JP4984389B2 - 横電界駆動液晶セルおよびそれを用いた波長可変フィルタ - Google Patents
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また、この構成により、各透明部材が、直方体状の形状を有し、周期的に配置されて隔壁状の格子を構成するため、光の利用効率の高い回折格子としての横電界駆動液晶セルを実現できる。
また、この構成により、少なくとも透明部材の屈折率が、液晶の常光屈折率または異常光屈折率にほぼ等しいため、電界制御の回折格子等の用途では、横電界を印加することなく光を透過させる機能または回折させる機能を確保することが可能な横電界駆動液晶セルを実現できる。
また、この構成により、各透明基板に分配されて形成されている複数の透明部材の相対的な配置が、2つの透明基板間で同一であるため、透明部材間の間隔を広げることができ、電極および配線等の形成、配向処理等の工程を容易にすることが可能な横電界駆動液晶セルを実現できる。
また、この構成により、各透明部材が柱状の形状を有するため、2次元的な周期性を有する格子状に配置でき、その結果、横電界が印加可能な領域をさらに増加させることができるため、波長可変フィルタ等の所定の用途では開口率等をさらに向上させることが可能な横電界駆動液晶セルを実現できる。
また、少なくとも透明部材の屈折率が、液晶の常光屈折率と異常光屈折率との間のいずれかの値の屈折率になっているため、波長可変フィルタ等の所定の用途では、光を透過する際の迷光、散乱光等を抑制でき、光の利用効率をさらに向上させることが可能な横電界駆動液晶セルを実現できる。
また、この構成により、コレステリック液晶の螺旋軸が透明部材接触面に対してほぼ垂直な方向に配向しているため、螺旋のピッチを選択することによってこのピッチに応じた光を選択的に反射等することが可能な横電界駆動液晶セルを実現できる。
また、この構成により、コレステリック液晶がカイラルスメクチックC相を呈する液晶を含むため、横電界を印加することによって螺旋のピッチを高速かつ低電圧で制御でき、制御性良く透過する光の波長を変えることが可能な横電界駆動液晶セルを実現できる。
以下、本発明の横電界駆動液晶セルを回折効率が可変な回折効率可変素子に適用する場合について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る横電界駆動液晶セルの概念的な構成を示す側断面図である。図1において、横電界駆動液晶セル100は、対向する一対の透明基板1、2と、対向する透明基板1、2間に設けられた複数の透明部材4と、透明部材4の所定の表面上に設けられた透明電極5a、5bと、一対の透明基板1、2と複数の透明部材4または透明電極5a、5bとの間に挟持される液晶3と、シール材6とを備える。
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る横電界駆動液晶セルの概念的な構成を示す側断面図である。図3において、横電界駆動液晶セル300を構成する透明部材は、本発明の第1の実施の形態に係る横電界駆動液晶セルを構成する透明部材4が、両方の透明基板1、2の透明部材接触面に分けて設けられたものと同等の構成を有する。以下、本発明の第2の実施の形態に係る横電界駆動液晶セル300の構成部のうち、本発明の第1の実施の形態に係る横電界駆動液晶セル100の構成部と同様のものについては、同一の符号を付しその説明を省略する。
以下、本発明の横電界駆動液晶セルを、透過させる光の波長が可変な波長可変フィルタ素子に適用する場合について説明する。図6は、本発明の第3の実施の形態に係る横電界駆動液晶セルの概念的な構成を示す側断面図である。以下、本発明の第3の実施の形態に係る横電界駆動液晶セル600の構成部のうち、本発明の第1の実施の形態に係る横電界駆動液晶セル100の構成部と同様のものについては、同一の符号を付しその説明を省略する。
以下、本発明の横電界駆動液晶セルを回折効率可変素子に適用した第1の実施例について説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係る横電界駆動液晶セルの概念的な構成を示す断面図である。透明基板1、2として屈折率が1.46の石英硝子基板を用い、透明基板1を加工することによって透明部材4を形成する。透明部材4は、本発明の第1の実施の形態で説明した形状および配置を有し、透明部材4の形成はフォトリソグラフィー技術とドライエッチング技術を用いて行う。
(第2の実施例)
以下、本発明の横電界駆動液晶セルを回折効率可変素子に適用した第2の実施例について説明する。図3は、本発明の第2の実施例に係る横電界駆動液晶セルの概念的な構成を示す断面図である。横電界駆動液晶セル300を構成する透明部材は、本発明の第1の実施の形態に係る横電界駆動液晶セルを構成する透明部材4が、両方の透明基板1、2の透明部材接触面に分けて設けられたものと同等の構成を有する。
(第3の実施例)
以下、本発明の横電界駆動液晶セルを波長可変フィルタ素子に適用した第3の実施例について説明する。図6は、本発明の第3の実施例に係る横電界駆動液晶セルの概念的な構成を示す側断面図である。本発明の第3の実施例に係る横電界駆動液晶セル600は、第1の液晶セル60と第2の液晶セル70とが接着剤7によって張り合わされた構成を有する。
3、63、73 液晶
4、4a、4b、64、74 透明部材
5a、5b、35a、35b、65a、65b、75a、75b 透明電極
6 シール材
7 接着剤
31、32 液晶分子
60、70 液晶セル
100、300、600 横電界駆動液晶セル
Claims (6)
- 対向する一対の透明基板と、対向する前記透明基板間に設けられた複数の透明部材と、前記透明部材の所定の表面上に設けられた透明電極と、一対の前記透明基板と複数の前記透明部材または前記透明電極との間に挟持される液晶とを備え、
各前記透明部材が、各前記透明基板の相互に対向する基板面である対向基板面のうちの少なくとも一方の前記透明基板の対向基板面に平行な透明部材接触面上に設けられ、前記透明部材接触面に垂直な方向に断面形状が略一定の形状を有し、前記透明電極が、前記透明部材の少なくとも側面上に設けられ、隣り合う前記透明電極間で前記液晶に横電界を印加できるように電気的に接続されていることを特徴とする横電界駆動液晶セルであって、
各前記透明部材は、無機材料からなり、直方体状の形状を有し、周期的に配置されて隔壁状の格子を構成しており、
前記液晶は、誘電異方性が正であるとともに、前記横電界が印加されていないときに前記透明電極の表面に平行な方向に配向し、
前記透明部材の屈折率が、前記液晶の常光屈折率または異常光屈折率にほぼ等しいことを特徴とする横電界駆動液晶セル。 - 複数の前記透明部材が、2つの前記透明基板の前記透明部材接触面上に分配されて形成され、各前記透明基板に分配されて形成されている複数の前記透明部材の相対的な配置が、2つの前記透明基板間で同一である請求項1に記載の横電界駆動液晶セル。
- 対向する一対の透明基板と、対向する前記透明基板間に設けられた複数の透明部材と、前記透明部材の所定の表面上に設けられた透明電極と、一対の前記透明基板と複数の前記透明部材または前記透明電極との間に挟持される液晶とを備え、
各前記透明部材が、各前記透明基板の相互に対向する基板面である対向基板面のうちの少なくとも一方の前記透明基板の対向基板面に平行な透明部材接触面上に設けられ、前記透明部材接触面に垂直な方向に断面形状が略一定の形状を有し、前記透明電極が、前記透明部材の少なくとも側面上に設けられ、隣り合う前記透明電極間で前記液晶に横電界を印加できるように電気的に接続されていることを特徴とする横電界駆動液晶セルであって、
各前記透明部材は、無機材料からなり、柱状の形状を有し、前記柱状の形状の中心軸が前記透明部材接触面に垂直な方向を向いており、
前記透明部材の屈折率が、前記液晶の常光屈折率と異常光屈折率との間のいずれかの値の屈折率であり、
前記液晶がカイラルスメクチックC相を呈する液晶を含むコレステリック液晶であり、前記コレステリック液晶の螺旋軸が前記透明部材接触面に対してほぼ垂直な方向に配向していることを特徴とする横電界駆動液晶セル。 - 隣り合う前記透明電極間に印加する電圧に応じて前記コレステリック液晶の反射波長が変化し、透過させる光の波長を可変とする請求項3に記載の横電界駆動液晶セル。
- 請求項3に記載の横電界駆動液晶セルからなる波長可変フィルタであって、前記横電界駆動液晶セルの隣り合う前記透明電極間に印加する電圧に応じて前記コレステリック液晶の反射波長が変化し、透過させる光の波長を可変とする波長可変フィルタ。
- 少なくとも請求項4に記載の横電界駆動液晶セルと、請求項1から4までのいずれか1項に記載の横電界駆動液晶セルとが、複数積層されていることを特徴とする波長可変フィルタ。
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