普通図柄表示手段10の変動後の停止図柄が当たり態様となった場合には、普通利益状態発生手段45の制御により普通利益状態が発生し、第1特別図柄始動手段16が、その当たりの種類に応じて、例えば第1当たりの場合には2秒開放×2ラウンドの通常開閉パターンで、第2,第3当たりの場合には0.2秒開放×1ラウンドの短縮開閉パターンで開放する(通常遊技状態中の場合)(図9参照)。
ここで、第2,第3当たりの場合の短縮開閉パターンでは、開放時間が僅かでそのラウンド数も少なく、その開放中に遊技球が入賞する可能性は非常に小さいため、遊技者にとっては実質的に外れと同等であり、通常遊技状態中の実質的な当たり確率は1/100 (第1当たりとなる確率)である。
なお、第1特別図柄始動手段16が通常開放パターンで開放する場合には、音声出力手段81、ランプ手段82等の演出手段により、例えば第1特別図柄始動手段16を狙うことを促すような演出が行われるが、短縮開放パターンで開放する場合にはそのような演出は行われない。
第1特別図柄始動手段16が通常開閉パターンで開放する場合には、遊技者が第1特別図柄始動手段16を狙えば比較的容易に遊技球を入賞させることができる。普通利益状態中に第1特別図柄始動手段16に遊技球が入賞すると、第1特別始動チェック処理手段52aが第1特別乱数作成処理手段51aから大当たり判定乱数等を取得して、それら大当たり判定乱数値等を夫々所定個数(例えば4個)を限度として第1特別乱数記憶手段53aに順次記憶する。
第1特別図柄表示手段18が変動表示可能な状態となり且つ第1特別乱数記憶手段53aに1個以上の大当たり判定乱数値が記憶されている場合(第1特別保留個数が1個以上の場合)には、第1大当たり判定手段71aが、第1特別乱数記憶手段53aに最も早く記憶された大当たり判定乱数値を取り出し、その大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致するか否かに応じて大当たり/小当たりの判定を行うと共に、第1特別停止図柄選択手段72aが第1特別図柄の変動後の停止図柄を、第1特別変動パターン選択手段73aが第1特別図柄の変動パターンを夫々選択する。
そして、制御コマンド送信手段59により演出制御基板32側に第1変動パターン指定コマンド等を送信すると共に、第1特別図柄表示制御手段56aの制御により、第1特別図柄表示手段18の第1特別図柄の変動を開始させ、第1特別変動パターン選択手段73aにより選択された第1変動パターンに対応する変動時間経過後に、第1特別停止図柄選択手段72aにより選択された停止図柄で停止させる。
また、演出制御基板32側の特別演出図柄表示制御手段83が、主制御基板31側からの第1変動パターン指定コマンド等に基づいて、第1特別図柄表示手段18における第1特別図柄の変動と時間的に同期するように特別演出図柄表示手段24の特別演出図柄を変動させ、第1特別図柄が大当たり態様で停止する場合には大当たり演出態様で、小当たり態様で停止する場合には小当たり演出態様で停止させる。しかも、その図柄変動に対応して音声出力手段81やランプ手段82による演出が行われる。従って、第1特別図柄表示手段18の変動中は、遊技者を確実に特別演出図柄表示手段24による特別演出図柄の変動に注目させることができる。
第1大当たり判定手段71aによる判定結果が大当たりとなり、第1特別図柄表示手段18の第1特別図柄及び特別演出図柄表示手段24の特別演出図柄の変動後の停止図柄が大当たり態様及び大当たり演出態様となった場合には、第1大当たり状態発生手段75aの制御により第1大当たり状態が発生し、28秒経過するか9個入賞まで第2大入賞手段21を開放する動作が15ラウンド行われる(図10)。そしてその第1大当たり状態中は、音声出力手段81、ランプ手段82等の演出手段により例えば第2大入賞手段21を狙うことを促すような演出が行われる。これにより、遊技者が第2大入賞手段21を狙って遊技球を発射すれば、多数の遊技球を極めて容易に入賞させることができ、多大な利益を享受することができる。
一方、第1大当たり判定手段71aによる判定結果が小当たりとなり、第1特別図柄表示手段18の第1特別図柄及び特別演出図柄表示手段24の特別演出図柄の変動後の停止図柄が小当たり態様及び小当たり演出態様となった場合には、第1小当たり状態発生手段74aの制御により第1小当たり状態が発生し、第1大入賞手段20を2秒開放する動作が2ラウンド行われる(図10)。そして、その第1小当たり状態中に第1大入賞手段20に遊技球が入賞し、その遊技球が特別領域Vを通過した場合には、第1特別図柄が大当たり態様となった場合と同様、第1大当たり状態発生手段75aの制御により第1大当たり状態が発生し、遊技者は多大な利益を享受することができる。
第1大当たり状態が終了すると、特別遊技状態発生手段57の制御により特別遊技状態が発生する。この特別遊技状態中は、図9に示すように、普通図柄処理手段44の当たり判定手段61による判定結果が第2当たりとなった場合の第1特別図柄始動手段16の開閉パターンが、通常遊技状態中の短縮開閉パターン(0.2秒開放×1ラウンド)から通常開閉パターン(2秒開放×2ラウンド)に切り換えられるため、第1〜第3当たり全体で見れば通常遊技状態中よりも第1特別図柄始動手段16の開放時間が長くなり、普通利益状態中に遊技球が第1特別図柄始動手段16に入賞する確率が高くなって遊技者に有利となる。
また、特別遊技状態中は、実際の当たり確率を変更することなく、実質的な当たり確率、即ち通常開閉パターンとなる確率を、通常遊技状態中の1/100(第1当たりとなる確率)から10/100(第1当たり又は第2当たりとなる確率)へと大幅に上昇させ、実質的な高確率状態を発生させることができ、その点でも遊技者に有利となる。
第2特別図柄始動手段17は例えば非開閉式の入賞手段であるため、普通入賞手段22等と同様、遊技状態に拘わらず遊技球が入賞可能である。この第2特別図柄始動手段17に遊技球が入賞すると、第2特別始動チェック処理手段52bが第2特別乱数作成処理手段51bから大当たり判定乱数等を取得して、それら大当たり判定乱数値等を夫々所定個数(例えば4個)を限度として第2特別乱数記憶手段53bに順次記憶する。
第1特別保留個数が0で第2特別保留個数のみが1以上であり、第1特別図柄表示手段18及び第2特別図柄表示手段19の何れの変動中でもない場合には、第2大当たり判定手段71bが、第2特別乱数記憶手段53bに最も早く記憶された大当たり判定乱数値を取り出し、その大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致するか否かに応じて大当たり/小当たりの判定を行うと共に、第2特別停止図柄選択手段72bが第2特別図柄の変動後の停止図柄を、第2特別変動パターン選択手段73bが第2特別図柄の変動パターンを夫々選択する。そして、第2特別図柄表示制御手段56bの制御により、第2特別図柄表示手段19の第2特別図柄の変動を開始させ、第2特別変動パターン選択手段73bにより選択された第2変動パターンに対応する変動時間経過後に、第2特別停止図柄選択手段72bにより選択された停止図柄で停止させる。
ここで、第2特別図柄表示手段19は、第1特別図柄表示手段18とは異なり、演出図柄表示手段24による演出図柄の変動をはじめ、音声出力手段81、ランプ手段82等の他の演出手段による演出が一切なく、また第2特別図柄表示手段19は第1特別図柄表示手段18よりも優先度が低く、第1特別図柄表示手段18側の保留が無くならなければ変動しないため、なるべく遊技者に気付かれないように変動させることが可能である。しかも、第2特別図柄表示手段19の第2特別図柄は、例えば数字図柄等ではなく、それ自体としては特別な意味を持たない線と点との組み合わせ等よりなる図柄で構成されているため、遊技者が図柄変動に気が付いたとしてもその図柄変動の結果については容易には判別することができない。
第2大当たり判定手段71bによる判定結果が大当たりとなり、第2特別図柄表示手段19の第2特別図柄の変動後の停止図柄が大当たり態様となった場合には、第2大当たり状態発生手段75bの制御により第2大当たり状態が発生し、第2大入賞手段21を0.2秒開放する動作が2ラウンド行われる(図10)。
一方、第2大当たり判定手段71bによる判定結果が小当たりとなり、第2特別図柄表示手段19の第2特別図柄の変動後の停止図柄が小当たり態様となった場合には、第2小当たり状態発生手段74bの制御により第2小当たり状態が発生し、第2大入賞手段21を0.2秒開放する動作が1ラウンド行われる(図10)。
また第2大当たり状態中及び第2小当たり状態中は、例えば第2大入賞手段21を狙うことを促すような音声出力手段81、ランプ手段82等による演出は一切行われない。
このように、第2特別図柄表示手段19側の第2特別利益状態、即ち第2大当たり状態と第2小当たり状態については、いずれも開放時間が僅かでそのラウンド数も少なく、また音声出力手段81、ランプ手段82等による演出も行われないため、第2特別利益状態が発生したこと自体をなるべく遊技者に気付かれないようにすることが可能である。
第2大当たり状態が発生した場合には、第1大当たり状態の場合と同様、その終了後に特別遊技状態発生手段57の制御により特別遊技状態が発生し、第1特別図柄始動手段16の開放時間が実質的に延長され、また普通図柄について実質的な高確率状態となる。しかしながら遊技者は、相当の注意を払っていなければ、第2特別図柄が変動したこと、またその結果第2大当たり状態が発生したこと等について認識することができず、また第1特別図柄始動手段16の開放状態を見ても特別遊技状態中であるか通常遊技状態中であるかを判別することはできないため、遊技者が気付かないうちに遊技者に有利な状況を作り出すことができる。
また、第1特別図柄始動手段16に遊技球が入賞した場合には(図11のS1:Yes)、それが短縮開閉パターンによる開放中であれば(図11のS2:Yes)、報知制御手段58により、外部出力端子80からの信号出力、特定の報知手段(ランプ、表示画面、スピーカ等)等による所定の報知処理が行われる(図11のS3)。これにより、例えば遊技ホール側は、実質的な外れとして設定された短時間の開放中に極めて希な入賞が発生したことを認識することができ、このようなケースが頻発する場合には例えば何らかの不正行為が行われている可能性が高いものと判断できるため、不正行為の発見が容易となる。
このように本実施形態では、普通図柄始動手段15が遊技球を検出することに基づいて行われる普通乱数抽選で当たりとなった場合に入賞可能な開状態となる第1特別図柄始動手段16を備え、普通乱数抽選では少なくとも第1,第2の2種類の当たりが設けられ、第1当たりに当選した場合の第1特別図柄始動手段16の開閉パターンは、特別遊技状態中とそれ以外の通常遊技状態中との何れの場合も、遊技球が容易に入賞可能な程度の開放時間が確保された通常開閉パターンに設定され、第2当たりに当選した場合の第1特別図柄始動手段16の開閉パターンは、特別遊技状態中の場合は通常開閉パターンに、通常遊技状態中の場合は、通常開閉パターンに比べて極短い開放時間しか確保されない短縮開閉パターンに設定されているため、当たり全体で見れば通常遊技状態中よりも特別遊技状態中の方が第1特別図柄始動手段16の開放時間は長くなり、遊技球が入賞する確率が高くなって遊技者に有利となる。しかも、通常遊技状態中の当たりは実質的には第1当たりだけであるのに対し、特別遊技状態中の当たりは第1,第2当たりの両方となるため、実際の当たり確率を変更することなく、実質的に確率変動と同等のゲーム性を実現することができる。
また第1特別図柄始動手段16は前面に開口する入賞口101を有する本体102と、開状態と閉状態との間で本体102に前後方向に出退自在に設けられ且つ開状態のときに遊技球を入賞口101へと案内する開閉部材100とを含む開閉式入賞手段とし、その本体102の前面に、開状態の開閉部材100の上側に対応する突出部104を設けているので、短縮開閉パターンで開閉部材100が作動する場合の遊技球の入賞を可能な限り入賞し難くでき、しかも遊技領域13内での配置の影響を受けに難くできる。
しかも、第1特別図柄始動手段16は開閉部材100が開状態と閉状態との間で前後方向に摺動する構成であるため、チューリップ式のものを使用する場合に比較して短縮開閉パターンでの作動を遊技者に認識され難くすることができる。
また、開閉部材100は左右一対の球受け板113a,113bと、この球受け板113a,113b間に段差を置いて設けられ且つ各球受け板113a,113bからの遊技球を入賞口101へと案内する前後方向の案内通路114とを備え、案内通路114の前端部に、各球受け板113a,113bから案内通路114内へと案内される遊技球を入賞口101へと寄せる球寄せ部119を各球受け板113a,113bの内端縁120a,120bとの間に間隔を置いて設けているため、各球受け板113a,113bから案内通路114へと落下する遊技球に段差分の慣性力を付与できると共に、各球受け板113a,113bからの遊技球をその間隔に応じた衝撃で球寄せ部119に衝突させることができ、遊技球を案内通路114を経て入賞口101へと円滑に案内することが可能である。
更に両球受け板113a,113bが高低差を有し、球寄せ部119を高い側の球受け板113b側の基部に配置することにより、球寄せ部119の構造を簡素化しながら、何れの球受け板113a,113bからの遊技球であっても、球寄せ部119により入賞口101へと確実に寄せることができる。
特に球寄せ部119は低い球受け板113aとの間に所定の間隔をあけて配置され、平面視において前後方向の線分に対して斜めに傾斜する球寄せ傾斜縁121を有する構成とすることにより、球寄せ部119を含む開閉部材100の構造が簡単になり容易に製作することができる。
図12〜図15は本発明の第2の実施形態を例示する。本実施形態の開閉部材は略左右対象に構成されており、その各球受け板113a,113bは案内通路114の左右両側に略同じ段差で配置され、また案内通路114の前端略中央に、各球受け板113a,113bとの間に所定の間隔をあけて球寄せ部119が配置されている。球寄せ部119は各球受け板113a,113bの内端縁120a,120bの段差と同等又は若干低い高さであって、裏側に各球受け板113a,113bに対応する球寄せ傾斜縁121を有する。
このように案内通路114の左右両側に段差を介して球受け板113a,113bを設けるに当たっては、各球受け板113a,113bの段差を略同じにしてもよい。その場合、球寄せ部119は案内通路114の略中央に配置して、球寄せ部119と各球受け板113a,113bとの間に適当な間隔を確保すればよい。
図16、図17は本発明の第3の実施形態を例示する。本実施形態の突出部104は、本体102の当接板108から前面に突出する複数個の突起135により構成されている。この突出部104は、その前面に配置された飾り板136と、この飾り板136の裏側に一体に設けられた突起135とを有する。また、突起135は複数個、例えば3個あり、その1個が中央上部に配置され、他の2個が左右両側の下部に配置される等、突起135上に遊技球が止まらないように配置されている。なお、各突起135は当接板108の前面に当接され、その各突起135が当接板108の裏側から挿通されたネジ137により当接板108に固定されている。
このように入賞口101の上側に、開状態の開閉部材100に対応する突出部104を設けるに当たっては、本体102の当接板108から前側に突出する複数個の突起135により1個の突出部104を構成してもよい。また、複数個の突起135は同一形状のものを使用してもよいし、本実施形態に例示するように異なる形状のものを使用してもよい。
図18、図19は本発明の第4の実施形態を例示する。本実施形態では、突出部104が上向き円弧状の突出部104であり、その突出部104内に上部側が収まるように入賞口101が設けられている。また、左右の各球受け板113a,113bと突出部104との間には、各球受け板113a,113b上の遊技球が案内通路114側へと通過できるように上下方向に所定の間隔が設けられている。
このようにすれば入賞口101の上側に突出部104があるにも拘らず、第1特別図柄始動手段16の上下方向の寸法を小型化することができる。
図20は本発明の第5の実施形態を例示する。本実施形態では、突出部104の側面部124a,124bは上面部123の両端から下外向きに傾斜している。従って、突出部104は正面視において下広がり状になっている。
このようにすれば、突出部104の左右の側面部124a,124bによって遊技球を球受け板113a,113bの外先端側へと案内することができるので、球受け板113a,113bの中央側へと遊技球を案内する場合に比較して、球受け板113a,113bにより入賞口101まで遊技球を案内する時間が長くなり、入賞口101への遊技球の入賞をより難しくすることができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、普通利益状態における第1特別図柄始動手段16の開閉パターン、第1,第2特別利益状態における第1,第2大入賞手段20,21の開放パターンは、実施形態で示したものに限られるものではない。例えば第1特別図柄始動手段16の通常開閉パターンは、遊技球が容易に入賞可能な程度の開放時間(例えば全ラウンドの合計で2秒以上等)が確保されていればよく、例えば3秒開放×1ラウンド、1秒開放×3ラウンド等でもよい。
また第1特別図柄始動手段16の短縮開閉パターンは、遊技球の入賞が不可能でない程度の短い開放時間(例えば全ラウンドの合計で1秒未満等)しか確保されないものであればよく、例えば0.2秒開放×2ラウンド、0.3秒開放×1ラウンド等でもよい。また例えば第2小当たり状態における第2小当たり開放パターン、第2大当たり状態における第2大当たり開放パターンについても、その開放がなるべく目立たないように遊技球が入球困難な短時間だけ開放するものであればよく、例えば0.2秒開放×2ラウンド、0.3秒開放×1ラウンド等でもよい。
実施形態では、通常遊技状態中に第1当たりとなった場合と、特別遊技状態中に第1,第2当たりとなった場合とについて全く同じ通常開閉パターンが選択されるように構成したが(図9)、それらは遊技球が容易に入賞可能な程度の開放時間が確保された通常開閉パターンの範疇に入るものであればよく、それら全ての通常開閉パターンが全く同じでなくてもよい。しかしながら、それらの通常開閉パターンが互いに異なっていると、その相違点を見分けることによって遊技者に通常遊技状態中か特別遊技状態中かを見抜かれてしまう恐れがある。これは、通常遊技状態中に第2,第3当たりとなった場合と、特別遊技状態中に第3当たりとなった場合とに選択される短縮開閉パターンについても同様である。
特別乱数抽選においては大当たり/小当たりに加えて、或いは小当たりをなくして、第1,第2特別利益状態を発生させない外れを設けてもよい。第2特別図柄始動手段17は、近くに同様の入賞手段や通過ゲートを複数配置するなど、その第2特別図柄始動手段17への遊技球の入賞等がなるべく目立たないようにすることが望ましい。普通図柄始動手段15、第1,第2特別図柄始動手段16,17、第1,第2大入賞手段20,21等の配置は任意である。
第1特別図柄始動手段16を開閉式入賞手段により構成する場合、その開閉部材100は開状態と閉状態との間で前後方向に出退するものであればよく、左右一対の球受け板113a,113b間に案内通路114を備えたものである必要はない。従って、左右一対の球受け板113a,113bを上広がり状に連結して、その連結部分を案内通路114としたものでもよいし、開閉部材100自体を樋状に構成したものでもよい。
また、入賞口101の上側に配置される突出部104の形状、構造は任意に選択可能であり、開閉部材100への遊技球の直接的な落下を阻止できるものであれば十分である。例えば、正面視山形状の突出部104を設けてもよい。更に突出部104の突出量は、開状態の開閉部材100の最大突出量よりも大でもよいし、小でもよい。
突出部104の左右幅は、開閉部材100の左右幅よりも小さいのが一般的であるが、開閉部材100の左右幅と略同じか、開閉部材100の左右幅よりも大にしてもよい。その場合、開閉部材100の左右両側に配置される遊技釘の配列等を考慮すればよい。
また実施形態では、普通図柄始動手段15が遊技球を検出することに基づいて行われる普通乱数抽選で少なくとも第1,第2の2種類の当たりの何れかに当選した場合に開閉式入賞手段である特別図柄始動手段16が開状態となる場合を例示しているが、図柄変動に係わりのない始動手段、開閉式入賞手段でもよい。
その他、各実施形態では、第1特別図柄始動手段16用の開閉式入賞手段について詳述したが、開閉式入賞手段は第1特別図柄始動手段16用に限られるものではない。また本発明は、パチンコ機に限らず、アレンジボール機等の各種の弾球遊技機においても同様に実施することが可能である。
11 遊技盤
15 普通図柄始動手段
16 第1特別図柄始動手段(開閉式入賞手段)
100 開閉部材
101 入賞口
102 本体
104 突出部
113a,113b 球受け板
114 案内通路
119 球寄せ部
120a,120b 内端縁
121 球寄せ傾斜縁

Claims (5)

  1. 前面に開口する入賞口を有し且つ遊技盤に装着された本体と、前記遊技盤の前面に突出した開状態と該開状態から後退した閉状態との間で前記本体に前後方向に出退自在に設けられ且つ前記開状態のときに遊技球を前記入賞口へと案内する開閉部材とを含む開閉式入賞手段を備えた弾球遊技機において、前記本体は前記開状態の前記開閉部材の上側で該本体から前側に突出する突出部を備え、前記開閉部材は遊技球を前記入賞口へと案内する前後方向の案内通路と、該案内通路の左右両側に、高さの異なる段差を置いて設けられ且つ遊技球を前記案内通路へと案内する一対の球受け板とを備え、前記案内通路は該案内通路の前端部で高い段差側の前記球受け板側の基部に、低い段差側の前記球受け板との間に間隔をあけて配置され、且つ前記各球受け板から前記案内通路内へと案内される遊技球を前記入賞口側へと寄せる球寄せ部を備え、該球寄せ部は高い段差側の前記球受け板側の内端縁よりも低いことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記球寄せ部は低い段差側の前記球受け板側の内端縁よりも低いことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記球寄せ部の上面は前記案内通路の中央側が低くなる傾斜状であることを特徴とする請求項に記載の弾球遊技機。
  4. 前記球寄せ部はその後側に平面視において前後方向の線分に対して斜めに傾斜し且つ低い段差側の前記球受け板と対向する球寄せ傾斜縁を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  5. 始動手段が遊技球を検出することに基づいて行われる乱数抽選で少なくとも第1,第2の2種類の当たりの何れかに当選した場合に入賞可能な前記開状態となる前記開閉式入賞手段を備え、前記第1当たりに当選した場合の前記開閉式入賞手段の開閉パターンは、特別遊技状態中とそれ以外の通常遊技状態中との何れの場合も、遊技球が容易に入賞可能な程度の開放時間が確保された通常開閉パターンに設定され、前記第2当たりに当選した場合の前記開閉式入賞手段の開閉パターンは、前記特別遊技状態中の場合は前記通常開閉パターンに、前記通常遊技状態中の場合は、前記通常開閉パターンに比べて極短い開放時間しか確保されない短縮開閉パターンに設定されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
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