JP4992188B2 - セパレータユニット及び燃料電池スタック - Google Patents

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Description

本発明は、セパレータユニット及び燃料電池スタックに関するものである。
従来、燃料電池は、発電効率が高く、有害物質を排出しないので、産業用、家庭用の発電装置として、又は、人工衛星や宇宙船などの動力源として実用化されてきたが、近年は、乗用車、バス、トラック等の車両用の動力源として開発が進んでいる。そして、前記燃料電池は、アルカリ水溶液型、リン酸型、溶融炭酸塩型、固体酸化物型、直接型メタノール等のものであってもよいが、反応温度が低く、小型化に有利な固体高分子型燃料電池が一般的である。
この場合、固体高分子電解質膜を2枚のガス拡散電極で挟み、一体化させて接合したMEA(Membrane Electrode Assembly:膜電極接合体)が使用される。そして、前記ガス拡散電極の一方を燃料極(アノード極)とし、その表面に燃料としての水素ガスを供給すると、水素が水素イオン(プロトン)と電子とに分解され、水素イオンが固体高分子電解質膜を透過する。また、前記ガス拡散電極の他方を酸素極(カソード極)とし、その表面に酸化剤としての空気を供給すると、空気中の酸素と、前記水素イオン及び電子とが結合して、水が生成される。このような電気化学反応によって起電力が生じるようになっている。
そして、固体高分子型燃料電池は、MEAの外側に燃料ガスとしての水素ガスや酸素等の酸化剤ガスのような反応ガスの供給通路を形成するセパレータを配した積層構造を有する。前記セパレータは、積層方向に隣り合うMEAへの反応ガスの透過を防止するとともに、発生した電流を外部へ取り出すための集電を行う。このように、MEAとセパレータとから成る単位セルを多数積層して燃料電池スタックが構成される。
ところで、燃料電池システムでは、電気化学反応によって、各セルにおいて発生電力にほぼ相当する熱量の熱が発生するため、特に、低温で作動する高分子型燃料電池においては、各セルが過度にヒートアップすることを防止する冷却手段を備える(例えば、特許文献1及び2参照。)。
特開平8−306371号公報 特開平10−340734号公報
しかしながら、前記従来の燃料電池システムにおいては、生成水等の水分によって水素ガスや空気の流路が塞(ふさ)がれ易いので、水素ガスや空気がスムーズに流れず、十分な量の水素ガスや空気をMEAに供給することができなくなることがある。特に、MEAを湿潤な状態に維持するために空気中に水を供給するようにした場合には、空気の流路が塞がれ易くなり、湿度が高い環境において、燃料電池システムの動作が不安定になってしまう。
本発明は、前記従来の問題点を解決して、多孔(こう)体から成る集電体の開口率を変化させることによって、燃料電池スタックにおける酸化剤流路内の水の拡散を助長し、酸化剤流路の水詰まりを防止し、発電効率が高く、冷却能力が高く、動作が安定したセパレータユニット及び燃料電池スタックを提供することを目的とする。
そのために、本発明のセパレータユニットにおいては、固体高分子電解質膜を燃料極と酸素極とで挟持した燃料電池であって生成水が生じる燃料電池に挟まれるセパレータユニットであって、重力方向に延在し、前記燃料極に供給される燃料ガスと前記酸素極に大気圧程度の常圧で供給される酸化剤ガスとを遮断する板状のセパレータ本体と、該セパレータ本体の酸素極側に設けられ、網目状の開口を備え、前記酸素極に当接して前記燃料電池で発生した熱を放熱する集電体とを有し、集電体は、網目状の開口を備えるメタル板材から成るとともに、該メタル板材にプレス加工によって形成された重力方向に延在し、かつ、重力方向と直交する方向に並べられた複数の凸条を備える波板であり、前記凸条の頂部の平面は前記酸素極に当接し、前記凸条間の谷部の平面は前記セパレータ本体に当接し、前記集電体の開口率は、重力方向の下方に行くに従って大きくなるように変化する。
本発明によれば、セパレータユニットにおいては、電解質層を燃料極と酸素極とで挟持した燃料電池に挟まれるセパレータユニットであって、前記燃料極に供給されるガスと前記酸素極に供給されるガスとを遮断する板状のセパレータ本体と、該セパレータ本体の一側又は両側に設けられ、網目状の開口を備え、前記燃料極又は酸素極に当接して前記燃料電池で発生した熱を放熱する集電体とを有し、該集電体は、開口率が重力方向に変化する。
この場合、ガスの流路内での水の拡散が助長され、流路内で水が停滞することが防止され、ガスの流れが水によって阻害されることがない。そのため、湿度が高い環境であっても、燃料電池を効果的に冷却することができ、燃料電池の冷却能力及び発電効率を向上させ、動作を安定させることができる。
また、燃料電池スタックにおいては、電解質層を燃料極と酸素極とで挟持した燃料電池が、セパレータユニットを挟んで積層されている燃料電池スタックであって、前記セパレータユニットは、前記燃料極に供給されるガスと前記酸素極に供給されるガスとを遮断する板状のセパレータ本体と、該セパレータ本体の一側又は両側に設けられ、網目状の開口を備え、前記燃料極又は酸素極に当接して前記燃料電池で発生した熱を放熱する集電体とを備え、該集電体は、開口率が燃料電池の積層方向と直交する方向に変化する。
この場合、燃料電池スタックにおけるガスの流路内での水の拡散が助長され、流路内で水が停滞することが防止され、ガスの流れが水によって阻害されることがない。そのため、湿度が高い環境であっても、燃料電池を効果的に冷却することができ、燃料電池スタックの冷却能力及び発電効率を向上させ、動作を安定させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態における燃料電池システムの構成を示す図、図3は本発明の第1の実施の形態における燃料電池システムの制御システムの構成を示す図である。
図2において、1は燃料電池(FC)としての燃料電池スタックであり、乗用車、バス、トラック、乗用カート、荷物用カート等の車両用の動力源として使用される。ここで、前記車両は、照明装置、ラジオ、パワーウィンドウ等の車両の停車中にも使用される電気を消費する補機類を多数備えており、また、走行パターンが多様であり、動力源に要求される出力範囲が極めて広いので、動力源としての燃料電池スタック1と図示されない蓄電手段としての二次電池とを併用して使用することが望ましい。
そして、燃料電池スタック1は、アルカリ水溶液型(AFC)、リン酸型(PAFC)、溶融炭酸塩型(MCFC)、固体酸化物型(SOFC)、直接型メタノール(DMFC)等のものであってもよいが、固体高分子型燃料電池(PEMFC)であることが望ましい。
なお、更に望ましくは、水素ガスを燃料とし、酸素又は空気を酸化剤とするPEMFC(Proton Exchange Membrane Fuel Cell)型燃料電池、又は、PEM(Proton Exchange Membrane)型燃料電池と呼ばれるものである。ここで、該PEM型燃料電池は、一般的に、プロトン等のイオンを透過する固体高分子電解質膜の両側に触媒、電極及びセパレータを結合したセル(Fuel Cell)を複数及び直列に結合したスタック(Stack)から成る。
本実施の形態における燃料電池システムは、燃料電池スタック1を主体とし、それに酸化剤と冷媒とを兼ねる空気を供給する空気供給手段としての空気ファン21を含む空気供給系(図2において実線で示される)2及び水凝縮器31を含む空気排出系3とから成る燃料電池主体部と、燃料としての水素を供給する水素供給手段としての水素タンク41を含む燃料供給系(図2において2点鎖線で示される)4と、反応部の湿潤と冷却のための水を供給する水供給系(図2において破線で示される)6とを有する。
そして、空気ファン21は、空気供給路20を介して空気マニホールド22に接続され、該空気マニホールド22は、燃料電池スタック1を収容する図示されない筐(きょう)体に接続されている。また、空気排出系3の水凝縮器31は、前記筐体の空気排出路30中に介挿して燃料電池スタック1に接続されている。空気排出路30には排気温度センサ32が配置されている。
燃料供給系4は、水素タンク41に貯蔵された水素を水素供給路40を介して燃料電池スタック1の水素通路へ送るべく設けられている。水素供給路40には、水素タンク41側から燃料電池スタック1側に向けて、水素圧センサ42、調圧弁43A、供給電磁弁44A、調圧弁43B、供給電磁弁44B、水素圧センサ45が設けられている。また、水素供給路40には付随的に水素帰還路40aと水素排出路50が設けられている。水素帰還路40aには、燃料電池スタック1側から順に、水素濃度センサ46A及び46B、吸引ポンプ47、逆止弁48が配置され、該逆止弁48の下流が水素供給路40に接続されている。水素帰還路40aにおける吸引ポンプ47と逆止弁48との間には、水素排出路50が接続されており、該水素排出路50には、逆止弁51、水素排気弁52及び燃焼器53が配置されている。
水供給系6は、水タンク61に貯蔵された水を水供給路60を介して燃料電池スタック1の前記筐体の空気マニホールド22に配置されたノズル63へ送るべく設けられている。水供給路60には水ポンプ62が配置されている。また、水タンク61には、水位センサ64が配置されている。水供給系6には更に燃料電池スタック1の前記筐体と水タンク61とをつなぐ水帰還路60aが設けられ、該水帰還路60aにはポンプ65と逆止弁66とが配置されている。水帰還路60aは、ポンプ65の上流側で水凝縮器31に接続されている。なお、図2において、71は燃料電池の起電圧をモニターする電圧計を示す。
ところで、燃料電池スタック1の酸素室に供給される空気は、圧力が大気圧程度の常圧の状態であってもよいし、圧力が大気圧よりも高くなるように加圧された状態であってもよいが、本実施の形態においては、大気圧程度の常圧の状態であるものとして説明する。すなわち、本実施の形態における燃料電池システムは、いわゆる加圧システムでなく、常圧システムであるものとする。
また、本実施の形態において、燃料電池システムは、図3に示されるような制御システムを有する。図3において、81は、CPU、MPU等の演算手段、入出力インターフェイス等を備える一種のコンピュータであり、燃料電池システムの動作を制御する制御装置である。該制御装置81には、磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶手段としてのメモリ82が接続されている。また、前記制御装置81には、前記電圧計71、水位センサ64、水素圧センサ42及び45、水素濃度センサ46A及び46B、並びに、排気温度センサ32が接続され、これら各種のセンサの出力が前記制御装置81に入力される。さらに、該制御装置81には、前記調圧弁43A及び43B、水素排気弁52、水ポンプ62、空気ファン21、並びに、燃料電池システムに故障、事故等が発生した場合に警報を出力する装置としてのアラーム86が接続され、これらの装置は前記制御装置81によって動作が制御される。
次に、前記燃料電池スタック1の構成について説明する。
図4は本発明の第1の実施の形態における燃料電池のセルモジュールの構成を示す図、図5は本発明の第1の実施の形態における燃料電池のセパレータの構成を示す第1の図、図6は本発明の第1の実施の形態における燃料電池のセパレータの構成を示す第2の図、図7は本発明の第1の実施の形態における燃料電池のセルモジュールの構成を示す第1の拡大断面図、図8は本発明の第1の実施の形態における燃料電池のセルモジュールの構成を示す第2の拡大断面図、図9は本発明の第1の実施の形態における燃料電池の単位セルの構成を示す拡大斜視図である。
本実施の形態において、燃料電池スタック1は複数のセルモジュール10を有する。そして、図4に示されるように、セルモジュール10は、燃料電池としての単位セル(MEA)10Aと、該単位セル10A同士を電気的に接続するとともに単位セル10Aに導入される水素ガスの流路と空気の流路とを分離するセパレータユニットとしてのセパレータ10Bと、単位セル10A及びセパレータ10Bを支持する2種類のフレーム17及び18とを1セットとして、板厚方向に複数セット(図4に示される例では10セット)重ねて構成されている。なお、単位セル10Aは、フレーム18の内側に位置するため、図4には明確に表されていない。セルモジュール10は、単位セル10A同士が所定の間隙(げき)を隔てて配置されるように、単位セル10Aとセパレータ10Bとが、2種類のフレーム17及び18を交互にスペーサとして多段に重ねられて積層されている。そして、セルモジュール10の積層方向の一端(図4における上側端)は、図5に示されるように、セパレータ10Bの縦方向凸条形成面と一方のフレーム17の端面とで終端し、セルモジュール10の他端(図4における下側端)は、図6に示されるように、セパレータ10Bの横方向凸条形成面と他方のフレーム18の端面とで終端している。
図7及び8に拡大して断面構造を示すように、単位セル10Aは、電解質層としての固体高分子電解質膜11と、該固体高分子電解質膜11の一側に設けられた酸素極としての空気極(カソード極)12及び他側に設けられた燃料極(アノード極)13とで構成されている。なお、図7は、図5におけるB−B断面の一部を拡大した図であり、図8は、図5におけるA−A断面の一部を拡大した図である。前記空気極12及び燃料極13は、反応ガスを拡散しながら透過する導電性材料から成る電極拡散層と、該電極拡散層上に形成され、固体高分子電解質膜11と接触させて支持される触媒物質を含む触媒層とから成る。これらの部材のうち、空気極12及び燃料極13は、それらの支持部材としてのフレーム18の開口部の幅より若干長い横方向寸法と、開口部の高さより若干短い縦方向寸法とを有するものとされている。また、固体高分子電解質膜11は、開口部の縦横方向寸法より一回り大きな縦横寸法とされている。
そして、セパレータ10Bは、単位セル10A間のガス遮断部材でありセパレータ本体としてのセパレータ基板16と、該セパレータ基板16の一側に設けられ、単位セル10Aの空気極12側の電極拡散層に接触して集電するとともに空気と水との混合流を透過する多数の開口が形成された網目状の集電体としての空気極側コレクタ14と、セパレータ基板16の他側に設けられ、単位セル10Aの燃料極13側の電極拡散層に接触して同じく電流を外部に導出するための網目状の集電体としての燃料極側コレクタ15とで構成されている。そして、これらを単位セル10Aも含めて所定の位置関係に保持すべく、空気極側コレクタ14の左右両側に配置されたフレーム17(最外側のもののみが上下端を相互にバックアッププレート17a及び17bで連結されて枠状((図5参照)をなす。)と、燃料極側コレクタ15及び単位セル10Aの周縁部に配置されたフレーム18とが設けられている。空気極側コレクタ14及び燃料極側コレクタ15は、本実施の形態においては、導電性の板材、例えば、板厚が0.2〔mm〕程度の金属薄板で構成されている。また、セパレータ基板16は、板厚が更に薄い導電性の板材、例えば、金属薄板で構成される。この構成金属としては、導電性と耐蝕(しょく)性を備えた金属、例えば、ステンレス鋼、ニッケル合金、チタン合金等に金メッキ等の耐蝕導電処理を施したものが挙げられる。また、フレーム17及び18は、適宜の絶縁材料で構成される。
また、空気極側コレクタ14は、図5に示されるように、全体形状を横長の矩(く)形(ただし、底辺だけが水切り効果の向上のために傾斜辺とされている。)の多孔体から成る。例えば、図9に一部を拡大して詳細を示すように、開口率59〔%〕の網目状の開口143を有する(板面形状の参照を容易にすべく、一部のみに網目形状を表記)エキスパンドメタル、パンチングメタル等の板材から成り、プレス加工によって形成された細かい凸条141を有する波板とされている。前記凸条141は、板材の縦辺(図9に示される例における短辺)に平行に等間隔で、板面を完全に縦断する配置とされている。前記凸条141の断面形状は、大まかには矩形波状断面とされ、プレス加工の型抜きの関係から、根元側が若干裾(すそ)広がりの形状とされている。前記凸条141の高さは、フレーム17の厚さに実質上等しい高さとされ、それにより、積層状態で両側のフレーム17間を縦方向に貫通する所定の開口面積の空気流路を確保している。各凸条141の頂部142の平面は、空気極12側の電極拡散層が接触する当接部となっており、凸条141間の谷部144は、セパレータ基板16との当接部とされている。
なお、空気極側コレクタ14には、親水性処理が施されている。処理方法としては、親水処理剤を、表面に塗布する方法が採られる。塗布される処理剤としては、ポリアクリルアミド、ポリウレタン系樹脂、酸化チタン(TiO2 )等が挙げられる。この他の親水性処理としては、金属表面の粗さを粗化する処理が挙げられる。例えば、プラズマ処理などがその一例である。親水性処理は、最も温度が高くなる部位に施すことが好ましく、例えば、単位セル10Aに接触している凸部141の頂部142、特に、空気流路側に施される。このように、親水性処理を施すことによって、空気極側コレクタ14と空気極12側の電極拡散層との当接面の濡(ぬ)れが促進され、水の潜熱冷却による効果が向上する。また、これにより、網目、すなわち、開口143に水が詰まり難くなるため、水が空気の供給を阻害する可能性も一層低くなる。
また、燃料極側コレクタ15は、空気極側コレクタ14と同様の寸法で網目状の開口153を有する(板面形状の参照を容易にすべく、一部のみに網目形状を表記)エキスパンドメタル、パンチングメタル等の矩形の板材から成り、プレス加工によって、複数の凸条151が押し出し形成されている。該凸条151は、頂部152が平坦(たん)で、断面形状も、前記凸条141の場合と同様に実質上矩形波状とされているが、この燃料極側コレクタ15の場合の凸条151は、横方向に板面を完全に横断して延びるものとして縦方向に一定のピッチで設けられている。これら凸条151の頂部152の平面は、燃料極13が接触する当接部となっており、凸条151間の谷部154がセパレータ基板16との当接部とされている。これら凸条151の断面形状も、大まかには矩形波状断面とされ、プレス加工の型抜きの関係から、根元側が若干裾広がりの形状とされている。これら凸条151の高さは、単位セル10Aの厚さと合わせてフレーム18の厚さに実質上相当する高さとされ、それにより、積層状態でフレーム18の内側を横方向に貫通する所定の開口面積の燃料ガス流路を確保している。
そして、前記空気極側コレクタ14及び燃料極側コレクタ15は、それぞれの凸条141及び151がともに外側となるように、セパレータ基板16を間に挟んで配置される。このとき、空気極側コレクタ14及び燃料極側コレクタ15のそれぞれの谷部144及び154は、セパレータ基板16と当接した状態となり、相互に通電可能な状態となる。また、空気極側コレクタ14及び燃料極側コレクタ15をセパレータ基板16と重ね合わせることによって、該セパレータ基板16の一方側に酸化剤流路としての空気流路、すなわち、酸素室が構成され、他方側に燃料ガス流路、すなわち、燃料室が構成されることになる。そして、この縦方向の空気流路から、単位セル10Aの空気極12に空気と水とが供給され、同様に、横方向の燃料ガス流路から単位セル10Aの燃料極13に水素が供給される。
また、前記セパレータ10Bの外側には、フレーム17及び18がそれぞれ配置される。図7及び8に示されるように、空気極側コレクタ14を囲むフレーム17は、外端(図7において最上部、図8において左端)のものを除き、空気極側コレクタ14の短辺に沿う両側を囲う縦枠部171のみを備えるものとされ、該縦枠部171を板厚方向に貫通する長孔(あな)172が燃料ガス流路形成のために設けられている。フレーム17の板厚は、波板状とされた空気極側コレクタ14の厚みに匹敵する厚さとされている。したがって、フレーム17が空気極側コレクタ14に組み合わされた状態では、該空気極側コレクタ14の凸条141は、単位セル10Aの空気極12に接触し、谷部144はセパレータ基板16を介して燃料極側コレクタ15に接触する位置関係となる。なお、セパレータ基板16は、フレーム17の高さと全体幅に相当する外形寸法とされ、フレーム17の前記長孔172と重なる位置に同様の長孔162を備える構成とされている。これにより、フレーム17の両縦枠部171の間には、単位セル10Aの空気極12面とセパレータ基板16とで囲われた縦方向に全通する空気流路が画定される。
燃料極側コレクタ15と単位セル10Aとを囲むフレーム18は、フレーム17と同じ大きさに構成されているが、該フレーム17とは異なり、左右縦枠部(図7では記載範囲より更に右外側に位置するため現れていないが、フレーム17の両縦枠部171の左右両側端と同じ位置に両側端を有する横方向幅が上下横枠部の略同じ枠部)と上下横棒部182を備える完全な棒状とされている。そして、フレーム18は、外端(図4において最下部、図6に示す面)のものを除き、左右縦棒部と平行に延び、燃料極側コレクタ15の左右端に重なる薄板状のバックアッププレート18aと厚板状のバックアッププレート18bとを備えるものとされ、前記バックアッププレート18aと縦棒部で囲われる空間が前記フレーム17を板厚方向に貫通する長孔172と整列する燃料ガス流路形成のための空間を構成している。フレーム18の板厚は、前述のように波板状とされた燃料極側コレクタ15の厚みと単位セル10Aの厚みとにほぼ匹敵する厚さとされている。したがって、フレーム18が燃料極側コレクタ15に組み合わされた状態では、該燃料極側コレクタ15の凸条151は、単位セル10Aの燃料極13に接触し、谷部154はセパレータ基板16を介して空気極側コレクタ14に接触する位置関係となる。これにより、フレーム18の両縦棒部とバックアッププレート18aとの間には、フレーム17の縦枠部171の長孔172と整列するフレーム積層方向の燃料ガス流路が形成され、かつ、個々のフレーム18の内部において、燃料極側コレクタ15の波形によってセパレータ基板16とバックアッププレート18aとに挟まれる横方向流路としての燃料ガス流路が画定される。
このように構成されたフレーム17及び18によって、空気極側コレクタ14及び燃料極側コレクタ15並びにセパレータ基板16を保持してセパレータ10Bが構成される。そして、該セパレータ10Bと単位セル10Aとを交互に積層して、セルモジュール10が構成される。このように積層されたセルモジュール10には、図4に示すように、フレーム18で挟まれる間の部分に、セルモジュール10の上面から縦方向に該セルモジュール10の下面まで全通するスリット状の空気流路が形成される。
なお、単位セル10Aにおいては水が移動する。すなわち、燃料極側コレクタ15が配設されている燃料室内に燃料ガスとして水素ガスを供給すると、水素が水素イオン(プロトン)と電子とに分解され、水素イオンがプロトン同伴水を伴って、固体高分子電解質膜11を透過する。また、前記空気極12をカソード極とし、酸素室内に酸化剤としての空気を供給すると、空気中の酸素と、前記水素イオン及び電子が結合して、水が生成される。さらに、水分が逆拡散水として固体高分子電解質膜11を透過し、燃料室内に移動する。ここで、逆拡散水とは、酸素室において生成される水が固体高分子電解質膜11内に拡散し、該固体高分子電解質膜11内を前記水素イオンと逆方向に透過して燃料室にまで浸透したものである。
次に、前記空気極側コレクタ14の構成について詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における燃料電池の空気極側コレクタの構成を示す図である。なお、図1(a)は空気極側コレクタの斜視図、図1(b)は空気極側コレクタ構成する網目状の開口を有する板材の斜視図である。
本実施の形態において、空気極側コレクタ14は、開口率が局所的に変化するように形成されている。具体的には、空気極側コレクタ14の各所の開口率は、図1(a)において矢印Cで示される重力方向に関して、傾斜化され、重力方向の下流、すなわち、下方に行くに従って、開口率が大きくなるように変化する。図1(a)に示される例においては、空気極側コレクタ14の開口率が重力方向に関して3段階に変化し、最上方の部分では開口率が最も小さく、中間の部分では開口率が中程度であり、最下方の部分では開口率が最も大きくなっている。図1(a)に示されるような空気極側コレクタ14は、図1(b)に示されるように、開口率が3段階に変化する板材14aをプレス加工することによって形成することができる。なお、前記開口率は、2段階に変化するものであってもよいし、4段階以上の段階に変化するものであってもよいし、無段階に連続的に変化するものであってもよい。また、燃料極側コレクタ15も、空気極側コレクタ14と同様に、開口率が変化するものとしてもよい。
前記空気極側コレクタ14及び燃料極側コレクタ15は、網目状の開口143及び153を有するので、燃料室内の水素ガス及び酸素室内の空気の流通が空気極側コレクタ14及び燃料極側コレクタ15によって阻害されることがない。すなわち、燃料室内の水素ガス及び酸素室内の空気は、単位セル10Aに接触している頂部142及び152の開口143及び153を通して、単位セル10Aの燃料極13及び空気極12の電極拡散層に十分に接触することができる。さらに、燃料室内の水素ガス及び酸素室内の空気は、凸条141及び151の開口143及び153を通しても移動することができるので、燃料室内の水素ガスの流れ及び酸素室内の空気の流れがスムーズになる。
特に、生成水や空気中に供給された水によって、酸素室内において水滴が発生し、該水滴が隣接する谷部144の流路を塞いでしまった場合、空気は凸条141の側壁部の開口143を通して隣接する流路に流れ込むことができるので、空気の流れが阻害されることがない。また、空気極側コレクタ14の開口率は、重力方向に関して変化し、下方に行くに従って大きくなるように変化するので、水の拡散が助長され、水が流路内で停滞することが防止される。そのため、空気の流れが水によって阻害されることがない。すなわち、酸化剤流路の水詰まりを確実に防止することができる。なお、燃料極側コレクタ15も、空気極側コレクタ14と同様に、開口率が変化するものとしている場合には、逆拡散水によって燃料室内に水滴が発生したときも同様である。
次に、前記構成の燃料電池システムの動作について説明する。
図10は本発明の第1の実施の形態における燃料電池システムの起動動作を示すフローチャート、図11は本発明の第1の実施の形態における燃料電池システムの空気供給量制御の動作を示すフローチャートである。
まず、起動時における動作について説明する。燃料電池システムを起動するためには、オペレータは、図示されない起動用のスイッチをオンする(ステップS1)。すると、水ポンプ62がオンになり(ステップS2)、ノズル63からの水噴射が行われる(ステップS3)。このとき、所定量の水が噴射されるように水ポンプ62の運転が調整される。これは、起動時においては、空気供給系2がオンであるか否かに関わらず、単位セル10Aに空気が存在しているので、固体高分子電解質膜11が乾燥した状態で水素ガスを供給すると、異常燃焼が発生する可能性があるからである。そのため、異常燃焼によって異常熱が発生した場合であっても、単位セル10Aがダメージを被らないように、水素ガスを供給する前に水を供給し、あらかじめ単位セル10Aの空気極12を濡らしておく必要がある。これにより、異常熱を水の蒸発熱に変換し、更には、固体高分子電解質膜11の湿潤を促進して、単位セル10Aのダメージを未然に防止することができる。
続いて、燃料電池スタック1に酸化剤としての空気を供給する装置、すなわち、空気供給系2がオンになる(ステップS4)。この場合、燃料電池スタック1の単位セル10Aに異常反応が発生しないようにするため、空気ファン21が供給する空気の量が最大となるように制御される。続いて、燃料電池スタック1に燃料ガスとしての水素ガスを供給する装置、すなわち、水素供給系がオンになり(ステップS5)、起動動作が終了する。これにより、定常運転に移行し、燃料電池スタック1が発生した電流が負荷や二次電池に供給される。
なお、起動動作が終了した後は、水素ガス供給量制御、空気供給量制御及び水供給量制御とが並列に実行される。水素ガス供給量制御においては、調圧弁43A及び43Bが、爆発限界以下の所定の濃度で水素ガスが燃料極13に供給されるように調節される。そして、起動時に閉状態の水素排気弁52をあらかじめ定められた規則に基づいて開放し、水素分圧の低下した燃料ガスを排気し、燃料極13の雰囲気ガスをリフレッシュする処理が行われる。この際のあらかじめ定められた規則は、メモリ82に保存されており、調圧弁43A及び43Bの調節、並びに、水素排気弁52の開閉は、制御装置81が前記規則をメモリ82から読み出すことによって実行される。なお、水素排気弁52を運転時に適宜開放するのは、水素排気弁52を閉じた状態で燃料電池システムの運転を続けると、空気極12より透過するN2 、O2 又は生成水の影響によって、燃料極13で消費される水素の分圧が徐々に低下し、これに従って燃料電池スタック1の出力電圧も低下し、安定した電圧が得られなくなるためである。
また、空気供給量制御においては、まず、燃料電池スタック1から排出された直後の排出空気の温度検出が排気温度センサ32によって行われる(ステップS11)。そして、制御装置81は、検出された排出空気の温度が80〔℃〕以下であるか否かを判断する(ステップS12)。ここで、排出空気の温度が80〔℃〕以下でない、すなわち、80〔℃〕を超えている場合、単位セル10Aが焼き付く可能性があるので、制御装置81は風量アップを行う(ステップS13)。具体的には、空気ファン21の回転数を上げて空気の供給量を増加させ、熱発生源である空気極12の温度を低下させる。
一方、排出空気の温度が80〔℃〕以下である場合、制御装置81は燃料電池スタック1、すなわち、FC本体の負荷を検出する(ステップS14)。そして、制御装置81は空気の供給量、すなわち、風量が最適であるか否かを判断する(ステップS15)。この場合、燃料電池スタック1の負荷とその状態で必要とする風量との関係を、メモリ82内にテーブル形式で保存されている関係に照らし合わせることによって、風量が最適であるか否かを判断する。そして、風量が最適でない場合、制御装置81は風量調節を行う(ステップS16)。具体的には、空気ファン21の回転数を調節して風量を調節する。また、風量が最適である場合には処理を終了する。
なお、水素ガス供給量制御においては、水素圧センサ42及び45によって水素タンク41側の水素ガスの圧力が検出され、制御装置81は、調圧弁43A及び43Bを調節することによって、燃料電池スタック1に供給される水素ガスの圧力が所定の値となるように調節する。また、制御装置81は、供給電磁弁44A及び44Bの開閉を制御することによって、水素ガスの燃料電池スタック1への供給を制御する。なお、水素ガスの燃料電池スタック1への供給を遮断する場合は、供給電磁弁44A及び44Bを閉鎖する。
このように、本実施の形態においては、空気極側コレクタ14は、開口率が局所的に変化するように形成され、重力方向に関して傾斜化されている。この場合、空気極側コレクタ14の開口率は、重力方向に関して変化し、下方に行くに従って大きくなるように変化する。そのため、水の拡散が助長され、水が流路内で停滞することが防止され、空気の流れが水によって阻害されることがない。これにより、湿度が高い環境であっても、単位セル10Aを効果的に冷却することができ、燃料電池スタック1の冷却能力及び発電効率を向上させ、動作を安定させることができる。
特に、生成水や空気中に供給された水によって、酸素室内において水滴が発生し易く、該水滴が隣接する谷部144の流路を塞ぎ易い場合であっても、水の拡散が助長され、水が流路内で停滞することが防止されるので、空気の流れが阻害されることがない。
なお、燃料極側コレクタ15も、空気極側コレクタ14と同様に、開口率が局所的に変化するように形成し、重力方向に関して傾斜化されるようにすることができる。この場合、水素ガスの流路内においても、水の停滞が防止されるので、水素ガスの流れが水によって阻害されることがない。
また、空気極側コレクタ14及び燃料極側コレクタ15が網目状の開口を有するので、燃料室内の水素ガス及び酸素室内の空気の流通が空気極側コレクタ14及び燃料極側コレクタ15によって阻害されることがない。すなわち、燃料室内の水素ガス及び酸素室内の空気は、単位セル10Aに接触している頂部142及び152の開口143及び153を通して、単位セル10Aの燃料極13及び空気極12の電極拡散層に十分に接触することができる。さらに、燃料室内の水素ガス及び酸素室内の空気は、凸条141及び151の開口143及び153を通しても移動することができるので、燃料室内の水素ガスの流れ及び酸素室内の空気の流れがスムーズになる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図12は本発明の第2の実施の形態における燃料電池システムの構成を示す図である。
本実施の形態においては、図12に示されるように、水素タンク41が複数、例えば、3つ配設され、また、水素供給路40は、各水素タンク41に接続される部分で複数本に分岐され、途中で合流して1本になっている。しかし、水素タンク41は、単数であってもよいし、また、複数であってもよいし、複数の場合にはいくつであってもよい。
また、図12には、燃料電池スタック1を冷却するための複数の冷却系の1つである閉じた冷却系の装置が示されている。前記燃料電池スタック1には、該燃料電池スタック1に供給される冷媒が通過する冷媒供給管路77、及び、燃料電池スタック1から排出された冷媒が通過する冷媒排出管路78が接続されている。そして、前記冷媒供給管路77及び冷媒排出管路78の燃料電池スタック1と反対側の端には冷媒貯留容器74が接続されている。また、前記冷媒供給管路77には、冷媒ポンプとしての冷媒供給ポンプ76及びフィルタ75が配設されている。さらに、前記冷媒排出管路78には、冷媒を冷却する冷却装置としてのラジエータ72及び冷媒ポンプとしての冷媒排出ポンプ73が配設されている。ここで、前記冷媒は、例えば、水であるが、不凍液であってもよいし、いかなる種類の流体であってもよい。そして、前記冷媒排出ポンプ73及び冷媒供給ポンプ76は、水等の冷媒を吸引して吐出することができるポンプであれば、いかなる種類のものであってもよい。また、前記フィルタ75は、水等の冷媒に含まれる塵埃(じんあい)、不純物等を除去するものであれば、いかなる種類のものであってもよい。
そして、燃料電池スタック1に供給された冷媒は、各セルモジュール10において、セパレータ10B内に形成された図示されない冷媒流路内を流通して各セルモジュール10を冷却する。この場合、冷媒は、冷媒貯留容器74、冷媒供給管路77、燃料電池スタック1及び冷媒排出管路78を接続することによって形成された実質的に閉じた冷却系内を循環し、単位セル10Aに接触することがない。そのため、単位セル10Aを構成する固体高分子電解質膜11、触媒、電極等の部材に冷媒が接触することがないので、不凍液等のように、単位セル10Aを構成する部材に影響を及ぼす可能性のある成分を含有する冷媒であっても使用することができる。
また、燃料電池スタック1の燃料室に供給される水素ガス及び酸素室に供給される空気も、燃料電池スタック1を冷却する機能を有する。そのため、燃料電池スタック1に燃料ガスとしての水素ガス及び酸化剤としての空気を供給する装置は、燃料電池スタック1を冷却するための冷却系の1つとして機能する。そして、水素ガス及び空気は、消費されたり外部に排出されたりするものであるから、水素ガス及び空気を供給する装置は開いた冷却系と言える。この場合、水素ガス及び空気は、単位セル10Aを構成する固体高分子電解質膜11、触媒、電極等の部材に接触しながらセルモジュール10内を流通して、該セルモジュール10を冷却する。なお、前述のように、酸素室に供給される空気中に水を供給するようにした場合には、冷却能力が向上する。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における燃料電池の空気極側コレクタの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における燃料電池システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における燃料電池システムの制御システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における燃料電池のセルモジュールの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における燃料電池のセパレータの構成を示す第1の図である。 本発明の第1の実施の形態における燃料電池のセパレータの構成を示す第2の図である。 本発明の第1の実施の形態における燃料電池のセルモジュールの構成を示す第1の拡大断面図である。 本発明の第1の実施の形態における燃料電池のセルモジュールの構成を示す第2の拡大断面図である。 本発明の第1の実施の形態における燃料電池の単位セルの構成を示す拡大斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における燃料電池システムの起動動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における燃料電池システムの空気供給量制御の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における燃料電池システムの構成を示す図である。
符号の説明
1 燃料電池スタック
10A 単位セル
10B セパレータ
11 固体高分子電解質膜
12 空気極
13 燃料極
14 空気極側コレクタ
14a 板材
15 燃料極側コレクタ
16 セパレータ基板
141、151 凸条
142、152 頂部
143、153 開口
144、154 谷部

Claims (1)

  1. 固体高分子電解質膜を燃料極と酸素極とで挟持した燃料電池であって生成水が生じる燃料電池に挟まれるセパレータユニットであって、
    重力方向に延在し、前記燃料極に供給される燃料ガスと前記酸素極に大気圧程度の常圧で供給される酸化剤ガスとを遮断する板状のセパレータ本体と、
    該セパレータ本体の酸素極側に設けられ、網目状の開口を備え、前記酸素極に当接して前記燃料電池で発生した熱を放熱する集電体とを有し、
    集電体は、網目状の開口を備えるメタル板材から成るとともに、該メタル板材にプレス加工によって形成された重力方向に延在し、かつ、重力方向と直交する方向に並べられた複数の凸条を備える波板であり、
    前記凸条の頂部の平面は前記酸素極に当接し、前記凸条間の谷部の平面は前記セパレータ本体に当接し、
    記集電体の開口率は、重力方向の下方に行くに従って大きくなるように変化することを特徴とするセパレータユニット。
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