JP4978495B2 - 遠心式多翼ファン - Google Patents

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Description

本発明は、回転軸周りに多数枚のブレードが配設された遠心式多翼ファン(以下、ファンと略す)に関するもので、車両用空調装置の送風機に用いて好適である。
従来の遠心式送風機は、回転体であるファンとモータの振動を打ち消すために、ファンにバランスウェイトを追加(プラスバランス調整)するか、または余剰ウェイトを除去(マイナスバランス調整)して、バランス調整を行っていた。
このうち、プラスバランス調整を行う遠心式送風機として特許文献1が開示されている。この特許文献1では、バランスウェイトがブレードの前縁に取り付けられている。
特開2006−17057号公報
しかしながら、特許文献1の従来技術では、バランスウェイトがブレードの前縁に取り付けられているため、風流れが乱れて、ファン効率の低下と騒音の増加とを招いてしまうという問題がある。
また、ファンの中心側からバランスウェイトを取り付けることとなるため、バランスウェイトの取り付け作業性が悪く、取り付けの自動化も図りにくいという問題もある。この問題は特に、小径のファンにおいて顕著である。
本発明は上記点に鑑みて、プラスバランス調整を行う遠心式多翼ファンにおいて、ファン効率の低下や騒音の増加を抑制することを目的とする。
また、本発明は上記点に鑑みて、プラスバランス調整を行う遠心式多翼ファンにおいて、プラスバランス調整の作業性を改善することを他の目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、遠心式送風機のケーシング(3)内に収納されて、軸方向一端側から空気を吸引して径方向外側に向かって空気を吹き出す遠心式多翼ファンであって、
回転軸(11)の周りに多数枚配設されたブレード(21)と、
ブレード(21)の軸方向一端側端部(211)を連結する側板(22)と、
回転軸(11)に結合されるとともに、ブレード(21)の軸方向他端側端部(212)を連結する主板(23)とを有し、
側板(22)は、ブレード(21)から突出した側板突出部(221、223)を備え、
側板突出部(221、223)にバランスウェイト(24)を取り付けてバランス調整されていることを特徴とする。
これによると、ブレード(21)にバランスウェイト(24)を取り付けることなくバランス調整を行うことができるため、送風効率の低下や騒音の増加を抑制することができる。
また、側板(22)のうちブレード(21)から突出した側板突出部(221、223)にバランスウェイト(24)を取り付けているので、バランスウェイトをブレードの前縁に取り付けた上記従来技術に比べてバランスウェイト(24)の取り付け作業性が良好であり、取り付けの自動化が容易である。
また、請求項に記載の発明では、側板突出部(221、223)は、ケーシング(3)とラビリンス構造を形成していることを特徴とする。
これにより、径方向外側に向かって吹き出された空気がケーシング(3)と側板(22)との隙間から軸方向一端側に逆流するのを抑制できるため、送風効率の低下や騒音の増加を一層抑制することができる。
請求項に記載の発明では、請求項に記載の遠心式多翼ファンにおいて、バランスウェイト(24)は、側板突出部(221、223)を挟み込むようにして側板突出部(221、223)に嵌められるクリップ形状を有していることを特徴とする。
これにより、側板突出部(221、223)およびバランスウェイト(24)の構成を簡素化できる。
請求項3に記載の発明では、遠心式送風機のケーシング(3)内に収納されて、軸方向一端側から空気を吸引して径方向外側に向かって空気を吹き出す遠心式多翼ファンであって、
回転軸(11)の周りに多数枚配設されたブレード(21)と、
ブレード(21)の軸方向一端側端部(211)を連結する側板(22)と、
回転軸(11)に結合されるとともに、ブレード(21)の軸方向他端側端部(212)を連結する主板(23)とを有し、
側板(22)は、ブレード(21)から突出した側板突出部(221、223)を備え、
側板突出部(221、223)にバランスウェイト(24)を取り付けてバランス調整されるようになっており、
さらに、バランスウェイト(24)は、側板突出部(221、223)を挟み込むようにして側板突出部(221、223)に嵌められるクリップ形状を有しているとともに、バランスウェイト(24)には、側板突出部(221、223)に向かって突出する爪部(241)が形成されており、
側板(22)には、爪部(241)が係合する段差(222、224)が形成され、段差(222)は型割面の段差であることを特徴とする。
これによると、請求項1に記載の発明と同様に、ブレード(21)にバランスウェイト(24)を取り付けることなくバランス調整を行うことができるため、送風効率の低下や騒音の増加を抑制することができる。また、側板(22)のうちブレード(21)から突出した側板突出部(221、223)にバランスウェイト(24)を取り付けているので、バランスウェイト(24)の取り付け作業性が良好であり、取り付けの自動化が容易である。
これに加えて、請求項3に記載の発明では、バランスウェイト(24)が、請求項2に記載の発明と同様に側板突出部(221、223)に嵌められるクリップ形状を有しているから、側板突出部(221、223)およびバランスウェイト(24)の構成を簡素化できる。さらに、請求項3に記載の発明では、バランスウェイト(24)に、側板突出部(221、223)に向かって突出する爪部(241)を形成し、この爪部(241)が係合する段差(222、224)を側板(22)に形成しているから、バランスウェイト(24)の脱落を防止できる。
請求項4に記載の発明では、請求項2または3に記載の遠心式多翼ファンにおいて、バランスウェイト(24)の一部がブレード(21)間に位置するように、バランスウェイト(24)が側板突出部(221、223)に嵌められていることを特徴とする。
これにより、バランスウェイト(24)がファン周方向に位置ズレするのをブレード(21)によって防止できる。
請求項5に記載の発明では、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の遠心式多翼ファンにおいて、側板突出部は、ブレード(21)の軸方向一端側端部(211)よりも軸方向外側に突出する環状の側板第1突出部(221)であることを特徴とする。
これによると、径方向外側に向かって吹き出された空気が軸方向一端側に逆流するのを側板第1突出部(221)により抑制する遠心式多翼ファンにおいて、側板第1突出部(221)を利用してバランスウェイト(24)を取り付けることができるので、既存の遠心式多翼ファンの形状等を変更することなく容易にバランス調整を行うことができる。
請求項6に記載の発明では、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の遠心式多翼ファンにおいて、側板突出部は、ブレード(21)の外周側端部(213)よりも径方向外側に突出する環状の側板第2突出部(223)であることを特徴とする。
これによると、ケーシング(3)内での旋回流の生成を側板第2突出部(222)により促進する遠心式多翼ファンにおいて、側板第2突出部(222)を利用してバランスウェイト(24)を取り付けることができるので、既存の遠心式多翼ファンの形状等を変更することなく容易にバランス調整を行うことができる。
請求項に記載の発明では、遠心式送風機のケーシング(3)内に収納されて、軸方向一端側から空気を吸引して径方向外側に向かって空気を吹き出す遠心式多翼ファンであって、
回転軸(11)の周りに多数枚配設されたブレード(21)と、
ブレード(21)の軸方向一端側端部(211)を連結する側板(22)と、
回転軸(11)に結合されるとともに、ブレード(21)の軸方向他端側端部(212)を連結する主板(23)とを有し、
側板(22)は、ブレード(21)から突出した側板突出部(221、223)を備え、
側板突出部は、ブレード(21)の軸方向一端側端部(211)よりも軸方向外側に突出する環状の側板第1突出部(221)であり、
側板第1突出部(221)にバランスウェイト(24)を取り付けてバランス調整されていることを特徴とする。
これによると、請求項1、3に記載の発明と同様に、ブレード(21)にバランスウェイト(24)を取り付けることなくバランス調整を行うことができるため、送風効率の低下や騒音の増加を抑制することができる。また、側板(22)のうちブレード(21)から突出した側板第1突出部(221)にバランスウェイト(24)を取り付けているので、バランスウェイト(24)の取り付け作業性が良好であり、取り付けの自動化が容易である。
これに加えて、請求項7に記載の発明では、請求項5に記載の発明と同様に、径方向外側に向かって吹き出された空気が軸方向一端側に逆流するのを側板第1突出部(221)により抑制する遠心式多翼ファンにおいて、側板第1突出部(221)を利用してバランスウェイト(24)を取り付けることができるので、既存の遠心式多翼ファンの形状等を変更することなく容易にバランス調整を行うことができる。
請求項に記載の発明では、遠心式送風機のケーシング(3)内に収納されて、軸方向一端側から空気を吸引して径方向外側に向かって空気を吹き出す遠心式多翼ファンであって、
回転軸(11)の周りに多数枚配設されたブレード(21)と、
ブレード(21)の軸方向一端側端部(211)を連結する側板(22)と、
回転軸(11)に結合されるとともに、ブレード(21)の軸方向他端側端部(212)を連結する主板(23)とを有し、
側板(22)は、ブレード(21)から突出した側板突出部(221、223)を備え、
側板突出部は、ブレード(21)の軸方向一端側端部(211)よりも軸方向外側に突出する環状の側板第1突出部(221)であり、
側板第1突出部(221)にバランスウェイト(24)を取り付けてバランス調整されるようになっており、
さらに、バランスウェイト(24)は、側板第1突出部(221)を挟み込むようにして側板第1突出部(221)に嵌められるクリップ形状を有しているとともに、バランスウェイト(24)には、側板第1突出部(221)に向かって突出する爪部(241)が形成されており、
爪部(241)は、バランスウェイト(24)のうち側板第1突出部(221)の内周面側に位置する部位に形成され、
バランスウェイト(24)のうち側板第1突出部(221)の外周面側に位置する部位は、側板第1突出部(221)の外周面に密着していることを特徴とする。
これによると、請求項1、3、7に記載の発明と同様に、ブレード(21)にバランスウェイト(24)を取り付けることなくバランス調整を行うことができるため、送風効率の低下や騒音の増加を抑制することができる。また、側板(22)のうちブレード(21)から突出した側板第1突出部(221)にバランスウェイト(24)を取り付けているので、バランスウェイト(24)の取り付け作業性が良好であり、取り付けの自動化が容易である。
これに加えて、請求項8に記載の発明では、バランスウェイト(24)が、側板第1突出部(221)に嵌められるクリップ形状を有しているから、請求項2、3に記載の発明と同様に側板第1突出部(221)およびバランスウェイト(24)の構成を簡素化できる。
さらに、請求項8に記載の発明では、爪部(241)を、バランスウェイト(24)のうち側板第1突出部(221)の内周面側に位置する部位に形成し、バランスウェイト(24)のうち側板第1突出部(221)の外周面側に位置する部位を、側板第1突出部(221)の外周面に密着させているから、ケーシング(3)と側板(22)とのギャップ(Ga)を小さくすることができるので、ギャップ(Ga)からの漏れ流れに起因する送風効率の低下や騒音の増加を抑制することができる。
請求項に記載の発明では、請求項に記載の遠心式多翼ファンにおいて、側板突出部は、ブレード(21)の軸方向一端側端部(211)よりも軸方向外側に突出する環状の側板第1突出部(221)であり、
爪部(241)は、バランスウェイト(24)のうち側板第1突出部(221)の内周面側に位置する部位に形成され、
バランスウェイト(24)のうち側板第1突出部(221)の外周面側に位置する部位は、側板第1突出部(221)の外周面に密着していることを特徴とする。
これによると、請求項3に記載の遠心式多翼ファンにおいて、ケーシング(3)と側板(22)とのギャップ(Ga)を小さくすることができるので、ギャップ(Ga)からの漏れ流れに起因する送風効率の低下や騒音の増加を抑制することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態による遠心式多翼ファンを有する遠心式送風機の断面図、図2は図1の遠心式多翼ファンにおける要部の斜視図、図3は図1のA部拡大図、図4(a)は遠心式多翼ファンにおける要部の平面図、図4(b)は図4(a)のB−B断面図である。
遠心式送風機は、回転軸11を有する電動モータ1と、この電動モータ1により回転駆動されて空気を吹き出す樹脂製の遠心式多翼ファン(以下、ファンと略す)2と、このファン2を収納するとともに、ファン2から吹き出す空気を集合させる渦巻き状の流路31を有する樹脂製のスクロールケーシング(以下、ケーシングと略す)3とからなる。
ケーシング3には、ファン回転軸方向(以下、軸方向と略す)の一端側に向けて開口した空気の吸入口32が形成されており、この吸入口32の外縁部には、ファン2の内周側に向けて延びて吸入空気を吸入口32に導くベルマウス33が形成されている。
ファン2は、回転軸11の周りに板状のブレード21が多数枚配設されている。このブレード21は、その軸方向一端側端部211すなわち吸入口32側の端部が環状の側板22によって連結されている。また、ブレード21は、その軸方向他端側端部212すなわち反吸入口側端部が主板23によって連結されている。
主板23は、その中心部において回転軸11に結合されており、電動モータ1の駆動力が回転軸11および主板23を介してファン2に伝達される。そして、このファン2は、電動モータ1により回転駆動されることにより、軸方向一端側からファン2内に空気を吸引し、その吸入した空気をファン径方向(以下、径方向と略す)の外側に向かって吹き出すようになっている。
側板22の断面形状は、ブレード21間の空気流路の断面積が径方向の内側から外側に向かって縮小するように、ブレード21間を流通する主流の流線に沿うような形状(略円弧状)に形成されている。
また、側板22は、ブレード21の軸方向一端側端部211よりも軸方向外側に突出する環状の側板第1突出部221を備えている。より詳細には、この側板第1突出部221は、軸方向に延びる円筒形状になっている。そして、ベルマウス33内に側板第1突出部221を配置してラビリンス構造にすることにより、ファン2から吹き出された空気がケーシング3のベルマウス33とファン2の側板22との隙間から吸入口32側に逆流するのを抑制するようになっている。
本実施形態では、回転体であるファン2と電動モータ1の振動を打ち消すために、すなわちバランス調整を行うために、側板第1突出部221にバランスウェイト24を取り付けている。
バランスウェイト24は、側板第1突出部221を挟み込むようにして吸入口32側から側板第1突出部221に嵌められるクリップ形状を有している。なお、バランスウェイト24は必ずしもクリップ形状を有している必要はなく、側板第1突出部221に取り付けることが可能な種々の形状を採用することができる。
バランスウェイト24には、側板22の内周面に形成された段差222に係合する爪部241が形成されている。ここで、側板22の段差222は、ファン2に型割面(図4(b)中の二点鎖線)を設定することによって生じる段差である。なお、図4(b)の例では、ファン2のうち型割面よりも右側(径方向内側)の部位を固定型で成形し、型割面よりも左側(径方向外側)の部位を可動型で成形している。
なお、本例では、バランスウェイト24の爪部241が側板22の内周面側に位置しているが、図5に示す変形例のように、バランスウェイト24の爪部241が側板22の外周面側に位置していてもよい。
また、本例では、バランスウェイト24のうち側板第1突出部221の外周面側に位置する部位が側板第1突出部221に密着しているが、必ずしも側板第1突出部221に密着している必要はない。
また、本例では、バランスウェイト24の一部(爪部241側の部位)がブレード21間に位置しているが、図6に示す変形例のように、バランスウェイト24の全体がブレード21間に位置しないようになっていてもよい。すなわち、バランスウェイト24の全体がブレード21よりも軸方向外側に位置していてもよい。
本実施形態によると、空気を押し出す機能を有するブレード21にバランスウェイト24を取り付けることなくバランス調整を行うことができるため、送風効率の低下や騒音の増加を抑制することができる。
しかも、ブレード21よりも軸方向外側に突出した側板第1突出部221にバランスウェイト24を取り付けているので、バランスウェイトをブレードの前縁に取り付けた上記従来技術に比べてバランスウェイト24の取り付け作業性が良好であり、取り付けの自動化が容易である。
また、図3の例では、バランスウェイト24の爪部241が側板22の内周面側に位置し、さらに、バランスウェイト24のうち側板第1突出部221の外周面側に位置する部位が側板第1突出部221に密着しているので、図5の変形例のように、バランスウェイト24の爪部241が側板22の外周面側に位置し、かつ、バランスウェイト24のうち側板第1突出部221の外周面側に位置する部位が側板第1突出部221から離間している場合に比べて、ベルマウス33とファン2の側板22とのギャップ(隙間)Gaを小さくすることができ、ギャップGaからの漏れ流れに起因する送風効率の低下や騒音の増加を抑制することができる。
また、ファン2から吹き出された空気が吸入口32側に逆流するのを抑制するために側板第1突出部221を設けている場合、その側板第1突出部221を利用することにより、ファン2の形状等を変更することなく容易にバランス調整を行うことができる。
また、バランスウェイト24の爪部241が側板22の段差222に係合しているので、バランスウェイト24の取り付け作業性が一層良好である。例えば、バランスウェイト24の爪部241が側板22の段差222に係合しているので、バランスウェイト24の組み付け時において、バランスウェイト24の爪部241が段差222を乗り越えたときに「パチッ」という触感および音が発生するので、バランスウェイト24の嵌め込み不足等の誤作業を防止できる。
また、バランスウェイト24の爪部241が側板22の段差222に係合しているので、バランスウェイト24の脱落を確実に防止できる。より具体的には、振動によるバランスウェイト24の脱落、吸入空気に混入した異物が接触することによるバランスウェイト24の脱落、ファン2および電動モータ1をケーシング3に組み付ける際に誤ってバランスウェイト24に接触してしまうことによるバランスウェイト24の脱落等を防止できる。
また、バランスウェイト24の一部がブレード21間に位置しているので、爪部241がファン周方向に位置ズレするのをブレード21によって防止することができる。より具体的には、振動によるバランスウェイト24の位置ズレ、吸入空気に混入した異物が接触することによるバランスウェイト24の位置ズレ、ファン2の起動時における加速、停止時における減速によるバランスウェイト24の位置ズレを防止できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図7は第2実施形態による遠心式多翼ファンを有する遠心式送風機の断面図、図8は図7の遠心式多翼ファンにおける要部の斜視図、図9は図7のC部拡大図である。なお、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7〜図9に示すように、本実施形態のファン2における側板22は、ブレード21の外周側端部213よりも径方向外側に突出する環状の側板第2突出部223を備えている。より詳細には、この側板第2突出部223は軸直交方向(=径方向)に平坦な鍔状になっている。そして、側板第2突出部223により、ケーシング3内での旋回流の生成を促進するようになっている。
本実施形態では、側板第2突出部223にバランスウェイト24を取り付けてバランス調整を行う。本例では、バランスウェイト24の爪部241が側板22の内周面側に位置しているが、バランスウェイト24の爪部241が側板22の外周面側に位置していてもよい。
また、本例では、バランスウェイト24のうち側板22の外周面側に位置する部位が側板22に密着しているが、必ずしも側板22に密着している必要はない。
また、本例では、バランスウェイト24の一部(爪部241側の部位)がブレード21間に位置しているが、バランスウェイト24の全体がブレード21よりも径方向外側に位置していてもよい。
また、本例では、図9に示すように、バランスウェイト24のうち爪部241と反対側の端部がラッパ状に曲がっている。より具体的には、側板22と反対側に向かって反っている。これにより、バランスウェイト24を側板22に組み付けやすくしている。
本実施形態によると、ケーシング3内での旋回流の生成を促進するために側板第2突出部222を設けている場合、その側板第2突出部222を利用することにより、ファン2の形状等を変更することなく容易にバランス調整を行うことができる。その他は、上記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。図10は第3実施形態による遠心式多翼ファンを有する遠心式送風機の断面図、図11は図10の遠心式多翼ファンにおける要部の斜視図である。なお、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図10、図11に示すように、本実施形態のファン2における側板22は、その全体が軸直交方向(=径方向)に平坦な鍔状になっている。また、この側板22は、ブレード21の外周側端部213よりも径方向外側に突出する側板第2突出部223を備えている。そして、側板第2突出部223により、ケーシング3内での旋回流の生成を促進するようになっている。
本実施形態では、側板第2突出部223にバランスウェイト24を取り付けてバランス調整を行う。図示を省略しているが、本例では、バランスウェイト24の爪部241が側板第2突出部223に対してベルマウス33と反対側に位置しているが、バランスウェイト24の爪部241が側板第2突出部223よりもベルマウス33側に位置していてもよい。
また、本例では、バランスウェイト24のうち側板第2突出部223よりもベルマウス33側に位置する部位が側板22に密着しているが、必ずしも側板22に密着している必要はない。
また、図示を省略しているが、本例では、バランスウェイト24の一部(爪部241側の部位)がブレード21間に位置しているが、バランスウェイト24の全体がブレード21よりも径方向外側に位置していてもよい。
本実施形態においても、上記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
参考例1
本参考例1は、特許請求の範囲に記載した発明の実施形態に該当するものではないが、本発明を理解する上での参考となるものである。本参考例1を図に基づいて説明する。図12は参考例1による遠心式多翼ファンを有する遠心式送風機の断面図、図13は図12の遠心式多翼ファンにおける要部の斜視図で、図14(a)は図13の遠心式多翼ファンにおける要部の断面図であり、図14(b)〜(d)は参考例1の変形例による遠心式多翼ファンにおける要部の断面図である。なお、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
上記各実施形態では、バランス調整を行うために側板22にバランスウェイト24を取り付けたが、本参考例1では、バランス調整を行うために主板23にバランスウェイト24を取り付けている。
図12、図13に示すように、本参考例1のファン2における主板23は、ブレード21の軸方向他端側端部212よりも軸方向外側に突出する環状の主板第1突出部231を備えている。
より詳細には、図14(a)に示すように、この主板第1突出部231は、主板23の径方向外側端部から軸方向外側に延びる円筒形状になっている。なお、本例では、主板23の径方向外側端部がブレード21の径方向中間部に配置されているが、図14(b)に示す変形例のように、主板23の径方向外側端部がブレード21の径方向外側端部と同一位置に配置されていてもよい。
また、図14(c)、(d)に示す変形例のように、主板第1突出部231が、主板23のうち径方向外側端部よりも径方向内側の部位から軸方向外側に延びていてもよい。
ケーシング3には、主板第1突出部231に対向する面に、軸方向に延びる2つの円筒形状のケーシング突出部34、35が同軸に設けられている。また、2つのケーシング突出部34、35間に環状の溝36が形成されている。
そして、環状溝36内に主板第1突出部231を配置してラビリンス構造にすることにより、ケーシング3とファン2の主板23との隙間を介して空気が流通するのを抑制するようにしている。
参考例1では、バランスウェイト24を主板第1突出部231に軸方向外側から取り付けてバランス調整を行う。本例では、バランスウェイト24の爪部241が主板第1突出部231の内周面側に位置しているが、バランスウェイト24の爪部241が主板第1突出部231の外周面側に位置するようにしてもよい。
また、本例では、バランスウェイト24のうち主板第1突出部231の外周面側に位置する部位が主板第1突出部231に密着しているが、必ずしも主板第1突出部231に密着している必要はない。
また、本例では、バランスウェイト24の全体がブレード21の軸方向他端側端部212よりも軸方向外側に位置しており、バランスウェイト24がブレード21間に位置していないが、バランスウェイト24の一部がブレード21間に位置していてもよい。
参考例1によると、ケーシング3内での旋回流の生成を促進するために主板第1突出部231を設けている場合、その主板第1突出部231を利用することにより、ファン2の形状等を変更することなく容易にバランス調整を行うことができる。その他は、上記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
参考例2
参考例2は、上記参考例1と同様に本発明を理解する上での参考となるものである。本参考例2を図に基づいて説明する。図15は参考例2による遠心式多翼ファンを有する遠心式送風機の断面図、図16は図15の遠心式多翼ファンにおける要部の斜視図で、図17は図16の遠心式多翼ファンにおける要部の断面図である。なお、参考例1と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図15〜図17に示すように、本参考例2のファン2における主板23は、ブレード21の外周側端部213よりも径方向外側に突出する環状の主板第2突出部232を備えている。より詳細には、この主板第2突出部232は軸直交方向(=径方向)に平坦な鍔状になっている。そして、主板第2突出部232により、ケーシング3内での旋回流の生成を促進するようになっている。
参考例2では、主板第2突出部232にバランスウェイト24を外周側から取り付けてバランス調整を行う。バランスウェイト24の爪部241は、主板第2突出部232に形成された段差233に係合している。
本例では、バランスウェイト24の爪部241が主板第2突出部232に対してブレード21と反対側に位置しているが、バランスウェイト24の爪部241が主板第2突出部232よりもブレード21側に位置していてもよい。
また、本例では、バランスウェイト24のうち主板第2突出部232に対してブレード21側に位置する部位が主板第2突出部232に密着しているが、必ずしも主板第2突出部232に密着している必要はない。
また、本例では、バランスウェイト24の全体がブレード21よりも径方向外側に位置しており、バランスウェイト24がブレード21間に位置していないが、バランスウェイト24の一部がブレード21間に位置してもよい。
また、本例では、図17に示すように、バランスウェイト24のうち爪部241と反対側の端部がラッパ状に曲がっている。より具体的には、側板22と反対側に向かって反っている。これにより、バランスウェイト24を側板22に組み付けやすくしている。
参考例2においても、上記参考例1と同様の作用効果を得ることができる。
(第実施形態)
本発明の第実施形態について説明する。図18は第実施形態による遠心式多翼ファンの要部の断面図である。第2実施形態ではバランスウェイト24が単に側板第2突出部223を挟んでいるだけであるが、本実施形態ではバランスウェイト24が側板第2突出部223を挟んでいるとともに、バランスウェイト24の爪部241が側板22の内周面に形成された段差224に係合している。なお、第2実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本例では、段差224を側板22の側板第2突出部223に形成しているが、段差224を側板22のうちブレード21間に位置する部位に形成してもよい。
また、本例では、バランスウェイト24のうち爪部241と反対側の端部がラッパ状に曲がっている。より具体的には、側板22と反対側に向かって反っている。これにより、バランスウェイト24を側板22に組み付けやすくしている。
本実施形態においても、上記第2実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、バランスウェイト24の爪部241が側板22の段差224に係合しているので、バランスウェイト24の脱落を確実に防止できる。
(第実施形態)
本発明の第実施形態について説明する。図19(a)は第実施形態による遠心式多翼ファンの要部の断面図であり、図19(b)〜(d)は第実施形態の変形例による遠心式多翼ファンにおける要部の断面図であり、図20(a)は図19(a)のD方向矢視図であり、図20(b)は第実施形態の変形例による図19(a)のD方向矢視図でありる。
実施形態では側板22の一部を突出させることで側板22に段差224を形成しているが、本実施形態では、側板22の一部を窪ませることで側板22に段差224を形成している。なお、第実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図19(a)、図20(a)の例では、側板第2突出部223の一部を下面側から上面側に向かって円形に窪ませることで段差224を形成しているが、図20(b)の変形例に示すように、側板第2突出部223の一部を溝状に窪ませることで段差224を形成してもよい。なお、図示の都合上、図20(a)、(b)ではバランスウェイト24を省略している。
また、図19(b)に示す変形例のように側板第2突出部223の下面側から上面側に向かって窪ませることで段差224を形成してもよいし、図19(c)に示す変形例のように側板第2突出部223の両面に段差224を形成してもよいし、図19(b)に示す変形例のように側板第2突出部223を貫通する穴を形成することで段差224を形成してもよい。
本実施形態においても、上記第実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(第実施形態)
本発明の第実施形態について説明する。図21(a)は第実施形態による遠心式多翼ファンの要部の斜視図であり、図21(b)は第実施形態の変形例による遠心式多翼ファンの要部の斜視図である。本実施形態は、側板22の形状が第1実施形態と異なっている。なお、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
第1実施形態の側板22の断面形状はブレード21間を流通する主流の流線に沿うような略円弧状であったが、図21(a)に示すように、側板22の断面形状は軸方向と平行に延びる直線状でもよい。また、図21(b)に示すように、側板22の断面形状は一端部が軸方向と平行に延び、他端部が径方向と平行に延びるL字状でもよい。
本実施形態においても、上記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(第実施形態)
本発明の第実施形態について説明する。図22は第実施形態による遠心式多翼ファンの要部の斜視図である。本実施形態は、側板22の形状が第3実施形態と異なっている。なお、第3実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
第3実施形態の側板22は、その全体が軸直交方向(=径方向)に平坦な鍔状であったが、図22に示すように、側板22は、軸直交方向(=径方向)に平坦な鍔状部と、ブレード21の外周側端部213に沿って軸方向に延びる円筒部とを備えていてもよい。
本実施形態においても、上記第3実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態による遠心式多翼ファンを有する遠心式送風機の断面図である。 図1の遠心式多翼ファンにおける要部の斜視図である。 図1のA部拡大図である。 (a)は遠心式多翼ファンにおける要部の平面図、(b)は(a)のB−B断面図である。 第1実施形態の第1の変形例による遠心式送風機の要部の断面図である。 第1実施形態の第2の変形例による遠心式送風機の要部の断面図である。 本発明の第2実施形態による遠心式多翼ファンを有する遠心式送風機の断面図である。 図7の遠心式多翼ファンにおける要部の斜視図である。 図7のA部拡大図である。 本発明の第3実施形態による遠心式多翼ファンを有する遠心式送風機の断面図である。 図8の遠心式多翼ファンにおける要部の斜視図である。 参考例1による遠心式多翼ファンを有する遠心式送風機の断面図である。 12の遠心式多翼ファンにおける要部の斜視図である。 (a)は図13の遠心式多翼ファンにおける要部の断面図であり、(b)〜(d)は参考例1の変形例による遠心式多翼ファンにおける要部の断面図である。 参考例2による遠心式多翼ファンを有する遠心式送風機の断面図である。 図15の遠心式多翼ファンにおける要部の斜視図である。 図16の遠心式多翼ファンにおける要部の断面図である。 本発明の第実施形態による遠心式多翼ファンの要部の断面図である。 (a)は本発明の第実施形態による遠心式多翼ファンの要部の断面図であり、(b)〜(d)は第実施形態の変形例による遠心式多翼ファンにおける要部の断面図である。 (a)は図19(a)のD方向矢視図であり、(b)は第実施形態の変形例による図19(a)のD方向矢視図である。 (a)は本発明の第実施形態による遠心式多翼ファンの要部の斜視図であり、(b)は第実施形態の変形例による遠心式多翼ファンの要部の斜視図である。 本発明の第7実施形態による遠心式多翼ファンの要部の斜視図である。
符号の説明
11 回転軸
21 ブレード
22 側板
23 主板
24 バランスウェイト

Claims (9)

  1. 遠心式送風機のケーシング(3)内に収納されて、軸方向一端側から空気を吸引して径方向外側に向かって空気を吹き出す遠心式多翼ファンであって、
    回転軸(11)の周りに多数枚配設されたブレード(21)と、
    前記ブレード(21)の軸方向一端側端部(211)を連結する側板(22)と、
    前記回転軸(11)に結合されるとともに、前記ブレード(21)の軸方向他端側端部(212)を連結する主板(23)とを有し、
    前記側板(22)は、前記ブレード(21)から突出した側板突出部(221、223)を備え、
    前記側板突出部(221、223)にバランスウェイト(24)を取り付けてバランス調整されるようになっており、
    さらに、前記側板突出部(221、223)は、前記ケーシング(3)とラビリンス構造を形成していることを特徴とする遠心式多翼ファン。
  2. 前記バランスウェイト(24)は、前記側板突出部(221、223)を挟み込むようにして前記側板突出部(221、223)に嵌められるクリップ形状を有していることを特徴とする請求項に記載の遠心式多翼ファン。
  3. 遠心式送風機のケーシング(3)内に収納されて、軸方向一端側から空気を吸引して径方向外側に向かって空気を吹き出す遠心式多翼ファンであって、
    回転軸(11)の周りに多数枚配設されたブレード(21)と、
    前記ブレード(21)の軸方向一端側端部(211)を連結する側板(22)と、
    前記回転軸(11)に結合されるとともに、前記ブレード(21)の軸方向他端側端部(212)を連結する主板(23)とを有し、
    前記側板(22)は、前記ブレード(21)から突出した側板突出部(221、223)を備え、
    前記側板突出部(221、223)にバランスウェイト(24)を取り付けてバランス調整されるようになっており、
    さらに、前記バランスウェイト(24)は、前記側板突出部(221、223)を挟み込むようにして前記側板突出部(221、223)に嵌められるクリップ形状を有しているとともに、前記バランスウェイト(24)には、前記側板突出部(221、223)に向かって突出する爪部(241)が形成されており、
    前記側板(22)には、前記爪部(241)が係合する段差(222、224)が形成され、前記段差(222)は型割面の段差であることを特徴とする遠心式多翼ファン。
  4. 前記バランスウェイト(24)の一部が前記ブレード(21)間に位置するように、前記バランスウェイト(24)が前記側板突出部(221、223)に嵌められていることを特徴とする請求項2または3に記載の遠心式多翼ファン。
  5. 前記側板突出部は、前記ブレード(21)の軸方向一端側端部(211)よりも軸方向外側に突出する環状の側板第1突出部(221)であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の遠心式多翼ファン。
  6. 前記側板突出部は、前記ブレード(21)の外周側端部(213)よりも径方向外側に突出する環状の側板第2突出部(223)であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の遠心式多翼ファン。
  7. 遠心式送風機のケーシング(3)内に収納されて、軸方向一端側から空気を吸引して径方向外側に向かって空気を吹き出す遠心式多翼ファンであって、
    回転軸(11)の周りに多数枚配設されたブレード(21)と、
    前記ブレード(21)の軸方向一端側端部(211)を連結する側板(22)と、
    前記回転軸(11)に結合されるとともに、前記ブレード(21)の軸方向他端側端部(212)を連結する主板(23)とを有し、
    前記側板(22)は、前記ブレード(21)から突出した側板突出部(221、223)を備え、
    前記側板突出部は、前記ブレード(21)の軸方向一端側端部(211)よりも軸方向外側に突出する環状の側板第1突出部(221)であり、
    前記側板第1突出部(221)にバランスウェイト(24)を取り付けてバランス調整されていることを特徴とする遠心式多翼ファン。
  8. 遠心式送風機のケーシング(3)内に収納されて、軸方向一端側から空気を吸引して径方向外側に向かって空気を吹き出す遠心式多翼ファンであって、
    回転軸(11)の周りに多数枚配設されたブレード(21)と、
    前記ブレード(21)の軸方向一端側端部(211)を連結する側板(22)と、
    前記回転軸(11)に結合されるとともに、前記ブレード(21)の軸方向他端側端部(212)を連結する主板(23)とを有し、
    前記側板(22)は、前記ブレード(21)から突出した側板突出部(221、223)を備え、
    前記側板突出部は、前記ブレード(21)の軸方向一端側端部(211)よりも軸方向外側に突出する環状の側板第1突出部(221)であり、
    前記側板第1突出部(221)にバランスウェイト(24)を取り付けてバランス調整されるようになっており、
    さらに、前記バランスウェイト(24)は、前記側板第1突出部(221)を挟み込むようにして前記側板第1突出部(221)に嵌められるクリップ形状を有しているとともに、前記バランスウェイト(24)には、前記側板第1突出部(221)に向かって突出する爪部(241)が形成されており、
    前記爪部(241)は、前記バランスウェイト(24)のうち前記側板第1突出部(221)の内周面側に位置する部位に形成され、
    前記バランスウェイト(24)のうち前記側板第1突出部(221)の外周面側に位置する部位は、前記側板第1突出部(221)の外周面に密着していることを特徴とする遠心式多翼ファン。
  9. 前記側板突出部は、前記ブレード(21)の軸方向一端側端部(211)よりも軸方向外側に突出する環状の側板第1突出部(221)であり、
    前記爪部(241)は、前記バランスウェイト(24)のうち前記側板第1突出部(221)の内周面側に位置する部位に形成され、
    前記バランスウェイト(24)のうち前記側板第1突出部(221)の外周面側に位置する部位は、前記側板第1突出部(221)の外周面に密着していることを特徴とする請求項に記載の遠心式多翼ファン。
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