JP4971900B2 - 電磁クラッチ - Google Patents

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Description

本発明は、駆動力の伝達機構および/または摩擦部材を支持する機構に特徴のある電磁クラッチに関する。
磁力によってクラッチの接続/非接続を行う電磁クラッチが知られている。電磁クラッチは、電磁コイルによって生成される磁力によってロータにアーマチュア(摩擦板)を吸引させ、両者の間に働く摩擦力によって、駆動力(回転力)の伝達が行われる。また、電磁コイルへの通電を切れば、ロータからアーマチュアが離れ、駆動力の伝達が遮断される。
上記の動作において、非接続時にアーマチュアが、ロータから離間して位置するように支持されることが必要となる。この目的を達成するために、アーマチュアは、板バネによって支持され、接続時に磁気吸引力に負けて板バネが変形し、それによりアーマチュアがロータ方向に移動し両者が接触するようにされている。電磁クラッチについては、例えば特許文献1に記載されている。
図6は、従来技術におけるアーマチュアの支持構造の一例を示す斜視図である。図6において、符号701は、図示しない回転軸への固定を行うための固定部材である。固定部材701には、図では見ない部分に平板状(鍔状)の取り付け面があり、そこにリベット702によって板バネ703が固定されている。板バネ703には、アーマチュア705がリベット704によって固定されている。この構造によれば、アーマチュア705が、図の紙面向こう側に磁力により引かれた際に、板バネ703が弾性変形し、アーマチュア705の軸方向への僅かな移動が許容される。また、磁力が無くなれば、板バネ703の上記弾性変形の反発力によって、アーマチュア705が元の位置に戻る。
特開2007―016818(要約書)
上述した板バネは、駆動力を回転軸に伝える関係もあり、強度を確保するために、リベットによりアーマチュアに固定される。しかしながらこの構造は、部品および組立工数が多く、コスト的に不利となる。特にリベットを用いる固定方法は、リベット止めを行う専用の工具を用いなくてはならず、作業が複雑となる。
また、電磁クラッチは、内部に動作時に回転する部材を備えているので、クラッチの小型化を追究した場合、それら回転する部材が他の部材に接触しないようにすることが必要となる。このため、回転軸の軸方向における部材の位置精度が重要となる。また、回転軸に回転角や回転方向を計測するための回転角計測装置を取り付ける場合があるが、その場合も計測精度を維持するために、軸方向におけるガタ(スラストガタ)を極力小さくする必要がある。
この軸方向におけるガタを抑えるために、従来は、シムと呼ばれる薄い円環形状のスペーサ部材を軸部材に通し、その数を調整することで、1台1台手作業でガタが無くなるように調整している。このシムを用いる構造では、部品点数が増加し、また調整作業や組立作業が多くなる点でコスト的に不利となる要因となる。
また、電磁クラッチの出力は、プーリ等によって外部に出力されるが、アーマチュア→回転軸→プーリといった経路で駆動力を伝えなければならない。その際、相対的に径の細い回転軸への駆動力の伝達、そして、この回転軸からの駆動力の取り出しを行うために、高い加工精度が要求されるギアや強度の高い部品(例えば焼結部材)を必要とする。このこともコスト的に不利な要因となる。
以上のような背景において、本発明は、リベット等を必要としない板バネによるアーマチュアの支持構造を提供することを発明の目的とする。また、軸方向のガタの発生を低コストで抑えることができる構造を有する電磁クラッチを提供することを発明の他の目的とする。また、高価な焼結部材や加工コストの高い部材を必要としない駆動力の伝達構造を有する電磁クラッチを提供することをさらに他の目的とする。
請求項1に記載の発明は、回転中心に対して回転可能なロータと、前記ロータに隙間を有した状態で対向したアーマチュアと、前記ロータと前記アーマチュアとを吸引させる磁力を発生するための磁力発生手段と、前記アーマチュアからの駆動力を伝達する回転部材と、前記アーマチュアを前記回転部材に取り付けるための板バネとを備え、前記板バネは、前記回転中心から離れる方向に延在し、前記板バネの前記回転中心から離れる方向の第1の端部またはその近傍は、前記アーマチュアの前記ロータ側に対向する面に接触し、前記板バネは、前記接触する部分と異なる部分において、前記回転部材に固定され、前記板バネの弾力によって前記アーマチュアが前記ロータから離れる方向に力を受けた状態で支持された構成において、前記板バネの前記回転中心の側の第2の端部またはその近傍を、前記ロータの方向に移動しないようにするスライド防止手段を更に備え、前記第1の端部またはその近傍と、前記第2の端部またはその近傍とは異なる部分において、前記板バネには、前記ロータの方向に前記回転部材からの圧力が加えられていることを特徴とする電磁クラッチである。
請求項1に記載の発明によれば、リベットや溶接といった固定手段を利用せずに板バネによるアーマチュアの弾性的な支持構造(ロータから離間させた状態で弾性的に支持する構造)を得ることができる。すなわち、板バネの回転中心から離れた方向の端部(またはその近傍)が、アーマチュアのロータ側の面側(つまり摩擦面側)に接触し、さらにこの接触部分と異なる部分で板バネが回転部材に固定されることで、板バネの弾性力によって、アーマチュアがロータから離れる方向(つまり回転部材側の方向)に押され、回転部材の側に押し付けられるようにして支持される。このため、リベットや溶接といった固定手段を利用せずに板バネによりアーマチュアを、ロータから離間させた状態で弾性的に支持することができる。
なお、請求項1において、回転中心とは、回転の中心となる概念としての軸のことであり、この軸は、仮想的なものであってよいし、軸部材として実在するものであってもよい。また、回転部材は、回転中心に対して相対的に回転可能な部材のことであり、その概念には、回転中心の軸に対して回転可能な部材および回転軸そのものも含まれる。
また、請求項1に記載の発明によれば、板バネの第2の端部またはその近傍は、スライド防止手段により、ロータの方向に移動しないようにされている。したがって、第1の端部またはその近傍と、第2の端部またはその近傍とは異なる部分において、板バネに、ロータの方向への回転部材からの圧力が加えられると、この圧力が加えられた部分において、板バネの弾性に起因する反力が板バネから回転部材に対して作用する。この板バネからの反力は、回転部材をロータから離れる方向に押し付ける圧力となる。この圧力により、回転部材がロータと逆の方向に押し付けられ、それにより、軸方向におけるガタの発生を抑えることができる。
上記の発明は、スペーサ部材を用いる必要がなく、また新たな部品を増やすこともないので、低コストで実現することができる。また、板バネの弾性力によって回転部材を軸方向に押し付けることで軸方向のガタの発生を抑えるので、組み立て工程における面倒な調整(スペーサ部材を用いた調整)を省くことができる。この点においても、製品の低コスト化において有利となる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、アーマチュアには、円周方向に周回するスリットが設けられており、回転部材は、前記スリットに係合する凸部を備えることを特徴とする。請求項7に記載の発明によれば、アーマチュアの回転が、アーマチュアのスリット内部に入り込んだ凸部を介して回転部材に伝わる。
アーマチュアには、円周方向に周回するスリットを設けることが、クラッチの機能を効果的に発揮させる上で有用である。このスリットが設けられることで、断面方向から見て磁路が屈曲して形成され、ロータとの間に作用する吸引力が効率良く発揮される。上記請求項に記載の発明は、この磁路を形成する目的で設けられるスリットを利用し、アーマチュアと回転部材との間の駆動力の伝達を行う。こうすることで、板バネにおける駆動力を伝達する機能が要求されない(あるいは軽減される)ので、アーマチュアと板バネをリベット等により固定しない構造であっても大きな駆動力を扱うことができる電磁クラッチを得ることができる。また、板バネを介した駆動力の伝達を行う必要がない(あるいはその負担が軽減される)ので、板バネのみにより駆動力の伝達を行う場合程の強度は、板バネに必要とされない。また、板バネによる大きな駆動力の伝達は要求されない。そのため、板バネの厚みおよび外径の寸法を抑えることができ、また材料コストを抑えることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、ロータに結合し、ロータとアーマチュアの間の隙間の外周外側を覆う円筒部材を備えたウォームホイールを更に備えることを特徴とする。請求項に記載の発明によれば、円筒部材によりロータとアーマチュアの摩擦面の外側外周が覆われるので、この摩擦面において発生する金属粉がウォームとギア部との間に巻き込まれる現象を抑えることができおる。これにより、ウォームとギア部の摩耗や噛み合わせ不良といった問題の発生を抑えることができる。
請求項1に記載の発明によれば、リベット等を必要としない板バネによるアーマチュアの支持構造を有し、また軸方向のガタの発生を低コストで抑えることができる電磁クラッチを提供することができる。
(1)第1の実施形態
(電磁クラッチの構成)
図1は、本発明を利用した電磁クラッチの一例を示す断面図である。図1には、電磁クラッチ100が示されている。電磁クラッチ100は、ハウジング105が図示省略した外装部材(ケーシング)に固定された構造を有し、最上部にプーリ104が配置された構造を有している。
ハウジング105は、円板状の平板部105a、円筒形状の内側円筒部105bおよび外側円筒部105cを有している。内側円筒部105bと外側円筒部105cとの間の空間には、磁力発生手段の一例である電磁コイル108が収められている。電磁コイル108は、ボビン107にソレノイド形状に導線が巻かれた形状を有している。電磁コイル108に、図示省略した通電回路からDC電圧が加えられることで、磁力が発生する。また、通電を遮断することで、磁力の発生が停止する。
ハウジング105の底部中心には、孔が形成されている。この部分にシャフト部材(軸部材)109が圧入されて固定されている。シャフト部材109は、回転中心を維持する程度の剛性を有した金属材料により構成されている。シャフト部材109には、ベアリング110を介して、ロータ111がシャフト部材109に対して回転可能な状態で支持固定されている。ロータ111は、ハウジング105と同様、磁性体により構成されている。ロータ111は、ハウジング105と接触しない位置関係に配置されている。ロータ111には、円周方向に周回するスリット112aおよび112bが形成されている。スリット112aおよび112bは、延在する円周方向において、数カ所ブリッジ部によって分断されている。またこのブリッジ部によって、ロータ111の一体性が保たれている。
ベアリング110の上部に接して、シャフト部材109には、スペーサ113が挿入されている。スペーサ113は、円筒形状を有し、その上端に板バネ114の内側爪部114bが接触している。スペーサ113は、板バネ114の内側爪部114bの端部付近がロータ111の方向に移動しないようにするスライド防止手段として機能する。板バネ114は、本発明における回転部材の一例であるドライビングボス116に対してプッシュナット構造により固定されている。
図2は、板バネ114がドライビングボス116(図1参照、図2には図示されていない)に固定された状態を示す斜視図である。図3は、ドライビングボス116の外観を示す斜視図である。図4は、ドライビングボス116にアーマチュア115を取り付ける状態を示す分解図である。
図2に示すように、板バネ114は、平板円環形状を有し、その外周方向(回転中心から離れる方向)に向かって延在した外側爪部114aを3箇所備え、その内周方向(回転中心に向かう方向)に向かって延在した内側爪部114bを6箇所備えている。なお、爪部の数は、図示する数に限定されないが、ラジアル方向に対して均等な角度で配置されるようにすることが望ましい。また、板バネ114は、バネ性を有する金属材料(例えばバネ鋼)により構成されている。
図2に示すように、板バネ114には、孔114cが形成されている。この孔114cの内周には、ラジアル方向に複数の切り込み114dが入れられている。ドライビングボス116(図1参照)は、樹脂モールド成形品であり、アーマチュア115に対向する面の孔114cに対応する部分に孔114cの内周の径よりも大きい外径の円形断面を有する凸部116a(図4参照)を備えている。この凸部116aの外径は、切り込み114dが入れられた部分を変形させて、凸部116aが孔114c内に挿入することができる程度の寸法とされている。
図1および図2には、アーマチュア115が示されている。アーマチュア115は、ロータ111と同様、磁性体により構成されている。アーマチュア115には、円周方向に周回して延在するスリット115aが形成されている。スリット115aの役割は、スリット112aおよび112bと同じである。スリット115aは、ブリッジ部115b(図2または図4参照)によって円周方向において複数に分割されている。また、アーマチュア115には、外側爪部114aを収容する凹部115cが3箇所形成されている。
図1および図4に示すように、ドライビングボス116には、アーマチュア115のスリット115aにある程度の余裕を見て嵌り込む(遊嵌する)凸部116bが設けられている。ドライビングボス116にアーマチュア115を組み付けると、凸部116bがスリット115aに嵌り込む。この構造より、アーマチュア115の駆動力がドライビングボス116に伝わる。すなわち、アーマチュア115が回転すると、スリット115aに嵌り込んだ凸部116bが回転するアーマチュア115から力を受け、それにより凸部116bと一体となったドライビングボス116が回転する。これが、アーマチュア115からドライビングボス116への駆動力の伝達機構である。ここで、凸部116bは、スリット115aに寸法的に余裕を見て嵌り込む構造であるので、凸部116bがスリット115aに嵌り込んだ状態において、アーマチュア115は、その軸方向に僅かに前後移動することができる。
この伝達機構の構造では、スリット115aの磁気的な機能(磁路を屈曲させて形成させる機能)を損なわないようにするために、凸部116bを非磁性材料により構成する必要がある。この例では、凸部116bがドライビングボス116と一体成形された樹脂材料により構成されているので、この点問題はない。
図2には、シャフト部材109にドライビングボス116(図1参照)を通し、さらにアーマチュア115を間に挟んで板バネ114を押し付け、さらにスペーサ113をシャフト部材109に通した状態が示されている。この状態において、板バネ114は、孔114cの部分で上述したプッシュナット構造により、ドライビングボス116(図1あるいは図4参照)に固定されている。
すなわち、ドライビングボス116(図1参照)に板バネ114を押し付けることで、孔114cに凸部116aが挿入され(図1および図2参照)、その際に、切り込み114dが形成された部分が変形し、その縁(孔114c内周側の縁)が樹脂製の凸部116aに斜めに接触する。この構造は、所謂プッシュナットの構造であり、孔114cに押し込まれた凸部116aの側面に変形した孔114c内周側の縁が食い込み、一端ドライビングボス116側に押し込んだ板バネ114がドライビングボス116から引き離すことが出来ない状態(つまり固定された状態)とすることができる。
図1および図2に示すように、内側爪部114bの外側であり、且つ外側爪部114aの内側の円周上の部分には、孔114cが設けられている。この孔114cの部分において、板バネ114は、ドライビングボス116に固定されている。そして、外側爪部114aが、アーマチュア115の凹部115cの内側に接触している。すなわち、外側爪部114aが、アーマチュア115の摩擦面側(ロータ111側)に接触している。外側爪部114aは、板バネ114の一部であり、バネ性のある部材であるから、この構造により、アーマチュア115がロータ111(図1参照)側から、ドライビングボス116方向に押し付けられる状態で弾性的に支持固定される。
また、図1および図2に示す状態において、板バネ114の内側爪部114bの先端付近は、図1の下方から上方に向かって(つまりロータ111からドライビングボス116の方向に向かって)スペーサ113によって押されている。つまり、内側爪部114bの先端付近は、スペーサ113によって、それ以上ロータ111の方向にスライドしないように規制された状態とされている。また、内側爪部114bと外側爪部114aとの間の円周上の部分に、孔114cが設けられ、その部分において、板バネ114がドライビングボス116に固定されている。したがって、スペーサ113の軸方向の長さが調整されることで、内側爪部114bが弾性変形する状態とすることができる。この内側爪部114bの弾性変形に起因する反発力によって、孔114cの周囲において、板バネ114がドライビングボス116を図1の上方(プーリ104の方向)に押した状態となる。すなわち、ドライビングボス116がプーリ104の方向に板バネ114によって付勢された状態となる。
なお、外側爪部114aおよび内側爪部114bの相手部材への接触は、そのバネ性を生かす観点から、その先端部分またはその近傍で行われることが望ましい。ここで、近傍の範囲は、先端部分を基準として、バネ性を生かした支持を行うことができる範囲として定義される。
図1に示すように、ドライビングボス116は、ベアリング117によって、シャフト部材109に対して回転可能な状態で取り付けられている。つまり、アーマチュア115は、ドライビングボス116と一体となって、シャフト部材109の中心軸を回転中心とした回転が可能な構造とされている。
ドライビングボス116には、樹脂製のプーリ104が結合している。図3および図4に示すように、ドライビングボス116のプーリ104の側には、ラジアル方向に突出した3つの凸部116cが設けられている。一方、図示省略するが、プーリ104(図1参照)の内側には、ドライビングボス116が嵌り込む凹部が設けられており、その内周には、凸部116cに噛み合う構造が形成されている。この凹凸の構造が噛み合うことで、ドライビングボス116とプーリ104との結合が行われる。
ドライビングボス116とプーリ104は、共に樹脂成型品であるが、凸部116cの形状を大きく確保することができるので、樹脂成型品であっても、十分なトルク伝達機能、つまり駆動力の伝達に十分な強度を得ることができる。このため、ドライビングボス116とプーリ104の部品コストを低減することができる。
図1に示す構造において、ロータ111の外周は、ウォームホイール118に係合している。すなわち、ウォームホイール118は、ウォーム119と噛み合うギア部118a、さらに円筒部118bを備え、円筒部118bの内側でロータ111の外周と係合している。なお、ウォーム119には、図示省略したモータ(その他適当な動力)の回転軸が結合している。
図5は、ロータ111とウォームホイール118との係合状態を説明する分解図である。図5に示すように、円筒部118bの内周には、周期的に形成された凹凸構造118cが設けられている。一方、ロータ111の外周には、周期的に形成された凹凸構造111aが設けられている。そして、ウォームホイール118の円筒部118b内周の凹凸構造118cとロータ111外周の凹凸構造111aとが噛み合うことで、ウォームホイール118とロータ111とが結合し、ウォームホイール118からロータ111への駆動力の伝達機構が構成される。
(組立手順)
以下、図1に示す電磁クラッチ100の組立手順の一例を簡単に説明する。まず、図2に示す構造体を組み立てる。最初にベアリング117(図1参照)をシャフト部材109に取り付け、このベアリング117にドライビングボス116を固定する。あるいは、ドライビングボス116にベアリング117を取り付け、このベアリング117にシャフト部材109を取り付ける。次にシャフト部材109を相対回転可能な状態で取り付けたドライビングボス116に、図4に示す位置関係でアーマチュア115を取り付け、さらに板バネ114を取り付ける。この際、ドライビングボス116の凸部116aに、板バネ114の孔114cが入り込むように位置合わせを行い、板バネ114をアーマチュア115およびドライビングボス116に押し付ける。次いで、スペーサ113をシャフト部材109に通す。こうして、図2に示す状態を得る。
次にシャフト部材109にベアリング110を取り付け、このベアリング110にロータ111を取り付ける。この際、スペーサ113を介して内側爪部114b(図1および図2参照)が、ドライビングボス116方向に押され、板バネ114の弾性により、ドライビングボス116がプーリ104の方向(図1の上方向)に付勢された状態が得られる。
次にシャフト部材109の先端(図1の下端)をハウジング105の底部中心に形成された孔に圧入する。この際、ハウジング105には、ボビン107および電磁コイル108を取り付けておく。こうして、図5に示すようにハウジング105にロータ111が取り付けられた状態を得る。
次に図5に示す位置関係でロータ111にウォームホイール118を結合する。そしてハウジング105を図示省略したケーシングに固定し、さらにウォームホイールのギア部118aにウォーム119を噛み合わせる。最後にプーリ104をドライビングボス116に結合させる。こうして、図1に示す状態を得る。
この状態において、ドライビングボス116が図1の上方向の軸方向に付勢されているので、ドライビングボス116の軸方向におけるガタを抑えることができる。またこの状態は、部品を順次取り付けて行くことで得ることができ、シムと呼ばれる薄い円環形状のスペーサ部材を軸に通し、軸方向における部材の位置調整を行う必要がない。このため、部品コストと組立コストを抑えることができる。
なお、ハウジングに対しシャフト、電磁コイル、ロータアッセンブリ(ロータにベアリングを圧入したもの)、ドライビングボスアッセンブリ(ドライビングボスにアーマチュア、スプリング、ベアリングを組み付けたもの)の手順で組立てても良い。
(電磁クラッチの動作)
図1に示す構成において、図示省略した動力機関(モータ等)が回転すると、その駆動力によりウォーム119が回転し、この回転がギア部118aに伝わり、ウォームホイール118がシャフト部材109を回転中心として回転する。この回転は、図5に示す伝達機構により、ロータ111に伝わり、ロータ111が回転する。
ここで、電磁コイル108への通電がOFFであると、ロータ111/アーマチュア115間に働く吸引力が発生せず、板バネ114の外側爪部114aの弾性力によってアーマチュア115が、ロータ111から離間した状態で支持される。この状態では、ロータ111の回転がアーマチュア115に伝わらない。これがクラッチOFF、つまりクラッチを切り、駆動力の伝達が遮断された状態である。
電磁コイル108への通電をONにすると、電磁コイル108が磁力を生成し、それにより平板部105a、内側円筒部105b、外側円筒部105c、ロータ111およびアーマチュア115に閉じた磁路が形成される。この磁路の形成により、ロータ111とアーマチュア115との間に磁気的な吸引力が発生する。この際、スリット112a、112bおよび115aの存在により、磁路がロータ111とアーマチュア115との間を屈曲して折り返した経路で形成される。これにより、ロータ111/アーマチュア115の磁路の折り返し回数が増え、ロータ111/アーマチュア115間に働く吸引力が効果的に発揮される。
上記の吸引力が働くと、その力によって板バネ114の外側爪部114aが弾性変形し、アーマチュア115がロータ111側に変位し、両者が接触する。この接触時の摩擦力により、ロータ111の駆動力がアーマチュア115に伝達される。そして、アーマチュア115が回転すると、それに伴いドライビングボス116が回転し、同時にプーリ104も回転する。こうして、ウォーム119から入力された駆動力が、プーリ104から出力される。以上の状態が、クラッチON、つまりクラッチを繋げ、駆動力を伝達する状態である。
このように、電磁コイル108への通電を制御することで、クラッチのON/OFFを制御することができる。また、電磁コイル108に通電する電力(通常は電圧)を制御することで、所謂半クラッチ状態を制御することもできる。
(実施形態の優位性)
以上説明した実施形態では、板バネ114のドライビングボス116への取り付け、および板バネ114を用いたアーマチュア115の支持構造において、リベット等の固定構造を必要としない。このため、部品点数を削減でき、また組立コストを抑えることができる。また、板バネ114を駆動力の伝達に利用しないので、板バネ114を小型化でき、更にその材料コストを下げることができる。
また、板バネ114の作用により、ドライビングボス116がプーリ104の方向に押された状態で固定されるので、シムと呼ばれるスペーサ等を用いた調整を行うことなく、軸方向におけるガタを抑えることができる。また、アーマチュア115を弾性的に支持する板バネ114を利用して得るので、部品コストが増加することがないという効果がある。また、部品を順次組み付けて行くことで得ることができるので、組み立てコストを抑えることができるという効果もある。
シャフト部材109は、回転中心を決める部材として利用され、回転せず(ハウジング105に圧入され固定されている)、駆動力を伝達しない。そのため、比較的低コストで入手でき、また低コストで加工できる部材を用いることができる。また、シャフト部材109を駆動力の伝達に利用しないので、細いシャフト部材に駆動力を伝達する、あるいはそのようなシャフト部材から駆動力を取り出すための高強度の部材(焼結部材や加工コストのかかるギア部材)を用いなくてよい。特に樹脂モールド部材により構成されるドライビングボス116を用いて、アーマチュア115からの駆動力を同じく樹脂モールド部材であるプーリ104に伝達する構造とできるので、低コスト化を追究することができる。
ウォームホイール118の円筒部118bにより、ロータ111とアーマチュア115との摩擦面のラジアル方向外側が覆われている。このため、摩擦面で生じる金属粉がウォームホイール118のギア部118aに侵入し難い構造とすることができ、摩擦面で生じる金属粉に起因するギア部118aとウォーム119(図1参照)との噛み合い部分における摩耗や噛み合いの不良の発生を抑えることができる。
また、円筒部118bの下部の内側は、図5に示すようにロータ111と凹凸構造により噛み合って結合している。すなわち、ロータ111側の凹凸構造111aとウォームホイール118側の凹凸構造118cとを噛み合わせる構造としている。この構造によれば、材料コストや加工コストの高いギア部材を別に利用することなく、鍛造で製作可能なロータ構造とすることができる。また、凹凸構造118cは、凹凸構造111aと噛み合えば良く、高精度な加工は必要とされないので、ウォームホイール118の製造コストを抑えることができる。
(2)第2の実施形態
図1に例示した電磁クラッチ100では、軸部材であるシャフト部材109を介した駆動力の伝達を行わないが、軸部材を介して駆動力の伝達を行う構造の電磁クラッチに本発明を適用することもできる。
以下、この場合の一例を説明する。この例示では、図1に示す構造において、シャフト部材109をハウジング105にベアリングにより回転可能な状態で固定し、さらにシャフト部材109をハウジング105の下方に突出させた構造とする。また、ハウジング105の下方に突出させたシャフト部材109にプーリを取り付ける。また、ベアリング117を用いずにドライビングボス116をシャフト部材109に固定する。
これにより、ロータ111の回転が、アーマチュア115に伝わった場合に、ドライビングボスと共にシャフト部材109が回転し、ハウジング105の下方に配置されたプーリを介して駆動力が出力される。
(3)実施形態の変形
スライド防止手段として、シャフト部材109におけるスペーサ113が存在する部分を拡径構造あるいは段差構造とし、その部分に内側爪部114bを接触させる構造としてもよい。また、板バネは、必要なバネ性が得られるのであれば、その材質が金属に限定されるものではない。
本発明は、電磁クラッチに利用することができる。
本発明を利用した電磁クラッチの一例を示す断面図である。 本発明を利用したアーマチュアの支持構造の一例を示す斜視図である。 回転部材の一例であるドライビングボスの概要を示す斜視図である。 回転部材へのアーマチュアの取り付け状態の一例を示す分解斜視図である。 ロータとウォームホイールとの結合状態を示す分解斜視図である。 従来技術におけるアーマチュアの支持構造の一例を示す斜視図である。
100…電磁クラッチ、104…プーリ、105…ハウジング、107…ボビン、108…電磁コイル、109…シャフト部材、110…ベアリング、111…ロータ、113…スペーサ、112a…スリット、112b…スリット、113…スペーサ、114…板バネ、114a…外側爪部、114b…内側爪部、114c…孔、114d…切り込み、115…アーマチュア、115a…スリット、115c…凹部、115b…ブリッジ部、116…ドライビングボス(回転部材の一例)、116a…凸部、116b…凸部、117…ベアリング、118…ウォームホイール、118a…ギア部、118c…凹凸構造。

Claims (3)

  1. 回転中心に対して回転可能なロータと、
    前記ロータに隙間を有した状態で対向したアーマチュアと、
    前記ロータと前記アーマチュアとを吸引させる磁力を発生するための磁力発生手段と、
    前記アーマチュアからの駆動力を伝達する回転部材と、
    前記アーマチュアを前記回転部材に取り付けるための板バネと
    を備え、
    前記板バネは、前記回転中心から離れる方向に延在し、
    前記板バネの前記回転中心から離れる方向の第1の端部またはその近傍は、前記アーマチュアの前記ロータ側に対向する面に接触し、
    前記板バネは、前記接触する部分と異なる部分において、前記回転部材に固定され、
    前記板バネの弾力によって前記アーマチュアが前記ロータから離れる方向に力を受けた状態で支持された構成において、
    前記板バネの前記回転中心の側の第2の端部またはその近傍を、前記ロータの方向に移動しないようにするスライド防止手段を更に備え、
    前記第1の端部またはその近傍と、前記第2の端部またはその近傍とは異なる部分において、前記板バネには、前記ロータの方向に前記回転部材からの圧力が加えられていることを特徴とする電磁クラッチ。
  2. 前記アーマチュアには、円周方向に周回するスリットが設けられており、
    前記回転部材は、前記スリットに係合する凸部を備えることを特徴とする請求項1に記載の電磁クラッチ。
  3. 前記ロータに結合し、前記隙間の外周外側を覆う円筒部材を備えたウォームホイールを更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の電磁クラッチ。
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