JP4985834B2 - 撮像装置及び画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、動画像を記録可能な撮像装置及び動画像を生成可能な画像処理装置に関するものである。
所定の時間間隔で自動的に撮影された複数の画像データを記録媒体に順次記録する機能を有しており、複数の画像データの中の1つの画像データについて、撮影から記録媒体への記録までに要する時間を算出し、算出された時間に基づいて選択可能な所定の時間間隔の範囲を判定し、判定結果に基づいてユーザーが所定の時間間隔を設定することができる撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4277837号公報
しかしながら、上述の従来技術では、所定の時間間隔で自動的に撮影する動画像において、被写体の動きに応じて効果的かつ印象的な動画像を得るための時間間隔を設定することができなかった。
ところで、動画像を撮影する場合において、連続的に動いている被写体が不連続的に移動しているように変化する動画像等のような、印象的な映像効果を有する動画像を簡単に取得可能な技術が所望されている。しかしながら、上述のような印象的な映像効果を有する動画像を、使用者がビデオカメラ等を手動操作して撮影しようとした場合には高度な操作技術を要していた。
本発明の目的は、印象的な映像効果を有する動画像を含む動画像データを容易に作成することができる撮像装置及び画像処理装置を提供することである。
本発明は以下のような解決手段により上記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施の形態に対応する符号を付して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明の撮像装置は、被写体からの光を撮像する撮像素子(6)と、前記被写体の動き情報を検出する動き情報検出部(25)と、前記動き情報検出部(25)より検出される前記被写体の動き情報に基づいて、前記撮像素子(6)からの撮像信号に基づく区間動画像を記録する記録時間、及び前記区間動画像を記録しない記録停止時間の少なくとも一方を設定する時間設定部(4)と、前記時間設定部(4)による設定に基づいて、前記記録時間分の前記区間動画像の記録及び前記記録停止時間における前記区間動画像の記録停止を繰り返し、繰り返し記録された複数の前記区間動画像を順次連結させて形成される動画像を含む動画像データを作成する動画像データ作成部(4)と、前記被写体の撮影画面に対する大きさを検出する大きさ検出部(26)と、を備え、前記時間設定部(4)は、前記大きさ検出部(26)により検出される前記被写体の撮影画面に対する大きさが所定値以上の場合には、前記記録停止時間を0に設定することを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置は、記録媒体(18)に記録されている動画像データに基づく動画像内の被写体の動き情報を検出する動き情報検出部(25)と、前記動き情報検出部(25)により検出される前記被写体の動き情報に基づいて、前記動画像を形成する複数のフレーム画像のうちの少なくとも1枚のフレーム画像から形成される区間動画像を表示部(20)に表示する表示時間、及び前記区間動画像を前記表示部(20)に表示しない非表示時間の少なくとも一方を設定する時間設定部(4)と、前記時間設定部(4)による設定に基づいて、前記表示時間分の複数の前記区間動画像を、前記区間動画像が記録された時間順に連結させて前記表示部(20)に表示する表示制御部(4)と、前記被写体の前記フレーム画像に対する大きさを検出する大きさ検出部(26)と、を備え、前記時間設定部(4)は、前記大きさ検出部(26)により検出される前記被写体の前記フレーム画像に対する大きさが所定値以上の場合には、前記非表示時間を0に設定することを特徴とする。

本発明の撮像装置及び画像処理装置によれば、印象的な映像効果を有する動画像を含む動画像データを容易に作成することができる。
実施の形態に係る電子カメラのシステム構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る電子カメラにおいて動画像を撮影する際の処理について説明するためのフローチャートである。 実施の形態に係る表示部の表示例を示す図である。 実施の形態に係る表示部の表示例を示す図である。 実施の形態に係る表示部の表示例を示す図である。 第1の実施の形態に係る電子カメラにおいて動画像を撮影する際の処理について説明するためのフローチャートである。 動画像の撮影及び動画像ファイルの作成について説明するための図である。 撮影する動画像の例を示す図である。 記録停止時間と被写体の移動速度との関係を示すグラフである。 撮影する動画像の例を示す図である。 第2の実施の形態に係る電子カメラにおいて動画像を撮影する際の処理について説明するためのフローチャートである。 第2の実施の形態に係る表示部の表示例を示す図である。 動画像の撮影及び動画像ファイルの作成について説明するための図である。 動画像の撮影及び動画像ファイルの作成について説明するための図である。 動画像の撮影及び動画像ファイルの作成について説明するための図である。 第4の実施の形態に係る電子カメラにおいてシナリオ動画を作成及び再生する際の処理について説明するためのフローチャートである。 第4の実施の形態に係る電子カメラにおいてシナリオ動画を作成及び再生する際の処理について説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置としての電子カメラについて説明する。なお、この実施の形態に係る電子カメラは、レンズ交換式の電子カメラであって、図示しない撮影レンズが装着されているものとして説明するが、レンズ一体式の電子カメラであってもよい。また、この実施の形態においては、静止画像及び動画像が撮影可能な電子カメラを例に挙げて説明するが、動画像のみ撮影可能な電子カメラであってもよい。
図1は、第1の実施の形態に係る電子カメラ2のシステム構成を示すブロック図である。図1に示すように、電子カメラ2は、マイクロプロセッサ等により構成され、電子カメラ2の各部を統括的に制御する制御部4を備えている。制御部4は、例えば特開2009−89144号公報記載のように、後述する撮像素子6の一部にAF(オートフォーカス)用画素が埋め込まれており、このAF用画素を用いて瞳分割位相差検出方式によるオートフォーカスを行う。具体的には、図示しないレンズ駆動部を介して図示しないフォーカスレンズを光軸方向に移動させることによりフォーカス位置を調節する。
制御部4には、撮像素子6、アンプ・A/D変換部8、動画用バッファメモリ12、静止画用バッファメモリ14、音声用バッファメモリ16、記録媒体18、表示部20、スピーカ22、操作部24、動き情報検出部25、及び大きさ情報検出部26が接続されている。撮像素子6は、CCDまたはCMOS等により構成され、図示しない撮影レンズを介した被写体からの光を撮像して撮像信号を制御部4に対して出力する。アンプ・A/D変換部8は、マイク10により集音された電子カメラ2周辺の音声のアナログ信号をデジタル信号に変換し、変換された音声のデジタル信号を制御部4に対して出力する。
動画用バッファメモリ12は、撮像素子6からの撮像信号に基づき作成され、制御部4内の図示しない縮小回路を介することにより動画像用の解像度にリサイズ(解像度大から小へ)された動画像データを一時的に記憶する。静止画用バッファメモリ14は、撮像素子6からの撮像信号に基づき作成された静止画像データを一時的に記憶する。音声用バッファメモリ16は、アンプ・A/D変換部8から出力された音声のデジタル信号に基づき作成された音声データを一時的に記憶する。
記録媒体18は、電子カメラ2に設けられたカードスロット(図示せず)に着脱可能に装着される可搬性を有する記録媒体であり、例えば、CFカード、SDカード、スマートメディア等が用いられる。記録媒体18には、制御部4において作成された動画像データに制御部4内の図示しない動画用信号処理回路により動画像用の画像処理が施され、制御部4内の図示しない動画用圧縮回路により動画像用の圧縮処理が施された動画像データが記録される。同様に、記録媒体18には、制御部4において作成された静止画像データに制御部4内の図示しない静止画用信号処理回路により静止画像用の圧縮処理が施された静止画像データ、及び制御部4において作成され、対応する動画像データに付加された音声データ等が記録されている。
表示部20は、電子カメラ2の背面部に配置されるLCD等により構成されるモニタまたはEVF等により構成され、撮像素子6からの撮像信号に基づくスルー画像、記録媒体18に記録されている画像データに基づく静止画像や動画像、後述するシナリオ動画撮影モード毎にサンプル動画データとしてカメラ内の不図示のメモリに記憶されているサンプル動画、及び撮影に関する情報等を表示する。スピーカ22は、記録媒体18に記録されている音声データや、前述のカメラ内の不図示のメモリに記憶されているサンプル動画データに付随して不図示のメモリに記録されている音声データに基づく音声を出力する。
操作部24は、電子カメラ2の電源をオン/オフする電源スイッチ、静止画像や動画像及び音声の記録を開始する際に操作される録画開始ボタン(例えば、RECボタンやシャッタボタン等)、動画像及び音声の記録を終了する際に操作される録画終了ボタン(例えば、RECボタンやシャッタボタン等)、表示部20にメニュー等を表示させるためのメニューボタン、メニュー項目等の選択や様々な設定時に操作される十字キー、メニュー項目等の選択や様々な設定に対する確定操作を行うためのOKボタン等を含んで構成されている。
動き情報検出部25は、電子カメラ2において動画像を撮影する際に、動きのある被写体の動き情報を検出する。具体的には、電子カメラ2が備える瞳分割位相差検出方式によるオート−フォーカス機能により検出される被写体の動き情報を制御部4から取得し、取得した動き情報を一時的に記憶する。そして、被写体の動き情報から得られる被写体までの距離及び時間に基づいて被写体の移動速度を算出する。
大きさ情報検出部26は、電子カメラ2において動画像を撮影する際に、動きのある主要被写体の撮影画面に対する大きさの情報を検出する。具体的には、予め主要被写体のテンプレートを作成し、作成したテンプレートを図示しないメモリ等に記憶させておく。そして、動画像を撮影する際に、メモリ等に記憶されているテンプレートから主要被写体を特定し、例えば撮影画面全体の画素数に対する主要被写体の画素数を算出する等の周知の画像処理技術を用いて、撮影画面に対する主要被写体の大きさを検出する。
この実施の形態に係る電子カメラ2では、動画像の記録及び記録停止を複数回繰り返すことにより、連続的に移動している被写体が不連続に移動しているように再生される動画像を自動的に撮影することができる。以下、図2に示すフローチャートを参照して、第1の実施の形態に係る電子カメラ2において上述の動画像を撮影する際の処理について説明する。
まず、制御部4は、ユーザーにより動画撮影メニューの表示指示(例えば、メニューボタンの押下)がなされると、表示部20に、例えば図3に示すような動画撮影メニュー画面27を表示する(ステップS10)。動画撮影メニュー画面27には、様々な動画撮影モードを選択可能な項目(図3では、シナリオ動画撮影モードA,B,C,D,E)が表示される。ユーザーにより十字キー等を用いて1つの動画撮影モード(図3では、シナリオ動画撮影モードB)が選択され、OKボタンが押下されると、制御部4は、表示部20に、例えば図4に示すような画面28を表示する。画面28には、「サンプル動画を表示しますか?」等のメッセージ、及びメッセージに対する回答を選択するための項目(図4では、「Yes」及び「No」)が表示される。
なお、この実施の形態では、シナリオ動画撮影モードBが動いている被写体が不連続に移動したように再生される動画像を撮影するモードであるものとする。また、サンプル動画は、各シナリオ動画撮影モードについての特徴的な映像効果を的確にユーザーに示すためにシナリオ動画撮影モード毎に予め作成されて電子カメラ2内の不図示のメモリ内に記憶されている動画像であり、ユーザーは、サンプル動画を視認することにより、選択したシナリオ動画撮影モードで撮影できる動画像がどういった形態(態様)のものかを容易に理解することができる。
ユーザーにより十字キー等を用いて「Yes」が選択され、OKボタンが押下されると(ステップS11、Yes)、制御部10は、表示部20に、例えば図5に示すようなサンプル動画の表示を行うための画面29を表示する(図4から図5に表示が切り替わる)。画面29には、サンプル動画を表示するためのサンプル動画表示エリア29a、選択されたシナリオ動画撮影モードBについて説明するための簡単な説明文(図5では、「動いている被写体が不連続に移動したように再生される動画を撮影します。」)を表示するメッセージ表示エリア29b、サンプル動画の再表示または動画撮影への移行を選択するためのアイコン(図5では、「再表示」及び「撮影へ」)がそれぞれ表示される。そして、制御部4は、サンプル動画表示エリア29aに、シナリオ動画撮影モードBのサンプル動画を表示する(ステップS12)。
なお、シナリオ動画撮影モードには、図5中の説明文にあるような動画を撮影するモード以外にも、例えば、撮影画面内で撮影距離の異なる被写体に対して順次フォーカスを切り換えながら動画を撮影するモードや、フォーカス状態とズーム状態を同時に変更しながら動画を撮影するモード等、モード毎に互いに異なるシナリオの下で再生表示されて様々な映像効果が得られる動画撮影モード(他のシナリオ動画撮影モードA,C〜E)が設けられている。
ユーザーにより十字キー等を用いて「再表示」が選択され、OKボタンが押下されると(ステップS13、Yes)、制御部4は、図5に示す画面29において、サンプル動画表示エリア29aにシナリオ動画撮影モードBに対応するサンプル動画を再表示する(ステップS12)。一方、図4に示す画面28においてユーザーにより「No」が選択された場合(ステップS11、No)、または図5に示す画面29においてユーザーにより「撮影へ」が選択された場合(ステップS13、No)には、制御部4は、シナリオ動画撮影モードB、即ち動いている被写体が不連続に移動したように再生される動画像の撮影へと移行する(ステップS14)。
図6はシナリオ動画撮影モードBの動画像を撮影するための処理について説明するためのフローチャート、図7はシナリオ動画撮影モードBの動画像の撮影及び撮影された動画像に基づく動画像ファイルの作成について説明するための図である。
まず、制御部4は、表示部20の表示面上にスルー画像を表示する(ステップS20)。そして、オートフォーカス機能を用いて、被写体に対して常時合焦するように被写体の移動に伴い、フォーカス位置を移動させる。なお、この実施の形態では、図8に示すように、電子カメラ2に対して電車が遠くから近付いてくる動画像を撮影するものとする。
次に、制御部4は、ユーザーにより録画開始ボタン(この実施の形態ではRECボタン)が押下されたか否かを判別する(ステップS21)。ステップS21において録画開始ボタンが押下されたと判別された場合には(ステップS21、Yes)、制御部4は、動画像及び音声の記録を開始する(ステップS22、図7では時間t1)。なお、ステップS21において録画開始ボタンが押下されたとき(時間t1)のフレーム画像を図8に示す画像30とする。ここで、時間t1から記録開始された動画像及び音声は、時間t2まで記録され、シナリオ動画撮影モードBにおける動画像(記録及び記録停止を繰り返す動画像)の中の第1回目の区間動画像及び区間音声(図7の斜線部で示す領域)となる。また、第1回目の区間動画像及び区間音声が記録される記録時間T1は、予め設定されており、図示しないメモリ等に記憶されている。
次に、制御部4は、被写体の移動速度を検出する(ステップS23)。具体的には、制御部4は、オートフォーカス機能を用いて、動いている電車(図8参照)に対して常時合焦するように電車の移動に伴い、フォーカス位置を移動させ、そのフォーカス位置の移動結果を動き情報検出部25に対して出力する。動き情報検出部25は、制御部4から出力されたフォーカス位置の移動結果に基づいて、電車の移動速度を算出し、算出結果を制御部4に対して出力する。
次に、制御部4は、ステップS23において検出された被写体(電車)の移動速度に基づいて、第1回目の動画像及び音声を記録しない記録停止時間(図7では時間T2)の長さを設定する(ステップS24)。即ち、第1回目の区間動画像及び区間音声(図7の斜線部で示す領域)と、後述する時間t3から時間t4まで記録される第2回目の区間動画像及び区間音声(図7のドットで示す領域)との間の時間の長さを設定する。
制御部4は、例えば、被写体の移動速度に対する記録停止時間の長さを予め設定しておき、それをテーブルとして図示しないカメラ内のメモリ等に記憶しておき、このテーブルを参照することにより記録停止時間の長さを設定する。具体的には、図9のグラフに示すように、被写体の移動速度が大きくなるに従い記録停止時間T2を短くする。即ち、高速で移動する被写体については、記録停止時間T2を短くした場合においても、時間t2における被写体の位置と時間t3における被写体の位置との違いが視覚的にも明確となり、このシナリオ動画撮影モードの動画像における特徴的な映像効果を十分に表現することができる。一方、図9のグラフに示すように、被写体の移動速度が小さくなるに従い記録停止時間T2を長くする。即ち、低速で移動する被写体については、記録停止時間T2を長くすることにより、時間t2における被写体の位置と時間t3における被写体の位置との違いを明確にし、このシナリオ動画撮影モードの動画像における特徴的な映像効果が十分に表現できるようにする。
次に、制御部4は、記録時間T1が経過したか否かを判別する(ステップS25)。記録時間T1は、上述したように、第1回目の区間動画像及び区間音声(図7の斜線部で示す領域)が記録される時間である。ステップS25において記録時間T1が経過したと判別された場合には(ステップS25、Yes)、制御部4は、動画像及び音声の記録を停止する(ステップS26、図7では時間t2)。即ち、第1回目の区間動画像及び区間音声(図7の斜線部で示す領域)の記録を終了し、時間t2から時間t3まで、即ちステップS24において設定された記録停止時間T2の間、動画像及び音声の記録を一時停止する。なお、記録時間T1が経過したとき(時間t2)のフレーム画像を図8に示す画像32とする。
このとき、制御部4は、時間t1から時間t2までの間(記録時間T1)、撮像素子6からの撮像信号に基づくフレーム画像を動画像用の解像度にリサイズして動画用バッファメモリ12に格納し、時間t2から時間t3までの間(記録時間T2)、撮像素子6からは撮像信号が出力され続けるが、それに基づくフレーム画像を動画用バッファメモリ12に格納しないよう制御する。
次に、制御部4は、ステップS24において設定した記録停止時間T2が経過したか否かを判別する(ステップS27)。ステップS27において記録停止時間T2が経過したと判別された場合には(ステップS27、Yes)、制御部4は、被写体(電車)の撮影画面に対する大きさを検出する(ステップS28)。具体的には、制御部4は、記録停止時間T2が経過したとき(図7では時間t3)の画像(図8では画像34)を、大きさ情報検出用に解像度をリサイズ(大から小へ)し、大きさ情報検出部26に対して出力する。大きさ情報検出部26は、予め図示しないメモリ等に記憶されているテンプレート(電車のテンプレート)から、画像34内の電車を特定し、例えば撮影画面全体の画素数に対する電車が占める画素数を算出し、算出結果に基づいて撮影画面に対する電車の大きさを検出する。そして、検出結果を制御部4に対して出力する。
次に、制御部4は、ステップS28において検出した電車の撮影画面に対する大きさが所定値以上であるか否かを判別する(ステップS29)。所定値は、例えば撮影画面に対して被写体の占める割合(被写体の面積、あるいは画面内の縦方向、横方向、又は斜め方向の長さ)が50%等、予め設定されており、図示しないメモリ等に記憶されている。ステップS29において電車の撮影画面に対する大きさが所定値以上でないと判別された場合には(ステップS29、No)、制御部4は、ステップS22の処理に戻り、動画像及び音声の記録を再開する(ステップS22、図7では時間t3)。なお、上述したように、記録停止時間T2が経過したとき(時間t3)のフレーム画像を図8に示す画像34とする。
即ち、時間t3から時間t4までの間(記録時間T3)、第2回目の区間動画像及び区間音声(図7のドットで示す領域)を記録する。記録時間T3は、記録時間T1と同一の長さで予め設定されており、図示しないメモリ等に記憶されている。そして、制御部4は、電車の移動速度を再び検出し(ステップS23)、ステップS23において検出された電車の移動速度に基づいて、第2回目の動画像及び音声を記録しない記録停止時間(図7では時間T4)の長さを設定する(ステップS24)。電車が等速で移動している場合には、第2回目の記録停止時間T4は、第1回目の記録停止時間T2と同一の長さに設定されるが、電車が等速で移動していない場合(加速または減速している場合)には、第2回目の記録停止時間T4は、第1回目の記録停止時間T2と異なる長さ(加速している場合にはT2よりも短めに、減速している場合にはT2よりも長めに)に設定される。
次に、制御部4は、記録時間T3が経過したか否かを判別し(ステップS25)、記録時間T3が経過したと判別された場合には(ステップS25、Yes)、制御部4は、第2回目の区間動画像及び区間音声の記録を停止する(ステップS26、図7では時間t4)。即ち、制御部4は、記録時間T3の間、撮像素子6からの撮像信号に基づくフレーム画像を動画像用の解像度にリサイズして動画用バッファメモリ12に格納し、記録時間T4の間、撮像素子6からの撮像信号に基づくフレーム画像を動画用バッファメモリ12に格納しないよう制御する。なお、記録時間T3が経過したとき(時間t4)のフレーム画像を図8に示す画像36とする。
次に、制御部4は、ステップS24において設定された記録停止時間T4が経過したか否かを判別し(ステップS27)、記録停止時間T4が経過したと判別された場合には(ステップS27、Yes)、制御部4は、ステップS22の処理に再び戻り、第3回目の区間動画像及び区間音声の記録を開始する(ステップS22、図7では時間t5)。なお、記録停止時間T4が経過したとき(時間t5)のフレーム画像を図8に示す画像38とする。
このように、ステップS29において電車の撮影画面に対する大きさが所定値以上であると判別されるまで(ステップS29、Yes)、制御部4は、ステップS22〜S29の処理を繰り返す。即ち、動画像及び音声の記録及び記録停止を繰り返す。
そして、ステップS29において電車の撮影画面に対する大きさが所定値以上であると判別された場合には(ステップS29、Yes)、制御部4は、記録停止時間を0に設定し(ステップS30)、動画像及び音声の記録を再開する(ステップS31)。即ち、ステップS30において記録停止時間を0に設定したため、動画像及び音声の記録は、記録時間(予め設定された記録時間T1)が経過しても継続される。なお、図7においては、動画像及び音声の記録及び記録停止が2回行われた後(図7では時間t5)、電車の大きさが所定値以上となり、記録停止時間が0に設定され、動画像及び音声の記録が継続されている(図7の網掛で示す領域)。
次に、制御部4は、録画可能時間が経過したか否かを判別する(ステップS32)。録画可能時間は、1つの動画像及び音声を記録する最大時間(予めカメラ内で決められている時間)であって、記録媒体18の容量等に基づいて予め設定されており、図示しないメモリ等に記憶されている。ステップS32において録画可能時間が経過していないと判別された場合には(ステップS32、No)、制御部4は、ユーザーにより録画終了ボタン(この実施の形態ではRECボタン)が押下されたか否かを判別する(ステップS33)。ステップS33において録画終了ボタンが押下されていないと判別された場合には(ステップS33、No)、制御部4は、ステップS32の処理に戻り、ステップS32及びS33の処理を繰り返す。
一方、ステップS32において録画可能時間が経過したと判別された場合(ステップS32、Yes)、またはステップS33において録画終了ボタンが押下されたと判別された場合(ステップS33、Yes)には、制御部4は、動画像及び音声の記録を終了し(ステップS34、図7では時間t6)、図7に示すように、第1回目の区間動画像及び区間音声(記録時間T1)、第2回目の区間動画像及び区間音声(記録時間T3)、及び最後の動画像及び音声(記録時間T5)を順次連結させて形成される動画像に基づく動画像ファイル40を作成する(ステップS35)。そして、ステップS35において作成した動画像ファイル40を記録媒体18に記録する。なお、ステップS35の処理の前に、「記録してもよいですか?」等の記録媒体18への記録を確認するメッセージ、及び「はい・いいえ」等の記録媒体18への記録の有無を選択する選択肢を表示してもよい。
また、ステップS22〜S29の処理を行っている間に、録画可能時間が経過した場合、またはユーザーにより録画終了ボタンが押下された場合には、制御部4は、区間動画像及び区間音声の記録を終了し、ステップS35の処理に移行する。
動画像ファイル40内の動画像を再生する際は、制御部4は、記録媒体18から動画像ファイル40を読出し、動画像については第1回目の区間動画像(記録時間T1)から順次、表示部20の表示面上に表示する。即ち、図8に示す画像30から画像32へ電車が近づいてくる動画像(第1回目の区間動画像)が最初に再生され、画像32から画像34に切換り、画像34から画像36へ電車が近づいてくる動画像(第2回目の区間動画像)が次に再生され、画像36から画像38に切換り、最後の動画像が時間T5の間、再生される。
第1の実施の形態に係る電子カメラ2によれば、動画像の記録と記録停止とを自動的に繰り返す撮影を行うことができるため、連続的に移動している被写体が不連続に移動しているように再生される動画像、即ち印象的な映像効果を有する動画像を容易に作成することができる。即ち、電子カメラ2に対して遠くから近付いてくる電車等の動画像を連続して撮影するより、より強力に電車が迫ってくる(スピード感のある)動画像を容易に作成することができる。また、最後の区間動画像及び区間音声が、記録時間T1,T3より長い記録時間T5の間連続して記録されるため、突然に終了することなく、鑑賞者に違和感を与えることなく、かつ最後のシーンを強く印象付ける動画像を作成することができる。
次に、図面を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る電子カメラについて説明する。なお、第2の実施の形態に係る電子カメラの構成は、第1の実施の形態に係る電子カメラ2の構成から大きさ情報検出部26(図1参照)を取り除いたものである。したがって、第2の実施の形態に係る電子カメラについては、図1に示す電子カメラ2の構成と同一の構成には同一の符号を用いてその説明を行う。
第2の実施の形態に係る電子カメラにおいても、第1の実施の形態に係る電子カメラ2と同様に、動画像の記録及び記録停止を複数回繰り返すことにより、連続的に移動している被写体が不連続に移動しているように再生される動画像を自動的に撮影することができる。第2の実施の形態においては、第1の実施の形態と同様に、制御部4は、図2に示すステップS10〜S13の処理を終えた後、ステップS14の処理として図6に示すステップS20〜S27の処理を行う。そして、図6に示すステップS28の処理を行うことなく、ステップS29の処理に代えて、区間動画像及び区間音声の記録及び記録停止を所定回数行ったか否かを判別する。
所定回数は、区間動画像及び区間音声の記録及び記録停止を繰り返す回数として予め設定されており、図示しないメモリ等に記憶されている。この実施の形態では、所定回数は2回に設定されている。したがって、制御部4は、区間動画像及び区間音声の記録及び記録停止を2回行っていない(1回しか行っていない)と判別した場合には、図6に示すステップS22の処理に戻り、区間動画像及び区間音声の記録及び記録停止を2回行ったと判別されるまでステップS22〜S27の処理を繰り返す。
一方、区間動画像及び区間音声の記録及び記録停止を2回行ったと判別した場合には、図6に示すステップS30〜S35の処理を行う。即ち、図7に示すように、時間t5において区間動画像及び区間音声の記録及び記録停止を2回行ったと判別し、時間t6において録画可能時間の経過または録画終了ボタンの押下が行われたと判別し(ステップS32またはS33、Yes)、動画像及び音声の記録を終了し(ステップS34)、動画像ファイル40を作成する(ステップS35)。
第2の実施の形態に係る電子カメラよれば、区間動画像及び区間音声の記録及び記録停止を行う回数が予め設定されているため、大きさ情報検出部26を備えていなくとも、第1の実施の形態において撮影したのと同様の動画像を容易に撮影することができる。
なお、第1及び第2の実施の形態では、被写体の移動速度に基づいて記録停止時間を設定しているが、被写体の移動速度に基づいて記録時間を設定することもできる。この場合には、制御部4は、例えば、被写体の移動速度に対する記録時間の長さを予め設定しておき、それをテーブルとして図示しないメモリ等に記憶しておき、このテーブルを参照することにより記録時間の長さを設定する。具体的には、被写体の移動速度が大きくなるに従い記録時間を短くする。即ち、高速で移動する被写体については、記録時間を短くした場合においても被写体の移動している状態を記録することができ、かつ記録時間を短くすることにより記録と記録停止との切換りの回数を多くすることができるため、このシナリオ動画撮影モードの動画像における特徴的な映像効果を十分に表現することができる。一方、被写体の移動速度が小さくなるに従い記録時間を長くする。即ち、低速で移動する被写体については、記録時間を長くすることにより記録と記録停止との切換りの回数は減少するが、被写体の移動している状態を明確に記録することができるため、このシナリオ動画影モードの動画像における特徴的な映像効果を十分に表現することができる。
また、被写体の移動速度に基づいて記録時間及び記録停止時間の両方を設定することもできる。この場合には、被写体の移動速度が大きくなるに従い記録時間及び記録停止時間を短くする。即ち、記録と記録停止との切換りを小刻みに行うことによりこのシナリオ動画撮影モードの動画像における特徴的な映像効果を表現する。一方、被写体の移動速度が小さくなるに従い記録時間及び記録停止時間を長くする。即ち、記録と記録停止との切換りを穏やかに行うことによりこのシナリオ動画撮影モードの動画像における特徴的な映像効果を表現する。
また、電子カメラ2に対して遠くから近くへ、または近くから遠くへ移動する被写体の動画像を撮影する場合には、被写体の移動速度に代えて、被写体の撮影画面に対する大きさに基づいて記録時間及び記録停止時間の少なくとも一方を設定することもできる。この場合には、第1の実施の形態では大きさ情報検出部26により被写体の撮影画面に対する大きさを検出する。第2の実施の形態では動き情報検出部25に代えて大きさ情報検出部26と同様の構成を有する大きさ情報検出部を備え、その大きさ情報検出部により被写体の撮影画面に対する大きさを検出する。そして、制御部4は、検出された被写体の撮影画面に対する大きさが大きくなる度合または小さくなる度合の増大に応じて記録時間及び記録停止時間の少なくとも一方を短くし、被写体の撮影画面に対する大きさが大きくなる度合または小さくなる度合の減少に応じて記録時間及び記録停止時間の少なくとも一方を長くする。
また、電子カメラ2に対して遠くから近くへ、または近くから遠くへ移動する被写体の動画像を撮影する場合には、被写体の移動速度に代えて、被写体からの光を撮像素子6に導く撮影レンズ(図示せず)の焦点距離情報に基づいて記録時間及び記録停止時間の少なくとも一方を設定することもできる。この場合には、制御部4は、動画像撮影中に、撮影レンズの焦点距離情報を所定時間間隔で取得する。そして、所定時間間隔毎の撮影レンズの焦点距離情報に基づく撮影レンズの焦点距離が短くなる度合または長くなる度合の増大に応じて記録時間及び記録停止時間の少なくとも一方を短くし、所定時間間隔毎の撮影レンズの焦点距離情報に基づく撮影レンズの焦点距離が短くなる度合または長くなる度合の減少に応じて記録時間及び記録停止時間の少なくとも一方を長くする。
次に、第1及び第2の実施の形態に係る電子カメラにおいて、連続的に移動している被写体が不連続に移動しているように再生される動画像を含む動画像ファイルを作成する他の方法(変形例)について説明する。
制御部4は、図7に示す時間t1から時間t6までの動画像及び音声を、動画用バッファメモリ12及び音声用バッファメモリ16に格納する。それと同時に、時間t1から時間t6まで動き情報検出部25により検出される被写体(電車)の移動速度、及びその時の時間等を含む被写体の動き情報を図示しないメモリ等に記録する。なお、第1の実施の形態に係る電子カメラ2においては、時間t1から時間t6まで大きさ情報検出部26により検出される被写体(電車)の撮影画面に対する大きさ、及びその時の時間等を含む被写体の大きさ情報も図示しないメモリ等に記録する。
動画像の撮影後(図7では、時間t6より後)、制御部4は、記録した被写体の動き情報に基づいて、各記録時間T1,T3及び記録停止時間T2,T4の少なくとも一方を設定する。第1の実施の形態に係る電子カメラ2においては、動画像の撮影後(図7では、時間t6より後)、制御部4は、記録した被写体の大きさ情報に基づいて、記録停止時間を0に設定する時間(図7では、時間t5)、即ち記録及び記録停止を繰り返す回数(所定回数)を設定する。第2の実施の形態に係る電子カメラにおいては、所定回数は上述したように予め設定されている。
そして、設定された各記録時間T1,T3,T5分の区間動画像及び区間音声のみを動画用バッファメモリ12及び音声用バッファメモリ16から読出し(設定された記録停止時間T2,T4分の区間動画像及び区間音声は読出しせず、削除し)、それに基づき動画像ファイル40を作成する。第1及び第2の実施の形態において、被写体の移動速度が検出された後の区間動画像及び区間音声の記録または記録停止を、検出された被写体の移動速度に基づいて制御しているが、この変形例によれば、被写体の移動速度が検出された時間前後における区間動画像及び区間音声の記録または記録停止を、記録された被写体の移動速度に基づいて制御することができる。したがって、より臨場感のある動画像を作成することができる。
なお、第1及び第2の実施の形態では、オートフォーカス機能を用いて被写体の移動速度を検出しているが、オートフォーカス機能を用いて、例えば図10に示すように、撮影画面に対して横方向(図10では左から右)に移動する被写体(図10では人)の移動速度を検出することはできない。この場合には、動き情報検出部26に代えて、被写体の動きベクトルを、連続的に取得された複数の撮影画像から算出可能な動き情報検出部を備え、算出される動きベクトルに基づいて被写体の移動速度を検出する。具体的には、制御部4は、撮像素子6からの撮像信号に基づき作成され、被写体の動き情報検出用の解像度にリサイズ(解像度大から小へ)された少なくとも2つのフレーム画像を動き情報検出部へ出力する。動き情報検出部は、少なくとも2つのフレーム画像に基づいて周知の動きベクトル算出処理により動きベクトルを算出し、算出された動きベクトルに基づいて動いている被写体(図10では、人)の移動速度を検出し、検出結果を制御部4に対して出力する。
次に、図面を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る電子カメラについて説明する。なお、第3の実施の形態に係る電子カメラの構成は、第1の実施の形態に係る電子カメラ2の構成から動き情報検出部25及び大きさ情報検出部26(図1参照)を取り除いたものである。したがって、第3の実施の形態に係る電子カメラについては、図1に示す電子カメラ2の構成と同一の構成には同一の符号を用いてその説明を行う。
第3の実施の形態に係る電子カメラにおいても、第1の実施の形態に係る電子カメラ2と同様に、動画像の記録及び記録停止を複数回繰り返すことにより、連続的に移動している被写体が不連続に移動しているように再生される動画像を自動的に撮影することができる。第3の実施の形態においては、第1の実施の形態と同様に、制御部4は、図2に示すステップS10〜S13の処理を終えた後、ステップS14の処理に移行する。図11は、第3の実施の形態に係る電子カメラにおいて、シナリオ動画撮影モードBの動画像を撮影するための処理について説明するためのフローチャートである。なお、ステップS40〜S42の処理は、図6に示すステップS20〜S22の処理と同一のため、その説明を省略する。
次に、制御部4は、記録時間が経過したか否かを判別する(ステップS43)。記録時間は、区間動画像及び区間音声が記録される時間であって、予め設定されており、図示しないメモリ等に記憶されている。ステップS43において記録時間が経過したと判別された場合には(ステップS43、Yes)、制御部4は、第1回目の区間動画像及び区間音声の記録を停止する(ステップS44)。次に、制御部4は、記録停止時間が経過したか否かを判別する(ステップS45)。記録停止時間は、第1回目の区間動画像及び区間音声の記録終了から、第2回目の区間動画像及び区間音声の記録開始までの時間であって、予め設定されており、図示しないメモリ等に記憶されている。記録停止時間の間は、制御部4は、撮像素子6からの撮像信号に基づくフレーム画像が動画用バッファメモリ12に格納されないよう制御する。
ステップS45において記録停止時間が経過したと判別された場合には(ステップS45、Yes)、制御部4は、区間動画像及び区間音声の記録及び記録停止を所定回数行ったか否かを判別する(ステップS46)。所定回数は、区間動画像及び区間音声の記録及び記録停止を繰り返す回数として予め設定されており、図示しないメモリ等に記憶されている。この実施の形態では、所定回数は2回に設定されている。したがって、制御部4は、区間動画像及び区間音声の記録及び記録停止を所定回数行っていない(所定回数未満の回数しか行っていない)と判別した場合には、ステップS42の処理に戻り、区間動画像及び区間音声の記録及び記録停止を所定回数行ったと判別されるまで、ステップS42〜ステップS46の処理を繰り返す。
一方、区間動画像及び区間音声の記録及び記録停止を2回行ったと判別した場合には(ステップS46、Yes)、制御部4は、ステップS47の処理に移行する。なお、ステップS47〜S52の処理は、図6に示すステップS30〜S35の処理と同一のため、その説明を省略する。
第3の実施の形態に係る電子カメラよれば、区間動画像及び区間音声の記録時間、記録停止時間及び区間動画像及び区間音声の記録及び停止を行う回数が予め設定されているため、動き情報検出25及び大きさ情報検出部26を備えていなくとも、第1の実施の形態において撮影したのと同様の動画像を容易に撮影することができる。
なお、第3の実施の形態においては、記録時間、記録停止時間及び所定回数が予め設定されているが、予め設定された記録時間、記録停止時間及び所定回数の少なくとも1つをデフォルトとし、記録時間、記録停止時間及び所定回数の少なくとも1つを変更可能に構成することもできる。この場合には、メニューの中のメニュー項目に記録時間、記録停止時間及び所定回数の少なくとも1つを設定する項目を加え、動画像を撮影する前に、メニュー画面を表示部20に表示し、十字キー等を用いて操作することにより記録時間、記録停止時間及び所定回数の少なくとも1つの設定を行う。
また、図11に示すステップS40の処理の前に、図12に示すような記録時間、記録停止時間及び所定回数を設定する設定画面42を表示部20に表示してもよい。ユーザーにより、設定画面42上において十字キー等を用いて、記録時間(図12では、3秒)、記録停止時間(図12では、3秒)、及び所定回数(図12では、3回)が設定され、OKボタンが押下されると、制御部4は、「RECボタンで撮影を開始します。」等の録画開始ボタンを押下することにより動画像の撮影を開始することを報知するメッセージ等と共に、スルー画像を表示部20に表示する(ステップS40)。
なお、十字キーやOKボタンを用いる代わりに、電子カメラ2にタッチパネルI/F、及びタッチパネルI/Fに接続され、表示部20の表示画面上に設けられるタッチパネルを備え、このタッチパネルを用いて設定画面42上において記録時間、記録停止時間及び所定回数を設定する構成にしてもよい。この場合には、制御部4は、タッチパネル(表示部20の表示画面)上に例えばユーザーの指、ペン等で触れることによりタッチパネルI/Fを介して認識し、認識結果に基づいた処理を行う。
また、動画用バッファメモリ12及び音声用バッファメモリ16内にすべての動画像及び音声(図7では、時間t1から時間t6までの動画像及び音声)を格納しておき、動画像の撮影後(図7では、時間t6より後)において、記録時間、記録停止時間及び所定回数等を設定し、設定に基づいて動画像ファイル(例えば、図7に示す動画像ファイル40)を作成してもよい。
また、上述の第2及び第3の実施の形態においては、区間動画像及び区間音声の記録及び停止を行う回数を予め設定しているが、区間動画像及び区間音声の記録及び停止を行う時間(所定時間)を予め設定する構成にしてもよい。この場合には、制御部4は、区間動画像及び区間音声の記録及び停止を所定回数行ったか否かを判別する代わりに、区間動画像及び区間音声の記録及び停止を所定時間行ったか否かを判別する。
なお、上述のように、記録時間、記録停止時間、及び所定回数(所定時間)の少なくとも1つを手動で設定する場合には、設定可能な範囲外の時間や回数(例えば、録画可能時間より長い記録時間、記録停止時間、または記録時間×所定回数の時間等)をユーザーが設定できないよう制御する構成にするとよい。
また、上述の各実施の形態においては、図7に示す最後の区間動画像及び区間音声が記録される記録時間T5(記録時間T1,T3より長い時間)を設定する構成になっていないが、記録時間T5を予め設定することができる構成にしてもよい。この場合には、録画可能時間から記録時間T5を差し引いた時間(図7では時間t1から時間t5まで)の間、区間動画像及び区間音声の記録及び記録停止を繰り返し、時間t5になったとき、記録停止時間を0に設定し、最後の区間動画像及び区間音声の記録を開始する。
なお、上述の各実施の形態においては、図7に示すように、区間動画像及び区間音声の記録及び記録停止を所定回数繰り返した後、最後の区間動画像及び区間音声の記録を記録時間より長い所定時間連続して行い、記録された複数の区間動画像及び区間音声を連結させた動画像ファイル40を作成している。しかしながら、図13に示すように、区間動画像及び区間音声の記録(図13では、T1,T3,T5…)及び記録停止(図13では、T2,T4…)を、録画可能時間が経過するまで、または録画終了ボタンが押下されるまで(図13では、時間t7)、繰り返し、記録された複数の区間動画像及び区間音声を連結させた動画像ファイル44を作成する構成にすることもできる。この場合において、例えば図14に示すように、記録停止時間(図14では、T6)中に、録画可能時間が経過した場合、または録画終了ボタンが押下される場合(図14では、時間t7)には、最後の区間動画像及び区間音声の記録(図14では、T7)を行い、記録された複数の区間動画像及び区間音声を連結させた動画像ファイル46を作成してもよい。
また、図15に示すように、まず、予め設定されている記録時間T30,T50より長い時間T10(時間t10から時間t20までの間)、最初の区間動画像及び区間音声の記録を連続して行い、その後、記録停止時間T20(時間t20から時間t30までの間)、区間動画像及び区間音声の記録停止、記録時間T30(時間t30から時間t40までの間)、区間動画像及び区間音声の記録等、記録停止(時間T40(時間t40から時間t50までの間)等)及び記録(記録時間T50(時間t50から時間t60までの間)等)を繰り返し、記録された複数の区間動画像及び区間音声を連結させた動画像ファイル48を作成する構成にすることもできる。
また、上述の各実施の形態においては、録画可能時間が予め設定されており、録画可能時間より長い時間の録画を禁止しているが、ユーザーにより録画終了ボタンが押下されるまで本発明に係る動画像の記録を継続する構成にすることもできる。また、予め設定された録画可能時間をデフォルトとし、録画可能時間を変更可能に構成することもできる。
また、上述の各実施の形態においては、フォーカス位置の検出方法(オートフォーカス機能)として、位相差検出方式によるオートフォーカス機能を備えたAF画素を埋め込んだ撮像素子を用いる電子カメラを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば位相差検出方式によるオートフォーカス機能を備えた周知のAFセンサを撮像素子とは別個に設けた電子カメラ、具体的には被写体光をハーフミラー(このハーフミラーは透過光を撮像素子へ、反射光をAFセンサへ導くもの)を介してAFセンサと撮像素子に導くように構成された電子カメラにも、本発明を適用することができる。また、例えばコントラスト検出方式によるオートフォーカス機能を備えた撮像素子を備えた電子カメラにも、本発明を適用することができる。
また、上述の各実施の形態においては、動画像に対応する音声を記録しているが、音声を記録せず、動画像のみを記録してもよい。
或いは動画像の撮影記録時に上記実施形態のように撮影中の撮影場面の音声(動画像に対応する音声)そのものを記録するのではなく、撮影中は区間動画像のみを記録するよう動作し、その撮影直後の動画像ファイル40,44,46,48の作成時に、複数の区間動画像を連結すると共にそれに対応付けて任意の音楽又は音声(予めカメラ内メモリに記憶されている音楽又は音声であって、ユーザー選択あるいはカメラの自動選択により選択された音楽又は音声)を動画像ファイル40,44,46,48として記録するようにしても良い。なお音楽や音声を記録する場合には、区間動画像を連結した不連続な動画像に合わせて不連続な音楽(又は音声)にする必要はなく、途切れのない音楽(連続的な音楽)として動画像ファイル40,44,46,48を生成するのが好ましい。更に言えば動画像の終了間際に音楽(又は音声)が突然終了すると不自然な印象を与えるので、動画像の終了に合わせて音楽(又は音声)をフェードアウトさせて記録するのが好ましい。また場合によっては、動画像の開始に合わせて音楽(又は音声)をフェードインさせながら記録するのが好ましい。
次に、図面を参照して、本発明の第4の実施の形態に係る画像処理装置としての電子カメラについて説明する。なお、第4の実施の形態に係る電子カメラは、第1の実施の形態に係る電子カメラ2の構成と同一の構成を有しているため、その説明を省略する。また、第4の実施の形態に係る電子カメラの機能や動作については、図1に示す電子カメラ2の構成と同一の構成には同一の符号を用いてその説明を行う。
第4の実施の形態では、制御部4は、記録媒体18に記録されている動画像ファイルに基づいてシナリオ動画(後述する)を作成する際に、記録媒体18に記録されている動画像ファイル内の動画像データを動画用バッファメモリ12に、記録媒体18に記録されている動画像ファイル内の音声データを音声用バッファメモリ16に、一時的に記憶させる。
また、動き情報検出部25は、電子カメラ2において記録媒体18に記録されている動画像ファイルに基づいてシナリオ動画を作成する際に、動画像ファイル内の動画像データに基づく動画像中の動きのある被写体の動き情報を検出し、検出結果を制御部4に対して出力する。具体的には、まず、動画像ファイル内の動画像データを形成する複数のフレーム画像の中の少なくとも2つのフレーム画像を、制御部4内の図示しない縮小回路を介することにより被写体の動き情報検出用の解像度(解像度大から小へ)にリサイズする。そして、リサイズされた少なくとも2つのフレーム画像から、周知の動きベクトル算出処理により動きベクトルを算出し、算出された動きベクトルに基づいて動きのある被写体の動き情報(この実施の形態では、被写体の移動速度)を検出する。
また、大きさ情報検出部26は、電子カメラ2において記録媒体18に記録されている動画像ファイルに基づいてシナリオ動画を作成する際に、動画像ファイルに基づく動画像中の動きのある主要被写体の大きさ情報を検出し、検出結果を制御部4に対して出力する。具体的には、まず、図示しないメモリ等に記憶されている主要被写体のテンプレートから主要被写体を特定し、フレーム画像全体の画素数に対する主要被写体の画素数を算出する等の周知の画像処理技術を用いて、フレーム画像全体に対する主要被写体の大きさを検出する。
この実施の形態に係る電子カメラ2では、電子カメラ2により撮影され、記録媒体18に記録されている動画像及び音声を含む動画像ファイルに基づいて、連続的に移動している被写体が不連続に移動しているように再生されるシナリオ動画を自動的に作成し、作成されたシナリオ動画を再生することができる。以下、第4の実施の形態に係る電子カメラ2において上述のシナリオ動画を再生する際の処理について説明する。図16は上述のシナリオ動画を作成及び再生するための処理について説明するためのフローチャート、図17はシナリオ動画を作成及び再生するための処理について説明するための図である。
まず、制御部4は、ユーザーにより動画再生メニューの表示指示(例えば、メニューボタンの押下)がなされると、表示部20に動画再生メニュー画面を表示する(ステップS60)。動画再生メニュー画面には、様々な動画再生モードを選択可能な項目(例えば、シナリオ動画再生モードA,B,C,D,E)が表示される。ユーザーにより十字キー等を用いて1つの動画再生モード(この実施の形態ではシナリオ動画再生モードAとする)が選択され、OKボタンが押下されると、制御部4は、シナリオ動画再生モードAへと移行する。なお、この実施の形態では、シナリオ動画再生モードAが連続的に移動している被写体が不連続に移動しているように再生されるシナリオ動画(以下、単にシナリオ動画という)を作成し、再生するモードであるものとする。また、動画再生モードには、上述のシナリオ動画を作成し、再生するモード以外にも、例えば、静止している画像が動きだしたり、或いは動いている被写体が静止するように表示される動画像を作成し、再生するモード等、モード毎に互いに異なるシナリオの下で再生表示されて様々な映像効果が得られる動画再生モード(他のシナリオ動画再生モードB〜E)が設けられている。
次に、制御部4は、シナリオ動画再生モードAへ移行すると、シナリオ動画を作成するための動画像を含む動画像ファイル、即ち記録媒体18に記録されている動画像ファイルの中の一つをユーザーに選択させるための動画選択画面を表示部20に表示する(ステップS61)。具体的には、記録媒体18に記録されている動画像ファイルの一覧、例えばファイル名の一覧や代表フレーム画像のサムネイル画像の一覧等を表示部20に表示し、十字キー等を用いて1つの動画像ファイルをユーザーに選択させる。なお、この実施の形態では、図8に示すような電子カメラ2に対して電車が遠くから近付いてくる動画像の動画像ファイルがユーザーにより選択されたものとして説明を行う。
ユーザーにより十字キー等を用いて1つの動画像ファイルが選択され、OKボタンが押下されると、制御部4は、ステップS61において選択された動画像ファイル内の動画像データ(元の動画像データという)の動画用バッファメモリ12へのバッファリング、及びステップS61において選択された動画像ファイル内の音声データ(元の音声データという)の音声用バッファメモリ16へのバッファリングを開始する(ステップS62)。即ち、図17に示すように、元の動画像データに基づく再生時間Tの動画像(以下、元の動画像という)の中の時間0〜taの間(再生時間Ta)の少なくとも1枚のフレーム画像から形成される区間動画像の画像データを動画用バッファメモリ12に、元の音声データに基づく再生時間Tの音声(以下、元の音声という)の中の時間0〜taの間(再生時間Ta)の区間音声の音声データを音声用バッファメモリ16に格納する。なお、区間動画像を表示部20及びスピーカ22において再生する再生時間Ta及びTcは、予め設定されており、図示しないメモリ等に記憶されている。
時間0〜taの間の区間動画像及び区間音声のデータをバッファリングしている間に、制御部4は、時間0〜taの間の区間動画像中の被写体の移動速度を検出する(ステップS63)。具体的には、制御部4は、元の動画像データに基づく時間0〜taの間の区間動画像を形成する複数のフレーム画像の中の少なくとも2つのフレーム画像を、動き情報検出用に解像度をリサイズし、動き情報検出部25に対して出力する。動き情報検出部25は、リサイズされた少なくとも2つのフレーム画像(例えば図8に示すフレーム画像30,32)から、周知の動きベクトル算出処理を用いて被写体(図8では電車)の動き情報を検出し、検出結果を制御部4に対して出力する。制御部4は、動き情報検出部25により検出された被写体(電車)の動き情報に基づいて被写体の移動速度を検出する。
次に、制御部4は、再生時間Ta後、元の動画像の中の少なくとも1枚のフレーム画像から形成される区間動画像及び元の音声の中の区間音声を表示部20及びスピーカ22において再生しない非再生時間Tb(時間ta〜tbの間)の長さを設定する(ステップS64)。具体的には、制御部4は、ステップS63において検出された被写体(電車)の移動速度の増大に応じて、即ち電車が加速するに従い、非表示時間Tbを短く設定し、電車の移動速度の減少に応じて、即ち電車が減速するに従い、非表示時間Tbを長く設定する。
そして、再生時間Ta分(時間0〜taの間)のバッファリングを終了した後(ステップS65)、制御部4は、ステップS64において設定された非再生時間Tb分(時間ta〜tbの間)の区間動画像の画像データ、及び区間音声の音声データをバッファリングせず、被写体(電車)のフレーム画像全体に対する大きさを検出する(ステップS66)。具体的には、時間0〜tbの間の区間動画像を形成する複数のフレーム画像の中の少なくとも1枚のフレーム画像(例えば、図8に示すフレーム画像32,34)を、大きさ情報検出用に解像度をリサイズし、大きさ情報検出部26に対して出力する。大きさ情報検出部26は、予め図示しないメモリ等に記憶されているテンプレート(電車のテンプレート)から、フレーム画像32,34内の電車を特定し、例えばフレーム画像全体の画素数に対する電車の占める画素数を算出し、算出結果に基づいて電車のフレーム画像全体に対する大きさを検出し、検出結果を制御部4に対して出力する。
次に、制御部4は、ステップS66において検出した電車のフレーム画像全体に対する大きさが所定値以上であるか否かを判別する(ステップS67)。所定値は、例えばフレーム画像全体に対して被写体の示す割合(被写体の面積、あるいはフレーム画像全体の縦方向、横方向、又は斜め方向の長さ)が50%以上等、予め設定されており、図示しないメモリ等に記憶されている。ステップS67において電車のフレーム画像全体に対する大きさが所定値以上でないと判別された場合には(ステップS67、No)、制御部4は、ステップS62の処理に戻り、ステップS62〜S64の処理を繰り返す。
即ち、元の動画像の中の時間tb〜tcの間(再生時間Tc)の区間動画像の画像データを動画用バッファメモリ12に、元の音声の中の時間tb〜tcの間(再生時間Tc)の区間音声の音声データを音声用バッファメモリ16に格納し、その間に時間tb〜tcの間の区間動画像中の少なくとも2つのフレーム画像(例えば図8に示すフレーム画像34,36)から被写体の移動速度を検出する。そして、検出結果に基づいて非再生時間Td(時間tc〜tdの間)の長さを設定し、再生時間Tc分(時間tb〜tcの間)のバッファリングを終了した後、非再生時間Td分(時間tc〜tdの間)の区間動画像の画像データ、及び区間音声の音声データをバッファリングせず、時間tb〜tdの間の区間動画像中の少なくとも1枚のフレーム画像(例えば、図8に示すフレーム画像36,38)から被写体(電車)のフレーム画像全体に対する大きさを検出する。
一方、ステップS67において電車のフレーム画像全体に対する大きさが所定値以上であると判別された場合には(ステップS67、Yes)、制御部4は、非再生時間を0に設定する(ステップS68)。そして、図17に示すように、元の動画像の中の時間td以降(再生時間Te)の区間動画像の画像データの動画用バッファメモリ12へのバッファリング、元の音声の中の時間td以降(再生時間Te)の区間音声の音声データの音声用バッファメモリ16へのバッファリングを行う(ステップS69)。なお、ステップS62〜S69の処理の間、表示部20に砂時計の画像等を表示する等、ユーザーに対してシナリオ動画作成中であることを示す表示を行ってもよい。
次に、制御部4は、動画用バッファメモリ12、音声用バッファメモリ16のそれぞれにバッファリングされている動画像データ、音声データを順次読み出すことにより、シナリオ動画を再生する(ステップS70)。即ち、図17に示すように、まず、時間0〜taの間(再生時間Ta)の区間動画像及び区間音声を、次に、時間tb〜tcの間(再生時間Tc)の区間動画像及び区間音声を、最後に、時間td以降(再生時間Te)の区間動画像及び区間音声を、表示部20及びスピーカ22において再生する。
次に、制御部4は、ステップS70において再生したシナリオ動画の再再生を行うか否かを選択するための画面を表示部20に表示し、ユーザーにより十字キー等を用いて「再再生」が選択され、OKボタンが押下されると(ステップS71、Yes)、ステップS70の処理に戻る。一方、ユーザーにより「終了」等が選択されると(ステップS71、No)、制御部4は、本実施の形態に係るシナリオ動画の再生を終了する。
なお、ステップS70において再生されるシナリオ動画、即ち動画用バッファメモリ12、音声用バッファメモリ16のそれぞれに記憶されている動画像データ、音声データを一つのシナリオ動画の動画像ファイルとして記録媒体18に記録することもできる。この場合には、制御部4は、例えばシナリオ動画の再生後、再生したシナリオ動画を記録媒体18に記録するか否かを選択するための選択画面を表示部20に表示し、ユーザーにより記録するよう指示がなされた場合に記録する。
第4の実施の形態に係る電子カメラ2によれば、記録媒体18に記録されている動画像ファイルから区間動画像の再生と非再生とを自動的に繰り返すシナリオ動画、即ち連続的に移動している被写体が不連続に移動しているように再生される印象的な映像効果を有するシナリオ動画を容易に作成し、再生することができる。即ち、電子カメラ2に対して遠くから近付いてくる電車等の動画像から、より強力に電車が迫ってくる(スピード感のある)シナリオ動画を容易に作成し、再生することができる。また、最後の区間動画像及び区間音声が、再生時間Ta,Tcより長い再生時間Teの間連続して再生されるため、突然に終了することなく、鑑賞者に違和感を与えることなく、かつ最後のシーンを強く印象付けるシナリオ動画を作成及び再生することができる。
なお、第4の実施の形態では、被写体の移動速度に基づいて非再生時間を設定しているが、被写体の移動速度に基づいて再生時間を設定することもできる。この場合には、制御部4は、例えば、被写体の移動速度に対する再生時間の長さを予め設定しておき、それをテーブルとして図示しないメモリ等に記憶しておき、このテーブルを参照することにより再生時間の長さを設定する。具体的には、被写体の移動速度が大きくなるに従い再生時間を短くする。即ち、高速で移動する被写体については、再生時間を短くした場合においても被写体の移動している状態を再生することができ、かつ再生時間を短くすることにより再生と非再生との切換りの回数を多くすることができるため、シナリオ動画における特徴的な映像効果を十分に表現することができる。一方、被写体の移動速度が小さくなるに従い再生時間を長くする。即ち、低速で移動する被写体については、再生時間を長くすることにより再生と非再生との切換りの回数は減少するが、被写体の移動している状態を明確に再生することができるため、シナリオ動画における特徴的な映像効果を十分に表現することができる。
また、被写体の移動速度に基づいて再生時間及び非再生時間の両方を設定することもできる。この場合には、被写体の移動速度が大きくなるに従い再生時間及び非再生時間を短くする。即ち、再生と非再生との切換りを小刻みに行うことによりシナリオ動画における特徴的な映像効果を表現する。一方、被写体の移動速度が小さくなるに従い再生時間及び非再生時間を長くする。即ち、再生と非再生との切換りを穏やかに行うことによりシナリオ動画における特徴的な映像効果を表現する。
また、電子カメラ2に対して遠くから近くへ、または近くから遠くへ移動する被写体を撮影した動画像からシナリオ動画を作成する場合には、被写体の移動速度に代えて、被写体のフレーム画像全体に対する大きさに基づいて再生時間及び非再生時間の少なくとも一方を設定することもできる。この場合には、大きさ情報検出部26により被写体の撮影画面に対する大きさを検出し、制御部4は、検出された被写体の撮影画面に対する大きさが大きくなる度合または小さくなる度合の増大に応じて再生時間及び非再生時間の少なくとも一方を短くし、被写体の撮影画面に対する大きさが大きくなる度合または小さくなる度合の減少に応じて再生時間及び非再生時間の少なくとも一方を長くする。
また、電子カメラ2に対して遠くから近くへ、または近くから遠くへ移動する被写体を撮影した動画像からシナリオ動画を作成する場合には、被写体の移動速度に代えて、被写体からの光を撮像素子6に導く撮影レンズ(図示せず)の焦点距離情報に基づいて再生時間及び非再生時間の少なくとも一方を設定することもできる。この場合には、制御部4は、元の動画像ファイルに撮影情報として付加されている撮影レンズの焦点距離情報及び撮影時間情報を取得する。そして、取得した撮影レンズの焦点距離情報及び撮影時間情報に基づいて、撮影レンズの焦点距離の変化する度合を検出する。そして、撮影レンズの焦点距離が短くなる度合または長くなる度合の増大に応じて再生時間及び非再生時間の少なくとも一方を短くし、撮影レンズの焦点距離が短くなる度合または長くなる度合の減少に応じて再生時間及び非再生時間の少なくとも一方を長くする。
また、電子カメラ2において動画像を撮影し、その動画像データを記録媒体18に記録する際に、撮影情報として被写体の速度情報及び撮影時間情報を付加して記録媒体18に記録し、記録されている速度情報及び撮影時間情報に基づいて、再生時間及び非再生時間の少なくとも一方を設定してもよい。電子カメラ2に対して遠くから近くへ、または近くから遠くへ移動する被写体を撮影した動画像からシナリオ動画を作成する場合には、撮影情報として付加される被写体の速度情報は、電子カメラ2において動画像を撮影する際に、例えば電子カメラ2が備える瞳分割位相差検出方式によるオート−フォーカス機能により検出される被写体の動き情報から得られる被写体までの距離及び時間に基づいて算出される。
また、再生時間及び非再生時間の両方を予め設定する構成にしてもよい。この場合には、動き情報検出部25及び大きさ情報検出部26を備えていなくとも、第4の実施の形態において作成及び再生されたシナリオ動画と同様にシナリオ動画を容易に撮影することができる。
なお、第4の実施の形態においては、大きさ情報検出部26の検出結果に基づいて非再生時間を0に設定しているが、再生及び非再生の回数(所定回数)を予め設定し、図16に示すステップS66及びS67の処理に代えて、所定回数の再生時間分の区間動画像及び区間音声のバッファリングを行ったか否かを判別し、判別結果に基づいて非再生時間を0に設定してもよい。具体的には、所定回数を予め設定し、図示しないメモリ等に記憶させる。例えば、所定回数が2回に設定されているものとする。この場合には、制御部4は、区間動画像及び区間音声のバッファリングを2回行っていない(1回しか行っていない)と判別した場合には、図16に示すステップS62の処理に戻り、区間動画像及び区間音声のバッファリングを2回行ったと判別されるまでステップS62〜S65の処理を繰り返す。そして、区間動画像及び区間音声のバッファリングを2回行ったと判別した場合には、図16に示すステップS68〜S71の処理を行う。この場合には、区間動画像及び区間音声の再生及び非再生の回数が予め設定されているため、大きさ情報検出部26を備えていなくとも、第4の実施の形態において作成及び再生されたシナリオ動画と同様のシナリオ動画を容易に撮影することができる。
また、再生時間、非再生時間及び所定回数の少なくとも1つが予め設定されており、予め設定された再生時間、非再生時間及び所定回数の少なくとも1つをデフォルトとし、再生時間、非再生時間及び所定回数の少なくとも1つを変更可能に構成することもできる。この場合には、メニューの中のメニュー項目に再生時間、非再生時間及び所定回数の少なくとも1つを設定する項目を加え、シナリオ動画を作成する前に、メニュー画面を表示部20に表示し、十字キー等を用いて操作することにより再生時間、非再生時間及び所定回数の少なくとも1つの設定を行う。
また、元の動画像ファイルを選択した後に、再生時間、非再生時間及び所定回数を設定する設定画面を表示部20に表示してもよい。ユーザーにより、設定画面上において十字キー等を用いて、再生時間、非再生時間及び所定回数が設定され、OKボタンが押下されると、制御部4は、シナリオ動画の作成を開始する。
なお、十字キーやOKボタンを用いる代わりに、電子カメラ2にタッチパネルI/F、及びタッチパネルI/Fに接続され、表示部20の表示画面上に設けられるタッチパネルを備え、このタッチパネルを用いて設定画面上において再生時間、非再生時間及び所定回数を設定する構成にしてもよい。この場合には、制御部4は、タッチパネル(表示部20の表示画面)上に例えばユーザーの指、ペン等で触れることによりタッチパネルI/Fを介して認識し、認識結果に基づいた処理を行う。
また、区間動画像及び区間音声の再生及び非再生を行う回数を予め設定する代わりに、区間動画像及び区間音声の再生及び非再生を行う所定時間(>元の動画像の全再生時間T)を予め設定する構成にしてもよい。この場合には、制御部4は、区間動画像及び区間音声の再生及び非再生を所定回数行ったか否かを判別する代わりに、区間動画像及び区間音声の再生及び非再生を所定時間行ったか否かを判別する。
なお、上述のように、再生時間、非再生時間、及び所定回数(所定時間)の少なくとも1つを手動で設定する場合には、設定可能な範囲外の時間や回数(例えば、所定時間が元の動画像の全再生時間Tを超える場合等)をユーザーが設定できないよう制御する構成にするとよい。
また、第4の実施の形態においては、図17に示す最後の区間動画像及び区間音声が再生される再生時間Te(再生時間Ta,Tcより長い時間)を設定する構成になっていないが、再生時間Teを予め設定することができる構成にしてもよい。この場合には、元の動画像の全再生時間Tから再生時間Teを差し引いた時間(図17では時間0から時間tdまで)の間、再生時間分の区間動画像及び区間音声のバッファリングを繰り返し、最後に再生時間Te分の区間動画像及び区間音声のバッファリングを行う。
また、第4の実施の形態においては、図17に示すように、再生時間分の区間動画像及び区間音声のバッファリングを所定回数繰り返した後、最後の区間動画像及び区間音声を再生時間分より長い時間(図17では再生時間Ta,Tcより長い時間Te)バッファリングしているが、再生時間分の区間動画像及び区間音声のバッファリングを、元の動画像が終了するまで繰り返すこともできる。また、最初の区間動画像及び区間音声を再生時間分より長い時間バッファリングした後、再生時間分の区間動画像及び区間音声のバッファリングを繰り返すこともできる。
また、第4の実施の形態においては、区間動画像に対応する区間音声の音声データをバッファリングし、区間動画像と共に対応する区間音声を再生しているが、区間音声の音声データをバッファリングせず、区間動画像の動画像データのみをバッファリングし、区間動画像のみを再生してもよい。または、区間音声の音声データをバッファリングせず、区間動画像の動画像データのみをバッファリングし、区間動画像と共に、任意の音楽または音声(予め電子カメラ2の図示しないメモリ等に記憶されている音楽または音声であって、ユーザーにより選択されたもの若しくは制御部4により自動選択されたもの)を再生してもよい。この場合には、複数の区間動画像を連結した不連続な動画像に合わせて不連続な音楽(又は音声)にする必要はなく、途切れのない音楽(連続的な音楽)を再生するのが好ましい。更に言えばシナリオ動画の再生終了間際に音楽(又は音声)が突然終了すると不自然な印象を与えるので、シナリオ動画の再生終了に合わせて音楽(又は音声)をフェードアウトさせて再生するのが好ましい。また場合によっては、シナリオ動画の再生開始合わせて音楽(又は音声)をフェードインさせながら再生するのが好ましい。
また、第4の実施の形態では、図8に示すような電子カメラ2に対して電車が遠くから近付いてくる動画像からシナリオ動画を作成しているが、例えば図10に示すような撮影画面に対して被写体(人)が横方向に移動する動画像からシナリオ動画を作成することもできる。
また、第4の実施の形態では、元の動画像の最初から最後まで(全部)についてシナリオ動画を作成し、再生しているが、元の動画像の一部についてシナリオ動画を作成し、再生することもできる。元の動画像のシナリオ動画を作成する部分は、例えばユーザー操作により指定されるようにしてもよい。または、元の動画像内の被写体が動いている部分のみについてシナリオ動画を作成し、再生する構成にしてもよい。
また、第4の実施の形態においては、画像処理装置として電子カメラ2を例に挙げて説明したが、電子カメラに限らず、撮像装置等により撮影された動画像に対して画像処理可能なパソコン等の他の画像処理装置においても本発明を適用することができる。また、第3の実施の形態においては、電子カメラ2により撮影され、記録媒体18に記録された動画像を用いてシナリオ動画を作成し、再生しているが、他の撮像装置等により撮影され、記録媒体に記録された動画像を用いて、電子カメラ2によりシナリオ動画を作成し、再生することもできる。
2…電子カメラ、4…制御部、6…撮像素子、8…アンプ・A/D変換部、10…マイク、12…動画用バッファメモリ、14…静止画用バッファメモリ、16…音声用バッファメモリ、18…記録媒体、20…表示部、22…スピーカ、24…操作部、25…動き情報検出部、26…大きさ情報検出部。

Claims (16)

  1. 被写体からの光を撮像する撮像素子と、
    前記被写体の動き情報を検出する動き情報検出部と、
    前記動き情報検出部より検出される前記被写体の動き情報に基づいて、前記撮像素子からの撮像信号に基づく区間動画像を記録する記録時間、及び前記区間動画像を記録しない記録停止時間の少なくとも一方を設定する時間設定部と、
    前記時間設定部による設定に基づいて、前記記録時間分の前記区間動画像の記録及び前記記録停止時間における前記区間動画像の記録停止を繰り返し、繰り返し記録された複数の前記区間動画像を順次連結させて形成される動画像を含む動画像データを作成する動画像データ作成部と、
    前記被写体の撮影画面に対する大きさを検出する大きさ検出部と、を備え、
    前記時間設定部は、前記大きさ検出部により検出される前記被写体の撮影画面に対する大きさが所定値以上の場合には、前記記録停止時間を0に設定することを特徴とする撮像装置。
  2. 被写体からの光を撮像する撮像素子と、
    前記被写体の動き情報を検出する動き情報検出部と、
    前記動き情報検出部より検出される前記被写体の動き情報に基づいて、前記撮像素子からの撮像信号に基づく区間動画像を記録する記録時間、及び前記区間動画像を記録しない記録停止時間の少なくとも一方を設定する時間設定部と、
    前記時間設定部による設定に基づいて、前記記録時間分の前記区間動画像の記録及び前記記録停止時間における前記区間動画像の記録停止を繰り返し、繰り返し記録された複数の前記区間動画像を順次連結させて形成される動画像を含む動画像データを作成する動画像データ作成部と、
    前記区間動画像の記録と記録停止とを繰り返す回数を設定する回数設定部と、を備え、
    前記時間設定部は、前記記録時間及び前記記録停止時間が前記回数設定部により設定された前記回数分経過した後から前記動画像データ作成部により作成される前記動画像データに基づく動画像の記録終了までの間、または前記動画像の記録開始から第1回目の前記記録時間及び前記記録停止時間が開始するまでの間、前記記録停止時間を0に設定することを特徴とする撮像装置。
  3. 被写体からの光を撮像する撮像素子と、
    前記被写体の動き情報を検出する動き情報検出部と、
    前記動き情報検出部より検出される前記被写体の動き情報に基づいて、前記撮像素子からの撮像信号に基づく区間動画像を記録する記録時間、及び前記区間動画像を記録しない記録停止時間の少なくとも一方を設定する時間設定部と、
    前記時間設定部による設定に基づいて、前記記録時間分の前記区間動画像の記録及び前記記録停止時間における前記区間動画像の記録停止を繰り返し、繰り返し記録された複数の前記区間動画像を順次連結させて形成される動画像を含む動画像データを作成する動画像データ作成部と、を備え
    前記時間設定部は、前記区間動画像の記録と記録停止とを繰り返す時間であって予め設定される第1所定時間が経過した後から前記動画像データ作成部により作成される前記動画像データに基づく動画像の記録終了までの間、または前記動画像の記録開始から予め設定される第2所定時間が経過するまでの間、前記記録停止時間を0に設定することを特徴とする撮像装置。
  4. 前記時間設定部は、前記被写体の動き情報に基づく前記被写体の移動速度の増大に応じて前記記録時間を短くし、前記被写体の移動速度の減少に応じて前記記録時間を長くすることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記時間設定部は、前記被写体の動き情報に基づく前記被写体の移動速度の増大に応じて前記記録停止時間を短くし、前記被写体の移動速度の減少に応じて前記記録停止時間を長くすることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記動き情報検出部は、前記被写体の動き情報として前記被写体の撮影画面に対する大きさを検出し、
    前記時間設定部は、前記動き情報検出部により検出された前記被写体の撮影画面に対する大きさに基づいて、前記記録時間及び前記記録停止時間の少なくとも一方を設定することを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記動画像を撮影している間に、前記被写体からの光を前記撮像素子に導く撮影レンズの焦点距離情報を所定時間間隔で取得する焦点距離情報取得部を備え、
    前記動き情報検出部は、前記焦点距離情報取得部により取得された前記焦点距離情報に基づいて、前記被写体の動き情報を検出することを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の撮像装置。
  8. 前記撮像素子からの撮像信号に基づく動画像を記憶する動画像記憶部と、
    前記動き情報検出部により検出された前記被写体の動き情報を記録する動き情報記録部と、を備え、
    前記時間設定部は、前記記録部に記録されている前記動き情報に基づいて、前記記録時間及び前記停止時間の少なくとも一方を設定し、
    前記動画像データ作成部は、前記時間設定部による設定及び前記動画像記憶部に記憶されている前記動画像に基づいて、前記動画像データを作成することを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の撮像装置。
  9. 動画像を表示する表示部を備え、
    前記動き情報検出部は、記録媒体に記録されている所定動画像データに基づく所定動画像内の主要被写体の動き情報を検出し、
    前記時間設定部は、前記動き情報検出部により検出された前記主要被写体の動き情報に基づいて、前記所定動画像を形成する複数のフレーム画像のうちの少なくとも1枚のフレーム画像から形成される所定区間動画像を前記表示部に表示する表示時間、及び前記所定区間動画像を前記表示部に表示しない非表示時間の少なくとも一方を設定し、
    前記表示部は、前記時間設定部による設定に基づいて、前記表示時間分の複数の前記所定区間動画像を、前記所定区間動画像が記録された時間順に連結させて表示することを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の撮像装置。
  10. 記録媒体に記録されている動画像データに基づく動画像内の被写体の動き情報を検出する動き情報検出部と、
    前記動き情報検出部により検出される前記被写体の動き情報に基づいて、前記動画像を形成する複数のフレーム画像のうちの少なくとも1枚のフレーム画像から形成される区間動画像を表示部に表示する表示時間、及び前記区間動画像を前記表示部に表示しない非表示時間の少なくとも一方を設定する時間設定部と、
    前記時間設定部による設定に基づいて、前記表示時間分の複数の前記区間動画像を、前記区間動画像が記録された時間順に連結させて前記表示部に表示する表示制御部と、
    前記被写体の前記フレーム画像に対する大きさを検出する大きさ検出部と、を備え、
    前記時間設定部は、前記大きさ検出部により検出される前記被写体の前記フレーム画像に対する大きさが所定値以上の場合には、前記非表示時間を0に設定することを特徴とする画像処理装置。
  11. 記録媒体に記録されている動画像データに基づく動画像内の被写体の動き情報を検出する動き情報検出部と、
    前記動き情報検出部により検出される前記被写体の動き情報に基づいて、前記動画像を形成する複数のフレーム画像のうちの少なくとも1枚のフレーム画像から形成される区間動画像を表示部に表示する表示時間、及び前記区間動画像を前記表示部に表示しない非表示時間の少なくとも一方を設定する時間設定部と、
    前記時間設定部による設定に基づいて、前記表示時間分の複数の前記区間動画像を、前記区間動画像が記録された時間順に連結させて前記表示部に表示する表示制御部と、
    前記区間動画像の表示と非表示とを繰り返す回数を設定する回数設定部と、を備え、
    前記時間設定部は、前記表示時間及び前記非表示時間が前記回数設定部により設定された前記回数分経過した後から前記動画像が終了するまでの間、または前記動画像が開始してから第1回目の前記表示時間及び前記非表示時間が開始するまでの間、前記非表示時間を0に設定することを特徴とする画像処理装置。
  12. 記録媒体に記録されている動画像データに基づく動画像内の被写体の動き情報を検出する動き情報検出部と、
    前記動き情報検出部により検出される前記被写体の動き情報に基づいて、前記動画像を形成する複数のフレーム画像のうちの少なくとも1枚のフレーム画像から形成される区間動画像を表示部に表示する表示時間、及び前記区間動画像を前記表示部に表示しない非表示時間の少なくとも一方を設定する時間設定部と、
    前記時間設定部による設定に基づいて、前記表示時間分の複数の前記区間動画像を、前記区間動画像が記録された時間順に連結させて前記表示部に表示する表示制御部と、を備え、
    前記時間設定部は、前記区間動画像の表示と非表示とを繰り返す時間であって予め設定される第1所定時間が経過した後から前記動画像が終了するまでの間、または前記動画像が開始してから予め設定される第2所定時間が経過するまでの間、前記非表示時間を0に設定することを特徴とする画像処理装置。
  13. 前記時間設定部は、前記被写体の動き情報に基づく前記被写体の移動速度の増大に応じて前記表示時間を短くし、前記被写体の移動速度の減少に応じて前記表示時間を長くすることを特徴とする請求項10〜12の何れか一項に記載の画像処理装置。
  14. 前記時間設定部は、前記被写体の動き情報に基づく前記被写体の移動速度の増大に応じて前記非表示時間を短くし、前記被写体の移動速度の減少に応じて前記非表示時間を長くすることを特徴とする請求項10〜13の何れか一項に記載の画像処理装置。
  15. 前記動き情報検出部は、前記被写体の動き情報として前記被写体の前記フレーム画像に対する大きさを検出し、
    前記時間設定部は、前記動き情報検出部により検出された前記被写体の前記フレーム画像に対する大きさに基づいて、前記表示時間及び前記非表示時間の少なくとも一方を設定することを特徴とする請求項10〜14の何れか一項に記載の画像処理装置。
  16. 前記動き情報検出部は、前記動画像データに撮影情報として付加されている撮影レンズの焦点距離情報、及び前記複数のフレーム画像が記録された記録時間に基づいて、前記被写体の動き情報を検出することを特徴とする請求項10〜14の何れか一項に記載の画像処理装置。
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