JP4978312B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は遊技機に関し、特に遊技機が具備する可動部材の構成に関する。
パチンコ機などの遊技機において、演出効果を得ることを目的として、基準位置から落下することが可能な可動部材が設けられる場合が多い。可動部材の動きを制御する方法として、可動部材をモータ等の動力源を用いて制御する方法がある(例えば特許文献1参照)。
特開2001−25546号公報(図3、第17段落)
可動部材の基準位置が移動後の位置より上方にある場合、基準位置において、可動部材には、重力により下方に移動させる力が加わり続ける。一般的に、動力源は稼動していない状態においてもある程度の固定力を有しているが、可動部材の重量が大きい場合、可動部材が基準位置から下方に落下してしまう可能性があった。
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、可動部材の重量が大きい場合においても可動部材が基準位置から下方に落下することを防止できる遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る遊技機は、遊技球が入球可能な始動口と、基準位置から下方へ落下可能な可動部材と、前記基準位置に位置する前記可動部材を下方から支持し、前記可動部材が下方に落下することを防止するストッパー部材と、前記ストッパー部材を前記可動部材の下方から退避させる第1駆動手段と、前記可動部材を上方へ移動させる第2駆動手段と、前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段を制御して前記可動部材を用いた演出を行う可動部材制御手段とを具備する。前記可動部材制御手段は、前記複数の変動パターンから特定の変動パターンが選択された場合、前記第2駆動手段を制御し、前記可動部材を前記基準位置より上方にて上下に移動させる第1処理と、前記第1駆動手段を制御し、前記第1処理が行われている間に前記ストッパー部材を前記可動部材の下方から退避させる第2処理と、前記第2駆動手段を制御し、前記第2処理が行われた後に前記可動部材を前記基準位置より下方へ移動させる第3処理とを行う。
この遊技機によれば、前記可動部材の重量が大きい場合においても前記可動部材が基準位置から下方に落下することを防止できる。また、前記第1処理が行われている間に前記第1駆動手段を制御するため、前記可動部材を下方に移動させる場合に、確実に前記ストッパーを退避させることができる。なお、前記第1処理には、前記可動部材を上下に1往復させる場合と、複数往復させる場合の双方を含む。1往復の場合、前記可動部材が上方に移動している間に前記ストッパー部材が退避し、その後、前記可動部材が前記基準位置に戻る動作と下方に移動する動作が連続して行われる。
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態に係るパチンコ機について説明する。図1は本実施形態に係るパチンコ機の全体構成を示す正面図であり、図2はパチンコ機の背面図である。これらの図に示すパチンコ機において、前後面が開口する四角筒状の外枠1の前端面には前枠2が、左側辺部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されている。
前枠2の前面には、図1に示すように、矩形状の窓枠5が左側辺部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されており、窓枠5の内周面には透明なガラス窓5aが固定されている。また、前枠2の後面には額縁状の機構盤が固定されている。この機構盤には、後述する遊技盤100が着脱可能に装着されている。遊技盤100はガラス窓5aにより前方から覆われている。
また窓枠5のうちガラス窓5aの外周部に位置する部分には、複数のランプカバー6が固定されており、各ランプカバー6の後方には複数のLED6aが配置されている。これら各LED6aは窓枠5に固定されたものであり、各ランプカバー6は後方のLED6aが発光することに基づいて照明される。
また前枠2の前面の下端部には、横長な長方形状の下皿板3が固定されており、下皿板3の前面には、上面が開口する下皿3aが固定されている。また前枠2の前面には、下皿板3の上方に位置する上皿板4が装着されており、上皿板4の前面には、上面が開口する上皿4aが固定されている。上皿板4の後面の右端部には、遊技音を出力するスピーカ7が固定されている。
下皿板3の前面の右端部にはハンドル台8が固定されており、ハンドル台8には発射ハンドル9が、前後方向へ延びる水平な軸を中心に回動可能に装着されている。この発射ハンドル9の後方には、図2に示すように、発射モータ9aが固定されている。発射モータ9aの回転軸には、図1に示すように、打球槌9bが連結されている。発射モータ9aは打球槌9bの駆動源であり、発射モータ9aに駆動電力が与えられて打球槌9bが駆動することにより、上皿4a内の遊技球が上皿4a内から遊技盤100の遊技領域に弾き出される。
また図2に示すように、パチンコ機の背面にはメイン基板ケース200aが固定されている。メイン基板ケース200a内には、後述するメイン制御基板(大当たり判定手段)が収納されている。なお、図8に示す表示制御基板210及び可動部材制御基板220も、パチンコ機の背面に固定されたケース(図示せず)内に収納されている。
図3及び図4は、遊技盤100の正面概略図である。遊技盤100は、遊技球が転動可能な遊技領域を有する。遊技領域の略中央には、役物である装飾枠体101が設けられている。装飾枠体101の内側には図柄表示装置20が配置されている。図柄表示装置20は、例えば液晶表示装置であるが、他の表示装置であっても良い。
遊技盤100には、始動口102が設けられている。始動口102には、始動口102に遊技球が入球したことを検出するセンサ(図示せず)が設けられている。遊技球が始動口102内に入球したことをセンサが検出すると、検出信号がメイン制御基板200に出力される。するとメイン制御基板200は、表示制御基板210に演出パターンを定める変動パターン信号を送信する。表示制御基板210は、変動パターン信号を受信すると、図柄表示装置20に、3つの図柄の変動表示を開始させる。そして表示制御基板210は、変動表示の開始から所定時間が経過すると、図柄表示装置20において、2つの図柄を停止させる。この2つの図柄の組合せに応じてリーチ状態であるか完全外れであるかが報知される。さらに所定時間が経過すると、表示制御基板210は、残りの一つの図柄を停止させる。これにより、大当たり状態またはリーチ外れ状態が遊技者に報知される。
大当たり状態が報知されると、後述する可動部材30を用いた演出が行われ、その後メイン制御基板200は大当たり遊技を開始させる。大当たり遊技では、遊技者には通常より有利な状態が付与される。具体的には、大入賞口104の扉を開放することによって大入賞口104への遊技球の入賞を許容するものであり、遊技者は、通常の遊技状態、即ち、大当たりが発生していない遊技状態で得ることが出来る賞球よりも多くの賞球を得ることが出来る。大入賞口104の扉は、所定個数の遊技球が入賞するまで、または所定時間が経過するまで開放される。
なお、リーチ状態、完全外れ、大当たり状態、及びリーチ外れ状態のいずれになるかは、メイン制御基板200が、始動口102に入球したことをセンサが検出した後に、抽選処理を行うことにより定める。メイン制御基板200は、リーチ状態、完全外れ、大当たり状態、及びリーチ外れ状態のいずれになるかによって、変動パターン信号の種類を変える。サブ制御基板210は、変動パターン信号の種類によって、上記したいずれの状態を図柄表示装置20に表示させるかを定める。
また、図柄表示装置20で図柄の変動表示が行われている間に別の遊技球が始動口102内に入球する場合がある。この場合の入球は保留球としてカウントされる。保留球がカウントされている場合、リーチ外れ状態になると、再び上記した動作が繰り返される。
また装飾枠体101には、演出用の可動部材30が設けられている。可動部材30は、例えば略ゴルフクラブの形状を有しており、ゴルフクラブのヘッドに相当する部分とは逆側の部分を支点として回転する。この支点部分は、装飾枠体101に設けられた装飾物101aの裏側に位置している。図3に示すように、可動部材30の基準位置は装飾枠体101の上枠と重なる位置であり、図柄表示装置20の上方に位置する。可動部材30が基準位置にある場合、可動部材30は水平に近い状態になっており、かつ後述するストッパーによって下方から支持されている。
そして可動部材30が回転して下方に落下する場合、ストッパーが外され、その後可動部材30が落下する。このときゴルフクラブのヘッドに相当する部分が図柄表示装置20の前方を通過する。回転後の可動部材30は、図4に示すように装飾枠体101の横枠に略平行な状態になる。その後可動部材30は、後述するモータを動力源として、基準位置に復帰し、その後ストッパーによって支持される。
なお、可動部材30が落下するタイミングは、図柄表示装置20に表示される映像の表示タイミングに合わせて制御されるのが好ましい。
図5、図6、及び図7(A),(B)は、それぞれ可動部材30及びその駆動機構の斜視図、正面図、及び側面図である。図7(A)は、駆動機構が有する第1のストッパー部材50が可動部材30を下方から支持している状態を示しており、図7(B)は可動部材30が上方に回転し、かつ第1のストッパー部材50が可動部材30を支持する位置から退避している状態を示している。
可動部材30は、回転軸32を軸として回転する。回転軸32は、可動部材30のうちヘッドに相当する部分とは逆側の部分に設けられている。回転軸32には板状の回転部材34が、回転軸32と同心に取り付けられている。回転部材34の外周部のうち下部は円弧になっており、この円弧部分には歯車36と噛み合う歯が設けられている。歯車36は、モータ38の回転軸に、該回転軸と同心に取り付けられている。モータ38は第2駆動手段に相当し、可動部材30の回転動作を制御する。モータ38の動作は、図8に示す可動部材制御基板220によって制御される。
また可動部材30には、可動部材30の本体より上方に位置する凸部42が設けられている。図6に示す正面図において、回転軸32を中心とした場合、凸部42は可動部材30の本体とは異なる方向に延伸している。可動部材30が基準位置に位置する間、凸部42は第1のストッパー部材50によって下方から支持される。
第1のストッパー部材50は、上端面の前側(図7において右側)に、凸部42を支持する支持面51を有している。また第1のストッパー部材50の下端部には、回転軸50aが挿通している。回転軸50aは、可動部材30の回転軸32に直交する方向に配置されているが、前後に動かないように固定されている。また第1のストッパー部材50の上端部には、軸53の一端側が挿入されている。軸53の他端側は移動部材54に挿入されている。移動部材54は、第1駆動手段に相当するソレノイド60によって前後に移動する。
このような構成において、ソレノイド60に電流が流れると移動部材54が後方(図7において左側)に移動し、その結果、図7(B)に示すように、回転軸50aを中心として第1のストッパー部材50の上端部が後方に回転し、支持面51が凸部42の下方から退避する。なお、ソレノイド60と移動部材54の間にはコイルバネ(図示せず)が挿入されている為、ソレノイド60への通電が終了すると、コイルバネの反発力によって移動部材54は前方に復帰する。その結果、回転軸50aを中心として第1のストッパー部材50の上端部が回転し、図7(A)に示すように支持面51が凸部42の下方に復帰する。なお、ソレノイド60への通電の有無は、図8に示す可動部材制御基板220によって制御される。
第1のストッパー部材50の前面52の上部は、上端に近づくにつれて前方(図7において右側)に突出するように傾斜している。このため、可動部材30が下方から回転してきた場合、第1のストッパー部材50は、前面52の上部が凸部42に押されて徐々に後方に移動する。そして凸部42が第1のストッパー部材50の支持面51より上方に移動すると、上記したコイルバネの反発力によって第1のストッパー部材50は凸部42の下方に復帰する。従って、可動部材30を基準位置に復帰させる場合、ソレノイド60に通電する必要はない。前面52が傾斜していない場合は、可動部材30を基準位置に復帰させる時にソレノイド60に通電し、第1のストッパー部材50を退避させる必要がある。
なお、第1のストッパー部材50の支持面51の上方には、第2のストッパー部材70が設けられている。第2のストッパー部材70は、可動部材30が基準位置から上方に移動できる範囲を制限する為に設けられている。すなわち可動部材30は、凸部42が第2のストッパー部材70に当接する位置まで上方(図6において時計回り)に回転することができる。図5及び図6に示すように、凸部42の下面が支持面51に支持されている状態において、凸部42と第2のストッパー部材70の間には隙間がある。なお、図7の両図では、第2のストッパー部材70の図示を省略している。
図8は、遊技機が有する制御基板の構成の一例を説明するためのブロック図である。図8に示す例において遊技機は、メイン制御基板200、表示制御基板210、及び可動部材制御基板220を、遊技盤10の背面側に有する。本実施形態では、これら3つの制御基板により、本発明の制御部が構成される。メイン制御基板200にはCPU202、ROM204、RAM206、及び入力・出力ポート(I/Oポート)208が設けられており、表示制御基板210にはCPU212、ROM214、RAM216、及び入力・出力ポート218が設けられている。また可動部材制御基板220には、制御部に相当するCPU222、ROM224、RAM226、及び入力・出力ポート228が設けられている。入出力ポート218,228は、それぞれ入出力ポート208に接続している。
CPU202は、ROM204及びRAM206に記憶された制御方法及び他の技術情報に基づいて、遊技機の遊技状態を制御する。例えばCPU202は、リーチ状態、完全外れ、大当たり状態、及びリーチ外れ状態のいずれになるかの抽選を行う。そしてCPU202は、抽選結果に基づいてCPU212,222に変動パターン信号を出力する。CPU202が出力する変動パターン信号は、抽選結果によって異なる。
ROM214又はRAM216は、複数の表示パターンデータを互いに異なる変動パターン信号に対応付けて保持している。CPU212は、CPU202から変動パターン信号を受信した場合、受信した変動パターン信号に対応した表示パターンデータをROM214又はRAM216から読み出し、読み出した表示パターンデータに従って、図柄表示装置20が表示する画像及びその表示タイミングを制御する。
ROM224又はRAM226は、複数のシーケンスデータを互いに異なる変動パターン信号に対応付けて保持している。CPU222は、CPU202から変動パターン信号を受信した場合、受信した変動パターン信号の種類に対応したシーケンスデータをROM224又はRAM226から読み出し、読み出したシーケンスデータに従ってソレノイド60への通電タイミング並びにモータ38の動作及びそのタイミングを制御する。
なお、ROM214又はRAM216が保持する表示パターンデータと、ROM224又はRAM226が保持するシーケンスデータは、可動部材30の動作タイミングと図柄表示装置20の表示タイミングが合うように予め設定されている。
図9は、CPU202がCPU212,222に第1変動パターン信号を送信したときにCPU222が読み出すシーケンスデータをチャート形式で示す図である。なお、CPU202が第1変動パターン信号を送信した場合、CPU212は、図柄表示装置20にt2秒間(例えば20秒間)の表示演出を行わせる。
CPU222は、図9に示すように、CPU212が表示演出を開始してからt1秒までの間(例えば4秒間)、モータ38を制御して可動部材30を基準位置より上方の領域で上下に複数回往復させ、その後可動部材30を基準位置で停止させる。なお第1変動パターン信号に対応するシーケンスデータでは、CPU222は、ソレノイド60に通電を行わず、第1のストッパー部材50を可動部材30の下方に位置させ続ける。
図10は、CPU202がCPU212,222に第2変動パターン信号を送信したときにCPU222が読み出すシーケンスデータをチャート形式で示す図である。なお、CPU202が第2変動パターン信号を送信した場合、CPU212は、t2より長いt3秒間(例えば22秒間)の表示演出を行う。具体的には、図柄表示装置20に3つの図柄の変動表示を開始し、表示演出開始からt4秒後(例えば17秒後)に3つの図柄を外れ図柄で仮停止させる。そして表示演出開始からt3秒後に3つの図柄を外れ図柄で本停止させる。
CPU222は、図10に示すように、CPU212が表示演出を開始してからt4秒後、すなわちCPU212が外れ図柄を仮停止させた時からt5秒(例えば表示演出開始から20秒後)までの間、モータ38を制御して可動部材30を基準位置より上方の領域で上下に複数回往復させ、その後可動部材30を基準位置で停止させる。なお第1変動パターン信号に対応するシーケンスデータでは、CPU222は、ソレノイド60に通電を行わず、第1のストッパー部材50を可動部材30の下方に位置させ続ける。
図11は、CPU202がCPU212,222に第3変動パターン信号を送信したときにCPU222が読み出すシーケンスデータをチャート形式で示す図である。CPU202が第3変動パターン信号を送信した場合、CPU212は、t3より長いt6秒間(例えば25秒間)の表示演出を行う。具体的には、図柄表示装置20に3つの図柄の変動表示を開始し、表示演出開始からt4秒後に3つの図柄を外れ図柄で仮停止させる。そして表示演出開始からt5秒後に仮停止していた外れ図柄が弾き飛ばされる表示を行い、その後3つの図柄を大当たり図柄で本停止させる。
そしてCPU222は、図11に示すように、CPU212が表示演出を開始してからt4秒後(すなわちCPU212が外れ図柄を仮停止させた時)からt5秒までの間(例えば表示演出開始から20秒後までの間)、モータ38を制御して可動部材30を基準位置より上方の領域で上下に複数回往復させる。その間に、すなわち可動部材30が基準位置より上方に移動し始めてから最後に基準位置に戻るまでの間にCPU222は、例えば可動部材30が基準位置より上方に位置しているタイミングでソレノイド60への通電を開始し、第1のストッパー部材50を可動部材30の下方から退避させる。なお、CPU222は、可動部材30が基準位置にある場合すなわち第1のストッパー部材50で支持されているタイミングでソレノイド60への通電を開始してもよい。この場合、第1のストッパー部材50は、ソレノイド60への通電が開始したタイミングでは可動部材30と接している為、可動部材30の重みにより退避し難いが、その後可動部材30が基準位置より上方に移動したときに可動部材30から開放されるため、このタイミングで可動部材30の下方から確実に退避することができる。
そしてCPU222は、CPU212が表示演出を開始してからt5秒後(すなわちCPU212が外れ図柄が弾き飛ばされる表示を行ったとき)に、モータ38を制御して可動部材30を基準位置より下方に移動させる。この移動には自由落下を含む。そしてCPU222は、モータ38を制御して、図柄表示装置20の演出表示が終了する前に可動部材30を基準位置に戻す。なおCPU222は、可動部材30を基準位置より下方に落下させた後かつ可動部材30を基準位置に戻す前に、ソレノイド60への通電を終了する。
上記した演出を行った場合、3つの図柄を外れ図柄で仮停止した後、可動部材30が基準位置より上方で上下に往復移動し始めた場合、遊技者に大当たり状態になる可能性がある、という期待を持たせることができる。また、可動部材30を基準位置より上方の領域で往復運動させている間に第1のストッパー部材50を外しているため、第1のストッパー部材50を退避させることのみを目的として可動部材30を上方に移動させる必要が無くなり、遊技者に違和感を与えなくてすむ。
以上、本発明の第1の実施形態によれば、可動部材30が基準位置にある場合、可動部材30の凸部42が、第1のストッパー部材50によって下方から支持される。このため、可動部材30の動力源であるモータ38をオフにしても、可動部材30を基準位置に安定して待機させることができる。このため、可動部材30を大きくすることができる。また可動部材30が基準位置より上方に位置している間に第1のストッパー部材50を凸部42の下方から退避させるため、第1のストッパー部材50を確実に凸部42の下方から退避させることができる。
また、図10のチャートに示した処理を行わない場合、可動部材30が基準位置の上方で上下に動き始めたタイミングで、遊技者は可動部材30が下方に移動することを予測できる。しかし、本実施形態では、図10のチャートに示した処理と、図11のチャートに示した処理の双方を行う為、可動部材30が基準位置の上方で上下に動いても、このタイミングでは遊技者は可動部材30が下方に移動するか否か判断することができない。このため、遊技者が可動部材の動きを予測しにくくすることができる。
図12は、本発明の第2の実施形態に係る遊技機の制御基板の構成を説明するためのブロック図である。本実施形態に係る遊技機の構成及び動作は、制御基板の構成を除いて第1の実施形態に係る遊技機と同様の構成である。以下、第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して、説明を省略する。
本実施形態における制御基板の構成は、入出力ポート218が入出力ポート208,228に接続している点を除いて、第1の実施形態に係る制御基板の構成と同様である。本実施形態において、CPU212は、CPU202から受信した変動パターン信号をCPU222に送信する。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態において、CPU212は、CPU202から受信した変動パターン信号に対応する表示パターンデータの識別情報をCPU222に送信しても良い。この場合、ROM224又はRAM226は、複数のシーケンスデータを互いに異なる識別情報に対応付けて保持している。そしてCPU222は、CPU212から受信した識別情報に対応するシーケンスデータをROM224又はRAM226から読み出し、読み出したシーケンスデータに従ってモータ38及びソレノイド60を制御する。
図13は、本発明の第3の実施形態に係る遊技機の制御基板の構成を説明するためのブロック図である。本実施形態に係る遊技機の構成及び動作は、制御基板の構成を除いて第1の実施形態に係る遊技機と同様の構成である。以下、第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して、説明を省略する。
本実施形態における制御基板の構成は、可動部材制御基板220を有しておらず、第1の実施形態においてCPU222が行う制御をCPU212が行い、かつROM224及びRAM226が保持する各種データをROM214及びRAM216が保持する点を除いて、第1の実施形態に係る制御基板の構成と同様である。すなわち本実施形態においてはメイン制御基板200及び表示制御基板210が本発明に係る制御部を構成する。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、上記した各実施形態において、可動部材30は回転運動により基準位置から落下していたが、基準位置から垂直方向に落下し、その後垂直方向に基準位置に戻るようにしても良い。また、図10及び図11に示したチャートにおいて、可動部材30は基準位置より上方で複数回往復していたが、1往復であっても良い。この場合、図11に示す処理において、可動部材30が上方に移動している間に第1のストッパー部材50が退避し、その後、可動部材30が基準位置に戻る動作と下方に移動する動作が連続して行われる。
本実施形態に係るパチンコ機の正面図。 本実施形態に係るパチンコ機の背面図。 遊技盤100の正面概略図。 遊技盤100の正面概略図。 可動部材30及びその駆動機構の斜視図。 可動部材30及びその駆動機構の正面図。 (A)、(B)は可動部材30及びその駆動機構の側面図。 制御基板の構成の一例を説明するためのブロック図。 CPU222が読み出すシーケンスデータの第1例を示す図。 CPU222が読み出すシーケンスデータの第2例を示す図。 CPU222が読み出すシーケンスデータの第3例を示す図。 第2の実施形態に係る遊技機の制御基板の構成を説明するためのブロック図。 第3の実施形態に係る遊技機の制御基板の構成を説明するためのブロック図。
符号の説明
10…遊技盤、30…可動部材、38…モータ、50…第1のストッパー部材、60…ソレノイド、200…メイン制御基板200、210…表示制御基板210、220…可動部材制御基板

Claims (2)

  1. 遊技球が転動可能な遊技領域を有する遊技盤と、
    前記遊技領域に設けられており、前記遊技球が入球可能な始動口と、
    前記始動口に前記遊技球が入球した場合に、複数の変動パターンから一つの変動パターンを決定し、該変動パターンに応じた演出を行う遊技演出手段と、
    前記始動口に前記遊技球が入球した場合に、大当たりの判定を行う大当たり判定手段とを備え、
    前記大当たり判定手段が大当たりと判定した場合、前記遊技演出手段にて演出を行った後、遊技者に有利な状態にする遊技機において、
    前記遊技演出手段は、
    前記遊技盤に設けられた役物と、
    前記役物に設けられ、基準位置から上下に移動可能な可動部材と、
    前記基準位置に位置する前記可動部材を下方から支持し、前記可動部材が下方に落下することを防止するストッパー部材と、
    前記ストッパー部材を前記可動部材の下方から退避させる第1駆動手段と、
    前記可動部材を駆動させる第2駆動手段と、
    前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段を制御して前記可動部材を用いた演出を行う可動部材制御手段とを具備し、
    前記可動部材制御手段は、前記複数の変動パターンから特定の変動パターンが選択された場合、前記第2駆動手段を制御し、前記可動部材を前記基準位置より上方にて上下に移動させる第1処理と、前記第1駆動手段を制御し、前記第1処理が行われている間に前記ストッパー部材を前記可動部材の下方から退避させる第2処理と、前記第2駆動手段を制御し、前記第2処理が行われた後に前記可動部材を前記基準位置より下方へ移動させる第3処理とを行うことを特徴とする遊技機。
  2. 前記可動部材制御手段は、前記特定の変動パターン以外の変動パターンが選択された場合、前記第2駆動手段を制御することにより、前記可動部材を前記基準位置より上方にて上下に移動させ、その後、前記可動部材を前記基準位置で停止させる処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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