JP5003755B2 - 情報配信システム、情報配信方法、および、情報配信プログラム - Google Patents

情報配信システム、情報配信方法、および、情報配信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、移動端末の現在位置が、施設からの配信範囲内を示している場合、この施設の評価を表す評価情報を移動端末へ配信する情報配信システム、情報配信方法、および、情報配信プログラムに関する。
近年、施設の評価を表す評価情報は、この施設を利用したユーザによって、ウェブページにおける掲示板、個人が発信するホームページ、ブログなどに書き込まれている。このため、ユーザは、ウェブページにおける掲示板、ホームページ、ブログなどにより、評価情報を閲覧することができる。ユーザは、閲覧した評価情報に基づいて、施設を利用するか否かを判断することが可能となる。
また、近年、ユーザが、能動的に、ウェブページにおける掲示板、ホームページ、ブログなどを閲覧する代わりに、情報配信装置が、ユーザから評価情報を収集し、収集した評価情報を、不特定多数のユーザの携帯端末、あるいは、評価情報を所望するユーザの携帯端末に配信する技術が知られている(例えば、特開2001−350941号公報および特開2003−30376号公報参照)。このような情報配信装置は、例えば、ユーザの携帯端末の現在位置に応じて、評価情報を配信するか否かを決定する。具体的には、情報配信装置は、携帯端末の現在位置が、配信しようとする評価情報の施設から一定範囲(配信範囲)を示している場合、ユーザの携帯端末に、この評価情報を配信する。
ここで、配信範囲が広範囲である場合、評価情報の施設に全く用事のない、例えば、施設から遠方のユーザの携帯端末に対しても、評価情報が配信されるという問題があった。このような問題を解決するため、配信範囲を限定した情報配信装置が提案されている(例えば、特開2005−345325号公報参照)。しかしながら、配信範囲を限定した場合、上記とは逆に、評価情報の配信を所望するユーザの携帯端末に、評価情報が配信されない場合がある。そこで、ユーザが評価情報を閲覧したか否かに応じて、配信範囲を動的に変更する情報配信装置が提案されている(例えば、特開2006−60454号公報参照)。具体的には、この情報配信装置は、評価情報を閲覧したユーザの人数が多ければ配信範囲を拡大し、少なければ配信範囲を縮小する。
しかしながら、上記従来の方法では、評価情報を閲覧したユーザの人数は多いが、実際に、評価情報の施設に訪れたユーザの人数が少ない場合であっても、配信範囲が拡大される。このため、有益でない評価情報であっても、広範囲の携帯端末(移動端末)へ配信されるという問題を生じる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、評価情報の施設に訪れた移動端末のユーザの来訪状況に基づいて、配信範囲が有効であるか否かを判定することにより、配信範囲が有効である場合、配信範囲を拡大し、配信範囲が有効でない場合、配信範囲を縮小することが可能な情報配信システム、情報配信方法、および、情報配信プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明における情報配信システムは、移動端末の現在位置を表す端末位置情報を取得する位置情報取得部と、前記端末位置情報を格納する位置情報記憶部と、前記位置情報記憶部に格納されている端末位置情報を、前記位置情報取得部が取得した端末位置情報に更新する位置情報更新部と、施設の評価を表す評価情報、および、当該評価情報を移動端末へ配信するための、当該施設からの配信範囲を表す配信範囲情報を格納した評価情報記憶部と、前記端末位置情報が表す移動端末の現在位置が、前記配信範囲情報が表す配信範囲内を示している場合、前記評価情報を前記移動端末へ配信する評価情報配信部と、前記評価情報配信部が前記評価情報を前記移動端末へ配信した際における当該移動端末の位置を表す配信時端末位置情報を格納する配信情報記憶部と、前記端末位置情報、または、前記移動端末のユーザがナビゲーションの目的地あるいは経由地として設定した施設を表す設定情報に基づいて、前記評価情報が配信された移動端末のユーザが、当該評価情報の施設に訪れたか否かを判定し、訪れたと判定した場合、前記配信時端末位置情報が表す移動端末の位置と前記評価情報の施設の位置との間の距離を表す来訪距離を算出する来訪判定部と、前記来訪距離に基づいて、前記配信範囲が有効であるか否かを判定する配信範囲評価部と、前記配信範囲評価部により前記配信範囲が有効であると判定された場合、前記配信範囲が拡大するように、前記配信範囲情報を更新し、前記配信範囲評価部により前記配信範囲が有効でないと判定された場合、前記配信範囲が縮小するように、前記配信範囲情報を更新する配信範囲変更部とを備えたことを特徴とする。
本発明の情報配信システムによれば、来訪判定部は、移動端末の現在位置を表す端末位置情報、または、移動端末のユーザがナビゲーションの目的地あるいは経由地として設定した施設を表す設定情報に基づいて、評価情報が配信された移動端末のユーザが、この評価情報の施設に訪れたか否かを判定する。なお、移動端末は、例えば、携帯電話、PHS、PDAなどの携帯端末、あるいは、車両などの移動体に搭載可能なナビゲーション装置である。来訪判定部は、評価情報が配信された移動端末のユーザが、この評価情報の施設に訪れたと判定した場合、配信時端末位置情報が表す移動端末の位置と評価情報の施設の位置との間の距離を表す来訪距離を算出する。配信範囲評価部は、来訪距離に基づいて、配信範囲が有効であるか否かを判定する。配信範囲変更部は、配信範囲が有効であると判定された場合、配信範囲が拡大するように、配信範囲情報を更新する。一方、配信範囲変更部は、配信範囲が有効でないと判定された場合、配信範囲が縮小するように、配信範囲情報を更新する。これにより、評価情報の施設に訪れた移動端末のユーザの来訪状況(来訪距離)に基づいて、配信範囲が有効であるか否かを判定することができる。それゆえ、配信範囲が有効である場合、配信範囲を拡大し、配信範囲が有効でない場合、配信範囲を縮小することが可能となる。
上記本発明における情報配信システムにおいては、前記配信範囲評価部は、前記評価情報の施設に訪れた前記移動端末のユーザが複数存在しているとき、前記評価情報の施設に訪れた前記移動端末のユーザにおける前記来訪距離の総和が閾値以上である場合、前記配信範囲が有効であると判定し、前記評価情報の施設に訪れた前記移動端末のユーザにおける前記来訪距離の総和が閾値未満である場合、前記配信範囲が有効でないと判定する態様とするのが好ましい。
上記の構成によれば、配信範囲評価部は、評価情報の施設に訪れた移動端末のユーザにおける来訪距離の総和が閾値以上である場合、配信範囲が有効であると判定する。つまり、来訪距離の総和が閾値以上である場合は、評価情報が配信された複数の移動端末のユーザが、遠方から評価情報の施設に訪れている場合である。したがって、このような場合、この評価情報は、有益な評価情報である可能性が高い。それゆえ、配信範囲評価部は、配信範囲が有効であると判定することが可能となる。一方、配信範囲評価部は、来訪距離の総和が閾値未満である場合、配信範囲が有効でないと判定する。つまり、来訪距離の総和が閾値未満である場合は、評価情報が配信された移動端末のユーザが、近くから評価情報の施設に訪れているか、あるいは、評価情報が配信された移動端末のユーザが、評価情報の施設に訪れていない場合である。したがって、このような場合、この評価情報は、有益でない評価情報である可能性が高い。それゆえ、配信範囲評価部は、配信範囲が有効でないと判定することが可能となる。
上記本発明における情報配信システムにおいては、施設を識別する施設情報、および、当該施設の位置範囲を表す施設位置情報を格納した施設情報記憶部と、前記移動端末のユーザが施設に滞在しているか否かを判断するための閾値である滞在判定時間を格納した滞在判定時間記憶部とをさらに備え、前記来訪判定部は、前記評価情報が配信された移動端末の端末位置情報が表す現在位置が、当該評価情報の施設の施設位置情報が表す位置範囲内を、前記滞在判定時間以上示している場合、当該施設に、前記移動端末のユーザが訪れたと判定する態様とするのが好ましい。
上記の構成によれば、来訪判定部は、評価情報が配信された移動端末の端末位置情報が表す現在位置が、この評価情報の施設の施設位置情報が表す位置範囲内を、滞在判定時間以上示している場合、この施設に、移動端末のユーザが訪れたと判定する。これにより、例えば、移動端末のユーザが、施設を単に通り過ぎる場合のように、ユーザが施設に滞在判定時間未満位置している場合には、来訪判定部は、この施設に移動端末のユーザが訪れていないと判定することが可能となる。
上記本発明における情報配信システムにおいては、前記滞在判定時間記憶部には、前記施設毎あるいは前記施設の種別毎にそれぞれ対応する滞在判定時間が格納されている態様とするのが好ましい。
上記の構成によれば、滞在判定時間記憶部には、施設毎あるいは施設の種別毎にそれぞれ対応する滞在判定時間が格納されているので、来訪判定部は、施設毎あるいは施設の種別毎に、移動端末のユーザが評価情報の施設に訪れたか否かを判定することが可能となる。
上記本発明における情報配信システムにおいては、前記移動端末は、当該移動端末の現在位置から目的地または経由地までのナビゲーションを可能とするナビゲーション装置であり、前記来訪判定部は、前記評価情報が配信された移動端末のユーザが目的地または経由地として設定した当該評価情報の施設を表す設定情報に基づいて、当該施設に、前記移動端末のユーザが訪れたと判定する態様とするのが好ましい。
上記の構成によれば、移動端末のユーザは、評価情報の施設を目的地または経由地として設定するだけで、来訪判定部は、この施設に、移動端末のユーザが訪れたと判定することが可能となる。
上記本発明における情報配信システムにおいては、地図情報を格納した地図情報記憶部と、前記評価情報記憶部に格納されている評価情報の施設を、前記地図情報の地図上に表示する表示部と、前記表示部に表示されている地図の表示範囲を縮小した場合、当該表示範囲に表示されている評価情報の施設の配信範囲が閾値以上であるか否かに応じて、前記評価情報の施設を前記地図上に表示するか否かを制御する表示制御部とをさらに備える態様とするのが好ましい。
上記の構成によれば、表示制御部は、表示部に表示されている地図の表示範囲を縮小した場合、この表示範囲に表示されている評価情報の施設の配信範囲が閾値以上であるか否かに応じて、評価情報の施設を地図上に表示するか否かを制御する。これにより、例えば、表示制御部は、地図の表示範囲を縮小した場合、評価情報の施設の配信範囲が閾値以上であれば、評価情報の施設を地図上に表示し、評価情報の施設の配信範囲が閾値未満であれば、評価情報の施設を地図上に表示しないように制御することが可能となる。それゆえ、地図の表示範囲を縮小した場合であっても、有益な評価情報の施設は、継続して地図上に表示することができる。
上記目的を達成するために本発明における情報配信方法は、コンピュータが備える位置情報取得部が、移動端末の現在位置を表す端末位置情報を取得する位置情報取得工程と、前記コンピュータが備える位置情報更新部が、前記端末位置情報を格納する位置情報記憶部を参照することにより、前記位置情報記憶部に格納されている端末位置情報を、前記位置情報取得工程で取得された端末位置情報に更新する位置情報更新工程と、前記コンピュータが備える評価情報配信部が、施設の評価を表す評価情報、および、当該評価情報を移動端末へ配信するための、当該施設からの配信範囲を表す配信範囲情報を格納した評価情報記憶部を参照することにより、前記端末位置情報が表す移動端末の現在位置が、前記配信範囲情報が表す配信範囲内を示している場合、前記評価情報を前記移動端末へ配信する評価情報配信工程と、前記コンピュータが備える来訪判定部が、前記評価情報配信工程により前記評価情報が前記移動端末へ配信された際における当該移動端末の位置を表す配信時端末位置情報を格納する配信情報記憶部を参照することにより、前記端末位置情報、または、前記移動端末のユーザがナビゲーションの目的地あるいは経由地として設定した施設を表す設定情報に基づいて、前記評価情報が配信された移動端末のユーザが、当該評価情報の施設に訪れたか否かを判定し、訪れたと判定した場合、前記配信時端末位置情報が表す移動端末の位置と前記評価情報の施設の位置との間の距離を表す来訪距離を算出する来訪判定工程と、前記コンピュータが備える配信範囲評価部が、前記来訪距離に基づいて、前記配信範囲が有効であるか否かを判定する配信範囲評価工程と、前記コンピュータが備える配信範囲変更部が、前記配信範囲評価工程により前記配信範囲が有効であると判定された場合、前記配信範囲が拡大するように、前記配信範囲情報を更新し、前記配信範囲評価工程により前記配信範囲が有効でないと判定された場合、前記配信範囲が縮小するように、前記配信範囲情報を更新する配信範囲変更工程とを含むことを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明における情報配信プログラムは、 移動端末の現在位置を表す端末位置情報を格納する位置情報記憶部と、施設の評価を表す評価情報、および、当該評価情報を移動端末へ配信するための、当該施設からの配信範囲を表す配信範囲情報を格納した評価情報記憶部とを備えたコンピュータに、移動端末の現在位置を表す端末位置情報を取得する位置情報取得処理と、前記位置情報記憶部に格納されている端末位置情報を、前記位置情報取得処理で取得された端末位置情報に更新する位置情報更新処理と、前記端末位置情報が表す移動端末の現在位置が、前記配信範囲情報が表す配信範囲内を示している場合、前記評価情報を前記移動端末へ配信する評価情報配信処理とを実行させる情報配信プログラムであって、前記評価情報配信処理により前記評価情報が前記移動端末へ配信された際における当該移動端末の位置を表す配信時端末位置情報を格納する配信情報記憶部に、前記コンピュータがアクセス可能であり、前記端末位置情報、または、前記移動端末のユーザがナビゲーションの目的地あるいは経由地として設定した施設を表す設定情報に基づいて、前記評価情報が配信された移動端末のユーザが、当該評価情報の施設に訪れたか否かを判定し、訪れたと判定した場合、前記配信時端末位置情報が表す移動端末の位置と前記評価情報の施設の位置との間の距離を表す来訪距離を算出する来訪判定処理と、前記来訪距離に基づいて、前記配信範囲が有効であるか否かを判定する配信範囲評価処理と、前記配信範囲評価処理により前記配信範囲が有効であると判定された場合、前記配信範囲が拡大するように、前記配信範囲情報を更新し、前記配信範囲評価処理により前記配信範囲が有効でないと判定された場合、前記配信範囲が縮小するように、前記配信範囲情報を更新する配信範囲変更処理とをさらに前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
なお、本発明における情報配信方法および情報配信プログラムは、上記の情報配信システムと同様の効果を得る。
以上のように、本発明の情報配信システム、情報配信方法、および、情報配信プログラムは、評価情報の施設に訪れた移動端末のユーザの来訪状況に基づいて、配信範囲が有効であるか否かを判定することにより、配信範囲が有効である場合、配信範囲を拡大し、配信範囲が有効でない場合、配信範囲を縮小することが可能となるという効果を奏する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図である。 図2は、上記通信システムの情報配信装置における位置情報管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図3は、上記情報配信装置における施設情報管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図4は、上記情報配信装置における評価情報管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図5は、上記情報配信装置におけるユーザ情報管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図6は、上記通信システムの移動端末における報知部に表示される評価情報の一例を示す概念図である。 図7は、上記報知部に表示される評価情報の他の例を示す概念図である。 図8は、上記情報配信装置における滞在判定時間管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図9は、上記情報配信装置における配信情報管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図10は、上記情報配信装置における配信範囲変更部により更新された、上記評価情報管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図11は、上記移動端末が端末位置情報を上記情報配信装置へ送信し、上記情報配信装置が評価情報を上記移動端末へ配信する上記通信システムの動作例を示すフローチャートである。 図12は、図11の処理の後、評価情報の施設に、上記移動端末のユーザが訪れたか否かを判定する上記通信システムの動作例を示すフローチャートである。 図13は、評価情報の施設に、上記移動端末のユーザが訪れていないと判定した場合における上記情報配信装置の動作例を示すフローチャートである。 図14は、配信範囲が有効である場合、配信範囲を拡大し、配信範囲が有効でない場合、配信範囲を縮小する上記情報配信装置の動作例を示すフローチャートである。 図15は、本発明の第2の実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図である。 図16は、上記通信システムにおける情報配信装置の概略構成を示すブロック図である。 図17は、上記通信システムにおける移動端末が来訪情報を上記情報配信装置へ送信し、上記情報配信装置が来訪距離を算出する通信システムの動作例を示すフローチャートである。 図18は、本発明の第3の実施形態に係る通信システムの概略構成を示すブロック図である。 図19は、上記通信システムの端末装置における表示部に表示される表示画面の一例を示す概念図である。 図20は、図19に示す表示部の表示範囲が、一定の範囲にまで縮小された場合における、上記表示部に表示される表示画面の一例を示す概念図である。
以下、本発明のより具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[実施の形態1]
図1は、本実施形態に係る通信システム1の概略構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態に係る通信システム1は、移動端末2a,2b、および、情報配信装置(情報配信システム)3を備えている。移動端末2a,2b、および、情報配信装置3は、インターネットNを介して互いに接続されている。移動端末2a,2bは、例えば、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistance)などの携帯端末、あるいは、車両などの移動体に搭載可能なナビゲーション装置である。情報配信装置3は、施設の評価を表す評価情報を移動端末2a,2bへ配信する装置である。なお、施設には、店舗、駐車場、給油所(ガソリンスタンド)、観光施設、病院、映画館、図書館、宿泊所、ゴルフ場、スキー場、遊園地、美術館、博物館などの様々な施設を含み得る。
図1では、説明の簡略化のために、移動端末2a,2bを2台、情報配信装置3を1台図示したが、通信システム1を構成する移動端末2a,2b、および、情報配信装置3の数は任意である。また、通信システム1上に、他の端末装置、Webサーバ、プロキシサーバ、DNS(Domain Name System)サーバ、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバなどが存在していても良い。
なお、以下では、互いに同じ機能を有している部材を説明する際、特に区別する必要のある場合にのみ、例えば、移動端末2aのように、それぞれを区別するための英小文字を付して説明し、特に区別する必要がない場合、あるいは、総称する場合には、例えば、移動端末2のように、英小文字を付さずに説明する。
[移動端末の構成]
移動端末2aは、現在位置計測部21、位置情報送信部22、評価情報受信部23、報知部24、入力部25、および、評価情報送信部26を備えている。移動端末2bの構成も、移動端末2aの構成と同様である。
現在位置計測部21は、移動端末2aの現在位置を計測する。具体的には、現在位置計測部21は、例えば、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)機能を備えており、複数の測地衛星(GPS衛星)から送信される電波を受信し、受信した電波の相対的な時間差に基づいて、移動端末2aの現在位置を計測する。現在位置計測部21は、移動端末2aの現在位置が変化する度に、移動端末2aの現在位置を表す端末位置情報を位置情報送信部22に出力する。端末位置情報には、移動端末2aを一意に識別するための移動端末ID、移動端末2aの現在位置を表す緯度情報および経度情報が含まれる。なお、上記では、現在位置計測部21がGPS機能を備えている例について説明したが、これに限定されない。すなわち、現在位置計測部21は、移動端末2aが通信可能な近隣の携帯電話基地局、無線LANアクセスポイントなどから位置情報を受信することにより、移動端末2aの現在位置を計測しても良い。また、現在位置計測部21は、道路標識、番地標識などから位置情報を受信することにより、移動端末2aの現在位置を計測しても良い。要するに、現在位置計測部21が移動端末2aの現在位置を計測できれば、様々な任意の方法を採り得る。
位置情報送信部22は、現在位置計測部21から出力された端末位置情報を情報配信装置3に送信する。本実施形態においては、位置情報送信部22は、端末位置情報をリアルタイムに情報配信装置3に送信する。なお、位置情報送信部22は、移動端末2aが一定の距離を移動する毎に、あるいは、一定の時間間隔で、端末位置情報を評価情報配信装置3に送信するようにしても良い。
評価情報受信部23は、情報配信装置3から配信された評価情報を受信する。すなわち、移動端末2aの現在位置が、施設からの配信範囲内を示している場合、情報配信装置3は、評価情報を移動端末2aへ配信し、評価情報受信部23は、配信された評価情報を受信する。なお、情報配信装置3による配信処理については、後述する。評価情報受信部23は、受信した評価情報を報知部24に出力する。なお、評価情報受信部23は、上記の評価情報に加えて、情報配信装置3から配信された施設情報を受信し、受信した施設情報を報知部24に出力する。
報知部24は、評価情報受信部23から出力された評価情報および施設情報を報知する。報知部24は、音声合成装置、あるいは、表示装置(液晶ディスプレイ、ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、CRTディスプレイ)などから構成される。なお、移動端末2aがナビゲーション装置である場合、報知部24は、音声合成装置であることが好ましい。これにより、ユーザが車両を運転中であっても、ユーザは、いわゆるアイズフリー(目を使わない)にて評価情報を確認することが可能となる。
入力部25は、施設の評価をユーザに入力させる。例えば、ユーザが施設を利用した場合、ユーザは、入力部25を用いて、利用した施設の評価を入力する。このため、入力部25は、キーボード、マウス、テンキー、タブレット、タッチパネル、音声認識装置などの任意の入力デバイスから構成される。なお、移動端末2aがナビゲーション装置である場合、入力部25は、音声認識装置であることが好ましい。これにより、ユーザが車両を運転中であっても、ユーザは、いわゆるハンズフリー(手を使わない)にて施設の評価を入力することが可能となる。入力部25は、入力された施設の評価を、評価情報として評価情報送信部26に出力する。
評価情報送信部26は、評価情報を情報配信装置3に送信する。これにより、情報配信装置3には、評価情報が蓄積される。蓄積された評価情報は、例えば、情報配信装置3の管理者により、情報配信装置3の評価情報管理テーブル35に格納される。なお、評価情報管理テーブル35については、後述する。
ところで、上記の移動端末2aは、パーソナルコンピュータなどの任意のコンピュータにプログラムをインストールすることによっても実現される。すなわち、上記の現在位置計測部21、位置情報送信部22、評価情報受信部23、報知部24、入力部25、および、評価情報送信部26は、コンピュータのCPUがこれらの機能を実現するプログラムに従って動作することによって具現化される。したがって、現在位置計測部21、位置情報送信部22、評価情報受信部23、報知部24、入力部25、および、評価情報送信部26の機能を実現するためのプログラムまたはそれを記録した記録媒体も、本発明の一実施形態である。
[移動端末へ評価情報を配信するための情報配信装置の構成]
情報配信装置3は、施設の評価を表す評価情報を移動端末2へ配信する機能を備えている。このため、情報配信装置3は、位置情報受信部31、位置情報管理テーブル32、位置情報更新部33、施設情報管理テーブル34、評価情報管理テーブル35、評価情報抽出部36、ユーザ情報管理テーブル37、および、評価情報配信部38を備えている。
位置情報受信部(位置情報取得部)31は、移動端末2から送信された端末位置情報を受信する。位置情報受信部31は、受信した端末位置情報を位置情報更新部33に出力する。
位置情報管理テーブル(位置情報記憶部)32は、移動端末2の現在位置を表す端末位置情報を格納する。図2は、位置情報管理テーブル32のデータ構造の一例を示す図である。図2に示す例では、位置情報管理テーブル32には、移動端末ID、緯度情報、経度情報、および、最終更新時刻が格納されている。移動端末IDは、移動端末2を一意に識別するための識別符号である。移動端末IDは、移動端末2が例えばIP電話である場合、IP(Internet Protocol)アドレスや、MAC(Media Access Control)アドレスとなる。緯度情報は、移動端末2の現在位置における緯度を表す情報である。経度情報は、移動端末2の現在位置における経度を表す情報である。最終更新時刻は、位置情報更新部33が緯度情報および経度情報を最後に更新した時刻である。
位置情報更新部33は、位置情報管理テーブル32に格納されている端末位置情報を、位置情報受信部31が受信した端末位置情報に更新する。具体的には、位置情報更新部33は、位置情報受信部31から出力された端末位置情報から移動端末ID、緯度情報、および、経度情報を抽出する。位置情報更新部33は、抽出した移動端末IDに基づいて、位置情報管理テーブル32に格納されている緯度情報および経度情報を、抽出した緯度情報および経度情報に更新する。位置情報更新部33は、緯度情報および経度情報を更新した時刻を、位置情報管理テーブル32の最終更新時刻に書き込む。
施設情報管理テーブル(施設情報記憶部)34は、施設を識別する施設情報、および、この施設の位置範囲を表す施設位置情報を格納する。図3は、施設情報管理テーブル34のデータ構造の一例を示す図である。図3に示す例では、施設情報管理テーブル34には、施設ID、施設種別ID、施設名称、緯度情報、経度情報、施設の位置範囲、および、施設アドレスが格納されている。施設IDは、施設を一意に識別するための識別符号である。施設種別IDは、施設の種別を一意に識別するための識別符号である。施設名称は、施設の名称である。緯度情報は、施設の位置における緯度を表す情報である。経度情報は、施設の位置における経度を表す情報である。施設の位置範囲は、緯度情報および経度情報で表される施設の中心位置からの半径を表す。本実施形態においては、施設の位置範囲は、メートル(m)単位で表される。ここで、施設の位置範囲は、例えば、この施設の建物が全て含まれるように半径が設定されている。施設アドレスは、施設の所在地を表す。なお、施設情報には、上記の施設ID、施設種別ID、および、施設名称が含まれる。また、施設位置情報には、上記の緯度情報、経度情報、および、施設の位置範囲が含まれる。
評価情報管理テーブル(評価情報記憶部)35は、施設の評価を表す評価情報、および、この評価情報を移動端末2へ配信するための、施設からの配信範囲を表す配信範囲情報を格納する。図4は、評価情報管理テーブル35のデータ構造の一例を示す図である。図4に示す例では、評価情報管理テーブル35には、評価ID、施設ID、評価コメント、および、配信範囲が格納されている。評価IDは、評価情報を一意に識別するための識別符号である。評価コメントは、施設の評価を表すコメントである。配信範囲は、評価情報を移動端末2へ配信するための、施設の中心位置からの配信範囲である。本実施形態においては、配信範囲は、キロメートル(km)単位で表される。なお、評価情報には、上記の評価IDおよび評価コメントが含まれる。また、配信範囲情報には、上記の配信範囲が含まれる。
評価情報抽出部36は、端末位置情報が表す移動端末2の現在位置が、配信範囲情報が表す施設の配信範囲内を示している場合、評価情報管理テーブル35からこの施設を表す評価情報を抽出する。具体的には、評価情報抽出部36は、まず、位置情報管理テーブル32に格納されている端末位置情報を抽出する。評価情報抽出部36は、抽出した端末位置情報が表す移動端末2の現在位置が、配信範囲情報が表す施設の配信範囲内を示しているか否かを判定する。評価情報抽出部36は、移動端末2の現在位置が、施設の配信範囲内を示していると判定すると、施設情報が表す施設IDに基づいて、評価情報管理テーブル35からこの施設を表す評価情報を抽出する。評価情報抽出部36は、抽出した評価情報を、端末位置情報および施設情報とともに評価情報配信部38に出力する。
ユーザ情報管理テーブル37は、移動端末2のユーザの情報を格納する。図5は、ユーザ情報管理テーブル37のデータ構造の一例を示す図である。図5に示す例では、ユーザ情報管理テーブル37には、移動端末ID、ユーザ名、および、メールアドレスが格納されている。ユーザ名は、ユーザの名称である。メールアドレスは、移動端末2のメールアドレスである。ユーザ情報管理テーブル37に格納されている移動端末ID、ユーザ名、および、メールアドレスは、情報配信装置3の管理者により予め設定されている。
評価情報配信部38は、評価情報抽出部36から出力された評価情報を、この評価情報が表す施設の配信範囲内に位置する移動端末2へ配信する。
具体的には、評価情報配信部38は、まず、評価情報の評価ID、および、端末位置情報の移動端末IDが、後述する配信情報管理テーブル41(図9参照)の同一のレコード上に格納されているか否かを判定する。評価情報配信部38は、評価IDおよび移動端末IDが、配信情報管理テーブル41の同一のレコード上に格納されていると判定すると、移動端末2に対して、既に評価情報が配信されていると判定する。この場合、評価情報配信部38は、評価情報を移動端末2へ配信しない。
一方、評価情報配信部38は、評価IDおよび移動端末IDが、配信情報管理テーブル41の同一のレコード上に格納されていないと判定すると、移動端末2に対して、未だ評価情報が配信されていないと判定する。この場合、評価情報配信部38は、端末位置情報が表す移動端末IDに基づいて、ユーザ情報管理テーブル38に格納されているメールアドレスを抽出する。評価情報配信部38は、抽出したメールアドレスに基づいて、評価情報を、施設情報とともに移動端末2へ配信する。そして、評価情報配信部38は、評価IDおよび移動端末IDを配信情報管理テーブル41に書き込む。また、評価情報配信部38は、評価情報を移動端末2へ配信した際におけるこの移動端末2の位置を表す端末位置情報を、配信時端末位置情報として配信情報管理テーブル41に書き込む。さらに、評価情報配信部38は、評価情報を移動端末2へ配信した時刻を配信情報管理テーブル41に書き込む。
一例として、評価情報配信部38が、移動端末2aに対して、施設名称“AAA”(施設ID“C0001”)のコンビニエンスストアの評価情報を配信したものとする。図6は、移動端末2aの報知部24に表示される評価情報の一例を示す概念図である。図6に示すように、報知部24には、From“info@example.co.jp”、To“a001@example.co.jp”、および、Subject“コンビニエンスストア「AAA」の情報”が表示されている。なお、Fromに表示されているメールアドレスは、配信元となる情報配信装置3のメールアドレスである。Toに表示されているメールアドレスは、配信先となる移動端末2aのメールアドレスである。また、報知部24には、評価情報“コンビニエンスストア「AAA」は、おにぎりが充実。是非、お立ち寄り下さい。”が表示されている。
他の例として、評価情報配信部38が、移動端末2aに対して、施設名称“CCC”(施設ID“G0001”)のガソリンスタンドの評価情報を配信したものとする。図7は、移動端末2aの報知部24に表示される評価情報の一例を示す概念図である。図7に示すように、報知部24には、From“info@example.co.jp”、To“a001@example.co.jp”、および、Subject“ガソリンスタンド「CCC」の情報”が表示されている。また、報知部24には、評価情報“ガソリンスタンド「CCC」は、いつもガソリンが安い。是非、お立ち寄り下さい。”が表示されている。
[配信範囲が有効であるか否かを判定するための情報配信装置の構成]
評価情報配信装置3は、評価情報管理テーブル35に格納されている配信範囲が有効であるか否かを判定する機能をさらに備えている。このため、評価情報配信装置3は、施設情報抽出部39、滞在判定時間管理テーブル40、配信情報管理テーブル41、来訪判定部42、配信範囲評価部43、および、配信範囲変更部44をさらに備えている。
施設情報抽出部39は、端末位置情報が表す移動端末2の現在位置が、施設位置情報が表す施設の位置範囲内を示している場合、施設情報管理テーブル34からこの施設を表す施設情報を抽出する。具体的には、施設情報抽出部39は、まず、位置情報管理テーブル32に格納されている端末位置情報を抽出する。施設情報抽出部39は、抽出した端末位置情報が表す移動端末2の現在位置が、施設位置情報が表す施設の位置範囲内を示しているか否かを判定する。施設情報抽出部39は、移動端末2の現在位置が、施設の位置範囲内を示していると判定すると、施設情報管理テーブル34からこの施設を表す施設情報を抽出する。施設情報抽出部39は、抽出した施設情報を、端末位置情報とともに来訪判定部42に出力する。
滞在判定時間管理テーブル(滞在判定時間記憶部)40は、施設情報抽出部39が抽出した施設情報が表す施設に、移動端末2のユーザが滞在しているか否かを判断するための閾値である滞在判定時間を格納する。図8は、滞在判定時間管理テーブル40のデータ構造の一例を示す図である。図8に示す例では、滞在判定時間管理テーブル40には、施設種別ID、施設種別名、および、滞在判定時間が格納されている。施設種別名は、施設種別の名称である。本実施形態においては、施設種別名には、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド、駐車場が格納されている。滞在判定時間は、施設の種別毎にそれぞれ格納されており、移動端末2のユーザが施設に滞在しているか否かを判断するための閾値となる時間である。本実施形態においては、滞在判定時間は、秒単位で表される。
なお、上記では、滞在判定時間管理テーブル40には、施設の種別毎にそれぞれ対応する滞在判定時間が格納されている例について説明したが、これに限定されない。例えば、滞在判定時間管理テーブル40には、施設毎にそれぞれ対応する滞在判定時間が格納されていても良い。
配信情報管理テーブル(配信情報記憶部)41は、評価情報配信部38が評価情報を移動端末2へ配信した際におけるこの移動端末2の位置を表す配信時端末位置情報、移動端末2のユーザが施設に訪れたか否かを表す来訪情報、および、来訪距離を表す来訪距離情報を格納する。図9は、配信情報管理テーブル41のデータ構造の一例を示す図である。図9に示す例では、配信情報管理テーブル41には、評価ID、移動端末ID、配信時緯度情報、配信時経度情報、配信時刻、来訪の有無、および、来訪距離が格納されている。配信時緯度情報は、評価情報を移動端末2へ配信した際におけるこの移動端末2の位置における緯度を表す情報である。配信時経度情報は、評価情報を移動端末2へ配信した際におけるこの移動端末2の位置における経度を表す情報である。配信時刻は、評価情報を移動端末2へ配信した時刻である。来訪の有無は、移動端末2のユーザが施設に訪れたか否かを表す。本実施形態においては、移動端末2のユーザが施設に訪れた場合、来訪の有無には、“true”が格納される。一方、移動端末2のユーザが施設に訪れていない場合、来訪の有無には、“false”が格納される。来訪距離は、配信時端末位置情報が表す移動端末2の位置と、施設の位置との間の距離である。本実施形態においては、来訪距離は、キロメートル(km)単位で表される。なお、配信時端末位置情報には、上記の配信時緯度情報および配信時経度情報が含まれる。また、来訪情報には、上記の来訪の有無が含まれる。さらに、来訪距離情報は、上記の来訪距離が含まれる。
来訪判定部42は、端末位置情報が表す移動端末2の現在位置が、施設位置情報が表す施設の位置範囲内を滞在判定時間以上示している場合、施設情報抽出部39が抽出した施設情報が表す施設に、移動端末2のユーザが訪れたと判定する。
具体的には、来訪判定部42は、施設情報抽出部39から出力された施設情報が表す施設IDに基づいて、施設情報管理テーブル34に格納されている施設位置情報を抽出する。また、来訪判定部42は、施設情報抽出部39から出力された施設情報が表す施設種別IDに基づいて、滞在判定時間管理テーブル40に格納されている滞在判定時間を抽出する。来訪判定部42は、施設情報抽出部39から出力された端末位置情報が表す移動端末2の現在位置が、施設位置情報が表す施設の位置範囲内を示した時点を起点としてタイマにてカウント(計測)することにより、移動端末2の現在位置が、施設の位置範囲内を滞在判定時間以上示しているか否かを判定する。なお、タイマがカウントする結果は、図示しないメモリに格納される。
来訪判定部42は、移動端末2の現在位置が、施設の位置範囲内を滞在判定時間以上示していると判定すると、施設情報抽出部39が抽出した施設情報が表す施設に、移動端末2のユーザが訪れた(滞在した)と判定する。この場合、来訪判定部42は、移動端末2のユーザが施設に訪れたことを表す“true”を、配信情報管理テーブル41に書き込む。このとき、来訪判定部42は、配信時端末位置情報が表す移動端末2の位置と、施設位置情報が表す施設の位置との間の距離を表す来訪距離を算出する。来訪判定部42は、算出した来訪距離を、配信情報管理テーブル41に書き込む。すなわち、来訪判定部42は、移動端末2のユーザが、施設に滞在せずに、例えば、施設を単に通り過ぎる場合、配信情報管理テーブル41に“true”を書き込まない。
また、来訪判定部42は、所定時間毎に配信情報管理テーブル41のレコードを抽出し、抽出したレコードにおける来訪の有無が“true”でない場合、抽出したレコードにおける配信時刻と現在時刻との差を比較し、この差が閾値以上であれば、評価情報の施設に、移動端末2のユーザが訪れていないと判定する。つまり、来訪判定部42は、評価情報を移動端末2へ配信してから閾値以上の時間が経過した場合、抽出したレコードにおける来訪の有無が“true”でなければ、評価情報の施設に、移動端末2のユーザが訪れていないと判定する。この場合、来訪判定部42は、移動端末2のユーザが施設に訪れていないことを表す“false”を、配信情報管理テーブル41に書き込む。
なお、配信情報管理テーブル41の来訪の有無に、“true”および“false”が来訪判定部42により書き込まれる前は、配信情報管理テーブル41の来訪の有無には、デフォルトとして、“unknown”が格納されている。
配信範囲評価部43は、配信情報管理テーブル41に格納されている来訪距離情報に基づいて、評価情報管理テーブル35に格納されている配信範囲情報が表す配信範囲が有効であるか否かを判定する。本実施形態においては、配信範囲評価部43は、下記の(式1)を満たす場合に、配信範囲が有効であると判定する。一方、配信範囲評価部43は、下記の(式1)を満たさない場合に、配信範囲が有効でないと判定する。なお、下記の(式1)において、来訪距離の総和は、評価情報の施設に訪れた移動端末2のユーザにおける来訪距離の総和である。配信ユーザ数は、対象となる評価情報が配信された移動端末2のユーザ数である。来訪期待値は、配信ユーザ数に対する、施設に訪れると期待されるユーザ数の割合である。配信範囲は、対象となる評価情報に対応した配信範囲である。
(式1)
来訪距離の総和÷(配信ユーザ数×来訪期待値)≧配信範囲
一例として、配信範囲評価部43が、評価ID“E0001”に対応する配信範囲“3”km(図4参照)が有効であるか否かを判定する場合について説明する。なお、上記の来訪期待値は、配信ユーザ数の半数以上が施設に訪れるものと期待し、ここでは50%(0.5)とする。ここで、配信情報管理テーブル41(図9参照)には、評価ID“E0001”に対応して移動端末ID“A001”、“A002”、および、“A003”が格納されている。このため、配信範囲評価部43は、配信ユーザ数“3”を算出する。また、配信情報管理テーブル41には、移動端末ID“A001”、および、“A002”に対応して来訪の有無“true”がそれぞれ格納されている。また、配信情報管理テーブル41には、移動端末ID“A003”に対応して来訪の有無“false”が格納されている。このため、配信範囲評価部43は、移動端末ID“A001”、および、“A002”を表す移動端末2のユーザが、評価情報の施設に訪れており、移動端末ID“A003”を表す移動端末2のユーザが、評価情報の施設に訪れていないと判定する。さらに、配信情報管理テーブル41には、移動端末ID“A001”、および、“A002”に対応して来訪距離“3”がそれぞれ格納されている。このため、配信範囲評価部43は、来訪距離の総和“6”を算出する。これらの結果を上記の(式1)に当てはめると、6÷(3×0.5)≧3となる。すなわち、4≧3である。つまり、上記の(式1)を満たすので、配信範囲評価部43は、評価ID“E0001”に対応する配信範囲“3”kmが有効であると判定する。
他の例として、配信範囲評価部43が、評価ID“E0002”に対応する配信範囲“10”km(図4参照)が有効であるか否かを判定する場合について説明する。なお、上記の来訪期待値は、配信ユーザ数の半数以上が施設に訪れるものと期待し、ここでは50%(0.5)とする。ここで、配信情報管理テーブル41(図9参照)には、評価ID“E0002”に対応して移動端末ID“A001”、および、“A002”が格納されている。このため、配信範囲評価部43は、配信ユーザ数“2”を算出する。また、配信情報管理テーブル41には、移動端末ID“A001”に対応して来訪の有無“true”が格納されている。また、配信情報管理テーブル41には、移動端末ID“A002”に対応して来訪の有無“false”が格納されている。このため、配信範囲評価部43は、移動端末ID“A001”を表す移動端末2のユーザが、評価情報の施設に訪れており、移動端末ID“A002”を表す移動端末2のユーザが、評価情報の施設に訪れていないと判定する。さらに、配信情報管理テーブル41には、移動端末ID“A001”に対応して来訪距離“8”が格納されている。このため、配信範囲評価部43は、来訪距離の総和“8”を算出する。これらの結果を上記の(式1)に当てはめると、8÷(2×0.5)≧10となる。すなわち、8≧10である。つまり、上記の(式1)を満たさないので、配信範囲評価部43は、評価ID“E0002”に対応する配信範囲“10”kmが有効でないと判定する。
すなわち、本実施形態においては、配信範囲評価部43は、上記の(式1)を満たす場合に、配信範囲が有効であると判定する。つまり、上記の(式1)を満たす場合は、評価情報が配信された複数の移動端末2のユーザが、遠方から評価情報の施設に訪れている場合である。したがって、このような場合、この評価情報は、有益な評価情報である可能性が高い。それゆえ、配信範囲評価部43は、配信範囲が有効であると判定することが可能となる。一方、配信範囲評価部43は、上記の(式1)を満たさない場合に、配信範囲が有効でないと判定する。つまり、上記の(式1)を満たさない場合は、評価情報が配信された移動端末2のユーザが、近くから評価情報の施設に訪れているか、あるいは、評価情報が配信された移動端末2のユーザが、評価情報の施設に訪れていない場合である。したがって、このような場合、この評価情報は、有益でない評価情報である可能性が高い。それゆえ、配信範囲評価部43は、配信範囲が有効でないと判定することが可能となる。
なお、本実施形態においては、配信範囲評価部43は、リアルタイムに配信範囲が有効であるか否かを判定するが、これに限定されない。例えば、配信範囲評価部43は、一定時間毎に配信範囲が有効であるか否かを判定しても良い。すなわち、配信範囲評価部43は、任意のタイミングで、配信範囲が有効であるか否かを判定することができる。
また、上記では、配信範囲評価部43は、上記の(式1)を満たす場合に、配信範囲が有効であると判定し、上記の(式1)を満たさない場合に、配信範囲が有効でないと判定する例について説明したが、これに限定されない。すなわち、この逆であっても良い。つまり、配信範囲評価部43は、上記の(式1)を満たす場合に、配信範囲が有効でないと判定し、上記の(式1)を満たさない場合に、配信範囲が有効であると判定する。すなわち、例えば、移動端末2がナビゲーション装置であり、評価情報が渋滞情報を表す交通情報などである場合、料金所などの施設に、移動端末2のユーザが訪れない程、この評価情報は、有益な評価情報であるといえる。
配信範囲変更部44は、配信範囲評価部43により配信範囲が有効であると判定された場合、配信範囲が拡大するように、評価情報管理テーブル35に格納されている配信範囲情報を更新する。本実施形態においては、配信範囲変更部44は、配信範囲が“1”km拡大するように、配信範囲情報を更新する。一方、配信範囲変更部44は、配信範囲評価部43により配信範囲が有効でないと判定された場合、配信範囲が縮小するように、評価情報管理テーブル35に格納されている配信範囲情報を更新する。本実施形態においては、配信範囲変更部44は、配信範囲が“1”km縮小するように、配信範囲情報を更新する。
例えば、配信範囲評価部43が、評価ID“E0001”に対応する配信範囲“3”kmを有効であると判定した場合、配信範囲変更部44は、配信範囲が“3”kmから“4”kmとなるように、配信範囲情報を更新する。また、配信範囲評価部43が、評価ID“E0002”に対応する配信範囲“10”kmを有効でないと判定した場合、配信範囲変更部44は、配信範囲が“10”kmから“9”kmとなるように、配信範囲情報を更新する。図10は、配信範囲変更部44により更新された、評価情報管理テーブル35のデータ構造の一例を示す図である。図10に示す評価情報管理テーブル35には、図4に示す評価情報管理テーブル35と比較して、評価ID“E0001”に対応する配信範囲が“4”に、評価ID“E0002”に対応する配信範囲が“9”に更新されている。
ところで、上記の情報配信装置3は、パーソナルコンピュータなどの任意のコンピュータにプログラムをインストールすることによっても実現される。すなわち、上記の位置情報受信部31、位置情報更新部33、評価情報抽出部36、評価情報配信部38、施設情報抽出部39、来訪判定部42、配信範囲評価部43、および、配信範囲変更部44は、コンピュータのCPUがこれらの機能を実現するプログラムに従って動作することによって具現化される。したがって、位置情報受信部31、位置情報更新部33、評価情報抽出部36、評価情報配信部38、施設情報抽出部39、来訪判定部42、配信範囲評価部43、および、配信範囲変更部44の機能を実現するためのプログラムまたはそれを記録した記録媒体も、本発明の一実施形態である。また、位置情報管理テーブル32、施設情報管理テーブル34、評価情報管理テーブル35、ユーザ情報管理テーブル37、滞在判定時間管理テーブル40、および、配信情報管理テーブル41は、コンピュータの内蔵記憶装置またはこのコンピュータからアクセス可能な記憶装置によって具現化される。
なお、上記の情報配信装置3を構成する各部材31〜44は、1つの装置内に纏めて構成されていても良いし、複数の装置内に分散して構成されていても良い。例えば、移動端末2が、車両などの移動体に備えられるナビゲーション装置である場合、情報配信装置3に備えられている施設情報管理テーブル34、施設情報抽出部39、滞在判定時間管理テーブル40、来訪判定部42などの部材については、移動端末2内に備えられていても良い。
[通信システムの動作例]
次に、上記の構成に係る通信システム1の動作について、図11〜図14を参照しながら説明する。
図11および図12は、移動端末2が端末位置情報を情報配信装置3へ送信し、情報配信装置3が評価情報を移動端末2へ配信し、評価情報の施設に、移動端末2のユーザが訪れたか否かを判定する通信システム1の動作例を示すフローチャートである。まず、図11に示すように、移動端末2の現在位置が変化すれば(工程Op1にてYES)、現在位置計測部21は、移動端末2の現在位置を表す端末位置情報を位置情報送信部22に出力する。位置情報送信部22は、現在位置計測部21から出力された端末位置情報を情報配信装置3に送信する(工程Op2)。一方、移動端末2の現在位置が変化しなければ(工程Op1にてNO)、工程Op1に戻る。
次に、情報配信装置3の位置情報受信部31は、工程Op2にて送信された端末位置情報を受信する(工程Op3)。位置情報更新部33は、位置情報管理テーブル32に格納されている端末位置情報を、工程Op3にて受信された端末位置情報に更新する(工程Op4)。
そして、評価情報抽出部36は、位置情報管理テーブル32に格納されている端末位置情報が表す移動端末2の現在位置が、評価情報管理テーブル35に格納されている配信範囲情報が表す施設の配信範囲内を示しているか否かを判定する(工程Op5)。評価情報抽出部36は、移動端末2の現在位置が、施設の配信範囲内を示していると判定すれば(工程Op5にてYES)、評価情報管理テーブル35からこの施設を表す評価情報を抽出する(工程Op6)。一方、評価情報抽出部36は、移動端末2の現在位置が、施設の配信範囲内を示していないと判定すれば(工程Op5にてNO)、図12の工程Op10へ進む。
そして、評価情報配信部38は、工程Op6にて抽出された評価情報が、移動端末2に既に配信されているか否かを判定する(工程Op7)。評価情報配信部38は、工程Op6にて抽出された評価情報が、移動端末2に既に配信されていると判定すれば(工程Op7にてYES)、図12の工程Op10へ進む。一方、評価情報配信部38は、工程Op6にて抽出された評価情報が、移動端末2に未だ配信されていないと判定すれば(工程Op7にてNO)、工程Op6にて抽出された評価情報を、この評価情報が表す施設の配信範囲内に位置する移動端末2へ施設情報とともに配信する(工程Op8)。
そして、評価情報配信部38は、評価ID、移動端末ID、配信時端末位置情報、および、配信時刻を配信情報管理テーブル41に書き込む(工程Op9)。
次に、図12に示すように、施設情報抽出部39は、位置情報管理テーブル32に格納されている端末位置情報が表す移動端末2の現在位置が、施設情報管理テーブル34に格納されている施設位置情報が表す施設の位置範囲内を示しているか否かを判定する(工程Op10)。施設情報抽出部39は、移動端末2の現在位置が、施設の位置範囲内を示していると判定すれば(工程Op10にてYES)、施設情報管理テーブル34からこの施設を表す施設情報を抽出する(工程Op11)。一方、施設情報抽出部39は、移動端末2の現在位置が、施設の位置範囲内を示していないと判定すれば(工程Op10にてNO)、図12の処理を終了する。
次に、来訪判定部42は、端末位置情報が表す移動端末2の現在位置が、施設位置情報が表す施設の位置範囲内を滞在判定時間以上示しているか否かを判定する(工程Op12)。来訪判定部42は、移動端末2の現在位置が、施設の位置範囲内を滞在判定時間以上示していると判定すれば(工程Op12にてYES)、工程Op11にて抽出された施設情報が表す施設に、移動端末2のユーザが訪れたと判定する。この場合、来訪判定部42は、移動端末2のユーザが施設に訪れたことを表す“true”を、配信情報管理テーブル41に書き込む(工程Op13)。このとき、来訪判定部42は、配信時端末位置情報が表す移動端末2の位置と、施設位置情報が表す施設の位置との間の距離を表す来訪距離を算出し、算出した来訪距離を、配信情報管理テーブル41に書き込む(工程Op14)。
一方、来訪判定部42は、移動端末2の現在位置が、施設の位置範囲内を滞在判定時間以上示していないと判定すれば(工程Op12にてNO)、図12の処理を終了する。
図13は、評価情報の施設に、移動端末2のユーザが訪れていないと判定した場合における情報配信装置3の動作例を示すフローチャートである。図13に示すように、来訪判定部42は、まず、所定時間が経過したか否かを判定する(工程Op15)。来訪判定部42は、所定時間が経過していると判定すれば(工程Op15にてYES)、配信情報管理テーブル41の先頭の1レコードを抽出する(工程Op16)。一方、来訪判定部42は、所定時間が経過していないと判定すれば(工程Op15にてNO)、工程Op15に戻る。なお、所定時間は、来訪判定部42の図示しないメモリに予め格納されている。
そして、来訪判定部42は、工程Op16にて抽出された1レコードにおける来訪の有無が“true”であるか否かを判定する(工程Op17)。来訪判定部42は、1レコードにおける来訪の有無が“true”でないと判定すれば(工程Op17にてNO)、1レコードにおける配信時刻と、現在時刻との差が閾値以上であるか否かを判定する(工程Op18)。一方、来訪判定部42は、1レコードにおける来訪の有無が“true”であると判定すれば(工程Op17にてYES)、工程Op20へ進む。なお、閾値は、来訪判定部42の図示しないメモリに予め格納されていても良いし、配信時端末位置情報が表す移動端末2の位置と、施設の位置との間の距離に応じて動的に算出しても良い。
そして、来訪判定部42は、1レコードにおける配信時刻と、現在時刻との差が閾値以上であると判定すれば(工程Op18にてYES)、評価情報の施設に、移動端末2のユーザが訪れていないと判定し、移動端末2のユーザが施設に訪れていないことを表す“false”を、配信情報管理テーブル41に書き込む(工程Op19)。一方、来訪判定部42は、1レコードにおける配信時刻と、現在時刻との差が閾値未満であると判定すれば(工程Op18にてNO)、工程Op20へ進む。
そして、来訪判定部42は、配信情報管理テーブル41に次のレコードが格納されているか否かを判定する(工程Op20)。来訪判定部42は、配信情報管理テーブル41に次のレコードが格納されていると判定すれば(工程Op20にてYES)、工程Op16に戻り、配信情報管理テーブル41の次のレコードを抽出する。一方、来訪判定部42は、配信情報管理テーブル41に次のレコードが格納されていないと判定すれば(工程Op20にてNO)、図13の処理を終了する。
図14は、配信範囲が有効である場合、配信範囲を拡大し、配信範囲が有効でない場合、配信範囲を縮小する情報配信装置3の動作例を示すフローチャートである。図14に示すように、配信範囲評価部43は、任意のタイミングで、配信情報管理テーブル41に格納されている来訪距離情報を抽出し、抽出した来訪距離情報に基づいて、評価情報管理テーブル35に格納されている配信範囲情報が表す配信範囲が有効であるか否かを判定する(工程Op21)。有効であるか否かは、例えば、上記の(式1)を用いることにより判定する。配信範囲評価部43は、配信範囲が有効であると判定すれば(工程Op21にてYES)、配信範囲変更部44は、配信範囲が拡大するように、評価情報管理テーブル35に格納されている配信範囲情報を更新する(工程Op22)。一方、配信範囲評価部43は、配信範囲が有効でないと判定すれば(工程Op21にてNO)、配信範囲変更部44は、配信範囲が縮小するように、評価情報管理テーブル35に格納されている配信範囲情報を更新する(工程Op23)。
以上のように、本実施形態に係る通信システム1によれば、来訪判定部42は、移動端末2の現在位置を表す端末位置情報に基づいて、評価情報が配信された移動端末2のユーザが、この評価情報の施設に訪れたか否かを判定する。来訪判定部42は、評価情報が配信された移動端末2のユーザが、この評価情報の施設に訪れたと判定した場合、配信時端末位置情報が表す移動端末の位置と評価情報の施設の位置との間の距離を表す来訪距離を算出する。配信範囲評価部43は、来訪距離に基づいて、配信範囲が有効であるか否かを判定する。配信範囲変更部44は、配信範囲が有効であると判定された場合、配信範囲が拡大するように、配信範囲情報を更新する。一方、配信範囲変更部44は、配信範囲が有効でないと判定された場合、配信範囲が縮小するように、配信範囲情報を更新する。これにより、評価情報の施設に訪れた移動端末2のユーザの来訪状況(来訪距離)に基づいて、配信範囲が有効であるか否かを判定することができる。それゆえ、配信範囲が有効である場合、配信範囲を拡大し、配信範囲が有効でない場合、配信範囲を縮小することが可能となる。
[第2の実施形態]
実施の形態1では、移動端末の現在位置が、施設の位置範囲内を滞在判定時間以上示している場合、この施設に、移動端末のユーザが訪れたと判定する例について説明した。これに対して、実施の形態2では、移動端末のユーザが、評価情報の施設を目的地または経由地として設定した場合、この施設に、移動端末のユーザが訪れたと判定する例について説明する。
図15は、本実施形態に係る通信システム10の概略構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態に係る通信システム10は、図1に示す移動端末2a,2bの代わりに、移動端末5a,5bを備えている。また、本実施形態に係る通信システム10は、図1に示す情報配信装置3の代わりに、情報配信装置6を備えている。移動端末5a,5b、および、情報配信装置6は、インターネットNを介して互いに接続されている。移動端末5a,5bは、例えば、車両などの移動体Cに搭載可能なナビゲーション装置である。つまり、移動端末5a,5bは、現在位置から目的地または経由地までのナビゲーションを可能とする。情報配信装置6は、施設の評価を表す評価情報を移動端末5a,5bへ配信する装置である。なお、図15において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。
図15では、説明の簡略化のために、移動端末5a,5bを2台、情報配信装置6を1台図示したが、通信システム10を構成する移動端末5a,5b、および、情報配信装置6の数は任意である。また、通信システム10上に、他の端末装置、Webサーバ、プロキシサーバ、DNSサーバ、DHCPサーバなどが存在していても良い。
[移動端末の構成]
移動端末5aは、図1に示す移動端末2aに加えて、施設情報管理テーブル51、設定情報検出部52、来訪判定部53、および、来訪情報送信部54を備えている。移動端末5bの構成も、移動端末5aの構成と同様である。なお、上記の来訪判定部53および情報配信装置6が、本発明の情報配信システムの一実施形態となる。
施設情報管理テーブル51は、施設を識別する施設情報、および、この施設の位置範囲を表す施設位置情報を格納する。施設情報管理テーブル51のデータ構造は、図3に示す施設情報管理テーブル34のデータ構造と同様である。
設定情報検出部52は、移動端末5aのユーザが、ナビゲーションを実現するために、例えば、入力部25を操作することにより、所望の施設を目的地または経由地として設定した場合、設定した施設を設定情報として検出する。設定情報検出部52は、検出した設定情報に基づいて、施設情報管理テーブル51から施設情報を抽出する。設定情報検出部52は、抽出した施設情報を来訪判定部53に出力する。
来訪判定部53は、評価情報が配信された移動端末5aのユーザが、この評価情報の施設を目的地または経由地として設定した場合、この施設に、移動端末5aのユーザが訪れたと判定する。
具体的には、来訪判定部53は、評価情報受信部23から出力された施設情報と、設定情報検出部52から出力された施設情報とが一致するか否かを判定する。つまり、評価情報受信部23は、受信した評価情報に対応する施設情報を、来訪判定部53に出力している。来訪判定部53は、評価情報受信部23から出力された施設情報と、設定情報検出部52から出力された施設情報とが一致していると判定すると、評価情報受信部23から出力された施設情報が表す施設に、移動端末5aのユーザが訪れたと判定する。この場合、来訪判定部53は、移動端末5aのユーザが評価情報の施設に訪れたことを表す来訪情報を、来訪情報送信部54に出力する。
来訪情報送信部54は、来訪判定部53から出力された来訪情報を、情報配信装置6に送信する。本実施形態においては、来訪情報送信部54は、リアルタイムに来訪情報を情報配信装置6に送信する。
ところで、上記の移動端末5aは、パーソナルコンピュータなどの任意のコンピュータにプログラムをインストールすることによっても実現される。すなわち、上記の設定情報検出部52、来訪判定部53、および、来訪情報送信部54は、コンピュータのCPUがこれらの機能を実現するプログラムに従って動作することによって具現化される。したがって、設定情報検出部52、来訪判定部53、および、来訪情報送信部54の機能を実現するためのプログラムまたはそれを記録した記録媒体も、本発明の一実施形態である。また、施設情報管理テーブル51は、コンピュータの内蔵記憶装置またはこのコンピュータからアクセス可能な記憶装置によって具現化される。
[情報配信装置の構成]
図16は、情報配信装置6の概略構成を示すブロック図である。情報配信装置6は、図1に示す施設情報抽出部39、滞在判定時間管理テーブル40、および、来訪判定部42の代わりに、来訪情報受信部61、および、来訪距離算出部62を備えている。なお、上記の来訪情報受信部61および来訪距離算出部62は、コンピュータのCPUがこの機能を実現するプログラムに従って動作することによっても具現化される。
来訪情報受信部61は、移動端末5から送信された来訪情報を受信する。来訪情報受信部61は、受信した来訪情報を来訪距離算出部62に出力する。
来訪距離算出部62は、来訪情報受信部61から出力された来訪情報が、移動端末5のユーザが評価情報の施設に訪れたことを表している場合、配信情報管理テーブル41の来訪の有無に“true”を書き込む。この場合、来訪距離算出部62は、移動端末IDに基づいて、配信情報管理テーブル41に格納されている配信時端末位置情報を抽出する。また、来訪距離算出部62は、来訪情報が表す施設の施設IDに基づいて、施設情報管理テーブル34に格納されている施設位置情報を抽出する。来訪距離算出部62は、配信時端末位置情報が表す移動端末5の位置と、施設位置情報が表す施設の位置との間の距離を表す来訪距離を算出する。来訪距離算出部62は、算出した来訪距離を、配信情報管理テーブル41に書き込む。
また、来訪距離算出部62は、所定時間毎に配信情報管理テーブル41のレコードを抽出し、抽出したレコードにおける来訪の有無が“true”でない場合、抽出したレコードにおける配信時刻と現在時刻との差を比較し、この差が閾値以上であれば、評価情報の施設に、移動端末5のユーザが訪れていないと判定する。つまり、来訪距離算出部62は、評価情報を移動端末5へ配信してから閾値以上の時間が経過した場合、抽出したレコードにおける来訪の有無が“true”でなければ、評価情報の施設に、移動端末5のユーザが訪れていないと判定する。この場合、来訪距離算出部62は、移動端末5のユーザが施設に訪れていないことを表す“false”を、配信情報管理テーブル41に書き込む。
[通信システムの動作例]
次に、上記の構成に係る通信システム10の動作について、図17を参照しながら説明する。
図17は、移動端末5が来訪情報を情報配信装置6へ送信し、情報配信装置6が来訪距離を算出する通信システム10の動作例を示すフローチャートである。図17に示すように、設定情報検出部52は、移動端末5のユーザが、所望の施設を目的地または経由地として設定した場合、設定した施設を設定情報として検出する(工程Op31)。設定情報検出部52は、工程Op31にて検出された設定情報に基づいて、施設情報管理テーブル51から施設情報を抽出する(工程Op32)。
そして、来訪判定部53は、評価情報受信部23から出力された施設情報と、工程Op32にて抽出された施設情報とが一致するか否かを判定する(工程Op33)。来訪判定部53は、評価情報受信部23から出力された施設情報と、工程Op32にて抽出された施設情報とが一致していると判定すれば(工程Op33にてYES)、評価情報受信部23から出力された施設情報が表す施設に、移動端末5のユーザが訪れたと判定する。この場合、来訪判定部53は、移動端末5のユーザが評価情報の施設に訪れたことを表す来訪情報を、来訪情報送信部54に出力する(工程Op34)。
一方、来訪判定部53は、評価情報受信部23から出力された施設情報と、工程Op32にて抽出された施設情報とが一致していないと判定すれば(工程Op33にてNO)、図17の処理を終了する。
そして、来訪情報送信部54は、工程Op34にて出力された来訪情報を、情報配信装置6に送信する(工程Op35)。
次に、情報配信装置6の来訪受信部61は、工程Op35にて送信された来訪情報を受信する(工程Op36)。
そして、来訪距離算出部62は、工程Op36にて受信された来訪情報が、移動端末5のユーザが評価情報の施設に訪れたことを表しているか否かを判定する(工程Op37)。来訪距離算出部62は、工程Op36にて受信された来訪情報が、移動端末5のユーザが評価情報の施設に訪れたことを表していると判定すれば(工程Op37にてYES)、配信情報管理テーブル41の来訪の有無に“true”を書き込む(工程Op38)。このとき、配信時端末位置情報が表す移動端末5の位置と、施設位置情報が表す施設の位置との間の距離を表す来訪距離を算出し、算出した来訪距離を、配信情報管理テーブル41に書き込む(工程Op39)。
一方、来訪距離算出部62は、工程Op36にて受信された来訪情報が、移動端末5のユーザが評価情報の施設に訪れたことを表していないと判定すれば(工程Op37にてNO)、図17の処理を終了する。
なお、来訪距離算出部62が、配信情報管理テーブル41の来訪の有無に“false”を書き込む処理は、図13の処理と同様である。したがって、ここではその説明を省略する。
以上のように、本実施形態に係る通信システム10によれば、評価情報の施設を目的地または経由地として設定するだけで、来訪判定部53は、この施設に、移動端末5のユーザが訪れたと判定することが可能となる。
[第3の実施形態]
実施の形態1および実施の形態2では、移動端末の現在位置または移動端末の設定情報に基づいて、移動端末のユーザが、評価情報の施設に訪れたか否かを判定する例について説明した。これに対して、実施の形態3では、表示部に表示されている表示範囲を縮小した場合、この表示範囲に表示されている評価情報の施設の配信範囲が閾値以上であるか否かに応じて、評価情報の施設を地図上に表示するか否かを制御する例について説明する。
なお、本実施形態においては、一例として、駐車場における施設名称“EEE”の配信範囲が“3”km、コンビニエンスストアにおける施設名称“GGG”の配信範囲が“8”km、ガソリンスタンドにおける施設名称“CCC”の配信範囲が“10”km、および、コンビニエンスストアにおける施設名称“AAA”の配信範囲が“5”kmであるものとする。
図18は、本実施形態に係る通信システム11の概略構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態に係る通信システム11は、図1に示す通信システム1に加えて、端末装置7を備えている。なお、図18において、図1と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明を省略する。なお、上記の端末装置7は、図15に示す通信システム10に備えられていても良い。
端末装置7は、地図情報管理テーブル71、情報取得部72、表示部73、および、表示制御部74を備えている。端末装置7は、例えば、インターネットNにアクセス可能なパーソナルコンピュータである。
地図情報管理テーブル71は、地図を表す地図情報を格納する。地図は、地表の諸物体・現象を、一定の約束に従って縮尺し、記号・文字を用いて平面上に表現した図である。地図情報は、例えば、地図データを記録したCD(Compact Disc)あるいはMD(Mini Disc)をインストールすることにより、地図情報管理テーブル71に格納される。
情報取得部72は、評価情報管理テーブル35に格納されている評価情報および配信範囲情報を取得する。また、情報取得部72は、取得した評価情報に基づいて、施設情報管理テーブル34に格納されている施設情報および施設位置情報を取得する。具体的には、情報取得部72は、例えば、端末装置7のユーザが、図示しない入力手段を操作することにより、インターネットNを介して情報配信装置3にアクセスし、評価情報管理テーブル35に格納されている評価情報および配信範囲情報を取得する。なお、情報取得部72は、評価情報管理テーブル35に格納されている全ての評価情報および配信範囲情報を取得しても良いし、一部の評価情報および配信範囲情報を取得しても良い。情報取得部72は、取得した評価情報に基づいて、施設情報管理テーブル34に格納されている施設情報および施設位置情報を取得する。情報取得部72は、取得した評価情報、配信範囲情報、施設情報、および、施設位置情報を、表示制御部74に出力する。
表示部73は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、CRTディスプレイなどから構成される。なお、表示部73は、端末装置7を薄型に構成するために、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイのような平板型表示素子が好適に用いられる。
表示制御部74は、情報取得部72から出力された施設情報が表す施設を、地図情報の地図上に表示するように、表示部73を制御する。具体的には、表示制御部74は、まず、地図情報管理テーブル71に格納されている地図情報を抽出する。表示制御部74は、情報取得部72から出力された施設情報が表す施設種別および施設名称を、抽出した地図情報の地図上に表示するように、表示部73を制御する。図19は、表示部73に表示される表示画面の一例を示す概念図である。図19に示すように、表示部73には、施設種別“駐車場”の施設名称“EEE”、施設種別“コンビニ”の施設名称“GGG”、施設種別“ガソリンスタンド”の施設名称“CCC”、および、施設種別“コンビニ”の施設名称“AAA”が、地図情報の地図におけるそれぞれの施設の近傍に表示されている。なお、図19では、表示部73は、コンビニエンスストアを、“コンビニ”と表示している。
ここで、例えば、端末装置7のユーザが、地図上に表示されている施設名称を入力手段により操作すると、表示制御部74は、この施設名称における評価情報が表す評価コメントを表示するように、表示部73を制御する。これにより、端末装置7のユーザは、施設の評価コメントを確認することが可能となる。なお、例えば、端末装置7のユーザが入力手段を操作することにより、表示部73に表示されている地図の表示範囲が一定の範囲にまで拡大された場合、表示制御部74は、評価情報が表す評価コメントを表示するように、表示部73を制御しても良い。また、表示制御部74は、施設情報が表す施設名称および評価情報が表す評価コメントを、同時に表示するように表示部73を制御しても良い。すなわち、施設名称および評価コメントが表示される態様およびタイミングは、任意である。
また、端末装置7のユーザが、例えば、入力手段を操作することにより、表示部73に表示されている地図の表示範囲を縮小した場合、表示制御部74は、この表示範囲に表示されている評価情報の施設の配信範囲が閾値以上であるか否かに応じて、評価情報の施設を地図上に表示するか否かを制御する。
具体的には、表示部73に表示されている地図の表示範囲が一定の範囲にまで縮小された場合、表示制御部74は、この表示範囲に表示されている評価情報の施設の配信範囲が閾値以上であるか否かを判定する。なお、本実施形態においては、閾値は、“6”kmであるものとする。この閾値は、端末装置7のユーザにより予め設定されている。本実施形態においては、施設名称“EEE”の配信範囲は“3”kmであるので、表示制御部74は、施設名称“EEE”の配信範囲は閾値未満であると判定する。また、施設名称“GGG”の配信範囲は“8”kmであるので、表示制御部74は、施設名称“GGG”の配信範囲は閾値以上であると判定する。また、施設名称“CCC”の配信範囲は“10”kmであるので、表示制御部74は、施設名称“CCC”の配信範囲は閾値以上であると判定する。さらに、施設名称“AAA”の配信範囲は“5”kmであるので、表示制御部74は、施設名称“AAA”の配信範囲は閾値未満であると判定する。
図20は、図19に示す表示部73の表示範囲が、一定の範囲(表示範囲)Rにまで縮小された場合における、表示部73に表示される表示画面の一例を示す概念図である。図20に示すように、表示範囲Rには、配信範囲が閾値以上となる、施設種別“コンビニ”の施設名称“GGG”、および、施設種別“ガソリンスタンド”の施設名称“CCC”が、地図情報の地図におけるそれぞれの施設の近傍に表示されている。一方、表示範囲Rには、配信範囲が閾値未満となる、施設種別“駐車場”の施設名称“EEE”、および、施設種別“コンビニ”の施設名称“AAA”は、表示されない。
ところで、上記の端末装置7は、パーソナルコンピュータなどの任意のコンピュータにプログラムをインストールすることによっても実現される。すなわち、上記の情報取得部72、表示部73、および、表示制御部74は、コンピュータのCPUがこれらの機能を実現するプログラムに従って動作することによって具現化される。したがって、情報取得部72、表示部73、および、表示制御部74の機能を実現するためのプログラムまたはそれを記録した記録媒体も、本発明の一実施形態である。また、地図情報管理テーブル71は、コンピュータの内蔵記憶装置またはこのコンピュータからアクセス可能な記憶装置によって具現化される。
なお、上記では、地図情報管理テーブル71、情報取得部72、表示部73、および、表示制御部74が端末装置7に備えられている例について説明したが、これに限定されない。例えば、地図情報管理テーブル71、情報取得部72、表示部73、および、表示制御部74が移動端末2または情報配信装置3に備えられていても良い。これにより、移動端末2または情報配信装置3において、表示部に表示されている表示範囲を縮小した場合、この表示範囲に表示されている評価情報の施設の配信範囲が閾値以上であるか否かに応じて、評価情報の施設を地図上に表示するか否かを制御することが可能となる。
以上のように、本実施形態に係る通信システム11によれば、表示制御部74は、表示部73に表示されている地図の表示範囲を縮小した場合、この表示範囲に表示されている評価情報の施設の配信範囲が閾値以上であるか否かに応じて、評価情報の施設を地図上に表示するか否かを制御する。これにより、例えば、表示制御部74は、地図の表示範囲を縮小した場合、評価情報の施設の配信範囲が閾値以上であれば、評価情報の施設を地図上に表示し、評価情報の施設の配信範囲が閾値未満であれば、評価情報の施設を地図上に表示しないように制御することが可能となる。それゆえ、地図の表示範囲を縮小した場合であっても、有益な評価情報の施設は、継続して地図上に表示することができる。
なお、第1の実施形態において、来訪判定部は、移動端末の現在位置が、施設の位置範囲内を滞在判定時間以上示している場合、この施設に、移動端末のユーザが訪れたと判定する例について説明した。また、第2の実施形態において、来訪判定部は、移動端末のユーザが、評価情報の施設を目的地または経由地として設定した場合、この施設に、移動端末のユーザが訪れたと判定する例について説明した。しかしながら、本発明は、この態様のみに限定されるものではない。例えば、来訪判定部は、移動端末のユーザが、移動端末を用いて施設に陳列されている商品などを決済した場合、この施設に、移動端末のユーザが訪れたと判定するようにしても良い。
また、第1〜第3の実施形態において、各テーブルが各情報をテーブル形式にて格納する例について説明したが、これに限定されない。すなわち、格納形式は、任意である。
さらに、第1〜第3の実施形態において、移動端末および情報配信装置が、インターネットを介して互いに接続されている例について説明したが、これに限定されない。例えば、移動端末および情報配信装置が、イーサネット(登録商標)を介して互いに接続されていても良いし、無線を介して互いにアクセス可能であっても良い。
本発明は上述した第1〜第3の実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
以上のように、本発明は、移動端末の現在位置が、施設からの配信範囲内を示している場合、この施設の評価を表す評価情報を移動端末へ配信する情報配信システム、情報配信方法、または、情報配信プログラムとして有用である。

Claims (7)

  1. 移動端末の現在位置を表す端末位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記端末位置情報を格納する位置情報記憶部と、
    前記位置情報記憶部に格納されている端末位置情報を、前記位置情報取得部が取得した端末位置情報に更新する位置情報更新部と、
    施設の評価を表す評価情報、および、当該評価情報を移動端末へ配信するための、当該施設からの配信範囲を表す配信範囲情報を格納した評価情報記憶部と、
    前記端末位置情報が表す移動端末の現在位置が、前記配信範囲情報が表す配信範囲内を示している場合、前記評価情報を前記移動端末へ配信する評価情報配信部と、
    前記評価情報配信部が前記評価情報を前記移動端末へ配信した際における当該移動端末の位置を表す配信時端末位置情報を格納する配信情報記憶部と、
    前記端末位置情報、または、前記移動端末のユーザがナビゲーションの目的地あるいは経由地として設定した施設を表す設定情報に基づいて、前記評価情報が配信された移動端末のユーザが、当該評価情報の施設に訪れたか否かを判定し、訪れたと判定した場合、前記配信時端末位置情報が表す移動端末の位置と前記評価情報の施設の位置との間の距離を表す来訪距離を算出する来訪判定部と、
    前記来訪距離に基づいて、前記配信範囲が有効であるか否かを判定する配信範囲評価部と、
    前記配信範囲評価部により前記配信範囲が有効であると判定された場合、前記配信範囲が拡大するように、前記配信範囲情報を更新し、前記配信範囲評価部により前記配信範囲が有効でないと判定された場合、前記配信範囲が縮小するように、前記配信範囲情報を更新する配信範囲変更部とを備え
    前記配信範囲評価部は、前記評価情報の施設に訪れた前記移動端末のユーザが複数存在しているとき、前記評価情報の施設に訪れた前記移動端末のユーザにおける前記来訪距離の総和が閾値以上である場合、前記配信範囲が有効であると判定し、前記評価情報の施設に訪れた前記移動端末のユーザにおける前記来訪距離の総和が閾値未満である場合、前記配信範囲が有効でないと判定することを特徴とする情報配信システム。
  2. 施設を識別する施設情報、および、当該施設の位置範囲を表す施設位置情報を格納した施設情報記憶部と、
    前記移動端末のユーザが施設に滞在しているか否かを判断するための閾値である滞在判定時間を格納した滞在判定時間記憶部とをさらに備え、
    前記来訪判定部は、前記評価情報が配信された移動端末の端末位置情報が表す現在位置が、当該評価情報の施設の施設位置情報が表す位置範囲内を、前記滞在判定時間以上示している場合、当該施設に、前記移動端末のユーザが訪れたと判定する、請求項に記載の情報配信システム。
  3. 前記滞在判定時間記憶部には、前記施設毎あるいは前記施設の種別毎にそれぞれ対応する滞在判定時間が格納されている、請求項に記載の情報配信システム。
  4. 前記移動端末は、当該移動端末の現在位置から目的地または経由地までのナビゲーションを可能とするナビゲーション装置であり、
    前記来訪判定部は、前記評価情報が配信された移動端末のユーザが目的地または経由地として設定した当該評価情報の施設を表す設定情報に基づいて、当該施設に、前記移動端末のユーザが訪れたと判定する、請求項に記載の情報配信システム。
  5. 地図情報を格納した地図情報記憶部と、
    前記評価情報記憶部に格納されている評価情報の施設を、前記地図情報の地図上に表示する表示部と、
    前記表示部に表示されている地図の表示範囲を縮小した場合、当該表示範囲に表示されている評価情報の施設の配信範囲が閾値以上であるか否かに応じて、前記評価情報の施設を前記地図上に表示するか否かを制御する表示制御部とをさらに備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報配信システム。
  6. コンピュータが備える位置情報取得部が、移動端末の現在位置を表す端末位置情報を取得する位置情報取得工程と、
    前記コンピュータが備える位置情報更新部が、前記端末位置情報を格納する位置情報記憶部を参照することにより、前記位置情報記憶部に格納されている端末位置情報を、前記位置情報取得工程で取得された端末位置情報に更新する位置情報更新工程と、
    前記コンピュータが備える評価情報配信部が、施設の評価を表す評価情報、および、当該評価情報を移動端末へ配信するための、当該施設からの配信範囲を表す配信範囲情報を格納した評価情報記憶部を参照することにより、前記端末位置情報が表す移動端末の現在位置が、前記配信範囲情報が表す配信範囲内を示している場合、前記評価情報を前記移動端末へ配信する評価情報配信工程と、
    前記コンピュータが備える来訪判定部が、前記評価情報配信工程により前記評価情報が前記移動端末へ配信された際における当該移動端末の位置を表す配信時端末位置情報を格納する配信情報記憶部を参照することにより、前記端末位置情報、または、前記移動端末のユーザがナビゲーションの目的地あるいは経由地として設定した施設を表す設定情報に基づいて、前記評価情報が配信された移動端末のユーザが、当該評価情報の施設に訪れたか否かを判定し、訪れたと判定した場合、前記配信時端末位置情報が表す移動端末の位置と前記評価情報の施設の位置との間の距離を表す来訪距離を算出する来訪判定工程と、
    前記コンピュータが備える配信範囲評価部が、前記来訪距離に基づいて、前記配信範囲が有効であるか否かを判定する配信範囲評価工程と、
    前記コンピュータが備える配信範囲変更部が、前記配信範囲評価工程により前記配信範囲が有効であると判定された場合、前記配信範囲が拡大するように、前記配信範囲情報を更新し、前記配信範囲評価工程により前記配信範囲が有効でないと判定された場合、前記配信範囲が縮小するように、前記配信範囲情報を更新する配信範囲変更工程とを含み、
    前記配信範囲評価工程は、前記評価情報の施設に訪れた前記移動端末のユーザが複数存在しているとき、前記評価情報の施設に訪れた前記移動端末のユーザにおける前記来訪距離の総和が閾値以上である場合、前記配信範囲が有効であると判定し、前記評価情報の施設に訪れた前記移動端末のユーザにおける前記来訪距離の総和が閾値未満である場合、前記配信範囲が有効でないと判定することを特徴とする情報配信方法。
  7. 移動端末の現在位置を表す端末位置情報を格納する位置情報記憶部と、施設の評価を表す評価情報、および、当該評価情報を移動端末へ配信するための、当該施設からの配信範囲を表す配信範囲情報を格納した評価情報記憶部とを備えたコンピュータに、
    移動端末の現在位置を表す端末位置情報を取得する位置情報取得処理と、
    前記位置情報記憶部に格納されている端末位置情報を、前記位置情報取得処理で取得された端末位置情報に更新する位置情報更新処理と、
    前記端末位置情報が表す移動端末の現在位置が、前記配信範囲情報が表す配信範囲内を示している場合、前記評価情報を前記移動端末へ配信する評価情報配信処理とを実行させる情報配信プログラムであって、
    前記評価情報配信処理により前記評価情報が前記移動端末へ配信された際における当該移動端末の位置を表す配信時端末位置情報を格納する配信情報記憶部に、前記コンピュータがアクセス可能であり、
    前記端末位置情報、または、前記移動端末のユーザがナビゲーションの目的地あるいは経由地として設定した施設を表す設定情報に基づいて、前記評価情報が配信された移動端末のユーザが、当該評価情報の施設に訪れたか否かを判定し、訪れたと判定した場合、前記配信時端末位置情報が表す移動端末の位置と前記評価情報の施設の位置との間の距離を表す来訪距離を算出する来訪判定処理と、
    前記来訪距離に基づいて、前記配信範囲が有効であるか否かを判定する配信範囲評価処理と、
    前記配信範囲評価処理により前記配信範囲が有効であると判定された場合、前記配信範囲が拡大するように、前記配信範囲情報を更新し、前記配信範囲評価処理により前記配信範囲が有効でないと判定された場合、前記配信範囲が縮小するように、前記配信範囲情報を更新する配信範囲変更処理とをさらに前記コンピュータに実行させ
    前記配信範囲評価処理は、前記評価情報の施設に訪れた前記移動端末のユーザが複数存在しているとき、前記評価情報の施設に訪れた前記移動端末のユーザにおける前記来訪距離の総和が閾値以上である場合、前記配信範囲が有効であると判定し、前記評価情報の施設に訪れた前記移動端末のユーザにおける前記来訪距離の総和が閾値未満である場合、前記配信範囲が有効でないと判定することを特徴とする情報配信プログラム。
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