JP4971641B2 - 車載用表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示部を備えた車載用装置に関するものであり、特に車載用表示装置の表示部の視認性を向上させるための機構に関する。
近年、カーナビゲーション装置等の車載用装置は、液晶パネル等の比較的サイズの大きい表示部を備え、その多彩な機能に関する情報を表示することを可能としているものが広く普及している。例えば代表的な機能としては、出発地から目的地までの経路を自動的に検索し、検索された経路を誘導経路として地図上に表示する経路検索機能が存在する。この機能を用いれば、出発地と目的地とを入力装置から入力することにより、出発地と目的地とを最適ルートで結ぶ誘導経路を自動的に検索し、表示部に表示することが可能である。
また、検索された誘導経路に従ってユーザーが走行を行う際に、誘導経路を地図上に表示し、併せて自車位置を表示することにより、ユーザーを目的地まで案内する誘導機能が存在する。この機能を用いれば、例えば走行中に交差点に近付いた際に、その交差点の拡大図(表示部の所定の表示範囲内に表示される地図を、その表示要素数を減少させてデフォルメした図)を表示する等、走行中の経路に関する様々な情報をリアルタイムでユーザーに対して通知することが可能である。
上記のような機能を備えたナビゲーション装置においては、表示部としてLCD(Liquid Crystal Display−液晶ディスプレイ)が広く一般に使用されている。LCDは二枚のガラス板の間に特殊な液体(液晶)を封入し、電圧をかけることによって光の透過率を増減させることで、映像表示を行う装置である。液晶自体は発光しないため、暗いところでは背後に設けられた蛍光燈(バックライト)の光を使って表示を行なう。通常のディスプレイと比較して薄く軽量のため、主に携帯電話やノートパソコン、薄型テレビなどの小型電子機器において広く利用されている。
しかしながらLCDのバックライトは、他の映像装置(例えばブラウン管等)と比較してバックライトの発光量が小さいため、外部から強い光(例えば太陽光等)の照射を受けた場合、反射光によって視認性が極端に低下するという問題があった。また、近年のナビゲーション装置の高機能化に伴い、表示部に表示すべき情報量が増え、結果としてLCDのサイズも増加する傾向がある。しかしながら車内のスペースは有限であり、またコストの面からも無条件にLCDのサイズを増加させることはできない。以上のように、ナビゲーション装置の構造を設計する上で、表示部の視認性及び収納性は大きな問題となっていた。
上記の問題に関連して特許文献1においては、表示部が移動自在な可動部材に搭載されており、かつ移動部材を移動させるための駆動力を発生する駆動源を小型化できること、かつ低コスト化を図ることが可能であることを特徴とした電子機器が開示されている。
特許文献1の電子機器は、本体部と、表示部及び操作部を搭載した可動部と、駆動機構と、第1及び第2の付勢ユニットと、摺動溝とを備えている。可動部は、機器本体に対し第1の位置と第2の位置とにわたって、駆動源からの駆動力により移動される。また、第1の位置と前記第2の位置にわたって、前記可動部を付勢する付勢手段と、前記第1の位置と第2の位置との間で、前記付勢手段が付勢する付勢力を変更する変更手段を備えている。これにより、駆動源にかかる負荷が大きな時には付勢力を弱くすることができる。
また、特許文献1の電子機器は、可動部が第1の位置寄りに位置付けられて駆動源にかかる負荷が高くなった際に、変更手段を用いて、付勢手段の第1の付勢力を、可動部が第1の位置寄りに位置付けられた時の第2の付勢力より弱くする。さらに変更手段は、可動部が第1の位置寄りに位置付けられた時に第1の付勢力で可動部を付勢する第1の領域と、可動部が第2の位置寄りに位置付けられた時に第2の付勢力で可動部を付勢する第2の領域と、第1の領域と第2の領域との間に設けられ付勢力を第1の付勢力と第2の付勢力とにわたって変更する変更領域とを備えている。
上記の構造によれば、ガイド溝と摺動溝が、第1の位置と第2の位置との間で、第1及び第2の付勢ユニットの付勢力を変更するため、モーターにかかる負荷が高い位置において、付勢ユニットの付勢力を弱くすることができる。したがって、モーターにかかる最大負荷を抑制でき、モーターの大型化とコストの高騰を抑制することができる。
また、操作表示ユニットと可動アームが第1の位置寄りに位置付けられてモーターにかかる負荷が高くなると、ガイド溝と摺動溝が第1及び第2の付勢ユニットの第1の付勢力を、第2の位置に位置付けられた時の第2の付勢力より弱くする。これにより、モーターにかかる負荷が高い第1の位置で、第1及び第2の付勢ユニットの付勢力を弱くするので、モーターにかかる最大負荷を抑制できる。したがって、モーターの大型化とコストの高騰を抑制することができる。以上のことから、装置全体の小型化及び低コスト化を図ることが可能であるという特徴を持つ。
特開2004−272961号公報
しかしながら上記の特許文献1においては、可動部に関わる省コスト及び省サイズに関する発明の開示はなされているが、可動機構に設けられた表示部の視認性については、開示も示唆もされていない。上記の可動部を用いてれば、表示部を移動させることにより表示部の収納性の向上は望めるが、表示部の角度(斜角)を調整することによる視認性の向上には限界がある。つまり周囲の状況の変化(例えば太陽光が表示部に照射される等)により視認性が低下した場合において、十分な対応ができないという問題があった。
仮に特許文献1の装置において、可動部の付勢ユニットにかかる付勢力を制御することにより表示部の角度を調整するようにしたとしても、その傾斜角は装置の構成上、一定範囲に限定されており、必ずしも十分な視認性を得られるとは限らなかった。また、角度調整のための付勢力の制御を行う場合、ユーザーが手動で付勢力を調整する操作を行う必要があるため、周囲の状況(例えば照度の変化等)が発生した際に、必ずしも適切に対応できるとは限らなかった。
仮に手動で調整を行うことが可能であったとしても、ユーザーがナビゲーション装置を使用する際は運転中である状況が多い。従って運転をしながら傾斜角の調整を行うこととなるが、これは運転への集中を阻害することから、危険を伴うという問題があった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであって、その目的は、LCD等を用いた表示部を備えた車載用装置において、周囲の環境が変化することにより表示部に対する照明の角度及び照度が変化した場合であっても、表示部の視認性を低下させることなく、一定の視認性を保つことが可能である表示部を備えたナビゲーション装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、本願請求項1に係る発明は、情報の表示を行う表示部材と、前記表示部材を固着する基板部材と、操作指示を入力するための操作部材と、前記各部材を収納する本体部と、を備え、前記基板部材は、長手方向又は短手方向の中心線上において回転軸部材を有し、該回転軸部材の両端に存在する支点部を前記本体部に固着し、付勢部材の付勢力により前記本体部に対し傾動可能に設けられた車載用表示装置において、前記付勢部材は、前記操作部材が設けられた操作基板において、先端部が前記基板部材と接触した状態で設けられたことを特徴とする。
この構成によると、本発明の車載用表示装置は、LCD等の表示部材と、表示部材を取り付けて固定するための板状部材である基板(基板部材)と、ユーザーが各種操作を行うための操作部(操作部材)と、これら全部材を収納するためのハウジング(本体部)とから構成されている。操作部による操作を受け付けた制御部は、入力された指示に基づいて各種処理を行い、その結果を表示部材を用いて表示する。基板は、その長手方向(表示部材が横長画面の場合は横方向)、或いは短手方向(表示部材が横長画面の場合は縦方向)の中心線にそって、シャフト(回転軸部材)が備えられている。シャフトはその両端が、回転を行うための支点としてハウジングの一部に取り付けられて固定されている。シャフトを中心として基板が回転すると、それに伴い基板が前後方法に傾動するようになっている。シャフトには駆動機関が備わっていないため、シャフト単体で基板の傾動を行うことはできない。傾動を行うための部材として、基板の一部に接触して付勢するための付勢部材(例えば伸縮ロッド)がハウジング内部に備えられている。ユーザーが操作部を用いて基板(ひいては基板に備えられた表示部材)の角度調整指示(傾動指示)を行うと、その指示内容に基づいて付勢部材が基板に対して付勢を行う。この結果、シャフトを軸として、付勢された力(付勢力)に応じて基板が傾動する。
また、上記目的を達成するために本発明の車載用表示装置は、
前記表示部材に対して照射される照度を検知する受光部を備え、
該受光部が検出した照度に応じて前記付勢部材の付勢力を制御する制御手段を備えたことを特徴としている。
この構成によると、本発明の車載用表示装置の一部に、車載用表示装置に対して照射されている照明(例えば太陽光等)の照度を計測する受光部が備えられている。受光部を用いて検出された照度は制御部に対して通知される。通知を受けた制御部は、照度の大きさをもとに、表示部の視認性(ユーザーからの見やすさ)が最も高くなると思われる傾斜角度を算出する。例えば、照度が高い場合は、ユーザーに対して照明をできる限り反射させない傾斜角度を算出する。逆に照度が極端に低い場合は、ユーザーに対して照明をできる限り反射させる傾斜角度を算出する。なおこの際、傾斜角度を算出するための要素として、あらかじめユーザーが表示部を視認する角度(視線角度)を車載用表示装置に設定しておくことがより望ましい。算出された傾斜角度をもとに制御部は付勢部材に対して、基板を付勢する付勢力の調整を命令する。この結果、基板が傾動する角度の調整が行われることとなる。
また、上記目的を達成するために本発明の車載用表示装置は、
前記操作部材により、前記基板部材の傾斜角度の調整指示が入力されたことを検知した際に、指示された前記傾斜角度をもとに前記付勢部材の付勢力を制御する付勢制御手段を備えたことを特徴としている。
この構成によると、本発明の車載用表示装置に設けられている操作部により、ユーザーが表示部の傾動を指示し、かつ傾動角度の指定を行った場合(例えば数値入力による傾動角度の指定や、ボタンを押下する時間の長さによる傾動角度の指定等)に、指定された傾動角度が制御部に通知される。通知を受けた制御部は付勢部材に対して、指定された傾動角度の大きさをもとに、基板を付勢する付勢力の調整を命令する。この結果、基板が傾動する角度の調整が行われることとなる。
本発明の第一の構成によれば、本発明の車載用表示装置は、表示部材を備える基板が、その長手方向、或いは短手方向の中心線にそってシャフトが備えられており、シャフトを中心として基板を傾動させることが可能である。傾動を行うための駆動部材として、基板の一部に接触して付勢するための付勢部材を用いる。これにより、例えば、外部からの照明の照度が強く、表示部において反射する光量が多い場合において、ユーザーに対して反射する光量の少ない角度に表示部を傾動させることができる。つまり、表示部の視認性(ユーザーにとっての見やすさ)を向上することが可能である。また、基板の傾動を行う機構を、車載用装置のハウジング内部に備えられた付勢部材および基板に取り付けられたシャフトのみで実現することができるため、低コストかつ省サイズで実現することが可能である。
本発明の第二の構成によれば、本発明の車載用表示装置の一部に、車載用表示装置に対して照射される照度を計測する受光部が備えられている。受光部を用いて検出された照度は制御部に対して通知される。通知を受けた制御部は、照度の大きさをもとに、表示部の視認性が最も高くなると思われる傾斜角度を算出する。算出された傾斜角度をもとに制御部は、付勢部材に対して基板の傾動を命令する。これにより、表示部の傾斜角度が自動的に好ましい角度に調整されるため、ユーザーが傾斜角度の調整を手動で行う必要がなく、ユーザーにとっての利便性が向上する。
本発明の第三の構成によれば、本発明の車載用表示装置に設けられている操作部により、ユーザーが表示部の傾動を指示し、かつ傾動角度の指定を行った場合に、指定された傾動角度の大きさに基づいて、基板の傾動が実施される。これにより、ユーザーが手動で基板の傾動を行う場合において、その傾動角度の微調整を確実に行うことができるため、より好ましい傾動角度に調整することが可能となる。
以下に、本発明の第一の実施形態におけるナビゲーション装置(車載用装置)について、図面を参照しつつ説明する。
[実施の形態]
〈1.表示パネルの部材構成について〉
ここで、本発明のナビゲーション装置が備える表示パネル1の部材構成について、図1および図2の斜視図、および図3の断面図を用いながら説明する。
図1の斜視図は、表示パネル1からハウジング10の一部を取り外し、ハウジング10内部の各部材を背面横方向から見た状態を示した斜視図である。また図2は、表示パネル1にハウジング10が装着されている状態を、前面斜め方向から見た場合の斜視図である。また図3は、表示パネル1を横方向から見た場合の断面図であり、図3の左側が表示パネル1の前面、図3の右側が表示パネル1の背面となっている。
図1から図3に示すように、本発明のナビゲーション装置の表示パネル1は、少なくとも、ハウジング10、傾動基板(基板部材)11、伸縮ロッド(付勢部材)12、シャフト(回転軸部材)13、操作キー基板14、操作キー15および受光部16を含むように構成されている。
ハウジング10は表示パネル1の外装を構成しており、後述する各部材を収納し、保護する役割を持つ。ハウジング10は、例えばプラスチックやアルミ等の材質を素材としている。
傾動基板11は、LCD(不図示)を取り付けて固定するための基板であり、後述するシャフト13によりハウジング10に固着されている。傾動基板11の片面(表示パネルの前面側)にはLCDが固着されており、透明保護部材(不図示)等を通してユーザーからの視認が可能となっている。
伸縮ロッド12は弾性部材等を用いて伸縮することが可能な部材であり、傾動基板11の周縁部に対して付勢を行うことにより、傾動基板11を特定の方向に対して傾動させる部材である。伸縮ロッド12は、例えばハウジング10の内壁や、後述する操作キー基板14の一部に固着されている。
シャフト13は、傾動基板11の長手方向(横方向)中央に取り付けられた軸部材であり、ハウジング10と傾動基板11とを固着し、かつ回転軸を中心として傾動基板11を前後方向に傾動させることが可能な軸部材である。
操作キー基板14は、後述する操作キー15の装着及び操作キー15の押下の検知を行うためにハウジング10の内部に設けられた電子基板である。操作キー15の押下が行われた際に、操作キー基板14はどのキーが押下されたかを電気的に検知し、制御部(不図示)に対して通知する役割を持つ。
操作キー15は、ユーザーが各種操作を行うための操作部である。操作キー15のいずれかをユーザーが押下することにより、それぞれのキーに対応した処理命令が、操作キー基板14を通じて制御部(不図示)に対して送られる。操作キー15には、例えば電源キーや傾動角度調整キー等が含まれている。
受光部16は、ディマーセンサー等の感光体を用いたセンサーであり、表示パネル1に対する周囲の明るさ(照度)を検出するための部材である。検出された照度は制御部に通知され、LCDを用いて表示する画面の明るさを自動調整する目的等で利用される。受光部16は通常、ハウジング10の前面に一つ設けられているが、ハウジング10の各部位による照度の違いを検出するため、ハウジング10の各部に複数設けることも可能である。
〈2.傾動機構について〉
ここで、本発明のナビゲーション装置における表示パネル1の傾動機構の詳細について、図1および図2の斜視図、および図3の断面図を用いながら説明する。
図1に示すように、ハウジング10にはシャフト13と、操作キー基板14とが固着されている。なお、操作キー基板14は、ハウジング10の外装部と一体構造となっていてもよい。
シャフト13と傾動基板11とは、接着部材(不図示)、或いは傾動基板11の一部に設けられた溝部もしくは穴部等の接合部を用いて固着されている。シャフト13は、回転軸を中心として回転することが可能であり、これに伴い、シャフト13に固着されている傾動基板11は回転角度に応じて傾動するようになっている。
回転軸部11には、単独で回転を行う駆動機関(例えば電動モーター等)が備わっていない。従って傾動基板11を傾動させるには、他部材を用いて回転軸部11に対する付勢を行う必要がある。
上記の付勢を行うための部材が、伸縮ロッド12である。伸縮ロッド12は、その内部に備えられた動力源により伸縮が可能である可変部材である。伸縮ロッド12は、その先端が傾動基板11の一部と接触している。
図1に示す例では、操作キー基板14の内側に伸縮ロッド12aが備えられている。伸縮ロッド12aは、その先端部が傾動基板11の前面下方部に接触している。伸縮ロッド12aが伸びた場合、その先端部が傾動基板11の前面下方部において傾動基板11に対して圧力(付勢力)を加えることとなる。これにより、傾動基板11はシャフト13を中心として傾動し、その結果傾動基板11の上方部が前寄りに、逆に下方部が後ろ寄りに傾くこととなる。
また図3に示す例では、ハウジング10の内壁に伸縮ロッド12bおよび伸縮ロッド12cが備えられている。伸縮ロッド12bは、その先端部が傾動基板11の背面上方部に接触している。また伸縮ロッド12cは、その先端部が傾動基板11の背面下方部に接触している。
図3において伸縮ロッド12bが伸びた場合、先端部が傾動基板11の背面上方部において傾動基板11に対して圧力を加えることとなる。これにより、傾動基板11はシャフト13を中心として傾動し、その結果傾動基板11の上方部が前寄りに、逆に下方部が後ろ寄りに傾くこととなる。この状態を点線図により示したのが傾動基板11aとなっている。なおこの際、ハウジング10の内壁下方向に取り付けられた伸縮ロッド12cは、伸縮ロッド12bの伸長に伴い、縮小する。
逆に図3において伸縮ロッド12cが伸びた場合、先端部が傾動基板11の背面下方部において傾動基板11に対して圧力を加えることとなる。これにより、傾動基板11はシャフト13を中心として傾動し、その結果傾動基板11の下方部が前寄りに、逆に上方部が後ろ寄りに傾くこととなる。この状態を点線図により示したのが傾動基板11bとなっている。なおこの際、ハウジング10の内壁上方向に取り付けられた伸縮ロッド12bは、伸縮ロッド12cの伸長に伴い、縮小する。
伸縮ロッド12の伸長及び縮小の指示は、ユーザーが操作キー15の操作を行うことにより実行される。操作キー15の中に、一または複数の傾動角度調整キーが含まれている。ユーザーが傾動角度調整キーの押下を行うと、押下を検知した操作キー基板14が制御部に対して、押下されたキーの種別及び指示された傾動角度の通知を行う。
傾動角度は、押下されたキーの種類及びキーが押下された時間等により決定することが可能である。例えば押下時間と傾動角度とを比例させることにより、傾動角度の微調整を行うことも可能である。もしくは、傾動角度を数値入力によって指定する角度入力キーを設けても良い。傾動角度の通知を受けた制御部は、受け付けた傾動角度の値をもとに、各伸縮ロッド12を伸長、或いは縮小する長さを決定する。そして決定した長さに基づいて、伸縮ロッド12に対して伸長、或いは縮小を行うように命令する。
また、伸縮ロッド12の伸長及び縮小の度合いの決定は、受光部16により検知された照度に基づいて行ってもよい。図2の受光部16は、本来はLCDの明るさを調整するために周囲の照度を検知するために設けられたセンサーであり、例えばディマーセンサー等が用いられる。この受光部16により検知された照度の情報を受けた制御部は、その値が所定値(例えば、太陽光等の直射日光が照射された場合の照度)を越えるかどうかの判断を行う。
所定値を越える場合、伸縮ロッド12の伸長或いは短縮を行ない、照射されている光がユーザーに対して反射するのを低減できる角度へ傾動基板11を傾動させる。逆に、照度が所定値を越えない場合、伸縮ロッド12の伸長及び短縮を行わない。なお、どの角度に傾動すれば入射光の反射を低減できるかの設定は、ユーザーが表示パネル1を配置する場所によって設定及び変更できるようになっていることがより望ましい。
また、図2に示す例では、受光部16が設けられている数は単一であるが、複数の受光部16を用いて、表示パネル1の各部における照度の違いの検出を行っても良い。例えば、ハウジング10の正面上端部に受光部16a、ハウジング10の正面下端に受光部16bが設けられていたとする。この場合、受光部16a及び受光部16bより検出照度の通知を受けた制御部は、その差異を検出する。
二つの検出照度に差異がない場合は、受光部16が単一である場合と同様の処理を行う。逆に二つの検出照度に差異がある場合、その差異から、照明の入射角(どの方向から照明を受けているか)を算出する。得られた入射角と、あらかじめ設定されているユーザーの視線の角度とをもとに制御部は、どの方向に傾動すれば入射光の反射を低減できるかの算出を行う。得られた結果を基に、各伸縮ロッド12を伸長、或いは縮小する長さを決定する。そして決定した長さに基づいて、伸縮ロッド12に対して伸長、或いは縮小を行うように命令する。
[その他の実施の形態]
以上、好ましい実施の形態及び実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
例えば前述した実施形態の機能を実現する傾動機構が、傾動基板11を傾動させるのに上記実施例とは異なる付勢方法を用いたとしても、同様の効果が得られることはいうまでもない。
例えば、伸縮ロッド12が縮小した場合において、縮小した分だけ傾動基板11が伸縮ロッド12の方向へ確実に傾動するように、シャフト13に弾性部材等の応力を持った部材が取り付けられていてもよい。これによると、伸縮ロッド12からの付勢力が低下した場合において、この弾性部材の応力により傾動基板11が一定の角度で静止するように固定することが可能である。
また例えば、伸縮ロッド12が縮小した場合において、縮小した分だけ傾動基板11が伸縮ロッド12の方向へ確実に傾動するように、伸縮ロッド12の端部と傾動基板11とが接着部材等により着接されていてもよい。これによれば、伸縮ロッド12が縮小した場合に、着接部により伸縮ロッドが12が傾動基板11を引き寄せることとなる。このため、伸縮ロッド12が縮小した方向へ、傾動基板11を確実に傾動させることが可能である。
また、本実施形態では、傾動基板11に対して付勢を行う部材として伸縮ロッド12を用いているが、伸縮ロッド12以外の付勢部材により付勢が行なわれたとしても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、本実施形態では、傾動基板11の長手方向(横方向)の中心線に沿ってシャフト13が固着されているが、傾動基板11の短手方向(縦方向)の中心線に沿ってシャフト13が固着されていてもよい。この場合、傾動基板11の上端部と下端部とが逆方向動く傾動方式をとるのではなく、左端部と右端部とが逆方向に動く傾動方式をとることとなる。なおこの場合の伸縮ロッド12が傾動基板11を付勢する位置は、傾動基板11の右端部及び傾動基板11の左端部となる。
また、本発明の表示パネルが、ナビゲーション装置以外の情報処理装置において用いられたとしても、同様の効果が得られることは言うまでもない。なお、ナビゲーション装置以外の情報処理装置としては、例えばテレビ、カーコンポ、カーラジオ、テレビ電話などが挙げられる。
また、本発明の傾動機構の傾動角度の調整方法が、ユーザーによるキー操作、あるいは受光部により検知された周囲の照度以外の要素をもとに調整を行ったとしても、同様の効果が得られることは言うまでもない。なお、上記以外の調整要素としては、例えばジャイロセンサー等の角速度検知器を用いて得られた角速度(1秒間に何度動いたか)、震動センサーにより検知された震度、加速度センサーにより検知された加速度、などを用いることが可能である。
本発明のナビゲーション装置の表示パネルの一部を示した斜視図である。 本発明のナビゲーション装置の表示パネルの外観を示した斜視図である。 本発明のナビゲーション装置の表示パネルの一部側面を示した断面図である。
符号の説明
1 表示パネル
10 ハウジング(本体部)
11 傾動基板(基板部材)
12 伸縮ロッド(付勢部材)
13 シャフト(回転軸部材)
14 操作キー基板
15 操作キー(操作部材)
16 受光部

Claims (3)

  1. 情報の表示を行う表示部材と、前記表示部材を固着する基板部材と、操作指示を入力す
    るための操作部材と、前記各部材を収納する本体部と、を備え、
    前記基板部材は、長手方向又は短手方向の中心線上において回転軸部材を有し、該回転
    軸部材の両端に存在する支点部を前記本体部に固着し、付勢部材の付勢力により前記本体
    部に対し傾動可能に設けられた車載用表示装置において、
    前記付勢部材は、前記操作部材が設けられた操作基板において、先端部が前記基板部材接触した状態で設けられたことを特徴とする車載用表示装置。
  2. 前記表示部材に対して照射される照度を検知する受光部を備え、
    該受光部が検出した照度に応じて前記付勢部材の付勢力を制御する制御手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の車載用表示装置。
  3. 前記操作部材により、前記基板部材の傾斜角度の調整指示が入力されたことを検知した
    際に、指示された前記傾斜角度をもとに前記付勢部材の付勢力を制御する付勢力制御手段
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の車載用表示装置。
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