JP4989239B2 - テレビドアホン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、玄関子機のカメラにて撮像された映像を居室親機のモニタに出画するテレビドアホン装置に係り、特に、カメラにて撮像される映像の逆光成分を補正することができるテレビドアホン装置に関する。
従来から、この種のテレビドアホン装置として、来訪者が呼出ボタンを操作した時と人体感知センサが人体を検知した時の区別を確実に行え、更に、簡単な回路構成で人体感知センサの動作を有効/無効にできるようにしたテレビインターホン装置が開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
このテレビインターホン装置において、2線式伝送線路で接続されている親機及び玄関子機のうち、親機を構成する直流電圧電源は直流電圧を出力することができ、第2の多重化分離回路は、玄関子機からの受信信号を映像信号と通話信号に分離し、親機からの通話信号を送信し、且つ第2の線間電圧変化検出回路が2線式伝送線路の線間直流電圧の変化(呼出)検知時に、直流電圧電源からの直流電圧を玄関子機に供給することができる。また、玄関子機を構成する第1の多重化分離回路は、通話信号と映像信号とを多重化し送受することができ、電源回路は、親機から供給された直流電圧を、通話回路、カメラ及び呼出信号発生回路に分配することができる。
特開2002−368889号公報(例えば、段落「0021」乃至「0026」、第1図)
背景技術に記載した特許文献1のテレビインターホン装置において、2線式伝送線路で接続されている親機及び玄関子機の間で前述の各種信号を送受信する、及び親機から玄関子機に直流電圧を供給するにあたっては、親機に第2の多重化分離回路を設ける必要があった。
ここで、玄関子機のカメラに入射される逆光成分を補正する機能を親機及び玄関子機にそれぞれ備えたとすると、親機にて生成される逆光成分の補正のための信号を変調処理した後、第2の多重化分離回路を経由して玄関子機に供給される直流電圧に重畳せねばならず、この信号を変調して直流電圧に重畳させるにあたっては、第2の多重化分離回路の回路構成が複雑となりコストが増大する虞があった。
また、玄関子機においても、親機から供給されてくる直流電圧と当該直流電圧に重畳された変調信号とを分離し、分離された変調信号を復調する必要があることから、当顔玄関子機の回路構成が複雑となりコストが増大する虞があった。
本発明は、この難点を解消するためになされたもので、居室親機から玄関子機に送出される逆光成分の補正のための信号の変調処理を不要として、子機電源の電圧値を変化させたパルス信号のカウント値をもとに玄関子機のカメラにて撮像される映像の逆光成分を補正することにより、当該装置の構成を簡素化してコストの低減化を図ることができるテレビドアホン装置を提供することを目的としている。
前述の目的を達成するため、本発明の第1の態様であるテレビドアホン装置は、カメラを有する玄関子機と、伝送路を経由して接続される玄関子機からの呼び出しに応答して通話を成立させ、玄関子機のカメラにて撮像された映像を出画するためのモニタを有する居室親機とで構成されている。居室親機には、居室親機の親機電源及び玄関子機の子機電源をそれぞれ生成するための親機電源回路と、親機電源回路にて生成される子機電源の出力を遮断して玄関子機のカメラにて撮像される映像の逆光成分を補正するための逆光補正信号を生成する逆光補正信号生成回路と、操作部の操作により逆光補正信号生成回路にて逆光補正信号を生成させるためのCPUとを備えている。玄関子機には、カメラにて撮像された映像を信号処理して映像信号を生成するための映像信号生成回路と、逆光補正信号を受信して映像信号の逆光成分を補正するように映像信号生成回路を制御するための逆光補正信号検出回路と、子機電源を充電し、逆光補正信号が受信されたときに充電された子機電源を放電するための充放電回路と、充放電回路を経由して充放電された子機電源を受電するための子機電源回路とを備えている。
また、本発明の第2の態様であるテレビドアホン装置は、本発明の第1の態様において、逆光補正信号は、カウント可能なパルス信号であって、逆光補正信号検出回路は、パルス信号をカウント可能なカウンタICで構成したものである。
また、本発明の第3の態様であるテレビドアホン装置は、本発明の第1の態様又は第2の態様において、居室親機には、モニタの表示画面を生成するための画面生成回路を備えている。CPUは、逆光補正信号の玄関子機への送信時に、カメラにて撮像される映像をモニタに出画することなく、所定の色の画面及び/又は逆光補正処理中であることの表示画面を画面生成回路にて生成させモニタに出画するものである。
本発明のテレビドアホン装置によれば、居室親機から玄関子機に供給される子機電源の出力を遮断して生成させた逆光補正信号を構成するパルス信号のカウント値をもとに、玄関子機のカメラにて撮像される映像の逆光成分を補正することができることから、居室親機から玄関子機に送出される逆光補正信号の変調処理が不要となり、その変調処理に必要とされる回路も不要となるため回路構成を簡素化できる。
また、玄関子機においても、居室親機から供給されてくる直流電圧には、逆光補正信号を変調処理した変調信号が重畳されることはなく、この変調信号の復調処理が不要となることから、当顔玄関子機の回路構成を簡素化でき、ゆえに、当該装置全体のコストが低減される。
また、本発明のテレビドアホン装置によれば、玄関子機のカメラにて撮像される映像の逆光成分を補正中のときには、カメラにて撮像される映像をモニタに出画することなく、所定の色の画面及び/又は逆光補正処理中であることの表示画面が出画されることにより、居住者に不快感を与えずに逆光成分の補正が可能となる。
以下、本発明のテレビドアホン装置を適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例によるテレビドアホン装置の具体的な構成を示す回路ブロック図である。このテレビドアホン装置は、玄関に設置される玄関子機1と、住戸内に設置され伝送路Lを経由して玄関子機1に接続された居室親機2とで構成されている。なお、伝送路Lは、呼出・通話ラインL1、2線の電源・映像ラインL2、L3、表示器駆動ラインL4及びアースラインL5により構成されている。
玄関子機1には、呼出ボタン100、カメラ101、映像信号生成回路102、逆光補正信号検出回路103、映像変調回路104、子機マイク105、子機スピーカ106、子機通話回路107、戸外表示器108、2つの子機インピーダンス制御回路(以下、第1、第2の各子機インピーダンス制御回路という。)109、110、2つの整流ダイオード(以下、第1、第2の各整流ダイオードという。)111、112、充放電回路113及び子機電源回路114が備えられている。
この玄関子機1において、呼出ボタン100は、玄関に居る人物、例えば、来訪者が住戸内に在室中の居住者を呼び出すために操作するものであり、伝送路Lを構成する呼出・通話ラインL1に接続されている。
カメラ101は、呼出操作を行った来訪者の映像(玄関の周囲近傍の映像を含む。)を撮像するためのものであり、例えば、CCD、CMOS等の各種の撮像媒体が好適とされる。また、映像信号生成回路102は、カメラ101にて撮像された映像を信号処理して電気信号の映像信号を生成するためのものである。また、逆光補正信号検出回路103は、映像信号生成回路102にて生成される映像信号の逆光成分を補正するように、当該映像信号生成回路を制御するためのものであり、カウンタICで構成されている。さらに、映像変調回路104は、映像信号生成回路102にて生成された映像信号をFM変調し、平衡映像信号として送出するためのものであり、伝送路Lを構成する2線の電源・映像ラインL2、L3にそれぞれ接続されている。
子機マイク105及び子機スピーカ106は、来訪者が居住者との間で通話を成立させるための音声(送話音声、受話音声)を入出力するものである。また、子機通話回路107は、子機マイク105及び子機スピーカ106にて入出力される音声である電気信号の音声信号について4線/2線変換、2線/4線変換、増幅等、所定の信号処理を行うためのものであり、伝送路Lを構成する呼出・通話ラインL1に接続されている。
戸外表示器108は、玄関の周囲近傍に居る不審者、例えば、泥棒等を威嚇する、又は住戸内にて発生した例えば、火災やガス漏れ等のセキュリティ異常を警報発報するために点滅されるものであり、伝送路Lを構成する表示器駆動ラインL4に接続されている。
第1、第2の各子機インピーダンス制御回路109、110はそれぞれ、伝送路Lを構成する2線の電源・映像ラインL2、L3への交流電圧・信号の送出を遮断するためにインピーダンス値を制御するとともに、映像変調回路104から第1、第2の整流ダイオード111、112への平衡映像信号の送出を遮断するためにインピーダンス値を制御するものである。また、第1、第2の各子機インピーダンス制御回路109、110はそれぞれ、前述の機能の他に、伝送路Lを構成する電源・映像ラインL2を経由して居室親機2から供給されてくる子機電源(後述する逆光補正信号を含む。)を受電して第1、第2の各整流ダイオード111、112に供給(送出)することができる。
第1の整流ダイオード111は、第1の子機インピーダンス制御回路109から逆光補正信号検出回路103への電源ラインを形成するためのものである。また、第2の整流ダイオード112は、第1の子機インピーダンス制御回路109から充放電回路113への電源ラインを形成するためのものである。
充放電回路113は、第2の整流ダイオード112を経由して供給されてくる居室親機2からの子機電源を充電し、充電された子機電源を居室親機2の後述する逆光補正信号生成回路211からの逆光補正信号を受信したときに放電し、子機電源回路114に供給するためのものである。また、子機電源回路114は、充放電回路113を経由して充放電された子機電源を受電し、当該玄関子機の構成各部/回路にそれぞれ供給するためのものである。
また、居室親機2には、呼出検出回路200、親機マイク201、親機スピーカ202、親機通話回路203、呼出・通話切替回路204、モニタ205、映像復調回路206、画面生成回路207、出画内容切替回路208、表示器駆動回路209、親機電源回路210、逆光補正信号生成回路211、2つの親機インピーダンス制御回路(以下、第1、第2の各親機インピーダンス制御回路という。)212、213、操作部214及びCPU215が備えられている。
この居室親機2において、呼出検出回路200は、来訪者による玄関子機1の呼出ボタン100の操作の有無を検出するためのものであり、呼出・通話切替回路204を経由して伝送路Lを構成する呼出・通話ラインL1と、CPU215とにそれぞれ接続されている。
親機マイク201及び親機スピーカ202は、居住者が来訪者との間で通話を成立させるための音声(送話音声、受話音声)を入出力するものである。また、親機通話回路203は、CPU215により制御され、親機マイク201及び親機スピーカ202にて入出力される音声である電気信号の音声信号について4線/2線変換、2線/4線変換、増幅等、所定の信号処理を行うためのものであり、呼出・通話切替回路204を経由して伝送路Lを構成する呼出・通話ラインL1と、CPU215とにそれぞれ接続されている。なお、親機スピーカ202は、前述の通話機能の他に、来訪者からの呼び出しがある旨の呼出音や音声メッセージ等を放音することができる。
呼出・通話切替回路204は、CPU215の制御により切り替えられ、伝送路Lを構成する呼出・通話ラインL1から呼出検出回路200への信号ライン、及び伝送路Lを構成する呼出・通話ラインL1と親機通話回路203との間の信号ライン(通話ライン)のうち何れか一方の信号ラインを形成するためのものである。
モニタ205は、CPU215の制御により出画状態に制御され、玄関子機1のカメラ101にて撮像された映像、或いは、所定の色の画面及び/又は逆光補正中であることの表示画面を出画するためのものであり、例えば、LCD、PDP、有機ELディスプレイ等の各種の表示媒体が好適とされる。また、映像復調回路206は、CPU215により制御され、伝送路Lを構成する2線の電源・映像ラインL2、L3をそれぞれ経由して伝送されてくる玄関子機1からの映像信号をFM復調するためのものである。さらに、画面生成回路207は、CPU215により制御され、モニタ205に出画させる所定の色の画面及び/又は逆光補正中であることの表示画面を生成するためのものである。
出画内容切替回路208は、CPU215の制御により切り替えられ、映像復調回路206からモニタ205への信号ライン、及び画面生成回路207からモニタ205への信号ラインのうち何れか一方の信号ラインを形成するためのものである。
表示器駆動回路209は、CPU215により制御され、玄関子機1の戸外表示器108を点滅させるための駆動信号を生成するものであり、伝送路Lを構成する表示器駆動ラインL4に接続されている。
親機電源回路210は、CPU215により制御され、例えば、商用電源に接続されており、この商用電源について整流・平滑させた居室親機2の親機電源を生成し、当該居室親機の構成各部/回路にそれぞれ供給するとともに、玄関子機1の子機電源を生成するためのものである。また、逆光補正信号生成回路211は、CPU215により制御され、親機電源回路210にて生成される子機電源の電圧値を変化させて玄関子機1のカメラ101にて撮像される映像の逆光成分を補正するための逆光補正信号を生成するものである。なお、逆光補正信号生成回路211にて生成される逆光補正信号は、玄関子機1の逆光補正信号検出回路103にてカウント可能なパルス信号である。
第1、第2の各親機インピーダンス制御回路212、213はそれぞれ、伝送路Lを構成する2線の電源・映像ラインL2、L3を経由して玄関子機1から伝送されてくる映像信号のインピーダンス値を上昇させて映像復調回路206に送出するとともに、伝送路Lを構成する2線の電源・映像ラインL2、L3への交流電圧・信号の送出を遮断するためにインピーダンス値を制御するものである。また、第1、第2の各親機インピーダンス制御回路212、213はそれぞれ、前述の機能の他に、親機電源回路210から逆光補正信号生成回路211を経由して供給されてくる子機電源(逆光補正信号)を受電して、伝送路Lを構成する2線の電源・映像ラインL2、L3に重畳させて供給(送出)することができる。
操作部214は、来訪者からの呼び出しがあることを確認した居住者が当該来訪者との間で通話を成立させるための操作(応答操作)、玄関子機1の戸外表示器108を点滅させるための操作、逆光補正信号生成回路211にて逆光補正信号を生成させるための操作等が行われるものであり、これらの操作は、CPU215にて検出される。
CPU215は、当該居室親機の構成各部/回路をそれぞれ制御するためのものである。
このように構成された本発明の実施例によるテレビドアホン装置において、以下、具体的な動作について説明する。
図1に示すテレビドアホン装置が待受状態、すなわち、来訪者により玄関子機1の呼出ボタン100が操作されておらず通話も成立していない状態において、居室親機2の呼出・通話切替回路204は、CPU215の制御により伝送路Lを構成する呼出・通話ラインL1が呼出検出回路200に接続されるように切り替えられている。また、同様な待受状態において、出画内容切替回路208は、CPU215の制御により映像復調回路206がモニタ205に接続されるように切り替えられている。
前述のような待受状態のとき、来訪者が居住者を呼び出すために玄関子機1の呼出ボタン100を操作すると、この呼出ボタン100から伝送路Lを構成する呼出・通話ラインL1、居室親機2の呼出・通話切替回路204を経由して呼出検出回路200に呼出信号が伝送される。
居室親機2の呼出検出回路200は、玄関子機1からの呼出信号を受信すると、来訪者による呼び出しがあったことを検出し、その旨の呼出検出信号を生成してCPU215に送出する。この呼出検出信号を受信したCPU215は、親機電源回路210を制御して、当該居室親機の構成各部/回路が動作可能な所定の電圧レベル(詳述せず。)の親機電源を生成させるとともに、来訪者からの呼び出しがある旨の呼出音や音声メッセージ等を生成して親機スピーカ202から放音させ、さらには、モニタ205を出画可能な状態に制御することができる。なお、CPU215は、出画可能な状態に制御したモニタ205に、来訪者からの呼び出しがある旨の呼出メッセージや絵データ等を表示させることもできる。
また、居室親機2において、呼出検出信号を受信したCPU215は、親機電源回路210を制御して、玄関子機1の構成各部/回路が動作可能な所定の電圧レベルの子機電源、例えば、DC12Vの子機電源を生成させる。この子機電源は、非能動状態に制御されている逆光補正信号生成回路211、第1の親機インピーダンス制御回路212、伝送路Lを構成する電源・映像ラインL2を経由して玄関子機1の第1の子機インピーダンス制御回路109に供給される。
玄関子機1の第1の子機インピーダンス制御回路109は、伝送路Lを構成する電源・映像ラインL2に重畳されて供給されてきた子機電源を受電した後、第1の整流ダイオード111を経由して逆光補正信号検出回路103と、第2の整流ダイオード112を経由して充放電回路113とにそれぞれ供給する。また、充放電回路113は、第2の整流ダイオード112を経由して供給されてくる子機電源を充放電し、子機電源回路114に供給することにより、子機電源回路114は、受電した子機電源を動作電源として、当該玄関子機の構成各部/回路にそれぞれ供給することができる。なお、逆光補正信号検出回路103は、第1の整流ダイオード111を経由して供給されてくる子機電源の電圧レベルがDC12Vであり、後述する逆光補正信号を構成するカウント可能なパルス信号でないため、何ら動作を行うことはない。
次に、玄関子機1の子機電源回路114からの子機電源が動作電源となり能動にされたカメラ101は、呼出操作を行った来訪者の映像(玄関の周囲近傍の映像を含む。)の撮像を開始する。この映像は、映像信号生成回路102を経由して電気信号の映像信号に信号処理される。また、映像変調回路104は、映像信号生成回路102にて生成された映像信号をFM変調する。また、映像変調回路104にてFM変調された映像信号は、平衡映像信号として、伝送路Lを構成する電源・映像ラインL2、L3の2線間を伝送され、居室親機2の第1、第2の各親機インピーダンス制御回路212、213を経由してインピーダンス値が上昇された後、映像復調回路206にて受信される。
居室親機2の映像復調回路206は、玄関子機1からの平衡映像信号を復調し、出画内容切替回路208を経由してモニタ205に送出することにより、玄関子機1のカメラ101にて撮像された映像、すなわち、呼出操作を行った来訪者の映像(玄関の周囲近傍の映像を含む。)を、モニタ205に出画させることができる。
ここで、前述の呼出報知及び映像の出画をもとに、呼出操作を行った来訪者が泥棒等の不審者であると確認した居住者は、居室親機2の操作部214を使用して玄関子機1の戸外表示器108を点滅させるための操作を行うことができる。この操作を検出したCPU215は、表示器駆動回路209を制御して点滅駆動信号を生成させ、伝送路Lを構成する表示器駆動ラインL4を経由して玄関子機1の戸外表示器108に送出する。
玄関子機1の戸外表示器108は、居室親機2の表示器駆動回路209からの点滅駆動信号を受信すると点滅し、泥棒等の不審者に対して威嚇することができ防犯性が高められる。
次に、前述の呼出報知及び映像の出画をもとに、来訪者からの呼び出しがあることを当該来訪者の識別と併せて確認できた居住者は、居室親機2の操作部214を使用して当該呼び出しに応答するための操作を行うことができる。この操作を検出したCPU215は、呼出・通話切替回路206を制御して、伝送路Lを構成する呼出・通話ラインL1から呼出検出回路200への接続を呼出・通話ラインL1及び親機通話回路203の間の接続に切り替えるとともに、親機通話回路203が能動となるように制御する。
この制御により、居住者が使用する居室親機2の親機マイク201から親機通話回路203、呼出・通話切替回路204、伝送路Lを構成する呼出・通話ラインL1、玄関子機1の子機通話回路107を経由して来訪者が使用する子機スピーカ106までの信号ライン(下り通話ライン)と、来訪者が使用する玄関子機1の子機マイク105から子機通話回路107、伝送路Lを構成する呼出・通話ラインL1、居室親機2の呼出・通話切替回路204、親機通話回路203を経由して居住者が使用する親機スピーカ202までの信号ライン(上り通話ライン)とがそれぞれ形成され、形成された各信号ラインを経由して音声信号を送受信させることで通話が成立し、居住者にとっては、モニタ205に出画されている来訪者の映像を確認しながら通話を成立させることができる。
次に、前述の呼出(呼出報知)時における居住者による応答前、又は居住者による応答の操作が行われた通話の成立中において、玄関子機1のカメラ101に入射される逆光の影響で、居室親機2のモニタ205に出画されている映像が例えば、背景の部分が白くなる一方、来訪者の顔の部分が黒くなり視認性が低くなると、これを確認した居住者は、居室親機2の操作部214を使用して逆光を補正するための操作を行うことができる。この操作を検出したCPU215は、計時機能が能動となり所定の時間(以下、逆光補正処理時間という。)の計時を開始し、この逆光補正処理時間内において、逆光補正信号生成回路211が能動となるように制御するとともに、出画内容切替回路208を制御して、映像復調回路206からモニタ205への信号ラインを画面生成回路207からモニタ205への信号ラインに切り替え、さらには、画面生成回路207にて所定の色の画面、例えば、黒色の画面、及び/又は逆光補正処理中であることの表示画面を生成させる。
この制御により、居室親機2の逆光補正信号生成回路211は、親機電源回路210にて生成される例えば、DC12Vの子機電源の電圧値を変化、例えば、0.01秒間0Vに変化させ、玄関子機1のカメラ101にて撮像される映像の逆光成分を補正するための信号として、カウント可能なパルス信号により構成される逆光補正信号を生成する。この逆光補正信号は、前述の子機電源と同様な信号ラインを経由して、玄関子機1の逆光補正信号検出回路103及び充放電回路113にそれぞれ伝送される。
ここで、玄関子機1の充放電回路113は、居室親機2からの逆光補正信号を受信すると、逆光補正信号生成回路211にて逆光補正信号が生成される前から当該充放電回路に予め充電されていたDC12Vの子機電源を放電し、子機電源回路114に供給することにより、カメラ101をはじめとした玄関子機1の構成各部/回路への動作電源を確保することができる。
また、玄関子機1の逆光補正信号検出回路103は、居室親機2からの逆光補正信号を受信すると、当該逆光補正信号を構成するパルス信号のカウント値をカウントして、映像信号生成回路102にて生成される映像信号の逆光成分を補正するように、当該映像信号生成回路を制御することができる。なお、逆光成分が補正された映像信号は、映像信号生成回路102から映像変調回路104、伝送路Lを構成する電源・映像ラインL2、L3の2線間を経由して居室親機2の映像復調回路206に伝送されるものの、逆光補正処理時間内において出画内容切替回路208を経由したモニタ205への接続が当該映像復調回路ではなく画面生成回路207に接続されていることから、この逆光補正処理時間内において、玄関子機1のカメラ101にて撮像され逆光成分の補正が行われた映像がモニタ205には出画されず、画面生成回路207にて生成された所定の色の画面、例えば、黒色の画面、及び/又は逆光補正処理中であることの表示画面が出画されることにより、居住者に不快感を与えずに前述の逆光成分の補正が可能となる。
さらに、居室親機2のCPU215にて計時される逆光補正処理時間がタイムアップとなると、これを検出したCPU215は、画面生成回路207及び逆光補正信号生成回路211がそれぞれ非能動となるように制御するとともに、出画内容切替回路208を制御して、画面生成回路207からモニタ205への信号ラインを映像復調回路206からモニタ205への信号ラインに切り替えることにより、モニタ205には、玄関子機1のカメラ101にて撮像され逆光成分の補正が行われた映像が出画されることから、視認性が高められる。
なお、本発明の実施例によるテレビドアホン装置においては、前述の逆光補正処理時間を計時する機能を居室親機2のCPU215に備えた場合について説明したが、この態様に限定されるものではなく、例えば、タイマ回路(図示せず。)として別途に居室親機2に設けることもできる。
また、本発明の実施例によるテレビドアホン装置においては、居室親機2のCPU215の制御により表示器駆動回路209にて生成される点滅駆動信号をもとに玄関子機1の戸外表示器108を点滅させるにあたり、そのトリガとして、居室親機2の操作部214の使用による操作(点滅操作)が適用されていたが、この態様に限定されるものではない。例えば、住戸内にて発生した火災やガス漏れ等のセキュリティ異常を検出した居室親機2のCPU215の制御により、表示器駆動回路209にて前述の点滅駆動信号を生成させ、玄関子機1の戸外表示器108を点滅することもできる。
さらに、本発明のテレビドアホン装置においては、特定の実施の形態をもって説明してきたが、この形態に限定されるものでなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られた如何なる構成のインターホンシステムであっても採用できるということはいうまでもないことである。
図1は、本発明の実施例によるテレビドアホン装置の具体的な構成を示す回路ブロック図である。
1……玄関子機
101……カメラ
102……映像信号生成回路
103……逆光補正信号検出回路
113……充放電回路
114……子機電源回路
2……居室親機
205……モニタ
207……画面生成回路
210……親機電源回路
211……逆光補正信号生成回路
214……操作部
215……CPU
L……伝送路

Claims (3)

  1. カメラ(101)を有する玄関子機(1)と、伝送路(L)を経由して接続される前記玄関子機からの呼び出しに応答して通話を成立させ、前記玄関子機のカメラにて撮像された映像を出画するためのモニタ(205)を有する居室親機(2)とで構成され、
    前記居室親機には、当該居室親機の親機電源及び前記玄関子機の子機電源をそれぞれ生成するための親機電源回路(210)と、前記親機電源回路にて生成される前記子機電源の出力を遮断して前記玄関子機のカメラにて撮像される映像の逆光成分を補正するための逆光補正信号を生成する逆光補正信号生成回路(211)と、操作部(214)の操作により前記逆光補正信号生成回路にて前記逆光補正信号を生成させるためのCPU(215)とを備え、
    前記玄関子機には、前記カメラにて撮像された映像を信号処理して映像信号を生成するための映像信号生成回路(102)と、前記逆光補正信号を受信して前記映像信号の逆光成分を補正するように前記映像信号生成回路を制御するための逆光補正信号検出回路(103)と、前記子機電源を充電し、前記逆光補正信号が受信されたときに前記充電された子機電源を放電するための充放電回路(113)と、前記充放電回路を経由して充放電された子機電源を受電するための子機電源回路(114)とを備えたことを特徴とするテレビドアホン装置。
  2. 前記逆光補正信号は、カウント可能なパルス信号であって、前記逆光補正信号検出回路は、前記パルス信号をカウント可能なカウンタICで構成したことを特徴とする請求項1記載のテレビドアホン装置。
  3. 前記居室親機には、前記モニタの表示画面を生成するための画面生成回路(207)を備え、
    前記CPUは、前記逆光補正信号の前記玄関子機への送信時に、前記カメラにて撮像される映像を前記モニタに出画することなく、所定の色の画面及び/又は逆光補正処理中であることの表示画面を前記画面生成回路にて生成させ前記モニタに出画することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のテレビドアホン装置。
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