JP5008168B2 - 抗老化剤及び皮膚化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、IV型コラーゲン産生促進剤、ラミニン5産生促進剤、抗老化剤又は皮膚化粧料に関する。
皮膚は角層、表皮、基底膜及び真皮から構成されている。基底膜は表皮真皮境界部に存在し、表皮と真皮を繋ぎ止めるだけでなく、皮膚機能の維持に重要な役割を果たしている(非特許文献1参照)。基底膜の主要骨格はIV型コラーゲンからなる網目構造をしている。基底膜と表皮の境界に存在し、基底膜と表皮を繋ぎとめているのがラミニン5を主成分とする各種糖蛋白質である。若い皮膚においては、基底膜の働きにより表皮、真皮の相互作用が恒常性を保つことで水分保持、柔軟性、弾力性等が確保され、肌は外見的にも張りや艶があってみずみずしい状態に維持される。
ところが、紫外線の照射、空気の著しい乾燥、過度の皮膚洗浄等、ある種の外的因子の影響があったり、加齢が進んだりすると、基底膜の主要構成成分であるIV型コラーゲンや、ラミニン5は分解・変質を起こし、基底膜構造が破壊される(非特許文献2参照)。その結果、皮膚は保湿機能や弾力性が低下し、角質は異常剥離を始めるから、肌は張りや艶を失い、荒れ、シワ等の老化症状を呈するようになる。このように、皮膚の老化に伴う変化、すなわち、シワ、くすみ、きめの消失、弾力性の低下等には、基底膜成分の減少、基底膜の構造変化が関与している。
したがって、IV型コラーゲン及びラミニン5の産生を亢進することによって基底膜構造の再構築を誘導し、皮膚機能を改善する物質の開発が望まれており、IV型コラーゲン産生促進作用を有するものとしては、例えば、加水分解カゼイン、プレエキス、ブナの芽エキス、エリスリナエキス、可溶性卵殻膜、カッコンエキスおよび西洋キズタエキス(特許文献1参照)、サポニン又はサポゲノール(特許文献2参照)等が知られている。また、ラミニン5産生促進作用を有するものとしては、例えば、カッコン抽出物、カンゾウ抽出物またはそのフラボノイド画分、ヒオウギ抽出物、ジタノキ抽出物、イボツヅラフジ抽出物、コロハ抽出物および乳清抽出物(特許文献3参照)オノニス抽出物、メリロート抽出物、モヤシ抽出物、アズキ抽出物(特許文献4参照)、大豆抽出物(特許文献5参照)等が知られている。
さらに、本発明のケンフェロール−7−O−α−L−ラムノピラノシドが、抗炎症作用、サイクリックAMPホスホジエステラーゼ阻害作用を有していることが知られているが、IV型コラーゲン及びラミニン5の産生を亢進することはこれまで知られていなかった(特許文献6参照)。
特開2004−18471号公報 特表2002−516837号公報 特開2003−137767号公報 特開2003−137768号公報 特開2004−217618号公報 特開2004−161678号公報 Marinkovich MP et al.,「J. Cell. Biol.」,1992年,第199巻,p.695-703 Lavker et al.,「J. Invest. Dermatol.」,1979年,第73巻,p.59-66
本発明は、天然物の中からIV型コラーゲン産生促進作用及びラミニン5産生促進作用を有するもの見出し、それを有効成分として含有するIV型コラーゲン産生促進剤、ラミニン5産生促進剤、抗老化剤及び皮膚化粧料を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1に、本発明は、下記式(I)で表されるフラボノイド又はフラボノイド配糖体を有効成分として含有することを特徴とするIV型コラーゲン産生促進剤、ラミニン5産生促進剤又は抗老化剤を提供する。
Figure 0005008168

式中、R及びRは、下記(a)〜(c)のいずれかの組み合わせから選ばれるものである。ただし、Rhaはラムノース残基を表し、Glcはグルコース残基を表す。
(a)Rが水素原子のとき、Rは水素原子又はRha
(b)RがRhaであるとき、RはRha
(c)RがRhaGlcであるとき、RはRha
第2に、本発明は、下記式(I)で表されるフラボノイド又はフラボノイド配糖体を配合したことを特徴とする皮膚化粧料を提供する。
Figure 0005008168

式中、R及びRは、下記(a)〜(c)のいずれかの組み合わせから選ばれるものである。ただし、Rhaはラムノース残基を表し、Glcはグルコース残基を表す。
(a)Rが水素原子のとき、Rは水素原子又はRha
(b)RがRhaであるとき、RはRha
(c)RがRhaGlcであるとき、RはRha
本発明によれば、優れたIV型コラーゲン産生促進作用、ラミニン5産生促進作用を有するフラボノイド又はフラボノイド配糖体を有効成分として含有するIV型コラーゲン産生促進剤、ラミニン5産生促進剤及び抗老化剤、並びに当該物質を配合した皮膚化粧料を提供することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
〔抗老化剤,IV型コラーゲン産生促進剤,ラミニン5産生促進剤〕
本発明の抗老化剤、IV型コラーゲン産生促進剤又はラミニン5産生促進剤は、下記式(I)にて表されるフラボノイド又はフラボノイド配糖体を有効成分として含有する。
Figure 0005008168

式中、R及びRは、下記(a)〜(c)のいずれかの組み合わせから選ばれるものである。ただし、Rhaはラムノース残基を表し、Glcはグルコース残基を表す。
(a)Rが水素原子のとき、Rは水素原子又はRha
(b)RがRhaであるとき、RはRha
(c)RがRhaGlcであるとき、RはRha
上記一般式(I)で表されるフラボノイド又はフラボノイド配糖体は、当該フラボノイド又はフラボノイド配糖体を含有する植物抽出物から単離・精製することにより製造することもできるし、合成により製造することもできる。なお、合成により製造する場合、その合成方法は特に限定されるものではなく、公知の方法により合成することができる。
上記フラボノイド又はフラボノイド配糖体を含有する植物抽出物は、植物の抽出に一般に用いられている抽出方法によって得ることができる。上記フラボノイド又はフラボノイド配糖体を含有する植物としては、例えば、クロバナツルアズキ(学名:Phaseolus atropurureus)、ゲンノショウコ(学名:Geranium thunbergii Siebold et Zuccarini)等が挙げられる。これらの中でも、抽出原料としてはクロバナツルアズキが好ましい。
クロバナツルアズキは、本州、九州、沖縄等に分布しているマメ科インゲンマメ属に属するつる性の多年草植物であり、これらの地域から容易に入手することができる。抽出原料として使用し得る部位としては、例えば、幹部、地上部、根部、全草等が挙げられるが、好ましくは幹部である。
ゲンノショウコは、北海道から九州にかけて分布しているフウロソウ科フクロソウ属に属する多年草植物であり、これらの地域から容易に入手することができる。抽出原料として使用し得る部位としては、例えば、葉部、枝部、茎部等の地上部、根部、花部、果実部等が挙げられ、好ましくは、葉部、枝部、茎部等の地上部である。
上記フラボノイド又はフラボノイド配糖体を含有する植物抽出物は、抽出原料を乾燥した後、そのまま又は粗砕機を用いて粉砕し、抽出溶媒による抽出に供することにより得ることができる。乾燥は天日で行ってもよいし、通常使用される乾燥機を用いて行ってもよい。また、ヘキサン等の非極性溶媒によって脱脂等の前処理を施してから抽出原料として使用してもよい。脱脂等の前処理を行うことにより、植物の極性溶媒による抽出処理を効率よく行うことができる。
抽出溶媒としては、極性溶媒を使用するのが好ましく、例えば、水、親水性有機溶媒等が挙げられ、これらを単独で又は2種以上を組み合わせて、室温又は溶媒の沸点以下の温度で使用することが好ましい。
抽出溶媒として使用し得る水としては、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水等のほか、これらに各種処理を施したものが含まれる。水に施す処理としては、例えば、精製、加熱、殺菌、濾過、イオン交換、浸透圧調整、緩衝化等が含まれる。したがって、本発明において抽出溶媒として使用し得る水には、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等も含まれる。
抽出溶媒として使用し得る親水性有機溶媒としては、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級脂肪族アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコール等が挙げられる。
2種以上の極性溶媒の混合液を抽出溶媒として使用する場合、その混合比は適宜調整することができる。例えば、水と低級脂肪族アルコールとの混合液を使用する場合には、水10質量部に対して低級脂肪族アルコール1〜90質量部を混合することが好ましく、水と低級脂肪族ケトンとの混合液を使用する場合には、水10質量部に対して低級脂肪族ケトン1〜40質量部を混合することが好ましく、水と多価アルコールとの混合液を使用する場合には、水10質量部に対して多価アルコール10〜90質量部を混合することが好ましい。
抽出処理は、抽出原料に含まれる可溶性成分を抽出溶媒に溶出させ得る限り特に限定はされず、常法に従って行うことができる。例えば、抽出原料の5〜15倍量(質量比)の抽出溶媒に、抽出原料を浸漬し、常温又は還流加熱下で可溶性成分を抽出させた後、濾過して抽出残渣を除去することにより抽出液を得ることができる。得られた抽出液から溶媒を留去するとペースト状の濃縮物が得られ、この濃縮物をさらに乾燥すると乾燥物が得られる。
以上のようにして得られた抽出液、当該抽出液の濃縮物又は当該抽出液の乾燥物から上記フラボノイド又はフラボノイド配糖体を単離・精製する方法は、特に限定されるものではなく、常法により行うことができる。例えば、植物抽出物を濃縮し、液―液分配抽出、イオン交換樹脂、多孔性樹脂を用いたカラムクロマトグラフィーにかけることにより粗精製し、さらに、逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィー、順相シリカゲルカラムクロマトグラフィーにかけ、必要に応じて結晶化することにより、上記フラボノイド又はフラボノイド配糖体を単離・精製することができる。
以上のようにして得られる上記フラボノイド又はフラボノイド配糖体は、IV型コラーゲン産生促進作用、ラミニン5産生促進作用を有しているため、それらの作用を利用して抗老化剤、IV型コラーゲン産生促進剤又はラミニン5産生促進剤の有効成分として用いることができる。なお、抽出処理により得られた植物抽出物は上記フラボノイド又はフラボノイド配糖体を含有しており、そのまま抗老化剤、IV型コラーゲン産生促進剤又はラミニン5産生促進剤の有効成分として使用し得るが、精製して上記フラボノイド又はフラボノイド配糖体の純度を高めたものを使用することが好ましい。上記フラボノイド又はフラボノイド配糖体の純度を高めたものを有効成分として使用することによって、より一層使用効果に優れた抗老化剤、IV型コラーゲン産生促進剤又はラミニン5産生促進剤を得ることができる。上記フラボノイド又はフラボノイド配糖体を含有する植物抽出物には、上記フラボノイド又はフラボノイド配糖体を含有する植物を抽出原料として得られる抽出液、当該抽出液の希釈液若しくは濃縮液、当該抽出液を乾燥して得られる乾燥物、又はこれらの粗精製物若しくは精製物のいずれもが含まれる。
本発明の抗老化剤、IV型コラーゲン産生促進剤又はラミニン5産生促進剤は、上記フラボノイド若しくはフラボノイド配糖体、又は上記フラボノイド若しくはフラボノイド配糖体を含有する植物抽出物のみからなるものでもよいし、上記フラボノイド若しくはフラボノイド配糖体、又は上記フラボノイド若しくはフラボノイド配糖体を含有する植物抽出物を製剤化したものでもよい。
上記フラボノイド又はフラボノイド配糖体は、デキストリン、シクロデキストリン等の薬学的に許容し得るキャリアーその他任意の助剤を用いて、常法に従い、粉末状、顆粒状、錠剤状、液状等の任意の剤形に製剤化して提供することができ、他の組成物(例えば、後述する皮膚化粧料等)に配合して使用できるほか軟膏剤、外用液剤、貼付剤等として使用することができる。この際、助剤としては、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、安定剤、矯臭剤等を用いることができる。
なお、本発明の抗老化剤、IV型コラーゲン産生促進剤又はラミニン5産生促進剤は、必要に応じてIV型コラーゲン産生促進作用又はラミニン5産生促進作用を有する他の天然抽出物等を、上記フラボノイド若しくはフラボノイド配糖体、又は上記フラボノイド若しくはフラボノイド配糖体を含有する植物抽出物とともに配合して有効成分として用いることができる。
本発明の抗老化剤は、上記フラボノイド又はフラボノイド配糖体が有するIV型コラーゲン産生促進作用を通じて、IV型コラーゲンの産生を促進することができるとともに、上記フラボノイド又はフラボノイド配糖体が有するラミニン5産生促進作用を通じて、ラミニン5の産生を促進することができる。これにより、基底膜構造の再構築を誘導し、皮膚の老化症状を予防・改善することができる。ただし、本発明の抗老化剤は、これらの用途以外にもIV型コラーゲン産生促進作用及び/又はラミニン5産生促進作用を発揮することに意義のあるすべての用途に用いることができる。
本発明のIV型コラーゲン産生促進剤は、上記フラボノイド又はフラボノイド配糖体が有するIV型コラーゲン産生促進作用を通じて、IV型コラーゲンの産生を促進することができ、これにより、基底膜構造の再構築を誘導し、皮膚の老化症状を予防・改善することができる。ただし、本発明のIV型コラーゲン産生促進剤は、これらの用途以外にもIV型コラーゲン産生促進作用を発揮することに意義のあるすべての用途に用いることができる。
本発明のラミニン5産生促進剤は、上記フラボノイド又はフラボノイド配糖体が有するラミニン5産生促進作用を通じて、ラミニン5の産生を促進することができる。これにより、基底膜構造の再構築を誘導し、皮膚の老化症状を予防・改善することができる。ただし、本発明のラミニン5産生促進剤は、これらの用途以外にもラミニン5産生促進作用を発揮することに意義のあるすべての用途に用いることができる。
〔皮膚化粧料〕
本発明の皮膚化粧料は、下記一般式(I)で表されるフラボノイド又はフラボノイド配糖体を配合したものである。
Figure 0005008168

式中、R及びRは、下記(a)〜(c)のいずれかの組み合わせから選ばれるものである。ただし、Rhaはラムノース残基を表し、Glcはグルコース残基を表す。
(a)Rが水素原子のとき、Rは水素原子又はRha
(b)RがRhaであるとき、RはRha
(c)RがRhaGlcであるとき、RはRha
上記フラボノイド又はフラボノイド配糖体は、IV型コラーゲン産生促進作用及びラミニン5産生促進作用を有しており、皮膚に適用した場合の使用感と安全性とに優れているため、皮膚化粧料に配合するのに好適である。この場合、上記フラボノイド又はフラボノイド配糖体をそのまま配合してもよいし、上記フラボノイド又はフラボノイド配糖体から製剤化した抗老化剤、IV型コラーゲン産生促進剤又はラミニン5産生促進剤を配合してもよい。上記フラボノイド若しくはフラボノイド配糖体、又は上記フラボノイド若しくはフラボノイド配糖体から製剤化した抗老化剤、IV型コラーゲン産生促進剤若しくはラミニン5産生促進剤を皮膚化粧料に配合することによって、皮膚化粧料にIV型コラーゲン産生促進作用、ラミニン5産生促進作用を付与することができる。
上記フラボノイド又はフラボノイド配糖体を配合し得る皮膚化粧料としては、特に限定されるものではなく、例えば、軟膏、クリーム、乳液、ローション、パック、ファンデーション、リップクリーム、入浴剤、ヘアートニック、ヘアーローション、石鹸、ボディシャンプー等が挙げられる。
上記フラボノイド又はフラボノイド配糖体を皮膚化粧料に配合する場合、その配合量は、皮膚化粧料の種類に応じて適宜調整することができるが、好適な配合率は標準的な抽出物に換算して約0.0001〜10質量%であり、特に好適な配合率は標準的な抽出物に換算して約0.005〜5質量%である。
本発明の皮膚化粧料は、上記フラボノイド又はフラボノイド配糖体が有するIV型コラーゲン産生促進作用及びラミニン5産生促進作用を妨げない限り、通常の皮膚化粧料の製造に用いられる主剤、助剤又はその他の成分、例えば、収斂剤、殺菌、抗菌剤、美白剤、紫外線吸収剤、保湿剤、細胞賦活剤、抗老化剤、消炎・抗アレルギー剤、抗酸化・活性酸素除去剤、油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、アルコール類、エステル類、界面活性剤、香料等を併用することができる。このように併用することで、より一般性のある製品となり、また、併用された他の有効成分との間の相乗作用が通常期待される以上の優れた効果をもたらすことがある。
なお、本発明の抗老化剤、IV型コラーゲン産生促進剤、ラミニン5産生促進剤又は皮膚化粧料は、ヒトに対して好適に適用されるものであるが、それぞれの作用効果が奏される限り、ヒト以外の動物に対して適用することもできる。
以下、製造例、試験例及び配合例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の各例に何ら制限されるものではない。
〔製造例1〕フラボノイド又はフラボノイド配糖体の製造
抽出原料としてのクロバナツルアズキの幹部の粉砕物525gを、メタノール5000mLに投入し、穏やかに攪拌しながら3時間、80℃に保った後、ろ過し、クロバナツルアズキからの抽出液を得た。残渣に再びメタノールを5000mL加え、同様の操作を行い、抽出液を得た。得られた抽出液をあわせて、40℃で減圧下に濃縮し、さらに減圧乾燥機で乾燥してクロバナツルアズキ抽出物44.3gを得た。
得られたクロバナツルアズキ抽出物40.7gをダイヤイオンHP−20カラムクロマトグラフィーで精製した。溶出は水、60質量%含水メタノール、及びメタノールで行い、それぞれ3つの画分を得た。ダイヤイオンHP−20カラムクロマトグラフィーで2番目に得られた60質量%含水メタノール画分(4.5g中4.1g)を、順相カラムクロマトグラフィー、逆相カラムクロマトグラフィー及び高速液体クロマトグラフィーにより分画及び精製を行い、下記式(II)で表されるケンフェロール1mg(試料1)、下記式(III)で表されるケンフェロール−7−O−α−L−ラムノピラノシド45mg(試料2)、下記式(IV)で表されるケンフェロール−3,7−ジ−O−α−L−ラムノピラノシド112mg(試料3)、及び下記式(V)で表されるケンフェロール−3−O−β−D−グルコピラノシル(1→4)−α−L−ラムノピラノシル−7−O−α−L−ラムノピラノシド15mg(試料4)を得た。
Figure 0005008168
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Figure 0005008168
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〔試験例1〕IV型コラーゲン産生促進試験
製造例1で得られたフラボノイド又はフラボノイド配糖体(試料1〜4)について、以下のようにしてIV型コラーゲン産生促進作用を試験した。
ヒトの線維芽細胞を96穴プレートに播種し、37℃、5%CO−95%airの下にて、試料(試料1〜4)添加培地(試料濃度:25μg/mL)で72時間培養した後、上清100μLをエライザプレートに移し換え4℃、一晩でプレートに吸着させたのち、溶液を捨て、0.05%トゥイーン−20を含むリン酸生理緩衝液(PBS−T)にて、洗浄を行った。その後、1%のウシ血清アルブミンを含むリン酸生理緩衝液で、ブロッキング操作を行った。溶液を捨て、0.05%トゥイーン−20を含むリン酸生理緩衝液(PBS−T)にて、洗浄を行い、抗ヒトコラーゲンタイプIV抗体(ウサギIgG;ノボテック社製)を反応させた。溶液を捨て、0.05%トゥイーン−20を含むリン酸生理緩衝液(PBS−T)にて、洗浄を行い、HRP標識抗ウサギIgG抗体と反応させたのち、同様の洗浄操作を行い、発色反応を行った。
IV型コラーゲン産生促進率(%)は、標準品を用いて上記エライザを行い、検量線を作成し、試料無添加時のIV型コラーゲン産生量を100%として算出した。各試料のIV型コラーゲン産生促進率(%)を表2に示す。
[表2]
試 料 IV型コラーゲン産生促進率(%)
試料1 149.3
試料2 104.7
試料3 127.5
試料4 149.9
表2に示されるように、試料1〜4のフラボノイド又はフラボノイド配糖体は、線維芽細胞における優れたIV型コラーゲン産生促進作用を有することが確認された。
〔試験例2〕ラミニン5産生促進作用試験
製造例1で得られたフラボノイド又はフラボノイド配糖体(試料1〜4)について、以下のようにしてラミニン5産生促進作用を試験した。
正常ヒト表皮角化細胞を24穴プレートに播種し、37℃、5%CO-95%airの条件下にて、試料添加培地(試料濃度:50μg/mL)で24時間培養した後、上清100μLをエライザプレートに移し換え、4℃、一晩でプレートに吸着させた。その後、溶液を捨て、0.05%Tween−20を含むリン酸生理緩衝液(PBS−T)にて洗浄を行った。その後、1%ウシ血清アルブミンを含むリン酸生理緩衝液で、ブロッキング操作を行った。溶液を捨て、0.05%Tween−20を含むリン酸生理緩衝液(PBS−T)にて洗浄を行い、抗ヒトラミニン5抗体(マウスIgG,ケミコン社製)を反応させた。溶液を捨て、0.05%Tween−20を含むリン酸生理緩衝液(PBS−T)にて洗浄を行い、ビオチン標識抗マウスIgG(アマシャムバイオサイエンス社製)を反応させた。溶液を捨て、0.05%Tween−20を含むリン酸緩衝液(PBS−T)にて洗浄を行い、ストレプトアビジン−ペルオキシダーゼ複合体(カルビオケム社製)と反応させた後、同様の洗浄操作を行い、発色反応を行った。
ラミニン5産生促進率は(%)、試料無添加時における吸光度を100%として算出した。各試料のラミニン5産生促進率(%)を表3に示す。
[表3]
試 料 ラミニン5産生促進率(%)
試料1 101.2
試料2 137.7
試料3 111.2
試料4 102.1
表3に示される結果より、試料1〜4のフラボノイド又はフラボノイド配糖体は、角化細胞における優れたラミニン5産生促進作用を有することが確認された。
〔配合例1〕
下記組成の化粧水を常法により製造した。
ケンフェロール(製造例1) 0.01g
グリセリン 3.0g
1,3−ブチレングリコール 3.0g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 0.5g
パラオキシ安息香酸メチル 0.15g
クエン酸 0.1g
クエン酸ソーダ 0.1g
油溶性甘草エキス 0.1g
海藻エキス 0.1g
キシロビオースミクスチャー 0.5g
クジンエキス 0.1g
香料 0.05g
精製水 残部(全量を100gとする)
〔配合例2〕
下記組成のクリームを常法により製造した。
ケンフェロール(製造例1) 0.05g
アロエエキス 0.1g
流動パラフィン 5.0g
サラシミツロウ 4.0g
スクワラン 10.0g
セタノール 3.0g
ラノリン 2.0g
ステアリン酸 1.0g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 1.5g
モノステアリン酸グリセリル 3.0g
油溶性甘草エキス 0.1g
1,3−ブチレングリコール 6.0g
パラオキシ安息香酸メチル 1.5g
香料 0.1g
精製水 残部(全量を100gとする)
〔配合例3〕
下記組成の乳液を常法により製造した。
ケンフェロール−7−O−α−L−ラムノピラノシド(製造例1)
0.01g
ホホバオイル 4.0g
プラセンタエキス 0.1g
オリーブオイル 2.0g
スクワラン 2.0g
セタノール 2.0g
モノステアリン酸グリセリル 2.0g
ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.) 2.5g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 2.0g
グリチルレチン酸ステアリル 0.1g
1,3−ブチレングリコール 3.0g
ヒノキチオール 0.15g
香料 0.05g
精製水 残部(全量を100gとする)
〔配合例4〕
下記組成のクリームを常法により製造した。
ケンフェロール−3,7−ジ−O−α−L−ラムノピラノシド(製造例1)
0.05g
アロエエキス 0.1g
流動パラフィン 5.0g
サラシミツロウ 4.0g
スクワラン 10.0g
セタノール 3.0g
ラノリン 2.0g
ステアリン酸 1.0g
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 1.5g
モノステアリン酸グリセリル 3.0g
油溶性甘草エキス 0.1g
1,3−ブチレングリコール 6.0g
パラオキシ安息香酸メチル 1.5g
香料 0.1g
精製水 残部(全量を100gとする)
〔配合例5〕
下記組成のクリームを常法により製造した。
ケンフェロール−3−O−β−D−グルコピラノシル(1→4)−α−L−ラムノピラノシル−7−O−α−L−ラムノピラノシド(製造例1)
0.05g
エイジツエキス 0.1g
モノステアリン酸ポリエチレングリコール 2.0g
自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 5.0g
ステアリン酸 2.0g
セタノール 2.0g
スクワラン 12.0g
マカダミアナッツ油 3.0g
メチルポリシロキサン 0.2g
香料 0.01g
防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 0.15g
油溶性甘草エキス 0.1g
1,3−ブチレングリコール 7.0g
キサンタンガム 0.2g
精製水 残部(全量を100gとする)
〔配合例6〕
下記組成の美容液を常法により製造した。
ケンフェロール−7−O−α−L−ラムノピラノシド(製造例1)
0.01g
カミツレエキス 0.1g
キサンタンガム 0.3g
ヒドロキシエチルセルロース 0.1g
カルボキシビニルポリマー 0.1g
1,3−ブチレングリコール 4.0g
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1g
グリセリン 2.0g
水酸化カリウム 0.25g
香料 0.01g
防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 0.15g
エタノール 2.0g
精製水 残部(全量を100gとする)
〔配合例7〕
下記組成の美容液を常法により製造した。
ケンフェロール−3,7−ジ−O−α−L−ラムノピラノシド(製造例1)
0.05g
クワエキス 0.1g
カルボキシビニルポリマー 0.2g
キサンタンガム 0.2g
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1g
ポリエチレングリコール 3.0g
グリセリン 6.0g
1,3−ブチレングリコール 3.0g
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1g
防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 0.15g
L−アルギニン 0.15g
精製水 残部(全量を100gとする)
〔配合例8〕
下記組成のパックを常法により製造した。
ケンフェロール−3−O−β−D−グルコピラノシル(1→4)−α−L−ラムノピラノシル−7−O−α−L−ラムノピラノシド(製造例1)
0.05g
ヨクイニンエキス 0.1g
ポリビニルアルコール 15g
ポリエチレングリコール 3g
プロピレングリコール 7g
エタノール 10g
パラオキシ安息香酸メチル 0.05g
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1g
香料 0.05g
精製水 残部(全量を100gとする)
〔配合例9〕
下記組成の洗浄用化粧水を常法により製造した。
ケンフェロール−7−O−α−L−ラムノピラノシド(製造例1)
0.05g
ラベンダーエキス 0.1g
1,3−ブチレングリコール 4.0g
グリセリン 4.0g
ジプロピレングリコール 2.0g
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル
0.7g
エタノール 3.0g
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1g
香料 0.001g
防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 0.15g
精製水 残部(全量を100gとする)
〔配合例10〕
下記組成の乳液を常法により製造した。
ケンフェロール−3,7−ジ−O−α−L−ラムノピラノシド(製造例1)
0.05g
ローズマリーエキス 0.1g
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 1.0g
テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット 1.5g
親油型モノステアリン酸グリセリン 1.0g
ステアリン酸 0.5g
ベヘニルアルコール 1.5g
パルミチン酸セチル 0.5g
スクワラン 10.0g
メチルポリシロキサン 0.5g
香料 適量
1,3−ブチレングリコール 7.0g
グリチルレチン酸ステアリル 0.1g
キサンタンガム 0.1g
精製水 残部(全量を100gとする)
本発明のIV型コラーゲン産生促進剤、ラミニン5産生促進剤、抗老化剤又は皮膚化粧料は、基底膜成分の産生を促進することで、基底膜構造の再構築を誘導する。基底膜構造の再構築を誘導することによって優れた皮膚老化防止効果及び皮膚機能改善効果を奏するものである。

Claims (1)

  1. 下記一般式で表されるフラボノイド配糖体を有効成分として含有することを特徴とするIV型コラーゲン産生促進剤。
    Figure 0005008168

    (式中、Rhaはラムノース残基を表し、Glcはグルコース残基を表す。)
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