JP4974045B2 - ファン装置 - Google Patents

ファン装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4974045B2
JP4974045B2 JP2006163085A JP2006163085A JP4974045B2 JP 4974045 B2 JP4974045 B2 JP 4974045B2 JP 2006163085 A JP2006163085 A JP 2006163085A JP 2006163085 A JP2006163085 A JP 2006163085A JP 4974045 B2 JP4974045 B2 JP 4974045B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stationary blade
impeller
fan device
radial direction
outer frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006163085A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007332813A (ja
Inventor
心路 竹本
英明 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec America Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP2006163085A priority Critical patent/JP4974045B2/ja
Priority to US11/762,100 priority patent/US8137064B2/en
Priority to CN2007101091489A priority patent/CN101089405B/zh
Publication of JP2007332813A publication Critical patent/JP2007332813A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4974045B2 publication Critical patent/JP4974045B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D25/00Pumping installations or systems
    • F04D25/02Units comprising pumps and their driving means
    • F04D25/06Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven
    • F04D25/0606Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven the electric motor being specially adapted for integration in the pump
    • F04D25/0613Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven the electric motor being specially adapted for integration in the pump the electric motor being of the inside-out type, i.e. the rotor is arranged radially outside a central stator
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/52Casings; Connections of working fluid for axial pumps
    • F04D29/54Fluid-guiding means, e.g. diffusers
    • F04D29/541Specially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/542Bladed diffusers
    • F04D29/544Blade shapes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

本発明は、ファン装置に関する。
近年の電子機器は、高性能化等に伴い、機器ハウジング内部の電子部品の発熱量が増加の一途を辿っている。電子部品の温度上昇を抑制するために、ファン装置が用いられる。
ファン装置の主な使い方としては、以下の2種類が考えられる。
(a) ハウジング内部に滞留する高温の空気をハウジング外部に排出する
(b) 発熱体(電子部品)に冷却風を直接供給し、発熱体の温度上昇を抑制する
上の(a)の場合では、ファン装置の風量特性として、高風量・高静圧が求められる。(b)の場合おいては更に、風速分布特性に関する性能が求められる。ここで、風速分布特性とは、ファン装置の排気口から吐き出された冷却風の風速がどのように分布しているかを示す特性である。また、(a)、(b)いずれの場合においても、静音性も重要な性能要素となっている。
通常のファン装置は、排気口から冷却風が吐き出された際に、インペラの回転に伴う遠心力の影響により、冷却風がインペラの径方向外方に向けて広がる傾向がある。しかし、上の(b)の場合においては、より多くの冷却風を発熱体に供給できた方が冷却効率が高くなるため、冷却風を発熱体に向けてあまり広がないように供給する必要がある。
そこで、冷却風の径方向外方への広がりを抑制するための構造として、ファン装置の排気口に静翼が設けられている(特許文献1)。
図6は、静翼が設けられた従来のファン装置の構成を部分的に示す斜視図である。従来のファン装置では、図6に示すように、静翼1がその延設方向の全長に渡ってインペラの径方向A1に対してインペラの回転方向A2と逆方向に湾曲しつつ、かつ傾いて延設されている。このような静翼1は、インペラを収容する樹脂製のハウジング2と一体に形成されるのが通常である。また、ハウジング2の外枠部3の内周面4における排気側及び吸気側開口部には、冷却風の気流を安定させるために、軸方向A3(図7参照)外方に向けて末広がりに広がる傾斜部4aがそれぞれ設けられている。そして、静翼1の径方向A1外方側端部は、外枠部3の内周面4における排気側の傾斜部4aに接合されるようになっている。
一方、この種のハウジング2は樹脂成型金型にて成型されるのが通常である。この場合の一般的な製法では、固定側入れ子に対して可動側入れ子をスライドさせ、固定側入れ子に可動側入れ子を当接させた状態で樹脂を充填し、可動側入れ子を離型して樹脂成型品を取り出すようになっている。この場合、金型構造の簡略化の観点から、図7に示すように、可動側入れ子5が軸方向A3にスライドして離型する構成が採用される。このため、軸方向A3外方側から見た静翼1の傾斜部4a上に位置する部分における軸方向A3内方側(排気方向に対して上流側)には、図6に示すように、駄肉部6が必然的に生じることとなる。なお、金型に径方向A1にスライドするスライドコアを採用すれば、この駄肉部6を解消することが可能であるが、金型コスト等が嵩むため、採用は困難である。
特開2000−257597号公報
前述のような静翼1を設けたファン装置においては、風量特性、風速分布特性、静音性等の点で更なる性能向上が課題となっている。
また、静翼1の径方向A1外方側に生じる駄肉部6は、冷却風の気流に種々の悪影響を与え、風量特性、風速分布特性、静音性等を損なうため、この駄肉部6の影響を如何に抑制するかについても課題となっている。
そこで、本発明の解決すべき第1の課題は、静翼の構成を改良することにより、風量特性、風速分布特性、静音性等の性能向上が図れるファン装置を提供することである。
また、本発明の解決すべき第2の課題は、冷却風の気流に対する静翼の径方向外方側に生じる駄肉部の影響を抑制できるファン装置を提供することである。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明では、インペラと、前記インペラを駆動するモータと、前記インペラと対向して放射状に配置された複数の静翼とを備え、前記静翼は、その延設方向のいずれかの位置に曲げ部を有し、前記曲げ部において、前記静翼の前記延設方向が前記インペラの軸方向と略垂直な面内で変化され、前記静翼における前記曲げ部よりも前記インペラの径方向の内方側に位置する部分は、前記径方向に対して前記インペラの回転方向と逆方向に傾いて延設され、前記静翼における前記曲げ部よりも前記径方向の外方側に位置する部分において、吸気側のエッジに対して、排気側のエッジは前記回転方向に位置する
また、請求項の発明では、請求項の発明に係るファン装置において、前記静翼における前記曲げ部よりも前記径方向の外方側に位置する部分は、前記径方向に対して前記回転方向に傾いて延設されている。
また、請求項の発明では、請求項1又は請求項2の発明に係るファン装置において、前記静翼の前記曲げ部は、前記静翼における前記径方向の中間位置よりも外方側に設けられている。
また、請求項の発明では、請求項1ないし請求項のいずれかの発明に係るファン装置において、前記インペラを収容するとともに、前記モータを支持するハウジングをさらに備え、前記ハウジングは、前記インペラを外囲する外枠部と、前記外枠部の空気を吐き出す排気側の開口内に設けられ、前記モータを支持する支持部とを備え、前記外枠部の内周面は、前記排気側において、空気の排気方向に向けて拡径された傾斜部を有し、前記静翼は、前記ハウジングの前記支持部と、前記外枠部の前記排気側開口の前記内周面における前記傾斜部との間に掛け渡されるようして設けられている。
また、請求項の発明では、請求項の発明に係るファン装置において、前記静翼の前記曲げ部は、前記インペラの前記軸方向から見て、前記外枠部の前記内周面における前記傾斜部の径が最小となる最小径部近傍に位置するように設けられている。
また、請求項の発明では、請求項又は請求項の発明に係るファン装置において、前記ハウジングと前記静翼とは、樹脂による金型成型により一体に形成されている。
請求項1ないしに記載の発明によれば、静翼に曲げ部が設けられ、その曲げ部において、静翼の延設方向がインペラの軸方向と略垂直な面内で変化されているため、静翼の性能が向上され、その結果、ファン装置の風量特性、風速分布特性、静音性等の性能向上が図れる。
例えば、静翼の曲げ部の位置や、曲げ角度等を調節することにより、金型構造上の制約から静翼の径方向外方側に生じる駄肉部の冷却風の気流に対する影響を抑制でき、これにより、風量特性、風速分布特性、静音性等の性能向上が図れる。
また、請求項に記載の発明によれば、軸方向にスライドする可動側入れ子を用いた金型を採用した場合、インペラの軸方向外方側から見たときに静翼がハウジングの外枠部の内周面における傾斜部上に位置する部分の軸方向内方側(排気方向に対して上流側)に、金型構造の制約から駄肉部が生じる。また、本発明に係る静翼の構成では、静翼に曲げ部を設けたことにより、駄肉部が生じる静翼の径方向外方側の端部が外枠部の内周面と接合される際の角度が、前述の従来の静翼の構成に対して大きく変化されることとなる。例えば、従来の静翼では、その径方向外方側の端部が、径方向に対してインペラの回転方向と逆方向に傾いた状態で外枠部の内周面に接合されるのに対して、本発明に係る静翼の構成では、静翼の径方向外方側の端部が、径方向に対してインペラの回転方向に傾いた状態で外枠部の内周面に接合されるようにすることができる。このため、金型構造上の制約から静翼の径方向外方側に生じる駄肉部及びその駄肉部に近接した領域に位置する静翼の構成が、本発明と前述の従来技術とでは大きく異なることとる。この相違により、本発明に係る構成では、従来の構成に比して駄肉部の気流に対する影響を抑制でき、風量特性、風速分布特性、静音性等の性能向上が図れるようになっている。
図1は本発明の一実施形態に係るファン装置の正面図であ、図2はその断面図である。このファン装置11は、図1及び図2に示すように、インペラ12と、ファンモータ13と、回路基板14と、ハウジング15とを備えている。回路基板14は、ファンモータ13への通電を制御してインペラ12の回転を制御するための制御回路を備えている。ハウジング15は、インペラ12を収容するとともに、ファンモータ13及び回路基板14を支持している。
また、ハウジング15は、図3に示すように、インペラ12を外囲して収容する外枠部21と、その外枠部21の内方に設けられる支持部22と、支持部22と外枠部21の内周面23との間に掛け渡されるようして放射状に設けられた複数の静翼24とを備えている。支持部22は、外枠部21の空気を吐き出す排気側の開口内に設けられ、ファンモータ13及び回路基板14を支持している。静翼24は、インペラ12によって発生された冷却風の気流を調節(例えば、気流を内方に集風する等)する役割と、支持部22を支える支柱としての役割と担っている。
外枠部21の内周面23における排気側及び吸気側開口部には、冷却風の気流を安定させるために、軸方向A3(図2参照)外方に向けて末広がりに広がる傾斜部23a,23bがそれぞれ設けられている。そして、静翼24の径方向A1外方側端部は、外枠部21の内周面23における排気側の傾斜部23bに接合されている。
また、静翼24は、その延設方向のいずれかの位置に曲げ部25を有し、その曲げ部25において静翼24の延設方向が軸方向A3と略垂直な面内で変化されている。より具体的には、図3及び図4に示すように、曲げ部25は、軸方向A3外方から見て、外枠部21の内周面23における傾斜部23bの径が最小となる最小径部23c近傍に位置するように設けられている。そして、静翼24における曲げ部25よりもインペラ12の径方向A1の内方側に位置する部分24aは、径方向A2に対してインペラ12の回転方向A3と逆方向に湾曲しつつ、かつ傾いて延設されている。また、静翼24における曲げ部25よりも径方向A1の外方側に位置する部分24bは、径方向A2に対してインペラ12の回転方向A3に傾いて延設されている。
また、ハウジング12は、樹脂により一体成型されており、その成型には、前述の図7に示す従来のファン装置のハウジング2と同様に、軸方向A3にスライドする可動側入れ子を採用した金型が用いられるようになっている。このため、軸方向A3外方側から見た静翼24の傾斜部23b上に位置する部分における軸方向A3内方側(排気方向に対して上流側)には、図4に示すように、駄肉部26が必然的に生じることとなる。
このような構成により、本実施形態に係るファン装置11では、以下のような効果が得られるようになっている。すなわち、このファン装置11では、静翼24に曲げ部25が設けられ、その曲げ部25において静翼24の延設方向が軸方向A3と略垂直な面内で変化されているため、静翼24の性能が向上され、その結果、ファン装置11の風量特性、風速分布特性、静音性等の性能向上が図れるようになっている。
特に、本実施形態に係る静翼24の構成では、静翼24に曲げ部25を設けたことにより、静翼24の径方向A1外方側の端部が外枠部21の内周面23と接合される際の内周面23に対する向き及び角度θ(図3参照)が前述の従来の静翼の構成に対して大きく変化されることとなる。なお、角度θとは、静翼24の径方向A1外方側の端部(24b)の延設方向B1と、その端部が内周面23に接合される部分における内周面23の接線方向B2とが成す角を意味している。
より具体的には、前述の図6に示す従来の静翼1では、その径方向A1外方側の端部が径方向A1に対してインペラ12の回転方向A2と逆方向に傾いた状態で外枠部3の内周面4に接合されるのに対して、本実施形態に係る静翼24の構成では、静翼24の径方向A1外方側の端部が径方向A1に対して回転方向A2に傾いた状態で外枠部21の内周面23に接合されている。すなわち、本実施形態に係る構成では、駄肉部26が生じる静翼24の径方向A1外方側の部分の径方向A1に対する傾き方向が、従来の構成に対して逆側に反転されている。
このため、金型構造上の制約から静翼1,24の径方向A1外方側に生じる駄肉部6,26、及びその駄肉部6,26に近接した領域に位置する静翼1,24の構成等が、本実施形態と前述の従来技術とでは全く異なることとる。この相違により、本実施形態に係る構成では、従来の構成に比して駄肉部26の気流に対する影響を抑制でき、風量特性、風速分布特性、静音性等の性能向上が図れるようになっている。より詳細には、静翼24に曲げ部25を設け、その曲げ部25を外枠部21の内周面23の傾斜部23bにおける最小径部23cの近傍に位置させることにより、ハウジング15の開口部における傾斜部23bよりも径方向A1内方を通過する冷却風の気流に対しては、静翼24の曲げ部25よりも径方向A1内方側に位置する、回転方向A2と逆方向に湾曲しつつ傾いて延設された部分24aにより効果的に集風を行うことができる。また、ハウジング15の開口部における傾斜部23bの近傍を通過し、駄肉部26の影響を受けやすい冷却風の気流に対しては、その部分の静翼24の延設方向を回転方向A2に傾斜するように反転させ、これによって、気流に対する駄肉部26の影響を低減させている。
ここで、インペラ12から吐き出された空気流は、インペラ12の回転方向A2の回転成分と、径方向A1の遠心成分とを有しているため、径方向A1外方に広がるように軸方向A3と平行ではない方向に向けて排出されるようになっている。一方、インペラ12は、径方向A1内方よりも径方向A1外方の方が羽根の通過速度が速いため、羽根の径方向A1外方から発生した空気流ほど速度が速くなっている。よって、径方向A1外方における空気流のロスや乱れを低減できれば、風量向上、静音化等が図れることとなる。
この点について、本実施形態に係る構成では、静翼24の径方向A1外方側の部分24bが回転方向A2に向けて湾曲しているため、径方向A1外方の空気流が静翼24に当たる際に、静翼24の径方向A1外方側の部分24bの延設方向を空気流の流れ方向に近づけることができる。これによって、径方向A1外方の空気流のエネルギーロス等が小さくなり、従来の静翼1の構成に比して風量等の向上が図れる。
また、静翼24の径方向A1外方に生じる駄肉部26の形状は、静翼24の径方向A1外方の部分24bの延設方向によって大きく変化するようになっている。すなわち、図4に示す本実施形態に係る構成のように、静翼24の径方向A1外方側の部分24bを回転方向A2に湾曲させた場合には、駄肉部26の径方向A1内方側の側面と回転方向A2に面した側面とが形成する角部26aの角度を鈍角にできるようになっている。これに対して、図6に示す従来の構成では、延設方向に沿った静翼1の全体を回転方向A2と反対方向に湾曲させているため、駄肉部6の径方向A1内方側の側面と回転方向A2に面した側面とが形成する角部6aの角度が必然的に鋭角になるようになっている。
このような駄肉部6,26の形状の違いによっても、本実施形態に係る構成ではノイズ低減等の点で性能向上が図られている。すなわち、空気流が駄肉部6,26を通過する際に、従来の構成ように駄肉部6の角部6aの角度が鋭角であれば、空気流の剥離が発生し、ノイズが大きくなってしまう。これに対して、本実施形態に係る構成のように駄肉部26の角部26aの角度を鈍角にできれば、空気流の剥離を低減することができ、ノイズを小さくできるようになっている。
図5は、本実施形態に係るファン装置11及び前述の図6に示す従来のファン装置のシミュレーション結果を示す図である。図5中の曲線L1a,L1bは、本実施形態に係るファン装置11における送風による騒音レベルが50dBAであるときのP−Q特性及び回転速度を示すものであり、曲線L2a,L2bは、図6に示す従来のファン装置におおける同じく送風による騒音レベルが50dBAであるときのP−Q特性及び回転速度を示すものである。ここで、P−Q特性とは、静圧(Static Presshure)と風量(Flow Quantity)との関係に基づいてファン装置の特性を示すものである。より詳細には、ファン装置を負荷を掛けないで駆動させた場合には、ファン装置は最大風量域にて駆動することになる。それは逆に、風量が0(ゼロ)になるように負荷を掛けてファン装置を駆動された場合には、ファン装置は最大静圧域にて駆動することになる。そして、X軸をQ(風量)、Y軸をP(静圧)として、P、Qの値を変化させた際に、P、Qの値は座標(QMAX,0)と座標(0,PMAX)との間を結ぶ曲線に沿って変化する。P−Q特性とは、座標(QMAX,0)と座標(0,PMAX)との間を結ぶ曲線によって与えられるP、Qの関係を示すものである。
この図5に示すシミュレーション結果より、同じ騒音レベルで動作させた場合において、本実施形態に係るファン装置11の方が図6の従来のファン装置よりも、より高い風量及び/又は静圧を得ることができるとともに、高回転で動作させることができることが分かる。
なお、上述の実施形態において、静翼24における軸方向A3にスライドする可動側入れ子によって離型できない陰の部分に生じる部分を駄肉部26としているが、金型強度保持の観点から静翼24の径方向A1外方側縁部に生じる幅広部27(図3、図4参照)を駄肉部26に含めるようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係るファン装置の正面図である。 図1のファン装置の断面図である。 図1のファン装置に備えられるハウジングの正面図である。 図3のハウジングの一部を拡大した斜視図である。 図1のファン装置及び従来のファン装置のシミュレーション結果を示す図である。 静翼が設けられた従来のファン装置の構成を部分的に示す斜視図である。 図6のファン装置の構成を部分的に示す断面図である。
符号の説明
11 ファン装置、12 インペラ、13 ファンモータ、14 回路基板、15 ハウジング、21 外枠部、22 支持部、23 内周面、23a,23b 傾斜部、23c 最小径部、25 曲げ部、26 駄肉部、A1 径方向、A2 回転方向、A3 軸方向。

Claims (6)

  1. インペラと、
    前記インペラを駆動するモータと、
    前記インペラと対向して放射状に配置された複数の静翼と、
    を備え、
    前記静翼は、
    その延設方向のいずれかの位置に曲げ部を有し、
    前記曲げ部において、前記静翼の前記延設方向が前記インペラの軸方向と略垂直な面内で変化され
    前記静翼における前記曲げ部よりも前記インペラの径方向の内方側に位置する部分は、前記径方向に対して前記インペラの回転方向と逆方向に傾いて延設され、
    前記静翼における前記曲げ部よりも前記径方向の外方側に位置する部分において、吸気側のエッジに対して、排気側のエッジは前記回転方向に位置する
    ことを特徴とするファン装置。
  2. 請求項1に記載のファン装置において、
    前記静翼における前記曲げ部よりも前記径方向の外方側に位置する部分は、前記径方向に対して前記回転方向に傾いて延設されていることを特徴とするファン装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のファン装置において、
    前記静翼の前記曲げ部は、前記静翼における前記径方向の中間位置よりも外方側に設けられていることを特徴とするファン装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のファン装置において、
    前記インペラを収容するとともに、前記モータを支持するハウジングをさらに備え、
    前記ハウジングは、
    前記インペラを外囲する外枠部と、
    前記外枠部の空気を吐き出す排気側の開口内に設けられ、前記モータを支持する支持部と、
    を備え、
    前記外枠部の内周面は、前記排気側において、空気の排気方向に向けて拡径された傾斜部を有し、
    前記静翼は、前記ハウジングの前記支持部と、前記外枠部の前記排気側開口の前記内周面における前記傾斜部との間に掛け渡されるようして設けられていることを特徴とするファン装置。
  5. 請求項に記載のファン装置において、
    前記静翼の前記曲げ部は、前記インペラの前記軸方向から見て、前記外枠部の前記内周面における前記傾斜部の径が最小となる最小径部近傍に位置するように設けられていることを特徴とするファン装置。
  6. 請求項4又は請求項5に記載のファン装置において、
    前記ハウジングと前記静翼とは、樹脂による金型成型により一体に形成されていることを特徴とするファン装置。
JP2006163085A 2006-06-13 2006-06-13 ファン装置 Active JP4974045B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006163085A JP4974045B2 (ja) 2006-06-13 2006-06-13 ファン装置
US11/762,100 US8137064B2 (en) 2006-06-13 2007-06-13 Fan apparatus
CN2007101091489A CN101089405B (zh) 2006-06-13 2007-06-13 风扇装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006163085A JP4974045B2 (ja) 2006-06-13 2006-06-13 ファン装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007332813A JP2007332813A (ja) 2007-12-27
JP4974045B2 true JP4974045B2 (ja) 2012-07-11

Family

ID=38822193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006163085A Active JP4974045B2 (ja) 2006-06-13 2006-06-13 ファン装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8137064B2 (ja)
JP (1) JP4974045B2 (ja)
CN (1) CN101089405B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5541953B2 (ja) * 2010-03-26 2014-07-09 三菱農機株式会社 コンバインにおけるエンジンカバーの除塵装置
DE102011015784A1 (de) * 2010-08-12 2012-02-16 Ziehl-Abegg Ag Ventilator
USD732655S1 (en) * 2013-11-21 2015-06-23 Sanyo Denki Co., Ltd. Fan
CN108708877B (zh) * 2013-12-04 2020-06-23 松下知识产权经营株式会社 风机和装载有该风机的室外单元
DE102015014740A1 (de) * 2015-10-13 2017-04-13 Liebherr-Hausgeräte Lienz Gmbh Kühl- und/oder Gefriergerät
CN106211710B (zh) * 2016-07-15 2018-07-20 芜湖赛宝信息产业技术研究院有限公司 一种用于高精尖设备的散热集成器
TWM539566U (zh) * 2016-11-21 2017-04-11 建準電機工業股份有限公司 軸流式風扇之扇框
CN112145458B (zh) * 2019-06-28 2023-09-26 日本电产株式会社 风扇和机电设备
FR3108146A1 (fr) * 2020-03-13 2021-09-17 Valeo Systemes Thermiques Plots aérodynamiques pour bras de maintien

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10205497A (ja) * 1996-11-21 1998-08-04 Zexel Corp 冷却空気導入排出装置
US6045327A (en) * 1998-05-04 2000-04-04 Carrier Corporation Axial flow fan assembly and one-piece housing for axial flow fan assembly
KR100548036B1 (ko) * 1998-12-31 2006-05-09 한라공조주식회사 축류팬용 안내깃과 그 안내깃을 구비한 축류팬 슈라우드 조립체
TW488497U (en) 1999-03-02 2002-05-21 Delta Electronics Inc Supercharged fan stator for wind diversion
JP2003003999A (ja) 2001-06-25 2003-01-08 Nidec Shibaura Corp 軸流ポンプ
JP4045993B2 (ja) * 2003-03-28 2008-02-13 株式会社Ihi ファン静翼、航空エンジン用ファン、及び航空エンジン
TWI281846B (en) * 2003-05-30 2007-05-21 Delta Electronics Inc Heat-dissipating device and a housing thereof
CN2658443Y (zh) * 2003-06-26 2004-11-24 奇鋐科技股份有限公司 散热风扇的导流结构
TWI262251B (en) 2004-06-30 2006-09-21 Delta Electronics Inc Fan frame
TWI305486B (en) 2004-08-27 2009-01-11 Delta Electronics Inc Heat-dissipating fan and its housing
JP4476960B2 (ja) 2006-04-04 2010-06-09 日本電産サーボ株式会社 軸流ファン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007332813A (ja) 2007-12-27
US8137064B2 (en) 2012-03-20
CN101089405A (zh) 2007-12-19
US20070286724A1 (en) 2007-12-13
CN101089405B (zh) 2012-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4974045B2 (ja) ファン装置
JP4935051B2 (ja) 遠心ファン
US7632063B2 (en) Fan and blower unit having the same
JP2002276302A (ja) タービンブレード先端域の温度を低下させるための方法、翼形部およびタービンエンジン
JP6394409B2 (ja) 送風装置
US8172524B2 (en) Fan including specific stationary vane arrangement
JP2009108792A (ja) ファン装置
JP2007085352A (ja) ファン及びそのファンフレーム
JP4374897B2 (ja) 軸流ファン
JP2007040299A (ja) 受動式ファンアセンブリ
JP2007138927A (ja) ファンフレーム及びファン
JP2005133705A (ja) 静翼を含む遠心ファン
JP2002235695A (ja) ターボファン、およびターボファンを用いた送風装置、空気調和機
JP5652863B2 (ja) 遠心ファン
JP2006316787A (ja) 放熱装置およびそのファンフレーム構造,放熱システム
JPH10141286A (ja) 軸流ファン
JP2010124534A (ja) 電動機用斜流ファンと該斜流ファンを備えた電動機
JP2006504024A (ja) 受動冷却式ブレードプラットフォーム
JP6035508B2 (ja) 送風機とそれを用いた室外ユニット
JP2007147207A (ja) 空気調和機用室外機
JP2008180124A (ja) ファン装置
JP2006070808A (ja) インペラ及びそれを備えた送風ファン
JP2005016457A (ja) 送風機及び送風機を備えた熱交換ユニット
JP2008151034A (ja) 送風装置および該送風装置を具備した空気調和機
JP2007231863A (ja) 羽根車の保持リングを軸流ファン構造とするシロッコファン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090610

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110915

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120319

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4974045

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120401

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250