JP4982318B2 - 電子デバイスの製造方法及びその製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回路基板と実装部品とを加熱圧着して電子デバイスを製造する製造方法及びその製造装置に関する。
電極を多数有する回路基板とICチップとを接続する方法として、異方性導電フィルム(以下ACFという)、異方性導電ペースト(ACP)、非導電性フィルム(NCF)等の熱硬化型接着剤を、回路基板とICチップとの間に介して熱圧着する方法が知られている(例えば特許文献1を参照)。
図7は、従来から公知のCOG(Chip on Glass)実装方法を示す断面図である。図7の断面図は、ガラス基板102の上にICチップを加熱圧着して実装する方法を示している。図7(a)は、回路基板であるガラス基板102の上に第1電極101が形成された状態を示す。第1電極101は図示しない液晶表示装置を駆動させるための電極であり、液晶表示パネル部は省略している。図7(b)は、ガラス基板102の第1電極101の上に接着剤103を載置した状態を示す。接着剤103の内部には導電性粒子が分散している。導電性粒子は絶縁体である接着剤103の中に分散しているので隣り合う電極同士は互いに絶縁されている。図7(c)は、ICチップ105を接着剤103の上に装着した状態を示す。この場合に、圧着ステージ106は室温又は所定の温度に加熱する。この加熱は、接着剤103の表面の粘着性を向上させて、ガラス基板102と接着剤103及び接着剤103とICチップ105が相互に移動して位置ずれを発生しないように固定するためである。
ICチップ105の表面には多数の第2電極104が形成されている。ICチップ105を装着する際にはICチップ105の第2電極104とガラス基板102上の第1電極101とを対向するように位置合わせ行う。図7(d)は、ガラス基板102の上に装着したICチップを、圧着ステージ106の上に載置して圧着ヘッド107を降下させ、圧着している状態を示している。圧着ヘッド107を下方に加圧することにより、接着剤103中に分散した導電粒子が第1電極101と第2電極104との間に介在して、第1電極101と第2電極104との間の電気的導通をとる。圧着ヘッド107により加圧した後に、圧着ヘッド107を加熱する。圧着ヘッド107を加熱することにより接着剤103は流動する。そして接着剤が硬化し、その後冷却する。冷却は加圧状態のままに冷却する。そして圧着ヘッド107の圧力を解除してガラス基板102を圧着ステージ106から取り除く。
特許文献1においては、特に、冷却後に接着剤103に残留応力が発生し、ガラス基板等が反ることを防止するために、圧着ステージ106と圧着ヘッド107との間の加圧状態を維持しながら加熱を開始する。その結果、接着剤103が急激に加熱・昇温されることがなく、硬化した接着剤の残留応力を低減させることができる、というものである。
図8は、ガラス基板102とICチップ105とを接着剤103を介して熱圧着する場合に、熱圧着後にガラス基板が反る原因を説明するための説明図である。図8(a)は、圧着ステージ106の上にガラス基板102とICチップ105とを接着剤103を介して熱圧着している状態を示す模式的断面図であり、図8(b)は、その断面における温度分布を表すグラフである。横軸が温度で縦軸が圧着ステージ106と圧着ヘッド107の断面位置を表している。グラフ112が低温で熱圧着する場合、グラフ113が高温で熱圧着する場合の温度分布を示している。
圧着ステージ106は室温又は所定の低温に維持し、圧着ヘッド107は接着剤103の硬化温度に維持している。グラフ112及びグラフ113から、ICチップ105からガラス基板102にかけて温度勾配が生じている。即ち、高温の圧着ヘッド107をICチップ105に当接して加圧する場合に、ICチップ105は圧着ヘッド107の温度と同程度の温度まで上昇するが、ガラス基板102は圧着ヘッド107と圧着ステージ106との間の温度に加熱される。
図8(c)は、熱圧着時のガラス基板102とICチップ105の断面図であり、図8(d)は、室温に冷却したときのガラス基板102とICチップ105の断面図である。圧着時においては、ICチップ105の温度がガラス基板102の温度よりも高いので、熱膨張はガラス基板102よりもICチップ105の伸びが大きい。しかしこれを冷却すると、ICチップ105の縮みがガラス基板102の縮みよりも大きいので、ガラス基板102はICチップ105に対して凹状の反りが発生する。なお、シリコン基板の線熱膨張係数は約3ppm/Kであり、ガラスは約4.8ppm/Kである。
このような反りは、ガラス基板102が液晶表示パネルの場合には特に問題となる。ガラス基板102が反ることにより、液晶層のギャップが変化し、その変化した部分の表示の色が変化する、あるいは液晶表示パネルに色むらが生ずる等の不具合が発生する原因となった。
特開2002−120815号公報
従来例においては、実装時に回路基板と実装部品との間に温度勾配が生じて、冷却後に回路基板に反りが発生した。そこで、本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、回路基板に実装部品を実装後においても回路基板の反りを低減した電子デバイスの製造方法及び電子デバイス製造装置を提供するものである。
本発明においては、上記課題を解決するために、以下の構成とした。
(1)第1電極を有する回路基板と第2電極を有する実装部品との間に異方性導電材料を介在して対向させ、圧着ステージ及び圧着ヘッドにより加熱圧着して前記第1電極と前記第2電極とを電気的に接続する電子デバイスの製造方法において、前記回路基板と、前記回路基板よりも線熱膨張係数の小さい前記実装部品を用意する準備工程と、前記回路基板の第1電極と前記実装部品の第2電極とを異方性導電材料を介して対向して位置決めし、前記実装部品を前記異方性導電材料の上に装着する装着工程と、前記圧着ステージ及び前記圧着ステージに対向して配置した圧着ヘッドを仮圧着温度に達するまで加熱すると共に、前記回路基板を前記圧着ステージ側に配置して前記実装部品が装着された回路基板を前記圧着ステージに設置する仮圧着前工程と、前記圧着ヘッドを移動して、前記実装部品を前記回路基板に仮圧着する仮圧着工程と、前記圧着ヘッドを前記圧着ステージの温度よりも高い本圧着温度に達するまで加熱すると共に、前記回路基板を前記圧着ステージ側に配置して前記実装部品が仮圧着された前記回路基板を前記圧着ステージに設置する本圧着前工程と、前記圧着ヘッドを移動して、前記仮圧着された前記実装部品を前記回路基板に本圧着する本圧着工程と、を含む電子デバイスの製造方法とした。
(2)上記(1)の電子デバイスの製造方法において、前記圧着ステージ及び圧着ヘッドは、第1圧着ステージ及び第1圧着ヘッドと第2圧着ステージ及び第2圧着ヘッドから成り、前記仮圧着前工程は、前記第1圧着ステージ及び前記第1圧着ヘッドを仮圧着温度に達するまで加熱すると共に、前記回路基板を前記第1圧着ステージ側に配置して前記実装部品が装着された回路基板を前記第1圧着ステージに設置する工程であり、前記仮圧着工程は、前記第1圧着ヘッドを移動して、前記実装部品を前記回路基板に仮圧着する工程であり、前記本圧着前工程は、前記第2圧着ヘッドを前記第2圧着ステージの温度よりも高い本圧着温度に達するまで加熱すると共に、前記回路基板を前記第2圧着ステージ側に配置して前記実装部品が仮圧着された前記回路基板を前記第2圧着ステージに設置する工程であり、前記本圧着工程は、前記第2圧着ヘッドを移動して前記仮圧着された前記実装部品を前記回路基板に本圧着する工程であることを特徴とする電子デバイスの製造方法とした。
(3)上記(1)又は(2)の電子デバイスの製造方法において、前記仮圧着温度は、前記異方性導電材料の硬化開始温度未満の最も高い温度であることを特徴とする電子デバイスの製造方法とした。
(4)上記(1)〜(3)のいずれか1の電子デバイスの製造方法において、前記仮圧着温度は、前記異方性導電材料の硬化反応率が1%以上であり、かつ、10%未満となる温度であることを特徴とする電子デバイスの製造方法とした。
(5)上記(1)〜(4)のいずれか1の電子デバイスの製造方法において、前記仮圧着温度は、80℃〜100℃であることを特徴とする電子デバイスの製造方法とした。
(6)上記(1)〜(5)のいずれか1の電子デバイスの製造方法において、前記仮圧着工程には、前記圧着ヘッドを移動して、前記実装部品を前記回路基板に仮圧着する時に、異方性導電材料に含まれる導電粒子が潰れずに接触するまで前記圧着ヘッドを移動することを特徴とする電子デバイスの製造方法とした。
(7)上記(1)〜(6)のいずれか1の電子デバイスの製造方法において、前記本圧着温度は、前記異方性導電材料の硬化反応率が80%以上に達する温度であることを特徴とする電子デバイスの製造方法とした。
(8)第1電極を有する回路基板と第2電極を有する実装部品とを異方性導電材料を介して加熱圧着して前記第1電極と前記第2電極とを電気的に接続させる電子デバイス製造装置において、前記回路基板の第1電極の上に異方性導電材料を載置する載置手段と、
前記回路基板の第1電極と前記実装部品の第2電極とを対向させて位置決めする位置決め手段と、前記実装部品を前記異方性導電材料の上に装着する装着手段と、第1圧着ステージ及び第1圧着ヘッドと、前記第1ステージ及び前記第1ヘッドを仮圧着温度に達するまで加熱するための加熱手段と、前記実装部品が装着された回路基板を前記第1圧着ステージに設置するための第1移動手段とを備え、前記第1圧着ヘッドを移動して前記実装部品を前記回路基板に仮圧着するための仮圧着部と、第2圧着ステージ及び第2圧着ヘッドと、前記第2圧着ヘッドの温度を前記第1圧着ヘッドの温度より高い本圧着温度に達するまで加熱するための加熱手段と、前記実装部品が仮圧着された回路基板を前記第2圧着ステージに設置するための第2移動手段とを備え、前記第2圧着ヘッドを移動して前記実装部品を前記回路基板に本圧着するための本圧着部と、を備えた電子デバイス製造装置とした。
本発明においては、回路基板の線熱膨張係数よりも小さい線熱膨張係数を有する実装部品を用意して、仮圧着温度まで上昇させてから仮圧着する。従って、この仮圧着時においては回路基板のほうが実装部品よりも熱膨張が大きい状態で仮固定される。そして本圧着のときは圧着ヘッドよりも圧着ステージの温度を低下させている。そのために、回路基板は実装部品より熱膨張が小さくなる。その結果、室温に冷却させたときは回路基板と実装部品との間の熱膨張差が相殺される方向に働き、反りの少ない電子デバイスを得ることができる、という利点を有する。
本発明の実施の形態に係る電子デバイスの製造方法は次の工程を有する。まず、回路基板の線熱膨張係数よりも小さい線熱膨張係数を有する実装部品を用意する準備工程を有する。そして、第1電極を有する回路基板を、第2電極を有する実装部品の上に異方性導電材料を介して装着する装着工程を有する。その際に、第1電極と第2電極とを対向するように位置決めして載置する。また、圧着ステージと圧着ヘッドとを仮圧着温度に達するまで加熱すると共に、実装部品が装着された回路基板を、回路基板が圧着ステージ側になるように設置する仮圧着前工程を有する。そして、圧着ヘッドを例えば降下させて実装部品を回路基板に仮圧着する仮圧着工程を有する。次に、圧着ヘッドを圧着ステージの温度よりも高い本圧着温度に達するまで加熱すると共に、仮圧着された実装部品と回路基板とを回路基板が圧着ステージに接するように設置する本圧着前工程を有する。そして、圧着ヘッドを例えば降下させて仮圧着された実装部品を回路基板に本圧着する本圧着工程を有する。
なお、上記実施の形態においては回路基板の上に異方性導電材料を介して実装部品を装着する装着工程の後に、実装部品が装着された回路基板を圧着ステージに設置する仮圧着前工程を行うようにしている。しかし、これに代えて、仮圧着前工程において装着工程を行うようにすることができる。即ち、仮圧着前工程として、圧着ステージと圧着ヘッドとを仮圧着温度に加熱すると共に、回路基板を圧着ステージに載置し、また、実装部品を圧着ヘッドに吸着して、回路基板の第1電極と実装部品の第2電極とを異方性導電材料を介して対向させて位置決めを行うようにする。
ここで、回路基板としては液晶表示パネル、実装部品としては液晶表示パネルを駆動するためのICチップを対象としている。即ち、ICチップがガラス基板上に実装されたCOGからなる液晶表示装置を対象としている。また、液晶表示パネル以外に、有機EL発光素子やその他のプリント基板等を対象とすることができる。実装部品としてICチップの他に、フレキシブルシート等を対象とすることができる。回路基板として液晶表示パネルを適用する場合は、基板ガラスの線熱膨張係数は例えば約4.8ppm/Kであり、ICチップのシリコン基板の線熱膨張係数は例えば約3ppm/Kであり、実装部品であるICチップを回路基板であるガラス基板よりも小さい線熱膨張係数とすることができる。
異方性導電材料としては、熱硬化性樹脂に導電性粒子を分散させた異方性導電フィルムや異方性導電ペーストを使用することができる。これらのフィルムやペーストは加熱圧着後に上下方向の電極同士は電気的に接続するが、横方向の電極間においては絶縁性を有する。熱硬化性樹脂の成分として、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等を使用することができる。
本実施の形態における仮圧着時には、回路基板と実装部品との間の線熱膨張係数の差により、単位長さ当たり回路基板の熱膨張が実装部品の熱膨張よりも大きい。従って、このまま冷却すれば回路基板から実装部品に向かって凸状に反ることになる。しかし本圧着時は、実装部品のほうが回路基板より高い温度に上昇している。そのため、本圧着後に冷却すると、熱膨張差により回路基板から実装部品に向かって凹状の逆反りの応力が働く。このため、反りを引き起こす応力が相殺され、結果的に回路基板の反りが少なくなる、という利点を有する。また、仮圧着前工程において、既に仮圧着温度又は仮圧着温度付近まで加熱された圧着ステージ又は圧着ヘッドに回路基板及び実装部品を設置するので、圧着ステージや圧着ヘッドを室温から加熱する必要がなく、短時間のサイクルタイムで圧着を行うことができる、という利点を有する。
また、圧着ステージ及び圧着ヘッドは、第1圧着ステージ及び第1圧着ヘッドと、第2圧着ステージ及び第2圧着ヘッドを有する。そして、仮圧着前工程において、第1圧着ステージ及び第1圧着ヘッドを仮圧着温度に達するまで加熱すると共に、回路基板を第1圧着ステージ側に配置して実装部品が装着された回路基板を第1圧着ステージに設置する。そして、仮圧着工程において第1圧着ヘッドを降下させて実装部品を回路基板に仮圧着する。次に、本圧着前工程において、第2圧着ヘッドを第2圧着ステージの温度よりも高い本圧着温度に達するまで加熱すると共に、回路基板を第2圧着ステージ側に配置して実装部品が仮圧着された回路基板を第2圧着ステージに設置する。そして、本圧着工程において第2圧着ヘッドを例えば降下させて仮圧着された実装部品を回路基板に本圧着する。
即ち、第1圧着ステージ及び第1圧着ヘッドが仮圧着専用とし、第2圧着ステージ及び第2圧着ヘッドを本圧着専用としている。これにより、仮圧着から本圧着へ圧着ヘッドの温度を上昇させるための時間を短縮することができる。その結果、実装部品を回路基板へ実装するサイクルタイムを短縮することができる。
また、仮圧着温度は、異方性導電材料の硬化開始温度未満の最も高い温度に設定する。仮圧着の温度を硬化開始温度未満の最も高い温度に設定して、実装部品側の熱膨張より回路基板側の熱膨張を大きくする。そして、本圧着時において回路基板よりも実装部品をより高温に加熱して実装部品側の熱膨張を回路基板側の熱膨張より大きくして、熱膨張差を補償させることにより、室温に戻したときの反りを減少させるようにする。
また、異方性導電材料の硬化反応率が1%以上であり10%未満となる温度を仮圧着温度とすることができる。仮圧着時の回路基板と実装部品との間の熱膨張差を、本圧着時に補償できるようにするためには、仮圧着時において回路基板と実装部品とが互いに固定される必要がある。そのために、異方性導電材料の接着剤は硬化反応が発生している必要がある。例えば、接着剤としてポリイミド系を使用している場合には、イミド化反応が1%〜10%程度まで促進していることが望ましい。エポキシ系を使用する場合には、エポキシ樹脂の重合による硬化反応が1%〜10%程度まで促進していることが望ましい。
なお、異方性導電材料に含まれる接着剤中の熱硬化性樹脂成分は、上記の他に(メタ)アクリル化合物、アクリル樹脂、ウレタン化合物、ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂等からなるものを使用することができる。更に、熱硬化性樹脂の硬化反応の形態も二重結合のラジカル重合や、エポキシ樹脂のイオン重合、重付加等、いずれの重合形態を利用するものであっても良い。また、それ自身熱硬化しないフィルム形成ポリマーを含んでいる場合であっても良い。また、添加物としてラジカル重合開始剤、エポキシ硬化剤、シランカップリング剤を含んでいても良い。
また、仮圧着温度として、50℃〜120℃に設定する。また、好ましくは80℃〜100℃に設定する。また、圧着ステージと圧着ヘッドとの間の温度差は±20℃以内に設定し、より好ましくは±5℃以内に設定する。回路基板として液晶表示素子を使用する場合は、液晶表示素子を高温にすると液晶の分解や偏光板の劣化等が発生するため、あまりに高温に設定することができない。また、仮圧着温度を低温にすると、回路基板と実装部品とが固定されないからである。
また、前記仮圧着工程において、前記圧着ヘッドを移動して、前記実装部品を前記回路基板に仮圧着する時に、異方性導電材料に含まれる導電粒子が潰れずに接触するまで前記圧着ヘッドを移動する距離を設定しても良い。このとき、回路基板と実装部品は、導電粒子が潰れずに接触している状態であり、両電極の電極間距離は導電粒子の直径と等しい3〜10μmになる。この状態で接着固定するため、導電性粒子の直径が小さいほど電極間距離は小さくなり、実装部品から回路基板への熱が素早く伝達されることとなる。
このように導電粒子を潰さずに接着固定する場合、熱圧着して異方性導電材料を硬化する次の本圧着工程では、圧着ヘッドの温度を15℃〜25℃低く設定できる。このため、実装部品が回路基板よりも25℃〜35℃高温になり、実装部品側の熱膨張と回路基板側の熱膨張の差を最小限に抑えることができる。
また、本圧着温度は、異方性導電材料の硬化反応率が80%以上に達する温度とする。硬化率が80%以上に達することにより、温度変化や耐湿性、その他の対環境性が向上するからである。異方性導電材料として異方性導電フィルムを使用する場合には、圧着ヘッドの本圧着温度として150℃〜250℃の範囲に設定する。また、圧着ステージは仮圧着温度に設定する。即ち、50℃〜120℃の範囲、また、より好ましくは80℃〜100℃の範囲内に設定する。圧着ヘッドの圧力は、異方性導電材料に含まれる導電粒子の径が1/4〜3/4潰れる圧力とする。
また、本発明の実施の形態に係る電子デバイス製造装置は次の構成を有する。回路基板上の第1電極の上に異方性導電材料を載置する載置手段と、回路基板の第1電極と実装部品の第2電極とを対向させて位置決めする位置決め手段と、実装部品を異方性導電材料の上に装着する装着手段とを備えている。また、仮圧着用の第1圧着ステージ及び第2圧着ヘッドと、この第1圧着ステージ及び第1圧着ヘッドを共に仮圧着温度に達するまで加熱するための第1加熱手段と、実装部品が装着された回路基板を第1ステージに設置するための第1移動手段とを備え、第1圧着ヘッドを相対的に降下して実装部品に当接して仮圧着を行うための仮圧着部を有している。また、第2圧着ステージ及び第1圧着ヘッドと、この第2圧着ヘッドの温度を第2圧着ステージの温度よりも高い本圧着温度に達するまで加熱するための第2加熱手段と、実装部品が仮圧着された回路基板を第2圧着ステージに設置するための第2移動手段とを備え、第2圧着ヘッドを相対的に降下して実装部品に当接して本圧着するための本圧着部を有している。
即ち、既に仮圧着温度に加熱されている第1圧着ステージに、異方性導電材料を介して実装部品が装着さている回路基板を設置し、既に仮圧着温度に加熱されている第1圧着ヘッドを降下して仮圧着を行うことができ、同様に、既に第2圧着ステージは本圧着温度よりも低い所定の温度に設定され、第2圧着ヘッドは本圧着温度に設定されており、当該第2圧着ステージに実装部品が仮圧着された回路基板を設置して第2圧着ヘッドを降下して本圧着を行うことができる。従って、圧着ステージや圧着ヘッドを低温から高温へ、また、高温から低温へ変動させる必要がないので、短時間で本圧着を行うことができる。
なお、上記載置手段、位置決め手段、及び装着手段を転写部が有する構成とすることができる。また、これに変えて、上記位置決め手段及び装着手段を仮圧着部が有する構成とすることができる。即ち、回路基板を第1圧着ステージに設置し、実装部品を圧着ヘッドが吸着し、この状態で回路基板の第1電極と実装部品の第2電極とを位置決め手段により位置決めを行い、異方性導電材料を装着手段により回路基板に装着する。これにより、転写部に位置決め手段や実装部品を保持するための保持手段等を設ける必要がなくなり、電子デバイス製造装置のコスト低減、生産性の向上を図ることができる。
以下、本発明について図面を用いて具体的に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である電子デバイスの断面図を製造工程順に示している。図1(a)は、第1電極2を表面に形成した回路基板としてのガラス基板1の断面図である。まず、図1(a)に示すように、回路基板としてのガラス基板1と、この回路基板に実装する実装部品としてのICチップ4とを用意する。この場合に、ガラス基板1の線熱膨張係数はICチップ4の線熱膨張係数よりも大きい(準備工程)。なお、ガラス基板1は、図示しない液晶表示パネルの一部である。第1電極2は金属電極又は透明電極により構成されている。
図1(b)は、図1(a)の第1電極2の上に異方性導電材料としての異方性導電フィルム3を載置した状態を示している。異方性導電フィルム3の表面は粘着質であるため、この粘着力により第1電極2及びガラス基板1の上に固定することができる。
図1(c)は、異方性導電フィルム3の上に実装部品であるICチップ4を装着した状態を示す。ICチップ4の表面に形成した第2電極5とガラス基板1の上に形成した第1電極2とを対向して位置合わせを行い、異方性導電フィルムの表面の粘着力により、仮止めする(装着工程)。
図1(d)は、圧着ステージ6の上に異方性導電フィルム3を介してICチップ4を載置したガラス基板1を設置し、仮圧着を行う状態を示す模式的な断面図である。この場合に、圧着ステージ6及び圧着ヘッド7は予め仮圧着温度まで加熱しておく。異方性導電フィルム3を介してICチップ4を載置しているガラス基板1を圧着ステージ6に設置する(仮圧着前工程)。そして、圧着ヘッド7を降下してICチップ4に当接させて熱圧着する(仮圧着工程)。これにより、ICチップ4とガラス基板1とは固定される。
また、図1(c)の装着工程と図1(d)の仮圧着前工程を同時に実行する電子デバイス製造方法においては、圧着ヘッド7でICチップ4を吸着し、ICチップ4の表面に形成した第2電極5とガラス基板1の上に形成した第1電極2とを対向して位置合わせを行い、そして、圧着ヘッド7を降下して、ICチップ4を異方性導電フィルム3を介してガラス基板1に載置させ、熱圧着する。この場合に、圧着ステージ6及び圧着ヘッド7は予め仮圧着温度まで加熱しておく。これにより、ICチップ4とガラス基板1とは仮圧着により固定される。ここで、ICチップ4とガラス基板1とのクリアランスを異方性導電フィルム3の導電粒子の直径と同じ距離にした場合には、実装部品側の熱膨張と回路基板側の熱膨張の差を最小限に抑えることができる。
なお、ここで仮圧着温度を100℃とした。また、仮圧着温度を100℃としないで、異方性導電フィルム3の硬化開始温度未満の最も高い温度に設定することができる。また、仮圧着後の異方性導電フィルム3の硬化反応率を1%以上であり10%未満となる仮圧着温度に設定することができる。仮圧着温度は、ICチップ4とガラス基板1とが固定されることが必要であり、異方性導電フィルム3に含まれる接着剤の材料等に影響を受けるからである。
図1(e)は、仮圧着したICチップ4及びガラス基板1を圧着ステージに設置し、本圧着を行う状態を示す模式的な断面図である。この場合に、圧着ヘッド7の温度を、圧着ステージ6の温度より高温の本圧着温度まで予め加熱しておき、ICチップ4を搭載したガラス基板1を当該圧着ステージ6に設置する(本圧着前工程)。圧着ヘッド7を降下してICチップ4に当接させ、本圧着を行う(本圧着工程)。異方性導電フィルム3は本圧着温度により溶液状となりICチップ4とガラス基板1との間の間隙に滲み出して硬化する。異方性導電フィルム3には導電粒子が分散しているが、第1電極と第2電極と間に分散又は分散して沈殿するので、隣り合う電極同士は絶縁性が維持される。第1電極2と第2電極5とは導電粒子を介して電気的に接続される。所定の時間の経過後に、室温へ冷却する。なお、本圧着温度は185℃とした。また、本圧着温度として、異方性導電フィルム3の硬化反応率が80%以上に達する温度とすることができる。硬化反応率を80%以上とすることにより、ICチップ4とガラス基板1との接着強度等の信頼性を確保するこ
とができるからである。
なお、上記の説明において、仮圧着工程においては、第1圧着ステージ及び第1圧着ヘッドにより仮圧着を行い、本圧着工程においては、第2圧着ステージ及び第2圧着ヘッドを使用し、互いに分離した圧着ツールを使用することができる。このように分離すれば、各ステージやヘッドを低温から高温へ、高温から低温へ変化させる必要がない。そのために、圧着工程全体の時間を短縮することができる。例えば、1個の回路基板にICチップを加熱圧着して実装するのに、5秒以下のサイクルタイムで行うことができる。
次に、上記実装工程における各段階でのガラス基板の反りの実測結果を説明する。
図2は、回路基板であるガラス基板1に実装部品であるICチップ4を実装する前のガラス基板1の実装領域における反り量をガラス基板1の裏側から測定した結果を表すグラフである。横軸がガラス基板1の長さ(mm)であり、縦軸が反り量(μm)である。実装前のガラス基板1は凸状に湾曲している。即ち、ICチップ4側から見た場合には凹状に湾曲している。中心部分と周辺部分との間の反り量は17.2μmであった。
図3は、上記ガラス基板1にICチップ4を仮圧着した後に同じ方法でガラス基板1の反り量を測定した結果を表すグラフである。図2と同様に、ICチップ4側から見た場合にガラス基板1は凹状に湾曲している。しかし中心部と周辺部との間の反り量は約14μmであり、初期のガラス基板1の反り量は約3μm減少した。これは、ガラス基板1のほうがICチップ4より線熱膨張係数が大きいため、仮圧着温度から室温に戻したときはガラス基板1側の方がより縮むからである。
図4は、上記仮圧着したICチップ4及びガラス基板1を本圧着した後に上記と同じ方法で反り量を測定した結果を表すグラフである。即ち、ICチップ4側から見た場合に、ガラス基板1は凹状に湾曲している。その反り量は、中心部と周辺部との間で約20.2μmとなった。従って、初期の反り量を差し引けば、本発着後の反り量は約3μmである。仮圧着を行わない従来法においては、同じ本圧着条件で反り量は約5μmである。なお、この約5μmは、上記図3及び図4の間に生じた反り量(20.2μm−14μm=6.2μm)のレベルと同等である。従って、本実施の形態に係る製造方法によれば、この従来法に比較してガラス基板1の反り量を40%以上減少させることができる。その結果、ガラス基板1が液晶表示セルである場合、ICチップ4を実装したことによる反り量の増加を低減させ、液晶表示セルのICチップ4の実装領域近傍において色むらが発生することを防止することができる。
図5は、本実施の形態に基づく製造方法で製造した電子デバイスの反り量と、仮圧着工程を設けない従来法によって製造した電子デバイスの反り量とを比較した結果を示す表である。仮圧着条件、本圧着条件及び使用したサンプルは上記図2〜図4において示したサンプルと同一である。
図5において、サンプルNo.1〜No.5は、仮圧着を行わない従来法による電子デバイスの反り量を表し、サンプルNo.6〜No.10は、本実施の形態に基づく製造方法による電子デバイスの反り量を表している。図5の第1欄がガラス基板1の初期の反り量、第2欄が仮圧着後の反り量、カッコ内は仮圧着後の反り量から初期の反り量を差し引いた反り量、第3欄は本圧着後の反り量、カッコ内は本圧着後の反り量から仮圧着後の反り量を差し引いた反り量、第4欄は本圧着後の反り量から初期の反り量を差し引いたCOG後の反り量をそれぞれ示している。本実施の形態に係る製造方法によるサンプルNo.6〜No.10のいずれのサンプルも、COG後の反り量は、従来法によるサンプルNo.1〜No.5のいずれのサンプルよりも小さい。反り量は平均して約1.5μm小さいことが理解できる。
図6は、本実施の形態に係る電子デバイス製造装置10の模式的な平面図である。電子デバイス製造装置10は、回路基板である液晶表示パネルを搬送するローダー部11と、液晶表示パネルの電極の上に異方性導電フィルム3を載置するACF転写部12と、異方性導電フィルム3の上にICチップ4を装着して仮圧着を行う仮圧着部13と、本圧着を行う本圧着部14と、ICチップ4を実装した電子デバイスである液晶表示パネルを搬送するアンローダー部15とから構成されている。
まず、回路基板である液晶表示パネルがローダー16、ローダー17を経由して搬送される。搬送された液晶表示パネルは載置手段であるACF貼付け機18により取り出され、異方性導電フィルム3が液晶表示パネルのガラス基板1上の第1電極2に貼り付けられる。異方性導電フィルム3がガラス基板1上に貼り付けられた液晶表示パネルは、コンベア19により搬送される。搬送されてきた液晶表示パネルは仮圧着機23に移動される。
一方、チップローダー29のICトレイ28からICチップ4がXYロボット20により取り出され、コンベア21上に載置されて搬送される。装着手段であるIC反転機22はコンベア21上のICチップ4を取り出して、ICチップ4の第2電極を下部に反転させ、液晶表示パネル上の異方性導電フィルム3の上に装着する。装着する際には図示しない位置合わせ手段により液晶表示パネルのガラス基板1上の第1電極2とICチップ4の第2電極5との間の位置合わせを行う。ICチップ4が装着された液晶表示パネルは図示しない仮圧着機の第1圧着ステージに設置される。第1圧着ステージ及び第1圧着ヘッドは内部に加熱手段が装着され、仮圧着温度制御手段により制御される。仮圧着温度制御手段は、第1圧着ステージと第1圧着ヘッドが仮圧着温度に達したことを検知して、第1圧着ヘッドを降下して仮圧着を行う。
ICチップが仮圧着された液晶表示パネルはコンベア24により搬送され、本圧着機25に取り出される。本圧着機は、図示しない第2圧着ステージ及び第2圧着ヘッドを備え、第2圧着ステージ及び第2圧着ヘッドはそれぞれ加熱手段を備えている。これらの加熱手段は本圧着温度制御手段により制御される。本圧着機25に移動された液晶表示パネルは第2圧着ステージに設置され、本圧着制御手段が圧着ヘッドの温度が本圧着温度に達したことを検知して、第2圧着ヘッドを降下して本圧着を行う。本圧着の際の第2圧着ステージは仮圧着温度に設定している。本圧着が終了した液晶表示パネルは、コンベア26、コンベア27により搬送される。
本発明の実施の形態に係る電子デバイスの製造方法を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る実装前のガラス基板の反り量を表すグラフである。 本発明の実施の形態に係る仮圧着後のガラス基板の反り量を表すグラフである。 本発明の実施の形態に係る本圧着後のガラス基板の反り量を表すグラフである。 本発明の実施の形態に係る電子デバイスの反り量を表す実験結果を示す一覧表である。 本発明の実施の形態に係る電子デバイス製造装置を表す模式的平面図である。 従来から公知のCOG実装方法を示す模式的断面図である。 従来から公知の圧着後にガラス基板が反る原因を説明するための説明図である。
符号の説明
1 ガラス基板
2 第1電極
3 異方性導電フィルム
4 ICチップ
5 第2電極
6 圧着ステージ
7 圧着ヘッド

Claims (8)

  1. 第1電極を有する回路基板と第2電極を有する実装部品との間に異方性導電材料を介在して対向させ、圧着ステージ及び圧着ヘッドにより加熱圧着して前記第1電極と前記第2電極とを電気的に接続する電子デバイスの製造方法において、
    前記回路基板と、前記回路基板よりも線熱膨張係数の小さい前記実装部品を用意する準備工程と、
    前記回路基板の第1電極と前記実装部品の第2電極とを異方性導電材料を介して対向して位置決めし、前記実装部品を前記異方性導電材料の上に装着する装着工程と、
    前記圧着ステージ及び前記圧着ステージに対向して配置した圧着ヘッドを仮圧着温度に達するまで加熱すると共に、前記回路基板を前記圧着ステージ側に配置して前記実装部品が装着された回路基板を前記圧着ステージに設置する仮圧着前工程と、
    前記圧着ヘッドを移動して、前記実装部品を前記回路基板に仮圧着する仮圧着工程と、
    前記圧着ヘッドを前記圧着ステージの温度よりも高い本圧着温度に達するまで加熱すると共に、前記回路基板を前記圧着ステージ側に配置して前記実装部品が仮圧着された前記回路基板を前記圧着ステージに設置する本圧着前工程と、
    前記圧着ヘッドを移動して、前記仮圧着された前記実装部品を前記回路基板に本圧着する本圧着工程と、を含み、
    前記圧着ステージ及び前記圧着ヘッドの仮圧着温度は、80℃〜100℃であることを特徴とする電子デバイスの製造方法。
  2. 前記圧着ステージ及び圧着ヘッドは、第1圧着ステージ及び第1圧着ヘッドと第2圧着ステージ及び第2圧着ヘッドから成り、
    前記仮圧着前工程は、前記第1圧着ステージ及び前記第1圧着ヘッドを仮圧着温度に達するまで加熱すると共に、前記回路基板を前記第1圧着ステージ側に配置して前記実装部品が装着された回路基板を前記第1圧着ステージに設置する工程であり、
    前記仮圧着工程は、前記第1圧着ヘッドを移動して、前記実装部品を前記回路基板に仮圧着する工程であり、
    前記本圧着前工程は、前記第2圧着ヘッドを前記第2圧着ステージの温度よりも高い本圧着温度に達するまで加熱すると共に、前記回路基板を前記第2圧着ステージ側に配置して前記実装部品が仮圧着された前記回路基板を前記第2圧着ステージに設置する工程であり、
    前記本圧着工程は、前記第2圧着ヘッドを移動して前記仮圧着された前記実装部品を前記回路基板に本圧着する工程であることを特徴とする請求項1に記載の電子デバイスの製造方法。
  3. 前記仮圧着温度は、前記異方性導電材料の硬化開始温度未満の最も高い温度であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子デバイスの製造方法。
  4. 前記仮圧着温度は、前記異方性導電材料の硬化反応率が1%以上であり、かつ、10%未満となる温度であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子デバイスの製造方法。
  5. 前記仮圧着工程は、前記圧着ヘッドを移動して、前記実装部品を前記回路基板に仮圧着する時に、異方性導電材料に含まれる導電粒子が潰れずに接触するまで前記圧着ヘッドを移動することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子デバイスの製造方法。
  6. 前記本圧着温度は、前記異方性導電材料の硬化反応率が80%以上に達する温度であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子デバイスの製造方法。
  7. 前記圧着ヘッドの本圧着温度は150℃〜250℃であり、前記圧着ステージの本圧着温度は80℃〜100℃であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子デバイスの製造方法。
  8. 第1電極を有する回路基板と第2電極を有する実装部品とを異方性導電材料を介して加熱圧着して前記第1電極と前記第2電極とを電気的に接続させる電子デバイス製造装置において、前記回路基板の第1電極の上に異方性導電材料を載置する載置手段と、
    前記回路基板の第1電極と前記実装部品の第2電極とを対向させて位置決めする位置決め手段と、
    前記実装部品を前記異方性導電材料の上に装着する装着手段と、
    第1圧着ステージ及び第1圧着ヘッドと、前記第1圧着ステージ及び前記第1圧着ヘッドを仮圧着温度に達するまで加熱するための加熱手段と、前記実装部品が装着された回路基板を前記第1圧着ステージに設置するための第1移動手段とを備え、前記第1圧着ヘッドを移動して前記実装部品を前記回路基板に仮圧着するための仮圧着部と、
    第2圧着ステージ及び第2圧着ヘッドと、前記第2圧着ヘッドの温度を前記第2圧着ステージの温度より高い本圧着温度に達するまで加熱するための加熱手段と、前記実装部品が仮圧着された回路基板を前記第2圧着ステージに設置するための第2移動手段とを備え、前記第2圧着ヘッドを移動して前記実装部品を前記回路基板に本圧着するための本圧着部と、を備えた電子デバイス製造装置。
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