JP5003711B2 - 配管用クランプ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ホイールクレーンや油圧ショベルなどの建設機械において1本又は複数本のパイプを所定の箇所に固定したり、複数本のパイプを互いに整列状態に結束したり、あるいは結束した状態で所定の箇所に固定したりするための配管用クランプ装置に関する。
従来、この種の配管用クランプ装置としては、種々のものが提案され、実用化されており、その一つとして、例えば特許文献1に開示され、図46にも示すようなものが知られている。この配管用クランプ装置は、中央部に上下方向に貫通する貫通孔aを有しかつ左右両側にそれぞれパイプbを保持するための上面に開口する保持凹部cを有する略直方体状のゴム製の弾性保持部材dと、この弾性保持部材dの上面を覆いかつ両端部に弾性保持部材dの左右両側面上部を覆うズレ防止用のガイドeを有する金属製のプレートfと、上記弾性保持部材dの貫通孔aに嵌め込まれた円筒状のカラーgと、上記プレートfに設けた切り欠きh及びカラーg内を通して被結合部材ないし被固定部材としてのフレームiのネジ孔jにねじ込まれた締結ボルトkとを備えてなる。
また、別の配管用クランプ装置として、例えば特許文献2に開示され、図47にも示すように、複数個の半円形状の凹溝m,m,…が下面に横並びに形成された上側保持部材nと、この上側保持部材nの各凹溝mに対応して複数個の半円形状の凹溝o,o,…が上面に横並びに形成され、上側保持部材nとの間に複数本のパイプ(図示せず)を挟持する下側保持部材pと、上記上側保持部材nと下側保持部材pとの間に各パイプを挟持した状態で両保持部材n,pを互いに結合する複数個の締結部材としてのボルトq,q,…及びナットr,r,…とを備えてなるものも知られている。尚、図47中、sは2つの上側保持部材n,nの上面に跨って設けられた連結板、tは各下側保持部材pの下面に設けられた補強板であり、上記各ボルトqは、上側から連結板s、上側保持部材n、下側保持部材p及び補強板tを貫通してナットrに締結されている。また、この配管用クランプ装置は、図示の状態では複数本のパイプを互いに整列状態に結束するためのものであるが、例えば補強板tとナットrとの間に被固定部材を介在することなどによって、複数本のパイプを結束した状態で被固定部材の所定箇所に固定するものとしても使用できるものである。
特開平8−282993号公報(第2頁、図7及び図8) 特開平8−296249号公報
ところが、上記従来の配管用クランプ装置のうち、前者のものでは、締結ボルトkの締め付け力(軸力)がカラーgによって支えられる構造になっているため、弾性保持部材dの締め付け力が不十分なものとなり、パイプbの保持力が不足する虞がある。また、プレートfは、その両端部のガイドe,eによって弾性保持部材dの横変形(横ズレ)を防止するようになっているが、このガイドe,eによって覆われる弾性保持部材dの範囲が限られていることから、横変形を十分に防止できないという問題もある。
一方、後者のものでは、上側保持部材nと下側保持部材pとの間に各パイプを挟持した状態で両保持部材n,p同士が接触しない構成になっており、ボルトqの軸力は、パイプのみで支えられているため、パイプ内の圧力変動によりボルトqに繰り返し負荷が作用し、ボルトqが疲労破壊する虞がある。また、パイプや保持部材n,pの変形によってボルトqの軸力が低下してボルトqが緩み易いという問題もある。
本発明はかかる諸点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、締結ボルトの軸力を、パイプを保持する弾性保持部材とは別にその表面を覆うカバー部材にも支えさせる構成にすることにより、弾性保持部材の締め付け力ひいてはパイプの保持力を十分に確保するとともに、弾性保持部材の横変形の防止化、パイプ内の圧力変動に起因するボルトの疲労破壊の防止化及びパイプや弾性保持部材の変形による締結ボルトの軸力低下の防止化を図り得る配管用クランプ装置を提供せんとするものである。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、1本又は複数本のパイプを所定の箇所に固定したり、複数本のパイプを互いに整列状態に結束したり、あるいは結束した状態で所定の箇所に固定したりするための配管用クランプ装置として、上記パイプを保持する弾性体からなる略直方体状の弾性保持部材と、この弾性保持部材の5面を覆う天板部と4つの側板部とからなる箱状のカバー部材と、このカバー部材を被結合部材に結合する締結ボルトとを備える。そして、上記カバー部材の側板部を、カバー部材で弾性保持部材を覆いかつ締結ボルトでカバー部材を被結合部材に結合する前の状態では側板部の先端と被結合部材との間に若干の隙間を生じ、締結ボルトでカバー部材を被結合部材に結合した状態では側板部の先端が被結合部材に当接するように設ける構成にする。ここで、被結合部材とは、締結ボルトがねじ込まれるネジ孔を有する部材に限らず、締結ボルトが貫通する貫通孔を有する部材でナットなどを介して結合されるものをも含む意味である。
この構成では、パイプを保持する弾性保持部材の5面が箱状のカバー部材によって覆われ、このカバー部材の側板部は、締結ボルトでカバー部材を被結合部材に結合する前の状態では側板部の先端と被結合部材との間に若干の隙間を生じ、締結ボルトでカバー部材を被結合部材に結合した状態では側板部の先端が被結合部材に当接するように設けられているため、締結ボルトの軸力は、弾性保持部材とカバー部材の両方によって支えられることになる。このため、弾性保持部材の締め付け力を十分に確保して、弾性保持部材によるパイプの保持力をも十分に確保することができる。また、締結ボルトの締め付けによって弾性保持部材に過度の負荷がかかるのを防止することができる上、弾性保持部材の5面がカバー部材によって覆われているので、弾性保持部材が横変形するのを確実に防止することができる。
さらに、仮に上記弾性保持部材が上下2つの部材からなり、その両部材間にパイプを挟持した状態で両部材同士が接触しない構成になっている場合でも締結ボルトの軸力はパイプのみで支えられることはないので、パイプ内の圧力変動により締結ボルトに繰り返し作用する負荷が少なくなり、締結ボルトが疲労破壊することもない。また、パイプや弾性保持部材の変形によって締結ボルトの軸力が低下することはなく、締結ボルトが緩み易くなることもない。
請求項に係る発明は、上記の構成に加えて、上記弾性保持部材を、下面に略半円形状の凹溝が形成された上側弾性保持部材と、この上側弾性保持部材の凹溝との間にパイプを挟持する略半円形状の凹溝が上面に形成された下側弾性保持部材とによって構成する。この構成では、弾性保持部材でパイプを保持する時、単に上側弾性保持部材の凹溝と下側弾性保持部材の凹溝との間にパイプを挟むだけでよく、作業が容易なものになる。
請求項に係る発明は、更に、上記カバー部材の天板部の内面及びこれに接触する上側弾性保持部材の上面の少なくとも一方の、弾性保持部材の凹溝に対応した部位に凸条部を形成する構成にする。この構成では、パイプを保持する弾性保持部材の5面をカバー部材で覆い、このカバー部材の天板部及び弾性保持部材を貫通する締結ボルトを被結合部材に結合した状態では上記凸条部によって弾性保持部材の凹溝に対応した部位が締結ボルトの軸力をより強く受けるため、弾性保持部材によるパイプの保持力をその分高めることができる。
請求項に係る発明は、請求項1記載の配管用クランプ装置において、上記カバー部材に、締結ボルトでカバー部材を被結合部材に所定値以上の締め付け力で結合したとき変形を生じる脆弱部を形成する構成にする。この構成では、締結ボルトでカバー部材を被結合部材に所定値以上の締め付け力で結合したとき、つまり強く締め過ぎたときにはカバー部材の側板部の先端が被結合部材に強く圧縮された状態に当接し、このカバー部材の脆弱部が変形を生じるため、締結ボルトの締め過ぎを防止することができる上、カバー部材の側板部先端と被結合部材との間の隙間にバラツキが生じた場合でも安定した締め付けを行うことができる。
ここで、請求項に係る発明は、カバー部材の側板部に脆弱部を形成する場合の1つの具体的な形態を提供するために、上記カバー部材の4つの側板部のうち、パイプの延伸方向の2つの側板部に、それぞれ複数本のパイプに対応して、パイプとの干渉を回避するための複数の逆凹状の切り欠き部を横並びに形成し、この側板部の互いに隣接する2つの切り欠き部に挟まれた部位は、各切り欠き部の隅角部が上記部位の横幅を狭めるように湾曲することで上記脆弱部を構成してなる。
以上のように、本発明の配管用クランプ装置によれば、締結ボルトの軸力が弾性保持部材とその5面を覆うカバー部材の両方によって支えられるため、弾性保持部材の締め付け力ひいてはパイプの保持力を十分に確保することができる上、弾性保持部材の横変形を確実に防止することができる。また、弾性保持部材が、上下2つの部材からなり、その両部材間にパイプを挟持した状態で両部材同士が接触しない構成になっている場合でも締結ボルトの軸力はパイプのみで支えられることはないので、パイプ内の圧力変動に起因する締結ボルトの疲労破壊を防止することができるとともに、パイプや弾性保持部材の変形による締結ボルトの軸力低下を防止することができる。
その上、弾性保持部材でパイプを保持する時、単に上側弾性保持部材の凹溝と下側弾性保持部材の凹溝との間にパイプを挟むだけでよいので、配管作業の容易化に寄与することができるという効果を併有する。
また、締結ボルトを被結合部材に結合した状態でカバー部材の天板部の内面及びこれに接触する上側弾性保持部材の上面の少なくとも一方に設けた凸条部によって弾性保持部材の凹溝に対応した部位が締結ボルトの軸力をより強く受けるため、弾性保持部材によるパイプの保持力をその分高めることができる。
特に、請求項に係る発明では、締結ボルトを強く締め過ぎたときカバー部材の側板部の先端が被結合部材に強く圧縮された状態に当接し、このカバー部材の脆弱部が変形を生じるため、締結ボルトの締め過ぎを防止することができる上、安定した締め付けを行うことができるという効果をも奏する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る配管用クランプ装置のボルト締め付け状態を示す正面図である。 図2は同右側面図である。 図3は同平面図である。 図4は図2のX−X線における断面図である。 図5は上記配管用クランプ装置のボルト締め付け前の状態を示す図1相当図である。 図6は同じく図4相当図である。 図7は上側弾性保持部材の正面図である。 図8は同底面図である。 図9はカバー部材の正面図である。 図10は同右側面図である。 図11は同底面図である。 図12は本発明の第2の実施形態を示す図1相当図である。 図13は同じく図2相当図である。 図14は同じく図3相当図である。 図15は図13のY−Y線における断面図である。 図16は図5相当図である。 図17は図6相当図である。 図18は図7相当図である。 図19は図8相当図である。 図20は図9相当図である。 図21は図10相当図である。 図22は図11相当図である。 図23は本発明の第3の実施形態を示す図1相当図である。 図24は同じく図2相当図である。 図25は同じく図3相当図である。 図26は図24のZ−Z線における断面図である。 図27は図5相当図である。 図28は図6相当図である。 図29は図7相当図である。 図30は図8相当図である。 図31は図9相当図である。 図32は図10相当図である。 図33は図11相当図である。 図34は本発明の第4の実施形態を示す図1相当図である。 図35は同じく図2相当図である。 図36は同じく図3相当図である。 図37は図35のL−L線における断面図である。 図38は図5相当図である。 図39は図6相当図である。 図40は図7相当図である。 図41は図8相当図である。 図42は図9相当図である。 図43は図10相当図である。 図44は図11相当図である。 図45は本発明の別の実施形態を示す図4相当図である。 図46は従来例を示す断面図である。 図47は別の従来例を示す正面図である。
以下、本発明を実施するための形態である実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1ないし図4は本発明の第1の実施形態に係る配管用クランプ装置Aを示し、この配管用クランプ装置Aは、1本のパイプ1を被結合部材2の所定の箇所に固定するためのものである。
上記配管用クランプ装置Aは、パイプ1を中心部にて保持する弾性体、具体的にはゴム又は合成樹脂からなる略直方体状の弾性保持部材11と、この弾性保持部材11の5面(上面、正面、背面、右側面及び左側面)を覆う天板部12aと4つの側板部12b,12c,12d,12eとからなる箱状のカバー部材12と、このカバー部材12の天板部12a及び上記弾性保持部材11を左右2箇所で各々上下方向に貫通して被結合部材1のネジ孔3にねじ込むことでカバー部材12を被結合部材1に結合する左右2本の締結ボルト13,13とを備えている。
上記弾性保持部材11は、下面中央部に略半円形状の凹溝15が形成された上側弾性保持部材16と、この上側弾性保持部材16の凹溝15との間にパイプ1を挟持する略半円形状の凹溝17が上面に形成された下側弾性保持部材18とからなる。上側弾性保持部材16と下側弾性保持部材18とは、上下逆対称の同一形状のものであり、上側弾性保持部材16の場合図7及び図8にも示すように、凹溝15又は17を挟む左右両側に締結ボルト13を貫通させるための一対のボルト孔19,19が設けられている。また、上側弾性保持部材16の上面及び下側弾性保持部材18の下面には、それぞれ凹溝15,17に対応した部位つまり中央部に凸条部20が形成されている。上側弾性保持部材16及び下側弾性保持部材18の各凹溝15,17の深さ寸法は、パイプ1の半径寸法よりも若干小さく設定されていて、この両凹溝15,17間にパイプ1を挟持した状態では上側弾性保持部材16の下面と下側弾性保持部材18の上面とが所定の隙間δを隔てて接触しない構成になっている。
上記カバー部材12は、図9ないし図11にも示すように、各々別々の板材からなる天板部12aと4つの側板部12b〜12eを互いに溶接により接合して箱状に構成されたものであり、このカバー部材12の天板部12aの左右両側には締結ボルト13を貫通させるための一対のボルト孔21,21が設けられている。また、カバー部材12の4つの側板部12b〜12eのうち、パイプ1の延伸方向の2つの側板部12b,12cにはそれぞれパイプ1との干渉を回避するための逆凹状の切り欠き部22が形成されている。カバー部材12の各側板部12b〜12eは、図5及び図6に示す如くカバー部材12で弾性保持部材11の5面を覆いかつ各締結ボルト13を被結合部材2のネジ孔3に強くねじ込んで結合する前の状態では各側板部12b〜12eの先端と被結合部材2との間に若干の隙間δを生じ、図1ないし図4に示す如く各締結ボルト13を被結合部材2のネジ孔3に強くねじ込んで結合した状態では各側板部12b〜12eの先端が被結合部材2に当接するように設けられている。
従って、上記配管用クランプ装置Aにおいては、パイプ1を保持する弾性保持部材11の5面が天板部12aと4つの側板部12b〜12eとからなる箱状のカバー部材12によって覆われ、このカバー部材12の各側板部12b〜12eは、各締結ボルト13を被結合部材2のネジ孔3に強くねじ込んで結合する前の状態では側板部12b〜12eの先端と被結合部材2との間に若干の隙間δを生じ、各締結ボルト13を被結合部材2のネジ孔3に強くねじ込んで結合した状態では側板部12b〜12eの先端が被結合部材2に当接するように設けられているため、各締結ボルト13の軸力は、弾性保持部材11とカバー部材12の両方によって支えられることになる。このため、弾性保持部材11の締め付け力を十分に確保して、弾性保持部材11によるパイプ1の保持力をも十分に確保することができる。また、各締結ボルト13の締め付けによって弾性保持部材11に過度の負荷がかかるのを防止することができる上、弾性保持部材11の5面がカバー部材12によって覆われているので、弾性保持部材11が横変形するのを確実に防止することができる。
さらに、上記弾性保持部材11が本実施形態の如く上下2つの弾性保持部材16,18からなり、その両部材16,18間にパイプ1を挟持した状態で両部材16,18同士が接触しない構成になっている場合でも締結ボルト13の軸力はパイプ1とカバー部材12の両方によって支えられ、パイプ1のみで支えられることはないので、パイプ1内の圧力変動により各締結ボルト13に繰り返し負荷が作用することはなく、締結ボルト13が疲労破壊するのを防止することができる。また、パイプ1や弾性保持部材11の変形によって締結ボルト13の軸力が低下することはなく、締結ボルト13が緩み易くなるのをも防止することができる。
加えて、本実施形態の場合、弾性保持部材11が上下2つの弾性保持部材16,18からなり、この弾性保持部材11でパイプ1を保持する時には、単に上側弾性保持部材16の凹溝15と下側弾性保持部材18の凹溝17との間にパイプ1を挟むだけでよいので、配管作業の容易化に寄与することができる。
また、上記上側弾性保持部材16の上面及び下側弾性保持部材18の下面に、それぞれ各弾性保持部材16,18の凹溝15,17に対応した部位に凸条部20が形成されているため、弾性保持部材11の5面をカバー部材12で覆い、このカバー部材12の天板部12a及び弾性保持部材11を貫通する締結ボルト13を被結合部材2のネジ孔3に強くねじ込んで結合した状態では上記凸条部20によって各弾性保持部材16,18の凹溝15,17に対応した部位が締結ボルト13の軸力をより強く受けることになり、弾性保持部材11によるパイプ1の保持力をその分高めることができる。
(第2の実施形態)
図12ないし図15は本発明の第2の実施形態に係る配管用クランプ装置Bを示し、この配管用クランプ装置Bは、第1の実施形態に係る配管用クランプ装置Aと同じく、1本のパイプ1を被結合部材4の所定の箇所に固定するためのものである。
上記配管用クランプ装置Bは、パイプ1を左右いずれか一方の部分(図で右側部分)で保持する弾性体からなる略直方体状の弾性保持部材31と、この弾性保持部材31の5面を覆う天板部32aと4つの側板部32b,32c,32d,32eとからなる箱状のカバー部材32と、このカバー部材32の天板部32a及び上記弾性保持部材31を、パイプ1を保持する側と反対側(図で左側)の箇所で上下方向に貫通して被結合部材4のネジ孔5にねじ込むことでカバー部材32を被結合部材4に結合する1本の締結ボルト33とを備えている。
上記弾性保持部材31は、下面右側に略半円形状の凹溝35が形成された上側弾性保持部材36と、この上側弾性保持部材36の凹溝35との間にパイプ1を挟持する略半円形状の凹溝37が上面に形成された下側弾性保持部材38とからなる。上側弾性保持部材36と下側弾性保持部材38とは、上下逆対称の同一形状のものであり、上側弾性保持部材36の場合図18及び図19にも示すように、凹溝35又は37と反対側でかつ隣接した部位に締結ボルト33を貫通させるためのボルト孔39が設けられている。また、上側弾性保持部材36の上面及び下側弾性保持部材38の下面には、それぞれ凹溝35,37に対応した部位つまり右側部分に凸条部40が形成されている。上側弾性保持部材36及び下側弾性保持部材38の凹溝35,37の深さ寸法は、パイプ1の半径寸法よりも若干小さく設定されていて、この両凹溝35,37間にパイプ1を挟持した状態では上側弾性保持部材36の下面と下側弾性保持部材38の上面とが所定の隙間δを隔てて接触しない構成になっている。
上記カバー部材32は、図20ないし図22にも示すように、各々別々の板材からなる天板部32aと4つの側板部32b〜32eを互いに溶接により接合して箱状に構成されたものであり、このカバー部材32の天板部32aの左側には締結ボルト33を貫通させるためのボルト孔41が設けられている。また、カバー部材32の4つの側板部32b〜32eのうち、パイプ1の延伸方向の2つの側板部32b,32cにはそれぞれパイプ1との干渉を回避するための逆凹状の切り欠き部42が形成されている。カバー部材32の4つの側板部32b〜32eのうち、締結ボルト33と離れた側(図で右側)の側板部32eを除く側板部32b〜32dは、図16及び図17に示す如くカバー部材32で弾性保持部材31の5面を覆いかつ締結ボルト33を被結合部材4のネジ孔5に強くねじ込んで結合する前の状態では側板部32b〜32dの先端と被結合部材4との間に若干の隙間δを生じ、図12ないし図15に示す如く締結ボルト33を被結合部材4のネジ孔5に強くねじ込んで結合した状態では側板部32b〜32dの先端が被結合部材4に当接するように設けられている。尚、締結ボルト33と離れた側の側板部32eの縦寸法は、他の側板部32b〜32dのそれよりも小さく設定されていて、締結ボルト33を被結合部材4のネジ孔5に強くねじ込んで結合した状態でも側板部32eの先端が被結合部材4に当接しないようになっている。
そして、上記配管用クランプ装置Bにおいても、第1の実施形態に係る配管用クランプ装置Aの場合と同じく、締結ボルト33の軸力が弾性保持部材31とその5面を覆うカバー部材32の両方によって支えられることなどから、弾性保持部材31の締め付け力ひいてはパイプ1の保持力を十分に確保できるとともに、弾性保持部材31の横変形を確実に防止できるなどの効果を奏する。
特に、上記配管用クランプ装置Bの場合、1本の締結ボルト33で弾性保持部材31及びカバー部材32を被結合部材4に結合するものであることから、弾性保持部材31の上側弾性保持部材36の上面及び下側弾性保持部材38の下面に、それぞれ各弾性保持部材36,38の凹溝35,37に対応した部位に凸条部40を形成することは、締結ボルト33の結合状態でこの凸条部40によって各弾性保持部材36,38の凹溝35,37に対応した部位が締結ボルト33の軸力をより強く受けるようにし、もって弾性保持部材31によるパイプ1の保持力を十分に確保する上で有効なものである。
(第3の実施形態)
図23ないし図26は本発明の第3の実施形態に係る配管用クランプ装置Cを示し、この配管用クランプ装置Cは、2本のパイプ1,1を互いに並行に整列した状態で被結合部材6の所定の箇所に固定するためのものである。
上記配管用クランプ装置Cは、2本のパイプ1,1を左右並列に保持する弾性体からなる略直方体状の弾性保持部材51と、この弾性保持部材51の5面を覆う天板部52aと4つの側板部52b,52c,52d,52eとからなる箱状のカバー部材52と、このカバー部材52の天板部52a及び上記弾性保持部材51を、各パイプ1を挟んで中央部と左右両端部の3箇所で各々上下方向に貫通して被結合部材6のネジ孔7にねじ込むことでカバー部材52を被結合部材6に結合する3本の締結ボルト53,53,53とを備えている。
上記弾性保持部材51は、下面の左右2箇所にそれぞれ略半円形状の凹溝55が形成された上側弾性保持部材56と、この上側弾性保持部材56の各凹溝55との間にそれぞれパイプ1を挟持する略半円形状の凹溝57が上面の左右2箇所に形成された下側弾性保持部材58とからなる。上側弾性保持部材56と下側弾性保持部材58とは、上下逆対称の同一形状のものであり、上側弾性保持部材56の場合図29及び図30にも示すように、
凹溝55又は57を挟んで中央部と左右両端部の3箇所に各々締結ボルト53を貫通させるためのボルト孔59が設けられている。また、上側弾性保持部材56の上面及び下側弾性保持部材58の下面には、それぞれ各凹溝55,57に対応した左右2箇所に各々凸条部60が形成されている。上側弾性保持部材56及び下側弾性保持部材58の各凹溝55,57の深さ寸法は、パイプ1の半径寸法よりも若干小さく設定されていて、この両凹溝55,57間にパイプ1を挟持した状態では上側弾性保持部材56の下面と下側弾性保持部材58の上面とが所定の隙間δを隔てて接触しない構成になっている。
上記カバー部材52は、図31ないし図33にも示すように、各々別々の板材からなる天板部52aと4つの側板部52b〜52eを互いに溶接により接合して箱状に構成されたものであり、このカバー部材52の天板部52aの中央部と左右両端部の3箇所にはそれぞれ締結ボルト53を貫通させるためのボルト孔61が設けられている。また、カバー部材52の4つの側板部52b〜52eのうち、パイプ1の延伸方向の2つの側板部52b,52cにはそれぞれパイプ1との干渉を回避するための2つの逆凹状の切り欠き部62,62が横並びに形成されている。カバー部材52の各側板部52b〜52eは、図27及び図28に示す如くカバー部材52で弾性保持部材51の5面を覆いかつ各締結ボルト53を被結合部材6のネジ孔7に強くねじ込んで結合する前の状態では各側板部52b〜52eの先端と被結合部材6との間に若干の隙間δを生じ、図23ないし図26に示す如く締結ボルト53を被結合部材6のネジ孔7に強くねじ込んで結合した状態では各側板部52b〜52eの先端が被結合部材6に当接するように設けられている。
さらに、上記カバー部材52のパイプ延伸方向の各側板部52b,52cの2つの切り欠き部62,62に挟まれた部位は、各切り欠き部62の中心側の隅角部62aが上記部位の横幅を狭めるように中心寄りに湾曲することで脆弱部63を構成しており、この脆弱部63は、締結ボルト53を被結合部材6のネジ孔7に所定値以上の締め付け力によりねじ込んで結合したとき変形を生じるものである。
そして、上記配管用クランプ装置Cにおいても、第1の実施形態に係る配管用クランプ装置Aの場合と同じく、各締結ボルト53の軸力が弾性保持部材51とその5面を覆うカバー部材52の両方によって支えられることなどから、弾性保持部材51の締め付け力ひいてはパイプ1の保持力を十分に確保できるとともに、弾性保持部材51の横変形を確実に防止できるなどの効果を奏する。
特に、上記配管用クランプ装置Cの場合、カバー部材52のパイプ延伸方向の各側板部52b,52cの2つの切り欠き部62,62に挟まれた部位に、各切り欠き部62の中心側の隅角部62aが上記部位の横幅を狭めるように中心寄りに湾曲することで脆弱部63を構成し、締結ボルト53を被結合部材6のネジ孔7に所定値以上の締め付け力によりねじ込んで結合したとき上記脆弱部63が変形を生じるため、締結ボルト53の締め過ぎを防止することができる上、カバー部材52の側板部52b〜52e先端と被結合部材6との間の隙間にバラツキが生じた場合でも安定した締め付けを行うことができるという特有の効果をも奏する。
(第4の実施形態)
図34ないし図37は本発明の第4の実施形態に係る配管用クランプ装置Dを示し、この配管用クランプ装置Dは、第3の実施形態に係る配管用クランプ装置Cと同じく、2本のパイプ1,1を互いに並行に整列した状態で被結合部材8の所定の箇所に固定するためのものである。
上記配管用クランプ装置Dは、2本のパイプ1,1を左右並列に保持する弾性体からなる略直方体状の弾性保持部材71と、この弾性保持部材71の5面を覆う天板部72aと4つの側板部72b,72c,72d,72eとからなる箱状のカバー部材72と、このカバー部材72の天板部72a及び上記弾性保持部材71を、一方(図で左側)のパイプ1を挟んで中央部と一端部(図で左側端部)の2箇所で各々上下方向に貫通して被結合部材8のネジ孔9にねじ込んでカバー部材72を被結合部材8に結合する2本の締結ボルト73,73とを備えている。
上記弾性保持部材71は、下面の左右2箇所にそれぞれ略半円形状の凹溝75が形成された上側弾性保持部材76と、この上側弾性保持部材76の各凹溝75との間にそれぞれパイプ1を挟持する略半円形状の凹溝77が上面の左右2箇所に形成された下側弾性保持部材78とからなる。上側弾性保持部材76と下側弾性保持部材78とは、上下逆対称の同一形状のものであり、上側弾性保持部材76の場合図40及び図41にも示すように、
一方(図で左側)の凹溝75又は77を挟んで中央部と一端部の2箇所に各々締結ボルト73を貫通させるためのボルト孔79が設けられている。また、上側弾性保持部材76の上面及び下側弾性保持部材78の下面には、それぞれ各凹溝75,77に対応した左右2箇所に各々凸条部80が形成されている。上側弾性保持部材76及び下側弾性保持部材78の各凹溝75,77の深さ寸法は、パイプ1の半径寸法よりも若干小さく設定されていて、この両凹溝75,77間にパイプ1を挟持した状態では上側弾性保持部材76の下面と下側弾性保持部材78の上面とが所定の隙間δを隔てて接触しない構成になっている。
上記カバー部材72は、図42ないし図44にも示すように、各々別々の板材からなる天板部72aと4つの側板部72b〜72eを互いに溶接により接合して箱状に構成されたものであり、このカバー部材72の天板部72aの中央部と一端部の2箇所にはそれぞれ締結ボルト73を貫通させるためのボルト孔81が設けられている。また、カバー部材72の4つの側板部72b〜72eのうち、パイプ1の延伸方向の2つの側板部72b,72cにはそれぞれパイプ1との干渉を回避するための2つの逆凹状の切り欠き部82,82が横並びに形成されている。カバー部材72の4つの側板部72b〜72eのうち、締結ボルト73のない側(図で右側)の側板部72eを除く側板部72b〜72dは、図38及び図39に示す如くカバー部材72で弾性保持部材71の5面を覆いかつ各締結ボルト73を被結合部材8のネジ孔9に強くねじ込んで結合する前の状態では側板部72b〜72dの先端と被結合部材8との間に若干の隙間δを生じ、図34ないし図37に示す如く締結ボルト73を被結合部材8のネジ孔9に強くねじ込んで結合した状態では側板部72b〜72dの先端が被結合部材8に当接するように設けられている。尚、締結ボルト73のない側の側板部72eの縦寸法は、他の側板部72b〜72dのそれよりも小さく設定されていて、締結ボルト73を被結合部材8のネジ孔9に強くねじ込んで結合した状態でも側板部72eの先端が被結合部材8に当接しないようになっている。
さらに、上記カバー部材72のパイプ延伸方向の各側板部72b,72cの2つの切り欠き部82,82に挟まれた部位は、各切り欠き部82の中心側の隅角部82aが上記部位の横幅を狭めるように中心寄りに湾曲することで脆弱部83を構成しており、この脆弱部83は、締結ボルト73を被結合部材8のネジ孔9に所定値以上の締め付け力によりねじ込んで結合したとき変形を生じるものである。
そして、上記配管用クランプ装置Dにおいても、第1の実施形態に係る配管用クランプ装置Aの場合と同じく、各締結ボルト73の軸力が弾性保持部材71とその5面を覆うカバー部材72の両方によって支えられることなどから、弾性保持部材71の締め付け力ひいてはパイプ1の保持力を十分に確保できるとともに、弾性保持部材71の横変形を確実に防止できるなどの効果を奏する。
また、第3の実施形態に係る配管用クランプ装置Cの場合と同じく、カバー部材72のパイプ延伸方向の各側板部72b,72cの2つの切り欠き部82,82に挟まれた部位に、各切り欠き部82の中心側の隅角部82aが上記部位の横幅を狭めるように中心寄りに湾曲することで脆弱部83を構成し、締結ボルト73を被結合部材8のネジ孔9に所定値以上の締め付け力によりねじ込んで結合したとき上記脆弱部83が変形を生じるため、締結ボルト73の締め過ぎを防止することができる上、カバー部材72の側板部72b〜72e先端と被結合部材8との間の隙間にバラツキが生じた場合でも安定した締め付けを行うことができるという特有の効果をも奏する。
尚、本発明は上記第1〜第4の実施形態に限定されるものではなく、その他種々の形態を包含するものである。例えば上記各実施形態では、弾性保持部材11,31,51,71の5面を覆う箱状のカバー部材12,32,52,72を被結合部材2,4,6,8に締結ボルト13,33,53,73で結合するに当たり、いずれもカバー部材12,32,52,72の天板部12a,32a,52a,72a及び弾性保持部材11,31,51,71にそれぞれボルト孔21,41,61,81及び19,39,59,79を設け、締結ボルト13,33,53,73をこの両ボルト孔21,41,61,81及び19,39,59,79に挿入し、被結合部材2,4,6,8に設けたネジ孔3,5,7,9にねじ込むように構成したが、本発明は、例えば図45に示すように、1本のパイプ1を被結合部材101に固定する配管用クランプ装置Eにおいて、被結合部材101のパイプ1を挟む左右両側部にそれぞれボルト孔102を設ける一方、パイプ1を保持する弾性保持部材111の5面を覆うカバー部材112のパイプ1を挟む左右両側の側板部112d,112eの厚みを、カバー部材112の天板部112a及び他の側板部のそれよりも大きく設定し、この左右両側の側板部112d,112eにそれぞれネジ孔103を設け、締結ボルト113を上記被結合部材101のボルト孔102に挿入し、カバー部材112の側板部112b,112cのネジ孔103にねじ込むことでカバー部材112を被結合部材101に結合するように構成してもよい。
また、上記各実施形態では、パイプ1を保持する略直方体状の弾性保持部材11,31,51,71は、いずれも下面に略半円形状の凹溝15,35,55,75が形成された上側弾性保持部材16,36,56,76と、この上側弾性保持部材16,36,56,76の凹溝15,35,55,75との間にパイプ1を挟持する略半円形状の凹溝17,37,57,77が上面に形成された下側弾性保持部材18,38,58,78とからなる場合について述べたが、本発明は、例えば背景技術の項で例示した特許文献1の如くパイプを保持するための上面に開口する保持凹部を有する略直方体状の弾性保持部材を用いてもよい。また、上側弾性保持部材16,36,56,77と下側弾性保持部材18,38,58,78とは、上記各実施形態の如く上下逆対称の同一形状に限らないのは勿論である。
さらに、上記各実施形態では、略直方体状の弾性保持部材11,31,51,71の5面を覆う箱状のカバー部材12,32,52,72を、各々別々の板材からなる天板部12aと4つの側板部12b〜12eを互いに溶接により接合して箱状に構成したが、本発明は、これに限らず、プレス加工などによって1つの部材によって構成してもよいのは言うまでもない。
加えて、上記各実施形態では、いずれも1本又は2本のパイプ1を所定の位置に固定するための配管クランプ装置A〜Dに適用した場合について述べたが、本発明は、3本以上のパイプを互いに整列状態に結束したり、あるいは結束した状態で所定の箇所に固定したりするための配管用クランプ装置にも提供することができる。この場合、締結ボルトと結合されかつ弾性保持部材及び箱状のカバー部材の側板部と接触する被結合部材としては、締結ボルトが貫通するボルト孔を有するプレート板などがこれに該当することになる。
A,B,C,D,E 配管用クランプ装置
1 パイプ
2,4,6,8,101 被結合部材
11,31,51,71,111 弾性保持部材
12,32,52,72,112 カバー部材
12a,32a,52a,72a,112a 天板部
12b〜12e,32b〜32e,52b〜52e,72b〜72e,112d,112e 側板部
13,33,53,73,113 締結ボルト
15,17,35,37,55,57,75,77 凹溝
16,36,56,76 上側弾性保持部材
18,38,58,78 下側弾性保持部材
20,40,60,80 凸条部
62,82 切り欠き部
62a,82a 隅角部
63,83 脆弱部
δ,δ,δ,δ 隙間

Claims (2)

  1. 1本又は複数本のパイプを所定の箇所に固定したり、複数本のパイプを互いに整列状態に結束したり、あるいは結束した状態で所定の箇所に固定したりするための配管用クランプ装置であって、
    上記パイプを保持する弾性体からなる略直方体状の弾性保持部材と、
    この弾性保持部材の5面を覆う天板部と4つの側板部とからなる箱状のカバー部材と、
    このカバー部材を被結合部材に結合する締結ボルトとを備えており、
    上記カバー部材の側板部は、カバー部材で弾性保持部材を覆いかつ締結ボルトでカバー部材を被結合部材に結合する前の状態では側板部の先端と被結合部材との間に若干の隙間を生じ、締結ボルトでカバー部材を被結合部材に結合した状態では側板部の先端が被結合部材に当接するように設けられており、
    上記弾性保持部材は、下面に略半円形状の凹溝が形成された上側弾性保持部材と、この上側弾性保持部材の凹溝との間にパイプを挟持する略半円形状の凹溝が上面に形成された下側弾性保持部材とからなり、
    上記カバー部材の天板部の内面及びこれに接触する上側弾性保持部材の上面の少なくとも一方には、弾性保持部材の凹溝に対応した部位に凸条部が形成されていることを特徴とする配管用クランプ装置。
  2. 上記カバー部材の4つの側板部のうち、パイプの延伸方向の2つの側板部には、それぞれ複数本のパイプに対応して、パイプとの干渉を回避するための複数の逆凹状の切り欠き部が横並びに形成されており、この側板部の互いに隣接する2つの切り欠き部に挟まれた部位は、各切り欠き部の隅角部が上記部位の横幅を狭めるように湾曲することで脆弱部を構成しており、この脆弱部は、締結ボルトでカバー部材を被結合部材に所定値以上の締め付け力で結合したとき変形を生じるものである請求項1記載の配管用クランプ装置。
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