JP5003181B2 - 記録材帯電装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録材帯電装置および複写機やプリンタ等の画像形成装置に関する。
複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、記録材として、一般のコピー向け用紙だけでなく、高級感を備えた皮革模様をイメージしたものや和紙調のもの等の特殊紙も使用される。ところが、このような特殊紙は、表面に高級感を出すための凹凸模様が形成されていることから、トナー像の転写が均一に行い難いという不都合がある。
そこで、凹凸模様が形成された記録材に良好な画像を形成するための技術として、例えば、有色トナーによる画像形成を行う前に、予め白色または透明トナーを用いて、用紙の表面粗さを少なくしておくもの(例えば、特許文献1参照)や、トナー像の用紙への転写時に振動を与えるもの(例えば、特許文献2参照)等が知られている。
特開2006−78883号公報(第5−6頁) 特開2005−134745号公報(第7−8頁)
本発明は、表面に凹凸を有する記録材を使用する際にも、濃度ムラの少ない画像を提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明の記録材帯電装置は、トナー像保持体に保持されたトナー像を凹凸を有する記録材に転写する転写手段と転写手段に記録材を搬送する最も転写手段に近接して配置された搬送手段との間に配置され、転写手段に搬送される記録材を帯電する転写前帯電手段と、転写前帯電手段に対して、トナー像保持体に保持されたトナー像の帯電極性と反対極性の電圧を供給する電圧供給手段とを備えたことを特徴としている。
ここで、転写手段と搬送手段との間であって、転写前帯電手段に対向する位置または転写前帯電手段よりも搬送手段側に配置され、転写手段に搬送される記録材を加熱する転写前加熱手段をさらに備えたことを特徴とすることができる。特に、転写前帯電手段および転写前加熱手段は、転写手段と搬送手段との間で記録材の搬送方向に沿って移動可能に構成されたことを特徴とすることができる。また、転写前帯電手段および転写前加熱手段は、記録材から非接触となる位置に移動可能に構成されたことを特徴とすることができる。
さらに、転写前帯電手段は、記録材に接触しながら記録材を帯電するロール部材で構成されたことを特徴とすることができる。特に、転写前帯電手段は、弾性硬度がアスカーC(SRIS 0101)にて15°以上30°以下のロール部材で構成されたことを特徴とすることができる。
本発明の画像形成装置は、トナー像を保持するトナー像保持体と、トナー像保持体に保持されたトナー像を凹凸を有する記録材に転写する転写手段と、転写手段に対して記録材を搬送する最も転写手段に近接して配置された搬送手段と転写手段との間に配置され、転写手段に搬送される記録材をトナー像保持体に保持されたトナー像の帯電極性と反対極性に帯電する転写前帯電手段とを備えたことを特徴としている。
ここで、転写手段と搬送手段との間であって、転写前帯電手段に対向する位置または転写前帯電手段よりも搬送手段側に配置され、転写手段に搬送される記録材を加熱する転写前加熱手段をさらに備えたことを特徴とすることができる。特に、転写前帯電手段および転写前加熱手段は、転写前帯電手段と記録材との静止摩擦係数をμ1、転写前加熱手段と記録材との静止摩擦係数をμ2、トナー像保持体と記録材との静止摩擦係数をμ3とした場合に、μ1<μ2<μ3なる関係が生じるように構成されたことを特徴とすることができる。また、転写前加熱手段から転写手段に熱が伝達することを抑える熱遮蔽部材をさらに備えたことを特徴とすることができる。
さらに、転写前帯電手段は、転写前帯電手段により帯電された記録材が、転写手段の配置位置に搬送された時点での記録材の電位が所定電位以上を維持するような位置に配置されたことを特徴とすることができる。また、転写前帯電手段とトナー像保持体との間を遮蔽する遮蔽部材をさらに備えたことを特徴とすることができる。
本発明の請求項1によれば、本発明を適用しない場合に比べて、表面に凹凸を有する記録材を使用する際にも、濃度ムラの少ない画像を提供することができるとともに、転写部での記録材の凹部への転写率を高める電荷量の保持が可能となる
本発明の請求項2によれば、転写部にて記録材の含水量や環境湿度等に応じた電荷量を記録材に保持することができる。
本発明の請求項3によれば、転写前帯電手段による帯電処理の必要のない記録材が使用される場合にも、画像劣化が発生することを抑制することができる。
本発明の請求項4によれば、本発明を適用しない場合に比べて、記録材の凹部への帯電を効果的に行うことができる。
本発明の請求項5によれば、本発明を適用しない場合に比べて、記録材の凹部の深さにかかわらず、記録材の凹部への帯電を効果的に行うことができる。
本発明の請求項6によれば、本発明を適用しない場合に比べて、表面に凹凸を有する記録材を使用する際にも、濃度ムラの少ない画像を提供することができるとともに、転写部での記録材の凹部への転写率を高める電荷量の保持が可能となる
本発明の請求項7によれば、本発明を適用しない場合に比べて、転写時における転写ズレによる画像欠陥の発生を抑制することができる。
本発明の請求項8によれば、本発明を適用しない場合に比べて、転写手段の抵抗値の変動を抑えることができる。
本発明の請求項9によれば、本発明を適用しない場合に比べて、転写部での記録材の凹部への転写率を高める電荷量の保持を可能とする。
本発明の請求項10によれば、本発明を適用しない場合に比べて、トナー像保持体から転写前帯電手段へのトナー飛散を抑えることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[実施の形態1]
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置1の構成の一例を示した図である。図1に示す画像形成装置1は、所謂タンデム型のデジタルカラープリンタであり、各色の画像データに対応して画像形成を行う画像形成プロセス部20、画像形成装置1の動作を制御する制御部60、例えばパーソナルコンピュータ(PC)3や画像読取装置4等の外部装置から受信された画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理部22、処理プログラム等が記録される例えばハードディスク(Hard Disk Drive)にて実現される主記憶部90、各部に電力を供給する電源部95を備えている。
画像形成プロセス部20は、一定の間隔を置いて並列的に配置された、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像をそれぞれ形成する4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30K(これらを「画像形成ユニット30」とも総称する)を備えている。
画像形成ユニット30は、矢印A方向に回転しながら静電潜像が形成されるトナー像保持体の一例としての感光体ドラム31、感光体ドラム31の表面を所定電位で一様に帯電する帯電ロール32、感光体ドラム31上に形成された静電潜像を現像する現像器33、一次転写後の感光体ドラム31表面を清掃するドラムクリーナ34を備えている。
帯電ロール32は、アルミニウムやステンレス等の導電性の芯金上に、導電性弾性体層と導電性表面層とが順次積層されたロール部材で構成されている。そして、電源部95内に設けられた帯電電源(不図示)から帯電バイアスの供給を受け、感光体ドラム31に対して従動回転しながら感光体ドラム31の表面を所定電位で一様に帯電する。
現像器33は、各画像形成ユニット30において、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色トナーを現像する現像器33Y,33M,33C,33Kとして構成されている。各現像器33は、各色トナーと磁性キャリアとからなる二成分現像剤を現像ロール上に保持し、現像ロールに直流電圧、または交流電圧に直流電圧を重畳した現像バイアスを印加することにより、感光体ドラム31上の静電潜像を現像する。また、各現像器33は、各色トナーを貯蔵するトナー容器35Y,35M,35C,35Kとトナー搬送路(不図示)で連結され、トナー搬送路中に設けられた補給用スクリュー(不図示)によりトナーが補給されるように構成されている。
ドラムクリーナ34は、ウレタンゴム等で構成された清掃部材(クリーニングブレード)が、感光体ドラム31の回転方向と対向する向き(所謂「カウンタ方向」)に感光体ドラム31の軸方向に亘って接触するように構成されている。そして、一次転写されずに感光体ドラム31表面に残留したトナーを除去する。
さらに、画像形成プロセス部20は、各画像形成ユニット30に設けられた各感光体ドラム31を露光するレーザ露光器26、各画像形成ユニット30の各感光体ドラム31上に形成された各色トナー像が多重転写されるトナー像保持体の一例としての中間転写ベルト41、各画像形成ユニット30の各色トナー像を一次転写部T1にて順次中間転写ベルト41に転写(一次転写)する一次転写ロール42、中間転写ベルト41上に転写された重畳トナー像を二次転写部T2にて記録材(記録紙)である用紙Pに一括転写(二次転写)する転写手段の一例としての二次転写ロール40、二次転写部T2に進入する前の用紙Pを帯電する転写前帯電手段の一例としての転写前帯電ロール100、転写前帯電ロール100に対して圧接配置され、二次転写部T2に進入する前の用紙Pを加熱する転写前加熱手段の一例としての転写前加熱ロール150、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着器80を備えている。
レーザ露光器26は、光源としての半導体レーザ27、レーザ光を感光体ドラム31に走査露光する走査光学系(不図示)、例えば正六角面体で形成された回転多面鏡(ポリゴンミラー)28、半導体レーザ27の駆動を制御するレーザドライバ29を備えている。レーザドライバ29には、画像処理部22からの画像データや制御部60からの光量制御信号等が入力され、半導体レーザ27の点灯制御や出力光量制御等を行う。
中間転写ベルト41は、例えばポリイミドあるいはポリアミド等の樹脂にカーボンブラック等の導電剤を適当量含有させたフィルム状の無端ベルトで構成されている。そして、その体積抵抗率は例えば106〜1014Ωcmとなるように形成され、その厚みは例えば0.1mm程度に構成されている。中間転写ベルト41は、各種ロールによって図1に示すB方向に所定の速度で循環駆動される。この各種ロールとして、定速性に優れたモータ(不図示)により駆動される駆動ロール47、中間転写ベルト41を支持する支持ロール48a,48b、中間転写ベルト41に対して一定の張力を与えるとともに中間転写ベルト41の蛇行を防止するテンションロール46、二次転写部T2において中間転写ベルト41を支持するバックアップロール49が備えられている。
一次転写ロール42および二次転写ロール40のそれぞれは、アルミニウムやステンレス等の導電性の芯金上に、導電性弾性体層と導電性表面層とが順次積層されたロール部材で構成されている。そして、一次転写ロール42は電源部95内に設けられた一次転写電源(不図示)から一次転写バイアスの供給を受け、中間転写ベルト41上に各画像形成ユニット30にて形成されたトナー像を転写する。また、二次転写ロール40は電源部95内に設けられた二次転写電源(不図示)から二次転写バイアスの供給を受け、中間転写ベルト41上に保持されたトナー像を用紙P上に転写する。
定着器80は、内部に加熱源を備える定着ロール82と、この定着ロール82に対して圧接配置される加圧ロール83を備えている。そして、定着ロール82と加圧ロール83との間のニップ領域に未定着トナー像を保持した用紙Pを通過させて、用紙Pにトナー像を定着する。
上記のような構成を有する本実施の形態の画像形成装置1では、画像形成プロセス部20は、制御部60による制御の下で画像形成動作を行う。すなわち、PC3や画像読取装置4等から入力された画像データは、画像処理部22によって所定の画像処理が施され、レーザ露光器26に供給される。そして、例えばイエロー(Y)の画像形成ユニット30Yでは、帯電ロール32により所定電位で一様に帯電された感光体ドラム31の表面が、レーザ露光器26により画像処理部22からの画像データに基づいて点灯制御されたレーザ光で走査露光されて、感光体ドラム31上に静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像器33Yにより現像され、感光体ドラム31上にはイエロー(Y)のトナー像が形成される。画像形成ユニット30M,30C,30Kにおいても、同様にして、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色トナー像が形成される。
各画像形成ユニット30で形成された各色トナー像は、図1の矢印B方向に循環移動する中間転写ベルト41上に、転写電源(不図示)から所定の一次転写バイアスが印加された一次転写ロール42により順次静電転写され、中間転写ベルト41上に重畳されたトナー像が形成される。この重畳トナー像は、中間転写ベルト41の移動に伴って二次転写ロール40とバックアップロール49とが配設された二次転写部T2に向けて搬送される。
一方、用紙Pは送り出しのためのピックアップロール72により用紙保持部71から取り出され、搬送経路R1に沿って用紙の位置を規制するためのレジストロール74の位置まで搬送される。そして、用紙Pは、重畳トナー像が二次転写部T2に搬送されるタイミングに同期して、レジストロール74から二次転写部T2に向けて搬送される。その際に、用紙Pは、レジストロール74と二次転写部T2との間の搬送経路において、転写前帯電ロール100と転写前加熱ロール150との間のニップ領域を通過する。そして、後段で詳述するように、転写前帯電ロール100により用紙Pの二次転写面側の表面が所定電位に帯電される。それとともに、転写前加熱ロール150により加熱されることで、用紙P中の含有水分が蒸発され、用紙Pは所定範囲の抵抗値に制御される。
なお、用紙Pは、両面搬送路R2や手差し用用紙保持部75からの搬送経路R3からもレジストロール74に搬送される。
転写前帯電ロール100と転写前加熱ロール150とのニップ領域を通過した後、二次転写部T2において、二次転写バイアスが印加された二次転写ロール40とバックアップロール49との間に形成された転写電界の作用により、用紙P上に重畳トナー像が一括して静電転写(二次転写)される。
重畳トナー像が用紙Pに静電転写されると、用紙Pは中間転写ベルト41から剥離され、定着器80まで搬送される。定着器80に搬送された用紙P上の未定着トナー像は、定着器80によって熱および圧力による定着処理を受けることで用紙P上に定着される。そして定着画像が形成された用紙Pは、画像形成装置1の排出部に設けられた用紙積載部91に搬送される。一方、二次転写後に中間転写ベルト41に付着しているトナーは、中間転写ベルト41に当接されたベルトクリーナ45によって除去され、次の画像形成サイクルに備えられる。
このようにして、画像形成装置1での画像形成は、指定された枚数分だけ繰り返して実行される。
続いて、レジストロール74と二次転写部T2との間の搬送経路において、互いに圧接配置された転写前帯電ロール100と転写前加熱ロール150とについて詳細に説明する。
図2は、レジストロール74と二次転写部T2との間の領域の構成を説明する図である。図2に示したように、転写前帯電ロール100と転写前加熱ロール150とは、レジストロール74の用紙P搬送方向下流側であって、かつ、二次転写部T2よりも上流側の用紙P搬送経路上の位置に配置されている。また、転写前帯電ロール100は、用紙Pの二次転写面(二次転写部T2にて中間転写ベルト41に接する面)側に配置され、転写前加熱ロール150は、その裏面(二次転写部T2にて二次転写ロール40に接する面)側に配置されている。そして、レジストロール74から搬出された用紙Pは、転写前帯電ロール100と転写前加熱ロール150との間のニップ領域を通過した後に、二次転写部T2での転写処理が行われるように構成されている。
転写前帯電ロール100は、図3(転写前帯電ロール100の断面構造を説明する図)に示したように、外径が例えば14mmのロール部材であって、例えばアルミニウムやステンレス等の導電性シャフト101に、カーボンブラック等の導電剤を適当量配合した発泡ウレタンゴムからなる第1層102、第1層102の表面に被覆されたカーボンブラック等の導電剤を適当量配合したクロロプレンゴムからなる厚さ500μmの第2層103、第2層103の表面にスプレーコートされたPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)分散ウレタンエマルジョンからなる膜厚10μmの第3層104が積層されて構成されている。そして、転写前帯電ロール100は、体積抵抗が107Ω(100V印加時)程度、弾性硬度が30°(アスカーC:SRIS 0101)程度となるように構成されている。
また、転写前帯電ロール100は、電源部95内に設けられた電圧供給手段の一例としての転写前帯電電源951からトナー極性とは反対極性のバイアスの供給を受ける。それにより、転写前帯電ロール100は用紙Pの二次転写面をトナー極性とは反対極性の所定電位に帯電する。
転写前加熱ロール150は、例えばアルミニウムやステンレス等のパイプロール151に、表面にフッ素樹脂が一様に塗布された厚さ0.5μmのシリコーンゴム層が被覆された外径20mmのロール部材である。そして、転写前加熱ロール150の体積抵抗は、106.5Ω(100V印加時)程度となるように設定されている。また、パイプロール151の内部には定格600Wのハロゲンヒータ152が配備され、ハロゲンヒータ152には、電源部95内に設けられた転写前ヒータ電源952から所定の電力の供給を受ける。それにより、転写前加熱ロール150は用紙Pを裏面側から加熱する。
さらに、パイプロール151は接地されており、転写前加熱ロール150は、転写前帯電ロール100の対向電極としても機能する。
また、転写前帯電ロール100は、不図示の駆動モータによりレジストロール74と等速で回転駆動され、転写前加熱ロール150は、転写前帯電ロール100に従動回転するように構成されている。
さらには、転写前帯電電源951から転写前帯電ロール100に供給されるバイアス、および転写前ヒータ電源952からハロゲンヒータ152に供給される電力は、制御部60(図1参照)による制御の下で、それぞれ調整が可能なように構成されている。それにより、転写前帯電ロール100から用紙Pに供給される帯電量および転写前加熱ロール150の表面温度は、それぞれ設定変更が可能である(後段の実施の形態3も参照)。
本実施の形態の画像形成装置1では、レジストロール74と二次転写部T2との間の搬送経路に、上記のような転写前帯電ロール100と転写前加熱ロール150とを設けて、二次転写部T2に進入する直前の用紙Pに対して、帯電と加熱とを同時に行っている。それにより、例えば表面に凹凸を有する用紙Pが用いられた場合にも、二次転写部T2での重畳トナー像の転写率を用紙Pの全面において均一となるように設定している。
近年、画像形成装置において用いられる記録媒体として、多種多様な用紙が用いられる。その中には、高級感を備えた皮革模様をイメージしたものや和紙調のもの等も市販され、多彩な表現を有する印刷物の形成を可能としている。例えば、特殊製紙(株)のレザック66(商品名)は、その代表的なものである。
ところが、レザック66等のような特殊紙は、高級感を出すため、エンボス加工等により表面に凹凸模様が形成されている。そのため、従来の画像形成装置では、このような凹部にまで充分にトナー像を転写することが困難であり、画像に濃度ムラが生じ易いという不都合があった。すなわち、凹凸模様が形成された用紙Pの凹部では、二次転写部T2において転写電界が極端に弱くなり、中間転写ベルト41からのトナーの転写率が低下する。このようなトナーの転写率の低下の程度は、トナーの粒径や帯電量、像保持体である中間転写ベルト41の材質等によっても差が生じるが、大きくは凹部の大きさや深さに依存する。凹部の深さが例えば5〜10μm程度であれば、転写率の低下による画像品質への影響は大きくないが、例えばレザック66のような深さが80μm程度の凹部を有するものでは、転写不良による画像品質の低下は看過できない程度となる。また、中間転写ベルト41を用いた所謂タンデム方式の画像形成装置1では、各画像形成ユニット30での一次転写によりトナー像が大きな帯電量を持つことから、中間転写ベルト41との付着力が強く、そのために、凹部での転写率の低下を大きなものとする傾向がある。
このようなことから、凹凸模様を有する用紙Pを使用した場合に、一様な濃度の画像が形成されるべき領域において、凹部での転写率が低下することによる凹部に沿った低濃度部分(濃度ムラ)が生じ、その結果として、画像品質の低下をもたらす場合があった。
そこで、本実施の形態の画像形成装置1においては、表面に凹凸模様が形成された用紙Pの凹部にまで充分にトナー像を転写することが可能なように、二次転写部T2に進入する直前の用紙Pに転写前帯電ロール100から帯電を加えるように構成している。
本実施の形態の転写前帯電ロール100は、上記したように、弾性硬度が30°(アスカーC:SRIS 0101)程度と柔らかく構成されている。そのため、転写前帯電ロール100の表面は用紙Pの凹凸模様に倣って変形し易く、凹部の内部にまで侵入させることができる。それにより、転写前帯電ロール100は、用紙Pの凹部においても、転写前帯電ロール100の表面からの放電距離を近接させることで、凹部の内部にまで充分な帯電量を供給する。
通常、紙に対するエンボス加工は、紙を例えばゴムロールと凹凸模様に加工をした金属ロールとの間に通して、型押しをすることで形成される。凹凸の深さはこの金属ロールの型によって決まり、例えば上記したレザック66では数μmから80μm程度と様々である。ここで図4に、硬度が異なる転写前帯電ロール100を使用した場合における転写前帯電ロール100の一般的な変形形状を示す。
図4(a)に示したように、転写前帯電ロール100の硬度が高い(例えば、硬度が35°程度以上)場合には、紙の凹部における転写前帯電ロール100の変形量が少ないために放電距離が大きくなって、凹部において効率よく電荷を付与することができない。その一方で、図4(b)に示すように、転写前帯電ロール100の硬度が低い(例えば、硬度が30°以下)場合には、紙の凹部における転写前帯電ロール100の変形量が大きいために放電距離が小さくなって、凹部の内部にまで効率よく電荷を付与する。
このように、本実施の形態の転写前帯電ロール100は、弾性硬度が30°(アスカーC:SRIS 0101)程度と柔らかく構成されていることから、凹部の深さに応じて変形量も大きくなるため、凹部の深さに対応して放電距離が近接される。そのため、転写前帯電ロール100は、凹部の深さに拘わらず凹部の内部にまで充分な帯電量を供給する。それにより、転写前帯電ロール100から供給された帯電電荷によるトナー吸引力と、二次転写部T2における転写電界の作用とが相乗されて、凹部へのトナーの転写率を向上させる。
なお、弾性硬度が30°(アスカーC:SRIS 0101)を超える例えば35°(アスカーC:SRIS 0101)以上のロール部材を用いた場合には、上記したような放電距離を短くするような作用が働き難いことから、特に深さの深い凹部に対して、後段の図6で示した凹部での転写率85%を実現する帯電電荷を付与するには至らない。
上記のような観点から、転写前帯電手段としては、転写前帯電ロール100のように接触帯電手段を用いることが好ましい。例えばコロトロンやスコロトロンのように、放電による帯電を行う帯電手段では、凹部の周辺部や凹部の入口部に帯電した電荷が凹部の内部にまで充分な帯電量を供給することを阻害し、充分な帯電量を供給し難い。
また、転写前帯電ロール100は、弾性硬度が30°(アスカーC:SRIS 0101)以下であれば、上記のメカニズムにより凹部の内部にまで充分な帯電量を供給するが、製造上の観点から弾性硬度は15°(アスカーC:SRIS 0101)以上であることが好ましい。
加えて、本実施の形態の画像形成装置1では、転写前帯電ロール100により帯電するのと同時に、転写前加熱ロール150により用紙Pを加熱し、用紙P中の含有水分を蒸発させることで、用紙Pが所定範囲の抵抗値に設定されるように構成している。
例えば、日本の梅雨時等のように湿気の多い季節には、用紙Pの含水率は、用紙保持部71にて保持されている間に6%程度にまで高まる場合がある。このような湿気を含んだ用紙Pをそのまま用いると、転写前帯電ロール100により用紙Pを充分に帯電できないケースが頻発する。そうすると、転写前帯電ロール100により用紙Pを帯電したとしても、二次転写部T2において、用紙Pの凹部にまで充分にトナー像を転写することができる帯電量を凹部にて保持できないこととなる。
そこで、本実施の形態の画像形成装置1においては、用紙Pに対して、転写前帯電ロール100による帯電と、転写前加熱ロール150による加熱とを同時に行っている。なお、転写前加熱ロール150を転写前帯電ロール100よりも上流側であって、レジストロール74よりも下流側に配置し、転写前帯電ロール100による帯電前に、転写前加熱ロール150による加熱を行うように構成することもできる。
引き続いて、二次転写部T2の位置との関係における転写前帯電ロール100および転写前加熱ロール150の配置位置について述べる。
本実施の形態の画像形成装置1では、紙に保持される電荷の減衰が速いことを考慮して、レジストロール74と二次転写部T2との間の搬送経路中に、転写前帯電ロール100と転写前加熱ロール150とを配置している。それにより、転写前帯電ロール100により帯電された用紙P上の電荷が減衰する前に、用紙Pが二次転写部T2に到達できる構成を実現している。
まず、図5は、転写前帯電ロール100により帯電された用紙Pの表面電位(用紙表面電位)の時間推移を示した図である。図5では、転写前帯電ロール100により用紙Pを3500Vに帯電した場合において、表面温度が145℃に設定された転写前加熱ロール150より用紙Pを加熱処理した場合と、用紙Pを加熱処理しない場合とにおける用紙Pの表面電位の時間推移を示している。また、使用した用紙Pは、レザック66の151g/m2紙であって、当初の含水率は6%である。さらには、用紙Pの表面電位は、接地された金属板の上に用紙Pを密着させて置いた状態で、用紙Pの表面電位を計測する方法で求めたものである。
図5に示したように、加熱処理されていない用紙Pは、数msec程度で3500Vからほぼ0Vにまで減衰する。また、145℃で加熱処理された用紙Pにおいても、加熱処理されていない用紙Pとは減衰速度は格段に低下するが、秒(sec)単位での減衰が生じる。画像形成装置1の二次転写部T2は定着器80に近接しているため、定着器80にて用紙Pを加熱した際の水蒸気により湿度が比較的高く、さらには、レザック66等のような表面に凹凸模様が形成されている用紙Pは、表面積が広いために、短時間で湿気を吸収し易いこと等を考慮すると、図5の結果から、用紙Pが二次転写部T2にて充分な帯電量を保持するようにコントロールするには、用紙Pが二次転写部T2に進入する1〜2秒程度前に転写前帯電ロール100により用紙Pを帯電することが条件となる。
次に、図6は、含水率が6%であるレザック66の151g/m2紙を用紙Pとして使用した場合における転写前帯電ロール100への印加電圧と、用紙Pの凹部での転写率との関係を示した図である。図6では、表面温度が145℃に設定された転写前加熱ロール150により用紙Pを加熱処理した場合と、用紙Pを加熱処理しない場合とを示している。また、転写率とは、中間転写ベルト41上に保持されたトナー像をすべて用紙Pに転写させ定着した場合の用紙P上での画像濃度に対する、トナー像が転写され定着された際の凹部での画像濃度を百分率で示した値をいう。
用紙Pの凹部での画像濃度とその周辺領域での画像濃度との差が目視により目立たず、問題ないレベルとなる凹部の転写率は、経験則により85%以上の領域であることが分かっている。本実施の形態の画像形成装置1において凹部での転写率85%を実現するには、図6から、転写前帯電ロール100への印加電圧を2800V〜4700Vに設定することが条件となる。その場合には、用紙Pを転写前加熱ロール150による加熱処理を行って所定範囲の抵抗値に設定することが必要である。なお、図6から、転写前加熱ロール150よる加熱処理を受けない状態では、凹部での転写率85%を実現することはできない。
そこで、本実施の形態の画像形成装置1においては、図5にて得られた145℃に加熱処理された用紙Pにおける電位減衰特性と、図6にて得られた凹部での転写率85%を実現する下限電位が2800V以上であるという条件とに基づいて、二次転写部T2の位置との関係における転写前帯電ロール100および転写前加熱ロール150の配置位置を設定している。
このように、本実施の形態の画像形成装置1では、用紙Pに電位減衰を生じても、用紙Pの凹部においてトナー像を転写する充分な転写電界を形成する下限値が二次転写部T2にて維持されるように、転写前帯電ロール100を二次転写部T2に近接させて配置している。そして、その際には、転写前加熱ロール150より用紙Pを加熱処理して用紙Pの抵抗値を調整することで、転写前帯電ロール100を二次転写部T2に近接させて配置できる実用的な配置位置を実現している。
また、このような本実施の形態の画像形成装置1の構成では、転写前帯電ロール100による帯電と転写前加熱ロール150による加熱とが行われた後に、他の部材が接触すると、その部材から用紙Pに付与された電荷が放電し、また、熱も吸収される。そこで、二次転写部T2と、転写前帯電ロール100および転写前加熱ロール150との間には、何らの部材も配置されない構成が好ましい。
そこで、本実施の形態の画像形成装置1においては、二次転写部T2に近接して配置され、中間転写ベルト41上の重畳トナー像が二次転写部T2に搬送されるタイミングに同期して、用紙Pを二次転写部T2に向けて搬送するレジストロール74の下流側に、転写前帯電ロール100および転写前加熱ロール150を配置している。
その際に、二次転写部T2とレジストロール74との間に配置される転写前帯電ロール100および転写前加熱ロール150の影響により、二次転写部T2での用紙Pの搬送速度にムラが生じて、転写ズレが生じるのを抑制するために、転写前帯電ロール100および転写前加熱ロール150と用紙Pとの摩擦力が、中間転写ベルト41と用紙Pとの摩擦力よりも小さくなるように構成している。具体的には、転写前帯電ロール100と用紙Pの二次転写面との静止摩擦係数μ1、転写前加熱ロール150と用紙Pの裏面(二次転写面と反対側の面)との静止摩擦係数μ2、中間転写ベルト41と用紙Pの二次転写面との静止摩擦係数μ3それぞれの間には、μ1<μ2<μ3なる関係が生じるように、転写前帯電ロール100および転写前加熱ロール150の表面材質や表面粗さ等が設定されて構成される。例えば、μ1=0.35、μ2=0.48、μ3=0.62に調整される。
それにより、二次転写部T2での用紙Pの搬送力が転写前帯電ロール100および転写前加熱ロール150での搬送力よりも大きくなり、転写前帯電ロール100および転写前加熱ロール150により用紙Pの搬送速度にムラを生じさせるような力が作用しても、二次転写部T2での用紙P搬送力によりその影響が転写画像に現れないように設定している。
ここで、静止摩擦係数の測定方法について説明する。測定器としては、HEIDON Tribogear μs Type 94iを使用する。そして、測定する2つの部材の一方を測定器のプローブに、他方をプローブに対向する位置に置かれた平板上に固定して、所定の加圧下にて測定する。例えば、転写前帯電ロール100と用紙Pの二次転写面との静止摩擦係数μ1を測定する場合には、まず、用紙Pを直径30mm程度の金属円板からなるプローブと同サイズとなるように切り取り、プローブに貼り付ける。また、プローブに対向する位置に、冶具により転写前帯電ロール100を固定し、転写前帯電ロール100とプローブとを接触させる。このとき、プローブが上方、転写前帯電ロール100が下方となるように垂直に重ねて固定する。そして、プローブを水平方向に移動させて、静止摩擦係数μ1を測定する。なお、プローブが転写前帯電ロール100に押し付けられる垂直抗力(自重)とプローブを平行移動するために加える力とは、測定器によって所定の値に設定される。
次に、本実施の形態の画像形成装置1において、レザック66の151g/m2紙、203g/m2紙、250g/m2紙を温度28℃、相対湿度86%の環境下で含水率6%に調整したものと、温度28℃、相対湿度75%の環境下で含水率4%に調整したものとを用いて、凹部における転写不良の観点から画像欠陥が発生するか否かを調べた。その結果を図7に示した。図7では、画像形成装置1のプロセススピードを52mm/sec、転写前帯電ロール100と転写前加熱ロール150とを二次転写部T2から55mmだけ上流側位置に配置した。また、転写前帯電ロール100には3500Vを印加し、転写前加熱ロール150は、加熱処理しない状態と、125℃に加熱処理する状態と、145℃に加熱処理する状態とに設定した。また、転写前帯電ロール100の弾性硬度は、30°(アスカーC:SRIS 0101)のものを用いた。
図7に示したように、加熱処理しない場合には、レザック66の151g/m2紙が含水率4%に設定された場合以外は、すべて凹部における転写不良が看過できないレベルとなる画像欠陥が生じた。また、125℃に加熱処理する状態では、レザック66の203g/m2紙が含水率6%に設定された場合、およびレザック66の250g/m2紙にて、同様の画像欠陥が生じた。これは、転写前加熱ロール150による125℃の加熱処理では、これらの用紙P中の含有水分を充分に蒸発できず、二次転写部T2において、用紙Pの凹部にトナー像を転写する充分な電荷を維持するような用紙Pの抵抗値を実現できないためと考えられる。
これに対して、転写前加熱ロール150を145℃に加熱処理する状態では、試験に用いたすべての用紙Pについて、凹部における転写不良が目立たない良好な画像品質が得られた。
したがって、転写前加熱ロール150は、145℃以上に加熱する設定を採用することが好ましい。
ところで、本実施の形態の転写前帯電ロール100は、図3に示したように、表面層としてPTFE分散ウレタンエマルジョンからなる第3層104を配した構成としたが、例えば、表面に用紙Pの凹部に進入可能な程度に線径が設定されたファーやブラシを形成した接触帯電手段としての電荷注入型のロール部材で構成することもできる。
また、本実施の形態の転写前帯電ロール100は、用紙Pとして、凹凸が形成されていない例えば普通紙が用いられる場合等には、不図示の移動機構により、搬送経路から離隔した位置に退避させることができるように構成することもできる。
さらには、転写前帯電ロール100および転写前加熱ロール150の用紙P搬送方向上流側に、用紙Pの抵抗値を計測する抵抗計測手段を設け、用紙Pの抵抗値が所定値以下と計測された場合に、転写前帯電ロール100での帯電処理および転写前加熱ロール150での加熱処理を行うように制御することもできる。この場合に、抵抗計測手段としては、例えば一対の導電性のロール部材に所定の電圧を印加し、このロール部材を流れる電流値により、用紙Pの抵抗値を計測する方式を用いることができる。
また、転写前帯電ロール100および転写前加熱ロール150の用紙P搬送方向上流側に、用紙Pの表面粗さを計測する表面粗さ計測手段を設け、用紙Pの表面粗さが所定値以上と計測された場合に、転写前帯電ロール100での帯電処理および転写前加熱ロール150での加熱処理を行うように制御することもできる。この場合に、表面粗さ計測手段としては、例えば用紙Pに光を照射する発光部と、その反射光を計測する受光部を備え、受光部にて計測する光量により、用紙Pの表面粗さを計測する方式を用いることができる。
以上説明したように、本実施の形態の画像形成装置1では、レジストロール74と二次転写部T2との間の搬送経路において、用紙Pに対して、転写前帯電ロール100による帯電と、転写前加熱ロール150による加熱とを同時に行うことで、二次転写部T2において、用紙Pの凹部にまで充分にトナー像を転写することが可能な帯電量を維持する構成を実現している。
それにより、凹凸を有する用紙Pの凹部にまでトナー像を充分に転写することが可能となり、濃度ムラの少ない良好な画像を提供することができる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、レジストロール74と二次転写部T2との間の搬送経路において、転写前帯電ロール100と転写前加熱ロール150とを固定配置する構成について説明した。実施の形態2では、転写前帯電ロール100と転写前加熱ロール150とが搬送経路に沿って可動する構成について説明する。なお、実施の形態1と同様な構成については同様な符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
図8は、本実施の形態の画像形成装置1におけるレジストロール74と二次転写部T2との間の領域の構成を説明する図である。図8に示したように、転写前帯電ロール100と転写前加熱ロール150とは、不図示の移動機構により、レジストロール74と二次転写部T2との間の用紙P搬送経路に沿って、レジストロール74側方向または二次転写部T2側方向に移動可能に構成されている。
そして、本実施の形態の画像形成装置1では、例えば相対湿度が高い環境である場合や、含有水分を充分に蒸発し難い厚手の用紙Pを用いる場合等に、転写前帯電ロール100と転写前加熱ロール150とを、用紙P搬送経路に沿って二次転写部T2側方向に移動させる。それにより、上記した図5に示したような用紙Pの電位減衰の程度が小さくなる位置に移動させて、転写前帯電電源951から転写前帯電ロール100に供給するバイアスを高めることを不要とするか、または、バイアスを低減している。そのため、安価で小型な転写前帯電電源951の使用を可能としている。
また、本実施の形態の画像形成装置1では、中間転写ベルト41の転写前帯電ロール100側に面する側の近傍に、中間転写ベルト41と転写前帯電ロール100とを電気的に遮蔽する遮蔽部材180を配置している。遮蔽部材180は、例えば導電性の金属板等で構成され、中間転写ベルト41に保持されたトナーの極性と同極性のバイアスが電源部95から供給されるか、または、接地されている。
それにより、遮蔽部材180は、転写前帯電ロール100が用紙P搬送経路に沿って二次転写部T2側方向に移動された場合に、転写前帯電ロール100と中間転写ベルト41との距離が近接することにより、中間転写ベルト41に保持されたトナーがトナー極性とは反対極性のバイアスの供給を受ける転写前帯電ロール100に転移することを抑えている。
そのため、転写前帯電ロール100が用紙P搬送経路に沿って二次転写部T2側方向に移動された場合に、転写前帯電ロール100に転移したトナーが用紙Pの二次転写面を汚し、画像欠陥が発生することが抑制される。
ここで、図9は、転写前帯電ロール100を用紙P搬送経路に沿って二次転写部T2側方向に移動させた際に、中間転写ベルト41と転写前帯電ロール100との間の距離を変えた場合のトナーの転写前帯電ロール100への飛散による画像品質を比較した図である。図9では、画像形成装置1のプロセススピードを52mm/sec、転写前帯電ロール100には3500Vを印加し、転写前加熱ロール150は145℃に設定した。また、転写前帯電ロール100の弾性硬度は、30°(アスカーC:SRIS 0101)のものを用いた。また、用紙Pとして、含水率6%に調整したレザック66の151g/m2紙を用いた。
図9に示したように、遮蔽部材180を配置しない構成では、中間転写ベルト41と転写前帯電ロール100との間の距離が6mm以下では、転写前帯電ロール100へのトナー飛散による画像欠陥が発生した。これは、転写前帯電ロール100の表面と中間転写ベルト41との間に形成されてしまう意図しない電界が距離に依存しており、かかる距離が6mm以下では中間転写ベルト41上のトナーに働くクーロン力が大きいか、または放電を起こしている等の理由からトナーが飛び散ってしまう。それに対し、かかる距離が8mm以上ではクーロン力が小さいか、または放電が発生しない等の理由からトナーの飛び散りが発生しないと考えられる。その一方で、遮蔽部材180を配置した構成では、中間転写ベルト41と転写前帯電ロール100との間の距離が2mmでも、転写前帯電ロール100へのトナー飛散による画像欠陥は生じなかった。
また、図9に示した試験では、いずれの条件においても、用紙Pの凹部における転写不良が目立たない良好な画像品質が得られた。
上記のように、本実施の形態の画像形成装置1では、例えば相対湿度が高い環境である場合や、含有水分を充分に蒸発し難い厚手の用紙Pを用いる場合等に、転写前帯電ロール100と転写前加熱ロール150とを、用紙P搬送経路に沿って二次転写部T2側方向に移動させるように構成する。それとともに、中間転写ベルト41の転写前帯電ロール100側に面する側の近傍に、中間転写ベルト41と転写前帯電ロール100とを電気的に遮蔽する遮蔽部材180を配置している。
それにより、転写前帯電電源951から転写前帯電ロール100に供給するバイアスを高めることを不要とするか、または、バイアスを低減できるため、安価で小型な転写前帯電電源951の使用を可能としている。また、中間転写ベルト41から転写前帯電ロール100へのトナーの転移を抑え、トナー飛散による画像欠陥の発生を抑制している。
[実施の形態3]
実施の形態1では、レジストロール74と二次転写部T2との間の搬送経路において、転写前帯電ロール100と転写前加熱ロール150とを配置する構成について説明した。実施の形態3では、転写前帯電電源951から転写前帯電ロール100に供給するバイアス、および転写前ヒータ電源952から転写前加熱ロール150のハロゲンヒータ152に供給する電力を調整する構成について説明する。なお、実施の形態1と同様な構成については同様な符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
図10は、本実施の形態の画像形成装置1におけるレジストロール74と二次転写部T2との間の領域の構成を説明する図である。本実施の形態の画像形成装置1では、実施の形態1でも説明したように、転写前帯電電源951から転写前帯電ロール100に供給するバイアスと、転写前ヒータ電源952から転写前加熱ロール150のハロゲンヒータ152に供給する電力とを調整できるように構成している。そして、図10に示したように、転写前加熱ロール150と二次転写ロール40との間には、転写前加熱ロール150から放射された熱が二次転写ロール40に伝わることを遮蔽する熱遮蔽部材190が配置された構成を有している。ここでの熱遮蔽部材190は、例えばフッ素樹脂のような断熱性の高い材質で構成される。
そして、本実施の形態の画像形成装置1では、転写前帯電電源951から転写前帯電ロール100に供給するバイアスを高めることで、例えば相対湿度が高い環境である場合や、含有水分を充分に蒸発し難い厚手の用紙Pを用いる場合等においても、用紙Pの凹部においてトナー像を転写する充分な転写電界を形成する下限値が二次転写部T2にて維持されるように設定する。また、転写前ヒータ電源952から転写前加熱ロール150のハロゲンヒータ152に供給する電力を高めることで、例えば相対湿度が高い環境である場合や、含有水分を充分に蒸発し難い厚手の用紙Pを用いる場合等においても、用紙Pの凹部においてトナー像を転写する充分な転写電界を形成する下限値が二次転写部T2にて維持されるように、用紙Pの抵抗値を調整している。
その際に、ハロゲンヒータ152に供給する電力を高めると、転写前加熱ロール150から放射される熱が、転写前加熱ロール150の上方に配置された二次転写ロール40の温度を上昇させる。二次転写ロール40の温度が上昇すると、二次転写ロール40の抵抗値が変動して、二次転写部T2では、二次転写バイアスが印加された二次転写ロール40とバックアップロール49との間に形成される転写電界の大きさが変化して、転写ムラが生じる場合が生じる場合がある。
そこで、本実施の形態の画像形成装置1においては、転写前加熱ロール150と二次転写ロール40との間に熱遮蔽部材190を配置し、転写前加熱ロール150から放射された熱が二次転写ロール40に伝わり難いように構成している。それにより、ハロゲンヒータ152に供給する電力を高めても、二次転写ロール40の温度上昇を抑え、二次転写ロール40の抵抗値の変動に起因する転写ムラの発生を抑制している。
ここで、図11は、転写前加熱ロール150での表面温度を変えて転写前加熱ロール150から放射される熱量を変化させた際の転写ムラによる画像品質を比較した図である。図11では、用紙Pとして、含水率を4%と6%とに調整したレザック66の203g/m2紙を用いた。画像形成装置1のプロセススピードを52mm/sec、転写前帯電ロール100に印加するバイアスとして、含水率4%に調整したレザック66の場合には3500Vを印加し、含水率6%に調整したレザック66の場合には4000Vを印加した。また、転写前帯電ロール100の弾性硬度は、30°(アスカーC:SRIS 0101)のものを用いた。また、転写前加熱ロール150での表面温度は、含水率4%に調整したレザック66の場合には125℃に設定し、含水率6%に調整したレザック66の場合には145℃に設定した。そして、熱遮蔽部材190を配置した構成と、配置しない構成とで、各レザック66を50000枚まで連続通紙した。転写ムラによる画像品質の評価は、500枚毎に上質紙を用いて行った。
図11に示したように、熱遮蔽部材190を配置しない構成では、転写前加熱ロール150での表面温度が145℃に設定された含水率6%のレザック66において、10000枚の通紙時点で、転写ムラによる画像欠陥が発生した。その一方で、熱遮蔽部材190を配置した構成では、転写前加熱ロール150での表面温度が145℃に設定された含水率6%のレザック66の50000枚の通紙時点においても、転写ムラによるによる画像欠陥は生じなかった。
また、図11に示した表面温度が125℃に設定された試験では、熱遮蔽部材190を配置した構成と、配置しない構成とのいずれにおいても、用紙Pの凹部における転写不良は目立たない良好な画像品質が得られた。
なお、用紙Pによっては、転写前加熱ロール150にて加熱された用紙Pが、間接的に二次転写ロール40の温度を上昇させる場合も想定される。そのような場合に対応させるために、転写前帯電ロール100および転写前加熱ロール150と二次転写部T2との間の領域に、用紙Pを冷却する非接触の冷却手段を備えた構成を採用することもできる。
上記のように、本実施の形態の画像形成装置1では、例えば相対湿度が高い環境である場合や、含有水分を充分に蒸発し難い厚手の用紙Pを用いる場合等に、転写前帯電電源951から転写前帯電ロール100に供給するバイアスと、転写前ヒータ電源952から転写前加熱ロール150のハロゲンヒータ152に供給する電力とを調整できるように構成されている。それとともに、転写前加熱ロール150と二次転写ロール40との間に熱遮蔽部材190を配置している。
それにより、例えば相対湿度が高い環境である場合や、含有水分を充分に蒸発し難い厚手の用紙Pを用いる場合等においても、用紙Pの凹部においてトナー像を転写する充分な転写電界を形成する下限値が二次転写部T2にて維持されるように設定することを可能としている。また、二次転写ロール40の温度上昇を抑え、二次転写ロール40の抵抗値の変動に起因する転写ムラの発生を抑制している。
本発明の画像形成装置の構成の一例を示した図である。 レジストロールと二次転写部T2との間の領域の構成を説明する図である。 転写前帯電ロールの断面構造を説明する図である。 硬度が異なる転写前帯電ロールを使用した場合における転写前帯電ロールの一般的な変形形状を示した図である。 転写前帯電ロールにより帯電された用紙Pの表面電位(用紙表面電位)の時間推移を示した図である。 転写前帯電ロールへの印加電圧と、用紙Pの凹部での転写率との関係の一例を示した図である。 レザック66の151g/m2紙、203g/m2紙、250g/m2紙を含水率6%に調整したものと含水率4%に調整したものとを用いて、用紙Pの凹部における転写不良の観点から画像欠陥が発生するか否かを調べた結果を示した図である。 レジストロールと二次転写部T2との間の領域の構成を説明する図である。 中間転写ベルトと転写前帯電ロールとの間の距離を変えた場合のトナーの転写前帯電ロールへの飛散による画像品質を比較した図である。 レジストロールと二次転写部T2との間の領域の構成を説明する図である。 転写前加熱ロールでの表面温度を変えて転写前加熱ロールから放射される熱量を変化させた際の転写ムラによる画像品質を比較した図である。
符号の説明
1…画像形成装置、30(30Y,30M,30C,30K)…画像形成ユニット、31…感光体ドラム、32…帯電ロール、33(33Y,33M,33C,33K)…現像器、34…ドラムクリーナ、40…二次転写ロール、41…中間転写ベルト、42…一次転写ロール、80…定着器、100…転写前帯電ロール、150…転写前加熱ロール、180…遮蔽部材、190…熱遮蔽部材

Claims (10)

  1. トナー像保持体に保持されたトナー像を凹凸を有する記録材に転写する転写手段と当該転写手段に当該記録材を搬送する最も当該転写手段に近接して配置された搬送手段との間に配置され、当該転写手段に搬送される当該記録材を帯電する転写前帯電手段と、
    前記転写前帯電手段に対して、前記トナー像保持体に保持されたトナー像の帯電極性と反対極性の電圧を供給する電圧供給手段と
    前記転写手段と前記搬送手段との間であって、前記転写前帯電手段に対向する位置または当該転写前帯電手段よりも当該搬送手段側に配置され、当該転写手段に搬送される前記記録材を加熱する転写前加熱手段と
    を備えたことを特徴とする記録材帯電装置。
  2. 前記転写前帯電手段および前記転写前加熱手段は、前記転写手段と前記搬送手段との間で前記記録材の搬送方向に沿って移動可能に構成されたことを特徴とする請求項1記載の記録材帯電装置。
  3. 前記転写前帯電手段および前記転写前加熱手段は、前記記録材から非接触となる位置に移動可能に構成されたことを特徴とする請求項1記載の記録材帯電装置。
  4. 前記転写前帯電手段は、前記記録材に接触しながら当該記録材を帯電するロール部材で構成されたことを特徴とする請求項1記載の記録材帯電装置。
  5. 前記転写前帯電手段は、弾性硬度がアスカーC(SRIS0101)にて15°以上30°以下の前記ロール部材で構成されたことを特徴とする請求項4記載の記録材帯電装置。
  6. トナー像を保持するトナー像保持体と、
    前記トナー像保持体に保持されたトナー像を凹凸を有する記録材に転写する転写手段と、
    前記転写手段に対して前記記録材を搬送する最も当該転写手段に近接して配置された搬送手段と当該転写手段との間に配置され、当該転写手段に搬送される当該記録材を前記トナー像保持体に保持されたトナー像の帯電極性と反対極性に帯電する転写前帯電手段と
    前記転写手段と前記搬送手段との間であって、前記転写前帯電手段に対向する位置または当該転写前帯電手段よりも当該搬送手段側に配置され、当該転写手段に搬送される前記記録材を加熱する転写前加熱手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記転写前帯電手段および前記転写前加熱手段は、当該転写前帯電手段と前記記録材との静止摩擦係数をμ1、当該転写前加熱手段と当該記録材との静止摩擦係数をμ2、前記トナー像保持体と当該記録材との静止摩擦係数をμ3とした場合に、μ1<μ2<μ3なる関係が生じるように構成されたことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記転写前加熱手段から前記転写手段に熱が伝達することを抑える熱遮蔽部材をさらに備えたことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  9. 前記転写前帯電手段は、当該転写前帯電手段により帯電された前記記録材が、前記転写手段の配置位置に搬送された時点での当該記録材の電位が所定電位以上を維持するような位置に配置されたことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  10. 前記転写前帯電手段と前記トナー像保持体との間を遮蔽する遮蔽部材をさらに備えたことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
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