JP5004034B2 - 点火プラグ劣化判定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、火花点火方式の内燃機関に用いられる点火プラグの劣化状態を判定する方法に関する。
火花点火方式の内燃機関に用いられる点火プラグの劣化が進むと、正常な点火がなされなくなり、失火が発生して所望の出力を得られないのはもちろん、燃費や排気の状態も悪化してしまい、排気浄化装置の触媒の負担も増大する。このため、定期的に点火プラグの点検や交換を行うことが推奨されているけれども、点火プラグの点検や交換作業に伴う無駄な手間や時間などを可能な限り回避できることが望まれる。
このため、点火プラグの失火状態を検出し、これに基づいて点火プラグの劣化を予測することが考えられている。例えば、特許文献1においては、まず燃焼開始前から燃焼開始後に至るまでの所定の間に定められた計測点での熱発生量指標PVκを算出し、これらのうちの2点間の熱発生量指標PVκの差ΔPVκを算出する。そして、この積算値が所定値を超えた場合に失火が発生したと判定している。なお、熱発生量指標PVκは、筒内圧Pの検出時における瞬時熱発生量に関する制御パラメータであり、内燃機関の燃焼室内の圧力、つまり筒内圧Pと、この筒内圧Pの検出時における燃焼室の容積Vとの積を所定の指数、より具体的には比熱比κで累乗した値である。
特開2006−70885号公報
特許文献1に開示された方法によって失火の有無を判定する場合、失火の原因が点火プラグの劣化に基づくものであるのか、あるいは他の別な理由に基づくものであるのかを正確に判別することができない。このため、失火の有無が点火プラグの劣化に基づくものであることをより正確に把握し、これに基づいて点火プラグの劣化を判定することができる方法に対する要求がある。
本発明の目的は、火花点火方式の内燃機関に用いられる点火プラグの劣化状態を高信頼性を以て容易に判定し得る方法を提供することにある。
本発明の第1の形態は、火花点火方式の内燃機関に用いられる点火プラグの劣化状態を判定する方法であって、個々の点火時における燃焼室内の空燃比と圧力とを検出する第1のステップと、個々の点火時における失火の発生の有無を判定する第2のステップと、これら第1および第2のステップを繰り返し、燃焼室内の空燃比および圧力を変数とする個々の点火条件での失火確率を求める第3のステップと、燃焼室内の空燃比および圧力を変数とする個々の点火条件での基準失火確率を設定する第4のステップと、この第4のステップにて設定された基準失火確率と前記第3のステップにて求められた失火確率とに基づいて点火プラグの劣化状態を判定する第5のステップとを具えたことを特徴とするものである。
本発明においては、点火プラグの劣化に伴って失火確率が低下する傾向を利用し、内燃機関に新たな点火プラグを装着した直後の失火確率に対し、点火プラグの劣化が進行した状態での失火確率の変化を把握する。
本発明の第1の形態による点火プラグ劣化判定方法において、第4のステップにて設定される基準失火確率は、点火プラグが内燃機関に最初に装着されたものである場合、この点火プラグを内燃機関に最初に装着した直後からこれが所定の点火回数に至るまでの第3のステップにて求められた失火確率であってよい。
また、基準失火確率を設定する第4のステップは、点火プラグが新たに交換されたものである場合、点火プラグを新たに交換した直後からこれが所定の点火回数に至るまでの第3のステップにて求められた失火確率を用い、すでに設定されている基準失火確率を更新するステップを含むことができる。
点火プラグの劣化状態を判定する第5のステップは、第3のステップにて求められた失火確率と第4のステップにて設定された基準失火確率との差が予め設定された閾値を越えた場合、点火プラグが劣化したと判定するものであってよい。
本発明の第2の形態は、火花点火方式の内燃機関に用いられる点火プラグの劣化状態を判定する方法であって、個々の点火時における燃焼室内の空燃比と圧力と最大燃焼可能時間とを求める第1のステップと、個々の点火時における燃焼室内の燃焼割合を算出する第2のステップと、これら第1および第2のステップを繰り返し、燃焼室内の空燃比,圧力,最大燃焼可能時間を変数とする個々の点火条件での燃焼割合を求める第3のステップと、燃焼室内の空燃比,圧力,最大燃焼可能時間を変数とする個々の点火条件での基準燃焼割合を設定する第4のステップと、この第4のステップにて設定された基準燃焼割合と前記第3のステップにて求められた燃焼割合とを比較して点火プラグの劣化状態を判定する第5のステップとを具えたことを特徴とするものである。
本発明においては、点火プラグの劣化に伴って点火エネルギーも低下するため、ストイキオ領域を含め、内燃機関のあらゆる運転領域において燃焼速度が低下することとなる。すなわち、内燃機関に新たな点火プラグを装着した直後の燃焼割合に対し、点火プラグの劣化が進行した状態での燃焼割合は低下する傾向を持つ。
本発明の第2の形態による点火プラグ劣化判定方法において、第4のステップにて設定される基準燃焼割合は、点火プラグが内燃機関に最初に装着されたものである場合、この点火プラグを内燃機関に最初に装着した直後からこれが所定の点火回数に至るまでの第3のステップにて求められた燃焼割合の平均値およびその標準偏差を含むものであってよい。特に、基準燃焼割合を設定する第4のステップは、点火プラグが新たに交換されたものである場合、点火プラグを新たに交換した直後からこれが所定の点火回数に至るまでの第3のステップにて求められた燃焼割合の平均値およびその標準偏差を用い、すでに設定されている基準燃焼割合を更新するステップを含むことが好ましい。
点火プラグの劣化状態を判定する第5のステップは、第3のステップにて求められた燃焼割合が第4のステップにて設定された基準燃焼割合に含まれない場合、点火プラグが劣化したと判定するものであってよい。
本発明の第1の形態によると、点火プラグの点火に伴って求められる失火確率と予め設定した基準失火確率とに基づいて点火プラグの劣化状態を判定するようにしたので、点火プラグの劣化判定を従来のものよりも簡便に行うことができる。
基準失火確率が、点火プラグを内燃機関に最初に装着した直後からこれが所定の点火回数に至るまでに求められた失火確率の場合、点火プラグが内燃機関に最初に装着されたものであっても、個々の内燃機関に適合した基準失火確率を設定することができる。
点火プラグを新たに交換した直後からこれが所定の点火回数に至るまでに求められた失火確率を用い、すでに設定されている基準失火確率を更新する場合、基準失火確率をより信頼性の高いものに設定することができる。
求められた失火確率と設定された基準失火確率との差が予め設定された閾値を越えた場合、点火プラグが劣化したと判定することにより、劣化判定の信頼性をより高いものにすることができる。
本発明の第2の形態によると、燃焼室内の燃焼割合と予め設定した基準燃焼割合とを比較して点火プラグの劣化状態を判定するようにしたので、ストイキオ領域を含め、内燃機関のあらゆる運転状態において点火プラグの高精度な劣化検出が可能となる。
基準燃焼割合が、この点火プラグを内燃機関に最初に装着した直後からこれが所定の点火回数に至るまでに求められた燃焼割合の平均値およびその標準偏差を含む場合、この点火プラグに適合した基準燃焼割合を設定することができる。
点火プラグを新たに交換した直後からこれが所定の点火回数に至るまでに求められた燃焼割合の平均値およびその標準偏差を用い、すでに設定されている基準燃焼割合を更新する場合、基準燃焼割合をより信頼性の高いものに設定することができる。
求められた燃焼割合が設定された基準燃焼割合に含まれない場合に点火プラグが劣化したと判定することにより、劣化判定の信頼性をより高いものにすることができる。
本発明による点火プラグ劣化判定方法の一実施形態における制御ブロック図である。 図1に示した実施形態における点火プラグの劣化判定手順を表すフローチャートである。 本発明による点火プラグ劣化判定方法の他の一実施形態における制御ブロック図である。 図3に示した実施形態における燃焼室内での燃料の燃焼時間とこの燃焼室の空燃比との関係を表すマップである。 図3に示した実施形態における点火プラグの劣化判定手順を表すフローチャートである。
本発明による点火プラグ劣化判定方法の実施形態について、図1〜図5を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態のみに限らず、必要に応じてこれらをさらに組み合わせたりすることができることは言うまでもない。
第1の本実施形態における制御ブロックを図1に示す。すなわち、本実施形態における内燃機関は、火花点火方式の4サイクル内燃機関であることが前提であり、その図示しない吸気管の途中には、ここを流れる吸気の流量を検出してこれをECUに出力するエアフローメーター10が設けられている。また、図示しないシリンダーヘッドには、燃焼室内の圧力を検出してこれをECU11に出力する筒内圧センサー12が装着されている。さらに、この点火プラグ劣化判定システムにおいては、内燃機関の図示しないクランク軸の回転位相を検出してこれをECU11に出力するクランク角センサー13と、図示しない点火プラグが劣化していることを警告するための警報装置14とを具えている。この警報装置14は、聴覚や視覚などを利用して内燃機関を駆動する車両の運転者などに対する注意を喚起し得るものであればよい。
ECU11は、図示しないCPU,ROM,RAM,A/D変換器および入出力インタフェースなどを含むマイクロコンピュータを含む。このECU11は、内燃機関の円滑な運転がなされるように、上述したエアフローメーター10や筒内圧センサー12に加え、図示しないアクセル開度センサーなどからの検出信号に基づいて所定の演算処理を行う。そして、予め設定されたプログラムに従って図示しない燃料噴射弁からの燃料噴射量や、点火プラグの点火時期や、図示しない吸排気弁の開閉時期などを制御する。このため、ECU11は、運転状態判定部15と、燃料噴射量設定部16と、点火時期設定部17と、吸排気弁開閉時期設定部18とを含む。
運転状態判定部15は、先のエアフローメーター10,筒内圧センサー12,アクセル開度センサーなどからの検出信号に基づいて内燃機関の運転状態に関する情報を燃料噴射量設定部16,点火時期設定部17,吸排気弁開閉時期設定部18に出力する。さらに、後述するECU11の燃焼室空燃比算出部19,運転領域選択部20,図示トルク算出部21にも同様な運転状態に関する情報が運転状態判定部15から出力されるようになっている。
燃料噴射量設定部16は、運転状態判定部15からの情報に基づき、燃料噴射弁などを含む燃料供給系から内燃機関の燃焼室内に供給されるに燃料噴射量を設定し、その情報をECU11の燃焼室空燃比算出部19に出力する。
点火時期設定部17は、運転状態判定部15からの情報に基づき、点火プラグの点火時期を設定する。この情報は、ECU11の運転領域選択部20および図示トルク算出部21にも出力される。
吸排気弁開閉時期設定部18は、運転状態判定部15からの情報に基づき、吸排気弁の開閉時期を設定する。このうち、排気弁の開弁時期に関する情報は、ECU11の図示トルク算出部21に出力される。なお、内燃機関が可変動弁機構を持たない吸排気弁の開閉時期が固定式のものであっても本発明を実施することが可能であり、この場合には、吸排気弁の開閉時期が不変であるので、ECU11には吸排気弁開閉時期設定部18が不要となることに注意されたい。
また、このECU11は、点火プラグの劣化状態を判定して必要に応じて警報装置14を駆動するため、燃焼室空燃比算出部19と、運転領域選択部20と、図示トルク算出部21と、点火プラグ交換フラグ設定部22と、燃焼室容積変化率算出部23と、失火判定部24と、失火確率算出部25と、失火確率マップ記憶・更新部26と、比較判定部27と、警報装置駆動部28とをさらに具えている。
燃焼室空燃比算出部19は、燃料噴射量と、筒内圧と、点火時期とから、燃焼室内の空燃比Rを算出してこれを運転領域選択部20に出力する。従って、この燃焼室空燃比算出部19には、燃料噴射量設定部16からの情報と、運転状態判定部15からの筒内圧に関する情報と、点火時期設定部17からの情報とが入力される。なお、この燃焼室空燃比Rの詳細な算出手順などに関しては、特開2006−97588号公報に開示されており、本発明においてはこれが発明の主体ではないので、簡単に説明するに留める。すなわち、燃焼室空燃比算出部19には、図2に示すような燃焼時間tFと空燃比Rとの関係を表すマップが予め記憶されている。燃焼室空燃比算出部19は、燃焼室に供給された燃料の燃焼時間に基づき、図2に示すマップから燃焼室空燃比Rを読み出す。このため、燃焼室空燃比算出部19では燃焼室内に供給される燃料噴射量に基づいて理論的に求められる熱発生量QRと、点火プラグの点火から実際に算出される熱発生量Qnとがほぼ等しくなった時点におけるクランク角位相を算出する。さらに、点火プラグの点火時からこのクランク角位相に至るまでの時間、つまり燃料の燃焼時間tFを算出する。実際の熱発生量Qnは、クランク角位相に対応した筒内容積Vと、この時に筒内圧センサー12によって検出される筒内圧Pとから算出される瞬間熱発生量qを、点火プラグの点火時期θSから排気弁の開弁時期θOに至るまで積分することにより算出される。この瞬間熱発生量qは、
q={κ/(κ−1)}PdV+{1/(κ−1)}VdP
で表すことができる。ここでκは燃料の比熱比であり、dV,dPは筒内容積V,筒内圧Pのそれぞれ微分値、すなわち変化率を示している。従って、点火プラグを点火してからのこの瞬間熱発生量qの積分値Qnと理論的に求められる熱発生量QRとがほぼ等しくなった時点までの時間が燃焼時間tFとして算出され、図2に示すマップから対応する燃焼室空燃比が読み出される。
運転領域選択部20は、失火判定部24にてなされる失火の判定が、どの点火時における筒内圧Pの範囲に属するものであるか、どの燃焼室の空燃比Rの範囲に属するものであるかを選択するためのものである。このため、運転領域選択部20には、点火時期設定部17からの点火時期に関する情報と、筒内圧情報と、燃焼室空燃比算出部19からの燃焼室空燃比に関する情報とが入力される。そして、選択された筒内圧Pおよび燃焼室空燃比Rに関する情報が失火確率算出部25へと出力される。
図示トルク算出部21には、筒内圧Pに関する情報と、排気弁の開弁時期θOに関する情報と、点火プラグの点火時期θFに関する情報と、燃焼室容積変化率算出部23からの燃焼室容積変化率dV/dδに関する情報とが入力する。図示トルク算出部21は、これらの情報に基づき、点火プラグの点火時期θFから排気弁開弁時期θOまでの間の瞬間トルクeを積分し、これを図示トルクEとして失火判定部24に出力する。瞬間トルクeは
e=P・dV
で表すことができる。
点火プラグ交換フラグ設定部22は、新たな点火プラグが内燃機関に装着された場合に点火プラグ交換フラグをセットするためのものであり、これは例えば点火プラグを交換する人によって操作される専用のセットスイッチなどを含むことができる。この点火プラグ交換フラグ設定部22にて点火プラグ交換フラグがセットされている場合、点火プラグを一定期間、例えば数千回点火した後、この点火プラグ交換フラグがリセットされるようになっている。また、点火プラグ交換フラグがリセットされている場合、ECU11は直ちに点火プラグの劣化判定に移行する。
燃焼室容積変化率算出部23は、図示トルク算出部21にて図示トルクを算出するため、燃焼室の容積Vの変化率dVをクランク角位相δに関係付けてdV/dδとして算出し、これを図示トルク算出部21に出力する。
失火判定部24は、図示トルク算出部21からの出力Eに基づき、これが負の場合に失火であると判定してその情報を失火確率算出部25に出力する。
失火確率算出部25は、失火判定部24からの判定結果と、運転領域選択部20からの情報とを新たな点火プラグが内燃機関に装着された直後から蓄積して失火確率Yを算出し、これを失火確率マップ記憶・更新部26と比較判定部27とに出力する。より具体的には、点火時の筒内圧PSと、この時の燃焼室の空燃比Rとが同じ領域における点火回数に対する失火回数の割合を失火確率Yとして算出する。つまり、個々の点火条件、本実施形態では点火時の筒内圧PSと、この時の燃焼室の空燃比Rとを変数とする失火確率Yに関するデーターを新たな点火プラグが内燃機関に装着された直後から作成し、これを失火確率マップ記憶・更新部26に出力する。
失火確率マップ記憶・更新部26は、新たな点火プラグが内燃機関に装着された直後からこの点火プラグをあらかじめ設定した所定点火回数に達するまで、失火確率算出部25にて算出された失火確率Yに関するデーターを蓄積する。そして、これを基準失火確率YRのマップとして記憶する。そして、この基準失火確率YRを比較判定部27に出力する。この場合、失火確率マップ記憶・更新部26がすでに基準失火確率YRのマップを記憶している場合には、新たに算出されるマップを最新の基準失火確率YRとして更新する。
比較判定部27は、失火確率算出部25にて算出された失火確率Yと、失火確率マップ記憶・更新部26に記憶されている点火時の筒内圧PSと、この時の燃焼室の空燃比Rとが同じ条件における基準失火確率YRとを比較する。そして、算出された失火確率Yが基準失火確率YRに対して所定の許容誤差εの範囲内に存在しない場合、つまり本発明における閾値を超えた場合、点火プラグが劣化していると判定してこれを警報装置駆動部28に出力する。
警報装置駆動部28は、比較判定部27からの判定結果に基づき、点火プラグが劣化している場合に警報装置14を駆動する。
次に、このような本実施形態における点火プラグの劣化判定手順を図3のフローチャートを参照して説明する。まず、S31のステップにてクランク角センサー13および筒内圧センサー12からの検出信号を取得すると共に点火時期θSおよび排気弁開弁時期θOを取得する。そして、S32のステップにて点火プラグの点火時における筒内圧PSと、これによる燃焼室内の空燃比Rとを取得する。そして、S33のステップにて今回の運転領域を選択した後、S34のステップに移行して選択された運転領域のカウントアップを行い、S35のステップに移行する。
上述したS32〜S34のステップと並行して次のS36〜S38のステップが実行される。すなわち、S36のステップでは図示トルクを算出し、S37のステップにて失火の有無を判定する。ここで失火が発生したと判断した場合には、S38のステップに移行してS34のステップにて選択された運転領域における失火カウンタのカウントアップを行い、S35のステップに移行する。また、S37のステップにて失火が発生していないと判断した場合には、そのままS35のステップに移行する。
S35のステップでは、S33のステップにて選択された運転領域での失火確率Yを算出し、S39のステップに移行して点火プラグ交換フラグがセットされているか否かを判定する。最初は点火プラグ交換フラグセットされている、つまり点火プラグが内燃機関に最初に装着された直後であるので、S40のステップに移行して更新カウンタのカウントアップを行う。次に、S41のステップにてこの更新カウンタのカウント値Cnがあらかじめ設定した所定値CRに達したか否かを判定する。そして、更新カウンタのカウント値Cnが所定値CRに達するまで、上述したS31〜S40のステップが繰り返される。
このようにして点火プラグを新しいものに交換した直後からこれを所定回数CR点火させるまでは基準失火確率YRを作成するためのデーターを蓄積し、点火回数がCRに達した時点でS42のステップに移行する。そして、これまで蓄積された失火確率Yに関するデーターを基準失火確率YRとして失火確率マップ記憶・更新部26に記憶する。なお、すでに基準失火確率YRが失火確率マップ記憶・更新部26に記憶されていた場合、これを最新の基準失火確率YRに更新する。しかる後、S43のステップに移行し、点火プラグ交換フラグをリセットすると共に更新カウンタのカウント値Cnを0にリセットしてS31のステップに戻る。
先のS39のステップにて点火プラグ交換フラグがリセットされている、つまり基準失火確率YRが作成されているか、または更新されていると判断した場合には、S44のステップに移行する。そして、今回算出された失火確率Yを対応する運転領域における基準失火確率YRから減算した値の絶対値が本発明における閾値としての許容値εを越えているか否かを判定する。
ここで、今回算出されたYを基準失火確率YRから減算した値の絶対値が許容値εを越えている、つまり点火プラグの劣化が進んでいると判断した場合には、S45のステップに移行して点火プラグの劣化警報を出力して制御を終了する。また、S44のステップにて今回算出されたYを基準失火確率YRから減算した値の絶対値が許容値ε以下である、つまり点火プラグが劣化していないと判断した場合には、何もせずに再びS31以降の処理が繰り返される。
次に、燃焼割合に基づいて点火プラグの劣化を判断する本発明の第2の実施形態を図4,図5を用いて説明する。なお、先の実施形態と基本的に同一機能の要素にはこれと同じ符号を記すに留め、重複する説明は省略するものとする。
最初に本実施形態における制御ブロックを図4に示す。すなわち、ECU11は、先の実施形態における運転状態判定部15,燃料噴射量設定部16,点火時期設定部17,吸排気弁開閉時期設定部18,燃焼室空燃比算出部19,運転領域選択部20,点火プラグ交換フラグ設定部22,比較判定部27,警報装置駆動部28を具えている。さらに、熱発生量算出部29と、筒内最大燃焼可能時間算出部30と、燃焼割合算出部31と、平均燃焼割合および標準偏差算出部32と、燃焼割合マップ記憶・更新部33とを新たに具えている。つまり、これらは先の実施形態における燃焼室容積変化率算出部23,図示トルク算出部21,失火判定部24,失火確率算出部25,失火確率マップ記憶・更新部26に代わるものである。
なお、本実施形態における運転領域選択部20は、燃焼割合算出部31にて算出された燃焼割合Xが、どの点火時における筒内圧Pの範囲に属するものであるか、どの筒内最大燃焼可能時間tmの範囲に属するものであるか、どの燃焼室の空燃比Rの範囲に属するものであるかを選択する。つまり、点火時の筒内圧PSと、この時の筒内最大燃焼可能時間tmおよび燃焼室の空燃比Rとを変数とする燃焼割合Xに関するデーターを作成してこれを平均燃焼割合および標準偏差算出部32に出力する。
熱発生量算出部29は、点火プラグの点火時期θSから排気弁の開弁時期θOに至る瞬間熱発生量qの積分値を熱発生量Qmとして算出し、これを燃焼割合算出部31に出力する。従って、熱発生量算出部29には、クランク角位相に対応した筒内圧Pおよび筒内容積Vに関する情報と、点火時期設定部17からの点火プラグの点火時期θSに関する情報と、吸排気弁開閉時期設定部18からの排気弁の開弁時期θOに関する情報とが入力される。
なお、上述した熱発生量Qn,Qmに代えて特許文献1に開示された熱発生量指標PVκを用い、これらをより簡便に算出することも可能である。
筒内最大燃焼可能時間算出部30は、点火プラグの点火時期θSから排気弁の開弁時期θOに至る時間、つまり燃焼室内にて点火プラグを点火して排気弁が開弁するまでの筒内最大燃焼可能時間tmを算出する。従って、筒内最大燃焼可能時間算出部30には、点火プラグの点火時期θSに関する情報と、排気弁の開弁時期θOに関する情報と、単位時間あたりの内燃機関のクランク軸の回転数、すなわち機関回転数Nに関する情報とが運転状態判定部15から入力される。なお、機関回転数Nに関する情報は、クランク角センサー13からの出力によって算出される単位時間あたりの内燃機関のクランク軸の回転数として運転状態判定部15から筒内最大燃焼可能時間算出部30に入力される。筒内最大燃焼可能時間tmは、
m={(θO−θS)×60}/360N
で表すことができる。
燃焼割合算出部31は、熱発生量算出部29にて算出された熱発生量Qmから下式に基づいて燃焼割合Xを算出する。
X=(Qm/QC)
ここでQCは燃料の性状に応じて決まる低位発熱量であり、予め燃焼割合算出部31に記憶されているが、燃料の性状に応じて変更できるようにしておくことも可能である。
平均燃焼割合および標準偏差算出部32は、新たな点火プラグの使用直後から所定期間、例えば所定の点火回数に至るまで、点火時の筒内圧PSと、この時の筒内最大燃焼可能時間tmおよび燃焼室の空燃比Rと、燃焼割合Xとの関係を記憶してこれを蓄積する。そして、燃焼割合Xの平均値XMおよびその標準偏差σを個々の点火条件、本実施形態では点火時の筒内圧PSと、この時の筒内最大燃焼可能時間tmおよび燃焼室の空燃比Rとを変数とするマップとして算出し、これを燃焼割合マップ記憶・更新部33に出力する。
燃焼割合マップ記憶・更新部33は、平均燃焼割合および標準偏差算出部32にて算出されたマップを基準燃焼割合XM±σとして記憶し、これを比較判定部27に出力する。この場合、燃焼割合マップ記憶・更新部33がすでに基準燃焼割合XM±σを記憶している場合には、新たに平均燃焼割合および標準偏差算出部32にて算出されたマップを最新の基準燃焼割合XM±σとして更新する。
本実施形態における比較判定部27は、燃焼割合算出部31にて算出された燃焼割合Xと、燃焼割合マップ記憶・更新部33に記憶されている点火時の筒内圧PSと、この時の筒内最大燃焼可能時間tmおよび燃焼室の空燃比Rとが同じ条件における基準燃焼割合XM±σとを比較する。そして、算出された燃焼割合Xが基準燃焼割合XM±σの範囲内に存在しない場合、点火プラグが劣化していると判定してこれを警報装置駆動部28に出力する。
警報装置駆動部28は、比較判定部27からの判定結果に基づき、点火プラグが劣化している場合に警報装置14を駆動する。本実施形態における警報装置駆動部28は、点火プラグ交換フラグ設定部22にて点火プラグ交換フラグがセットされるまで、警報装置14を駆動し続けるようになっている。
このような本実施形態における点火プラグの劣化判定手順を図5のフローチャートを参照して説明すると、まずS11のステップにて点火プラグ交換フラグがセットされているか否かを判定する。一番最初は点火プラグ交換フラグセットされている、つまり点火プラグが内燃機関に最初に装着した直後であるので、S12のステップに移行する。そして、クランク角センサー13および筒内圧センサー12からの検出信号を取得すると共に点火時期θSおよび排気弁開弁時期θOを取得する。次に、S13のステップにて点火プラグの点火時における筒内圧PSと、これによる燃焼室内の空燃比Rと、エンジン回転数Nとを取得する。そして、S14のステップにて筒内最大燃焼時間tmを算出し、今回の運転領域をS15のステップにて選択した後、S16のステップに移行する。上述したS13〜S15のステップと並行してS17,S18のステップが実行される。すなわち、S17のステップでは熱発生量Qnを算出し、S18のステップにて燃焼割合Xを算出した後、S16のステップに移行してこの時の燃焼割合Xを記憶する。
次いで、S19のステップにて更新カウンタのカウントアップを行い、S20のステップにて更新カウンタのカウント値Cnが予め設定した値CRに達したか否かが判定される。ここでカウント値Cnが設定値CRである、つまり点火プラグによる点火回数が所定値に達したと判断した場合には、S21のステップに移行してこれまでの燃焼割合Xの平均値XMを算出すると共にその標準偏差σを算出し、これを基準燃焼割合XM±σとして記憶する。なお、すでに基準燃焼割合XM±σが記憶されている場合には、これを最新の基準燃焼割合XM±σに更新する。そして、S22のステップにて点火プラグ交換フラグをリセットすると共に更新カウンタのカウント値Cnを0にリセットする。
このようにして、点火プラグを新しいものに交換した直後からこれを所定回数点火させるまでは基準燃焼割合XM±σを作成するためのデーターを蓄積し、基準燃焼割合XM±σを作成または更新した後は、以下に説明する点火プラグの劣化判定に移行する。すなわち、先のS11のステップにて点火プラグ交換フラグがリセットされている、つまり基準燃焼割合XM±σが作成されているか、または更新されていると判断した場合には、S23のステップに移行して燃焼割合Xの算出を行う。次に、S24のステップに移行してこれが基準燃焼割合XM±σの範囲に含まれているか否か、つまり基準燃焼割合Xの平均値XMから算出したXを減算した値の絶対値が標準偏差σを越えているか否かを判定する。なお、S23のステップにおける燃焼割合Xの算出は、先のS12〜S18のステップにおける処理と基本的に同じである。
S24のステップにて基準燃焼割合Xの平均値XMから算出したXを減算した値の絶対値が標準偏差σを越えている、つまり点火プラグの劣化が進んでいると判断した場合には、S25のステップに移行して点火プラグの劣化警報を出力して制御を終了する。また、S24のステップにて基準燃焼割合Xの平均値XMから算出したXを減算した値の絶対値が標準偏差σ以下である、つまり点火プラグが劣化していないと判断した場合には、何もせずに再びS11以降の処理が繰り返される。
通常、内燃機関の一般的な使用運転領域は、点火プラグの失火が起こりにくいストイキオ領域近傍がほとんどである。このため、先の実施形態で説明したような失火確率に基づいて点火プラグの劣化を判断する場合よりも、本実施形態のように燃焼割合Xに基づいて点火プラグの劣化を判断する方がストイキオ領域近傍での点火プラグの劣化判定をより確実に行うことが可能である。
なお、本発明はその特許請求の範囲に記載された事項のみから解釈されるべきものであり、上述した実施形態においても、本発明の概念に包含されるあらゆる変更や修正が記載した事項以外に可能である。つまり、上述した実施形態におけるすべての事項は、本発明を限定するためのものではなく、本発明とは直接的に関係のないあらゆる構成を含め、その用途や目的などに応じて任意に変更し得るものである。
10 エアフローメーター
11 ECU
12 筒内圧センサー
13 クランク角センサー
14 警報装置
15 運転状態判定部
16 燃料噴射量設定部
17 点火時期設定部
18 吸排気弁開閉時期設定部
19 燃焼室空燃比算出部
20 運転領域選択部
21 図示トルク算出部
22 点火プラグ交換フラグ設定部
23 燃焼室容積変化率算出部
24 失火判定部
25 失火確率算出部
26 失火確率マップ記憶・更新部
27 比較判定部
28 警報装置駆動部
29 熱発生量算出部
30 筒内最大燃焼可能時間算出部
31 燃焼割合算出部
32 平均燃焼割合および標準偏差算出部
33 燃焼割合マップ記憶・更新部
X 燃焼割合
M 燃焼割合の平均値
σ 燃焼割合の平均値の標準偏差
Y 失火確率
R 基準失火確率
ε 許容値

Claims (8)

  1. 火花点火方式の内燃機関に用いられる点火プラグの劣化状態を判定する方法であって、
    個々の点火時における燃焼室内の空燃比と圧力とを検出する第1のステップと、
    個々の点火時における失火の発生の有無を判定する第2のステップと、
    これら第1および第2のステップを繰り返し、燃焼室内の空燃比および圧力を変数とする個々の点火条件での失火確率を求める第3のステップと、
    燃焼室内の空燃比および圧力を変数とする個々の点火条件での基準失火確率を設定する第4のステップと、
    この第4のステップにて設定された基準失火確率と前記第3のステップにて求められた失火確率とに基づいて点火プラグの劣化状態を判定する第5のステップと
    を具えたことを特徴とする点火プラグ劣化判定方法。
  2. 前記第4のステップにて設定される基準失火確率は、点火プラグが内燃機関に最初に装着されたものである場合、この点火プラグを内燃機関に最初に装着した直後からこれが所定の点火回数に至るまでの前記第3のステップにて求められた失火確率であることを特徴とする請求項1に記載の点火プラグ劣化判定方法。
  3. 基準失火確率を設定する前記第4のステップは、点火プラグが新たに交換されたものである場合、点火プラグを新たに交換した直後からこれが所定の点火回数に至るまでの前記第3のステップにて求められた失火確率を用い、すでに設定されている基準失火確率を更新するステップを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の点火プラグ劣化判定方法。
  4. 前記点火プラグの劣化状態を判定する第5のステップは、前記第3のステップにて求められた失火確率と前記第4のステップにて設定された基準失火確率との差が予め設定された閾値を越えた場合、点火プラグが劣化したと判定することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の点火プラグ劣化判定方法。
  5. 火花点火方式の内燃機関に用いられる点火プラグの劣化状態を判定する方法であって、
    個々の点火時における燃焼室内の空燃比と圧力と最大燃焼可能時間とを求める第1のステップと、
    個々の点火時における燃焼室内の燃焼割合を算出する第2のステップと、
    これら第1および第2のステップを繰り返し、燃焼室内の空燃比,圧力,最大燃焼可能時間を変数とする個々の点火条件での燃焼割合を求める第3のステップと、
    燃焼室内の空燃比,圧力,最大燃焼可能時間を変数とする個々の点火条件での基準燃焼割合を設定する第4のステップと、
    この第4のステップにて設定された基準燃焼割合と前記第3のステップにて求められた燃焼割合とを比較して点火プラグの劣化状態を判定する第5のステップと
    を具えたことを特徴とする点火プラグ劣化判定方法。
  6. 前記第4のステップにて設定される基準燃焼割合は、点火プラグが内燃機関に最初に装着されたものである場合、この点火プラグを内燃機関に最初に装着した直後からこれが所定の点火回数に至るまでの前記第3のステップにて求められた燃焼割合の平均値およびその標準偏差を含むことを特徴とする請求項5に記載の点火プラグ劣化判定方法。
  7. 基準燃焼割合を設定する前記第4のステップは、点火プラグが新たに交換されたものである場合、点火プラグを新たに交換した直後からこれが所定の点火回数に至るまでの前記第3のステップにて求められた燃焼割合の平均値およびその標準偏差を用い、すでに設定されている基準燃焼割合を更新するステップを含むことを特徴とする請求項6に記載の点火プラグ劣化判定方法。
  8. 前記点火プラグの劣化状態を判定する第5のステップは、前記第3のステップにて求められた燃焼割合が前記第4のステップにて設定された基準燃焼割合に含まれない場合、点火プラグが劣化したと判定することを特徴とする請求項5から請求項7の何れかに記載の点火プラグ劣化判定方法。
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