JPH0819052A - 無線電話システム - Google Patents

無線電話システム

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Publication number
JPH0819052A
JPH0819052A JP6171816A JP17181694A JPH0819052A JP H0819052 A JPH0819052 A JP H0819052A JP 6171816 A JP6171816 A JP 6171816A JP 17181694 A JP17181694 A JP 17181694A JP H0819052 A JPH0819052 A JP H0819052A
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JP
Japan
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dial
mobile device
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message signal
wireless
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JP6171816A
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English (en)
Inventor
Shigeru Hiroki
茂 廣木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短縮発信した場合でも或はオートダイヤラに
より発信した場合でも、再発信が可能な無線電話システ
ムを提供する。 【構成】 固定機2には、移動機3から第1のメッセー
ジ信号を受信した場合に移動機3に対して短縮ダイヤル
格納エリア11a〜11cに格納されているダイヤル列
を通知する第2のメッセージ信号を送信する制御部4を
設け、移動機3には、固定機2から第2のメッセージ信
号を受信した場合に該第2のメッセージ信号中に含まれ
ているダイヤル列をリダイヤル格納エリア27に格納す
る制御部14を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定機と移動機との間
の通信を無線回線を通じて行う無線電話システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の固定機と移動機とから構成される
無線電話システムにおいて、移動機側に再発信用のダイ
ヤル列を格納するダイヤル列格納エリアを持つものがあ
る。これは、再発信用のダイヤル格納エリアを移動機側
に持つことによって、再発信時に親機である固定機側か
ら再発信のダイヤル列を通知しなくても、移動機の表示
器に再発信のダイヤル列を表示できるので、ダイヤル列
表示の無線通信による遅延がなくなる等の効果があるか
らである。この様な再発信用のダイヤル格納エリアを移
動機側に持つ場合の発信動作を以下に説明する。
【0003】まず、移動機の使用者が発信しようとした
場合、該移動機のダイヤルボタンを押下してダイヤル情
報を順次入力する。移動機では、入力されたダイヤル情
報を固定機に無線回線を通じて順次通知すると同時に、
再発信用のダイヤル格納エリアに格納する。無線回線を
通じて移動機から通知されたダイヤル情報は、固定機が
接続している電話回線に順次送出される。移動機の使用
者が再発信しようとした場合、移動機のリダイヤルボタ
ンを押下して再発信の要求を行う。移動機では、リダイ
ヤルボタンが押下された場合、再発信用のダイヤル格納
エリアに格納されているダイヤル情報を固定機に無線回
線を通じて順次通知する。この後の動作は、通常発信と
同じである。
【0004】また、従来の無線電話システムにおいて、
固定機側に短縮発信用のダイヤル列を格納するダイヤル
列格納エリアを持つものがある。これは、短縮発信用の
ダイヤル格納エリアを移動機側に持つことによって、移
動機が複数台になった場合でも短縮ダイヤルが共用でき
るので、メモリを節約できる等の効果があるからであ
る。この様な短縮発信用のダイヤル格納エリアを固定機
側に持つ場合の短縮発信動作を以下に説明する。
【0005】まず、移動機の使用者が短縮発信しようと
した場合、該移動機の短縮ボタンを押下してダイヤル情
報を順次入力する。短縮発信の場合の通常のダイヤル情
報は2桁である。移動機では、短縮ボタンが押下される
と短縮発信情報を固定機に無線回線を通じて通知し、更
に引き続き入力されたダイヤル情報を固定機に無線回線
を通じて順次通知する。固定機が無線回線を通じて短縮
発信情報を受信した場合、無線回線を通じて移動機から
通知されたダイヤル情報より、該ダイヤル情報に該当す
る短縮展開ダイヤル列を短縮発信用のダイヤル格納エリ
アから探して、固定機が接続している電話回線に順次送
出する。
【0006】更に、従来の無線電話システムでは、移動
機の送話部にオートダイヤラをセットし、該オートダイ
ヤラによる発信が可能である。オートダイヤラとは、電
話番号に応じたPB(プッシュボタン)信号列を発信さ
せるもので、このオートダイヤラに電話番号を登録して
おけば、移動機のダイヤルを押下することなく発信する
ことが可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例にあっては、短縮発信では、移動機側の再発信
用のダイヤル格納エリアに発信時のダイヤル情報が格納
されないので、再発信ができないという問題点がある。
【0008】また、上述した従来例にあっては、オート
ダイヤラによる発信では、移動機側の再発信用のダイヤ
ル格納エリアに発信時のダイヤル情報が格納されないの
で、再発信ができないという問題点がある。
【0009】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の
目的とするところは、短縮発信でも再発信ができるよう
にした無線電話システムを提供しようとするものであ
る。
【0010】また、本発明の第2の目的とするところ
は、オートダイヤラによる発信でも再発信ができるよう
にした無線電話システムを提供しようとするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明の第1発明の無線電話システムは、電話
回線を収容する固定機と移動機とからなり、前記固定機
は、ダイヤル列を格納する第1のエリアと、前記移動機
から第1のメッセージ信号を受信した場合に前記第1の
エリアに格納されているダイヤル列を前記電話回線に送
出するダイヤル列送出手段とを有し、前記移動機は、ダ
イヤル情報を入力する第1の入力手段と、発信時に前記
第1の入力手段により入力されたダイヤル列を格納する
第2のエリアと、再発信の要求情報を入力する第2の入
力手段と、該第2の入力手段により再発信の要求情報が
入力された場合に前記第2のエリアに格納されているダ
イヤル列を前記固定機に通知するダイヤル列通知手段
と、所定の情報を入力する第3の入力手段と、該第3の
入力手段により所定の情報が入力された場合に前記固定
機に対して第1のメッセージ信号を送信する第1のメッ
セージ信号送信手段とを有する無線電話システムにおい
て、前記固定機には、前記移動機から第1のメッセージ
信号を受信した場合に前記移動機に対して前記第1のエ
リアに格納されているダイヤル列を通知する第2のメッ
セージ信号を送信する第2のメッセージ信号送信手段を
設け、前記移動機には、前記固定機から第2のメッセー
ジ信号を受信した場合に該第2のメッセージ信号中に含
まれているダイヤル列を前記第2のエリアに格納するダ
イヤル列格納手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0012】また、上記第2の目的を達成するために本
発明の第2発明の無線電話システムは、電話回線を収容
する固定機と移動機とからなり、前記固定機は、前記移
動機の送話部から入力されたダイヤル信号を受信するダ
イヤル信号受信手段を有し、前記移動機は、ダイヤル情
報を入力する前記送話部とは異なる第1の入力手段と、
発信時に前記第1の入力手段により入力されたダイヤル
列を格納する第1のエリアと、再発信の要求情報を入力
する第2の入力手段と、該第2の入力手段により再発信
の要求情報が入力された場合に前記第1のエリアに格納
されているダイヤル列を前記固定機に通知するダイヤル
列通知手段とを有する無線電話システムにおいて、前記
固定機には、前記移動機の送話部から入力されたダイヤ
ル信号を受信した場合に前記移動機に対して前記ダイヤ
ル信号を翻訳したダイヤル情報を含む第1のメッセージ
信号を送信する第1のメッセージ信号送信手段を設け、
前記移動機には、前記固定機から第1のメッセージ信号
を受信した場合に該第1のメッセージ信号中に含まれて
いるダイヤル情報を前記第2のエリアに格納するダイヤ
ル情報格納手段を設けたことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】第1発明の無線電話システムは、固定機には、
移動機から第1のメッセージ信号を受信した場合に前記
移動機に対して第1のエリアに格納されているダイヤル
列を通知する第2のメッセージ信号を送信する第2のメ
ッセージ信号送信手段を設け、前記移動機には、前記固
定機から第2のメッセージ信号を受信した場合に該第2
のメッセージ信号中に含まれているダイヤル列を第2の
エリアに格納するダイヤル列格納手段を設けた。これに
より、短縮発信でも再発信することができる。
【0014】第2発明の無線電話システムは、固定機に
は、移動機の送話部から入力されたダイヤル信号を受信
した場合に前記移動機に対して前記ダイヤル信号を翻訳
したダイヤル情報を含む第1のメッセージ信号を送信す
る第1のメッセージ信号送信手段を設け、前記移動機に
は、前記固定機から第1のメッセージ信号を受信した場
合に該第1のメッセージ信号中に含まれているダイヤル
情報を第2のエリアに格納するダイヤル情報格納手段を
設けた。これにより、オートダイヤラによる発信でも再
発信することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0016】(第1実施例)まず、本発明の第1実施例
を図1乃至図4に基づき説明する。図1は、本発明の第
1実施例に係る無線電話システムの構成を示すブロック
図であり、同図中、1は無線電話システムで、固定機2
と、移動機3とからなる。
【0017】固定機2は、制御部4、ROM(読み出し
専用メモリ)5、RAM(読み書き可能メモリ)6、回
線インタフェース部7、音声処理回路8、無線送受信部
9及びモデム10を有している。制御部4は、固定機2
全体を制御するものである。ROM5は、固定機2を制
御するためのプログラム及び無線の識別符号を書き込む
ものである。RAM6は、種々のデータが格納されるも
ので、それぞれの短縮ダイヤルに相当する展開ダイヤル
列(展開ダイヤル情報)が格納されている短縮ダイヤル
格納エリア11a,11b,11cを有している(以
降、任意の短縮ダイヤル格納エリア11a〜11cを符
号11で表す)。回線インタフェース部7は、電話回線
12を固定機2に収容するためのものである。音声処理
回路8は、音声信号に対して所定の処理を施すものであ
る。無線送受信部9は、無線回線を通じて信号の送受信
を行うもので、アンテナ13が接続されている。モデム
10は、送信信号の変調処理及び受信信号の復調処理を
行うものである。
【0018】移動機3は、制御部14、ROM(読み出
し専用メモリ)15、RAM(読み書き可能メモリ)1
6、無線送受信部17、音声処理回路18、送受話部1
9、モデム20、通話開始ボタン21、通話終了ボタン
22、リダイヤルボタン23、短縮ボタン24、ダイヤ
ル入力部25及び表示器26を有している。
【0019】制御部14は、移動機3全体を制御するも
のである。ROM15は、移動機3を制御するためのプ
ログラム及び無線の識別符号を書き込むものである。R
AM16は、種々のデータが格納されるもので、再発信
用のダイヤル列を格納するリダイヤル格納エリア27を
有している。無線送受信部17は、無線回線を通じて信
号の送受信を行うもので、アンテナ28が接続されてい
る。音声処理回路18は、音声信号に対して所定の処理
を施すものである。送受話部19は、送話器19aと受
話器19bとを有している。
【0020】モデム20は,送信信号の変調処理及び受
信信号の復調処理を行うものである。通話開始ボタン2
1は、移動機3の使用者が通話の開始情報を入力するも
のである。通話終了ボタン22は、移動機3の使用者が
通話の終了情報を入力するものである。リダイヤルボタ
ン23は、移動機3の使用者が再発信の要求情報を入力
するものである。短縮ボタン24は、移動機3の使用者
が短縮ダイヤル入力の開始情報を入力するものである。
ダイヤル入力部25は、移動機3の使用者がダイヤル情
報を入力するもので、テンキーを有している。表示器2
6は、種々のデータを表示するもので、液晶表示素子等
からなる。
【0021】本実施例では、無線情報の送受信はマルチ
チャネルアクセス方式を採用している。このマルチチャ
ネルアクセス方式とは、制御チャネルと複数の通話チャ
ネルとを使用し、無線通話開始時に固定機2と移動機3
との間で、制御チャネルにて通話チャネルの選択のネゴ
シエーションを行い、該ネゴシエーションを行った後
は、選択した通話チャネルで情報の送受信を行う方法で
ある。
【0022】上記構成になる本実施例の無線電話システ
ム1における無線情報の送受信方法に付いて説明する。
【0023】固定機2が移動機3へ無線情報を送信する
場合は、制御部4からモデム10と音声処理回路8と無
線送受信部9とアンテナ13を介して移動機3へ無線情
報を送信する。固定機2が移動機3から無線情報を受信
する場合は、アンテナ13から無線送受信部9と音声処
理回路8とモデム10を介して移動機3から無線情報を
受信する。
【0024】また、移動機3が固定機2へ無線情報を送
信する場合は、制御部14からモデム20と音声処理回
路18と無線送受信部17とアンテナ28を介して固定
機2へ無線情報を送信する。移動機3が固定機2から無
線情報を受信する場合は、アンテナ28から無線送受信
部17と音声処理回路18とモデム20を介して固定機
2から無線情報を受信する。
【0025】次に、上記構成になる無線電話システム1
の動作を、図2乃至図4に基づき説明する。図2は、無
線電話システム1における移動機3の動作を示すフロー
チャート、図3は、同無線電話システム1における固定
機2の動作を示すフローチャート、図4は、固定機2と
移動機3との間の短縮発信時の信号のやり取りを示すシ
ーケンス図である。
【0026】本システムにおいて、移動機3の使用者が
短縮発信しようとした場合、以下のような操作を行う。
まず、移動機3の使用者が通話開始ボタン21を押下す
る。次に、短縮ボタン24を押下して、ダイヤル入力部
25から2桁の短縮ダイヤル情報を入力する。
【0027】移動機3では、アイドル時に通話開始ボタ
ン21の押下を監視しており(図2のステップS20
1)、通話開始ボタン21の押下を検出した場合、無線
チャネル接続要求信号を制御チャネルで固定機2に送信
する(図2のステップS202及び図4の401)。
【0028】固定機2では、アイドル時に移動機3から
の無線チャネル接続要求信号の受信を監視しており(図
3のステップS301)、移動機3から無線チャネル接
続要求信号を受信した場合、通話チャネルを選択し、無
線チャネル接続応答信号を制御チャネルで移動機3に送
信する(図3のステップS302及び図4の402)。
該無線チャネル接続応答信号を制御チャネルで移動機3
に送信後、選択した通話チャネルへ移行する(図3のス
テップS303)。
【0029】移動機3では、無線チャネル接続要求信号
を固定機2に送信後、固定機2からの無線チャネル接続
応答信号の受信を監視しており(図2のステップS20
3)、固定機2から無線チャネル接続応答信号を受信し
た場合、通話チャネルへ移行する(図2のステップS2
04)。また、移動機3では、通話開始ボタン21の押
下を検出後、短縮ボタン24の押下を監視しており(図
2のステップS205)、短縮ボタン24の押下を検出
した場合、短縮発信メッセージ信号を通話チャネルで固
定機2へ送信する(図2のステップS206及び図4の
403)。また、移動機3では、ダイヤル情報の入力の
監視を行い(図2のステップS207)、ダイヤル信号
の入力を検出した場合、該入力されたダイヤル情報を通
話チャネルで固定機2に通知する(図2のステップS2
08及び図4の404)。
【0030】固定機2では、通話チャネルへ移行後、移
動機3からの短縮発信メッセージ信号の受信を監視して
おり(図3のステップS304)、移動機3から短縮発
信メッセージ信号を受信した場合、更に、移動機3から
のダイヤル情報の受信を監視しており(図3のステップ
S305)、移動機3からダイヤル情報を受信した場
合、その受信ダイヤル情報をRAM6内の短縮ダイヤル
格納エリア11に格納する(図3のステップS30
6)。また、固定機2では、移動機3からの2桁目のダ
イヤル情報の受信を監視しており(図3のステップS3
07)、移動機3から2桁目のダイヤル情報を受信しな
ければ前記ステップS305へ戻る。
【0031】また、移動機3から2桁目のダイヤル情報
を受信した場合、該受信した2桁の短縮ダイヤル情報に
相当する短縮ダイヤル格納エリア11bを検索する(図
3のステップS308)。例えば、入力された短縮ダイ
ヤル情報に相当する短縮ダイヤル格納エリアが11aで
あった場合、固定機2は、回線インタフェース7を通じ
て電話回線12に対して発信操作を行い、短縮ダイヤル
格納エリア11aに格納されている短縮展開ダイヤル情
報を電話回線12に対して送出する(図3のステップS
309)。更に、固定機2では、短縮ダイヤル格納エリ
ア11aに格納されている短縮展開ダイヤル情報を含ん
だダイヤル通知メッセージ信号を移動機3に送信し(図
3のステップS310及び図4の406)、その後、本
処理動作を終了する。
【0032】移動機3では、2桁目のダイヤル情報の入
力の監視を行い(図2のステップS209)、2桁目の
ダイヤル情報の入力を検出しない場合は前記ステップS
207へ戻る。また、2桁目のダイヤル情報の入力を検
出した場合は、移動機3では、通話開始メッセージ信号
を送信後、固定機2からのダイヤル通知メッセージ信号
の受信を監視しており(図2のステップS210)、固
定機2からダイヤル通知メッセージ信号を受信した場
合、該ダイヤル通知メッセージ信号中のダイヤル情報を
RAM16のリダイヤル格納エリア27に格納し(図2
のステップS211)、その後、本処理動作を終了す
る。
【0033】移動機3の使用者が短縮ダイヤルで発信し
た相手に再発信しようとする場合は、リダイヤルボタン
23を押下すればよい。移動機3では、リダイヤルボタ
ン23の押下を検出した場合、RAM16のリダイヤル
格納エリア27に格納されているダイヤル情報によって
発信する。
【0034】以上のように第1実施例によれば、固定機
2に短縮ダイヤル格納エリアを備えている場合に、移動
機3の使用者が短縮発信した場合でも、再発信すること
ができるという効果を奏する。
【0035】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
を図5乃至図8に基づき説明する。図5は、本発明の第
2実施例に係る無線電話システムの構成を示すブロック
図であり、同図において、上述した第1実施例の図1と
同一部分には同一符号が付してある。図5において図1
と異なる点は、図1の固定機2のRAM6の短縮ダイヤ
ル格納エリア11a〜11cに代えて、後述するワンタ
ッチボタン31a〜31cに相当する展開ダイヤル情報
が格納されるワンタッチ格納エリア29a,29b,2
9c(以後、任意のワンタッチ格納エリア29a〜29
cを符号29で表す)を設けると共に、図1の移動機3
の構成から短縮ボタン24を削除し、その代わりにワン
タッチ入力部30を付加したことである。ワンタッチ入
力部30は、複数のワンタッチボタン31a,31b,
31c(以後、任意のワンタッチボタン31a〜31c
を符号31で表す)を有している。ワンタッチボタン3
1a〜31cは、移動機3の使用者がRAM6のワンタ
ッチ格納エリア29a〜29cに格納されている展開ダ
イヤル情報で発信を要求するものである。
【0036】本実施例では、無線情報の送受信は上述し
た第1実施例と同様にマルチチャネルアクセス方式を採
用している。
【0037】上記構成になる本実施例の無線電話システ
ム1における無線情報の送受信方法に付いて説明する。
【0038】固定機2が移動機3へ無線情報を送信する
場合は、制御部4からモデム10と音声処理回路8と無
線送受信部9とアンテナ13を介して移動機3へ無線情
報を送信する。固定機2が移動機3から無線情報を受信
する場合は、アンテナ13から無線送受信部9と音声処
理回路8とモデム10を介して移動機3から無線情報を
受信する。
【0039】また、移動機3が固定機2へ無線情報を送
信する場合は、制御部14からモデム20と音声処理回
路18と無線送受信部17とアンテナ28を介して固定
機2へ無線情報を送信する。移動機3が固定機2から無
線情報を受信する場合は、アンテナ28から無線送受信
部17と音声処理回路18とモデム20を介して固定機
2から無線情報を受信する。
【0040】次に、上記構成になる無線電話システム1
の動作を、図6乃至図8に基づき説明する。図6は、無
線電話システム1における移動機3の動作を示すフロー
チャート、図7は、同無線電話システム1における固定
機2の動作を示すフローチャート、図8は、固定機2と
移動機3との間のワンタッチボタン31による発信時の
信号のやり取りを示すシーケンス図である。
【0041】本システムにおいて、移動機3の使用者が
ワンタッチ入力部30のワンタッチボタン31により発
信しようとした場合、以下のような操作を行う。まず、
移動機3の使用者が通話開始ボタン21を押下してか
ら、ワンタッチボタン31を押下する。本実施例では説
明の便宜上、ワンタッチボタン31aを押下したものと
して、以下の説明を行う。
【0042】移動機3では、アイドル時に通話開始ボタ
ン21の押下を監視しており(図6のステップS60
1)、通話開始ボタン21の押下を検出した場合、無線
チャネル接続要求信号を制御チャネルで固定機2に送信
する(図6のステップS602及び図8の801)。
【0043】固定機2では、アイドル時に移動機3から
の無線チャネル接続要求信号の受信を監視しており(図
7のステップS701)、移動機3から無線チャネル接
続要求信号を受信した場合、通話チャネルを選択し、無
線チャネル接続応答信号を制御チャネルで移動機3に送
信する(図7のステップS702及び図8の802)。
該無線チャネル接続応答信号を制御チャネルで移動機3
に送信後、選択した通話チャネルへ移行する(図7のス
テップS703)。
【0044】移動機3では、無線チャネル接続要求信号
を固定機2に送信後、固定機2からの無線チャネル接続
応答信号の受信を監視しており(図6のステップS60
3)、固定機2から無線チャネル接続応答信号を受信し
た場合、通話チャネルへ移行する(図6のステップS6
04)。また、移動機3では、通話開始ボタン21の押
下を検出後、ワンタッチボタン31の押下を監視してお
り(図6のステップS605)、ワンタッチボタン31
の押下を検出した場合、ワンタッチボタン31の押下メ
ッセージ信号を通話チャネルで固定機2へ送信する(図
6のステップS606及び図8の803)。
【0045】固定機2では、通話チャネルへ移行後、移
動機3からのワンタッチボタン31の押下メッセージ信
号の受信を監視しており(図7のステップS704)、
移動機3からワンタッチボタン31の押下メッセージ信
号を受信した場合、該ワンタッチボタン31に相当する
ワンタッチ格納エリア29を検索する(図7のステップ
S705)。本実施例では、ワンタッチボタン31aが
押下されたので、固定機2は、回線インタフェース7を
通じて電話回線12に対して発信操作を行い、ワンタッ
チ格納エリア29aに格納されている展開ダイヤル情報
を電話回線12に対して送出する(図7のステップS7
06)。更に、固定機2では、ワンタッチ格納エリア2
9aに格納されている展開ダイヤル情報を含んだダイヤ
ル通知メッセージ信号を移動機3に送信し(図7のステ
ップS707及び図8の804)、その後、本処理動作
を終了する。
【0046】移動機3では、通話開始メッセージ信号を
送信後、固定機2からのダイヤル通知メッセージ信号の
受信を監視しており(図6のステップS607)、固定
機2からダイヤル通知メッセージ信号を受信した場合、
該受信ダイヤル通知メッセージ信号中のダイヤル情報
(ダイヤル列)をRAM16のリダイヤル格納エリア2
7に格納し(図6のステップS608)、その後、本処
理動作を終了する。
【0047】移動機3の使用者がワンタッチボタン31
で発信した相手に再発信しようとする場合は、リダイヤ
ルボタン23を押下すればよい。移動機3では、リダイ
ヤルボタン23の押下を検出した場合、RAM16のリ
ダイヤル格納エリア27に格納されているダイヤル情報
によって発信する。
【0048】以上のように第2実施例によれば、固定機
2にワンタッチ格納エリアを備えている場合に、移動機
3の使用者がワンタッチボタン31により発信した場合
でも、再発信することができるという効果を奏する。
【0049】(第3実施例)次に、本発明の第3実施例
を図9乃至図14に基づき説明する。図9は、本発明の
第3実施例に係る無線電話システムの構成を示すブロッ
ク図であり、同図中、32は無線電話システムで、ボタ
ン電話装置33と、複数台(本実施例では2台)の専用
固定機34a,34b(以後、任意の専用固定機34
a,34bを符号34で表す)と、複数台(本実施例で
は4台)の専用移動機35a,35b,35c,35d
(以後、任意の専用移動機35a〜35dを符号35で
表す)とからなる。
【0050】ボタン電話装置33は、装置本体36を有
している。この装置本体36は、制御部37、ROM
(読み出し専用メモリ)38、RAM(読み書き可能メ
モリ)39、電話回線インタフェース部40、通話路ス
イッチ41及び専用電話機インタフェース部42を有し
ている。制御部37は、装置本体36を制御するもので
ある。ROM38は、装置本体36を制御するためのプ
ログラムを書き込むものである。RAM39は、種々の
データが格納されるもので、後述する短縮ダイヤルに相
当する展開ダイヤル列(展開ダイヤル情報)が格納され
ている短縮ダイヤル格納エリア43a,43b,43c
(以後、任意の短縮ダイヤル格納エリア43a〜43c
を符号43で表す)及び後述するワンタッチボタンに相
当する展開ダイヤル情報が格納されているワンタッチ格
納エリア44a,44b,44c(以後、任意の短縮ダ
イヤル格納エリア44a〜44cを符号44で表す)を
有している。電話回線インタフェース部40は、電話回
線45を装置本体36に収容するためのものである。通
話路スイッチ41は、電話回線インタフェース部40と
専用電話機インタフェース部42との間の通話路をオン
/オフ切り換えするものである。専用電話機インタフェ
ース部42は、内線46を装置本体36に収容するため
のものである。
【0051】図10は、図9の無線電話システム32に
おける専用固定機34と専用移動機35の構成を示すブ
ロック図である。
【0052】専用固定機34は、制御部47、ROM
(読み出し専用メモリ)48、RAM(読み書き可能メ
モリ)49、内線インタフェース部50、音声処理回路
51、無線送受信部52及びモデム53を有している。
制御部47は、専用固定機34全体を制御するものであ
る。ROM48は、専用固定機34を制御するためのプ
ログラム及び無線の識別符号を書き込むものである。R
AM49は、種々のデータが格納されるものである。内
線インタフェース部50は、内線46を専用固定機34
に収容するためのものである。音声処理回路51は、音
声信号に対して所定の処理を施すものである。無線送受
信部52は、無線回線を通じて信号の送受信を行うもの
で、アンテナ54が接続されている。モデム53は、送
信信号の変調処理及び受信信号の復調処理を行うもので
ある。
【0053】専用移動機35は、制御部55、ROM
(読み出し専用メモリ)56、RAM(読み書き可能メ
モリ)57、無線送受信部58、音声処理回路59、送
受話部60、モデム61、通話開始ボタン62、通話終
了ボタン63、リダイヤルボタン64、短縮ボタン6
5、ワンタッチ入力部66、ダイヤル入力部67及び表
示器68を有している。制御部55は、専用移動機35
全体を制御するものである。ROM56は、専用移動機
35を制御するためのプログラム及び無線の識別符号を
書き込むものである。RAM57は、種々のデータが格
納されるもので、再発信用のダイヤル列を格納するリダ
イヤル格納エリア69を有している。
【0054】無線送受信部58は、無線回線を通じて信
号の送受信を行うもので、アンテナ70が接続されてい
る。音声処理回路59は、音声信号に対して所定の処理
を施すものである。送受話部60は、送話器60aと受
話器60bとを有している。モデム61は、送信信号の
変調処理及び受信信号の復調処理を行うものである。通
話開始ボタン62は、専用移動機35の使用者が通話の
開始情報を入力するものである。通話終了ボタン63
は、専用移動機35の使用者が通話の終了情報を入力す
るものである。リダイヤルボタン64は、専用移動機3
5の使用者が再発信の要求情報を入力するものである。
短縮ボタン65は、専用移動機35の使用者が短縮ダイ
ヤル入力の開始情報を入力するものである。
【0055】ワンタッチ入力部66は、複数のワンタッ
チボタン71a,71b,71c(以後、任意のワンタ
ッチボタン71a〜71cを符号71で表す)を有して
いる。ワンタッチボタン71a〜71cは、専用移動機
35の使用者がRAM39のワンタッチ格納エリア44
a〜44cに格納されている展開ダイヤル情報で発信を
要求するものである。ダイヤル入力部67は、専用移動
機35の使用者がダイヤル情報を入力するもので、テン
キーを有している。表示器68は、種々のデータを表示
するもので、液晶表示素子等からなる。
【0056】本実施例では、無線情報の送受信は上述し
た第1実施例と同様にマルチチャネルアクセス方式を採
用している。
【0057】上記構成になる本実施例の無線電話システ
ム32における無線情報の送受信方法に付いて説明す
る。
【0058】専用固定機34が専用移動機35へ無線情
報を送信する場合は、制御部47からモデム53と音声
処理回路51と無線送受信部52とアンテナ54を介し
て専用移動機35へ無線情報を送信する。専用固定機3
4が専用移動機35から無線情報を受信する場合は、ア
ンテナ54から無線送受信部52と音声処理回路51と
モデム53を介して専用移動機35から無線情報を受信
する。
【0059】また、専用移動機35が専用固定機34へ
無線情報を送信する場合は、制御部55からモデム61
と音声処理回路59と無線送受信部58とアンテナ70
を介して専用固定機34へ無線情報を送信する。専用移
動機35が専用固定機34から無線情報を受信する場合
は、アンテナ70から無線送受信部58と音声処理回路
59とモデム61を介して専用固定機34から無線情報
を受信する。
【0060】次に、上記構成になる無線電話システム3
2の動作を、図11乃至図14に基づき説明する。図1
1は、無線電話システム32における専用移動機35の
動作を示すフローチャート、図12は、同無線電話シス
テム32におけるボタン電話装置33の装置本体36の
動作を示すフローチャート、図13は、ボタン電話装置
33の装置本体36と専用固定機34と専用移動機35
との間の短縮発信時の信号のやり取りを示すシーケンス
図、図14は、ボタン電話装置33の装置本体36と専
用固定機34と専用移動機35との間のワンタッチ入力
部66のワンタッチボタン71による発信時の信号のや
り取りを示すシーケンス図である。
【0061】本システムにおいて、専用移動機35の使
用者が短縮発信しようとした場合、以下のような操作を
行う。まず、専用移動機35の使用者が通話開始ボタン
62を押下する。次に、短縮ボタン65を押下して、ダ
イヤル入力部67から2桁の短縮ダイヤル情報を入力す
る。
【0062】専用移動機35では、アイドル時に通話開
始ボタン62の押下を監視しており(図11のステップ
S1101)、通話開始ボタン62の押下を検出した場
合、無線チャネル接続要求信号を制御チャネルで専用固
定機34に送信する(図11のステップS1102及び
図13の1301)。
【0063】専用固定機34では、アイドル時に専用移
動機35からの無線チャネル接続要求信号の受信を監視
しており、専用移動機35から無線チャネル接続要求信
号を受信した場合、通話チャネルを選択し、無線チャネ
ル接続応答信号を制御チャネルで専用移動機35に送信
する(図13の1302)。該無線チャネル接続応答信
号を制御チャネルで専用移動機35に送信後、選択した
通話チャネルへ移行する。該通話チャネルへ移行後、専
用固定機34は専用移動機35からのメッセージを、そ
のまま装置本体36へ中継する。
【0064】専用移動機35では、無線チャネル接続要
求信号を送信後、専用固定機34からの無線チャネル接
続応答信号の受信を監視しており(図11のステップS
1103)、専用移動機35から無線チャネル接続応答
信号を受信した場合、通話チャネルへ移行する(図11
のステップS1104)。また、専用移動機35では、
通話開始ボタン62の押下を検出後、短縮ボタン65の
押下を検出しており(図11のステップS1105)、
短縮ボタン65の押下を検出した場合、短縮発信メッセ
ージ信号を通話チャネル専用固定機34へ送信する(図
11のステップS1106及び図13の1303)。ま
た、専用移動機35では、ダイヤル情報の入力の監視を
行い(図11のステップS1107)、ダイヤル情報の
入力を検出した場合、該入力されたダイヤル情報を通話
チャネルで専用固定機34に通知する(図11のステッ
プS1108及び図13の1304)。
【0065】装置本体36では、アイドル時に専用移動
機35からの短縮発信メッセージ信号の受信を監視して
おり(図12のステップS1201)、専用移動機35
から短縮発信メッセージ信号を受信した場合(図13の
1307)、更に専用移動機35からのダイヤル情報の
受信を監視しており(図12のステップS1202)、
専用移動機35からダイヤル情報を受信した場合(図1
3の1308)、該受信ダイヤル情報をRAM39内の
格納エリアに格納する(図12のステップS120
3)。また、装置本体36では、専用移動機35からの
2桁目のダイヤル情報の受信を監視しており(図12の
ステップS1204)、専用移動機35から2桁目のダ
イヤル情報を受信しなければ前記ステップS1202へ
戻る。
【0066】また、専用移動機35から2桁目のダイヤ
ル情報を受信した場合、該受信した2桁目の短縮ダイヤ
ル情報に相当する短縮ダイヤル格納エリア43を検索す
る(図12のステップS1205)。例えば、入力され
た短縮ダイヤル情報に相当する短縮ダイヤル格納エリア
が43aであった場合、装置本体36は、電話回線イン
タフェース40を通じて電話回線45に対して発信操作
を行い、短縮ダイヤル格納エリア43aに格納されてい
る短縮展開ダイヤル情報を電話回線45に対して送出す
る(図12のステップS1206)。更に、装置本体3
6では、短縮ダイヤル格納エリア43aに格納されてい
る短縮展開ダイヤル情報を含んだダイヤル通知メッセー
ジ信号を専用移動機35に送信する(図12のステップ
S1207及び図13の1306)、その後、本処理動
作を終了する。
【0067】専用移動機35では、前記ステップS11
08において入力されたダイヤル情報を専用固定機34
に通知後(図13の1305)、該専用固定機34から
の2桁目のダイヤル情報の受信を監視しており(図11
のステップS1109)、専用固定機34から2桁目の
ダイヤル情報を受信しなければ前記ステップS1107
へ戻る。また、専用固定機34から2桁目のダイヤル情
報を受信した場合、専用移動機35では、専用固定機3
4からのダイヤル通知メッセージ信号の受信を監視して
おり(図11のステップS1110)、専用固定機34
からダイヤル通知メッセージ信号を受信した場合、該受
信ダイヤル通知メッセージ信号中のダイヤル情報(ダイ
ヤル列)をRAM57のリダイヤル格納エリア69に格
納し(図11のステップS1111)、その後、本処理
動作を終了する。
【0068】本システム32において、専用移動機35
の使用者がワンタッチ入力部66のワンタッチボタン7
1により発信しようとした場合、まず、通話開始ボタン
62を押下してからワンタッチボタン71を押下する。
本実施例では、説明の便宜上ワンタッチボタン71aを
押下したものとして説明する。
【0069】専用移動機35において、通話開始ボタン
62の押下を検出してから通話チャネルへ移行するまで
の動作は、上述した短縮発信時と同じである(図14の
1401〜1403)。専用移動機35では、通話開始
ボタン62の押下を検出後、短縮ボタン65と同様、ワ
ンタッチボタン71の押下も監視しており(図11のス
テップS1112)、ワンタッチボタン71aの押下を
検出しない場合は、前記図11のステップS1105へ
戻る。また、ワンタッチボタン71aの押下を検出した
場合、ワンタッチボタン71aの押下メッセージ信号を
通話チャネルで専用固定機34へ送信する(図11のス
テップS1113及び図14の1404)。その後、前
記図11のステップS1110へ進んで、専用固定機3
4からのダイヤル通知メッセージ信号の受信を監視す
る。
【0070】装置本体36では、前記図12のステップ
S1201において専用移動機35からの短縮発信メッ
セージ信号を受信しない場合(アイドル時)に、専用移
動機35からのワンタッチボタン71aの押下メッセー
ジ信号の受信を監視しており(図12のステップS12
08)、専用移動機35からワンタッチボタン71aの
押下メッセージ信号を受信した場合(図13の130
7)、ワンタッチボタン71aに相当するワンタッチ格
納エリア44を検索する(図12のステップS120
9)。本実施例では、ワンタッチボタン71aが押下さ
れたので、装置本体36は、電話回線インタフェース4
0を通じて電話回線45に対して発信操作を行い、ワン
タッチ格納エリア44aに格納されている展開ダイヤル
情報を電話回線45に対して送出する(図12のステッ
プS1206)。更に、装置本体36では、ワンタッチ
格納エリア44aに格納されている展開ダイヤル情報を
含んだダイヤル通知メッセージ信号を専用移動機35に
送信する(図12のステップS1207及び図14の1
406)、その後、本処理動作を終了する。
【0071】本システム32において、専用移動機35
の使用者がワンタッチ入力部66のワンタッチボタン7
1により発信した相手に再発信しようとする場合は、リ
ダイヤルボタン64を押下すればよい。専用移動機35
では、リダイヤルボタン64の押下を検出した場合、R
AM57のリダイヤル格納エリア69に格納されている
ダイヤル情報によって発信する(図14の1405)。
【0072】以上のように第3実施例によれば、装置本
体36が短縮ダイヤル格納エリア43を備えている場合
に、専用移動機35の使用者が短縮発信した場合でも、
再発信することができるという効果を奏する。また、装
置本体36がワンタッチ格納エリア44を備えている場
合に、専用移動機35の使用者がワンタッチボタン71
により発信した場合でも、再発信することができるとい
う効果を奏する。
【0073】(第4実施例)次に、本発明の第4実施例
を図15乃至図18に基づき説明する。図15は、本発
明の第4実施例に係る無線電話システムの構成を示すブ
ロック図であり、同図において、上述した第1実施例の
図1と同一部分には同一符号が付してある。図15にお
いて図1と異なる点は、固定機2にPB信号受信部72
を設けたこと、固定機2のRAM6が短縮ダイヤル格納
エリア11a〜11cに代えてオートダイヤル格納エリ
ア73を有すること、移動機3に短縮ボタン24に代え
てオートダイヤラボタン74を設けたこと及び電話回線
12がダイヤル情報の送出をPB信号で行えることであ
る。
【0074】PB信号受信部72は、移動機3からのP
B信号を検出した場合に、該PB信号を受信し且つ翻訳
するものである。オートダイヤル格納エリア73は、移
動機3の送話器19aを介して入力されたダイヤル信号
を固定機2のPB信号受信部32を通して受信したダイ
ヤル情報を格納するものである。オートダイヤラボタン
74は、移動機3の使用者が送話器19aからのダイヤ
ル情報の入力の開始を通知するものである。
【0075】本実施例では、無線情報の送受信は上述し
た第1実施例と同様にマルチチャネルアクセス方式を採
用している。
【0076】上記構成になる本実施例の無線電話システ
ム1における無線情報の送受信方法に付いて説明する。
【0077】固定機2が移動機3へ無線情報を送信する
場合は、制御部4からモデム10と音声処理回路8と無
線送受信部9とアンテナ13を介して移動機3へ無線情
報を送信する。固定機2が移動機3から無線情報を受信
する場合は、アンテナ13から無線送受信部9と音声処
理回路8とモデム10を介して移動機3から無線情報を
受信する。
【0078】また、移動機3が固定機2へ無線情報を送
信する場合は、制御部14からモデム20と音声処理回
路18と無線送受信部17とアンテナ28を介して固定
機2へ無線情報を送信する。移動機3が固定機2から無
線情報を受信する場合は、アンテナ28から無線送受信
部17と音声処理回路18とモデム20を介して固定機
2から無線情報を受信する。
【0079】次に、上記構成になる無線電話システム1
の動作を、図16乃至図18に基づき説明する。図16
は、無線電話システム1における移動機3の動作を示す
フローチャート、図17は、同無線電話システム1にお
ける固定機2の動作を示すフローチャート、図18は、
固定機2と移動機3との間のオートダイヤラ発信時の信
号のやり取りを示すシーケンス図である。
【0080】本システム1において、移動機3の使用者
がオートダイヤラにより発信しようとした場合、以下の
ような操作を行う。まず、移動機3の使用者がオートダ
イヤラボタン74を押下する。次に、オートダイヤラを
送話器19aに近付けて発信したい電話番号を選択し
て、PB音による発信を開始する。オートダイヤラのP
B音によるダイヤル情報の送出を終了すると、移動機3
の使用者は、通話開始ボタン21を押下する。
【0081】移動機3では、アイドル時にオートダイヤ
ラボタン74の押下を監視しており(図16のステップ
S1601)、オートダイヤラボタン74の押下を検出
した場合、無線チャネル接続要求信号を制御チャネルで
固定機2に送信する(図16のステップS1602及び
図18の1801)。
【0082】固定機2では、アイドル時に移動機3から
の無線チャネル接続要求信号の受信を監視しており(図
17のステップS1701)、移動機3から無線チャネ
ル接続要求信号を受信した場合、通話チャネルを選択
し、無線チャネル接続応答信号を制御チャネルで移動機
3に送信する(図17のステップS1702及び図18
の1802)。該無線チャネル接続応答信号を制御チャ
ネルで移動機3に送信後、選択した通話チャネルへ移行
する(図17のステップS1703)。
【0083】移動機3では、無線チャネル接続要求信号
を固定機2に送信後、固定機2からの無線チャネル接続
応答信号の受信を監視しており(図16のステップS1
603)、固定機2から無線チャネル接続応答信号を受
信した場合、通話チャネルへ移行する(図16のステッ
プS1604)。また、移動機3では、オートダイヤラ
開始メッセージ信号を通話チャネルで固定機2へ送信す
る(図16のステップS1605及び図18の180
3)。
【0084】固定機2では、通話チャネルへ移行後、移
動機3からのオートダイヤラ開始メッセージ信号の受信
を監視しており(図17のステップS1704)、移動
機3からオートダイヤラ開始メッセージ信号を受信した
場合、回線インタフェース7を通じて電話回線12に対
して発信操作を行い、音声処理回路8を操作して、無線
送受信部9と電話回線12とを接続する(図17のステ
ップS1705)。本実施例では、電話回線12へのダ
イヤル情報の送出はPB信号で行うことができるので、
無線送受信部9と電話回線12とを接続すれば、移動機
3の使用者が送話器19aを通じてオートダイヤラで入
力したPB信号のダイヤル列は、通話チャネルで固定機
2へ送信され(図18の1804〜1807)、そのま
ま電話回線12へ送出され、相手を呼び出すことが可能
である。この時、固定機2では、PB信号受信部72に
よるPB信号の受信を監視しており(図17のステップ
S1706)、PB信号受信部72は受信したPB信号
をダイヤル情報に翻訳して、RAM6のオートダイヤル
格納エリア27に順次格納する(図17のステップS1
707)。
【0085】移動機3では、オートダイヤラ開始メッセ
ージ信号を送信後、通話開始ボタン21の押下を監視し
ており(図16のステップS1606)、通話開始ボタ
ン21の押下を検出した場合、通話開始メッセージ信号
を通話チャネルで固定機2へ送信する(図16のステッ
プS1607及び図18の1808)。
【0086】固定機2では、無線送受信部9と電話回線
12とを接続後、移動機3からの通話開始メッセージ信
号の受信を監視しており(図17のステップS170
8)、移動機3から通話開始メッセージ信号を受信しな
い場合は、前記図17のステップS1706へ戻る。ま
た、移動機3から通話開始メッセージ信号を受信した場
合は、RAM6内のオートダイヤル格納エリア33に格
納されているダイヤル情報を含んだダイヤル通知メッセ
ージ信号を移動機3へ送信する(図17のステップS1
709及び図18の1809)。その後、本処理動作を
終了する。
【0087】移動機3では、通話開始メッセージ信号を
送信後、固定機2からのダイヤル通知メッセージの受信
を監視しており(図16のステップS1608)、固定
機2からのダイヤル通知メッセージを受信した場合、ダ
イヤル通知メッセージ信号中のダイヤル情報をRAM1
6内のリダイヤル格納エリア27に格納する(図16の
ステップS1609)。その後、本処理動作を終了す
る。
【0088】移動機3の使用者がオートダイヤラを使用
して発信した相手に再発信しようとする場合は、リダイ
ヤルボタン23を押下すればよい。移動機3では、リダ
イヤルボタン23の押下を検出した場合、RAM16の
リダイヤル格納エリア27に格納されているダイヤル情
報によって発信する。
【0089】以上のように第4実施例によれば、固定機
2がダイヤル情報の送出をPB信号で行うことができる
電話回線12に接続され且つPB信号受信部72を備え
ている場合に、移動機3の使用者がオートダイヤラを使
用して発信した場合でも、再発信することができるとい
う効果を奏する。
【0090】(第5実施例)次に、本発明の第5実施例
を図19に基づき説明する。図19は、固定機2と移動
機3との間のオートダイヤラ発信時の信号のやり取りを
示すシーケンス図である。上述した第4実施例におい
て、PB信号受信部72が翻訳したダイヤル情報を、R
AM6内のオートダイヤル格納エリア73に格納してお
き、移動機3から通話開始メッセージ信号を受信した場
合に、ダイヤル情報を移動機3に通知していたが、本実
施例では、PB信号受信部72が翻訳したダイヤル情報
を、1PB信号毎に1桁づつ移動機3に送信するように
したものである。移動機3では、受信したダイヤル情報
を1桁づつRAM16内のリダイヤル格納エリア27に
順次格納して行く。
【0091】以上のように第5実施例によれば、第4実
施例と同様の効果を奏することができる。また、第5実
施例によれば、第4実施例におけるRAM6のオートダ
イヤル格納エリア73が不要になると共に、移動機3の
使用者がオートダイヤラによるダイヤル情報の入力が終
了した時に通話開始ボタン21を押下する手数を省くこ
とができるという効果を奏する。
【0092】(第6実施例)次に、本発明の第6実施例
を図20乃至図24に基づき説明する。図20は、本発
明の第6実施例に係る無線電話システムの構成を示すブ
ロック図であり、同図において、上述した第3実施例の
図9と同一部分には同一符号が付してある。図20にお
いて図9と異なる点は、図9のRAM39から短縮格納
エリア43a〜43c及びワンタッチ格納エリア44a
〜44cを削除し、その代わりにオートダイヤル格納エ
リア75を設けたこと、図9の装置本体36にPB信号
受信部76を設けたことである。オートダイヤル格納エ
リア75は、専用移動機3の送話器19aを介して入力
されたダイヤル信号を装置本体36のPB信号受信部7
6を通して受信したダイヤル情報を格納するものであ
る。PB信号受信部76は、PB信号を検出した場合
に、該PB信号を受信し且つ翻訳するものである。
【0093】図21は、図20に示す専用固定機34と
専用移動機35の構成を示すブロック図であり、同図に
おいて、上述した第3実施例の図10と同一部分には同
一符号が付してある。図21において図10と異なる点
は、図10の専用移動機35から短縮ボタン65とワン
タッチ入力部66を削除し、その代わりにオートダイヤ
ラボタン77を設けたことである。オートダイヤラボタ
ン77は、専用移動機35の使用者が送話器19aから
のダイヤル情報の入力の開始を通知するものである。
【0094】本実施例では、無線情報の送受信は、上述
した第1実施例と同様にマルチチャネルアクセス方式を
採用している。
【0095】上記構成になる本実施例の無線電話システ
ム32における無線情報の送受信方法に付いて説明す
る。
【0096】専用固定機34が専用移動機35へ無線情
報を送信する場合は、制御部47からモデム53と音声
処理回路51と無線送受信部52とアンテナ54を介し
て専用移動機35へ無線情報を送信する。専用固定機3
4が専用移動機35から無線情報を受信する場合は、ア
ンテナ54から無線送受信部52と音声処理回路51と
モデム53を介して専用移動機35から無線情報を受信
する。
【0097】また、専用移動機35が専用固定機34へ
無線情報を送信する場合は、制御部55からモデム61
と音声処理回路59と無線送受信部58とアンテナ70
を介して専用固定機34へ無線情報を送信する。専用移
動機35が専用固定機34から無線情報を受信する場合
は、アンテナ70から無線送受信部58と音声処理回路
59とモデム61を介して専用固定機34から無線情報
を受信する。
【0098】次に、上記構成になる無線電話システム3
2の動作を、図22乃至図24に基づき説明する。図2
2は、無線電話システム32における専用移動機35の
動作を示すフローチャート、図23は、同無線電話シス
テム32におけるボタン電話装置33の装置本体36の
動作を示すフローチャート、図24は、ボタン電話装置
33の装置本体36と専用固定機34と専用移動機35
との間のオートダイヤラ発信時の信号のやり取りを示す
シーケンス図である。
【0099】本システムにおいて、専用移動機35の使
用者が図示しないオートダイヤラによって発信しようと
した場合、以下のような操作を行う。まず、専用移動機
35の使用者がオートダイヤラボタン77を押下する。
次に、オートダイヤラを送話器19aに近付けて、発信
したい電話番号を選択して、PB音による発信を開始す
る。オートダイヤラのPB音によるダイヤル情報の送出
を終了すると、専用移動機35の使用者は通話開始ボタ
ン62を押下する。
【0100】専用移動機35では、アイドル時にオート
ダイヤラボタン77の押下を監視しており(図22のス
テップS2201)、オートダイヤラボタン77の押下
を検出した場合、無線チャネル接続要求信号を制御チャ
ネルで専用固定機34に送信する(図22のステップS
2202及び図24の2401)。
【0101】専用固定機34では、アイドル時に専用移
動機35からの無線チャネル接続要求信号の受信を監視
しており、専用移動機35から無線チャネル接続要求信
号を受信した場合、通話チャネルを選択し、無線チャネ
ル接続応答信号を制御チャネルで専用移動機35に送信
する(図24の2402)。該無線チャネル接続応答信
号を制御チャネルで専用移動機35に送信後、選択した
通話チャネルへ移行する。該通話チャネルへ移行後、専
用固定機34は専用移動機35からのメッセージを、そ
のまま装置本体36へ中継する。
【0102】専用移動機35では、無線チャネル接続要
求信号を送信後、専用固定機34からの無線チャネル接
続応答信号の受信を監視しており(図22のステップS
2203)、専用移動機35から無線チャネル接続応答
信号を受信した場合、通話チャネルへ移行する(図22
のステップS2204)。また、専用移動機35では、
オートダイヤラ開始メッセージ信号を通話チャネルで専
用固定機34へ送信する(図22のステップS2205
及び図24の2403)。
【0103】装置本体36では、アイドル時に専用移動
機35からのオートダイヤラ開始メッセージ信号の受信
を監視しており(図23のステップS2301)、専用
移動機35からオートダイヤラ開始メッセージ信号を受
信した場合、電話回線インタフェース部40を通じて、
電話回線45に対して発信操作を行い、通話路スイッチ
41を操作して専用電話機インタフェース部42と電話
回線インタフェース部40とを接続する(図23のステ
ップS2302)。更に、専用電話機インタフェース部
42とPB信号受信部76とを接続する(図23のステ
ップS2303)。本実施例では、電話回線45へのダ
イヤル情報の送出はPB信号で行うことができるので、
専用電話機インタフェース部42と電話回線インタフェ
ース部40とを接続すれば、専用移動機35の使用者が
送話器19aを通じてオートダイヤラで入力したPB信
号のダイヤル列は、通話チャネルで専用固定機34に送
信され、更に、装置本体36を経由して、そのまま電話
回線45へ送出され、相手を呼び出すことが可能であ
る。この時、装置本体36では、専用電話機インタフェ
ース部42と電話回線インタフェース部40とが接続さ
れているので、PB信号受信部76を介してPB信号の
受信を行い(図23のステップS2304及び図24の
2404〜2407)、該受信したPB信号をダイヤル
情報に翻訳して、RAM39内のオートダイヤル格納エ
リア75に順次格納する(図23のステップS230
5)。
【0104】専用移動機35では、オートダイヤラ開始
メッセージ信号を送信後、通話開始ボタン62の押下を
監視しており(図22のステップS2206)、通話開
始ボタン62の押下を検出した場合、通話開始メッセー
ジ信号を通話チャネルで専用固定機34に送信する(図
22のステップS2207及び図24の2408)。
【0105】装置本体36では、専用電話機インタフェ
ース部42と電話回線インタフェース部40とを接続
後、専用移動機35からの通話開始メッセージ信号の受
信を監視しており(図23のステップS2306)、専
用移動機35から通話開始メッセージ信号を受信しない
場合は、前記図23のステップS2304へ戻る。ま
た、専用移動機35から通話開始メッセージ信号を受信
した場合は、RAM39内のオートダイヤル格納エリア
75に格納されているダイヤル情報を含んだダイヤル通
知メッセージ信号を専用移動機35に送信する(図23
のステップS2307及び図24の2409)。その
後、本処理動作を終了する。
【0106】専用移動機35では、通話開始メッセージ
信号を送信後、専用固定機34からのダイヤル通知メッ
セージ信号の受信を監視しており(図22のステップS
2208)、専用固定機34からのダイヤル通知メッセ
ージ信号の受信を検出した場合、ダイヤル通知メッセー
ジ信号中のダイヤル情報をRAM57内のリダイヤル格
納エリア69に格納する(図22のステップS220
9)。その後、本処理動作を終了する。
【0107】本システム32において、専用移動機35
の使用者がオートダイヤラを使用して発信した相手に再
発信しようとする場合は、リダイヤルボタン64を押下
すればよい。専用移動機35では、リダイヤルボタン6
4の押下を検出した場合、RAM57内のリダイヤル格
納エリア69に格納されているダイヤル情報によって発
信する。
【0108】以上のように第6実施例によれば、上述し
た第3実施例と同様の効果を奏する。
【0109】(第7実施例)次に、本発明の第7実施例
を図25に基づき説明する。なお、本実施例に係る無線
電話システムの構成は、上述した第6実施例の図20及
び図21の構成と同一であるから、これら両図を流用し
て説明する。図25は、本実施例に係る無線電話システ
ムにおけるボタン電話装置33の装置本体36と専用固
定機34と専用移動機35との間のオートダイヤラ発信
時の信号のやり取りを示すシーケンス図である。第6実
施例において、PB信号受信部76が翻訳したダイヤル
情報を、RAM39内のオートダイヤル格納エリア75
に蓄積しておき、専用移動機35から通話開始メッセー
ジ信号を受信した場合に、ダイヤル情報を専用移動機3
5に通知していたが、本実施例では、PB信号受信部7
6が翻訳したダイヤル情報を、1PB信号毎に1桁づつ
専用移動機35に送信するようにしたものである。専用
移動機35では、受信したダイヤル情報を1桁づつRA
M57内のリダイヤル格納エリア69に順次格納して行
く。
【0110】以上のように第7実施例によれば、第6実
施例と同様の効果を奏する。また、第7実施例によれ
ば、第6実施例におけるRAM39内のオートダイヤル
格納エリア75が不要になると共に、専用移動機35の
使用者がオートダイヤラによるダイヤル情報の入力終了
時に、通話開始ボタン62を押下する手間が省けるとい
う効果を奏する。
【0111】(第8実施例)本実施例は、上述した第6
実施例において、装置本体36が専用移動機35からオ
ートダイヤラ開始メッセージ信号を受信した時に、電話
回線45に対して発信操作を行わずに、専用電話機イン
タフェース部42と電話回線インタフェース部40とを
接続せずに、専用移動機35から通話開始メッセージ信
号を受信した場合に、電話回線45に対して発信操作を
行って、電話回線45が受け入れることができるダイヤ
ル方式でRAM39内のオートダイヤル格納エリア75
に格納されているダイヤル列を送出する。例えば、アナ
ログDP回線の場合は、ダイヤルパルスによって行い、
ISDN(サービス総合ディジタル網)回線の場合は、
SETUP(呼設定の要求)メッセージ信号中に含めて
送出する。
【0112】以上のように本実施例によれば、上述した
第6実施例において、装置本体36が接続する回線が、
ダイヤル情報の送出をPB信号で行うことのできる電話
回線でなくとも、該第6実施例と同様の効果が得られ
る。
【0113】(その他の実施例)上述した第1〜第8実
施例において、無線情報の送受信は、マルチチャネルア
クセス方式を採用した場合に付いて説明したが、無線情
報の送受信は、他の無線方式を採用しても同様の効果が
得られる。
【0114】
【発明の効果】本発明の請求項1の無線電話システムに
よれば、第3の入力手段による入力により、例えば短縮
発信した場合でも、再発信が可能であるという効果を奏
する。
【0115】また、本発明の請求項2の無線電話システ
ムによれば、移動機の使用者がオートダイヤラを使用し
て発信した場合でも、再発信が可能であるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る無線電話システムの
構成を示すブロック図である。
【図2】同無線電話システムにおける移動機の動作を示
すフローチャートである。
【図3】同無線電話システムにおける固定機の動作を示
すフローチャートである。
【図4】同無線電話システムにおける固定機と移動機と
の間の短縮発信時の信号のやり取りを示すシーケンス図
である。
【図5】本発明の第2実施例に係る無線電話システムの
構成を示すブロック図である。
【図6】同無線電話システムにおける移動機の動作を示
すフローチャートである。
【図7】同無線電話システムにおける固定機の動作を示
すフローチャートである。
【図8】同無線電話システムにおける固定機と移動機と
の間のワンタッチボタンによる発信時の信号のやり取り
を示すシーケンス図である。
【図9】本発明の第3実施例に係る無線電話システムの
構成を示すブロック図である。
【図10】同無線電話システムにおける専用固定機と専
用移動機の構成を示すブロック図である。
【図11】同無線電話システムにおける専用移動機の動
作を示すフローチャートである。
【図12】同無線電話システムにおける専用固定機の動
作を示すフローチャートである。
【図13】同無線電話システムにおけるボタン電話装置
の装置本体と専用固定機と専用移動機との間の短縮発信
時の信号のやり取りを示すシーケンス図である。
【図14】同無線電話システムにおけるボタン電話装置
の装置本体と専用固定機と専用移動機との間のワンタッ
チボタンによる発信時の信号のやり取りを示すシーケン
ス図である。
【図15】本発明の第4実施例に係る無線電話システム
の構成を示すブロック図である。
【図16】同無線電話システムにおける移動機の動作を
示すフローチャートである。
【図17】同無線電話システムにおける固定機の動作を
示すフローチャートである。
【図18】同無線電話システムにおける固定機と移動機
との間のオートダイヤラ発信時の信号のやり取りを示す
シーケンス図である。
【図19】本発明の第5実施例に係る無線電話システム
における固定機と移動機との間のオートダイヤラ発信時
の信号のやり取りを示すシーケンス図である。
【図20】本発明の第6実施例に係る無線電話システム
の構成を示すブロック図である。
【図21】同無線電話システムにおける専用固定機と専
用移動機の構成を示すブロック図である。
【図22】同無線電話システムにおける専用移動機の動
作を示すフローチャートである。
【図23】同無線電話システムにおける専用固定機の動
作を示すフローチャートである。
【図24】同無線電話システムにおけるボタン電話装置
の装置本体と専用固定機と専用移動機との間のオートダ
イヤラ発信時の信号のやり取りを示すシーケンス図であ
る。
【図25】本発明の第7実施例に係る無線電話システム
における固定機と移動機との間のオートダイヤラ発信時
の信号のやり取りを示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1 無線電話システム 2 固定機 3 移動機 4 制御部(ダイヤル列送出手段、第2のメッセージ
送信手段) 6 RAM(第1のエリア) 9 無線送受信部(ダイヤル信号受信手段) 11 短縮ダイヤル格納エリア(第1のエリア) 11a短縮ダイヤル格納エリア(第1のエリア) 11b短縮ダイヤル格納エリア(第1のエリア) 11c短縮ダイヤル格納エリア(第1のエリア) 12 電話回線 14 制御部(ダイヤル列通知手段、第1のメッセージ
送信手段、ダイヤル列格納手段、ダイヤル情報格納手
段) 16 RAM(第2のエリア) 19a送話部 23 リダイヤルボタン(第2の入力手段) 24 短縮ボタン(第3の入力手段) 25 ダイヤル入力部(第1の入力手段) 27 リダイヤル格納エリア(第2のエリア) 29 ワンタッチ格納エリア(第1のエリア) 29aワンタッチ格納エリア(第1のエリア) 29bワンタッチ格納エリア(第1のエリア) 29cワンタッチ格納エリア(第1のエリア) 30 ワンタッチ入力部(第2の入力手段) 34 専用固定機(固定機) 34a専用固定機(固定機) 34b専用固定機(固定機) 34c専用固定機(固定機) 35 専用移動機(移動機) 35a専用移動機(移動機) 35b専用移動機(移動機) 35c専用移動機(移動機) 39 RAM(第1のエリア) 43 短縮ダイアル格納エリア(第1のエリア) 43a短縮ダイヤル格納エリア(第1のエリア) 43b短縮ダイアル格納エリア(第1のエリア) 43c短縮ダイヤル格納エリア(第1のエリア) 44 ワンタッチ格納エリア(第1のエリア) 44aワンタッチ格納エリア(第1のエリア) 44bワンタッチ格納エリア(第1のエリア) 44cワンタッチ格納エリア(第1のエリア) 45 電話回線 49 RAM(第1のエリア) 57 RAM(第2のエリア) 60a送話器 64 リダイヤルボタン(第2の入力手段) 65 短縮ボタン(第3の入力手段) 67 ダイヤル入力部(第1の入力手段) 69 リダイヤル格納エリア(第2のエリア) 73 オートダイヤル格納エリア(第1のエリア) 74 オートダイヤラボタン(第3の入力手段) 75 オートダイヤル格納エリア(第1のエリア) 77 オートダイヤラボタン(第3の入力手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線を収容する固定機と移動機とか
    らなり、前記固定機は、ダイヤル列を格納する第1のエ
    リアと、前記移動機から第1のメッセージ信号を受信し
    た場合に前記第1のエリアに格納されているダイヤル列
    を前記電話回線に送出するダイヤル列送出手段とを有
    し、前記移動機は、ダイヤル情報を入力する第1の入力
    手段と、発信時に前記第1の入力手段により入力された
    ダイヤル列を格納する第2のエリアと、再発信の要求情
    報を入力する第2の入力手段と、該第2の入力手段によ
    り再発信の要求情報が入力された場合に前記第2のエリ
    アに格納されているダイヤル列を前記固定機に通知する
    ダイヤル列通知手段と、所定の情報を入力する第3の入
    力手段と、該第3の入力手段により所定の情報が入力さ
    れた場合に前記固定機に対して第1のメッセージ信号を
    送信する第1のメッセージ信号送信手段とを有する無線
    電話システムにおいて、前記固定機には、前記移動機か
    ら第1のメッセージ信号を受信した場合に前記移動機に
    対して前記第1のエリアに格納されているダイヤル列を
    通知する第2のメッセージ信号を送信する第2のメッセ
    ージ信号送信手段を設け、前記移動機には、前記固定機
    から第2のメッセージ信号を受信した場合に該第2のメ
    ッセージ信号中に含まれているダイヤル列を前記第2の
    エリアに格納するダイヤル列格納手段を設けたことを特
    徴とする無線電話システム。
  2. 【請求項2】 電話回線を収容する固定機と移動機とか
    らなり、前記固定機は、前記移動機の送話部から入力さ
    れたダイヤル信号を受信するダイヤル信号受信手段を有
    し、前記移動機は、ダイヤル情報を入力する前記送話部
    とは異なる第1の入力手段と、発信時に前記第1の入力
    手段により入力されたダイヤル列を格納する第1のエリ
    アと、再発信の要求情報を入力する第2の入力手段と、
    該第2の入力手段により再発信の要求情報が入力された
    場合に前記第1のエリアに格納されているダイヤル列を
    前記固定機に通知するダイヤル列通知手段とを有する無
    線電話システムにおいて、前記固定機には、前記移動機
    の送話部から入力されたダイヤル信号を受信した場合に
    前記移動機に対して前記ダイヤル信号を翻訳したダイヤ
    ル情報を含む第1のメッセージ信号を送信する第1のメ
    ッセージ信号送信手段を設け、前記移動機には、前記固
    定機から第1のメッセージ信号を受信した場合に該第1
    のメッセージ信号中に含まれているダイヤル情報を前記
    第2のエリアに格納するダイヤル情報格納手段を設けた
    ことを特徴とする無線電話システム。
JP6171816A 1994-06-30 1994-06-30 無線電話システム Pending JPH0819052A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009219005A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Nec Infrontia Corp 通信制御方法および通信システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009219005A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Nec Infrontia Corp 通信制御方法および通信システム

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