JP4963128B2 - クローラの連結構造 - Google Patents

クローラの連結構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4963128B2
JP4963128B2 JP2009267148A JP2009267148A JP4963128B2 JP 4963128 B2 JP4963128 B2 JP 4963128B2 JP 2009267148 A JP2009267148 A JP 2009267148A JP 2009267148 A JP2009267148 A JP 2009267148A JP 4963128 B2 JP4963128 B2 JP 4963128B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
wedge
notch
connection structure
portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009267148A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011110982A (ja
Inventor
宏司 岩崎
哲也 増田
安孝 前釜
元 大内
義宏 井上
泰夫 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2009267148A priority Critical patent/JP4963128B2/ja
Publication of JP2011110982A publication Critical patent/JP2011110982A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4963128B2 publication Critical patent/JP4963128B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)

Description

本発明は、建設機械等の装軌機械に適用され、隣接する1対のクローラの側部に突出する2つの軸部同士を嵌合させて履板を連結するクローラの連結構造に関する。
隣接する1対の履板の2つの軸部同士を嵌合させて該履板を連結するクローラの連結構造の1つとして、特許文献1(特表2004−532160号公報)がある。
特許文献1においては、2本のピンを備えたエンドコネクタにおいて、該エンドコネクタの使用時には、エンドコネクタのテンションねじのねじ込み過ぎやねじ込み不足等の誤動作から生じる、エンドコネクタの滑りによる軌道分離の危険性を回避するため、2本の横ピンを前記2本のピンに斜めに固定して、該横ピンを前記テンションねじの外面によって支承するように構成されている。
特表2004−532160号公報
しかしながら、前記特許文献1において、例えば、図1〜2では、2本のピンを備えたエンドコネクタにおける、該エンドコネクタの滑りによる軌道分離の危険性を回避するため、2本の横ピンを前記2本のピンで固定し、該横ピンをテンションねじの外面によって支承していることから、テンションねじは横ピンによって支持されており、テンションねじと2本の横ピンとは線接触であるため、横ピンへの負荷が大きく破損し易い。横ピンが破損するとテンションねじの固定が無くなるため、エンドコネクタが脱落し易い。
何れにしても、特許文献1においては、テンションねじとピンの組み合わせが、隣接する1対の履板の側部に突出する2つの軸部同士を嵌合させる場合、2つの軸部(ピン部)と切り欠いた1対の切欠面を形成し、かかる切欠面を利用したクローラの連結構造は示されていない。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、2つの軸部を切り欠いた1対の切欠面を形成し、かかる切欠面を利用して、前記軸部の結合を確実に且つ締付け要具の抜け止めがなされたクローラの連結構造を提供することを目的とする。
本発明はかかる目的を達成するもので、隣接する1対の履板の側部に突出する2つの軸部同士を嵌合させて該履板を連結するクローラの連結構造において、前記2つの軸部の対面する部位を面状に切り欠いた1対の切欠面と、該切欠面と係合する係合凸部を軸挿入内周側に設けた軸***体状のコネクタと、該コネクタの前記軸挿入内周部と軸外周部間の空間を圧縮する方向に締め付けるとともに、前記1対の係合凸部と前記切欠面とを接触させる締付け要具とを備えたことを特徴とする。
特に、かかる発明において、具体的には次のように構成する。
前記コネクタを前記軸部の横断方向に2分割して下方側のコネクタにネジ穴を形成し、前記2分割したコネクタの一方側に前記係合凸部を設け、前記切欠面を上方から前記係合凸部を挿入して該切欠面と係合凸部を当接可能に構成し、前記締付け要具を前記コネクタを貫通させて前記ネジ穴に螺合して締め付けることにより、前記係合凸部と前記切欠面とを当接固定するとともに前記2分割したコネクタ同士を締着する。
また、本発明は、
隣接する1対の履板の側部に突出する2つの軸部同士を嵌合させて該履板を連結するクローラの連結構造において、前記2つの軸部の対面する部位を面状に切り欠いた1対の切欠面と、該切欠面と係合する係合部を両端に設け締付け要具の挿入孔が穿孔されたウェッジと、前記切欠面及びウェッジを覆い下部にネジ穴が設けられた軸***体状のコネクタと、前記コネクタの上部から前記ウェッジの挿入孔に挿入されさらに前記コネクタの下部に形成されたネジ穴に螺合される締付け要具とを備え、前記締付け要具を前記コネクタのネジ穴に螺合させて締付けることにより、前記ウェッジの係合部と前記切欠面とを当接させるように構成したことを特徴とする。
かかる発明において、具体的には次のように構成する。
(1)前記1対の切欠面と前記ウェッジの係合部との係合面は、前記2つの軸部に軸方向に移動不能な平面にて形成され、前記締付け要具により前記コネクタとウェッジを該コネクタのネジ穴に螺合させて締め付けることにより、前記平面を当接し固定する。
(2)前記切欠面を前記2つの軸部の対面する部位を面状に且つ軸の先端部まで切欠き、その切欠面に前記ウェッジを切欠面に沿って挿入可能にして、該ウェッジの係合部と前記切欠面とを係合させる締付け要具とを備える。
また、本発明は、隣接する1対の履板の側部に突出する2つの軸部同士を嵌合させて該履板を連結するクローラの連結構造において、前記2つの軸部の対面する部位を面状に切り欠いた1対の切欠面と、該切欠面と係合する係合部を両側部に設けた締付け要具と、前記係合部を覆う軸***体状のコネクタとを備え、前記締付け要具を前記コネクタの上端部外周から該コネクタを貫通して前記コネクタの下端部に形成されたネジ穴に螺合させることにより、該締付け要具の係合部と切欠面とを当接させる特徴とする。
本発明によれば、2つの軸部の対面する部位を面状に切り欠いた1対の切欠面と、該切欠面と係合する係合凸部を軸挿入内周側にそれぞれ設けた軸***体状のコネクタと、該コネクタの前記係合凸部間の軸間隣接空間に、該空間を圧縮する方向に締付けて前記1対の係合凸部と前記切欠面とを当接させて固定する締付け要具とを備え、具体的には、コネクタを軸部の横断方向に2分割して下方側のコネクタにネジ穴を形成し、前記2分割したコネクタの一方側に係合凸部を設け、切欠面を上方から前記係合凸部を挿入して該切欠面と係合凸部を当接可能に構成し、締付け要具をコネクタに貫通させてネジ穴に螺合して締め付けることにより、前記係合凸部と前記切欠面とを当接固定するとともに前記2分割したコネクタ同士を締着したので、2分割したコネクタの一方側に係合凸部を設け、該係合凸部を上方から切欠面に当接可能に構成することにより、切欠面と係合凸部とを確実に当接できる。
また、前記切欠面を係合凸部で係止して相対回転不能に支持されているので、軸の周り止めが確実にできる。また、締付け要具が脱落しない限りは、コネクタの抜け出しを防止できる。
また、本発明によれば、2つの軸部の対面する部位を面状に切り欠いた1対の切欠面と、該切欠面と係合する係合部を両端に設け、締付け要具の挿入孔が穿孔されたウェッジと、前記切欠面及びウェッジを覆う軸***体状のコネクタと、前記コネクタの上部から前記ウェッジの挿入孔に挿入されさらに前記コネクタの下部に形成されたネジ穴に螺合される締付け要具とを備えて、さらに具体的には、1対の切欠面とウェッジの係合部との係合面は、2つの軸部に軸方向に移動不能な平面にて形成され、前記締付け要具により前記コネクタとウェッジを、該コネクタにネジ穴に螺合させて締め付けることにより、前記平面が当接するように構成されたので、
締付け要具をコネクタのネジ穴に螺合させて締付けることにより、ウェッジの係合部と前記切欠面とを確実に当接固定させることができ、さらに軸***体状で1体のコネクタで切欠面及びウェッジを覆い、該ウェッジを2つの軸部の切欠面に嵌めこみ、締付け要具によりコネクタとウェッジを該コネクタのネジ穴に螺合させて締め付けることにより、ウェッジの係合部と軸部の切欠面を当接したことで、ウェッジの係合部と軸部の切欠面を緩み無く確実に当接できて、かかる当接により軸の周り止めが確実にできる。さらに、該締付け要具の緩みの発生を防止できる。また、締付け要具が脱落しない限りは、コネクタの抜け出しを防止できる。
また、本発明は、前記切欠面を前記2つの軸部の対面する部位を面状に且つ軸の先端部まで切欠き、その切欠面に前記ウェッジを切欠面に沿って挿入可能にして、該ウェッジの係合部と前記切欠面とを係合させる締付け要具とを備えるように構成すれば、軸にコネクタを嵌めてからウェッジを外から入れることができるため、切欠面とウェッジの係合部との組立てが簡単となる。
また、本発明は、2つの軸部の対面する部位を面状に切り欠いた1対の切欠面と、該切欠面と係合する係合部を両側部に設けた締付け要具と、前記係合部を覆う軸***体状のコネクタとを備えたので、切欠面と係合する係合部を両側部に設けた締付け要具に、前記切欠面と係合する係合部を形成して、前記締付け要具を前記コネクタの上端部外周から該コネクタを貫通して前記コネクタの下端部に形成されたネジ穴に螺合させることにより、該締付け要具の係合部と切欠面とを確実に当接させることができる。従って切欠面と係合する係合部を締付け要具に形成できるので構造が簡単になる。
本発明の第1実施例にかかるクローラの連結構造部の構成図で、(A)は前記クローラの連結構造部の斜視図、(B)は連結構造部の側面図(A矢視図)、(C)は連結構造部の断面図である。 本発明の第2実施例にかかるクローラの連結構造部の構成図で、(A)は前記クローラの連結構造部の斜視図、(B)は連結構造部の側面図(A矢視図)、(C)は連結構造部の断面図である。 本発明の第3実施例にかかるクローラの連結構造部の構成図で、(A)は前記クローラの連結構造部の斜視図、(B)は連結構造部の側面図(A矢視図)である。 本発明の第4実施例にかかるクローラの連結構造部の構成図で、(A)は前記クローラの連結構造部の斜視図、(B)は連結構造部の側面図(A矢視図)、(C)は連結構造部の断面図である。 本発明にかかるクローラの部分斜視図である。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図5は本発明にかかる履帯の部分斜視図である。図5において200はクローラ(履帯)、50は履板で、該履板50が帯状に連結されて前記クローラ200を構成する。100は本発明の対象となるクローラの連結構造部である。1は互いに平行な軸で、該軸1,1を連続的にコネクタ3を用いて連結することによりクローラの連結構造部100を構成している。
図1は本発明の第1実施例にかかるクローラの連結構造部の構成図で、(A)は前記クローラの連結構造部の斜視図、(B)は連結構造部の側面図(A矢視図)、(C)は連結構造部の断面図である。
図1において、前記クローラの連結構造部100は隣接する対をなす履板50の側部に突出する2つの軸1,1同士を以下のように嵌合させて構成される。
前記2つの軸1,1には、互いに対向する部位の一定長さを面状に切り欠いた1対の切欠面1a1aが形成されている。この切欠面1a1aは、後述するコネクタ3a,3bを嵌め合わせたとき、互いに向かい合うように形成される。
3a,3bは軸***体状(繭状断面)を有するコネクタで、前記軸1の横断方向(軸1、1を横切るように)に2分割してなり、後述するボルト2により一体に締着している。
前記コネクタ3a,3bの下方側のコネクタ3bにネジ穴3zを形成し、コネクタの上方側3aに1対の係合凸部3d3dを設けている。該係合凸部3d3dと前記切欠面1a,1aとの係合面は、前記2つの軸1,1に軸方向に移動不能な平面3d1aにて形成されている。
そして、図1(C)のように上方から前記係合凸部3d3dを挿入し、該係合凸部3d3dが軸1,1の切欠面1a,1aに当接するようにしている。
そして、前記コネクタ3aには挿入孔(キリ穴)3sが形成されており、ボルト2をコネクタ3aの上部から、挿入孔3sを貫通して、前記コネクタ3bのネジ穴3zに直接締め付けることにより、前記係合凸部3d3dと前記切欠面1a,1aとを当接固定できるとともに、かかる締め付けにより前記2分割したコネクタ3a,3b同士を締着する。
以上の第1実施例によれば、コネクタ3a,3bを軸1,1の横断方向に2分割して下方側のコネクタ3bにネジ穴3zを形成し、前記2分割したコネクタ3aの上方側に係合凸部3d3dを設け、切欠面1a,1aを上方から前記係合凸部3d3dに挿入して、前記ボルト2により、コネクタ3a,3bの挿入孔(キリ穴)3sを貫通させてから、ネジ穴3zにて締め付け、これにより、該切欠面1a,1aと係合凸部3d3dとを当接させるように構成している。
従って、ボルト2を、前記コネクタ3a,3bの挿入孔(キリ穴)3sを貫通させてから、ネジ穴3zにて締め付けているので、ボルト2により、前記2分割したコネクタ3a,3b同士を確実に締着することができる。
また、前記のように、ボルト2を、前記コネクタ3a,3bの挿入孔(キリ穴)3sを貫通させてから、ネジ穴3zにて締め付けたので、該係合凸部3d、3dと前記切欠面1a,1aとを、確実に当接させることができる。
また、前記切欠面1a,1aを係合凸部3d3dで係止して相対回転不能に支持されているので、軸1,1の周り止めを確実に行うことができる。
即ち、かかる実施例においては、切欠面1a,1aと係合凸部3d、3dとを当接して軸1,1の回転を阻止しているので、回転部分の強度が前記特許文献1(特表2004−532160号公報)よりも強い。
また、前記ボルト2が脱落しない限りコネクタ3a,3bが抜けるのを防止できる。
図2は本発明の第2実施例にかかるクローラの連結構造部の構成図で、(A)は前記クローラの連結構造部の斜視図、(B)は連結構造部の側面図(A矢視図)、(C)は連結構造部の断面図である。
図2において、前記クローラの連結構造部100は、隣接する覆板50の側部に突出する2つの軸1,1同士を以下のように嵌合させて構成される。
前記2つの軸1,1には、互いに対向する部位の一定長さを面状に切り欠いた1対の切欠面1a1aが形成されている。この切欠面1a1aは、後述するコネクタ3bを嵌め合わせたとき、互いに向かい合うように形成される。
3は軸***体状(繭状断面)を有するコネクタであり、上部に挿入孔3s(キリ穴)が形成され、下部にネジ穴3zが形成される。4はウェッジで、前記切欠面1a1aと係合する係合部4bを両端に設け、中央にボルト2の挿入孔4z(キリ穴)が穿孔されている。そして、図2(C)にように、前記1対の切欠面1a1aと前記ウェッジ4の係合部4bとの係合面は、前記2つの軸1,1に軸方向に移動不能な平面1a4bにて形成されている。
また、前記軸***体状のコネクタ3により、前記切欠面1a1a及びウェッジ4の係合部4bとの係合面を覆っている。
2はボルトで、該ボルト2を、前記コネクタ3の挿入孔3s及びウェッジ4の挿入孔4zをそれぞれ貫通して、前記ネジ穴3zに螺合させ、該ネジ穴3zにて締め付け、かかるボルト2の締付力により、前記軸1,1の切欠面1a1aとウェッジ4の係合部4b4bとを面接着させる。
以上の第2実施例によれば、1対の切欠面1a1aとウェッジ4の係合部4bとの係合面は、2つの軸1,1に軸方向に移動不能な平面1a4bにて形成されている。
従って、ボルト2を、前記コネクタ3の挿入孔3s及びウェッジ4の挿入孔4zをそれぞれ貫通して、前記ネジ穴3zに螺合させ、該ネジ穴3zにて締め付けることによって、該ボルト2の締付力により、前記平面1a4bを確実に当接させることができる。
さらに軸***体状で1体のコネクタ3で、切欠面1a1a及びウェッジ4を覆った上で、該ウェッジ4を2つの軸1,1の切欠面1a1aに嵌めこみ、前記のように、ボルト2を、コネクタ3の挿入孔3s及びウェッジ4の挿入孔4zにそれぞれ貫通して、該ネジ穴3zにて締め付けることにより、前記切欠面1a,1aを係合部4b,4bで係止して相対回転不能に支持したので、軸1,1の周り止めを確実に行うことができる。
また、切欠面1a,1aと係合部4bとを面接触して軸1,1の回転を阻止しているので、回転部分の強度が前記特許文献1(特表2004−532160号公報)よりも強い。
さらにボルト2が脱落しない限りは、コネクタ3の抜け出しを防止できる。
図3は本発明の第3実施例にかかるクローラの連結構造部の構成図で、(A)は前記クローラの連結構造部の斜視図、(B)は連結構造部の側面図(A矢視図)である。
図3において、この第3実施例においては、前記切欠面1a1aを前記2つの軸1,1の対面する部位を面状に且つ軸の先端部まで切欠いている。
そして、その切欠面1a1aに、前記第2実施例と同様な構成を有するウェッジ4を、切欠面1a1aに沿って(図3のZ矢方向)に挿入可能にしている。
また、ボルト2を、コネクタ3の上部に形成された挿入孔(キリ穴)3sから前記ウェッジ4の挿入孔(キリ穴)4zを貫通して、コネクタ3の下部に穿孔したネジ穴3zにねじ込むことにより、ウェッジ4の係合部4bと前記切欠面1a1aとを当接させている。
その他の構成、作用効果は前記第2実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
以上の第3実施例によれば、切欠面1a1aを前記2つの軸1,1の対面する部位を面状に且つ軸の先端部まで切欠き、その切欠面1a1aに前記ウェッジ4を、該切欠面1a1aに沿って挿入可能にして、ボルト2により、前記ウェッジ4の挿入孔(キリ穴)4zを貫通して、コネクタ3の下部に穿孔したネジ穴3zに締めこむことにより、該ウェッジ4の係合部4bと前記切欠面1a1aとを当接させるので、軸1,1にコネクタ3を嵌めてからウェッジ4を外から入れることができるため、組立が簡単である。
即ち軸1,1の先端部まで切欠いた切欠面1a1aと、ウェッジ4の係合部4bを、軸1,1の先端部から該切欠面1a1aに一致させて、コネクタ3を嵌めることができ、切欠面1a1aとウェッジ4の係合部4bとの組立てが簡単である。
また、ボルト2を、前記のように、コネクタ3の挿入孔3s及びウェッジ4の挿入孔4zをそれぞれ貫通して、前記ネジ穴3zに螺合させ、該ネジ穴3zにて締め付けることにより、前記切欠面1a,1aを係合部4b、4bで係止して相対回転不能に支持したので、軸1,1の周り止めが可能となる。
尚、切欠面1a,1aと係合部4bとを当接して軸1,1の回転を阻止しているので、回転部分の強度が前記特許文献1(特表2004−532160号公報)よりも強い。
図4は本発明の第4実施例にかかるクローラの連結構造部の構成図で、(A)は前記クローラの連結構造部の斜視図、(B)は連結構造部の側面図(A矢視図)、(C)は連結構造部の断面図である。
図4において、2つの軸1,1には、図4(C)のように、互いに対向する部位を後述するボルト2の軸線に平行方向に一定長さを面状に切り欠いた1対の切欠面1a1aが形成されている。
3は軸***体状(繭状断面)を有するコネクタであり、上部に挿入孔(キリ穴)3s、下部にネジ穴3zが形成される。2はボルトで、その両側には前記切欠面1a1aとの係合部2u2uを設けている。そして、図4(C)のように、前記ボルト2を前記コネクタ3の上端部外周から該コネクタ3の挿入孔3s(キリ穴)を貫通して、前記コネクタ3の下端部に形成されたネジ穴3zに螺合することにより、前記切欠面1a1aと係合部2u2uを接触させている。
尚、前記係合部2u2uを、ボルト2の外径のネジ部で構成してもよい。
以上の第4実施例によれば、2つの軸1,1の対面する部位を、ボルト2の軸線に平行方向に一定長さを面状に切り欠いた1対の切欠面1a1aと、該切欠面1a1aと係合する係合部2u2uを両側部に設けたボルト2と、前記切欠面1a1a及び係合部2u2uを覆う軸***体状のコネクタ3とを備えたので、ボルト2に設けた係合部2u2uと切欠面1a1aとを接触させることができる。
従って前記ボルト2を、前記コネクタ3の上端部外周から該コネクタ3を貫通して前記コネクタ3の下端部に形成されたネジ穴3zに螺合させることにより、該ボルト2の係合部2u2uと切欠面1a1aとを接触させて、軸1,1の周り止めが可能となる。
このように、切欠面1a1aと係合する係合部2u2uをボルト2に形成できるので構造が簡単であり、さらに部品数が少ないため組立てが簡単になる。
また、切欠面1a,1aと係合部2u2uとを当接して軸1,1の回転を阻止しているので、回転部分の強度が前記特許文献1(特表2004−532160号公報)よりも強い。
本発明によれば、2つの軸部を切り欠いた1対の切欠面を形成し、かかる切欠面を利用して、前記軸部の結合を確実にしたクローラの連結構造を提供できる。
1 軸
1a 切欠面
2 ボルト
2a ネジ
2s,3a 挿入孔(キリ穴)
2u 係合部
3,3a,3b コネクタ
3b 係合部
3d 係合凸部
4 ウェッジ
50 履板
100 クローラの連結構造部
200 クローラ

Claims (3)

  1. 隣接する1対の履板の側部に突出する2つの軸部同士を嵌合させて該履板を連結するクローラの連結構造において、前記2つの軸部の対面する部位を面状に切り欠いた1対の切欠面と、該切欠面と係合する係合部を両端に設け締付け要具の挿入孔が穿孔されたウェッジと、前記切欠面及びウェッジを覆い下部にネジ穴が設けられた軸***体状のコネクタと、前記コネクタの上部から前記コネクタの上部の挿入孔及び前記ウェッジの挿入孔に挿入され、さらに前記コネクタの下部に形成されたネジ穴に螺合される締付け要具とを備え、前記1対の切欠面は上向きのテーパ状に形成され、前記ウェッジ両端の係合部は下向きのテーパ状に形成されており、前記締付け要具を前記コネクタの上部の挿入孔及び前記ウェッジの挿入孔に挿入し、前記コネクタの下部のネジ穴に螺合させて締付けることにより、前記ウェッジの係合部と前記切欠面とを当接させるように構成したことを特徴とするクローラの連結構造。
  2. 前記1対の切欠面と前記ウェッジの係合部との係合面は、前記2つの軸部に軸方向に移動不能な平面にて形成され、前記締付け要具により前記コネクタとウェッジを該コネクタのネジ穴に螺合させて締め付けることにより、前記平面を当接固定することを特徴とする請求項1記載のクローラの連結構造。
  3. 前記切欠面を前記2つの軸部の対面する部位を面状に且つ軸の先端部まで切欠き、その切欠面に前記ウェッジを切欠面に沿って挿入可能にして、該ウェッジの係合部と前記切欠面とを係合させる締付け要具とを備えたことを特徴とする請求項1記載のクローラの連結構造。
JP2009267148A 2009-11-25 2009-11-25 クローラの連結構造 Active JP4963128B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009267148A JP4963128B2 (ja) 2009-11-25 2009-11-25 クローラの連結構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009267148A JP4963128B2 (ja) 2009-11-25 2009-11-25 クローラの連結構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011110982A JP2011110982A (ja) 2011-06-09
JP4963128B2 true JP4963128B2 (ja) 2012-06-27

Family

ID=44233654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009267148A Active JP4963128B2 (ja) 2009-11-25 2009-11-25 クローラの連結構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4963128B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103612680A (zh) * 2013-11-29 2014-03-05 青岛开世密封工业有限公司 一种分体组合式橡胶履带及其制备方法
CN103832497A (zh) * 2014-03-25 2014-06-04 北京北方车辆集团有限公司 一种车辆端联器组件
KR101930575B1 (ko) * 2014-11-28 2018-12-18 엘에스엠트론 주식회사 커넥터 어셈블리의 이탈 방지구조를 가지는 무한 궤도
CN108016519B (zh) * 2017-12-20 2023-07-14 佛山科学技术学院 一种履带行进装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB571723A (en) * 1942-12-04 1945-09-06 Frank Edwill Burgess Tread unit for endless tracks of vehicles
DE1234557B (de) * 1965-09-08 1967-02-16 Schmiede Und Stanzwerk Halver Verbinder-Gleiskette, insbesondere fuer Panzerfahrzeuge
DE1605585A1 (de) * 1966-07-22 1971-03-11 Diehl Kg Zweigwerk Der Fa Dieh Verbindergleiskette
JPS4720495Y1 (ja) * 1968-07-04 1972-07-10
DE1950947C3 (de) * 1969-10-09 1973-11-22 Ruf, Walter, Dipl.-Ing., Bottighofen, Thurgau (Schweiz) Gleiskette
JPS5243061Y2 (ja) * 1972-08-29 1977-09-30
DE2614691C3 (de) * 1976-04-05 1978-12-14 Pietzsch, Ludwig, Dr.-Ing., 7500 Karlsruhe Gleiskette
SE424173B (sv) * 1976-04-05 1982-07-05 Pietzsch Ludwig Drivband med bandlenkar
JPS5687381U (ja) * 1979-12-07 1981-07-13
JPS58126286U (ja) * 1982-02-22 1983-08-27 株式会社小松製作所 装軌車両の履帯リンク装置
US4910990A (en) * 1987-06-18 1990-03-27 Delio Ralph D Apparatus for making substantially forged articles such as tank tread connectors
US4838623A (en) * 1987-09-24 1989-06-13 Fmc Corporation Connector with spring retention device
FR2703017B1 (fr) * 1993-03-24 1995-06-02 Giat Ind Sa Dispositif de connexion pour chenille de véhicule.
US6290313B1 (en) * 2000-05-22 2001-09-18 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Track end connector

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011110982A (ja) 2011-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4963128B2 (ja) クローラの連結構造
US7431343B2 (en) Joint structure for quickly connecting corrugated pipe
US20080187409A1 (en) Fastening Element
US9163378B2 (en) Pin retainer for dragline pins
CN102823093A (zh) 具有用于电缆的铠装件的夹紧装置的电缆螺纹接头
JP5021437B2 (ja) 鋼管杭接続構造
WO2008084894A1 (en) Pipe coupling
US7467814B2 (en) Flange
US20130239757A1 (en) Rotatable tool handle
JP2009108872A (ja) 棒状部材に対する部材取付け構造
KR101445417B1 (ko) 체결구조 및 그에 포함된 체결볼트
KR200390745Y1 (ko) 송수관용 조인트 장치
JP2012102783A (ja) 締付固定具
US20140097614A1 (en) Joint fastening structure
KR101095174B1 (ko) 유동구조물 연결용 턴버클
JP7052547B2 (ja) 接合構造
JP5003711B2 (ja) 配管用クランプ装置
KR200407864Y1 (ko) 무용접 플랜지 관연결 조인트
KR101226008B1 (ko) 로크 너트
KR200431684Y1 (ko) 놀이기구용 파이프 연결조인트
US6969321B2 (en) Flange yoke
JP2007224973A (ja) ネジ
KR101838814B1 (ko) 스터드볼트 분해, 조립용 소켓
JP5222887B2 (ja) 屋根上取付具
JP2008229808A (ja) 締結・固定構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120302

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120321

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4963128

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250