JP5007288B2 - 使い捨て紙おむつ - Google Patents
使い捨て紙おむつ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5007288B2 JP5007288B2 JP2008217266A JP2008217266A JP5007288B2 JP 5007288 B2 JP5007288 B2 JP 5007288B2 JP 2008217266 A JP2008217266 A JP 2008217266A JP 2008217266 A JP2008217266 A JP 2008217266A JP 5007288 B2 JP5007288 B2 JP 5007288B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waist
- sheet
- crotch
- elastic members
- elastic member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Description
<請求項1記載の発明>
製品の外面を構成する外形シートと、前記外形シートの内面側に固定され、吸収コア、透液性トップシート及び不透液性バックシートを有する吸収主体とを備える使い捨て紙おむつであって、
使用状態においてウエスト開口部及び左右のレッグ開口部を形成する前記外形シートは、幅方向中央シートと、該幅方向中央シートと接合した両側部のサイドシートとにより構成し、
前記幅方向中央シートのウエスト開口部には、ウエスト伸縮部材を幅方向に設け、
前記各サイドシートには、周方向の糸と縦方向の糸からなる網目状の伸縮部材を設けて周方向及び前後方向に伸縮するように形成し、
前記周方向の糸は、前記各サイドシートの腰下部と股部に亘って配置され、
前記腰下部の周方向の糸の縦方向の間隔は7mm以下で、且つ、前記幅方向中央シートのウエスト伸縮部材の縦方向の間隔よりも短く配置され、
前記股部の周方向の糸の縦方向の間隔は7mm以下で、且つ、前記幅方向中央シートのウエスト伸縮部材の縦方向の間隔よりも短く配置された、ことを特徴とする使い捨て紙おむつ。
本発明では、腰下部から股部にわたって存在する周方向の糸が、腰下部及び股部において縦方向の間隔7.0mm以下で、且つ、ウエスト伸縮部材の縦方向の間隔よりも短く配置されている。
その結果、生成する皺は周方向に幅狭であり、縦方向(周方向に直交する方向)に長さが短く、皺がほぼ縦方向に連続する形態で生成する。そして、各皺の凹または凸はごく小さい。
その結果、皺が目立たず、見えるとしても木目細かい皺であり、全体的には平坦面状の外面を呈し、すっきり感、すなわち製品の外面が「モコモコ」せず、見栄えに優れた使い捨て紙おむつとなる。しかも、面として肌に対して押圧されるようにすることにより、局部的な過度の肌への圧迫がないことによりゴム跡の生成がなく、製品の内面と肌との摩擦が全体に及び、ぴったり接触することによりフィット性が良好であり、製品のずれ落ちを防止できる。
前記幅方向中央シートのウエスト開口部にウエスト伸縮部材が幅方向に設けられている請求項1記載の使い捨て紙おむつ。
以下、本発明の実施の形態について、まずパンツ型使い捨ておむつの例を採って詳説し、その後、おむつ使用時(装着時)に背側の左右両側部を腹側の左右両側部に持ち込み、これらをテープファスナー(粘着剤テープファスナー及び面ファスナーを含む)により接合するタイプのいわゆるテープ式紙おむつに対する適用例も説明する。
主に図3によって、本発明の部位や方向に関する用語説明をしつつ、図4及び図5によって、第1の実施形態(参考)に係るパンツ型使い捨ておむつについて説明する。
この第1の実施形態(参考)に係るパンツ型使い捨ておむつは、図3及び図4に示すように、可撓性の外形シート1と、この外形シート1内面に固定され、股下4を中心として縦方向(前後方向)に延在する吸収主体10とを主体として構成されている。
図7及び図8に示す第2の実施の形態(参考)は、第1の実施の形態(参考)と異なる点として、股部Lに股部伸縮部材23を設けない、しかも腰下部伸縮部材21F,21Bは吸収主体10を横断して周方向に連続して不織布間に配置固定したものである。
図9は、第1の実施の形態(参考)と異なる点として、股部Lに股部伸縮部材23を設けない、しかもウエスト伸縮部材20F,20Bを、中央にはこれを配置しないで脇部のみとした構造の、図3と同様の展開状態のものを示すものである。図10に使用状態を示す。
図11は、外形シート1を、幅方向中央シート1Aと、両側部のサイドシート1B、1Bにより構成し、各サイドシート1B、1Bとしてたとえば不織布間に網目状たとえば格子状に糸ゴムを固定したものを用いたものである。そして幅方向中央シート1Aに両側部のサイドシート1B、1Bを接合し、各サイドシート1B、1Bを周方向及び前後方向に伸縮するようにしたものである。この場合における、周方向の糸ゴムはウエスト部W及び腰下部Uの伸縮部材を形成する。
上記の第1〜第4の実施の形態を概念的に纏めると、それぞれ図12の(A)〜(D)に示すとおりとなる。これらを比較して推測できるように、ウエスト伸縮部材20F,20B、ならびに腰下部伸縮部材21F,21Bは、吸収主体10を横断して周方向に連続して配置固定する形態と、吸収コア13が位置する中央部には存在せず、製品の左右脇部のおいてのみ配置固定する形態とを選択的に採ることができる。また、股部伸縮部材23の配設の有無についても選択可能である。さらに、前身頃Fと後身頃Bとの間で伸縮部材の配設形態を相違させることもできる。したがって、図12の(E)に他の実施の形態として示すように、ウエスト伸縮部材20F,20B、ならびに腰下部伸縮部材21F,21Bを、吸収コア13が位置する中央部には存在せず、製品の左右脇部においてのみ配置固定し、さらに股部伸縮部材23を設けない形態や、図12の(F)に別の実施の形態として示すように、ウエスト伸縮部材20F,20B、ならびに腰下部伸縮部材21F,21Bを、吸収コア13が位置する中央部には存在せず、製品の左右脇部のおいてのみ配置固定し、さらに股部伸縮部材23を設ける形態なども採用できる。このように伸縮部材の配設形態は適宜であることを付言する。腰下部伸縮部材21F,21B、または股部伸縮部材23を、吸収コア13が位置する中央部には存在せず、製品の左右脇部のおいてのみ配置固定する場合において、腰下部伸縮部材21F,21B端部、または股部伸縮部材23の端部が吸収コア13の側縁部に重なる場合と、吸収コア13の側縁に達しないで離間する場合との両者を含む。
前述のように、本発明はパンツ型使い捨ておむつのほか、テープ式紙おむつをも対象とする。この第1の実施の形態(参考)を図20及び図21に示す。この例においては、両側部に起立シート41,41を有し、これらの自由起立部の先端部に伸縮部材51,51が設けられ、起立カフスC,Cを構成している。起立シート41は外形シートと同様の裏面シート1と接合されている。42は背側の左右両側部を腹側の左右両側部に持ち込み、接合するためのテープファスナーである。この例において、前身頃F及び後身頃Bの長手方向端部において、ウエスト部Wにおける外形シート(裏面シート)1の不織布間には、ウエスト周りのフィット性を高めるために、ウエスト開口部WOの端縁に平行に間隔を置いて細い糸ゴムからなるウエスト伸縮部材20F,20Bが伸縮するように伸長下に配置固定されている。さらに前身頃Fの下腹部及び後身頃Bの臀部に、中央部を除く脇部に周方向に沿って腰下部伸縮部材21F,21Bが設けられている。
第2の実施の形態(参考)を図22及び図23に示す。この形態は起立カフスを有しない例である。そして、吸収コア13の外方のフラップ部に縦方向に沿って伸縮部材52,52が、透液性トップシート11とバックシート12との間に固定されている。この例においても、ウエスト伸縮部材20F,20B、及び腰下部伸縮部材21F,21Bが設けられている。
上記の伸縮部材としては、天然ゴムや合成ゴムなどの材質のほか、ウレタンなどの弾性伸縮性のものを用いることができる。
腰下部の伸縮部材の太さ及び配置間隔を種々変更した上で、得られた製品における外面に生成される皺の状態を観察したところ、表1に示すようになった。
Claims (1)
- 製品の外面を構成する外形シートと、前記外形シートの内面側に固定され、吸収コア、透液性トップシート及び不透液性バックシートを有する吸収主体とを備える使い捨て紙おむつであって、
使用状態においてウエスト開口部及び左右のレッグ開口部を形成する前記外形シートは、幅方向中央シートと、該幅方向中央シートと接合した両側部のサイドシートとにより構成し、
前記幅方向中央シートのウエスト開口部には、ウエスト伸縮部材を幅方向に設け、
前記各サイドシートには、周方向の糸と縦方向の糸からなる網目状の伸縮部材を設けて周方向及び前後方向に伸縮するように形成し、
前記周方向の糸は、前記各サイドシートの腰下部と股部に亘って配置され、
前記腰下部の周方向の糸の縦方向の間隔は7mm以下で、且つ、前記幅方向中央シートのウエスト伸縮部材の縦方向の間隔よりも短く配置され、
前記股部の周方向の糸の縦方向の間隔は7mm以下で、且つ、前記幅方向中央シートのウエスト伸縮部材の縦方向の間隔よりも短く配置された、ことを特徴とする使い捨て紙おむつ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008217266A JP5007288B2 (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | 使い捨て紙おむつ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008217266A JP5007288B2 (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | 使い捨て紙おむつ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000374190A Division JP4198313B2 (ja) | 2000-07-19 | 2000-12-08 | 使い捨て紙おむつ |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008288487A Division JP2009034547A (ja) | 2008-11-11 | 2008-11-11 | 使い捨て紙おむつ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008289926A JP2008289926A (ja) | 2008-12-04 |
JP5007288B2 true JP5007288B2 (ja) | 2012-08-22 |
Family
ID=40165228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008217266A Expired - Lifetime JP5007288B2 (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | 使い捨て紙おむつ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5007288B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5669498B2 (ja) * | 2010-09-24 | 2015-02-12 | 大王製紙株式会社 | 使い捨ておむつ |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63196701A (ja) * | 1987-02-09 | 1988-08-15 | 大王製紙株式会社 | 使い捨ておむつ |
JPH0871107A (ja) * | 1994-09-07 | 1996-03-19 | Shiseido Co Ltd | パンツ型の使捨ておむつ |
JP2793797B2 (ja) * | 1996-04-04 | 1998-09-03 | トーヨー衛材株式会社 | 使い捨てパンツ |
JPH10314220A (ja) * | 1997-05-16 | 1998-12-02 | Kao Corp | パンツ型使い捨ておむつ |
JP3382827B2 (ja) * | 1997-10-07 | 2003-03-04 | 大王製紙株式会社 | 紙おむつ |
JP3263659B2 (ja) * | 1998-04-13 | 2002-03-04 | ユニ・チャーム株式会社 | 使い捨てブリーフ |
JP3145370B2 (ja) * | 1999-11-26 | 2001-03-12 | 花王株式会社 | 使い捨て吸収性物品及びその製造方法 |
-
2008
- 2008-08-26 JP JP2008217266A patent/JP5007288B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008289926A (ja) | 2008-12-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5596994B2 (ja) | 使い捨て着用物品 | |
JP5659006B2 (ja) | パンツ型吸収性物品 | |
JP5000551B2 (ja) | 吸収性物品及び吸収性本体保持カバー | |
JP6311872B2 (ja) | パンツ型吸収性物品 | |
RU2572777C2 (ru) | Впитывающее изделие в виде трусов | |
JP3497815B2 (ja) | 使い捨て紙おむつ | |
JP4522351B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP5806845B2 (ja) | パンツ型吸収性物品 | |
JP2008029836A (ja) | 使い捨ておむつ、シート部材およびプリーツシートの製造方法 | |
JP4198312B2 (ja) | 紙おむつ | |
JP4198313B2 (ja) | 使い捨て紙おむつ | |
JP2016154654A (ja) | パンツ型吸収性物品 | |
JP5898947B2 (ja) | パンツ型吸収性物品 | |
JP2012061138A (ja) | パンツ型吸収性物品 | |
JP4638368B2 (ja) | 使い捨て吸収性物品 | |
JP4527801B2 (ja) | 紙おむつ | |
JP2002272783A5 (ja) | ||
JP2002272783A (ja) | パンツ型使い捨て紙おむつ | |
JP5329322B2 (ja) | パンツ型使い捨ておむつ | |
JP2008012128A (ja) | 着用物品 | |
JP2009034547A (ja) | 使い捨て紙おむつ | |
JP5007288B2 (ja) | 使い捨て紙おむつ | |
JP2011078545A (ja) | 吸収性物品 | |
JP4870735B2 (ja) | 紙おむつ | |
JP4870825B2 (ja) | 紙おむつ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100624 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101008 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101207 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110624 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110810 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111202 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120229 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20120307 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120511 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120528 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5007288 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |