JP4977096B2 - 強調表示追加方法、表示制御プログラム、及びサーバ - Google Patents
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Description
具体的には、クライアントでウェブブラウザを起動して所望のURLを要求すると、該当する表示用ファイル(HTML(Hyper Text Markup Language)と呼ばれるマークアップ言語で記述されたファイル、以下HTMLファイルと称する)がサーバから提供される。そして、HTMLファイルがウェブブラウザによって解析され、所定のレイアウトで文字列や画像等を配置したウェブページが表示される。
HTMLでは、ウェブブラウザで解析可能なタグと呼ばれる命令(「<」+「要素名(半角英数字)」+「>」で表される)が使用され、このタグにより文字列やウェブページの基本的な構造、レイアウトなどの情報が記述されている。なお、開始タグ(<“要素名”>)と終了タグ(</“要素名”>)を用いて構成される全体は要素と呼ばれ、開始タグと終了タグで挟まれた部分は要素内容と呼ばれる。
この場合、HTMLファイル内において、広告が挿入される箇所を予めレイアウト情報として設定してウェブページのデザインが行われる。例えば、HTMLファイルにおいてimgタグを利用して画像ファイルや表示位置等の表示属性(レイアウト情報)を指定することで、広告画像をウェブページに配置することができる。ただし、ウェブページの主デザインに影響を与えないようにするため、広告を表示できる箇所は限られている。
例えば、HTMLファイルにおいてobjectタグやembedタグを利用して、再生する外部ファイル(Flashファイル等)や表示属性を指定することで、Flashファイル等をウェブページに埋め込むことができる。ウェブブラウザでは、追加インストールされたプラグインソフト(例えば、Flash Player)によって、Flashムービーの再生が行われることとなる。
また、ウェブページのベースとなるHTMLファイルを書き換えることは、変更に伴いウェブページ全体のレイアウトが崩れてしまう等、正常に表示されなくなる虞があるため、運用上望ましくない。
前記HTMLファイルに記述された呼び出しコードが前記クライアントに読み込まれることにより第1プログラムの実行を開始するステップと、
前記ウェブページ上の特定箇所に強調表示を配置するための第2プログラムと強調表示のトリガとなる親アイコンを表示するための第3プログラムの呼び出しコードを、前記読み込んだHTMLファイルに追記するステップと、
前記HTMLファイルから前記ウェブページ上に強調表示を配置するための配置情報を取得するステップと、
前記取得した配置情報を第2プログラムに引き渡すステップと、
前記第2プログラムを実行することにより、強調表示情報が記述されたXMLファイルを取得し、前記強調表示としての子アイコンを前記ウェブページ上の前記配置情報に基づく複数の特定箇所に配置するステップと、を有し、
前記配置情報は、前記ウェブページ上において、前記特定箇所とは別の場所に強調表示のための子アイコンを表示させた後、当該別の箇所から前記特定箇所に到達するまで子アイコンを移動させる表示を行うための情報を含み、
前記強調表示としての子アイコンを前記ウェブページ上の前記配置情報に基づく複数の特定箇所に配置するステップは、前記第3プログラムを実行することにより前記親アイコンを前記ウェブページ上の予め定められた箇所に表示し、前記親アイコンへの操作を受けると前記第3プログラムを終了して当該親アイコンを非表示にすると共に前記第2プログラムを実行して前記複数の特定箇所に配置される子アイコンを全て表示し、当該子アイコンが表示されている箇所以外の領域が操作されると、前記第2プログラムを終了して当該子アイコンを全て非表示にすると共に前記第3プログラムを実行して前記親アイコンを表示するステップであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の強調表示追加方法において、前記特定箇所は、XMLファイルにより記述されたid要素の内容を識別情報として有する前記HTMLファイル内の要素の位置情報に基づいて設定されることを特徴とする。
前記HTMLファイルに記述されたスクリプトが実行されることにより、強調表示のトリガとなる親アイコンをウェブページ上の予め定められた箇所に表示し、当該親アイコンに対する操作を受けると、前記HTMLファイル内の要素に付与された識別情報を内容として有する複数のid要素が記述されたXMLファイルを取得する第1ステップと、
前記XMLファイルを解析して前記id要素の内容を抽出する第2ステップと、
抽出された前記id要素の内容を識別情報として有する前記HTMLファイル内の要素の位置情報を取得し、これに基づいて強調表示を行うための複数の配置情報を設定する第3ステップと、
前記複数の配置情報に基づく前記ウェブページ上の複数の特定箇所に、第1表示態様による強調表示を行う第4ステップと、を有し、
前記配置情報は、前記ウェブページ上において、前記特定箇所とは別の場所に強調表示のための子アイコンを表示させた後、当該別の箇所から前記特定箇所に到達するまで子アイコンを移動させる表示を行うための情報を含み、
前記第4ステップは、前記第1表示態様による強調表示としての子アイコンを複数表示し、子アイコンが表示されている箇所以外の領域がユーザにより操作されると全ての子アイコンを非表示にすると共に前記親アイコンを表示するステップであることを特徴とする。
前記HTMLファイルに記述されたスクリプトが実行されることにより、強調表示のトリガとなる親アイコンをウェブページ上の予め定められた箇所に表示し、当該親アイコンに対する操作を受けると、前記HTMLファイル内の要素に付与された識別情報を内容として有する複数のid要素が記述されたXMLファイルを取得する第1ステップと、
前記XMLファイルを解析して前記id要素の内容を抽出する第2ステップと、
抽出された前記id要素の内容を識別情報として有する前記HTMLファイル内の要素の位置情報を取得し、これに基づいて強調表示を行うための複数の配置情報を設定する第3ステップと、
前記複数の配置情報に基づく前記ウェブページ上の複数の特定箇所に、第1表示態様による強調表示を行う第4ステップと、を前記クライアントのコンピュータに実行させ、
前記配置情報は、前記ウェブページ上において、前記特定箇所とは別の場所に強調表示のための子アイコンを表示させた後、当該別の箇所から前記特定箇所に到達するまで子アイコンを移動させる表示を行うための情報を含み、
前記第4ステップは、前記第1表示態様による強調表示としての子アイコンを複数表示し、子アイコンが表示されている箇所以外の領域がユーザにより操作されると全ての子アイコンを非表示にすると共に前記親アイコンを表示するステップであることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の表示制御プログラムにおいて、前記配置情報は、HTMLファイル内の要素の位置情報と、前記ウェブページが表示されるウィンドウの高さ及び横幅、不可視領域を含む前記ウェブページ全体の高さ及び横幅に基づいて前記アイコンの表示位置を設定するための情報を含むことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項7または8に記載の表示制御プログラムにおいて、前記特定箇所は、前記XMLファイルにより記述されたid要素の内容を識別情報として有する前記HTMLファイル内の要素の位置情報に基づいて設定されることを特徴とする。
前記クライアントからの要求に伴い前記各ファイルを提供することを特徴とするサーバである。
図1は、本実施形態に係るネットワーク構成について示す概略図である。
本実施形態では、サーバ1からクライアント2に、ネットワークNを介してコンテンツ(例えば、ウェブページ等)を提供し、クライアント2においてコンテンツを利用する場合について示している。
通信ネットワークNは、インターネットや電気通信事業者等の電話回線網、携帯電話通信網等であり、当該通信ネットワークNに接続するサーバ1とクライアント2の間を、データ通信可能に接続する。
図2に示すように、サーバ1は、制御部11、記憶部(補助記憶)12、入出力部13、通信部14、データベース15等を備えた一般的なコンピュータである。各ブロックはバスライン16により電気的に接続されている。
ROM113には、BIOS(Basic Input Output System)と呼ばれるプログラムや基本的な設定データが記憶されている。RAM112には、記憶部12から読み出されたOSや各種アプリケーションなどのプログラムが展開される。
CPU111は、RAM112に展開されたプログラムに従って各種処理を実行し、各ブロックを制御する。
本実施形態では、ポータルサイトのトップページ用のファイルとして、HTMLファイル12a、XMLファイル12b、JavaScriptファイル(JavaScriptは登録商標、以下JSファイルと称する)12c、Flash1ファイル12d、Flash2ファイル12eが、記憶部12内の同じフォルダに格納されている。
XMLファイル12bには、HTMLファイル12aをベースとするウェブページにおいて強調表示を行うためのデータ(強調表示情報)が記述されている。ここで、強調表示とは、ウェブページ内の特定箇所にユーザの注目を向けさせ得る表示であり、本実施形態ではキャラクターアイコンをウェブページ内の特定箇所に配置することにより強調表示を行う。
Flash2ファイル12eには、強調表示としてのキャラクターアイコン(以下、子アイコン)の表示制御を行うためのスクリプトが記述されている。
また、Flash1ファイル12d及びFlash2ファイル12eには、アニメーション表示されるキャラクターアイコンのシンボル(例えば、キャラクターアイコンの手足が動くムービークリップ)のデータが含まれている。
Flash1ファイル12d又はFlash2ファイル12eに記述されたスクリプトが実行されると、例えば、JSファイル12cから引き渡された情報に基づいてウェブページ上の特定箇所にキャラクターアイコンを表示する制御が行われる。
通信部14は、TCP/IP等の通信プロトコルに従って処理を行い、ネットワークNを介してクライアント2とデータの送受信を行う。
データベース15には、様々なデータが整理されて格納されている。例えば、検索データベースには、検索対象となるキーワードと、このキーワードで抽出されるコンテンツが関連付けて登録されている。
また、サーバ1は、強調表示を追加するための表示制御プログラムが記述された制御ファイル12c〜12e、HTMLファイル12a、及びXMLファイル12bを保有し、クライアント2からの要求に伴い各ファイルを送信する。
図3に示すように、クライアント2は、制御部21、記憶部22、入力部23、表示部24、通信部25等を備えた一般的なパーソナルコンピュータである。各部はバスライン26により電気的に接続されている。
記憶部22は、例えばハードディスクで構成され、OS、各種アプリケーションプログラム(例えば、ウェブブラウザ、Flash Player等)、及び各種データが記憶されている。また、サーバ1からダウンロードしたコンテンツ(例えば、ウェブページで公開されている画像)のデータ等が記憶される。
ここで、クライアント2で起動されるウェブブラウザはJavaScriptを実行可能とされている。また、HTMLファイル内にFlashコンテンツ(Flashファイル)が埋め込まれている場合には、Flash Playerがプラグインとして起動され、Flashコンテンツが再生される。
表示部24は、例えば、液晶ディスプレイ等で構成され、制御部21からの表示制御指令に基づいて所定の画面を表示する。表示部24には、例えば、ウェブブラウザのGUIが表示される。
通信部25は、TCP/IP等の通信プロトコルに従って処理を行い、ネットワークNを介してサーバ1とデータの送受信を行う。
このとき、HTMLファイル12aに記述されているスクリプトが実行されることによりJSファイル12cが読み込まれる。また、JSファイル12cに記述されているスクリプトが実行されることによりXMLファイル12b、Flash1ファイル12d、Flash2ファイル12eが参照され、キャラクターアイコンによる強調表示が行われる。
図4に示すように、HTMLファイル12aは、htmlタグ(<html>)で囲まれたhtml要素ELM1、headタグ(<head>)で囲まれたhead要素ELM2、bodyタグ(<body>)で囲まれたbody要素ELM3、とで構成されている。
html要素ELM1は、当該ファイルがHTMLファイルであることを宣言する。head要素ELM2には、タイトルやウェブページのさまざまな情報(例えば、スタイル情報(レイアウト情報を含む))が記述されている。body要素ELM3には、実際にウェブブラウザに表示されるウェブページの本体が記述されている。
図4に示すHTMLファイル12aがクライアント2のウェブブラウザに読み込まれると、script要素ELM4により、“yjChorioZone”という変数に“masthead”という文字列が代入されるとともに、サーバ1の記憶部12に格納されているJSファイル(chorio.js)12cが読み込まれる。
そして、JSファイル12cに記述されているスクリプトが実行され、キャラクターアイコン(親アイコン、子アイコン)による強調表示が行われる。本実施形態では、サーバ1の記憶部12に格納されているJSファイル12c、Flash1ファイル12d、及びFlash2ファイル12eに記述されたスクリプトが協働して実行されることにより、キャラクターアイコンの表示制御を実現している。
サーバ1において、script要素ELM4の変数“yjChoriZone”に代入する文字列を変更することで、子アイコンによる強調表示を行うトリガとなる親アイコンの表示位置は容易に変更される。
すなわち、図4におけるdiv要素ELM5(id=“masthead”)は図5に示すウェブページ上の領域AR6を構成し、div要素ELM6(id=“contentbox”)は領域AR5を構成し、div要素ELM7(id=“main”)は領域AR1を構成している。また、div要素ELM8(id=“splimg”)は領域AR4を構成し、div要素ELM9(id=“pbcalender”)は領域AR2を構成し、input要素ELM10(id=“srchbtn”)は領域AR3を構成している。
このように、HTMLファイル12aにおける各要素ELM5〜ELM10は、ウェブページ上において固有の領域を構成している。
smr要素ELM212〜ELM252の内容は、ウェブページ上に表示された子アイコンの近傍にアピール情報を吹き出し表示するためのテキストデータである。val要素ELM213〜ELM253の内容は、子アイコンを拡大表示するときにアピール情報を表示するためのテキストデータである。このように、XMLファイル12bには、id要素に対応して、テキストデータを内容として有するアピール要素(smr要素、val要素)が記述されている。
そして、JSファイル12c、Flash1ファイル12d、及びFlash2ファイル12eに記述されているスクリプトが実行される際に、XMLファイル12b内の記述を参照することにより、HTMLファイル12aをベースとするウェブページ上に、強調表示(子アイコン及びアピール情報の表示)を行うようにしている。
したがって、ウェブページを提供するサーバ1の管理者は、XMLファイル12bのid要素の内容を適宜変更することで子アイコンによる強調表示を行う箇所を自由かつ容易に変更することができる上、子アイコンとともに表示するアピール情報についてもsmr要素又はval要素を変更するだけで容易に変更することができる。
また、図9〜12は、クライアント2のウェブブラウザ上に表示される画面例について示す説明図である。
つまり、クライアント2のウェブブラウザによりHTMLファイル12aが解析されると、HTMLファイル12aに記述されている要素内容に従い、図5に示すウェブページが表示される。また、script要素ELM4により、変数“yjChorioZone”に“masthead”という文字列が代入されるとともに、JSファイル12cが読み込まれる。そして、JSファイル12cが実行されると、Flash1ファイル12d、Flash2ファイル12eと協働することにより、図5に示すウェブページに強調表示としてのキャラクターアイコンが重畳表示される(図9〜12参照)。
具体的には、script要素ELM4に記述された変数“yjChorioZone(=HTMLファイル12a内の何れかの要素が有しているid属性)”を引数として、例えば、当該id属性を有する要素の高さ、横幅、ウェブブラウザ可視部分左上からのx座標、y座標(以下、要素の位置情報と称する)が取得される。図4では、変数“yjChorioZone”に“masthead”が代入されているので、“masthead”をid属性として有するdiv要素ELM5の位置情報、すなわち、図5における領域AR6に対応する高さ、横幅、ウェブブラウザのウィンドウ左上からのxy座標が取得されることとなる。
そして、当該要素の位置情報を元に親アイコンを配置するための配置情報(変数)が設定され、Flash1ファイル12dに引き渡される。例えば、要素の位置情報に基づいて、当該要素の表示領域の中央付近のxy座標が配置情報として設定される。
例えば、図6におけるnews要素ELM24について生成された子アイコンのインスタンスには、id要素ELM241の内容である“splimg”という文字列、smr要素の内容である“今日の特集はこれ!・・・”という文字列、val要素の内容である“○○特集だよ!・・・”という文字列が変数として設定される。
news要素ELM24について生成された子アイコンの場合、id要素ELM241の内容である“splimg”という文字列をid属性として有しているdiv要素ELM8の位置情報が取得される(領域AR4)。news要素ELM25について生成された子アイコンの場合、id要素ELM251の内容である“contentbox”という文字列をid属性として有しているdiv要素ELM6の位置情報が取得される(領域AR5)。
例えば、図10に示すように、div要素ELM7に対応する領域AR1には、この領域AR1を注目させるための子アイコンIc1が表示される。また、div要素ELM9に対応する領域AR2には子アイコンIc2、input要素ELM10に対応する領域AR3には子アイコンIc3、div要素ELM8に対応する領域AR4には子アイコンIc4、div要素ELM6に対応する領域AR5には子アイコンIc5が表示される。
例えば、図10に示す子アイコンIc1〜Ic5のうち、子アイコンIc4がユーザによりマウスオーバー操作されると、図11に示すアピール情報の吹き出し表示が行われる。すなわち、図11に示すように、子アイコンIc4の近傍に吹き出し枠BLが現れ、その中にアピール情報TXT1が表示される。図6に示すsmr要素ELM242の内容は、“今日の特集はこれ!○○ちゃん可愛いね!”というテキストデータなので、これが吹き出し枠BLの中に表示されている。
これにより、ウェブページのベースとなるHTMLファイル12aの記述を大幅に変更することなく、JSファイル12cを実行するための数行のscript要素を記述するだけで、ウェブページの特定箇所に容易に強調表示を追加することができる。
また、強調表示の挿入は、ウェブページのベースとなるHTMLファイル12a本体を修正することなく、XMLファイル12bで挿入箇所を示すid要素とアピール要素(smr要素、val要素)を修正すればよいので、編集が容易となる。さらに、HTMLベースのウェブページに容易に対応でき、また、挿入するアピール要素(テキスト情報)の更新も容易である。
したがって、既に運用されているウェブページであっても、容易に強調表示を付加することができるうえ、ウェブページの基本的なレイアウトが崩れてしまう虞もない。
ステップS109ではステップS106で抽出された複数のid要素のそれぞれの内容に基づいて複数の配置情報が設定され、ステップS110では複数の配置情報に基づくウェブページ上の複数箇所に強調表示が行われるので、ユーザに注目させたい箇所が複数ある場合にも容易に対応できる。
ステップS110では、強調表示としてキャラクターアイコン(子アイコンIc1〜Ic5)をアニメーション表示するので、注目させたい箇所を視覚的に訴えることができる。
また、ステップS112、S114では、第2表示態様による強調表示として(子アイコン又は拡大アイコンの近傍に)テキスト情報からなるアピール情報を表示する。これにより、キャラクターアイコンにより特定箇所を注目させる上、テキストによるアピール情報を提供できるので、強調表示による利便性が向上し、ユーザの興味を引くことができる。
上記実施形態では、キャラクターアイコン(親アイコンIp、子アイコンIc1〜Ic5)は、ウェブブラウザのウィンドウにおけるxy座標を配置情報として与えられ、当該箇所に出現するようにしているが、ウェブページ上において、最終的に配置される箇所とは別の箇所(例えば、ウィンドウの外縁)に出現し、そこから移動して特定箇所に到達するようにしてもよい。この場合、キャラクターアイコンの表示位置を設定する際、要素の位置情報と、ウィンドウの高さ及び横幅、不可視領域を含むウェブページ全体の高さ及び横幅に基づいて、キャラクターアイコンの配置情報が設定される。
このように、通常状態のウェブページの表示(図9参照)から強調表示(図10参照)に遷移させる際、キャラクターアイコンを注目させたい要所まで動的にアニメーション表示することにより、アピールしたい情報を効果的にユーザに視認させることができる。
11 制御部
12 記憶部
12a HTMLファイル
12b XMLファイル
12c JavaScriptファイル
12d Flash1ファイル
12e Flash2ファイル
13 入出力部
14 通信部
15 データベース
Claims (10)
- ネットワークを介してサーバに接続されたクライアントのウェブブラウザ上にHTMLファイルに基づくウェブページを表示する際に、前記ウェブページに強調表示を追加する方法であって、
前記HTMLファイルに記述された呼び出しコードが前記クライアントに読み込まれることにより第1プログラムの実行を開始するステップと、
前記ウェブページ上の特定箇所に強調表示を配置するための第2プログラムと強調表示のトリガとなる親アイコンを表示するための第3プログラムの呼び出しコードを、前記読み込んだHTMLファイルに追記するステップと、
前記HTMLファイルから前記ウェブページ上に強調表示を配置するための配置情報を取得するステップと、
前記取得した配置情報を第2プログラムに引き渡すステップと、
前記第2プログラムを実行することにより、強調表示情報が記述されたXMLファイルを取得し、前記強調表示としての子アイコンを前記ウェブページ上の前記配置情報に基づく複数の特定箇所に配置するステップと、を有し、
前記配置情報は、前記ウェブページ上において、前記特定箇所とは別の場所に強調表示のための子アイコンを表示させた後、当該別の箇所から前記特定箇所に到達するまで子アイコンを移動させる表示を行うための情報を含み、
前記強調表示としての子アイコンを前記ウェブページ上の前記配置情報に基づく複数の特定箇所に配置するステップは、前記第3プログラムを実行することにより前記親アイコンを前記ウェブページ上の予め定められた箇所に表示し、前記親アイコンへの操作を受けると前記第3プログラムを終了して当該親アイコンを非表示にすると共に前記第2プログラムを実行して前記複数の特定箇所に配置される子アイコンを全て表示し、当該子アイコンが表示されている箇所以外の領域が操作されると、前記第2プログラムを終了して当該子アイコンを全て非表示にすると共に前記第3プログラムを実行して前記親アイコンを表示するステップであることを特徴とする強調表示追加方法。 - 前記配置情報は、HTMLファイル内の要素の位置情報と、前記ウェブページが表示されるウィンドウの高さ及び横幅、不可視領域を含む前記ウェブページ全体の高さ及び横幅に基づいて前記アイコンの表示位置を設定するための情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の強調表示追加方法。
- 前記特定箇所は、XMLファイルにより記述されたid要素の内容を識別情報として有する前記HTMLファイル内の要素の位置情報に基づいて設定されることを特徴とする請求項2に記載の強調表示追加方法。
- ネットワークを介してサーバに接続されたクライアントのウェブブラウザ上にHTMLファイルに基づくウェブページを表示する際に、前記ウェブページに強調表示を追加する方法であって、
前記HTMLファイルに記述されたスクリプトが実行されることにより、強調表示のトリガとなる親アイコンをウェブページ上の予め定められた箇所に表示し、当該親アイコンに対する操作を受けると、前記HTMLファイル内の要素に付与された識別情報を内容として有する複数のid要素が記述されたXMLファイルを取得する第1ステップと、
前記XMLファイルを解析して前記id要素の内容を抽出する第2ステップと、
抽出された前記id要素の内容を識別情報として有する前記HTMLファイル内の要素の位置情報を取得し、これに基づいて強調表示を行うための複数の配置情報を設定する第3ステップと、
前記複数の配置情報に基づく前記ウェブページ上の複数の特定箇所に、第1表示態様による強調表示を行う第4ステップと、を有し、
前記配置情報は、前記ウェブページ上において、前記特定箇所とは別の場所に強調表示のための子アイコンを表示させた後、当該別の箇所から前記特定箇所に到達するまで子アイコンを移動させる表示を行うための情報を含み、
前記第4ステップは、前記第1表示態様による強調表示としての子アイコンを複数表示し、子アイコンが表示されている箇所以外の領域がユーザにより操作されると全ての子アイコンを非表示にすると共に前記親アイコンを表示するステップであることを特徴とする強調表示追加方法。 - 前記配置情報は、HTMLファイル内の要素の位置情報と、前記ウェブページが表示されるウィンドウの高さ及び横幅、不可視領域を含む前記ウェブページ全体の高さ及び横幅に基づいて前記アイコンの表示位置を設定するための情報を含むことを特徴とする請求項4に記載の強調表示追加方法。
- 前記特定箇所は、前記XMLファイルにより記述された前記id要素の内容を識別情報として有する前記HTMLファイル内の要素の位置情報に基づいて設定されることを特徴とする請求項4または5のいずれか一項に記載の強調表示追加方法。
- ネットワークを介してサーバに接続されたクライアントのウェブブラウザ上にHTMLファイルに基づくウェブページを表示する際に、前記ウェブページに強調表示を追加するための表示制御プログラムであって、
前記HTMLファイルに記述されたスクリプトが実行されることにより、強調表示のトリガとなる親アイコンをウェブページ上の予め定められた箇所に表示し、当該親アイコンに対する操作を受けると、前記HTMLファイル内の要素に付与された識別情報を内容として有する複数のid要素が記述されたXMLファイルを取得する第1ステップと、
前記XMLファイルを解析して前記id要素の内容を抽出する第2ステップと、
抽出された前記id要素の内容を識別情報として有する前記HTMLファイル内の要素の位置情報を取得し、これに基づいて強調表示を行うための複数の配置情報を設定する第3ステップと、
前記複数の配置情報に基づく前記ウェブページ上の複数の特定箇所に、第1表示態様による強調表示を行う第4ステップと、を前記クライアントのコンピュータに実行させ、
前記配置情報は、前記ウェブページ上において、前記特定箇所とは別の場所に強調表示のための子アイコンを表示させた後、当該別の箇所から前記特定箇所に到達するまで子アイコンを移動させる表示を行うための情報を含み、
前記第4ステップは、前記第1表示態様による強調表示としての子アイコンを複数表示し、子アイコンが表示されている箇所以外の領域がユーザにより操作されると全ての子アイコンを非表示にすると共に前記親アイコンを表示するステップであることを特徴とする表示制御プログラム。 - 前記配置情報は、HTMLファイル内の要素の位置情報と、前記ウェブページが表示されるウィンドウの高さ及び横幅、不可視領域を含む前記ウェブページ全体の高さ及び横幅に基づいて前記アイコンの表示位置を設定するための情報を含むことを特徴とする請求項7に記載の表示制御プログラム。
- 前記特定箇所は、前記XMLファイルにより記述されたid要素の内容を識別情報として有する前記HTMLファイル内の要素の位置情報に基づいて設定されることを特徴とする請求項7または8に記載の表示制御プログラム。
- 請求項7から9のいずれか一項に記載の表示制御プログラムが記述された制御ファイル、前記HTMLファイル、及び前記XMLファイルを保有し、
前記クライアントからの要求に伴い前記各ファイルを提供することを特徴とするサーバ。
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