JP4990673B2 - 回路遮断器 - Google Patents

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Description

この発明は、分電盤に収容される回路遮断器の操作ハンドルを、開路状態もしくは閉路状態に保持し、不用な操作を防止するためのハンドル操作抑制機能を備えた回路遮断器に関するものである。
回路遮断器の操作ハンドルを、入又は切状態に保持するハンドルをロックする装置として、例えば、入状態にある操作ハンドルにハンドルロックを被せることで操作ハンドルを切方向に回転できないようにしたものがある。(例えば、特許文献1参照)
また、回路遮断器の操作ハンドルにおける摘まみ部にハンドルロック装置を取り付けて、ケースカバーの開口縁に掛止するようにした構成のロックカバーや、該ロックカバーに別な部品を組み合わせて南京錠が掛けられるように構成したものがある。(例えば特許文献2参照)
また、ハンドルロック装置を操作ハンドルに嵌装させるハンドルキャップと、該ハンドルキャップとは別体のピンで形成したものがある。(例えば特許文献3参照)
特開平7−220609号 特開平9−270224号 特開平10−241541号
第一の背景技術にあっては、ハンドルロック自体が操作ハンドルに着脱式であるので、該ハンドルロックを紛失してしまうという恐れがあった。
第二の背景技術にあっては、回路遮断器への取り付けに手間がかかり、また、操作ハンドルへの取り付けに際して、U字形のロックカバーを押し広げながら摘まみ部の外側に係止させるように撓み性を持たせた軟質の樹脂成形品で作られているために十分な強度が確保できず、南京錠を掛けない状態では僅かな外力を加えることで簡単にハンドルから外れてしまうなど、その取り扱い性、信頼性に課題があった。
また、第三の背景技術にあっては、ロックピンとハンドルキャップが別体で形成されている場合には、ハンドルキャップを操作ハンドルに嵌挿する工程と、ロックピンで操作ハンドルとハンドルキャップを一体にする工程が別工程で行われるため、作業が煩雑であると共に、ハンドルキャップまたはロックピンのいずれかを紛失しやすいという課題があった。
そこで本件の発明の目的とするところは、前述したような課題に鑑みてなされたものであり、ハンドル操作抑制状態にあっては、前記ハンドルロック装置が外力を加えられることによりハンドルから外れてハンドル操作抑制状態でなくなるようなことがなく、ハンドル操作抑制状態とするための作業が容易でありながらも、操作を行ってはならない回路遮断器であることが外部から容易に認識できるとともに、回路遮断器の常態における所望の動作状態をも認識することができ、確実にハンドル操作の抑制を行える回路遮断器を提供することを目的としている。
上述の目的を達成するために、本発明の請求項1では、回路遮断器の外郭を構成する器体に設けられた開口孔から該回路遮断器の接点開閉機構に作用して開路もしくは閉路する操作ハンドル部材の把持部が突出するよう構成された回路遮断器の、前記把持部を前記操作ハンドル部材と着脱可能に構成し、前記回路遮断器の開路状態もしくは閉路状態において、前記把持部を前記操作ハンドル部材から取外し、前記操作ハンドル部材の前記把持部を取り外した後の前記開口孔に、操作抑制表示を行った該開口孔を塞ぐ孔塞ぎ部材を設けるとともに、該取外した前記把持部を収容する収容部を前記器体に設けて、前記回路遮断器の不用な開路操作もしくは閉路操作を防止する構成としたことを特徴として回路遮断器を提供したものである。

これにより、回路遮断器を保持しておきたい状態、即ち開路状態もしくは閉路状態に操作した後に、前記把持部を取外し、操作抑制表示を行った該開口孔を塞ぐ孔塞ぎ部材を用いて前記開口孔を塞ぐことにより、該回路遮断器の操作を容易には行うことができなくなるとともに、操作を行ってはならない回路遮断器であることが外部から容易に認識でき、また、該取外した把持部を収容部に収容することにより、次回操作を行う際までに該把持部を紛失してしまうといったことがなくなり、確実に不用な操作の抑制を行うことができる回路遮断器を提供することができるものである。
また、回路遮断器の外郭を構成する器体に設けられた開口孔から該回路遮断器の接点開閉機構に作用して開路もしくは閉路する操作ハンドル部材の把持部が突出するよう構成された回路遮断器の、前記把持部を前記操作ハンドル部材と着脱可能に構成し、前記回路遮断器の開路状態もしくは閉路状態において、前記把持部を前記操作ハンドル部材から取外し、前記操作ハンドル部材の前記把持部を取り外した後の前記開口孔に、表面もしくは表面及び裏面に回路遮断器の常態時において所望する動作状態の表示を行った前記開口孔を塞ぐ孔塞ぎ部材を設けるとともに、該取外した前記把持部を収容する収容部を前記器体に設けて、前記回路遮断器の不用な開路操作もしくは閉路操作を防止する構成としたことを特徴として回路遮断器を提供してもよい。

これにより、回路遮断器を保持しておきたい状態、即ち開路状態もしくは閉路状態に操作した後に、前記把持部を取外し、表面もしくは表面及び裏面に回路遮断器の常態時において所望する動作状態の表示を行った該開口孔を塞ぐ孔塞ぎ部材を用いて前記開口孔を塞ぐことにより、該回路遮断器の操作を容易には行うことができなくなるとともに、操作を行ってはならない回路遮断器であることが外部から容易に認識でき、また、該取外した把持部を収容部に収容することにより、次回操作を行う際までに該把持部を紛失してしまうといったことがなくなり、確実に不用な操作の抑制を行うことができる回路遮断器を提供することができるものである。
また、前記把持部に代えて、開路操作もしくは閉路操作を行うための専用治具を前記操作ハンドル部材と着脱可能に設けて、前記回路遮断器の開路操作もしくは閉路操作を行う場合には前記専用治具を取付けて操作し、該操作後、前記回路遮断器の開路状態もしくは閉路状態において、前記専用治具を前記操作ハンドル部材から取外し、該取外した前記専用治具を収容する収容部を前記器体に設けて、前記回路遮断器の不用な開路操作もしくは閉路操作を防止する構成としたことを特徴として回路遮断器を提供してもよい。
これにより、専用治具によってのみ回路遮断器の操作を行えるような該回路遮断器を構成することができ、取外した専用治具を収容部に収容することにより、次回操作を行う際までに該専用治具を紛失してしまうといったことがなくなるとともに確実に不用な操作の抑制を行うことができる回路遮断器を提供することができるものである。
また、前記把持部に代えて、開路操作もしくは閉路操作を行うための専用治具を前記回路遮断器の接点開閉機構と着脱自在に設けて、前記回路遮断器の開路操作もしくは閉路操作を行う場合には前記専用治具を取付けて操作し、該操作後、前記回路遮断器の開路状態もしくは閉路状態において、前記専用治具を前記接点開閉機構から取外し、該取外した前記専用治具を収容する収容部を前記器体に設けて、前記回路遮断器の不用な開路操作もしくは閉路操作を防止する構成としたことを特徴として回路遮断器を提供してもよい。
これにより、専用治具によってのみ回路遮断器の操作を行えるような該回路遮断器を構成することができ、特に、操作ハンドルが、接点開閉機構の一部であるハンドル受け部材に作用するよう構成されている早入れ構造を持つ回路遮断器において、取外した専用治具を収容部に収容することにより、次回操作を行う際までに該専用治具を紛失してしまうといったことがなくなるとともに確実に不用な操作の抑制を行うことができる回路遮断器を提供することができるものである。
また、前記孔塞ぎ部材は、前記器体に回動自在に取付けられてなり、前記把持部もしくは前記専用治具を取付けて前記回路遮断器の操作を行う際には開状態とされ、前記把持部もしくは前記専用治具を取外した際には閉状態とされることを特徴として回路遮断器を提供してもよい。
これにより、孔塞ぎ部材を別体として設けている場合と比較して、該孔塞ぎ部材を紛失する可能性が低減できるとともに、器体内部への不用な操作を防止し、より確実に不用な操作の抑制を行うことができる回路遮断器を提供することができるものである。
また、前記収容部を前記開口孔付近に設けて、前記孔塞ぎ部材により該収容部が覆われるように構成したことを特徴として回路遮断器を提供してもよい。
これにより取外した前記把持部もしくは前記専用治具を目につかないように収容することができるとともに、紛失してしまうおそれがなくなり、操作が必要なときには迅速に操作を行うことができ、確実に不用な操作の抑制を行うことができる回路遮断器を提供することができるものである。
本発明によれば、ハンドル操作抑制状態にあっては、前記ハンドルロック装置が外力を加えられることによりハンドルから外れてハンドル操作抑制状態でなくなるようなことがなく、ハンドル操作抑制状態とするための作業が容易でありながらも、操作を行ってはならない回路遮断器であることが外部から容易に認識できるとともに,回路遮断器の常態における所望の動作状態をも認識することができ、確実にハンドル操作の抑制を行える回路遮断器を提供することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、図1から図7を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の第一の実施例を示した回路遮断器1の外観図を示したものである。
回路遮断器1は、外郭を構成する器体101に開口孔102が形成され、該開口孔102から、該回路遮断器1の接点開閉機構に作用して該接点開閉機構を開路もしくは閉路する操作ハンドル部材103が露出するように設けられ、該操作ハンドル部材103には把持部104が着脱可能に設けられる構成となっている。
器体101の一端部には分電盤に設けられる母線に接続され電源が供給される電源側端子部11が設けられ、他端部には負荷側に電源を供給するための負荷側端子部12が設けられている。また、該器体101内部には、回路に過電流が発生したときなどに、前記接点開閉機構に作用して、該接点開閉機構を釈放し接点を開極させる引外し装置が設けられている。
また、回路遮断器1において、電源側端子部11の前面側には、取外した把持部104を収容するための収容部105を器体に設けた構成としたものである。該収容部105は、凹部形成されることにより設られ、把持部104を収容可能に構成している。該凹部は、把持部104もしくは専用治具2を嵌め込み固定できるよう、その大きさを略同等に形成し、収容後に該把持部104もしくは専用治具2が外れて落下して紛失しないように構成している。
前記操作ハンドル部材103は、前記器体101内に前記接点開閉機構の開路状態もしくは閉路状態のあいだで回動自在に設けられており、本実施例の場合は、前記負荷側端子部12から前記電源側端子部11の方向に回転させた場合には前記接点開閉機構を閉路し、前記電源側端子部11から前記負荷側端子部12の方向に回転させた場合には前記接点開閉機構を開路する構成となっている。
該操作ハンドル部材103には、前記回路遮断器1の前記開口孔102から臨んだ場合に、把持部104の取付部1041が取付けられる被取付部1031が形成されている。該取付部1041と該被取付部1031は、互いに対応する関係となっている。なお、ねじ式、嵌合式、挟持式など、把持部104を操作ハンドル部材103に取付けて、また、前記操作ハンドル部材103に前記把持部104を被せて操作することが可能な構成としてもよい。
回路遮断器1の操作方法は次のとおりである。回路遮断器1を操作する場合には、まず、前記収容部105から把持部104を取り出し、前記把持部104を前記操作ハンドル部材103に取付ける。次に、該回路遮断器1が所望の状態、即ち、開路状態もしくは閉路状態となるように、該把持部104を持って開路操作もしくは閉路操作し、開路状態もしくは閉路状態になるようにする。そして、操作を行った後は、前記把持部104を前記操作ハンドル部材103から取外して、収容部105に収容する。これにより、必要な場合にだけ、回路遮断器1を操作することが可能となるとともに、把持部104を紛失するといったことがなくなり、不用なハンドル操作を抑制することが可能となる。取外した把持部104については、例えば電気工事士などの、回路遮断器の操作を管理する立場にある管理者が保管することにより、より確実に、不用なハンドル操作を抑制することができる。
なお、閉路状態において、回路に過電流が生じ、回路を遮断すべき状態になったときには、器体101内部の前記引外し装置により接点開閉機構を釈放し、接点を開極させるよう動作する。このとき、該接点開閉機構の動作に連動して前記操作ハンドル部材103も回動する。該回路遮断器1が開路状態もしくは閉路状態のどちらにあるのかを確認するためには、操作ハンドル部材103に設けられた被取付部1031の位置が、電源側に位置するか、負荷側に位置するかを目視確認することで判別できる。
次に、本発明の回路遮断器の第二の実施例について図2を用いて説明を行う。
第二の実施例は、第一の実施例の回路遮断器1における把持部104に代えて、専用治具2を設けて構成されたものである。該専用治具2の端部には、前記操作ハンドル部材103に設けられた被取付部1031に取付け可能に取付部201が設けられた構成となっている。
第一の実施形態と同様、該取付部201と該被取付部1031は、互いに対応する関係となっている。なお、ねじ式、嵌合式、挟持式など、専用治具2を操作ハンドル部材103に取付けて、また、前記操作ハンドル部材103に前記専用治具2を被せてすることが可能な構成としてもよい。
なお、専用治具2については、予め収容部105に収容可能なサイズに形成しておく。
そして、回路遮断器1を操作する場合には、まず、前記収容部105から専用治具2を取り出し、前記専用治具2を前記操作ハンドル部材103に取付ける。次に、該回路遮断器1が所望の状態、即ち、開路状態もしくは閉路状態となるように、該専用治具2を持って開路操作もしくは閉路操作し、開路状態もしくは閉路状態になるようにする。そして、操作を行った後は、前記専用治具2を前記操作ハンドル部材103から取外して、収容部105に収容する。これにより、必要な場合にだけ、回路遮断器1を操作することが可能となるとともに、把持部104を紛失するといったことがなくなり、不用なハンドル操作を抑制することが可能となる。取外した専用治具2については、例えば電気工事士などの、回路遮断器の操作を管理する立場にある管理者が保管することにより、より確実に、不用なハンドル操作を抑制することができる。
次に、本発明の回路遮断器の第三の実施例について図3を用いて説明を行う。
第三の実施例は、回路遮断器1において、器体101の開口孔102を覆うように、孔塞ぎ部材3を設けて構成したものである。
該孔塞ぎ部材3は、略薄板状に形成され、略中央部には覆い部が形成され、前記開口孔102に取付け可能なように、該開口孔102の電源側端縁部に引掛ける端部303と、該開口孔102の負荷側端縁部に引掛ける突起302を形成している。該孔塞ぎ部材3の取付けは、まず、前記突起302を前記開口孔102の負荷側端縁部に引掛けて、次に前記端部303が前記電源側端縁部に引掛かるよう押し込むと、孔塞ぎ部材3自体の弾性により取付け固定される。
前記孔塞ぎ部材3を、回路遮断器1の操作を行った後に、開口孔102に取り付けることにより、その回路遮断器1は操作を行ってはならない回路遮断器であることが明示的に表示できるとともに、把持部104もしくは専用治具2を紛失するといったことがなくなり、より確実に不用なハンドル操作を抑制することができる。
さらに、前記孔塞ぎ部材3の表面に、「操作禁止」など、操作を行ってはならない回路遮断器であることを明示して構成してもよい。これにより、さらに確実に不用なハンドル操作を抑制することができる。
また、薄板状の孔塞ぎ部材3を湾曲自在に弾性体にて構成するとともに、該孔塞ぎ部材3の表裏両面に回路遮断器1の開閉状態を記載しておき、例えば、片面には「回路遮断器の状態 常時ONのこと」、他方の面には「回路遮断器の状態 常時OFFのこと」などと記載し、操作を禁止する回路遮断器のON/OFF状態に合わせて適切な記載が表側になるよう湾曲方向を選択して取付けることにより、その回路遮断器が操作禁止であることと、該回路遮断器の状態がON/OFFどちらで操作禁止としてあるのかが、一度に把握でき、視認性と作業性のよい回路遮断器を提供することが可能とすることができる。
次に、本発明の回路遮断器の第四の実施例について図4を用いて説明を行う。
第四の実施例は、回路遮断器1において、開口孔102を覆う孔塞ぎ部材3を器体101に回動自在に取付けて構成したものである。図4に示したように、開口孔102の電源側端縁部から負荷側の方向に薄板状の孔塞ぎ部材3を軸支取付し、可撓性を持たせて、前記開口孔102を覆う閉状態と該開口孔102を露出させる開状態との状態をとることができるように構成している。
該孔塞ぎ部材3の端部には、前記開口孔102の負荷側端縁部と引掛かり係止するための突起を設けて構成している。これにより、ハンドル操作を抑制するために閉状態とした場合には容易には開状態に戻すことができず、より確実に不用なハンドル操作を抑制することができる。また、把持部104もしくは専用治具2を紛失するといったことがなくなる。さらに、前記孔塞ぎ部材103を器体101と一体に形成しているため、例えば、ハンドル操作を抑制している期間中に該孔塞ぎ部材103を紛失してしまうというおそれがなくなり、作業性のよい回路遮断器を提供することができる。
なお、前記孔塞ぎ部材103を、器体の一部を延設することにより一体成形により形成し、可撓性を持たせて開口孔を開閉自在に設けてもよい。
次に、本発明の回路遮断器の第五の実施例について図5を用いて説明を行う。
第五の実施例は、回路遮断器10の操作ハンドルが、接点開閉機構の一部であるハンドル受け部材106に作用するように構成されている早入れ構造を持つ回路遮断器において、該ハンドル受け部材に対して専用治具2を着脱可能に設けたものである。
該専用治具2の端部には、前記ハンドル受け部材106に設けられた被取付部1061に取付け可能に取付部201が設けられ、第二の実施形態と同様、該取付部201と該被取付部1061は、互いに対応する関係となっており、ねじ式、嵌合式、挟持式など、専用治具2をハンドル受け部材106に取付けて操作することが可能な構成となっている。
また、回路遮断器10において、電源側端子部11の前面側には、取外した専用治具2を収容するための収容部105を器体に設けた構成としたものである。該収容部105は、凹部形成されることにより設られ、専用治具2を収容可能に構成している。該凹部は、該専用治具2を嵌め込み固定できるよう、その大きさを略同等に形成し、収容後に該専用治具2が外れて落下して紛失しないように構成している。
回路遮断器1を操作する場合には、まず、前記収容部105から専用治具2を取り出し、前記専用治具2を前記ハンドル受け部材106に取付ける。次に、該回路遮断器1が所望の状態、即ち、開路状態もしくは閉路状態となるように、該専用治具2を持って開路操作もしくは閉路操作し、開路状態もしくは閉路状態になるようにする。そして、操作を行った後は、前記専用治具2を前記ハンドル受け部材106から取外して、収容部105に収容する。これにより、必要な場合にだけ、回路遮断器1を操作することが可能となるとともに、専用治具2を紛失するといったことがなくなり、不用なハンドル操作を抑制することが可能となる。取外した前記専用治具2については、例えば電気工事士などの、回路遮断器の操作を管理する立場にある管理者が保管することにより、必要なときに、前記専用治具2を前記収容部105から取り出すことにより、該迅速に操作を行うことができるとともに、より確実に、不用なハンドル操作を抑制することができる。
次に、本発明の回路遮断器の第六の実施例について図6、図7を用いて説明を行う。
第六の実施例は、回路遮断器1において、取外した把持部104もしくは専用治具2を収容するための収容部105を前記開口孔102の電源側に形成するとともに、該収容部105ならびに開口孔102を覆うことができるように、前記開口孔102の負荷側端縁部に孔塞ぎ部材3を器体101に回動自在に取付けて構成し、前記収容部105ならびに前記開口孔102を覆う閉状態と、前記収容部105ならびに該開口孔102を露出させる開状態との状態をとることができるように構成している。
前記孔塞ぎ部材3の電源側端部には突起301を形成するとともに負荷側端部には突起302を形成しており、前記収容部105ならびに前記開口孔102を覆う閉状態とした場合に、前記突起301を前記収容部105の電源側端縁部に設けた凹部1051に引掛け、前記突起302を開口孔102の負荷側端縁部に引掛けることにより係止する。
これにより、取外した前記把持部104もしくは前記専用治具2を紛失してしまうおそれがなくなり、収容した前記把持部104もしくは前記専用治具2を隠蔽することにより、より確実に不用な操作を抑制することができるとともに、操作が必要なときには、前記把持部104もしくは前記専用治具2を前記収容部105から取り出すことにより、該迅速に操作を行うことができる。
なお、前記孔塞ぎ部材103を、器体の一部を延設することにより一体成形により形成し、可撓性を持たせて前記収容部105ならびに前記開口孔102を開閉自在に設けてもよい。
このように、本発明の回路遮断器1によれば、ハンドル操作を抑制状態とするための作業が容易であり、取外した把持部や専用治具を紛失してしまうおそれがなく、必要なときには、収容部から該把持部や専用治具を取り出すことにより、該迅速に操作を行うことができるとともに、確実にハンドル操作の抑制を行える回路遮断器を提供することができる
なお、本発明は、開示した実施例に限定されることなく、発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、適宜、必要に応じて、改良や設計変更は自由であり、例えば、前記器体101と一体に形成された前記孔塞ぎ部材3の延出方向については、第四の実施例で説明した開口孔102の電源側端縁部から負荷側の方向に延出させた構成の他、前記開口孔102の負荷側端縁部から電源側の方向に延出させた構成としてもよいし、また、該開口孔102の左側面もしくは右側面端縁部から回路遮断器1の並設方向に延出させた構成としてもよい。
また、第三の実施例で説明した孔塞ぎ部材3の材料については、樹脂製材料の他、金属を用いて形成してもよい。
また、専用治具2の形状については、実施例で説明した円柱状の形状の他、矩形状や、把持しやすい形状など種々の形状を適用して構成してもよい。
本発明におけるハンドル操作抑制部材は、従来のハンドルロック装置に代えて、分電盤に収容される回路遮断器に適用することができる。
第一の実施例の回路遮断器の外観図である。 第二の実施例の回路遮断器の外観図である。 第三の実施例の回路遮断器の外観図である。 第四の実施例の回路遮断器の外観図である。 第五の実施例の回路遮断器の外観図である。 第六の実施例の回路遮断器の外観図である。 第六の実施例の回路遮断器の外観図である。 第一の背景技術の例である。 第二の背景技術の例である。 第三の背景技術の例である。
符号の説明
1 回路遮断器
101 器体
102 開口孔
103 操作ハンドル部材
1031 被取付部
104 把持部
1041 取付部
105 収容部
1051 凹部
106 ハンドル受け部材
1061 被取付部
10 回路遮断器
11 電源側端子部
12 負荷側端子部
2 専用治具
201 取付部
3 孔塞ぎ部材
301 覆い部
302 突起
303 端部

Claims (6)

  1. 回路遮断器の外郭を構成する器体に設けられた開口孔から該回路遮断器の接点開閉機構に作用して開路もしくは閉路する操作ハンドル部材の把持部が突出するよう構成された回路遮断器の、前記把持部を前記操作ハンドル部材と着脱可能に構成し、前記回路遮断器の開路状態もしくは閉路状態において、前記把持部を前記操作ハンドル部材から取外し、前記操作ハンドル部材の前記把持部を取り外した後の前記開口孔に、操作抑制表示を行った該開口孔を塞ぐ孔塞ぎ部材を設けるとともに、該取外した前記把持部を収容する収容部を前記器体に設けて、前記回路遮断器の不用な開路操作もしくは閉路操作を防止する構成としたことを特徴とする回路遮断器。
  2. 回路遮断器の外郭を構成する器体に設けられた開口孔から該回路遮断器の接点開閉機構に作用して開路もしくは閉路する操作ハンドル部材の把持部が突出するよう構成された回路遮断器の、前記把持部を前記操作ハンドル部材と着脱可能に構成し、前記回路遮断器の開路状態もしくは閉路状態において、前記把持部を前記操作ハンドル部材から取外し、前記操作ハンドル部材の前記把持部を取り外した後の前記開口孔に、表面もしくは表面及び裏面に回路遮断器の常態時において所望する動作状態の表示を行った前記開口孔を塞ぐ孔塞ぎ部材を設けるとともに、該取外した前記把持部を収容する収容部を前記器体に設けて、前記回路遮断器の不用な開路操作もしくは閉路操作を防止する構成としたことを特徴とする回路遮断器。
  3. 前記把持部に代えて、開路操作もしくは閉路操作を行うための専用治具を前記操作ハンドル部材と着脱可能に設けて、前記回路遮断器の開路操作もしくは閉路操作を行う場合には前記専用治具を取付けて操作し、該操作後、前記回路遮断器の開路状態もしくは閉路状態において、前記専用治具を前記操作ハンドル部材から取外し、該取外した前記専用治具を収容する収容部を前記器体に設けて、前記回路遮断器の不用な開路操作もしくは閉路操作を防止する構成としたことを特徴とする請求項1記載又は請求項2記載の回路遮断器。
  4. 前記把持部に代えて、開路操作もしくは閉路操作を行うための専用治具を前記回路遮断器の接点開閉機構と着脱自在に設けて、前記回路遮断器の開路操作もしくは閉路操作を行う場合には前記専用治具を取付けて操作し、該操作後、前記回路遮断器の開路状態もしくは閉路状態において、前記専用治具を前記接点開閉機構から取外し、該取外した前記専用治具を収容する収容部を前記器体に設けて、前記回路遮断器の不用な開路操作もしくは閉路操作を防止する構成としたことを特徴とする請求項1記載又は請求項2記載の回路遮断器
  5. 前記孔塞ぎ部材は、前記器体に回動自在に取付けられてなり、前記把持部もしくは前記専用治具を取付けて前記回路遮断器の操作を行う際には開状態とされ、前記把持部もしくは前記専用治具を取外した際には閉状態とされることを特徴とする請求項1乃至請求項4の内何れか1項に記載の回路遮断器。
  6. 前記収容部を前記開口孔付近に設けて、前記孔塞ぎ部材により該収容部が覆われるように構成したことを特徴とする請求項5記載の回路遮断器。

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