JP3799927B2 - 回路遮断器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、接点を開閉操作するハンドルの操作を必要に応じて不可能とする回路遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の回路遮断器として特開平7−220609号公報に提案されたものがある。この公報に記載された回路遮断器は、図9に示すように、回路遮断器本体を収納した器体1の一面に突出するハンドル2の把手部2aに、ハンドルロック3を必要に応じて嵌挿することによって、ハンドル2の操作を不可能にする構成を採用している。ハンドル2の把手部2aは器体1の一面に形成した開口1aを通して突出しており、ハンドルロック3を把手部2aに嵌挿するとハンドルロック3に設けた係止片3bが開口1aの端縁に係止されることによって、ハンドル2の操作を禁止するように構成されている。したがって、回路遮断器本体に設けた接点が開状態または閉状態となる位置で、ハンドルロック3を把手部2aに嵌挿することによって、ハンドル2の操作を不可能にすることができるものである。
【0003】
このハンドルロック3は、たとえば回路遮断器から離れた場所で回路遮断器に接続された負荷の点検作業を行う場合に用いられる。すなわち、負荷の点検作業時には、閉状態の接点を開状態にするようにハンドル2を操作した後に、ハンドルロック3をハンドル2に装着することによって接点が誤って閉状態に操作されることを禁止し、これによって負荷の点検作業を安全に行うことを可能にするのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、接点を閉状態としている通常時には上述したハンドルロック3をハンドル2から外しておかなければ回路遮断器を動作させることができないから、ハンドルロック3は回路遮断器とは別に用意しなければならない。したがって、回路遮断器にハンドルロック3を付設するとすればハンドルロック3を回路遮断器から外して保管しなければならず、また作業者がハンドルロック3を用意するとすれば回路遮断器のハンドル2の形状に応じたハンドルロック3を作業者が用意しなければならず、いずれにしてもハンドルロック3の管理が面倒である。
【0005】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、接点が開状態となる位置においてハンドルの操作を不可能とすることができ、しかも別途の部材を必要としない回路遮断器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、回路遮断器本体を収納した器体と、器体の一面に形成された開口を通して把手部を突出させ把手部を開口内で移動させることにより回路遮断器本体に設けた接点を開閉操作するハンドルとを備え、回路遮断器本体に形成した主電路に過大電流が通過するときに接点を強制開極させる回路遮断器において、前記ハンドルを、開口周縁の器体内周面に摺接するハンドル本体と、ハンドル本体に着脱可能に嵌合し前記把手部を備えたつまみとで構成し、前記接点の開状態で前記ハンドルが停止する前記ハンドルのオフ位置と前記接点の閉状態で前記ハンドルが停止する前記ハンドルのオン位置との間の前記ハンドルの移動範囲よりも前記開口はオフ位置側に広く形成され、前記つまみはオン位置とオフ位置との間では前記ハンドル本体に対して着脱不可能であり、オフ位置よりもオン位置とは反対側にさらに移動させたときにハンドル本体に対して器体の外部から着脱可能となるものである。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記開口の両側縁においてハンドルのオン位置からオフ位置までに対応する部位に前記つまみにおける前記ハンドル本体との結合部位を覆う抜止片を形成したものである。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記つまみにおいて前記把手部よりもオン位置側に前記ハンドルがオン位置とオフ位置との間を移動する間には前記器体の内周面に少なくとも一部が対向している結合片を設け、前記つまみにおいて前記把手部に対し前記結合片とは反対側となる端部を前記ハンドル本体から浮き上がらないように前記ハンドル本体に係脱自在に引掛ける引掛手段を前記つまみと前記ハンドル本体との少なくとも一方に設け、前記結合片はオフ位置よりもオン位置とは反対側にさらにハンドルを移動させたときに器体の開口内に引き出される長さ寸法に設定されているものである。
【0010】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記結合片および前記ハンドル本体と器体の内周面との距離が等しくなるように前記結合片が嵌合する凹所を前記ハンドル本体に設けたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
本実施形態は、図1に示すように、ハンドル2が回路遮断器本体4(図2参照)に連結されたハンドル本体21と、ハンドル本体21に着脱可能に結合されるつまみ22との2部材で構成されているものである。
【0012】
まず、回路遮断器の構成について概説する。図2に示すように、絶縁材料である合成樹脂からなる器体1の両側部に、それぞれ端子台11a,11bが形成され、各端子台11a,11bに対応してねじ付き端子である電源側端子12aおよび負荷側端子12bが配置されている。電源側端子12aと負荷側端子12bとの間に形成される主電路には、固定接点13aおよび可動接点13bからなる接点13と、主電路を過電流が通過するときに発熱して湾曲するバイメタル14とが挿入されている。固定接点13aは電源側導電板15の一端部に固着されており、電源側導電板15の他端部に端子ねじ19aが螺合することにより電源側端子12aが構成されている。可動接点13bは可動接触子16の一端部に固着され、可動接触子16の他端部は接続線17を介して上述したバイメタル14の一端部に電気的に接続されている。このバイメタル14の他端部は負荷側導電板18の一端部に固着されており、負荷側導電板18の他端部に端子ねじ19bが螺合することにより負荷側端子12bが構成されている。バイメタル14と負荷側導電板18との結合部位には器体1に保持されたナット板14bに螺合する調節ねじ14aの先端部が当接し、調節ねじ14aを螺進・螺退させることによって器体1内への調節ねじ14aの突出量を調節してバイメタル14の位置調整を可能としてある。固定接点13aと可動接点13bとからなる接点13の近傍には消弧装置20が配置されている。
【0013】
バイメタル14の上記一端部には板ばね31を介して引掛板32の一端部が結合されている。引掛板32は他端部が器体1に対して固定され、引掛板32の中間部に形成されたラッチ孔32aには器体1の定位置に対して一端部が軸部33bの回りに回動自在に保持されたラッチ板33の他端部に設けたラッチ爪33aが挿入される。ラッチ板33の中間部にはコイルばねである反転ばね34の一端部が結合され、この反転ばね34の他端部に可動接触子16の一部に結合される。可動接触子16一端部には上述のように可動接点13bが固着され、他端部はハンドル本体21に回動自在に連結されている。
【0014】
ハンドル本体21は前面(図2の上面)が断面弧状に形成されており、後面には連結脚23が突設されている。連結脚23は器体1に対して軸部23aの回りに回動自在に保持される。なお、ハンドル本体2、可動接触子16、ラッチ板33は図2における図の面に直交する軸回りに回動するものとしている。ハンドル本体21の両端部にはそれぞれ押部24,25が形成され、一方の押部24はハンドル2を図2において右回りに回転させたときにラッチ板33に当接可能になる。また、押部25は、ハンドル2が図2の位置であるときに、ねじりコイルばねである補助ばね35に当接して補助ばね35にばね力を蓄積する。
【0015】
図2のように接点13が閉状態であるときに、電源側端子12aと負荷側端子12bとの間に形成されている主電路に過大電流が流れると、バイメタル14が加熱されて図2の下端部が右方に移動するように湾曲する。したがって、引掛板32のラッチ孔32aからラッチ板33のラッチ爪33aが外れ、反転ばね34のばね力によって、ラッチ板33が図2の左回りに回転する。これによって、反転ばね34から可動接触子16に作用していたばね力が解除され、可動接点13bが固定接点13aから離れて接点13が開状態に移行することになる。また、補助ばね35のばね力によってハンドル2が右方に押される。つまり、いわゆるトリップ動作を行って接点13が短時間で強制開極される。
【0016】
上述のようにしてトリップ動作により接点13が開状態になったときには、ハンドル2のつまみ22は右側に倒れる。このときラッチ板33のラッチ爪33aは引掛板32のラッチ孔32aから外れているから、ハンドル2をさらに右に倒すことによって、押部24でラッチ板33を押し、ラッチ爪33aがラッチ孔32aに係合する状態までラッチ板33を回転させる。ラッチ爪33aがラッチ孔32aに係合すると反転ばね34の一端が固定され、反転ばね34のばね力が接点13を閉状態に保つように作用するようになる。このようにして接点13を閉状態に復帰させることができる。
【0017】
ところで、ハンドル本体21の前面であって中央付近から押部25寄りの部位には、図1のように凹所26が形成され、凹所26の底面にはハンドル本体21の幅方向の全長に亘る2本の噛合突起26aが突設される。また、凹所26においてハンドル本体21の中央寄りの端面には溝部26bが形成される。この溝部26bはハンドル本体21の前面に沿って延長された保持片26cと凹所26の底面との間で形成される。
【0018】
ハンドル本体21とともにハンドル2を構成するつまみ22は、ハンドル本体21の凹所26に嵌合する結合片27を備え、結合片27の後面には凹所26に結合片27を嵌合させたときに噛合突起26aと噛み合う噛合溝27aが形成されている。また、結合片27が凹所26に嵌合した状態では、結合片27の一端部である突片27bは溝部26bに挿入される。つまり、つまみ22には結合片27の前面に突設された把手部22aが設けられ、結合片27のうち把手部22aに対して一端側が突片27bになる。このように、溝部26bおよび突片27bによりつまみ22の端部をハンドル本体21から浮き上がらないようにする引掛手段が構成される。また、噛合溝27aは把手部22aに対して結合片27の他端側に設けられている。ハンドル本体21につまみ22を嵌合させた状態で、ハンドル本体21の前面とつまみ22の前面とは把手部22aを除いて滑らかな弧状になり、連結脚23の回動中心を中心とする円弧の一部を形成することになる。つまり、凹所26に結合片27を嵌合させることによって、ハンドル本体21および結合片27と摺接面5との距離が等しくなる。
【0019】
ところで、把手部22aは従来構成と同様に器体1の前面に形成した開口1aを通して突出しており、一方、ハンドル本体21は器体1の内周面に形成した弧状の摺接面5に沿って摺接しながら移動する。結合片27はハンドル本体21の中央付近から押部25寄りに形成されているから、図2に示すように、接点13が閉状態であってハンドル2がオン位置であるときには、結合片27が摺接面5に対向することになる。この状態で把手部22aに対して開口1a側に位置する突片27bは溝部26bに挿入されているから、結合片27は器体1の摺接面5とハンドル本体2の保持片26cとによって保持される。つまり、ハンドル2がオン位置であるときにはつまみ22がハンドル本体21から外れることはない。また、この状態において反転ばね35のばね力は接点13を閉状態に維持するように作用するのであって、反転ばね35が接点13の接点圧を確保するための接圧ばねとしても機能する。
【0020】
ここにおいて、上述したオン位置は接点13の閉状態でハンドル2が停止するときのハンドル2の位置を意味し、これに対して接点13の開状態でハンドル2が停止する位置をハンドル2のオフ位置と呼ぶ。また、ハンドル2の移動方向における開口1aはオフ位置側においてオン位置の反対側に延長されている。つまり、ハンドル2の移動方向における開口1aの長さ寸法はオン位置とオフ位置との間の寸法よりも長く形成され、ハンドル2をオフ位置に対してオン位置の反対側に移動させることが可能になっている。
【0021】
一方、ハンドル2を図3のように右側に倒したときには、ハンドル2を左端から右方向に倒す途中で反転ばね35のばね力の作用方向が反転し、反転ばね35のばね力が接点13を開状態(つまりオフ)に保つように作用するようになる。開口1aが上述のように形成されているから、オフ位置ではハンドル2の把手部22aは開口1aの右端との間に隙間があり、手操作すればハンドル2をさらに右に倒すことが可能になっている。ただし、手操作しない状態では、ハンドル2は図3のオフ位置に保たれ、このとき結合片27の左端部は依然として摺接面5に対向した状態となる。つまり、ハンドル2のオフ位置では器体1の摺接面5とハンドル本体21の保持片26cとによって、ハンドル本体21からつまみ22が外れることのないように保持される。ハンドル2を操作して接点13の閉状態と開状態とを選択するだけでは、つまみ22はハンドル本体21から外れることはなく、従来から用いられている通常の回路遮断器と同様に操作することができる。
【0022】
ところで、上述したように、ハンドル2がオフ位置であるときには把手部22aと器体1の開口1aの右端との間には隙間があり、図4に示すように、手操作すればハンドル2をさらに右に倒すことが可能になっている。このようにして把手部22aが開口1aの右端に達するまでハンドル2を倒したときには、結合片27の左端が開口1a内に入るように、結合片27の位置と開口1aの幅とが設定されている。つまり、図4に示すようにオフ位置からさらにオン位置の反対側にハンドル2を倒したときには、つまみ22に設けた結合片27を突片27bを中心としてハンドル本体21の凹所26から浮かせることが可能になり、つまみ22をハンドル本体21から取り外すことができる。このようにして、ハンドル2がオフ位置であるときに、把手部22aを手操作することによりハンドル2からつまみ22を外すことが可能になり、接点13の開状態を保ったままでハンドル2の操作を禁止することができるのである。
【0023】
また、ハンドル本体21からつまみ22を外した状態では、ハンドル本体21はハンドル2は図3に示すオフ位置に復帰するが、この位置では開口1bを通して溝部26bを臨むことができるから、突片27bを溝部26bに挿入した後、つまみ22を右側に倒しながらハンドル本体21の凹所26につまみ22の結合片27を嵌合させるようにすれば、ハンドル本体21につまみ22を結合させることができる。したがって、ハンドル本体21へのつまみ22の結合作業を容易に行うことができる。
【0024】
本実施形態では、接点13の開状態においてハンドル2のつまみ22をハンドル本体21から外すことが可能であって、つまみ22を外すことによってハンドル2の操作が不可能になるから、従来の技術として説明したように、回路遮断器を開状態として負荷の点検作業を行うような場合に、他者が不用意に接点を閉状態に移行させるのを防止することができ、安全に作業を行うことができる。しかも、つまみ22はハンドル2の付属品であって、通常時はハンドル本体21に結合した状態で使用されるものであるから、従来のハンドルロックのようにハンドル2から外して保管したり、作業者がハンドル2の仕様ごとに用意することが不要になる。また、本実施形態ではハンドル2がオフ位置であるときにはつまみ22は外れず、オフ位置からさらにハンドル2を倒すように手操作しなければ、つまみ22が外れることはないから、通常の使用時における利便性を損なうことはない。
【0025】
(第2の実施の形態)
本実施形態は、図5ないし図8に示すように、器体1に設けた開口1aの形状およびハンドル2の構造が第1の実施の形態とは異なるものである。本実施形態に用いるハンドル2は、第1の実施の形態と同様に、ハンドル本体21とつまみ22との2部材からなる。ハンドル本体21の外側面(図6の上面)には凹所26が形成され、この凹所26にはつまみ22に設けた結合片27が嵌合する。ただし、凹所26はハンドル本体21の中央部に形成されており、つまみ22の結合片27を保持する構成は備えていない。また、ハンドル2の移動方向における凹所26の寸法はつまみ22の把手部22aの寸法よりもやや大きい程度に設定されている。つまり、図6ないし図8に示すように、結合片27は把手部22aに対して押部25側に突出する突出部27cを備える。
【0026】
つまみ22は結合片27の近傍において他の部位よりも狭幅となるように両側に切欠溝22bを備える。また、器体1の開口1aの内周縁には図6の右端部を残して切欠溝22bに挿入される弧状の抜止片1bが形成されている。この構成によって、抜止片1bはハンドル本体21とつまみ22との結合部位を覆っていることになる。つまり、つまみ22は切欠溝22bに抜止片1bが挿入されている状態では、ハンドル本体21から外れることなくハンドル本体21と一体に移動し、切欠溝22bから抜止片1bが外れるとハンドル本体21からつまみ22を分離することが可能になる。
【0027】
本実施形態における回路遮断器本体4の構成は第1の実施の形態と同様であって、図6のようにハンドル2の把手部22aを器体1の開口1aの左端に達するように倒したときには接点13が閉状態になり、この状態から図7のように把手部2aを右に倒すと接点13が開状態になる。ここにおいて、図7の状態において器体1の開口1aに設けた抜止片1bの一部がつまみ22の切欠溝22bに挿入され、かつ結合片27の突出部27cが抜止片1bの一部に対向しているように抜止片1bが形成されており、したがって、通常の操作で接点13を開状態にしてハンドル2をオフ位置に移動させたときには、つまみ22がハンドル本体21に結合された状態に保たれる。
【0028】
図7のようにハンドル2がオフ位置であるときに、図8のように手操作によってつまみ22をさらに右側に倒せば、抜止片1bから切欠溝22bが外れるようになり、この状態ではつまみ22をハンドル本体21から容易に取り外すことができるようになる。また、ハンドル本体21から外したつまみ22をハンドル本体21に再度結合させるには、図7のようにハンドル2がオフ位置であるときのハンドル本体21の凹所26の一部に結合片27の一部を引っ掛けた状態でハンドル本体21を図の右向きに回転させれば、凹所26に結合片27を嵌合させることができる。
【0029】
上述したように、本実施形態も第1の実施の形態と同様に、接点13の開状態においてハンドル2のつまみ22をハンドル本体21から外すことが可能であって、つまみ22を外すことによってハンドル2の操作が不可能になるから、回路遮断器を開状態として負荷の点検作業を行うような場合に、他者が不用意に接点を閉状態に移行させるのを防止することができ、安全に作業を行うことができる。しかも、つまみ22はハンドル2の付属品であって、通常時はハンドル本体21に結合した状態で使用されるものであるから、従来のハンドルロックのようにハンドル2から外して保管したり、作業者がハンドル2の仕様ごとに用意することが不要になる。また、本実施形態ではハンドル2をオフ位置とした通常の開状態ではつまみ22は外れず、ハンドル2をオフ位置からさらに倒すように手操作しなければ、つまみ22が外れることはないから、通常の使用時における利便性を損なうことはない。他の構成および動作は第1の実施の形態と同様であるから説明を省略する。
【0030】
【発明の効果】
請求項1の発明の構成によれば、把手部を備えたつまみをハンドル本体から外すことができ、作業者が接点を開状態にして回路遮断器に接続された電気機器(負荷)を点検する作業を行うときに、つまみを外しておけば他人が誤って接点を閉状態にするように操作するおそれがなくなり、負荷の点検作業を安全に行うことができるという利点がある。しかも、ハンドルを通常に操作するときにはハンドル本体につまみを取り付けた状態としておくから、つまみを別途に保管したり作業者が別途に用意したりする必要がなく、従来構成のようにハンドルとは別の部材を用いる必要がない。
【0031】
さらに、ハンドルをオフ位置よりもさらにオン位置から反対側に移動させなければつまみを外すことができないから、通常の開閉操作の際につまみが不用意に外れることがなく、通常の開閉操作を違和感なく行うことができる。
【0032】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記開口の両側縁においてハンドルのオン位置からオフ位置までに対応する部位に前記つまみにおける前記ハンドル本体との結合部位を覆う抜止片を形成したものであり、器体側に抜止片を設けていることによって、つまみをハンドル本体に結合した状態に保つ構成を器体側に設けることになり、ハンドル本体とつまみとの形状は簡単なものになる。
【0033】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記つまみにおいて前記把手部よりもオン位置側に前記ハンドルがオン位置とオフ位置との間を移動する間には前記器体の内周面に少なくとも一部が対向している結合片を設け、前記つまみにおいて前記把手部に対し前記結合片とは反対側となる端部を前記ハンドル本体から浮き上がらないように前記ハンドル本体に係脱自在に引掛ける引掛手段を前記つまみと前記ハンドル本体との少なくとも一方に設け、前記結合片はオフ位置よりもオン位置とは反対側にさらにハンドルを移動させたときに器体の開口内に引き出される長さ寸法に設定されているものであり、ハンドル本体とつまみとの形状は特別なものになるが、他の部材は従来の部材を用いることができるから、仕様の変更に伴う費用増加が少ないという利点がある。しかも、引掛手段を設けていることによって、つまみをハンドル本体に取り付ける際には、つまみの一部を引掛手段によりハンドル本体に仮止めした状態でつまみに外力を加えてハンドル本体をオフ位置からオン位置の反対側に移動させることができ、この状態でつまみをハンドル本体に結合することができる。つまり、外したとつまみをハンドル本体に取り付ける作業が容易であるという利点を有する。
【0034】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記結合片および前記ハンドル本体と器体の内周面との距離が等しくなるように前記結合片が嵌合する凹所を前記ハンドル本体に設けたものであり、つまみに設けた結合片を凹所に嵌合させた状態ではハンドル本体と係合片との表面がほぼ連続することになり、ハンドルと器体との対向面間に特別なスペースを形成する必要がない。つまり、器体内におけるハンドルの収納スペースを大きくとる必要がなく、従来と同程度のスペースでハンドルを収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す要部分解斜視図である。
【図2】同上においてハンドルをオン位置としたときの器体を開いた側面図である。
【図3】同上においてハンドルをオフ位置としたときの器体を開いた側面図である。
【図4】同上においてつまみを外す操作を示す器体を開いた側面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す要部分解斜視図である。
【図6】同上においてハンドルをオン位置としたときの器体を開いた側面図である。
【図7】同上においてハンドルをオフ位置としたときの器体を開いた側面図である。
【図8】同上においてつまみを外す操作を示す器体を開いた側面図である。
【図9】従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 器体
1a 開口
1b 抜止片
2 ハンドル
4 回路遮断器本体
13 接点
21 ハンドル本体
22 つまみ
22a 把手部
26 凹所
26b 溝部
26c 保持片
27 結合片
27b 突片

Claims (4)

  1. 回路遮断器本体を収納した器体と、器体の一面に形成された開口を通して把手部を突出させ把手部を開口内で移動させることにより回路遮断器本体に設けた接点を開閉操作するハンドルとを備え、回路遮断器本体に形成した主電路に過大電流が通過するときに接点を強制開極させる回路遮断器において、前記ハンドルを、開口周縁の器体内周面に摺接するハンドル本体と、ハンドル本体に着脱可能に嵌合し前記把手部を備えたつまみとで構成し、前記接点の開状態で前記ハンドルが停止する前記ハンドルのオフ位置と前記接点の閉状態で前記ハンドルが停止する前記ハンドルのオン位置との間の前記ハンドルの移動範囲よりも前記開口はオフ位置側に広く形成され、前記つまみはオン位置とオフ位置との間では前記ハンドル本体に対して着脱不可能であり、オフ位置よりもオン位置とは反対側にさらに移動させたときにハンドル本体に対して器体の外部から着脱可能となることを特徴とする回路遮断器。
  2. 前記開口の両側縁においてハンドルのオン位置からオフ位置までに対応する部位に前記つまみにおける前記ハンドル本体との結合部位を覆う抜止片を形成したことを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
  3. 前記つまみにおいて前記把手部よりもオン位置側に前記ハンドルがオン位置とオフ位置との間を移動する間には前記器体の内周面に少なくとも一部が対向している結合片を設け、前記つまみにおいて前記把手部に対し前記結合片とは反対側となる端部を前記ハンドル本体から浮き上がらないように前記ハンドル本体に係脱自在に引掛ける引掛手段を前記つまみと前記ハンドル本体との少なくとも一方に設け、前記結合片はオフ位置よりもオン位置とは反対側にさらにハンドルを移動させたときに器体の開口内に引き出される長さ寸法に設定されていることを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
  4. 前記結合片および前記ハンドル本体と器体の内周面との距離が等しくなるように前記結合片が嵌合する凹所を前記ハンドル本体に設けたことを特徴とする請求項3記載の回路遮断器。
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