JP5003540B2 - 通信制御方法および通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、受話器と電話機本体とが無線可能な複数の電話機による通信制御方法および通信システムに関する。
固定の電話機は、受話器と電話機本体とが螺旋コードで接続されているものが一般的だった。近年、受話器と電話機本体との間で音声データの送受信を近距離無線通信で行うようにして、受話器を電話機本体から取り外し可能にしたコードレスホンが増えている。受話器と電話機本体との通信に用いられる近距離無線通信規格の一例として、Bluetooth(登録商標)がある(特許文献1参照)。
電話機本体と受話器とが螺旋コードのように有線で接続されていると、利用者は、電話機本体からそのコードの長さに相当する2〜3mの範囲に居て通話するしかないが、Bluetooth(登録商標)技術を用いた電話機では、電話機本体から約10mの距離まで離れても通話することが可能である。以下では、電話機本体と近距離無線通信で音声データを送受信する受話器をハンドセットと称する。
ハンドセットおよび電話機本体の間で近距離無線通信を可能にするために、お互いに通信に必要な情報をやり取りするペアリングという処理を予め行っている。ペアリングを予め行うことで、ハンドセットと電話機本体との間でやり取りされる音声データが、電話機本体に接続された電話回線を介して他の電話機との間で送受信される。
一方、Bluetooth(登録商標)通信用のアクセスポイントを多数設置し、Bluetooth(登録商標)通信用端末でハンドオーバを可能にした方法の一例が特許文献2に開示されている。
特開2007−96445号公報 特開2004−7072号公報
上述したように、ハンドセットと電話機本体は1対1でペアリングが行われるため、ハンドセットはペアリングされた電話機本体のみと通信可能である。そのため、ペアリングされたハンドセットと電話機本体との距離が無線通信範囲内であれば問題ないが、その距離が無線通信範囲より大きくなってしまうと、電話機を利用できなってしまう。
利用者が通話中に移動し、電話機本体との距離が無線通信範囲より大きくなってしまうと、突然電話が切れてしまうことになる。この場合、上述の電話機には受話器を電話機本体から遠く離しても利用できるという利点を有しているにもかかわらず、利用者は通話しながら電話機本体との距離を気にしなければならず、不便である。
また、特許文献2の方法では、アクセスポイントとなる機器を多数設置する必要があり、設置するアクセスポイントの数だけ費用がかかってしまう。
本発明は上述したような技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、電話機に付属するハンドセットによるハンドオーバを可能にした通信制御方法および通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の通信制御方法は、所定の距離内で無線通信により本体と通信するハンドセットを含む第1および第2の電話機と、前記第1および第2の電話機とネットワークを介して接続されるサーバとによる通信制御方法であって、
前記サーバは、前記第1の電話機のハンドセットである第1のハンドセットがいずれの電話機と無線通信により通信許可されているかを示す情報である通信許可登録情報を保持し、
前記第1のハンドセットは、操作者の指示入力により前記第1の電話機の本体および前記ネットワークを介して前記第1および第2の電話機とは異なる第3の電話機と通信を開始した後、前記第1の電話機の本体から受信する電波の強度が予め決められた閾値よりも小さくなると、接続を要求する旨の情報を含む接続要求信号の電波を外部に送出し、
前記第2の電話機は、自機のハンドセットである第2のハンドセットが使用されていないとき、前記第1のハンドセットから無線通信により前記接続要求信号を受信すると、該第1のハンドセットと通信許可されているか否かを問い合わせる旨の情報を含む照会信号を前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記第2の電話機から前記照会信号を受信すると、前記通信許可登録情報を参照し、前記第1のハンドセットが前記第2の電話機と通信許可されているか否かを判定し、その結果を示す認証結果を前記第2の電話機に送信し、
前記第2の電話機は、前記サーバから受信する前記認証結果が通信を許可するものであると、前記第1のハンドセットと無線通信により接続し、
前記サーバは、前記第2の電話機に送信した前記認証結果が通信を許可するものであると、前記第2の電話機に前記第3の電話機との通信を開始させ、前記第1の電話機の本体に該第3の電話機との通信を切断させるものである。
また、本発明の通信制御システムは、所定の距離内で無線通信により本体と通信するハンドセットを含む第1および第2の電話機がネットワークを介して接続される通信システムであって、
前記第1の電話機のハンドセットである第1のハンドセットがいずれの電話機と無線通信により通信許可されているかを示す情報である通信許可登録情報を保持するサーバをさらに有し、
前記第1のハンドセットは、
操作者の指示入力により前記第1の電話機の本体および前記ネットワークを介して前記第1および第2の電話機とは異なる第3の電話機と通信を開始した後、前記第1の電話機の本体から受信する電波の強度が予め決められた閾値よりも小さくなると、接続を要求する旨の情報を含む接続要求信号の電波を外部に送出し、接続を了承する旨の情報を含む接続了承信号を前記第2の電話機から受信すると、該第2の電話機と無線通信により接続し、
前記第2の電話機は、
自機のハンドセットである第2のハンドセットが使用されていないとき、前記第1のハンドセットから無線通信により前記接続要求信号を受信すると、該第1のハンドセットと通信許可されているか否かを問い合わせる旨の情報を含む照会信号を前記サーバに送信し、前記第1のハンドセットが自機と通信許可されているか否かを示す認証結果を前記サーバから受信し、該認証結果が通信を許可するものであると、前記接続了承信号を前記第1のハンドセットに送信し、
前記サーバは、
前記第2の電話機から前記照会信号を受信すると、前記通信許可登録情報を参照し、前記第1のハンドセットが前記第2の電話機と通信許可されているか否かを判定し、その結果を示す認証結果を前記第2の電話機に送信し、該認証結果が通信を許可するものであると、前記第2の電話機に前記第3の電話機との通信を開始させ、前記第1の電話機の本体に該第3の電話機との通信を切断させるものである。
本発明によれば、電話機に付属するハンドセットがその電話機との無線通信範囲を超えても、他の電話機との無線通信を行うことでハンドオーバを実現でき、利用者は無線通信範囲を気にしなくてもすむ。既存のコードレスホンを利用すれば、設備にかかる費用を抑制できる。
本実施形態の通信システムについて説明する。図1は本実施形態の通信システムを説明するための図である。
本実施形態の通信システムは、電話機10a、10bと、管理サーバ30とを有する。電話機10a、10bおよび管理サーバ30はネットワーク100で接続されている。電話機10aにはハンドセット20aが付属し、電話機10bにはハンドセット20bが付属している。ネットワーク100に構内交換機(PBX:Private Branch eXchange)40が接続されている。
このPBX40はインターネットプロトコル(IP)用の交換機であり、電話機10a、10bはIP電話機である。ハンドセット20a、20bおよび電話機10a、10bのそれぞれには、機器を特定するために異なる識別子(ID)が付与されている。以下では、ハンドセットのIDをハンドセットIDと称し、電話機のIDを電話機IDと称する。これらのIDは、IPパケットの送信先または送信元を特定するためのアドレスとなる。
なお、本実施形態では、電話機とハンドセットは、近距離無線通信としてBluetooth(登録商標)の規格にしたがって通信可能であるものとする。また、電話機の台数を2台の場合で説明するが、3台以上であっても同様である。以下に、電話機およびハンドセットの構成について説明する。
図2は本実施形態における電話機およびハンドセットの一構成例を示すブロック図である。電話機10a、10bは同様な構成であるため、電話機10aの構成について説明し、電話機10bの説明を省略する。
図2(a)に示すように、電話機10aは、ネットワーク100を介して通信するための通信部11と、ハンドセットと無線通信するための無線通信部12と、各部を制御する制御部15とを有する構成である。通信部11は、PBX40と音声データのパケットを送受信する音声データ通信部111と、管理サーバ30と管理データのパケットを通信するための管理データ通信部113とを有する。
音声データのパケットは、送信元と送信先のそれぞれのIDの情報を含むヘッダと、音声の情報とを有する。管理データのパケットは、ヘッダと、通信接続または切り替えの制御に必要な情報とを有する。
制御部15には、プログラムにしたがって所定の処理を実行するCPU(Central Processing Unit)(不図示)と、プログラムを格納するためのメモリ(不図示)とが設けられている。このメモリには、自装置の電話機IDと、付属するハンドセットのハンドセットIDとが予め登録されている。さらに、このメモリには、通信接続する相手とペアリングに必要な情報であるペアリング情報が登録されている。ペアリング情報として、例えば、認証した相手とだけ通信可能にするためのリンクキーがある。
ここで、CPUがプログラムを実行することによる、制御部15の動作を図3のフローチャートを用いて説明する。
制御部15は、定期的に無線通信部12を起動させ、電波を受信可能な状態にする(ステップ1001)。ハンドセットIDおよび接続要求の情報を含む接続要求信号を無線通信部12を介して受信すると(ステップ1002)、その信号に含まれるハンドセットIDがメモリに登録されたハンドセットIDと一致するか否かを確認する(ステップ100)。これらのIDが一致していれば、自分の電話機IDおよび接続を了承した旨の情報を含む接続了承信号を無線通信部12を介してハンドセット20aに送信する。その後、ペアリング情報をハンドセット20aに送信することで、ハンドセット20aと通信が確立する(ステップ1006)。
一方、ステップ100で、2つのハンドセットIDが一致していなければ、制御部15は、接続要求信号に含まれるハンドセットIDのハンドセットと通信許可されているか否かを調べるために、そのハンドセットID、自分の電話機ID、および通信許可されているか否かを問い合わせる旨の情報を含む照会信号を管理データ通信部113を介して管理サーバ30に送信する(ステップ1004)。管理サーバ30から受信する認証結果が通信を許可する旨の情報であれば、接続了承信号を無線通信部12を介してハンドセットに送信し、ペアリング情報を共有し、ハンドセット20aと通信が確立する(ステップ1006)。その反対に、認証結果が通信を許可しない旨の情報であれば、何も応答せず(ステップ1005)、ステップ1001に戻る。
また、制御部15は、ハンドセットと通信を確立し、ネットワーク100を介して通話目的の相手先の電話機(不図示)と通信を確立すると、そのハンドセットのハンドセットID、自装置の電話機IDおよび通信先の電話機IDの情報を含む通信接続情報を管理情報として管理データ通信部113を介して管理サーバ30に送信する。さらに、制御部15は、管理サーバ30から通信切断の指示を受信すると、通信しているハンドセットとの通信を止める。一方、電話機(不図示)の電話機IDおよびこの電話機と通信接続を指示する旨の接続指示信号を管理サーバ30から管理データ通信部113を介して受信すると、その電話機と通信を確立する。
なお、制御部15は、IP電話機の通常の機能として、PBX40に対して制御信号を送信したり、PBX40からの指示にしたがって通話の制御を行ったりするが、この制御については本発明の特徴に関連しないため、詳細な説明を省略する。
次に、ハンドセットの構成について説明する。電話機と同様に、ハンドセット20a、20bは同様な構成であるため、ハンドセット20aの構成について説明し、ハンドセット20bの説明を省略する。
図2(b)は本実施形態におけるハンドセットの一構成例を示すブロック図である。ハンドセット20aは、電話機本体と無線通信するための無線通信部22と、通信制御を行う制御部25と、利用者が指示を入力するための操作部27とを有する。制御部25は、プログラムにしたがって所定の処理を実行するCPU(不図示)と、プログラムを格納するためのメモリ(不図示)とを有する。また、このメモリには、相手と通信接続するためのペアリング情報が登録されている。
制御部25は、操作部27のオフフックボタンが押されると、接続要求信号を含む電波を無線通信部22を介して外部に送出する。電話機から接続了承信号を受信すると、互いにペアリング情報をやり取りしてペアリング情報を共有し、その電話機と通信が確立する。ここでは、通信が確立した電話機を電話機10aとする。通信が確立した後、電話機10aから受信する電波の強度を監視し、電波の強度が閾値より小さくなると、接続要求信号を含む電波を外部に送出する。この閾値は、通信接続先の電話機を新たに探す必要があるか否かの判定基準であり、制御部25内のメモリ(不図示)に予め登録されている。
制御部25は、新たに送出した接続要求信号に対して電話機10bから接続了承信号を受信すると、接続了承信号に含まれる電話機IDが現在通信している電話機10aと異なることを確認し、ペアリング情報を電話機10bと共有した後、電話機10bと通信を確立する。その後、電話機10aとの通信接続が切れると、電話機10bとのみ通信を行う。
なお、制御部25は、電話機10aとの間で音声データのパケット送受信のための制御も行うが、その制御については、Bluetooth(登録商標)と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
次に、管理サーバ30の構成について説明する。図4は本実施形態における管理サーバの一構成例を示すブロック図である。
図4に示すように、管理サーバ30は、ネットワーク100を介して電話機10a、10bと通信するための通信部31と、電話機およびハンドセットの通信許可に関する情報を格納するための記憶部33と、電話機10a、10bからの問い合わせに対して返信する制御部35とを有する。制御部35には、プログラムにしたがって所定の処理を実行するCPU(不図示)と、プログラムを格納するためのメモリ(不図示)とが設けられている。
記憶部33には、ハンドセットおよび電話機について通信許可されているか否かの情報である通信許可登録情報が格納されている。ハンドセット20aが電話機10aおよび電話機10bのそれぞれと通信することが許可されていれば、通信許可登録情報には、ハンドセット20aのハンドセットIDと電話機10a、10bのそれぞれの電話機IDとが組になって登録されている。このように、1つのハンドセットが複数の電話機と通信できるように、1つのハンドセットIDに対応して複数の電話機IDが一緒に登録されている。
ここで、通信許可登録情報の必要性について説明する。
Bluetooth(登録商標)の通信機能を備えた機器は、電話機やハンドセットに限らず、音楽用ヘッドホンや携帯電話用ハンズフリーなど種類が多い。ハンドセットが接続要求信号を送出したとき、電話機以外の機器がそれに応答してしまうことがある。通信許可登録情報に、ハンドセットと通信接続してもよい機器のIDを予め登録しておくことで、ハンドセットが電話機以外の機器と間違って通信接続してしまうことを防げる。また、外線を受け付ける電話機のように、より重要な通話のために電話回線を確保する必要のある電話機もある。そのような電話機が付属以外のハンドセットの通信に使用されては困ることになる。このような場合、その電話機のIDを通信許可登録情報に記述しないようにすればよい。
なお、通信許可登録情報の登録形式は、上述したのは一例であり、どのハンドセットがどの電話機と通信許可されているかがわかれば他の形式であってもよい。
また、記憶部33には、ハンドセットがどの電話機を介してどの電話機と通信接続されているかを管理するための通信接続登録情報が格納されている。例えば、ハンドセット20aが電話機10aと通信し、電話機10aが電話機10bと通信接続されていると、ハンドセット20a、電話機10aおよび電話機10bのそれぞれのIDが一緒になった通信接続情報として、通信接続登録情報に登録される。
制御部35は、通信部31を介して電話機から照会信号を受信すると、記憶部33に格納した通信許可登録情報を参照し、照会信号に含まれる電話機IDとハンドセットIDとが組になって登録されているか否かを判定する。参照した結果、それら2つのIDが1つの組になって登録されている場合、通信を許可する旨の認証結果を通信部31を介して電話機に送信する。その反対に、それら2つのIDが1つの組の中に登録されていない場合、通信を許可しない旨の認証結果を通信部31を介して電話機に送信する。
ここで、制御部35は、同じハンドセットについての照会信号を複数受信し、通信許可登録情報を参照したところ、通信を許可する旨の認証結果を複数の電話機に対してそれぞれ返信することが可能になる場合も考えられる。この場合、制御部35は、複数の電話機のうちいずれか1つを選択して、その電話機に対して、通信を許可する旨の認証結果を送信する。選択方法としては、照会信号を一番早く送ってきた電話機を選択する方法がある。
また、制御部35は、次のような動作を行う。ここでは、説明が複雑になるため、3台の電話機A、B、Cの場合で説明する。初めにハンドセットが電話機Aと通信し、また、電話機Aは電話機Cと通信しているものとする。その後、ハンドセットの移動により電話機Bと電話機Cが接続するものとする。
電話機Aが電話機Bと通信を開始すると、制御部35は、電話機Aから受信する通信接続情報を記憶部33の通信接続登録情報に登録する。ここには、ハンドセット、電話機Aおよび電話機CのIDが登録される。そして、電話機Bから照会信号を受信し、通信許可登録情報の結果から、通信を許可する旨の認証結果を電話機Bに送信すると、照会信号に含まれるハンドセットIDからこのハンドセットがどの電話機と通信していたかを、通信接続登録情報を参照して調べる。相手先の電話機Cを特定すると、電話機Bに対して、電話機Cの電話機IDを含む接続指示信号を送信する。その後、通信接続登録情報に登録されたハンドセット、電話機Aおよび電話機CのIDの情報のうち、電話機AのIDを電話機BのIDに書き換える。さらに、電話機Aに対してハンドセットとの通信を切断する旨を要求する。
なお、通信接続先の変更方法として、本実施形態では、電波強度の強い方と弱い方の両方と通信した状態で電波強度の弱い方を切断し、電波強度の強い方と通信を維持するソフトハンドオーバの場合で説明しているが、電波の弱い方との通信接続から電波強度の強い方に切り替えるハードハンドオーバであってもよい。ソフトハンドオーバの場合、PBX40には、2台の電話機から同じ音声データのパケットを受信するが、2台の電話機からの音声データのパケットのうちいずれか一方を選択して相手の電話機(不図示)宛に送信すればよい。また、ハンドオーバ技術として、特許文献2に開示された方法を用いてもよい。
次に、通信システムの動作を説明する。図5は本実施形態の通信システムの動作を説明するための図であり、図6は本実施形態の通信システムの動作手順を示すフローチャートである。ここでは、ハンドセット20aが電話機10a、10bと通信許可されているものとする。
利用者が電話機10aのハンドセット20aを操作し、ハンドセット20aを電話機10aおよびネットワーク100介して他の電話機(不図示)と通信を確立し(ステップ1101)、通話を開始する。その際、電話機10aは、管理サーバ30に対して通信接続情報を送信する(ステップ1102)。管理サーバ30は、受信した通信接続情報を登録する(ステップ1103)。続いて、図5に示すように、利用者がハンドセット20aを持って移動し、電話機10aから離れて電話機10bに近づく。ハンドセット20aは電話機10aからの電波強度が閾値よりも小さくなったことを検出すると、接続要求信号を送出する(ステップ1104)。
電話機10bは、ハンドセット20aから接続要求信号を受信すると、付属のハンドセット20bからの信号であるか否かを調べる。ハンドセット20bからの接続要求信号でないことがわかると、ハンドセットIDとしてハンドセット20aのIDを含む照会信号を管理サーバ30に送信する(ステップ1105)。
管理サーバ30は、電話機10bから照会信号を受信すると、通信許可登録情報を参照し(ステップ1106)、照会信号に含まれているハンドセットIDと電話機IDが1つの組に登録されているか否かを判定する。ハンドセット20a、電話機10aおよび電話機10bのIDが1つの組に登録されていることを確認すると、通信を許可する旨の認証結果を電話機10bに送信する(ステップ1107)。
電話機10bは、管理サーバ30から認証結果を受信し、その内容が通信を許可するものであることを認識すると、電話機10bはハンドセット20aに接続了承信号を送信し(ステップ1108)、続いて、ペアリング情報をお互いに送受信する。ハンドセット20aと電話機10bとがペアリング情報を共有し(ステップ1109)、両者の間で通信が確立する(ステップ1110)。
一方、管理サーバ30は、ステップ1107の後、通信接続登録情報を参照し(ステップ1111)、ハンドセット20aのハンドセットIDから相手先の電話機(不図示)を特定し、その電話機の電話機IDを含む接続指示信号を電話機10bに送信する(ステップ1112)。電話機10bは、接続指示信号を受信すると、信号に含まれる電話機IDに対して通信接続を要求し、その応答を受けると、通信が確立する。続いて、管理サーバ30は、電話機10aに対して、ハンドセット20aとの通信を切断する旨を要求する(ステップ1113)。電話機10aがハンドセット20aとの通信を切断しても、ハンドセット20aは新たに通信接続された電話機10bを介して相手先の電話機(不図示)と音声データの送受信を継続する。
なお、ステップ1104の後、ハンドセット20aは電話機10bから接続了承信号を受信できなければ、他の電話機から接続了承信号を受信できるまで、一定の時間毎に接続要求信号を送出する。
上述したように、本実施形態の通信システムでは、ハンドセット20aが電話機10aを介して他の電話機と音声データの送受信を行っている状態で、ハンドセット20aが電話機10aとの無線通信範囲より離れそうになると、ハンドセット20aと無線通信可能な他の電話機を探す。そして、無線通信可能な他の電話機10bが見つかると、ハンドセット20aは無線通信の接続先を電話機10aから電話機10bに切り替え、電話機10bを介して音声データの送受信を継続できる。
本実施形態によれば、ハンドセットが電話機本体と近距離無線通信により通信を確立し、その電話機を介して他の電話機と通信を開始した後、ハンドセットが電話機との通信受信範囲を超えて移動しても、通信相手とのデータ送受信を維持できる。その理由は、ハンドセットが電話機との無線通信範囲から完全に離れる前に他の新しい電話機と無線通信を確立し、新たに通信確立した電話機を介してデータの送受信を継続できるからである。電話機に付属するハンドセットがその電話機との無線通信範囲を超えても、他の電話機との無線通信を行うことでハンドオーバを実現でき、利用者は無線通信範囲を気にしなくてもすむ。
また、ハンドセットは通信を許可された電話機とだけ接続するため、ハンドセットが通信を許可されていない機器と接続されることを防げる。
また、受話器との通信のために近距離無線通信機能を備えた複数の電話機を利用することで、近距離無線通信専用のアンテナを設置する必要がなく、設備かかる費用を抑制できる。
なお、本実施形態では、Bluetooth(登録商標)のような近距離無線通信の機器をハンドセットの場合で説明したが、本発明を近距離無線通信で通信を行う各種機器の移動通信に適用できる。
本実施形態の通信システムを説明するための図である。 本実施形態における電話機およびハンドセットの一構成例を示すブロック図である。 本実施形態における電話機本体の動作手順を示すフローチャートである。 本実施形態における管理サーバの一構成例を示すブロック図である。 本実施形態の通信システムの動作を説明するための図である。 本実施形態の通信システムの動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10a、10b 電話機
20a、20b ハンドセット
30 管理サーバ
100 ネットワーク

Claims (8)

  1. 所定の距離内で無線通信により本体と通信するハンドセットを含む第1および第2の電話機と、前記第1および第2の電話機とネットワークを介して接続されるサーバとによる通信制御方法であって、
    前記サーバは、前記第1の電話機のハンドセットである第1のハンドセットがいずれの電話機と無線通信により通信許可されているかを示す情報である通信許可登録情報を保持し、
    前記第1のハンドセットは、操作者の指示入力により前記第1の電話機の本体および前記ネットワークを介して前記第1および第2の電話機とは異なる第3の電話機と通信を開始した後、前記第1の電話機の本体から受信する電波の強度が予め決められた閾値よりも小さくなると、接続を要求する旨の情報を含む接続要求信号の電波を外部に送出し、
    前記第2の電話機は、自機のハンドセットである第2のハンドセットが使用されていないとき、前記第1のハンドセットから無線通信により前記接続要求信号を受信すると、該第1のハンドセットと通信許可されているか否かを問い合わせる旨の情報を含む照会信号を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記第2の電話機から前記照会信号を受信すると、前記通信許可登録情報を参照し、前記第1のハンドセットが前記第2の電話機と通信許可されているか否かを判定し、その結果を示す認証結果を前記第2の電話機に送信し、
    前記第2の電話機は、前記サーバから受信する前記認証結果が通信を許可するものであると、前記第1のハンドセットと無線通信により接続し、
    前記サーバは、前記第2の電話機に送信した前記認証結果が通信を許可するものであると、前記第2の電話機に前記第3の電話機との通信を開始させ、前記第1の電話機の本体に該第3の電話機との通信を切断させる、通信制御方法。
  2. 前記第2の電話機は、無線通信を可能にするためのペアリング情報を前記第1のハンドセットとやり取りすることで、該第1のハンドセットと無線通信により接続する、請求項1記載の通信制御方法。
  3. 前記第1および第2の電話機のそれぞれは、自機の前記ハンドセットが使用されていないとき、定期的に前記接続要求信号を監視する、請求項1または2記載の通信制御方法。
  4. 前記第1の電話機の本体は、前記第1のハンドセットが前記第3の電話機と通信を開始すると、該第1のハンドセットが該第3の電話機と通信接続していることを登録するための情報である通信接続情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、受信する通信接続情報を格納し、通信を許可する旨の前記認証結果を前記第2の電話機に送信すると、前記通信接続情報を参照し、前記第1のハンドセットの通信先となる前記第3の電話機を特定する、請求項1から3のいずれか1項記載の通信制御方法。
  5. 所定の距離内で無線通信により本体と通信するハンドセットを含む第1および第2の電話機がネットワークを介して接続される通信システムであって、
    前記第1の電話機のハンドセットである第1のハンドセットがいずれの電話機と無線通信により通信許可されているかを示す情報である通信許可登録情報を保持するサーバをさらに有し、
    前記第1のハンドセットは、
    操作者の指示入力により前記第1の電話機の本体および前記ネットワークを介して前記第1および第2の電話機とは異なる第3の電話機と通信を開始した後、前記第1の電話機の本体から受信する電波の強度が予め決められた閾値よりも小さくなると、接続を要求する旨の情報を含む接続要求信号の電波を外部に送出し、接続を了承する旨の情報を含む接続了承信号を前記第2の電話機から受信すると、該第2の電話機と無線通信により接続し、
    前記第2の電話機は、
    自機のハンドセットである第2のハンドセットが使用されていないとき、前記第1のハンドセットから無線通信により前記接続要求信号を受信すると、該第1のハンドセットと通信許可されているか否かを問い合わせる旨の情報を含む照会信号を前記サーバに送信し、前記第1のハンドセットが自機と通信許可されているか否かを示す認証結果を前記サーバから受信し、該認証結果が通信を許可するものであると、前記接続了承信号を前記第1のハンドセットに送信し、
    前記サーバは、
    前記第2の電話機から前記照会信号を受信すると、前記通信許可登録情報を参照し、前記第1のハンドセットが前記第2の電話機と通信許可されているか否かを判定し、その結果を示す認証結果を前記第2の電話機に送信し、該認証結果が通信を許可するものであると、前記第2の電話機に前記第3の電話機との通信を開始させ、前記第1の電話機の本体に該第3の電話機との通信を切断させる、通信システム。
  6. 前記第1のハンドセットは、前記第2の電話機から前記接続了承信号を受信すると、該第2の電話機と無線通信を可能にするためのペアリング情報をやり取りする、請求項5記載の通信システム。
  7. 前記第1および第2の電話機のそれぞれは、自機の前記ハンドセットが使用されていないとき、定期的に前記接続要求信号を監視する、請求項5または6記載の通信システム。
  8. 前記第1の電話機の本体は、前記第1のハンドセットが前記第3の電話機と通信を開始すると、該第1のハンドセットが該第3の電話機と通信接続していることを登録するための情報である通信接続情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、受信する通信接続情報を格納し、通信を許可する旨の前記認証結果を前記第2の電話機に送信すると、前記通信接続情報を参照し、前記第1のハンドセットの通信先となる前記第3の電話機を特定する、請求項5から7のいずれか1項記載の通信システム。
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