JP4977541B2 - ディジタル・カメラおよびその動作制御方法 - Google Patents

ディジタル・カメラおよびその動作制御方法 Download PDF

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Description

この発明は,ディジタル・カメラおよびその動作制御方法に関する。
CCDなどの固体電子撮像素子においては,欠陥画素が発生することがあるために,欠陥画素補正が行われることがある。欠陥画素は,露光時間が長いときに目立つので露光時間にもとづいて欠陥画素補正を行うかどうかを決定するものがある(特許文献1,2)。
特許第376188号公報 特開2001-211388号公報
しかしながら,固体電子撮像素子に設けられている多数の光電変換素子はすべて一律に同じ感度のものではなく,異なる感度のものが混在することが多い。露光時間が長い場合に,すべての欠陥画素を補正すると,補正する必要の無い欠陥画素にまで補正することとなり,得られる画像の画質が低下することがある。
この発明は,補正が必要な欠陥画素について補正をすることを目的とする。
この発明によるディジタル・カメラは,受光面上に感度の異なる多数の光電変換素子が配置されており,被写体を撮像することにより,被写体像を表す画像データを出力する固体電子撮像素子,感度の異なる上記光電変換素子ごとに,欠陥画素の補正を行うかどうかを判定する判定手段,上記固体電子撮像素子から出力された画像データのうち,上記判定手段によって欠陥画素の補正を行なうと判定された上記光電変換素子に蓄積された信号電荷にもとづいて得られた画像データであって,あらかじめ定められている欠陥画素に対応する画像データを補正する補正手段,ならびに上記固体電子撮像素子から出力された画像データのうち,上記補正手段によって補正された画像データおよび上記補正手段によって補正されなかった画像データを,感度の異なる上記光電変換素子ごとに異なる増幅率で増幅する増幅回路を備え,上記判定手段が,上記異なる増幅率のうち,欠陥画素の補正を行うかどうかを判定する対象の上記光電変換素子に蓄積された信号電荷にもとづいて得られた画像データの増幅率についての値を用いて,露光時間についての値を補正した値がしきい値を超えた場合に欠陥画素の補正を行うと判定するものである。
この発明は,上記ディジタル・カメラの動作制御方法も提供している。すなわち,この方法は,固体電子撮像素子が,受光面上に感度の異なる多数の光電変換素子が配置されており,被写体を撮像することにより,被写体像を表す画像データを出力し,判定手段が,感度の異なる上記光電変換素子ごとに,欠陥画素の補正を行うかどうかを判定し,補正手段が,上記固体電子撮像素子から出力された画像データのうち,上記判定手段によって欠陥画素の補正を行なうと判定された上記光電変換素子に蓄積された信号電荷にもとづいて得られた画像データであって,あらかじめ定められている欠陥画素に対応する画像データを補正し,増幅回路が,上記固体電子撮像素子から出力された画像データのうち,上記補正手段によって補正された画像データおよび上記補正手段によって補正されなかった画像データを,感度の異なる上記光電変換素子ごとに異なる増幅率で増幅し,上記判定手段が,上記異なる増幅率のうち,欠陥画素の補正を行うかどうかを判定する対象の上記光電変換素子に蓄積された信号電荷にもとづいて得られた画像データの増幅率についての値を用いて,露光時間についての値を補正した値がしきい値を超えた場合に欠陥画素の補正を行うと判定するものである。
この発明によると,固体電子撮像素子の受光面上には感度の異なる多数の光電変換素子が配置されており,被写体を撮像することにより被写体像を表す画像データが得られる。欠陥画素補正を行うかどうかが,感度の異なる光電変換素子ごとに判定される。欠陥画素判定を行うと判定された光電変換素子に蓄積された信号電荷にもとづいて得られた被写体像を表す画像データであって,あらかじめ定められた欠陥画素に対応する画像データが補正される。補正された画像データおよび補正されていない画像データが,感度の異なる光電変換素子ごとに異なる増幅率で増幅される。欠陥画素の補正が行われるかどうかの判定は,異なる増幅率のうち,欠陥画素の補正を行うかどうかを判定する対象の光電変換素子に蓄積された信号電荷にもとづいて得られた増幅率についての値を用いて,露光時間についての値を補正して得られた値がしきい値を超えた場合に行われるものと判定される。
この発明によると感度の異なる光電変換素子ごとに,欠陥画素補正が行われるかどうかが判定され,行われると判定された場合に欠陥画素補正が行われる。欠陥画素補正を行うかどうかを感度の異なる光電変換素子ごとに決定できるようになる。
感度が異なる光電変換素子から得られる画像データについては,感度に応じて増幅率を変えて画像データが増幅されることがある。増幅率を変えて画像データが増幅されると,欠陥画素補正を行う必要があると考えられる露光時間のしきい値も感度の異なる光電変換素子ごとに変わる。この発明によると,異なる増幅率のうち欠陥画素の補正を行うかどうかを判定する対象の光電変換素子に蓄積された信号電荷にもとづいて得られた画像データの増幅率についての値を用いて,露光時間についての値を補正して欠陥画素の補正を行うかどうかを判定しているので,感度の異なる光電変換素子に応じて増幅率を変えて画像データを増幅しても欠陥画素を行うかどうかの判定が比較的正確に行うことができる。
感度の異なる上記光電変換素子ごとの増幅率を記憶するメモリをさらに備えてもよい。この場合,上記増幅回路は,上記メモリに記憶されている増幅率を用いて上記補正手段によって補正された画像データを補正するものとなろう。
ディジタル・カメラ周辺の温度を検出する温度検出手段,および上記温度検出手段によって検出された温度にもとづいて上記しきい値を変更する変更手段をさらに備えてもよい。
上記固体電子撮像素子は,たとえば,異なる色のカラー・フィルタが受光領域に付されている多数の光電変換素子,異なる色のカラー・フィルタもしくは透明のフィルタが受光領域に付されている多数の光電変換素子,または異なる受光領域の大きさをもつ多数の光電変換素子を備えているものである。
図1は,この発明の実施例を示すもので,ディジタル・カメラの電気的構成を示すブロック図である。
ディジタル・カメラの全体の動作は,CPU8によって統括される。
ディジタル・カメラには,電源ボタン,シャッタ・レリーズ・ボタン,モード・スイッチなどのスイッチ類を含む操作スイッチ9が設けられている。この操作スイッチ9から出力された信号は,CPU8に入力する。また,ディジタル・カメラには露光時間その他の時間を計時するためのタイマ11およびディジタル・カメラの周辺温度を計測する温度センサ12も設けられている。
駆動回路7によって,レンズ/バリア/シャッタ/絞り1および撮像素子2が駆動させられる。レンズ/バリア/シャッタ/絞り1を通過した光線束は,撮像素子2の受光面に入射する。
図2は,撮像素子2の受光面の一部を示している。
撮像素子2の受光面20には,多数の光電変換素子21が水平方向および垂直方向に配置されている。これらの光電変換素子21が画素に対応する。光電変換素子21の受光面(受光領域)上には赤色成分の光を透過するフィルタ(Rで示す),緑色成分の光を透過するフィルタ(Gで示す)または青色成分の光を透過するフィルタ(Bで示す)が形成されている。露光量に応じた信号電荷が光電変換素子21に蓄積される。蓄積された信号電荷は垂直転送路および水平転送路(いずれも図示略)を介して,画像データとして撮像素子2から出力される。赤色成分の光を透過するフィルタR,緑色成分の光を透過するフィルタGまたは青色成分の光を透過するフィルタBの透過率が異なることから,赤色成分の光を透過するフィルタR,緑色成分の光を透過するフィルタGまたは青色成分の光を透過するフィルタBが形成されている光電変換素子21の感度が異なることとなる。
図1に戻って,撮像素子2から赤色成分の画像データ,緑色成分の画像データまたは青色成分の画像データが順に出力される。撮像素子2から出力された画像データはオフセット補正回路3を介して欠陥補正回路4に入力する。
欠陥補正回路4は,撮像素子2の欠陥画素(いわゆる撮像素子2の傷などのことであり,光電変換素子21に信号電荷が蓄積されているにもかかわらず,その蓄積量に応じた画像データが得られない画素)を補正する回路である。欠陥画素の位置についてはあらかじめ検出されており,その位置を示すデータがメモリ10に格納されている。この実施例によるディジタル・カメラは,あらかじめ検出されている欠陥画素のすべてについて欠陥画素補正が行われるものではなく,所定の判定式が成立する欠陥画素について欠陥画素補正が行われる。
とくに,この実施例においては,所定の判定式に用いられるパラメータが撮像素子の感度に応じて異なる。上述したように撮像素子2の光電変換素子21は,受光面に形成されているフィルタが赤色の光成分を透過するものか,緑色の光成分を透過するものか,青色の光成分を透過するものかに応じて感度が異なることから,白バランス調整が行われる。この白バランス調整におけるゲインが赤色成分の画像データか,緑色成分の画像データか,青色成分の画像データかによって異なる。これらの赤色成分の画像データ,緑色成分の画像データまたは青色成分の画像データごとに異なるゲインを用いて,上述した判定式の計算が行なわれる。
欠陥画素補正回路4から出力された画像データはゲイン補正回路5に入力し,白バランス調整が行われる。白バランス調整後に,欠陥画素の補正をしてもよい。ゲイン補正回路5から出力された画像データは信号処理回路6において,色補間,データ圧縮などの所定の信号処理が行われて画像表示装置14に入力する。画像表示装置14に,撮像により得られた被写体像が表示される。
シャッタ・レリーズ・ボタンが押されると,上述のようにして信号処理回路6から出力された画像データがメモリ・カード・インターフェイス13に接続されているメモリ・カード(図示略)に記録される。
図3は,ディジタル・カメラの処理手順を示すフローチャートである。
撮像素子2によって被写体が撮像される(ステップ31)。ISO感度のAPEX値(たとえば,ISO100であれば5)Sv,露光時間のAPEX値(たとえば,1秒であれば0)Tv,ゲインGaなどが取得される(ステップ32)。ISO感度は固定であればメモリ10に記憶されており,ユーザによる設定ができる場合には設定された値が読み取られよう。また,露光時間はタイマ11によって計時される。ゲインGaは,白バランス・ゲインであり,例えば,赤色成分の画像データについては1.2,緑色成分の画像データについては1,青色成分の画像データについては1.8である。
つづいて,赤色成分(R画素)の画像データ,緑色成分(G画素)の画像データ,青色成分(B画素)の画像データごとに式1の判定式の計算が行われる(ステップ33)。欠陥画素の画像データについて式1が成立する場合に欠陥画素補正が行われる。しきい値Thは例えば,固定値であり,5である。この式1が,画像データの増幅率についての値を用いて,露光時間を補正するものである。
Sv+log2(Ga)−Tv>Th・・・式1
欠陥画素補正回路4に入力した画像データであって,欠陥画素に相当する光電変換素子21から得られた画像データがR画素,G画素またはB画素のどのものかが判別される(ステップ34)。
R画素の画像データであれば,R画素のゲインGaを用いて式1を算出した場合に,式1(判定式)が成立するかどうかが判定される。式1が成立すれば(ステップ35でYES),欠陥画素補正が必要な時間以上露光されていたと考えられるので,そのR画素の欠陥画素について欠陥補正回路4において欠陥画素補正が行われる(ステップ36)。式1が成立しなければ(ステップ35でNO),ステップ36の処理はスキップされ,そのR画素の欠陥画素について欠陥画素補正は行われない。
同様に,G画素の画像データであれば,G画素のゲインGaを用いて式1を算出した場合に式1が成立するかどうかが判定される。式1が成立すれば(ステップ37でYES),そのG画素の欠陥画素について欠陥画素補正が行われる(ステップ38)。式1が成立しなければ(ステップ37でNO),ステップ38の処理はスキップされ,そのG画素の欠陥画素について欠陥画素補正は行われない。
さらに,B画素の画像データであれば,B画素のゲインGaを用いて式1を算出した場合に式1が成立するかどうかが判定される。式1が成立すれば(ステップ39でYES),そのB画素の欠陥画素について欠陥画素補正が行われる(ステップ40)。式1が成立しなければ(ステップ39でNO),ステップ40の処理はスキップされ,そのB画素の欠陥画素について欠陥画素補正は行われない。
一駒分の画像のすべての画素の画像データについてステップ34から40までの処理が繰り返される(ステップ41)。一駒分の画像の画像データについてのステップ34から40までの処理が終了すると(ステップ41でYES),その画像データについて上述した画素補間,データ圧縮などの所定の画像信号処理が行われる(ステップ42)。
撮像素子に感度の異なる光電変換素子が含まれている場合には,露光時間にもとづいて欠陥画素補正をするかしないかを決定するときに,感度をごとに露光時間を調整する必要があるが,上述した式1の判定式は,画素ごとに異なるゲインを考慮しているので(すなわち,光電変換素子の感度の相違を考慮しているので),その露光時間を調整して欠陥画素補正をするかしないかを決定できる。
図4は,温度としきい値Thとの関係を示している。
上述した式1の判定式は,しきい値Thは固定であったが,ディジタル・カメラの周辺温度に応じてしきい値Thを変えるようにしてもよい。周辺温度は上述したように,温度センサ12を用いて計測できる。
温度(℃)が0度,10度,20度,30度,40度,50度と上がるにつれて,しきい値Thが8,7,6,5,4,3と下がる。温度変化に応じて光電変換素子の感度も変わるので,温度変化を考慮して,欠陥画素補正を行うかどうかを判定できるようになる。
図5は,撮像素子の受光面22に形成されている光電変換素子21の一例である。
上述したのと同様に,撮像素子の受光面22の水平方向および垂直方向に多数の光電変換素子21が配置されている。この図においても図2に示すものと同様に,光電変換素子21の受光面に形成されているフィルタのうち赤色の光成分を透過するものについてはRの符号が付され,緑色の光成分を透過するものについてはGの符号が付され,青色の光成分を透過するものについてはBの符号が付されている。上述のように,Rの符号が付されたフィルタが形成されている光電変換素子に蓄積された信号電荷にもとづいてR画素の画像データが得られ,Gの符号が付されたフィルタが形成されている光電変換素子に蓄積された信号電荷にもとづいてG画素の画像データが得られ,Bの符号が付されたフィルタが形成されている光電変換素子に蓄積された信号電荷にもとづいてB画素の画像データが得られる。
この実施例における撮像素子の受光面にはカラー・フィルタが形成されていない光電変換素子21Aが設けられている。カラー・フィルタが形成されていない光電変換素子21Aには符号Yが付されている。カラー・フィルタが形成されていない光電変換素子21Aの感度はカラー・フィルタが形成されている光電変換素子21の感度よりも高い。これらの光電変換素子21Aに蓄積された信号電荷にもとづいて,輝度データが得られる。
図6は,図5に示す光電変換素子の配列をもつ撮像素子を用いて被写体を撮像する場合のディジタル・カメラの処理手順を示すフローチャートである。この図において図3に示す処理と同一の処理については同一符号を付して説明を省略する。
上述したように,カラー・フィルタが形成されていない光電変換素子21Aに相当する画素をY画素と呼ぶことにする。R画素,G画素,B画素,Y画素ごとに式1の判定式が計算される(ステップ33A)。撮像素子に,カラー・フィルタが形成されていない光電変換素子が配置されている場合には,たとえば,R画素のゲインGaは2.4,G画素のゲインGaは2,B画素のゲインGaは3.6,Y画素のゲインGaは1となる。それぞれのゲインGaを用いて上述した式1の判定式が計算される。R画素,G画素,B画素,Y画素のそれぞれの画像データが入力した場合に,式1の判定式が成立すると(ステップ35,37,39,43のそれぞれにおいてYES),欠陥画素補正が行われる(ステップ36,38,40,44)。
図7は,他の撮像素子の受光面の一例である。
撮像素子の受光面上には水平方向および垂直方向に多数の光電変換素子24および25が配置されている。一方の光電変換素子(主光電変換素子)24の受光面の面積は,他方の光電変換素子(副光電変換素子)25の受光面の面積より大きい。このために,副光電変換素子25の感度は主光電変換素子24の感度の20倍となっている。奇数行奇数列に主光電変換素子24が配置され,偶数行偶数列に副光電変換素子25が配置されているが,偶数行偶数列に主光電変換素子24が配置され,奇数行奇数列に副光電変換素子25が配置されてもよい。
図8は,主光電変換素子24の感度と副光電変換素子25の感度とを示している。
上述のように,主光電変換素子24の面積は副光電変換素子25の面積よりも大きいから,同じ明るさであれば副光電変換素子25よりも主光電変換素子24の方が蓄積される信号電荷の量が多い。主光電変換素子24に蓄積される信号電荷の量は,明るさL0で飽和する。副光電変換素子25の方が主光電変換素子24よりも感度が高いことがわかる。
図9は,さらに他の撮像素子の受光面の一例である。
水平方向および垂直方向に多数の光電変換素子27が配置されている。これらの光電変換素子27は,主受光領域28と副受光領域29とに分けられている。主受光領域28の面積は副受光領域29の面積よりも大きい。このように,一つの光電変換素子27の受光領域が主受光領域28と副受光領域29とに分けられている場合においても,図7に示す撮像素子と同様に,副受光領域29の感度の方が主受光領域28の感度よりも高い。
光電変換素子27の主受光領域28にはRの符号,Gの符号またはBの符号が付され,光電変換素子27の副受光領域29にはrの符号,gの符号またはbの符号が付されている。Rの符号またはrの符号が付されている光電変換素子27には赤色の光成分をもつ信号電荷が蓄積される。Gの符号またはgの符号が付されている光電変換素子27には緑色の光成分をもつ信号電荷が蓄積される。Bの符号またはbの符号が付されている光電変換素子27には青色の光成分をもつ信号電荷が蓄積される。
図10は,図7に示すように主光電変換素子24と副光電変換素子25とを有する撮像素子または図9に示すように主受光領域28と副受光領域29とが形成されている撮像素子が設けられているディジタル・カメラの処理手順を示すフローチャートである。この図において,図3に示す処理と同一の処理については同一符号を付して説明を省略する。
主光電変換素子24または主受光領域28に蓄積された信号電荷にもとづいて得られる画像データによって表される画素を主画素,副光電変換素子25または主受光領域29に蓄積された信号電荷にもとづいて得られる画像データによって表される画素を副画素とする。
主画素のゲインGaは,たとえば1であり,副画素のゲインGaは,たとえば20である。これらのゲインGaを用いて,主画素,副画素ごとに上述した式1の判定式が計算される(ステップ51)。
主画素について式1の判定式が成立すれば(ステップ52でYES),主画素の欠陥画素補正が行われる(ステップ53)。副画素について式1の判定式が成立すれば(ステップ54でYES),副画素の欠陥画素補正が行われる(ステップ55)。
一駒分の画像データについてステップ52から55の処理が繰り返される(ステップ56)。一駒分の画像データについてステップ52から55の処理が終了すると(ステップ56でYES),画像信号処理が行われる(ステップ57)。
上述の実施例においては,主画素と副画素とのゲインを考慮して式1の判定式を計算しているが,図9に示すように光電変換素子27の受光面にカラー・フィルタが形成されている場合にはそのカラー・フィルタのゲインおよび主画素と副画素のゲインも考慮して式1の判定式を計算するようにしてもよい。
図11から図13は,変形例を示すもので,ディジタル・カメラのブロック図を示している。これらの図において,図1に示すものと同じものについては同じ符号を付して説明を省略する。
図11に示すブロック図のディジタル・カメラには,ゲイン補正テーブル・メモリ15が設けられている。このゲイン補正テーブル・メモリ15には,画素ごとのゲインを示すデータが格納されているゲイン補正テーブルが記憶されている。ゲイン補正テーブル・メモリ15に記憶されているゲイン補正テーブルを示すデータは欠陥補正回路4およびゲイン補正回路5に与えられる。ゲイン補正テーブルを示すデータを用いて上述した欠陥補正を行うかどうかを判定する式1の判定式が計算される。また,ゲイン補正テーブルを示すデータを用いてゲイン補正回路5における白バランス調整が行われる。
図12に示すブロック図のディジタル・カメラには,オフセット/ゲイン補正テーブル・メモリ16が設けられている。このオフセット/ゲイン補正テーブル・メモリ16には,上述したゲイン補正テーブルのほかにオフセット補正テーブルが記憶されている。オフセット補正テーブルを用いてオフセット補正回路3におけるオフセット補正を実施できる。
図13に示すブロック図におけるディジタル・カメラは,上述したように欠陥補正を欠陥補正回路4において行うものではなく,ソフトウエアにより実施するものである。また,ディジタル・カメラにはストロボ65も設けられている。
ディジタル・カメラの全体の動作は,CPU66によって統括される。
上述したように,撮像素子2から出力された画像データはディジタル信号処理回路61に入力し,オフセット補正などの所定のディジタル信号処理が行われる。ディジタル信号処理化回路61から出力された画像データはメモリ62に与えられ,一時的に記憶される。画像データは,メモリ62から読み出されて上述したように欠陥画素補正の判定処理がCPU66の制御のもとに行われる。欠陥画素補正をすると判定された欠陥画素についてはCPU66の制御により,その補正が実行される。
ディジタル・カメラの電気的構成を示すブロック図である。 撮像素子の受光面の一例である。 ディジタル・カメラの処理手順を示すフローチャートである。 温度としきい値との関係を示している。 撮像素子の受光面の一例である。 ディジタル・カメラの処理手順を示すフローチャートである。 撮像素子の受光面の一例である。 明るさと蓄積された信号電荷の量とを示している。 撮像素子の受光面の一例である。 ディジタル・カメラの処理手順を示すフローチャートである。 ディジタル・カメラの電気的構成を示すブロック図である。 ディジタル・カメラの電気的構成を示すブロック図である。 ディジタル・カメラの電気的構成を示すブロック図である。
符号の説明
2 撮像素子
4 欠陥補正回路
5 ゲイン補正回路
8 CPU
21,21A,24,25,27 光電変換素子

Claims (5)

  1. 受光面上に感度の異なる多数の光電変換素子が配置されており,被写体を撮像することにより,被写体像を表す画像データを出力する固体電子撮像素子,
    感度の異なる上記光電変換素子ごとに,欠陥画素の補正を行うかどうかを判定する判定手段,
    上記固体電子撮像素子から出力された画像データのうち,上記判定手段によって欠陥画素の補正を行なうと判定された上記光電変換素子に蓄積された信号電荷にもとづいて得られた画像データであって,あらかじめ定められている欠陥画素に対応する画像データを補正する補正手段,ならびに
    上記固体電子撮像素子から出力された画像データのうち,上記補正手段によって補正された画像データおよび上記補正手段によって補正されなかった画像データを,感度の異なる上記光電変換素子ごとに異なる増幅率で増幅する増幅回路を備え,
    上記判定手段が,
    上記異なる増幅率のうち,欠陥画素の補正を行うかどうかを判定する対象の上記光電変換素子に蓄積された信号電荷にもとづいて得られた画像データの増幅率についての値を用いて露光時間についての値を補正した値がしきい値を超えた場合に欠陥画素の補正を行うと判定するものである,
    ディジタル・カメラ。
  2. 感度の異なる上記光電変換素子ごとの増幅率を記憶するメモリをさらに備え,
    上記増幅回路は,上記メモリに記憶されている増幅率を用いて上記補正手段によって補正された画像データを補正するものである,
    請求項1に記載のディジタル・カメラ。
  3. ディジタル・カメラ周辺の温度を検出する温度検出手段,および
    上記温度検出手段によって検出された温度にもとづいて上記しきい値を変更する変更手段,
    をさらに備えた請求項1または2に記載のディジタル・カメラ。
  4. 上記固体電子撮像素子は,異なる色のカラー・フィルタが受光領域に付されている多数の光電変換素子,異なる色のカラー・フィルタもしくは透明のフィルタが受光領域に付されている多数の光電変換素子,または異なる受光領域の大きさをもつ多数の光電変換素子を備えているものである,
    請求項1から3のうち,いずれか一項に記載のディジタル・カメラ。
  5. 固体電子撮像素子が,受光面上に感度の異なる多数の光電変換素子が配置されており,被写体を撮像することにより,被写体像を表す画像データを出力し,
    判定手段が,感度の異なる上記光電変換素子ごとに,欠陥画素の補正を行うかどうかを判定し,
    補正手段が,上記固体電子撮像素子から出力された画像データのうち,上記判定手段によって欠陥画素の補正を行なうと判定された上記光電変換素子に蓄積された信号電荷にもとづいて得られた画像データであって,あらかじめ定められている欠陥画素に対応する画像データを補正し,
    増幅回路が,上記固体電子撮像素子から出力された画像データのうち,上記補正手段によって補正された画像データおよび上記補正手段によって補正されなかった画像データを,感度の異なる上記光電変換素子ごとに異なる増幅率で増幅し,
    上記判定手段が,上記異なる増幅率のうち,欠陥画素の補正を行うかどうかを判定する対象の上記光電変換素子に蓄積された信号電荷にもとづいて得られた画像データの増幅率についての値を用いて露光時間についての値を補正した値がしきい値を超えた場合に欠陥画素の補正を行うと判定する,
    ディジタル・カメラの動作制御方法。
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