JP4968753B2 - 情報記録再生装置及び方法 - Google Patents

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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Description

本発明は、例えば面ブレのある光学式情報記録ディスク(以下、単にディスクと称する)を用いて情報の記録又は再生をする情報記録再生装置及び方法の技術分野に関する。
この種の情報記録再生装置においては、対物レンズによってディスクの記録面上に収束せしめられた光ビームを照射し、その反射光(若しくは透過光)を用いて情報の記録又は再生がなされるため、ディスクの記録面上に常に正確に光ビームを収束させる(すなわち、ジャストフォーカスさせる)必要がある。したがって、対物レンズのその光軸方向における位置制御をなすフォーカスサーボ制御が不可欠である。フォーカスサーボ制御では、対物レンズと記録面との離間距離に対応するフォーカスエラー信号が基準レベル(例えば、零レベル)になるように、対物レンズをその光軸方向(すなわち、フォーカス方向)に駆動するフォーカスアクチュエータを制御する。
ところで、フォーカスサーボ制御をオンからオフにした後で、再度フォーカスサーボ制御をオンしようとしても、対物レンズの位置がフォーカス引き込み可能範囲の外である場合には、有効なフォーカスエラー信号が得られずに、フォーカスサーボ制御をオンにできない虞がある。かかる場合には、フォーカスサーチによって、対物レンズの位置をフォーカス引き込み可能範囲の内まで接近させてから、フォーカス引き込み制御を実施する必要がある。
そうすると、例えば面ブレのあるディスクを高速回転させている間に、フォーカスが外れてしまった場合(すなわち、対物レンズの位置がフォーカス引き込み可能範囲の外になってしまった場合)には、再度フォーカスサーチを行う必要が生じる。また、光ビームの記録パワーを較正する際には、一度フォーカスサーボ制御をオフにしてフォーカスを外すので、再度フォーカスサーチを行う必要が生じる。
ところが、情報記録媒体としてBD(Blu-Ray:BD)のようなディスクを用いる場合、反射光を受光する受光素子の周波数特性改善のため小型化されているので、フォーカス引き込み可能範囲(言い換えれば、キャプチャーレンジ)が極めて狭い。したがって、面ブレのあるディスクを高速回転させている間に、再度フォーカス引き込み制御を行うことは極めて困難といえる。
かかる課題を解決するべく、以下の特許文献に係る技術が開示されている。
特許文献1には、フォーカスが外れた場合に、ディスクの回転数を規格で定められた標準の線速度に対応する回転数近傍まで落とし、それからフォーカス引き込み制御を実施する技術が開示されている。
特許文献2には、フォーカスエラー信号のS字カーブの立上がりを取込み、ブレーキ信号を印加して減速させることにより、合焦点付近に近づいてからフォーカスアクチュエータの速度を合わせ込み、それからフォーカス引き込み制御を実施する技術が開示されている。
特許文献3には、多層ディスクにおいて各層で検出されるフォーカスエラー信号と面ブレにより上下するディスクと対物レンズの相対速度を検知することにより、合焦点付近に近づいてからフォーカスアクチュエータの速度を合わせ込み、それからフォーカス引き込み制御を実施する技術が開示されている。
特許文献4には、対物レンズとディスクの相対距離の近似信号を生成して、合焦点付近に近づいてからフォーカスアクチュエータの速度を合わせ込み、それからフォーカス引き込み制御を実施する技術が開示されている。
しかしながら、例えば前述の各特許文献に開示されている技術には、以下のような問題が生じ得る。すなわち、特許文献1に係る技術では、ディスクの回転数を落としてからフォーカス引き込み制御を実施するので、その後でディスクの回転数を元の回転数まで上げるために時間がかかってしまう。特許文献2に係る技術では、フォーカスアクチュエータとディスクの相対速度が、ディスクの面ブレ量やフォーカスアクチュエータ感度のバラツキに左右されてしまう。特許文献3に係る技術では、単層のディスクには適用できない。特許文献4に係る技術では、複雑なシステムとなってしまう。
特開平10−143874号公報 特開平11−353657号公報 特開平2001−243637号公報 特開平2004−046925号公報
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みてなされたものであり、例えば面ブレのあるディスクを高速回転させている間に、フォーカスが外れてしまった場合、再度フォーカスサーチを行い、フォーカス引き込み制御を実施するための情報記録再生装置及び方法であって、特に、単層又は複層の記録層を有するディスクに対して、比較的簡便な構成ながらも、ディスクの回転数を落とさず、且つディスクの面ブレ量やフォーカスアクチュエータ感度のバラツキに殆ど左右されることなく安定的かつ確実に、再度フォーカスサーチを行い、好適にフォーカス引き込み制御を実施することが可能な情報記録再生装置及び方法を提供することを課題とする。
本発明に係る情報記録再生装置は、上記課題を解決するために、対物レンズを光ビームの光軸方向に駆動するフォーカスアクチュエータを、前記対物レンズと回転するディスクの記録面との離間距離に対応するフォーカスエラー信号に基づいて制御することで、前記記録面上に前記光ビームを収束させるフォーカスサーボ制御を行い、もって該光ビームによって前記記録面に情報を記録するか、又は前記記録面に記録された情報を再生する情報記録再生装置であって、前記フォーカスサーボ制御がオンの期間に、前記フォーカスアクチュエータに対する駆動信号たるフォーカス駆動信号において、前記回転するディスクの面ブレに追随するためのAC成分を、前記回転するディスクの回転角度に対応付けて予め記憶しておく記憶手段と、前記フォーカスサーボ制御がオフの期間には、前記記憶されたAC成分を、前記回転するディスクの回転角度に対応付けて、前記フォーカス駆動信号に加算する加算手段とを備える。
本発明に係る情報記録再生装置によると、先ず以下のように、フォーカスサーボ制御が行われる。すなわち、フォーカスサーボ制御がオンになると、対物レンズと回転するディスクの記録面との離間距離に対応するフォーカスエラー信号が例えば4分割受光素子によって得られ、この信号に基づいてフォーカスアクチュエータが制御され、もって、記録面上に光ビームが収束されるように対物レンズが光ビームの光軸方向に駆動される。
ここで、回転するディスクに面ブレがある場合、上述のようにフォーカスサーボ制御がオンの期間に、フォーカス駆動信号において、面ブレに追随するためのAC成分(すなわち、交流成分)が生じる。そこで、メモリ等からなる記憶手段は、このAC成分を、回転するディスクの回転角度に対応付けて予め記憶しておく。
その後、フォーカスサーボ制御がオンからオフになり、再度フォーカスサーチを行い、フォーカス引き込み制御を実施するような場合には、例えば加算回路等からなる加算手段が、記憶手段に記憶されたAC成分を、回転するディスクの回転角度に対応付けて、フォーカス駆動信号に加算する。そうすると、フォーカスアクチュエータとディスクとの相対速度が、フィードフォワード的に、略一定に維持可能となる。
尚、この際、ディスクは単層であるか複層であるかは問わない。また、記憶手段や加算手段を追加するだけでよいので比較的簡便な構成である。更に、フォーカスアクチュエータとディスクとの相対速度を略一定に保つので、ディスクの回転数を落とす必要はなく、ディスクの面ブレ量やフォーカスアクチュエータ感度のバラツキに殆ど左右されることもない。したがって、本発明に係る情報記録再生装置によれば、安定的かつ確実に、再度フォーカスサーチを行い、フォーカス引き込み制御を実施することが可能となり、実践上非常に有効である。
本発明に係る情報記録再生装置の一態様では、前記加算手段は、前記フォーカスサーボ制御がオフの期間には、前記記憶されたAC成分をフェードインさせながら、前記回転するディスクの回転角度に対応付けて、前記フォーカス駆動信号に加算する。
この態様によると、フォーカス駆動信号に、急激なステップ応答を加算してしまうことを回避できる。尚、「フェードインさせながら」には、文字通りのフェードインの意味のみならず、広義には、記憶されたAC成分のレベルを、少なくとも2段階で徐々に正しいレベルへと上昇させる意味も含まれる。
本発明に係る情報記録再生装置の他態様では、前記加算手段は、前記記憶されたAC成分のうち、前記回転するディスクの回転角度に対応するAC成分が、所定のAC成分レベル内にある場合に、前記記憶されたAC成分を前記フォーカス駆動信号に加算し始める。
この態様によると、フォーカス駆動信号に、急激なステップ応答を加算してしまうことを回避できる。尚、「所定のAC成分レベル内」とは、当該レベルのAC成分を加算した場合に、フォーカスアクチュエータの挙動が実用上問題のないAC成分レベルとして、予め実験、経験、或いはシミュレーションによって定められる範囲であり、典型的には零である。
本発明に係る情報記録再生装置の他態様では、前記記憶されたAC成分が前記フォーカス駆動信号に加算される際に、該加算されたAC成分とは異なる周波数で振動する前記フォーカスアクチュエータの振動振幅が充分に減衰するであろう充分な時間を計測する第1時間計測手段を更に備え、当該情報記録再生装置は、前記振動振幅が減衰するであろう充分な時間経過後に、フォーカス引き込み制御を開始する。
この態様によると、ディスクの面ブレによるAC成分の加算開始時期によっては、フォーカスアクチュエータが不要な振動を発生するので、例えば電子時計回路等を備える第1時間計測手段によって、加算開始時に発生した不要な振動が減衰するであろう充分な時間が経過したか否かが監視される。そして、この十分な時間経過後に、フォーカス引き込み制御を開始する。これにより、フォーカスアクチュエータの不要な振動とAC成分が混在してしまい、フォーカスアクチュエータとディスクとの相対速度を略一定に維持できなくなることを回避し、もってフォーカス引き込み制御の失敗を回避できる。尚、「充分な時間」とは、当該振幅のフォーカスアクチュエータの不要な振動が混在する場合に、不要な振動が充分減衰するであろう時間として、予め実験、経験、或いはシミュレーションによって定められる範囲である。尚、第1時間計測手段は、例えば、その不要な振動の振動振幅を経時的に検出する回路、その振動振幅が充分減衰したといえる所定の振動振幅閾値内に収まったか否かを判定する回路、及び電子時計回路等を備えてもよい。ここで「所定の振動振幅閾値」とは、不要な振動が充分減衰したといえる程度に低い振動振幅値として、予め実験、経験、或いはシミュレーションによって定められる範囲である。
本発明に係る情報記録再生装置の他態様では、前記フォーカスサーボ制御がオフとなった後、フォーカスサーチが再度行われている間に、所定時期から、前記記録面上に前記光ビームが収束している合焦点位置に到達する時期までに要する到達時間を計測する第2時間計測手段を更に備え、前記加算手段は、前記フォーカスサーチが再度行われることにより、前記光ビームが前記合焦点位置に到達した時には、前記記憶されたAC成分に加えて、前記計測される到達時間に比例したレベルのブレーキパルスを、前記フォーカス駆動信号に対して加算する。
この態様によると、フォーカスサーボ制御が再度実施されることにより、光ビームが合焦点位置に到達した時には、例えばフォーカスエラー信号の閾値判定回路、及び電子時計回路等を備える第2時間計測手段によって到達時間が計測され、この到達時間に比例したレベルにブレーキパルスが設定され、このブレーキパルスが、前述のように記憶されたAC成分に加えて、フォーカス駆動信号に対して加算される。これにより、ディスクが高速回転していても、フォーカスアクチュエータとディスクとの相対速度をフィードバック的に素早く抑え込むことができる。また、フォーカスサーチを安定化できる。特に、面ブレ以外の外乱による振動にも対応できるので実践上有利である。
この態様では、前記時間計測手段は、前記所定時期として前記フォーカスエラー信号の信号レベルがそのS字カーブにおける最小値に到達した時期を用いる。
この態様によると、フォーカスエラー信号がそのS字カーブにおける最小値に到達した時期から始まるキャプチャーレンジ内で時間を計測することになるので、計測精度が比較的良好である。ただし、フォーカスエラー信号がそのS字カーブにおける最小値に到達しているか否かを確認する処理を要する。例えば、その後、フォーカスエラー信号の信号レベルを数回検出し、最小値の候補値と順次比較する必要がある。尚、「S字カーブにおける最小値」とは、文字通りの最小値のみに限られず、若干のマージンは許容されてもよい。
或いは、この態様では、前記時間計測手段は、前記所定時期として前記フォーカスエラー信号が所定のフォーカスエラー信号レベル閾値に到達した時期を用いる。
この態様によると、キャプチャーレンジ外で時間を計測するゆえ時間の計測精度は多少犠牲になるが、フォーカスエラー信号の信号レベルがそのS字カーブにおける最小値に到達したか否かを確認する必要がないので、比較的容易に実現できる。
本発明に係る情報記録再生方法は、上記課題を解決するために、対物レンズを光ビームの光軸方向に駆動するフォーカスアクチュエータを、前記対物レンズと回転するディスクの記録面との離間距離に対応するフォーカスエラー信号に基づいて制御することで、前記記録面上に前記光ビームを収束させるフォーカスサーボ制御を行い、もって該光ビームによって前記記録面に情報を記録するか、又は前記記録面に記録された情報を再生する情報記録再生方法であって、前記フォーカスサーボ制御がオンの期間に、前記フォーカスアクチュエータに対する駆動信号たるフォーカス駆動信号において、前記回転するディスクの面ブレに追随するためのAC成分を、前記回転するディスクの回転角度に対応付けて予め記憶しておく記憶行程と、前記フォーカスサーボ制御がオフの期間には、前記記憶されたAC成分を、前記回転するディスクの回転角度に対応付けて、前記フォーカス駆動信号に加算する加算行程とを備える。
本発明に係る情報記録再生方法によると、上述した本発明の情報記録再生装置と同様に、安定的かつ確実に、再度フォーカスサーチを行い、フォーカス引き込み制御を実施することが可能である。
尚、本発明の情報記録再生方法においても、上述した本発明の情報記録再生装置における各種態様に対応可能である。
以上、説明したように、本発明の情報記録再生装置によれば、記憶手段、及び加算手段を備えるので、また、本発明の情報記録再生方法によれば、記憶行程、及び加算行程を備えるので、安定的かつ確実に、再度フォーカスサーチを行い、フォーカス引き込み制御を実施することが可能である。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施例から明らかにされよう。
比較例に係る情報記録再生装置においてフォーカス引き込み制御が実施される様子とその課題を示す側面図である。 他の比較例に係る情報記録再生装置においてフォーカス引き込み制御が実施される様子とその課題を示す側面図である。 (a)受光素子10の小型化前、及び(b)小型化後の上面図と、受光素子10によって得られるフォーカスエラー信号のキャプチャ―レンジを示す特性図である。 第1実施例に係る情報記録再生装置1のうち、特に必要な個所を部分的に示す構成図である。 第1実施例に係る情報記録再生装置1の記録又は再生対象となるディスク100の回転角度(言い換えれば、該ディスク100を回転させるスピンドルモータ200の回転軸の回転角度)に応じて割り当てられた番号を示す、ディスク100の平面図である。 第1実施例に係る情報記録再生装置1の記憶部232に記憶される、面ブレに追随したフォーカス駆動信号FODと、ディスク100の回転角度との関係を示す特性図である。 第1実施例に係る情報記録再生装置1において、再度フォーカスサーチを行う際の、フォーカス駆動信号FOD及びその他の信号を示すタイムチャートである。 第1実施例に係る情報記録再生装置1において、再度フォーカスサーチを行う際に、記憶されたAC成分をフォーカス駆動信号FODに加算し始める条件を説明するためのタイムチャートである。 第1実施例の変形例に係る情報記録再生装置1において、(a)記憶されたAC成分をフェードインさせながらフォーカス駆動信号FODに加算する様子を示すタイムチャートである。 第1実施例の変形例に係る情報記録再生装置1において、予め記憶されたAC成分と、AC成分の加算により生じるフォーカスアクチュエータ12の不要な振動と、このAC成分と不要な振動成分が合成して加算されたフォーカス駆動信号FODを示すタイムチャートである。 第2実施例に係る情報記録再生装置1のうち、特に必要な個所を部分的に示す構成図である。 第2実施例に係る情報記録再生装置1において、到達時間Time Aの計測仕様と、その到達時間Time Aに比例したレベルのブレーキパルスをフォーカス駆動信号FODに更に加算する様子を示すタイムチャートである。 第2実施例に係る情報記録再生装置1において、到達時間Time Aに比例したレベルのブレーキパルスをフォーカス駆動信号FODに更に加算する様子を拡大して示すタイムチャートである。
符号の説明
1 情報記録再生装置
10 受光素子
2 制御部
232 記憶部
24 演算器
25 ローパスフィルタ
26 スイッチ
20 A/D変換部
281 時間計測部
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例毎に順に図面に基づいて説明する。
(1)第1実施例
第1実施例に係る情報記録再生装置の構成及び動作について、図1から図10を参照して説明する。
図1は、比較例に係る情報記録再生装置においてフォーカス引き込み制御が実施される様子とその課題を示す側面図である。図2は、他の比較例に係る情報記録再生装置においてフォーカス引き込み制御が実施される様子とその課題を示す側面図である。
図1に示すように、面ブレのあるディスク100が例えば9400rpmの高回転で回転しているときにフォーカスサーチを行うと、ディスク100のフォーカス方向における移動速度Vdiscが、対物レンズ11を光ビームの光軸方向に駆動するフォーカスアクチュエータ12によるフォーカス方向における移動速度Vsweepを上回り、逆戻りしてしまい(図1の右下のフォーカスエラー信号FEとフォーカス駆動信号FODを参照)、不適切な位置でフォーカス引き込み制御を開始してしまう虞がある。したがって、フォーカスアクチュエータ12の移動速度Vsweepを速くするか、フォーカスエラー信号FEに係る閾値電圧fe_threshold1のレベルを上げる必要がある。
ところが、図2に示すように、単純にフォーカスアクチュエータ12の移動速度Vsweepを速くしただけでは、ディスク100の移動速度Vdiscが対物レンズ11へ近づく方向になった場合に、ディスク100とフォーカスアクチュエータ12との相対速度が高くなり過ぎ、やはりフォーカス引き込みが失敗してしまう虞がある。したがって、ディスク100とフォーカスアクチュエータ12との相対速度が高くても安定してフォーカス引き込みが可能なフォーカスサーチの改善が必要である。
また、情報記録再生装置の光ピックアップ15には、フォーカスアクチュエータ12と共に、光ビームのディスク100における反射光を受光する受光素子(OEIC:Opto-Electronic Integrated Circuit)10が組み込まれている。ここで、ディスク100としてBDを用いる場合、高倍速化のために、受光素子10を小型化して各種信号品質を向上させる方法が有効であることが知られている。
ところが、受光素子10を小型化すると、以下に詳述するように、フォーカス引き込みの難易度が更に上がってしまう虞がある。図3は、(a)受光素子10の小型化前、及び(b)小型化後の上面図と、受光素子10によって得られるフォーカスエラー信号のキャプチャ―レンジを示す特性図である。
図3(a)及び図3(b)中の左図に示すように、受光素子10は4分割ディテクタであり、そこで反射光がビームスポットBSを形成する。このときのフォーカスエラー信号FEは、それぞれの検出素子10a〜10dで検出した反射光の受光量(S1〜S4)を用いて、加算器41で演算した(S1+S3)と、加算器42で演算した(S2+S4)から、減算器43で(S1+S3)−(S2+S4)と演算することで求められる。このように求めたフォーカスエラー信号FEが0となるフォーカス位置が、フォーカスサーボ制御のクローズ位置となる。この際、図3(a)及び図3(b)中の右図のように、S字カーブ振幅のP−P(Peak to Peak)間に対応するフォーカス位置の距離としてキャプチャーレンジCRを定めると、受光素子10の小型化に伴い、キャプチャーレンジCRが狭小化していることがわかる。そのため、フォーカス引き込みの難易度が更に上がってしまうのである。例えば、面ブレのあるディスク100を高速回転させている間に、フォーカスが外れてしまった場合、再度フォーカスサーチを行い、フォーカス引き込み制御を実施することは容易でない。
そこで、第1実施例では、図4から図7を参照して以下に詳述するように、ディスク100とフォーカスアクチュエータ12との相対速度が高くても、この値をフィードフォワード的に、略一定に維持し、安定的かつ確実に再度フォーカスサーチを行うことが可能な構成とする。
図4は、第1実施例に係る情報記録再生装置1のうち、特に必要な個所を部分的に示す構成図である。尚、図4において、情報記録再生装置1に必要な他の公知の構成要素については、その図示を適宜省略してあるが、例えば、トラッキングサーボ系、スピンドルサーボ系、記録再生の信号処理系、信号入出力系等を備えることは当然である。
図4に示すように、第1実施例に係る情報記録再生装置1は、CD(CompactDisc)、DVD、BD等のディスク100の記録面に情報を記録するか、又は前記記録面に記録された情報を再生する装置である。
スピンドルモータ(SPDL:spindle motor)200は、その出力回転軸にターンテーブルが固定されており、このターンテーブルのディスク載置面にディスク100をクランプして、所定の回転速度で回転させる。また、スピンドルモータ200にはFG検出部201が設けられている。ここで、図5は、第1実施例に係る情報記録再生装置1の記録又は再生対象となるディスク100の回転角度(言い換えれば、該ディスク100を回転させるスピンドルモータ200の回転軸の回転角度)に応じて割り当てられた番号を示す、ディスク100の平面図である。
図5に示すように、FG(FG:Frequency Generator)検出部201は、ディスク100の所定回転角度(例えば、10°)ごとに1パルスをFGパルス信号として発する。生成されたFGパルス信号は制御部(DSP:digital signal processor)2内の記憶部(MEM:Memory)232に記憶される。これにより、制御部2は、回転するディスク100の回転角度が把握できる。
一方、情報記録再生装置1は、光ピックアップ15を備える。光ピックアップ15には、光ビームを集光せしめる対物レンズ11、フォーカスエラー信号FEに基づいて対物レンズ11をフォーカス方向に駆動制御するフォーカスアクチュエータ12、図3(b)に示したような受光素子10が備わる。その他、光ビームを出射する光源やその他の光学系が備わるのは勿論である。
受光素子10において受光された反射光の光量に基づいて、図3(b)に示した加算器41等からなる演算器4を介して、フォーカスエラー信号FEが生成され、制御部2に入力される。そこで、フォーカスエラー信号FEは、A/D変換部20において、アナログ信号からデジタル信号に変換され、イコライザ(EQ:equalizer)回路21で所定の位相補償が施され、後述のスイープ部27からのスイープ指示や、AC成分の選択的な加算を経て、D/A変換部29において再びアナログ信号に変換され、ドライバ9を介して、フォーカス駆動信号FODとして、フォーカスアクチュエータ12に入力される。
ところで、回転するディスクに面ブレがある場合、フォーカスサーボ制御がオンの期間に、フォーカス駆動信号FODにおいて、面ブレに追随するためのAC成分が生じる。そこで、記憶部232は、このAC成分を含むフォーカスエラー信号FE(言い換えれば、D/A変換前のフォーカス駆動信号FOD)を、ローパスフィルタ(LPF:low-pass filter)231によってフィルタリング処理した後、FG検出部201に検出されるディスク100の回転角度に対応付けて、予め記憶しておく。図6には、第1実施例に係る情報記録再生装置1の記憶部232に記憶される、面ブレに追随したフォーカス駆動信号FODと、ディスク100の回転角度との関係を示す。
上述のように予め記憶部232に記憶されている、面ブレに追随したフォーカス駆動信号FODのAC成分は、フォーカスサーボ制御がオフになっても、スイッチ26をオンにすることで、フォーカス駆動信号FODに選択的に加算される。具体的には、このAC成分は、AC成分及びDC成分が混在しているフォーカス駆動信号FODから、そのDC成分を、演算器24において減算することで得られ、ローパスフィルタ25を介して、スイッチ26がオンの場合に加算される。尚、AC成分及びDC成分は、増幅器224を介して、演算器24に入力される。他方で、DC成分は、加算部233、及び増幅器234を介して、演算器24に入力される。
続いて、上述のように予め記憶されているAC成分を、フォーカス駆動信号FODに選択的に加算する際の動作を、図7を参照して説明する。図7は、第1実施例に係る情報記録再生装置1において、再度フォーカスサーチを行う際の、フォーカス駆動信号FOD及びその他の信号を示すタイムチャートである。
図7において、フォーカスサーボ制御がオンからオフになった場合に、再度フォーカスサーチ(図7の場合、アップサーチだが、ダウンサーチでもよい)を行い、フォーカス引き込み制御を実施し、再びフォーカスサーボ制御がオンにされるまでの一連の状況が示されている。すなわち、時間t1〜t2の間、アップサーチの準備として、フォーカスアクチュエータ12が対物レンズ11を一端、ディスク100から遠い位置に移動させる。時間t2〜t3の間、フォーカス駆動信号FODを最小値fe_minに維持し、対物レンズ11をその位置で待機させる。その後、時間t3〜t6の間、フォーカスアクチュエータ12が対物レンズ11をディスク100に近づける方向に移動させ、その過程で、フォーカスエラー信号FEが所定の閾値fe_threshold1と交わる点を探し、フォーカス引き込み制御を実施することとなる。ところが、ディスク100は、面ブレをもちながらも高速回転させている上に、図1から図3に示したような事情もあるので、フォーカスアクチュエータ12とディスク100との相対速度が比較的速く、または、遅く、再度フォーカス引き込み制御を行うことは極めて困難である。
然るに、本実施例では、フォーカスサーボ制御がオンの期間に記憶部223に、当該ディスク100の面ブレに追随するためのAC成分が予め記憶されている。そこで、例えば時間t3〜t6の間に、スイッチ26をオンにして、予め記憶されているAC成分を、回転するディスク100の回転角度に対応付けて、フォーカス駆動信号FODに選択的に加算する。そうすると、フォーカスアクチュエータ12とディスク100との相対速度が、フィードフォワード的に、略一定に維持される。
これにより、第1実施例に係る情報記録再生装置1によれば、安定的かつ確実に、再度フォーカスサーチを行い、フォーカス引き込み制御を実施することが可能となる。
ただし、このようなAC成分の加算は、フォーカス駆動信号FODとって、急激なステップ応答になりうる。そこで、記憶されたAC成分を加算し始める条件として、記憶されたAC成分のうち、回転するディスク100の回転角度に対応するAC成分が、所定のAC成分レベル内(その境界値も含む)にある場合に、記憶されたAC成分をフォーカス駆動信号FODに加算し始めることが好ましい。この際、図7の例では、回転するディスク100の回転角度に対応するAC成分が略零の場合に、フォーカス駆動信号FODに加算し始めているが、該AC成分が所定のAC成分レベル内にある場合であれば、図8のように、加算開始時期をずらしてもよい。図8は、第1実施例に係る情報記録再生装置1において、再度フォーカスサーチを行う際に、記憶されたAC成分をフォーカス駆動信号FODに加算し始める条件を説明するためのタイムチャートである。例えば、図8の上段に示すように、回転するディスク100の回転角度に対応するAC成分が、所定のAC成分レベルの上限値にある場合に、AC成分を加算し始めてもよい。或いは、図8の下段に示すように、回転するディスク100の回転角度に対応するAC成分が、所定のAC成分レベルの下限値にある場合に、AC成分を加算し始めてもよい。いずれにせよ、回転するディスク100の回転角度に対応するAC成分が、所定のAC成分レベル内にあるので、フォーカス駆動信号FODに、急激なステップ応答を加算してしまうことを回避できる。
また、上述のように予め記憶されたAC成分を、急にフォーカス駆動信号FODに加算すると、急激なステップ応答を加算してしまうことになる。この対策について、図9を参照して説明する。図9は、第1実施例の変形例に係る情報記録再生装置1において、記憶されたAC成分をフェードインさせながらフォーカス駆動信号FODに加算する様子を示すタイムチャートである。
図9に示すように、フォーカス駆動信号FODに、記憶されたAC成分を加算する際には、フェードインさせながら加算する。これにより、フォーカス駆動信号FODに、急激なステップ応答を加算してしまうことを回避できる。
また、上述のように予め記憶されたAC成分をフォーカス駆動信号FODに加算すると、その加算開始時期等によっては、フォーカスアクチュエータ12が不要な振動をする場合がある。この対策について、図10を参照して説明する。図10は、第1実施例の変形例に係る情報記録再生装置1において、予め記憶されたAC成分と、AC成分の加算により生じるフォーカスアクチュエータ12の不要な振動と、このAC成分と不要な振動成分が合成して加算されたフォーカス駆動信号FODを示すタイムチャートである。
図10に示すにように、フォーカスアクチュエータ12の不要な振動と、回転するディスク100の回転角度に対応するAC成分が混在した期間では、フォーカスアクチュエータ12とディスク100との相対速度を略一定に維持できないので、フォーカス引き込み制御を開始しても、失敗する可能性が高い。そこで、制御部2は、加算開始時に発生した不要な振動が減衰するであろう充分な時間経過後、フォーカス引き込み制御を開始する。これによりフォーカス引き込み制御の失敗を回避できる。
(2)第2実施例
続いて、第2実施例に係る情報記録再生装置1の構成及び動作処理を、図11から図13を参照して説明する。尚、第2実施例において、図4に示す第1実施例と同様の構成に関しては同一の符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図11は、第2実施例に係る情報記録再生装置1のうち、特に必要な個所を部分的に示す構成図である。
図11に示すように、第2実施例に係る情報記録再生装置1は、第1実施例に係る情報記録再生装置1の構成対して、時間計測部281、及びブレーキパルス電圧係数K倍の増幅器282を更に備え、フォーカス駆動信号FODに更にブレーキパルスを加算することを特徴とする。
時間計測部281は、フォーカスエラー信号FEの閾値検出とその検出時刻を計測可能な回路を備え、例えばフォーカスサーチが再度行われている間に、所定時期から、記録面上に光ビームが収束している合焦点位置に到達する時期までに要する到達時間Time Aを計測する。到達時間Time Aの計測仕様は、2通り考えられる。この仕様につき、図12を参照して説明を加える。ここで、図12は、第2実施例に係る情報記録再生装置1において、到達時間Time Aの計測仕様と、その到達時間Time Aに比例したレベルのブレーキパルスをフォーカス駆動信号FODに更に加算する様子を示すタイムチャートである。
第1の計測仕様は、図12の上から1段目に示すように、到達時間Time Aの計測開始時期たる所定時期として、フォーカスエラー信号FEの信号レベルがそのS字カーブにおける最小値に到達した時期Time capを用いる。この態様によると、キャプチャーレンジ内で時間を計測することになるので、計測精度が比較的良好である。ただし、上記最小値が真に最小値であるか否かを確認する必要がある。例えば、フォーカスエラー信号FEの信号レベルが、所定のフォーカスエラー信号レベル閾値fe_threshold0以下となった場合に、その値を最小値と仮定し、その後、所定のサンプリング周期Tsで、所定の確認回数Countの間、当該最小値が更新されていないことを確認する必要がある。この際、時期Time capを特定するために、確認した時点からTs×Countに相当する時間だけ遡る必要があるので、比較的煩雑な処理を要する。
一方、第2の計測仕様は、図12の2段目に示すように、到達時間Time Aの計測開始時期たる所定時期として、フォーカスエラー信号FEが所定のフォーカスエラー信号レベル閾値に到達した時期を用いる。この態様によると、キャプチャーレンジ外で時間を計測するゆえ時間の計測精度は多少犠牲になるが、上述のような最小値の確認は不要なので、比較的容易に実現できる。
そして、第1又は第2の計測仕様に従って得られた到達時間Time Aが、増幅器282によってK倍に増幅され、図12の3段目に示すように、Volt Bのレベルを有するブレーキパルスが得られる。すなわち、ブレーキパルスのレベルは、
「Volt B=Time A×K」である。
ブレーキパルスをフォーカス駆動信号FODに更に加算する様子を拡大したタイムチャートを図13に示す。図13に示すように、ブレーキパルス印加時間Time Bは、フォーカス駆動信号FODに係る面ブレ周期T_menに比べて短い。このように設定されたブレーキパルスが、前述のように記憶されたAC成分に加えて、フォーカス駆動信号に対して加算される。これにより、ディスク100が高速回転していても、フォーカスアクチュエータ12とディスク100との相対速度をフィードバック的に素早く抑え込むことができる。また、フォーカスサーチを安定化できる。特に、ディスク100の面ブレ以外の外乱による振動にも対応できるので実践上有利である。
尚、上述した実施例において、「情報記録再生装置1」が、本発明に係る「情報記録再生装置」、及び「情報記録再生方法」を実施する主体の一具体例であり、「FG検出部201」、「受光素子10」、「記憶部232」が、本発明に係る「記憶手段」の一具体例であり、「演算器24」、「ローパスフィルタ25」、及び「スイッチ26」が、本発明に係る「加算手段」の一具体例であり、「受光素子10」、「A/D変換部20」、及び「制御部2」が、本発明に係る「第1時間計測手段」の一具体例であり、「時間計測部281」が、本発明に係る「第2時間計測手段」の一具体例である。
尚、本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うもまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明は、例えばBDやDVD、その他ディスク状の記録媒体を用いて情報の記録又は再生を行う際に、フォーカスサーチを行う情報記録再生装置及びその方法の技術分野に利用可能である。

Claims (8)

  1. 対物レンズを光ビームの光軸方向に駆動するフォーカスアクチュエータを、前記対物レンズと回転するディスクの記録面との離間距離に対応するフォーカスエラー信号に基づいて制御することで、前記記録面上に前記光ビームを収束させるフォーカスサーボ制御を行い、もって該光ビームによって前記記録面に情報を記録するか、又は前記記録面に記録された情報を再生する情報記録再生装置であって、
    前記フォーカスサーボ制御がオンの期間に、前記フォーカスアクチュエータに対する駆動信号たるフォーカス駆動信号において、前記回転するディスクの面ブレに追随するためのAC成分を、前記回転するディスクの回転角度に対応付けて予め記憶しておく記憶手段と、
    前記フォーカスサーボ制御がオンからオフになった後に再度フォーカスサーチを行うことでフォーカス引き込み制御を実施する場合には、前記ディスクと前記フォーカスアクチュエータとの間の相対速度が一定に保たれるように、前記記憶されたAC成分を、前記回転するディスクの回転角度に対応付けて、前記フォーカス駆動信号に加算する加算手段と
    を備えることを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 前記加算手段は、前記フォーカスサーボ制御がオンからオフになった後に再度フォーカスサーチを行うことで前記フォーカスサーボ制御をオンにする場合には、前記記憶されたAC成分をフェードインさせながら、前記回転するディスクの回転角度に対応付けて、前記フォーカス駆動信号に加算する
    ことを特徴とする請求1に記載の情報記録再生装置。
  3. 前記加算手段は、前記記憶されたAC成分のうち、前記回転するディスクの回転角度に対応するAC成分が、所定のAC成分レベル内にある場合に、前記記憶されたAC成分を前記フォーカス駆動信号に加算し始める
    ことを特徴とする請求1に記載の情報記録再生装置。
  4. 前記記憶されたAC成分が前記フォーカス駆動信号に加算される際に、該加算されたAC成分とは異なる周波数で振動する前記フォーカスアクチュエータの振動振幅が充分に減衰するであろう充分な時間を計測する第1時間計測手段を更に備え、
    当該情報記録再生装置は、前記振動振幅が減衰するであろう充分な時間経過後に、前記フォーカス引き込み制御を開始する
    ことを特徴とする請求1に記載の情報記録再生装置。
  5. 前記フォーカスサーボ制御がオフとなった後、前記フォーカスサーチが再度行われている間に、所定時期から、前記記録面上に前記光ビームが収束している合焦点位置に到達する時期までに要する到達時間を計測する第2時間計測手段を更に備え、
    前記加算手段は、前記フォーカスサーチが再度行われることにより、前記光ビームが前記合焦点位置に到達した時には、前記記憶されたAC成分に加えて、前記計測される到達時間に比例したレベルのブレーキパルスを、前記フォーカス駆動信号に対して加算する
    ことを特徴とする請求1に記載の情報記録再生装置。
  6. 前記第2時間計測手段は、前記所定時期として前記フォーカスエラー信号の信号レベルがそのS字カーブにおける最小値に到達した時期を用いる
    ことを特徴とする請求5に記載の情報記録再生装置。
  7. 前記第2時間計測手段は、前記所定時期として前記フォーカスエラー信号が所定のフォーカスエラー信号レベル閾値に到達した時期を用いる
    ことを特徴とする請求5に記載の情報記録再生装置。
  8. 対物レンズを光ビームの光軸方向に駆動するフォーカスアクチュエータを、前記対物レンズと回転するディスクの記録面との離間距離に対応するフォーカスエラー信号に基づいて制御することで、前記記録面上に前記光ビームを収束させるフォーカスサーボ制御を行い、もって該光ビームによって前記記録面に情報を記録するか、又は前記記録面に記録された情報を再生する情報記録再生方法であって、
    前記フォーカスサーボ制御がオンの期間に、前記フォーカスアクチュエータに対する駆動信号たるフォーカス駆動信号において、前記回転するディスクの面ブレに追随するためのAC成分を、前記回転するディスクの回転角度に対応付けて予め記憶しておく記憶行程と、
    前記フォーカスサーボ制御がオンからオフになった後に再度フォーカスサーチを行うことでフォーカス引き込み制御を実施する場合には、前記ディスクと前記フォーカスアクチュエータとの間の相対速度が一定に保たれるように、前記記憶されたAC成分を、前記回転するディスクの回転角度に対応付けて、前記フォーカス駆動信号に加算する加算行程と
    を備えることを特徴とする情報記録再生方法。
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