JP4992937B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、空洞共鳴音とともに中周波領域(315Hz帯)のロードノイズを低減するようにした空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤが発生する騒音にはいろいろな原因のものがあるが、それらのうちタイヤ内部に充填された空気の振動により発生する200〜250Hz付近の空洞共鳴音と、路面の凹凸に起因するタイヤ振動が伝わって発生する中周波域(1/3オクターブバンドにおける315Hz帯)のロードノイズは、車室内に伝達されて乗員に不快感を与える。
このうちの低周波域の空洞共鳴音は、空気振動が環状タイヤの内腔を気柱として移動するときに生じる気柱共鳴音である。このような空洞共鳴音を低減する方法として、タイヤとホイールのリムとの間に形成される空洞部内に、ウレタンフォームなどの多孔質材からなる吸音材を配設することにより騒音を吸収させるものが多数提案されている(特許文献1、2など)。
しかし、この提案技術の技術思想は、空洞内で発生した騒音を吸音材で吸音するというものであるため、一定以上の容量を持った吸音材を配置しなければ効果が得られない。そのため、タイヤ内で吸音材が相当量のスペースを占有するため、リム組み作業に支障になる場合がある。また、長期使用の間に吸音材の変質等により吸音性能が経時的に低下し、騒音防止効果が得られなくなるという問題があった。
また、多孔質材の吸音材は、専ら空気の振動である空洞共鳴音を低減させるものであるため、前述したタイヤの振動に起因する中周波領域のロードノイズの低減にはほとんど効果はない。したがって、空洞共鳴音以外の帯域での車室内に発生する騒音に対して低減効果を有するものではなかった。
国際公開第2005/012005号 特開2003−285607号公報
本発明の目的は、上述したような点に鑑み、簡単な構成を付加するだけで200〜250Hz付近の空洞共鳴音から中周波領域(315Hz帯)のロードノイズまでを低減できるようにした空気入りタイヤを提供することにある。
上述した目的を達成する本発明の空気入りタイヤは、以下の(1)の構成からなる。
(1)左右のビード部間に掛け渡したカーカス層の外周側にベルト層とトレッド部を配置し、該トレッド部の外表面にタイヤ周方向に延長する複数本の周方向主溝を設け、かつウェルがリムの中央からタイヤ幅方向の一方に偏位した位置に設けられているリムに装着された空気入りタイヤにおいて、前記トレッド部のタイヤ内腔側の表面に、タイヤセンターから装着リムのウェル側に偏位した位置において該ウェルにタイヤ径方向に対向して全ウェル幅を含むと共に、最もショルダー側に位置する周方向主溝にタイヤ径方向に対向して全溝幅を含むようにタイヤ内腔側に突出するリッジ(Ra)をタイヤ周方向に延長するように形成したことを特徴とする空気入りタイヤ。
また、本発明の空気入りタイヤにおいて、より好ましくは、以下の(2)〜(9)のいずれかの具体的構成からなる。
(2)前記リッジ(Ra)の前記カーカス層の最内層からの厚さを前記タイヤ内腔側表面の他の領域よりも1.0〜10mm厚くした上記(1)に記載の空気入りタイヤ。
(3)前記リッジ(Ra)のタイヤ幅方向のショルダー側の端部を、前記ベルト層最大幅の端部から前記カーカス層に下ろした垂線の交点よりもタイヤセンター側に位置すると共に、前記リッジ(Ra)のタイヤセンター側の端部を、前記タイヤセンター上に前記周方向主溝が存在しない場合は前記タイヤセンターまでとし、前記タイヤセンター上に前記周方向主溝が存在する場合は前記タイヤセンター上の周方向主溝の前記ウェルと反対側の溝端から同反対側に15mm離れた位置までにした上記(1)または(2)記載の空気入りタイヤ。
(4)前記タイヤセンターを挟んで前記装着リムのウェルと反対側の最もショルダー側に位置する周方向主溝にタイヤ径方向に対向してその全溝幅を含むようにタイヤ内腔側に突出する別のリッジ(Rb)をタイヤ周方向に延長するように形成した上記(1)〜(3)のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
(5)前記別のリッジ(Rb)の前記カーカス層の最内層からの厚さを前記タイヤ内腔面の他の領域よりも1.0〜10mm厚くした上記(4)に記載の空気入りタイヤ。
(6)前記タイヤセンターでタイヤ本体を2分したときの左右両側のタイヤ質量を等しくした上記(1)〜(5)のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
(7)前記リッジを、インナーライナー層と最内層のカーカス層との間にエラストマーを配置して形成した上記(1)〜(6)のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
(8)前記エラストマーのtanδを0.15以下にした上記(7)に記載の空気入りタイヤ。
(9)前記エラストマーが硬度70〜95である上記(7)または(8)に記載の空気入りタイヤ。
本発明によれば、トレッド部のタイヤ内腔側の表面に、タイヤセンターから装着リムのウェル側に偏位した位置において該ウェルにタイヤ径方向に対向して全ウェル幅を含むようにタイヤ内腔側に突出するリッジ(Ra)をタイヤ周方向に延長するように形成したので、タイヤ内腔を環状の気柱に想定したとき、上記リッジの存在により上記ウェル幅を含む領域での環状気柱と他の領域での環状気柱との間のタイヤ周方向の平均周長の差が大きくなり、それぞれの環状気柱に発生する気柱共鳴音の波長の差が大きくなるため、気柱共鳴音のピークが下がり、騒音を低減させることができる。
また、上記リッジ(Ra)は、最もショルダー側に位置する周方向主溝にタイヤ径方向に対応して全溝幅を含むように形成されているので、トレッド部のショルダー域の剛性を増大させるため、ショルダー部が大きく変形する固有モードの固有周波数が高くなることにより中周波数域のロードノイズを低減することができる。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤをリム組みしたタイヤ/ホイール組立体を示し、(a)は子午線断面図、(b)は(a)のX部分の拡大図である。 (a)、(b)は、それぞれ空気入りタイヤにおける周方向リッジ5(Ra)のタイヤ幅方向の拡張域を説明するための子午線断面図である。 本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤのホイール組立体の子午線断面図である。 図4(a)〜(f)は、実施例1〜2、比較例1〜4で採用したリッジの配置位置を模式的に示したタイヤ子午線方向断面図である。 図5(a)〜(f)は、実施例3〜4、比較例5〜8で採用したリッジの配置位置を模式的に示したタイヤ子午線方向断面図である。 図6は、実施例1と比較例1で得られた200〜250Hz付近にある狭帯域波形における空洞共鳴音のピークレベル(dB)曲線をトレースしたものであり、実線Aが本発明の実施例1のものであり、点線Bが比較例1のものである。
以下、図に示す実施形態を参照して、本発明の空気入りタイヤについて具体的に説明する。
図1において、1は本発明の空気入りタイヤであり、2はこの空気入りタイヤ1をリム組したリムである。リム2はホイールの外周部をなす構造部であって、軸方向の両端部にリムフランジ2fを形成し、リム幅中心から車両装着時の車両外側に偏位した位置に、径方向内側に凹んだ部分であるウェル2wを形成している。すなわち、ウェル2wがリム2の中央からタイヤ幅方向の一方に偏位した位置に設けられているリムを本発明の空気入りタイヤでは使用する。このウェル2wはタイヤをリム2にリム組みするとき、ビード部11の一方を一時的に落とし込む場所として設けられている。
空気入りタイヤ1は、トレッド部3の左右両側にサイド部10およびビード部11を有し、その内側に少なくとも1層のカーカス層7を左右のビード部11間に跨るように設けている。カーカス層7はトレッド部3から左右のサイド部10およびビード部11に至り、その両端部がビードコア6の周りにタイヤ内側から外側へ折り返されている。そのカーカス層7の外周に少なくとも2層のベルト層8が配置され、またカーカス層7の最内層内側に空気透過防止層としてインナーライナー層9が配置されている。
トレッド部3の外表面にはタイヤセンターCを中心にして左右両側にそれぞれタイヤ周方向に連続する周方向主溝4が複数本配置されている。本発明で、周方向主溝とは、タイヤ周方向に連続した溝であって、そのタイヤにおいて最も溝深さが大きい溝のほか、この最大深さに対して50%以上の深さを有する溝まで含むものとする。周方向主溝4の本数は3本あるいは4本が好ましいが、複数本であれば特に限定されない。また、周方向主小溝4は、タイヤセンターCの上にあってもよく、あるいはタイヤセンターCから外れた位置にあってもよく、いずれでもよい。
上記空気入りタイヤ1において、トレッド部3に対応するタイヤ内腔側の表面には、タイヤセンターCからリム組みされたリム2のウェル2w側に偏位した位置に、タイヤ径方向に対向してウェル2wの全幅Zwを含むと共に、さらに最もショルダー側に位置する周方向主溝4にタイヤ径方向に対応して、その全溝幅を含むようにタイヤ内腔側に突出する幅Zaを有するリッジ5(Ra)がタイヤ周方向に延長するように形成されている。
上記リッジ(Ra)が周方向主溝4Sに対して対応する幅としては、その幅Zaが図1(a)に示すように、周方向主溝4Sの全溝幅Wを含むだけでなく、さらに周方向主溝4Sの両端からそれぞれタイヤ幅方向両側に10mm以上離れた距離Lを含むようにすると更によい。
このようにリッジ(Ra)が、タイヤ径方向に対向してウェル2wの全ウェル幅Zwを含み、かつタイヤ周方向に延長するように形成されていることにより、タイヤ内腔を環状の気柱に想定したときに、上記リッジ(Ra)の存在により上記ウェル幅を含む領域での環状気柱と他の領域での環状気柱との間のタイヤ周方向の平均周長の差が大きくなり、それぞれの環状気柱に発生する気柱共鳴音の波長の差が大きくなるため、気柱共鳴音のピークが下がり騒音を低減させることができる。
また、上記リッジ(Ra)は、最もショルダー側に位置する周方向主溝にタイヤ径方向に対応して全溝幅を含むように形成されていることにより、トレッド部のショルダー域の剛性を増大させるため、ショルダー部が大きく変形する固有モードの固有周波数が高くなることにより中周波数域のロードノイズを低減することができる。
リッジ5(Ra)の厚さ(高さ)Dは、カーカス層7の最内層からの厚さが、タイヤ内腔洞の表面の他の領域よりも1.0〜10mm厚くなるように形成されている。この厚さの差は、好ましくは1.2〜8.0mmであり、更に好ましくは1.5〜6.0mmにするとよい。リッジ5の厚さの差が1.0mmよりも小さくては、空洞共鳴音を低減する効果やロードノイズの低減効果は得られなくなる。また、10mmよりも大きくなると、タイヤ重量の増加により転がり抵抗の増加を招く。
上述したように本発明の空気入りタイヤに設けるリッジRaのタイヤ幅方向の幅Zaは、ウェル2wに対しては、タイヤ径方向に対向して全ウェル幅Zwを含む大きさであり、また、最外側のショルダー側の周方向主溝4Sに対しては、タイヤ径方向に対応して全溝幅Wを含む大きさでなければならないが、このリッジRaの幅Zaのタイヤ幅方向のショルダー側端部R1の限界としては、ベルト層8の最大幅の端部8Eからカーカス層7に引いた垂線の交点Cよりもタイヤセンター側に位置させることが好ましい。その位置関係を図1(b)に示す。リッジ5(Ra)の幅Zaのショルダー側端部R1が、上記交点Cより外側へ延在すると、サイド部のタイヤ剛性が高くなるため乗り心地性が悪化し、さらにタイヤ転動抵抗も増加するようになる。
また、リッジ5(Ra)の幅Zaのタイヤセンター側の端部R2は、周方向主溝4がタイヤセンターC上に存在しない空気入りタイヤの場合には、図2(a)に示すように、タイヤセンターCまでにすることが好ましい。端部R2がタイヤセンターを越えて、反対側まで延在しても空洞共鳴音の低減効果はほぼ飽和し、かえって重量の増加にともなう転動抵抗の増加や、コスト増加などの欠点が増加する。
また、タイヤセンターC上に周方向主溝4が存在する空気入りタイヤの場合には、図2(b)に示すように、リッジ5(Ra)のタイヤセンター寄りの端部R2は、タイヤセンターC上にある周方向主溝4のウェル2wと反対側の溝端から同じ反対側に15mmまで延長した領域までにすることが好ましい。リッジの幅Zaをタイヤセンター主溝の下にまで延長すれば中周波ロードノイズの低減効果を得ることができるからである。さらにそれよりもウェルZwと反対側に延長しても、空洞共鳴音の低減効果は飽和し、かえって重量の増加にともなう転動抵抗の増加やコスト増加を招くようになる。
本発明の空気入りタイヤに設けるリッジとしては、前述したウェル側に設けられる前述したリッジ5(Ra)の他に、図3に示すように、タイヤセンターを挟んで反対側の最もショルダー側に位置する周方向主溝4S’のタイヤ径方向に対応させて、その全溝幅を含む別のリッジ5(Rb)をタイヤ周方向に延長するように形成してもよく、中周波域ロードノイズ低減効果を一層向上することができる。
このリッジ5(Rb)の高さは、前述したリッジ5(Ra)の場合と同様である。また、タイヤ幅方向の幅Za’は、最もショルダー側に位置する周方向主溝4S’の少なくとも全溝幅を含む大きさであることが必要であるが、好ましくは、図3に示すように、最もショルダー側に配置された周方向主溝4S’の両側の溝端からそれぞれ両側に10mmずつ離間した距離L’を包含しているとよい。これにより中周波域ロードノイズの低減効果が一層向上することができる。
このように、タイヤセンターCを挟んで、両側にリッジ5(Ra)、5(Rb)を配置することにより、ウェル側だけにリッジRaを配置した場合と比べて質量は増大するが、中周波ロードノイズの低減効果は非常に大きいものになる。
本発明において、いずれのリッジ5(Ra、Rb)の形成手段も、最内層のカーカス層7とインナーライナー層9の間にエラストマーを配置することにより行うことが好ましい。
そのエラストマーとしては、tanδが0.15以下のものを使用するのがよく、tanδが0.15よりも大きいと転がり抵抗が増大する。好ましくは、該エラストマーはその硬度が70〜95であるものがよく、より好ましくは硬度72〜85であるものがよい。ここで、硬度はJIS K6253に準拠する測定値であり、tanδは粘弾性スペクトロメーターを使用して、周波数20Hz、初期歪み10%、戻歪み±2%、温度60℃の条件で測定した値である。
最内層のカーカス層7の内側にエラストマーを配置することが好ましいのは、カーカス層7の内側に配置するのであれば、カーカス層やベルト層のタイヤ幅方向長さを増加させずにできることから、製造が容易でかつ低コストにできるなどのメリットによる。また、インナーライナー層9の外側に形成するのが好ましいのは、このリッジ5の表面(内腔側に露出している面)は、共鳴騒音発生の低減という効果を達成するためのものでもあり、インナーライナー層9が音響的に界面であることが好ましいのである。
リッジの形成方法としては、その他に、インナーライナー層9を当該箇所で厚くすることによりリッジ5を形成してもよい。あるいは、カーカス層7とインナーライナー層9との間にリッジをなすシート状物を配置させてもよい。また、タイヤを製造した後に、別体のリッジをタイヤ内面に貼って形成してもよい。また、剛性中子やブラダーのリッジ形成位置に対応する位置に、溝型を有するものを用いて成形してもよい。
リッジ5の形成材料は、特に限定されるものではないが、ゴムや樹脂などが好ましく使用できる。また、発泡材や中空構造材などでもよい。
リッジのタイヤ子午線方向の断面形状は、図に示したような実質的な台形形状や、あるいは、ゆるやかな高さの二等辺三角形状、同じく緩やかな高さの直角三角形状、略長方形状または半月状などのいずれでもよいが、製造上の安定性や性能の長期維持性などから、台形状、ゆるやかな高さの二等辺三角形状、円弧形状あるいは略長方形状などが好ましい。
上述したように、タイヤ内腔側の表面にリッジRa、Rbを設けるようにした本発明の空気入りタイヤにおいて、タイヤセンターCの面でタイヤ本体を2分したとき、両側のタイヤ質量が等しくなるように形成することが好ましい。そのように形成すると、高速回転時のタイヤプロファイル(せり上がり)が、幅方向でほぼ対称形となり、低速回転時〜高速回転時でのタイヤ特性の変化を小さくすることができる。
タイヤセンターCの両側のタイヤ質量を等しくさせる方法としては、上述したリッジの大きさ、材質、形状などを種々変更してタイヤ質量を調整することができる。したがって、本発明では、極力このタイヤセンターCの両側のタイヤ質量を等しくさせることも考慮して、リッジを片側あるいは両側に設けるようにするのがよい。なお、本発明で「タイヤセンターCの両側のタイヤ質量が等しい」とは、その両側のタイヤ質量の差が3%以内であることをいう。
(I)主溝がセンター上に存在しないタイヤ
実施例1〜2、比較例1〜4
いずれもセンター上に位置していない周方向主溝を4本有しタイヤサイズが215/55R17であり、それぞれのタイヤにおいてリッジの有無を相違させ、さらに、リッジが有りの場合でもその配設位置や寸法などを相違させて、本発明にかかる空気入りタイヤ2種(実施例1、2)と、本発明以外の空気入りタイヤ4種(比較例1〜4)の計6種類のタイヤを準備して、17×7Jホイールにリム組みしてJATMA準拠による正規内圧で空気を充填した。
実施例、比較例でリッジは、エラストマー(JIS硬度:74、tanδ:0.13、比重:1.10)で形成した。各実施例、比較例で、リッジは図4(a)〜(f)に示した位置に配置し、いずれもカーカス層の内側でかつインナーライナー層の外側に設けた。詳細を表1に示す。
評価は、空洞共鳴音の低減およびロードノイズの低減について、それぞれの効果の有無と大小について測定を行ない評価した。測定は以下に記載の方法で行った。
実施例1と比較例1で得られた200〜250Hz付近にある狭帯域波形における空洞共鳴音のピークレベル(dB)曲線をトレースしたものを図6に示す。実線Aが本発明の実施例1のものであり、点線Bが比較例1のものである。
この図6からわかるように、本発明によれば空洞共鳴音のピークレベル(dB)で数dB改善される。これは車室という狭い空間内においての騒音レベルとして非常に大きな効果であり、本発明の空気入りタイヤによれば快適で安全な運転につながるものである。
(1)空洞共鳴音
各試験タイヤを排気量2000ccの国産FR車両に装着して時速60km/hで走行し車音の音圧レベルを測定し、200〜250Hz付近にある狭帯域波形における空洞共鳴音のピークレベル(dB)を求めた。
(2)ロードノイズ
各試験タイヤを排気量2000ccの国産FR車両に装着して時速60km/hで走行し車音の音圧レベルを測定し、1/3オクターブバンドにおける315Hz帯の値(dB)を求めた。
Figure 0004992937
(II)主溝がセンター上に存在するタイヤ
実施例3〜4、比較例5〜8
いずれも周方向主溝を3本有し、1本の周方向主溝はセンター上に存在しているサイズが215/55R17の空気入りタイヤを計6種類準備した。それぞれのタイヤにおいては、リッジの有無を相違させ、さらに、リッジが有りの場合でもその配設位置や寸法などを相違させて、本発明にかかる空気入りタイヤ2種(実施例3、4)と、本発明以外の空気入りタイヤ4種(比較例5〜8)の計6種類のタイヤを準備して、17×7Jホイールにリム組みしてJATMA準拠による正規内圧で空気を充填した。
各実施例、比較例でリッジは、エラストマー(JIS硬度:74、tanδ:0.13、比重:1.10)で形成した。各実施例、比較例で、リッジは図5(a)〜(f)に示した位置に配置し、いずれもカーカス層の内側でかつインナーライナー層の外側に設けた。詳細を表2に示す。
評価は、空洞共鳴音の低減およびロードノイズの低減について、それぞれの効果の有無と大小について前述の方法で測定を行ない評価した。
Figure 0004992937
1 空気入りタイヤ
2 リム
2f リムフランジ
2w ウェル
3 トレッド部
4 周方向主溝
4S、4S’ 周方向主溝4のうち、最もショルダー側に配置された周方向主溝
5 リッジ
5(Ra) リムのウェル側に配されたリッジ
5(Rb) リムのウェルと反対側に配されたリッジ
6 ビードコア
7 カーカス層
8 ベルト層
9 インナーライナー層
10 サイド部
11 ビード部
C 空気入りタイヤのセンター
D リッジの高さ(厚さ)
W 周方向主溝4S、4S’の幅
Za リッジRaのタイヤ幅方向の幅(存在域)
Zw リムのウェルの底面のタイヤ幅方向の幅(存在域)

Claims (9)

  1. 左右のビード部間に掛け渡したカーカス層の外周側にベルト層とトレッド部を配置し、該トレッド部の外表面にタイヤ周方向に延長する複数本の周方向主溝を設け、かつウェルがリムの中央からタイヤ幅方向の一方に偏位した位置に設けられているリムに装着された空気入りタイヤにおいて、前記トレッド部のタイヤ内腔側の表面に、タイヤセンターから装着リムのウェル側に偏位した位置において該ウェルにタイヤ径方向に対向して全ウェル幅を含むと共に、最もショルダー側に位置する周方向主溝にタイヤ径方向に対向して全溝幅を含むようにタイヤ内腔側に突出するリッジ(Ra)をタイヤ周方向に延長するように形成したことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記リッジ(Ra)の前記カーカス層の最内層からの厚さを前記タイヤ内腔側表面の他の領域よりも1.0〜10mm厚くした請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記リッジ(Ra)のタイヤ幅方向のショルダー側の端部を、前記ベルト層最大幅の端部から前記カーカス層に下ろした垂線の交点よりもタイヤセンター側に位置すると共に、前記リッジ(Ra)のタイヤセンター側の端部を、前記タイヤセンター上に前記周方向主溝が存在しない場合は前記タイヤセンターまでとし、前記タイヤセンター上に前記周方向主溝が存在する場合は前記タイヤセンター上の周方向主溝の前記ウェルと反対側の溝端から同反対側に15mm離れた位置までにした請求項1または2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記タイヤセンターを挟んで前記装着リムのウェルと反対側の最もショルダー側に位置する周方向主溝にタイヤ径方向に対向してその全溝幅を含むようにタイヤ内腔側に突出する別のリッジ(Rb)をタイヤ周方向に延長するように形成した請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記別のリッジ(Rb)の前記カーカス層の最内層からの厚さを前記タイヤ内腔面の他の領域よりも1.0〜10mm厚くした請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記タイヤセンターでタイヤ本体を2分したときの左右両側のタイヤ質量を等しくした請求項1〜5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記リッジを、インナーライナー層と最内層のカーカス層との間にエラストマーを配置して形成した請求項1〜6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記エラストマーのtanδを0.15以下にした請求項7に記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記エラストマーの硬度が70〜95である請求項7または8に記載の空気入りタイヤ。
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