JP4994011B2 - 頭髪洗浄組成物 - Google Patents
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Description
しかしながら、前記の欠点を解消するための充分な量の油分を配合しようとすると、基剤の安定性が低下する等の問題が生じる場合があった。また、何らかの方法で多量の油分を安定に配合させたとしても、ヘアシャンプー本来の機能である起泡効果や洗浄効果が劣ったものになってしまうといった問題がみられた。さらに使用後のなめらかさ等の使用感触において、さらなる向上が求められていた。
しかしながら第4級窒素含有水溶性ポリマーを配合した場合、すすぎ中のなめらかさは向上させることはできるが、タオルドライ後及び乾燥時については、髪のなめらかさ、しなやかさ等の向上効果が十分に認められず、逆に、これらを多量に配合した場合は、乾燥時における髪のゴワツキ、ヘアフライ(乾燥)等につながる傾向があり、その改善が望まれていた。
しかしながらこれらのいずれの方法によっても、洗髪乾燥後の髪のごわつき感、櫛通りが十分とは言えず、更なる改善が望まれていた。
本発明において、「頭髪洗浄組成物」とは、頭皮頭髪において使用する、洗浄効果が認められる組成物を意味するものであり、頭髪の洗浄作用がない、単なるヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアコンディショナー等は除外するものとする。ただし、本発明の「頭髪洗浄組成物」の範囲は、その頭髪洗浄組成物の洗浄効果があるか否かによって区別されるものであり、商品名によって区別されるものではない。例えば、洗浄作用が認められる、リンスインシャンプー等も本発明の「頭髪洗浄組成物」に含まれる。
<ブロック型アルキレンオキシド誘導体>
本発明にかかる頭髪洗浄組成物は、下記式(I)で示されるブロック型アルキレンオキシド誘導体を含むものである。
なお、上記POE、POP、POBは、それぞれポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブチレンの略であり、以下、このように略して記載することがある。
本発明にかかる頭髪洗浄組成物には、界面活性剤としてココイルメチルタウリンナトリウムを配合することが好ましい。ココイルメチルタウリンナトリウムの配合量は頭髪洗浄組成物全量中0.1〜20質量%であることが好ましく、より好ましくは1〜15質量%である。0.1質量%未満ではスタイリング剤を塗布した頭髪に対して洗髪した場合、泡立ちが劣る傾向があり、また20質量%を超えて配合すると、使用後の乾燥時にきしみ若しくはぬめり感を生じる場合がある。
本発明にかかる頭髪洗浄組成物には、界面活性剤としてさらにアミドアミン型両性界面活性剤を配合することが好ましい。本発明で用いるアミドアミン型両性界面活性剤は、下記一般式(II)および(III)で示される。
さらに、M2はアルカリ金属類、アルカリ土類金属類または有機アミン類を表わし、具体的には、リチウム、カリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アンモニウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等が例示される。また、m及びnは各々1〜3の整数である。
Z2が(CH2)rCOOY2の場合、あるいはR4が(CH2)sCOOY3の場合、Y2、Y3はそれぞれアルカリ金属類、アルカリ土類金属類または有機アミン類を表わし、具体的にはリチウム、カリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アンモニウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等が例示される。rおよびsはそれぞれ1〜3の整数である。
さらに、M3はアルカリ金属類、アルカリ土類金属類または有機アミン類を表わし、具体的にはリチウム、カリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アンモニウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等が例示される。pおよびqはそれぞれ1〜3の整数である。
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、脂肪酸セッケン(例えば、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等);高級アルキル硫酸エステル塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等);アルキルエーテル硫酸エステル塩(例えば、POEラウリル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリル硫酸ナトリウム等);リン酸エステル塩(POEオレイルエーテルリン酸ナトリウム、POEステアリルエーテルリン酸等);スルホコハク酸塩(例えば、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等);アルキルベンゼンスルホン酸塩(例えば、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等);高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩(例えば、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等);N−アシルグルタミン酸塩(例えば、N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル-L-グルタミン酸モノナトリウム等);硫酸化油(例えば、ロート油等);POEアルキルエーテルカルボン酸;POEアルキルアリルエーテルカルボン酸塩;α-オレフィンスルホン酸塩;高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;二級アルコール硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム;N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン;カゼインナトリウム等が挙げられる。
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム)、アシルグルタミン酸塩、アシルβ−アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
まず最初に、以下の実施例で用いた頭髪洗浄組成物の評価方法について説明する。頭髪洗浄組成物は、ヘアスタイリング剤(N−メタクリロイルN,N−ジメチルアンモニウム・α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体(商品名;ユカフォーマーSM);20%、エタノール;30%、プロピレングリコール;5%、精製水;45%)を塗布して2時間後の頭髪に対して適用した。
また、コントロールとして用いた頭髪洗浄組成物(シャンプー)の組成は以下の通りである。
コントロールシャンプーの組成
成 分 (質量%)
(1)ポリオキシエチレン(3モル)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 10.0
(2)ヤシ脂肪酸モノタエノールアミド 2.0
(3)安息香酸ナトリウム 0.5
(4)ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 5.0
(5)香料 適量
(6)精製水 残余
洗髪後に自然乾燥し、その後の髪のなめらかさについて、専門パネラー10名により、以下に示す試験例の頭髪洗浄組成物、及び上記コントロールシャンプーを実使用してもらい、下記点数判定を行ってもらう。ここで、点数判定は、コントロールシャンプーを0として実施する。なお、各パネルによる点数の総和をパネル人数で割った平均値を算出し、下記評価基準に従い評価結果とした。
採点基準
+3:コントロールシャンプーに比べて、非常になめらかと感じる。
+2:コントロールシャンプーに比べて、なめらかと感じる。
+1:コントロールシャンプーに比べて、ややなめらかと感じる。
0:どちらともいえない。
−1:コントロールシャンプーに比べて、なめらかとあまり感じない。
−2:コントロールシャンプーに比べて、なめらかと感じない。
−3:コントロールシャンプーに比べて、なめらかと全く感じない。
評価基準
A:パネル10名の平均値が、+1.5点以上
B:パネル10名の平均値が、0点以上+1.5点未満以上
C:パネル10名の平均値が、−1.5点以上0点未満
D:パネル10名の平均値が、−1.5点未満
洗髪後に自然乾燥し、その後の頭髪のごわつきのなさについて、専門パネラー10名により、以下に示す試験例の頭髪洗浄組成物、及び上記コントロールシャンプーを実使用してもらい、下記点数判定を行ってもらう。ここで、点数判定は、コントロールシャンプーを0として実施する。なお、各パネルによる点数の総和をパネル人数で割った平均値を算出し、下記評価基準に従い評価結果とした。
採点基準
+3:コントロールシャンプーに比べて、ごわつきを全く感じない。
+2:コントロールシャンプーに比べて、ごわつきを感じない。
+1:コントロールシャンプーに比べて、ごわつきをあまり感じない。
0:どちらともいえない。
−1:コントロールシャンプーに比べて、ややごわつきを感じる。
−2:コントロールシャンプーに比べて、ごわつきを感じる。
−3:コントロールシャンプーに比べて、非常にごわつきを感じる。
評価基準
A:パネル10名の平均値が、+1.5点以上
B:パネル10名の平均値が、0点以上+1.5点未満以上
C:パネル10名の平均値が、−1.5点以上0点未満
D:パネル10名の平均値が、−1.5点未満
洗髪後に自然乾燥し、その後の頭髪の櫛通りのよさについて、専門パネラー10名により、以下に示す試験例の頭髪洗浄組成物、及び上記コントロールシャンプーを実使用してもらい、下記点数判定を行ってもらう。ここで、点数判定は、コントロールシャンプーを0として実施する。なお、各パネルによる点数の総和をパネル人数で割った平均値を算出し、下記評価基準に従い評価結果とした。
採点基準
+3:コントロールシャンプーに比べて、非常に櫛通りが良いと感じる。
+2:コントロールシャンプーに比べて、櫛通りが良いと感じる。
+1:コントロールシャンプーに比べて、やや櫛通りが良いと感じる。
0:どちらともいえない。
−1:コントロールシャンプーに比べて、やや櫛通りが良くないと感じる。
−2:コントロールシャンプーに比べて、櫛通りが良くないと感じる。
−3:コントロールシャンプーに比べて、非常に櫛通りが良くないと感じる。
評価基準
A:パネル10名の平均値が、+1.5点以上
B:パネル10名の平均値が、0点以上+1.5点未満以上
C:パネル10名の平均値が、−1.5点以上0点未満
D:パネル10名の平均値が、−1.5点未満
70ppmの塩化カルシウム水溶液に、下記試験例の各処方を2%ずつ溶かし、この溶液それぞれ400mLをミキサーで攪拌して60秒後の泡の高さを計測し、これを起泡力とした。評価基準は以下の通りである。
評価基準
A:2400mL以上
B:2000mL以上、2400mL未満
C:1500mL以上、2000mL未満
D:1500mL未満
洗髪中の泡立ちについて、専門パネラー10名により、以下に示す試験例の頭髪洗浄組成物、及び上記コントロールシャンプーを実使用してもらい、下記点数判定を行ってもらう。ここで、点数判定は、コントロールシャンプーを0として実施する。なお、各パネルによる点数の総和をパネル人数で割った平均値を算出し、下記評価基準に従い評価結果とした。
採点基準
+3:コントロールシャンプーに比べて、非常に泡立ちが良いと感じる。
+2:コントロールシャンプーに比べて、泡立ちが良いと感じる。
+1:コントロールシャンプーに比べて、やや泡立ちが良いと感じる。
0:どちらともいえない。
−1:コントロールシャンプーに比べて、やや泡立ちが良くないと感じる。
−2:コントロールシャンプーに比べて、泡立ちが良くないと感じる。
−3:コントロールシャンプーに比べて、非常に泡立ちが良くないと感じる。
評価基準
A:パネル10名の平均値が、+1.5点以上
B:パネル10名の平均値が、0点以上+1.5点未満以上
C:パネル10名の平均値が、−1.5点以上0点未満
D:パネル10名の平均値が、−1.5点未満
洗髪後に頭髪の洗浄効果について、専門パネラー10名により、以下に示す試験例の頭髪洗浄組成物、及び上記コントロールシャンプーを実使用してもらい、下記点数判定を行ってもらう。ここで、点数判定は、コントロールシャンプーを0として実施する。なお、各パネルによる点数の総和をパネル人数で割った平均値を算出し、下記評価基準に従い評価結果とした。
採点基準
+3:コントロールシャンプーに比べて、非常に洗浄効果があると感じる。
+2:コントロールシャンプーに比べて、洗浄効果があると感じる。
+1:コントロールシャンプーに比べて、やや洗浄効果があると感じる。
0:どちらともいえない。
−1:コントロールシャンプーに比べて、やや洗浄効果が劣ると感じる。
−2:コントロールシャンプーに比べて、洗浄効果が劣ると感じる。
−3:コントロールシャンプーに比べて、非常に洗浄効果が劣ると感じる。
評価基準
A:パネル10名の平均値が、+1.5点以上
B:パネル10名の平均値が、0点以上+1.5点未満以上
C:パネル10名の平均値が、−1.5点以上0点未満
D:パネル10名の平均値が、−1.5点未満
まず最初に、従来のシャンプーに配合される特定成分を配合した組成物と、特定構造を有するブロック型アルキレンオキシド誘導体を配合した頭髪洗浄組成物との比較試験結果を下記表1に示す。
なお、下記表中のブロック型アルキレンオキシド誘導体は、以下の式(IV)の構造を有するものとする。例えば、a+c+e=30、b+d+f=30の場合は、(BO)30(EO)30と表記する。
また、CH3O−[(EO)10/(PO)10]CH3で表されるアルキレンオキシド誘導体を配合した試験例4および5では、概ね良好は評価結果が得られた。しかしならが、それとは異なる構造である、特定のブロック型アルキレンオキシド誘導体を配合した試験例6では、さらに良好な評価結果が得られた。
そこで、本発明者らは配合するアルキレンオキシド誘導体について検討を行った。その結果を下記表2に示す。
さらにアルキレンオキシド誘導体の末端が水素であるものを配合した試験例15では、洗髪後のなめらかさ、ごわつき、櫛通りの点が十分ではない。またランダム型のアルキレンオキシド誘導体を配合した場合(試験例16)、洗髪後の髪のごわつきが認められた。
次に、頭髪洗浄組成物における界面活性剤の種類による影響について検討した。その結果を下記表3に示す。
試験例22のように、ココイルメチルタウリンナトリウムを配合しても両性界面活性剤を配合しない場合には、ごわつき感が改善されなかった。また、ココイルメチルタウリンナトリウムと両性界面活性剤を配合し、特定のブロック型アルキレンオキシド誘導体無配合の場合には(試験例21)、評価全体が劣るものであった。
次に、頭髪洗浄組成物における特定構造のブロック型アルキレンオキシド誘導体の好適な配合量の検討結果を下記表4に示す。
<合成例1>
ポリオキシブチレン(30モル)ポリオキシエチレン(30モル)トリメチルグリセリルエーテル(ブロック型アルキレンオキシド誘導体)の合成
グリセリン92gと触媒として水酸化カリウム18gをオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら140℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置によりブチレンオキシド2160gを滴下させ、2時間攪拌した。続いて、滴下装置によりエチレンオキシド1320gを滴下させ、2時間攪拌した。次に、水酸化カリウム400gを仕込み、系内を乾燥窒素で置換した後、塩化メチル300gを温度80〜130℃で圧入し5時間反応させた。その後オートクレーブより反応組成物を取り出し、塩酸で中和してpH6〜7に調整し、含有する水分を除去するため減圧−0.088MPa(ゲージ圧)100℃で1時間処理した。さらに処理後生成した塩を除去するため濾過を行い、ブロック型アルキレンオキシド誘導体を得た。
塩化メチルを反応させる前にサンプリングし、精製したものの水酸基価が49、アルキレンオキシド誘導体1の水酸基価が0.4、末端メチル基数に対する水素原子数の割合は0.008であり、ほぼ完全に水素原子がメチル基に変換されている。
ポリオキシエチレン(57モル)トリメチルグリセリルエーテル(アルキレンオキシド誘導体)の合成
グリセリン92gと触媒として水酸化カリウム18gをオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら140℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置によりエチレンオキシド2508gを滴下させ、2時間攪拌した。次に、水酸化カリウム400gを仕込み、系内を乾燥窒素で置換した後、塩化メチル300gを温度80〜130℃で圧入し5時間反応させた。その後オートクレーブより反応組成物を取り出し、塩酸で中和してpH6〜7に調整し、含有する水分を除去するため減圧−0.088MPa(ゲージ圧)100℃で1時間処理した。さらに処理後生成した塩を除去するため濾過を行い、アルキレンオキシド誘導体を得た。
塩化メチルを反応させる前にサンプリングし、精製したものの水酸基価が66、アルキレンオキシド誘導体1の水酸基価が、末端メチル基数に対する水素原子数の割合は0.60.009であり、ほぼ完全に水素原子がメチル基に変換されている。
ポリオキシブチレン(30モル)ポリオキシエチレン(30モル)グリセリルエーテル(ブロック型アルキレンオキシド誘導体)の合成
グリセリン92gと触媒として水酸化カリウム18gをオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら140℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置によりブチレンオキシド2160gを滴下させ、2時間攪拌した。続いて、滴下装置によりエチレンオキシド1320gを滴下させ、2時間攪拌した。その後オートクレーブより反応組成物を取り出し、塩酸で中和してpH6〜7に調整し、含有する水分を除去するため減圧−0.088MPa(ゲージ圧)100℃で1時間処理した。さらに処理後生成した塩を除去するため濾過を行い、ブロック型アルキレンオキシド誘導体を得た。
ポリオキシブチレン(30モル)ポリオキシエチレン(30モル)トリブチルグリセリルエーテル(ブロック型アルキレンオキシド誘導体)の合成
グリセリン92gと触媒として水酸化カリウム18gをオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら140℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置によりブチレンオキシド2160gを滴下させ、2時間攪拌した。続いて、滴下装置によりエチレンオキシド1320gを滴下させ、2時間攪拌した。次に、水酸化カリウム800gを仕込み、系内を乾燥窒素で置換した後、塩化ブチル1200gを温度80〜130℃で圧入し5時間反応させた。その後オートクレーブより反応組成物を取り出し、塩酸で中和してpH6〜7に調整し、含有する水分を除去するため減圧−0.088MPa(ゲージ圧)100℃で1時間処理した。さらに処理後生成した塩を除去するため濾過を行い、ブロック型アルキレンオキシド誘導体を得た。
塩化メチルを反応させる前にサンプリングし、精製したものの水酸基価が50、アルキレンオキシド誘導体1の水酸基価が1.5、末端ブチル基数に対する水素原子数の割合は0.03であり、ほぼ完全に水素原子がブチル基に変換されている。
ポリオキシブチレン(30モル)ポリオキシエチレン(30モル)グリセリルエーテル(ランダム型アルキレンオキシド誘導体)の合成
グリセリン92gと触媒として水酸化カリウム18gをオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら140℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置によりブチレンオキシド2160gとエチレンオキシド1320gの混合物を滴下させ、2時間攪拌した。次に、水酸化カリウム400gを仕込み、系内を乾燥窒素で置換した後、塩化メチル300gを温度80〜130℃で圧入し5時間反応させた。その後オートクレーブより反応組成物を取り出し、塩酸で中和してpH6〜7に調整し、含有する水分を除去するため減圧−0.088MPa(ゲージ圧)、100℃で1時間処理した。さらに処理後生成した塩を除去するため濾過を行い、ランダム型アルキレンオキシド誘導体を得た。
塩化メチルを反応させる前にサンプリングし、精製したものの水酸基価が47、得られたランダム型アルキレンオキシド誘導体5の化合物の水酸基価が0.5、末端メチル基数に対する水素原子数の割合は0.011であり、ほぼ完全に水素原子がメチル基に変換されている。
(配合成分) (質量%)
POB(30)POE(30)トリブチルグリセリルエーテル 3.0
ココイルメチルタウリンナトリウム 20.0
ラウリン酸ジエタノールアミド 3.0
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 4.0
エチレングリコールジステアレート 2.5
1,3−ブチレングリコール 1.0
安息香酸ナトリウム 0.5
色剤 適 量
香料 適 量
精製水 残 余
(配合成分) (質量%)
POB(30)POE(30)トリメチルグリセリルエーテル 8.0
(上記式(IV)中、a+c+e=30、b+d+f=30、R1,R2,R3はCH3であり、BOはオキシブチレン基、EOはオキシエチレン基を示す。)
ココイルメチルタウリンナトリウム 12.0
ヤシ脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタインナトリウム 7.0
カチオン化セルロースエーテル 2.0
色剤 適 量
香料 適 量
精製水 残 余
(配合成分) (質量%)
POB(30)POE(35)トリエチルグリセリルエーテル 7.0
(上記式(IV)中、a+c+e=30、b+d+f=30、R1,R2,R3はC2H5であり、BOはオキシブチレン基、EOはオキシエチレン基を示す。)
ココイルメチルタウリンナトリウム 8.0
N−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−N’−
(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミンナトリウム 8.0
エチレングリコールジステアレート 2.5
ジプロピレングリコール 3.0
安息香酸ナトリウム 0.5
香料 適 量
精製水 残 余
Claims (3)
- 下記の式(I)で示されるブロック型アルキレンオキシド誘導体0.01〜15質量%と、ココイルメチルタウリンナトリウム0.1〜20質量%と、下記の式(II)または(III)で示されるアミドアミン型両性界面活性剤0.1〜15質量%とを含むことを特徴とする頭髪洗浄組成物。
- 請求項1に記載の頭髪洗浄組成物において、前記式(I)で示されるブロック型アルキレンオキシド誘導体のAO基がオキシブチレン基であることを特徴とする頭髪洗浄組成物。
- 請求項1または2に記載の頭髪洗浄組成物がヘアシャンプーであることを特徴とする頭髪洗浄組成物。
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