JP2008034039A - 光ディスクドライブ装置及び光ディスクドライブ装置のサーボ制御方法 - Google Patents

光ディスクドライブ装置及び光ディスクドライブ装置のサーボ制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008034039A
JP2008034039A JP2006207035A JP2006207035A JP2008034039A JP 2008034039 A JP2008034039 A JP 2008034039A JP 2006207035 A JP2006207035 A JP 2006207035A JP 2006207035 A JP2006207035 A JP 2006207035A JP 2008034039 A JP2008034039 A JP 2008034039A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skew
disk
angular velocity
optical
coefficient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006207035A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Suzuki
雄一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2006207035A priority Critical patent/JP2008034039A/ja
Priority to US11/880,481 priority patent/US7729215B2/en
Priority to CNB2007101376214A priority patent/CN100565675C/zh
Publication of JP2008034039A publication Critical patent/JP2008034039A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/095Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble
    • G11B7/0956Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble to compensate for tilt, skew, warp or inclination of the disc, i.e. maintain the optical axis at right angles to the disc
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • G11B19/28Speed controlling, regulating, or indicating

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

【課題】光ディスクに対する高精度な記録再生動作を行い得るようにする。
【解決手段】角速度データASDとチルトアクチュエータ制御信号TCとの関係を表すラジアルディスクスキュー係数kを、光ディスク2の倍速モード及び光ピックアップ4のディスク半径位置rごとに予め算出しておき、光ピックアップ4のディスク半径位置r及び倍速モードに応じたラジアルディスクスキュー係数kを選択して角速度データASDと乗算することによりディスクスキュー推定値DSEを算出しチルトアクチュエータ制御データTCDを生成することにより、ジャイロ効果により光ディスク2に生じるラジアルディスクスキューに合わせて対物レンズ4Aを3軸アクチュエータ5によりチルト制御することができ、ラジアルディスクスキューの影響を排除した良好な情報の記録又は再生を行うことができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は光ディスクドライブ装置及び光ディスクドライブ装置のサーボ制御方法に関し、例えばBlu−ray Disc(登録商標)等の高密度記録可能な光ディスクに対応した光ディスクドライブ装置に適用して好適なものである。
従来、光ディスクドライブ装置においては、光ディスクを高速回転させて情報の記録再生動作を実行し得るようになされており、その際、光ピックアップに対して正確にフォーカス制御及びトラッキング制御することにより、当該光ピックアップからのレーザ光を光ディスクの信号記録面におけるトラックに対して正確に照射するようになされている。
また光ディスクドライブ装置のなかには、光ピックアップからのレーザ光を光ディスクの信号記録面に対して最適な角度で照射するため、光ディスクに対する光ピックアップの対物レンズの相対的な角度ずれを補正する動作、いわゆるチルト制御をチルトアクチュエータによって行うものがある。
例えば、このようなチルト制御を行う光ディスクドライブ装置として、光ディスクドライブ装置に対する外力に起因する加速度を検出し、光ディスクの中心位置からレーザ光の照射位置までの距離と当該光ディスクの回転速度と当該加速度とを基に、ラジアルチルトを検出するようになされたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−92919公報(第4頁)
ところで、かかる構成の光ディスクドライブ装置では、光ディスクを高速回転しているため、外力が加えられると、いわゆるジャイロ効果により光ディスクのスキュー(チルト)が生じることが知られている。
しかしながら、加速度を基にラジアルチルトを検出する手法では、外力に起因する加速度を検出できるもののジャイロ効果に起因する光ディスクのスキューを必ずしも精度良く検出することができないため、チルト制御により角度ずれを補正しきれなくなり、光ディスクに対する情報の記録再生精度を低下させてしまう危険性があるという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、光ディスクに対する高精度な記録再生動作を行い得る光ディスクドライブ装置及び光ディスクドライブ装置のサーボ制御方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の光ディスクドライブ装置においては、回転される光ディスクの径方向に設けられた移動軸に沿って移動されると共に当該光ディスクの信号記録面に対物レンズを介して光ビームを照射しその反射光を読み取る光ピックアップと、対物レンズを駆動することにより光ディスクに対する光ビームの照射角度を調整する駆動部と、外部から外力を受けたときに移動軸回りの角速度を検出する角速度検出部と、外力により生じ移動軸に直交する仮想軸を中心とした光ディスクのスキューの大きさを角速度を基に算出するための係数が予め記憶された記憶手段と、記憶手段から係数を取得し角速度検出部により実際に検出した角速度と掛け合わせることにより光ディスクのスキュー推定値を算出するスキュー推定部と、スキュー推定値を基に駆動部に供給すべき駆動信号を生成することにより、対物レンズの照射角度をスキュー推定値に合わせてサーボ制御させる駆動信号生成部とを設けるようにした。
これにより、外力を受けたときジャイロ効果により回転中の光ディスクに生じるスキューを、予め算出しておいた係数と検出した角速度とに基づくスキュー推定値として算出することができるので、当該スキュー推定値を基にサーボ制御を行うことにより、対物レンズの照射角度を光ディスクの実際のスキューに高い確度で追従させることができる。
また本発明の光ディスクドライブ装置のサーボ制御方法においては、外部から外力を受けたときに、回転される光ディスクの信号記録面に対物レンズを介して光ビームを照射しその反射光を読み取る光ピックアップが当該光ディスクの径方向に移動するための移動軸回りの角速度を検出する角速度検出ステップと、外力により生じ移動軸に直交する仮想軸を中心とした光ディスクのスキューの大きさを角速度を基に算出するための係数が予め記憶された記憶手段から、係数を取得し角速度検出部により実際に検出した角速度と掛け合わせることにより、光ディスクのスキュー推定値を算出するスキュー推定ステップと、対物レンズを駆動することにより光ディスクに対する光ビームの照射角度を調整する駆動部に対して供給すべき駆動信号を、スキュー推定値を基に生成することにより、対物レンズの照射角度をスキュー推定値に合わせてサーボ制御させる駆動信号生成ステップとを設けるようにした。
これにより、外力を受けたときジャイロ効果により回転中の光ディスクに生じるスキューを、予め算出しておいた係数と検出した角速度とに基づくスキュー推定値として算出することができるので、当該スキュー推定値を基にサーボ制御を行うことにより、対物レンズの照射角度を光ディスクの実際のスキューに高い確度で追従させることができる。
本発明によれば、外力を受けたときジャイロ効果により回転中の光ディスクに生じるスキューを、予め算出しておいた係数と検出した角速度とに基づくスキュー推定値として算出することができるので、当該スキュー推定値を基にサーボ制御を行うことにより、対物レンズの照射角度を光ディスクの実際のスキューに高い確度で追従させることができ、かくして光ディスクに対する高精度な記録再生動作を行い得る光ディスクドライブ装置及び光ディスクドライブ装置のサーボ制御方法を実現できる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)光ディスクドライブ装置の構成
図1において光ディスクドライブ装置1は、システム制御部51により全体を統括制御しており、光ディスク2に対する情報の記録や当該光ディスク2からの情報の再生を行い得るようになされている。実際上、この光ディスクドライブ装置1は、ハンディ型ビデオカメラ(図示せず)に搭載され、撮像時に生成した映像信号を情報として当該光ディスク2に記録するようになされている。
この光ディスクドライブ装置1では、例えばBlu−ray Disc(登録商標、以下BDと呼ぶ)等の直径12[cm]でなる光ディスク2がその中心部分でチャッキングされ、スピンドルモータ3を介して当該光ディスク2を回転駆動する。
因みに光ディスクドライブ装置1は、CLV(Constant Linear Velocity)方式が採用されており、光ディスク2の回転速度を随時制御することにより、信号記録面上に形成されたトラックをレーザ光が追従するときの線速度を一定に保つようになされている。
さらに光ディスクドライブ装置1は、この線速度を規格等により規定された通常の線速度とする等倍速モードと、当該光ディスク2を通常よりも高速に回転させることにより、線速度を通常の約2倍としてデータの記録再生を2倍速で行う2倍速モードを有している。
光ピックアップ4は、レーザダイオード(図示せず)から出射され各種光学部品(図示せず)を介したレーザ光を対物レンズ4Aにより集光し、光ディスク2の信号記録面に照射させる。また光ピックアップ4は、光ディスク2の信号記録面で反射された反射光を各種光学部品(図示せず)を介した後にフォトディテクタ(図示せず)により受光して受光信号に変換する。
ところで光ディスク2の信号記録面には、螺旋状にトラックが形成されており、情報が所定サイズでなるブロックごとに分割されて記録されている。また各ブロックには、光ディスク2の内周側から順次アドレスが付与されている。このため光ディスクドライブ装置1は、所望の情報を読み出す際、このアドレスを指標として所望の情報が記録されているトラック(以下、これを所望トラックと呼ぶ)に合わせて光ビームを照射するようになされている。
具体的に光ディスクドライブ装置1は、受光信号を基に、レーザ光の合焦位置と光ディスク2の信号記録面とのずれ量を表すフォーカスエラー信号を生成すると共に、レーザ光の照射位置と所望トラックとのずれ量を表すトラッキングエラー信号を生成し、これらを基に3軸アクチュエータ5によって対物レンズ4Aを駆動制御する。
このとき光ディスクドライブ装置1は、フォーカスエラー信号を減少させるよう対物レンズ4Aを光ディスク2に近接又は離隔させる方向(すなわちフォーカス方向)に移動させることにより、レーザ光を光ディスク2の信号記録面に合焦させるフィードバック制御(すなわちフォーカス制御)を行うようになされている。
これと並行して光ディスクドライブ装置1は、トラッキングエラー信号を減少させるよう、対物レンズ4Aを光ディスク2の外周側又は内周側(すなわちトラッキング方向)へ移動させることにより、レーザ光の焦点を所望トラックに追従させるフィードバック制御(すなわちトラッキング制御)を行うようになされている。
因みに光ディスクドライブ装置1は、スレッドモータ(図示せず)により光ピックアップ4をトラッキング方向へ大まかに移動させた上で、3軸アクチュエータ5により細かいトラッキング制御を行うことにより、レーザ光の焦点を所望トラックに追従させるようになされている。
このように光ディスクドライブ装置1は、フォーカス制御及びトラッキング制御を行うことにより、光ピックアップ4の3軸アクチュエータ5によって対物レンズ4Aを駆動し、光ディスク2の信号記録面における所望トラックに対してレーザ光を合焦させながら照射するようになされている。
なお、以下では、トラッキング方向をX軸方向と定義し、フォーカス方向をZ軸方向と定義すると共に、当該X軸及び当該Z軸の双方と直交するY軸を定義した上で説明する。
(2)ディスクスキューの発生とチルト制御の基本原理
ところで光ディスクドライブ装置1では、レーザ光が光ディスク2により反射された反射光を種々の光学部品(図示せず)を介してフォトディテクタ(図示せず)により検出するため、コマ収差等の収差の発生を防止し、また光学的特性を向上させる観点から、当該光ディスク2に対してレーザ光をほぼ法線方向から照射させ、入射光と反射光との光軸をほぼ一致させることが望ましい。
しかしながら光ディスクドライブ装置1は、上述したようにハンディ型ビデオカメラに搭載されるため、動作中に外力が加えられる可能性がある。このとき光ディスクドライブ装置1は、光ディスク2を高速で回転させているため、当該光ディスク2に対していわゆるジャイロ効果を生じさせることになる。
例えば光ディスク2は、図2に示すように、回転されている際に外力としてX軸回りの角速度が与えられた場合、ジャイロ効果によるコリオリ力が作用してスキューの発生方向がX軸から90°ずれた方向となり、Y軸回りのディスクスキューが発生する(以下、このディスクスキューをラジアルディスクスキューと呼ぶ)。
そこで光ディスクドライブ装置1は、ラジアルディスクスキューが生じた場合、図3に示すように、光ピックアップ4の3軸アクチュエータ5により対物レンズ4Aを光ディスク2のラジアルディスクスキューに応じたチルト角αに調整する、いわゆるチルト制御を行い得るようになされている。
ここでチルト制御の原理上、ラジアルディスクスキューに合わせて対物レンズ4Aを最適なチルト角αに調整することになるため、3軸アクチュエータ5に印加すべきチルト方向の制御信号であるチルトアクチュエータ制御信号TCの大きさは、光ディスク2におけるラジアルディスクスキューの大きさに比例させることになる。
また、光ディスクドライブ装置1に加えられる外力によるX軸回りの角速度(図2)と、光ディスク2に発生するY軸回りのラジアルディスクスキューとでは、ジャイロ効果の原理により互いの方向が異なるものの、両者の大きさには何らかの対応関係があるものと予想される。
すなわち光ディスクドライブ装置1では、X軸回りの角速度の大きさに応じたチルトアクチュエータ制御信号TCを3軸アクチュエータ5に供給して対物レンズ4Aのチルト制御を行えば、対物レンズ4Aのチルト角αをラジアルディスクスキューに合わせて調整することができ、結果的に当該ラジアルディスクスキューの影響を排除した良好な情報の記録又は再生を行い得ると考えられる。
そこで、光ディスクドライブ装置1にX軸回りの角速度センサを設け、光ディスク2を回転させた状態で当該光ディスクドライブ装置1に対して外力を加えた場合を想定すると、角速度センサにより検出した角速度ASと光ディスク2のラジアルディスクスキューとの関係が、所定の係数(以下、これをラジアルディスクスキュー係数kと呼ぶ)によって表されるものと推定される。
換言すれば、このラジアルディスクスキュー係数kは、角速度ASと掛け合わされることにより、ラジアルディスクスキューの推定値を表すものとなる。
一方、光ディスク2は樹脂等により薄型(例えば直径120[mm]に対して厚さ1.2[mm])に形成されている。光ディスクドライブ装置1内では、上述したように光ディスク2の中央部分がチャッキングされるため、外力を受けた場合、図3に示したように光ディスク2が撓むことになり、ラジアルディスクスキューは内周側よりも外周側の方が大きくなる。
このため光ディスクドライブ装置1では、同一の外力を受けた場合であっても、対物レンズ4Aの最適なチルト角αが光ピックアップ4の位置(以下、これをディスク半径位置rと呼ぶ)に応じて異なることが予想される。
すなわち、角速度センサにより検出した角速度ASと光ディスク2のラジアルディスクスキューとの関係を表すラジアルディスクスキュー係数kは、ディスク半径位置rに応じて変化するものと考えられる。
さらに、光ディスクドライブ装置1では、光ディスク2の回転速度が倍速モードに応じて異なり、同一の外力を受けたときにジャイロ効果により生じるコリオリ力も倍速モードに応じて異なるため、X軸回りの角速度ASと光ディスク2のラジアルディスクスキューとの関係性、すなわちラジアルディスクスキュー係数kも倍速モードに応じて異なると予想される。
これらのことを踏まえ、等倍速モードと2倍速モードのそれぞれについて、光ピックアップ4の位置(すなわちディスク半径位置r)を変化させながらラジアルディスクスキュー係数kを算出したところ、図4(A)及び(B)に示すような結果が得られた。因みにディスク半径位置rは、24[mm]から58[mm]までの間を0.1[mm]単位で変化させている。
また図4(A)及び(B)におけるディスク半径位置rとラジアルディスクスキュー係数kとの関係をグラフ化したところ、図5に示すように、特性曲線Q1(等倍速モード)及び特性曲線Q2(2倍速モード)のようになった。
因みにこの場合、光ディスクドライブ装置1がCLV方式であるために光ピックアップ4のディスク半径位置rに応じて光ディスク2の回転数が変化すること、及び光ディスク2が撓むためにディスク半径位置rによってラジアルディスクスキューが変化することが複合的に起因して、ラジアルディスクスキュー係数kがディスク半径位置rに応じて非線形に変化すると考えられる。このため、特性曲線Q1及びQ2は、いずれも単純な関数等による近似は困難なものと推定される。
光ディスクドライブ装置1では、このようにして得られたラジアルディスクスキュー係数kの中から、倍速モード及びディスク半径位置rに応じたラジアルディスクスキュー係数kを選択し、角度センサにより検出した角速度ASと当該ラジアルディスクスキュー係数kとを掛け合わせることにより、そのときの光ピックアップ4のディスク半径位置rにおけるラジアルディスクスキューの推定値を算出できることになる。
この場合、光ディスクドライブ装置1では、選択されたラジアルディスクスキュー係数kを用いるため、倍速モード及びディスク半径位置rの違いによる影響が反映された、高精度なラジアルディスクスキューの推定値を算出することができる。
また光ディスクドライブ装置1では、このラジアルディスクスキューの推定値を基にチルトアクチュエータ制御信号TCを算出することにより、3軸アクチュエータ5によって対物レンズ4Aをラジアルディスクスキューに合った最適なチルト角αに調整し得ることになる。
このように光ディスクドライブ装置1では、図4(A)及び(B)に示したラジアルディスクスキュー係数kを予め記憶しておき、角速度センサによりX軸回りの角速度ASを検出した際、このときの倍速モード及びディスクの半径位置rに対応したラジアルディスクスキュー係数kを読み出し、当該角速度ASと当該ラジアルディスクスキュー係数kとを乗算してチルトアクチュエータ制御信号TCを算出するようにすれば、高精度なチルト制御を行うことができる。
(3)角速度に応じたチルト制御
(3−1)サーボ制御系の構成
上述した基本原理に基づき、光ディスクドライブ装置1(図1)は、外力の角速度に基づいたチルト制御を行うようになされている。
実際上、光ピックアップ4の対物レンズ4Aは、図3に示したように、Y軸回りの回転方向にチルト角を調整し得るようになされている。
また光ディスクドライブ装置1(図1)には、X軸回りの角速度を検出する角速度センサ52が設けられている。この角速度センサ52は、外部から加えられる外力のうちX軸回りの角速度成分に応じて角速度信号ASSを生成し、これをサーボDSP7へ送出する。
サーボDSP7は、所定の動作制御プログラムに従って動作するようになされており、上述したフォーカス制御やトラッキング制御等の処理に加えて、チルト方向のサーボ制御(チルト制御)を行うようになされている。
まずサーボDSP7は、角速度センサ52から供給される角速度信号ASSをアナログディジタル変換回路8によりディジタル化して角速度データASDとし、これをディスクスキュー推定部53へ供給する。
ディスクスキュー推定部53は、光ピックアップ4が読み出そうとしているアドレスを示すアドレス情報AIと、光ディスク2の倍速モードを示す倍速モード情報MIとをシステム制御部51から取得し、これらと角速度データASDとを基に、光ディスク2のラジアルディスクスキューの推定値であるディスクスキュー推定値DSEを生成し、これをチルトアクチュエータ制御部54へ供給する(詳しくは後述する)。
チルトアクチュエータ制御部54は、ディスクスキュー推定値DSEを基に、3軸アクチュエータ5をチルト方向に駆動制御するためのチルトアクチュエータ制御データTCDを生成し、これをディジタルアナログ変換回路10へ供給する。ディジタルアナログ変換回路10は、チルトアクチュエータ制御データTCDをアナログ信号でなるチルトアクチュエータ制御信号TCに変換し、これをアクチュエータドライバ11へ供給する。
アクチュエータドライバ11は、チルトアクチュエータ制御信号TCに応じた電圧でなるチルトアクチュエータ駆動信号TADを生成し、これを3軸アクチュエータ5へ供給することにより、対物レンズ4Aのチルト角α(図3)を調整する。
このように光ディスクドライブ装置1は、サーボDSP7により、アドレス情報AI、倍速モード情報MI及び角速度信号ASを基にチルトアクチュエータ制御信号TCを生成し、当該チルトアクチュエータ制御信号TCに基づき3軸アクチュエータ5のチルト制御を行うようになされている。
(3−2)ディスクスキュー推定部及びチルトアクチュエータ制御部の構成
次に、ディスクスキュー推定部53及びチルトアクチュエータ制御部54の回路構成について説明する。
ディスクスキュー推定部53は、システム制御部51からアドレス情報AIを取得し、これを等倍速モード用係数読出部61及び2倍速モード用係数読出部62へ供給する。
等倍速モード用係数読出部61は、等倍速モードにおけるディスク半径位置rとラジアルディスクスキュー係数kとの対応関係(図4(A))を等倍速モード用のラジアルディスクスキュー係数テーブルTBL1として予めテーブル記憶部61Aに記憶している。同様に2倍速モード用係数読出部62は、2倍速モードにおけるディスク半径位置rとラジアルディスクスキュー係数kとの対応関係(図4(B))を2倍速モード用のラジアルディスクスキュー係数テーブルTBL2として予めテーブル記憶部62Aに記憶している。
等倍速モード用係数読出部61は、アドレス情報AIからの換算処理によりディスク半径位置rを算出し、当該ディスク半径位置rに応じたラジアルディスクスキュー係数kを等倍速モード用のラジアルディスクスキュー係数テーブルTBL1から読み出し、これを等倍速モード用ラジアルディスクスキュー係数k1として係数切換部63へ供給する。
同様に2倍速モード用係数読出部62は、アドレス情報AIからの換算処理によりディスク半径位置rを算出し、当該ディスク半径位置rに応じたラジアルディスクスキュー係数kを2倍速モード用のラジアルディスクスキュー係数テーブルTBL2から読み出し、これを2倍速モード用ラジアルディスクスキュー係数k2として係数切換部63へ供給する。
係数切換部63は、システム制御部51から倍速モード情報MIを取得することによりこの時点における倍速モードを認識し、認識した倍速モードに応じて等倍速モード用ラジアルディスクスキュー係数k1又は2倍速モード用ラジアルディスクスキュー係数k2のいずれか一方に切り換え、これをラジアルディスクスキュー係数kとして係数乗算回路64へ供給する。
この結果、係数乗算回路64には、この時点における光ピックアップ4のディスク半径位置rと倍速モードとに対応したラジアルディスクスキュー係数kが供給されることになる。
係数乗算回路64は、角速度データASDに対してラジアルディスクスキュー係数kを乗算することによりディスクスキュー推定値DSEを算出し、これをチルトアクチュエータ制御部54へ供給する。
このようにディスクスキュー推定部53は、システム制御部51から取得したアドレス情報AI及び倍速モード情報MIを基に、この時点における光ピックアップ4の位置と倍速モードとに対応したラジアルディスクスキュー係数kを選択し、このラジアルディスクスキュー係数kを用いることにより、この時点の角速度(すなわち角速度データASD)からラジアルディスクスキューの大きさ(すなわちディスクスキュー推定値DSE)を推定するようになされている。
チルトアクチュエータ制御部54は、感度ゲイン乗算回路65においてディスクスキュー推定値DSEに対して所定の感度ゲイン係数を乗算することによりチルトアクチュエータ制御データTCDを生成し、これをディジタルアナログ変換回路10(図1)へ供給する。
これによりチルトアクチュエータ制御部54は、対物レンズ4Aのチルト角αをラジアルディスクスキューに応じた角度に調整するようなチルトアクチュエータ制御データTCDを算出することができる。
その後光ディスクドライブ装置1は、アクチュエータドライバ11(図1)によって、チルトアクチュエータ制御データTCDがディジタルアナログ変換されたチルトアクチュエータ制御信号TCを基にチルトアクチュエータ駆動信号TADを生成し、これを3軸アクチュエータ5へ供給することにより、対物レンズ4Aのチルト角α(図3)をラジアルディスクスキューに応じた角度に調整することができる。
(4)動作及び効果
以上の構成おいて、光ディスクドライブ装置1は、角速度センサ52により検出する角速度データASDと3軸アクチュエータ5により対物レンズ4Aをチルト方向に駆動制御するときのチルトアクチュエータ制御信号TCとの関係を表すラジアルディスクスキュー係数kを、光ディスク2の倍速モード及び光ピックアップ4のディスク半径位置rごとに予め算出し、光ディスク2の倍速モードごとに等倍速モード用係数読出部61のテーブル記憶部61A及び2倍速モード用係数読出部62のテーブル記憶部62Aにそれぞれラジアルディスクスキュー係数テーブルTBL1及びTBL2として記憶しておく。
光ディスクドライブ装置1は、光ディスク2に情報を記録する際又は当該光ディスク2から情報を再生する際、角速度センサ52により検出したX軸回りの角速度をディジタル化した角速度データASDをディスクスキュー推定部53へ供給する。
このとき光ディスクドライブ装置1は、ディスクスキュー推定部53によって、この時点における光ピックアップ4のディスク半径位置r及び倍速モードに応じたラジアルディスクスキュー係数kを読み出し、当該ラジアルディスクスキュー係数kと角速度データASDとを乗算することによりディスクスキュー推定値DSEを算出する。
さらに光ディスクドライブ装置1は、チルトアクチュエータ制御部54によってディスクスキュー推定値DSEを基にチルトアクチュエータ制御データTCDを算出し、これをアナログ化したチルトアクチュエータ制御信号TCに基づきアクチュエータドライバ11からチルトアクチュエータ駆動信号TADを3軸アクチュエータ5へ供給することにより、チルト制御を行う。
従って光ディスクドライブ装置1は、角速度データASDを基にディスクスキュー推定値DSEを算出してチルトアクチュエータ制御データTCDを生成することができるので、ジャイロ効果により光ディスク2に生じるラジアルディスクスキューに合わせて対物レンズ4Aをチルト制御することができ、ラジアルディスクスキューの影響を排除した良好な情報の記録又は再生を行うことができる。
このとき光ディスクドライブ装置1は、ラジアルディスクスキュー係数kを用いることにより、比較的小型に構成され得る角速度センサ52により検出した角速度信号ASSを基にラジアルディスクスキューを推定することができるので、比較的大型になってしまうスキューセンサを用いる必要がなく、光ピックアップ4や光ディスクドライブ装置1の小型化を殆ど阻害せずに済む。
また光ディスクドライブ装置1は、予めラジアルディスクスキュー係数kを光ピックアップ4のディスク半径位置rごとに算出しておき、その時点におけるディスク半径位置rに応じたラジアルディスクスキュー係数kを選択するため、対物レンズ4Aのチルト角度αを、外力に起因する光ディスク2の撓み(図3)によりディスク半径位置rに応じて異なるラジアルディスクスキューに合わせて調整することができる。
さらに光ディスクドライブ装置1は、CLV方式に従い光ピックアップ4のディスク半径位置rに応じて光ディスク2の回転速度を変化させることによっても、角速度データASDとラジアルディスクスキューとの関係がディスク半径位置rにより変化することが予想されるが、予め当該ディスク半径位置rごとにラジアルディスクスキュー係数kを算出しているため、当該ラジアルディスクスキュー係数kに光ディスク2の回転速度が反映されていることになり、当該ディスク半径位置rに関わらずディスクスキュー推定値DSEを常に精度良く算出することができる。
そのうえ光ディスクドライブ装置1は、そのときの倍速モードに応じて、等倍速モード用のラジアルディスクスキュー係数テーブルTBL1から読み出した等倍速モード用ラジアルディスクスキュー係数k1又は2倍速モード用のラジアルディスクスキュー係数テーブルTBL2から読み出した2倍速モード用ラジアルディスクスキュー係数k2のいずれか一方に切り換えてラジアルディスクスキュー係数kとしている。このため光ディスクドライブ装置1は、倍速モードに応じて当該光ディスク2の回転速度、ジャイロ効果により生じるコリオリ力の大きさ及びディスクスキューの大きさがいずれも異なることに対応することができ、常に適切なチルトアクチュエータ制御データTCDを生成することができる。
以上の構成によれば、光ディスクドライブ装置1は、角速度データASDとチルトアクチュエータ制御信号TCとの関係を表すラジアルディスクスキュー係数kを、光ディスク2の倍速モード及び光ピックアップ4のディスク半径位置rごとに予め算出しておき、光ピックアップ4のディスク半径位置r及び倍速モードに応じたラジアルディスクスキュー係数kを選択して角速度データASDと乗算することによりディスクスキュー推定値DSEを算出することができ、当該ディスクスキュー推定値DSEを基にチルトアクチュエータ制御データTCDを生成することにより、ジャイロ効果により光ディスク2に生じるラジアルディスクスキューに合わせて3軸アクチュエータ5により対物レンズ4Aをチルト制御することができ、ラジアルディスクスキューの影響を排除した良好な情報の記録又は再生を行うことができる。
(5)他の実施の形態
なお上述した実施の形態においては、ラジアルディスクスキュー係数kをラジアルディスクスキュー係数テーブルTBL1及びTBL2のようにテーブル形式で記憶するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図5に示した特性曲線Q1及びQ2をそれぞれディスク半径位置rの関数として数式により近似的に表せる場合、倍速モードごとの数式を記憶しておき、当該数式にディスク半径位置rを代入することによりラジアルディスクスキュー係数kを算出するようにしても良い。
また上述した実施の形態においては、ラジアルディスクスキュー係数kをラジアルディスクスキュー係数テーブルTBL1又はTBL2(図4)から直接読み出すようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばディスク半径位置rがラジアルディスクスキュー係数テーブルTBL1又はTBL2に無い値(例えば24.15等)の場合、その近傍のディスク半径位置r(例えば24.1及び24.2)におけるラジアルディスクスキュー係数kを用いた線形補間等の演算処理により、当該ラジアルディスクスキュー係数kを算出するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、角速度データASDと光ディスク2のラジアルディスクスキューとの関係をラジアルディスクスキュー係数kとしてラジアルディスクスキュー係数テーブルTBL1及びTBL2に記憶しておくようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば角速度データASDとアクチュエータ制御データTCDとの関係を係数としてラジアルディスクスキュー係数テーブルに記憶しておくようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、対物レンズ4Aのチルト角をY軸回りに調整し得るように構成しラジアルディスクスキュー係数kを用いてラジアル方向のディスクスキュー推定値DSEを算出するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば対物レンズ4Aのチルト角をX軸回りに調整し得るように構成し、またY軸回りの角速度を検出し得るようにし、さらにタンジェンシャル方向に関するタンジェンシャルスキュー係数kを予め算出しておき、Y軸回りの角速度とタンジェンシャルスキュー係数kとを基にタンジェンシャル方向のディスク種キュー推定値を算出するようにしても良く、さらには両者を組み合わせるようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、光ディスクドライブ装置1の倍速モードが等倍速モード及び2倍速モードの2種類でなり、ラジアルディスクスキュー係数kを2種類のラジアルディスクスキュー係数テーブルTBL1及びTBL2によって記憶しておくようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光ディスクドライブ装置1の倍速モードが1種類又は3種類以上である場合に、倍速モードの種類に応じてラジアルディスクスキュー係数kを1種類又は3種類以上のラジアルディスクスキュー係数テーブルによって記憶しておくようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、光ディスクドライブ装置1がCLV方式により線速度を一定に保つよう光ディスク2の回転速度を変化させる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばCAV(Constant Angular Velocity)方式により光ディスク2の回転速度を一定に保つ場合等に本発明を適用するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、光ディスクドライブ装置1がハンディ型ビデオカメラに搭載されるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、当該光ディスクドライブ装置1が例えば携帯型のポータブルBDプレーヤや車載用のカーBDプレーヤ、又は可搬型のBDプレーヤや据置型のBDレコーダ等に搭載されるようにしても良い。
また光ディスクドライブ装置1が対応する光ディスク2の種類としては、BDに限らず、例えばDVD(Digital Versatile Disc)やCD(Compact Disc)等の種々の光ディスクであっても良く、さらに光ディスクの直径は120[mm]に限らず80[mm]等であっても良い。この場合、光ディスクの種類により構造や材料が異なること及び光ディスクの直径が異なることにより、ジャイロ効果によるラジアルディスクスキューの大きさも異なることが予想されるため、光ディスクの種類や直径に応じて複数のラジアルディスクスキュー係数テーブルを予め作成しておき、光ディスクの種類や直径を検出し各ラジアルディスクスキュー係数テーブルを適宜切り換えてラジアルディスクスキュー係数kを読み出すようにすれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、光ピックアップとしての光ピックアップ4と、駆動部としての3軸アクチュエータ5と、角速度検出部としての角速度センサ52と、記憶手段としてのテーブル記憶部61A及び62Aと、スキュー推定部としてのディスクスキュー推定部53と、駆動信号生成部としてのチルトアクチュエータ制御部54及びアクチュエータドライバ11とによって光ディスクドライブ装置としての光ディスクドライブ装置1を構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の回路構成でなる光ピックアップと、駆動部と、角速度検出部と、記憶手段と、スキュー推定部と、駆動信号生成部とによって光ディスクドライブ装置を構成するようにしても良い。
本発明は、Blu−ray Disc(登録商標)方式の光ディスクドライブ装置の他、例えばHD DVD(登録商標)方式等の種々の方式に対応した光ディスクドライブ装置でも利用できる。
本発明における光ディスクドライブ装置の構成を示す略線図である。 X軸回りの角速度によるラジアルディスクスキューの発生の説明に供する略線図である。 光ディスクのラジアルディスクスキューと対物レンズのチルト角調整の説明に供する略線図である。 ラジアルディスクスキュー係数テーブルを示す略線図である。 ディスク半径位置とラジアルディスクスキュー係数との関係を示す略線図である。 ディスクスキュー推定部及びチルトアクチュエータ制御部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1……光ディスクドライブ装置、2……光ディスク、4……光ピックアップ、4A……対物レンズ、5……3軸アクチュエータ、11……アクチュエータドライバ、51……システム制御部、52……角速度センサ、53……ディスクスキュー推定部、54……チルトアクチュエータ制御部、61……等倍速モード用係数読出部、61A、62A……テーブル記憶部、62……2倍速モード用係数読出部、63……係数切換部、64……係数乗算回路、65……感度ゲイン乗算回路、ASD……角速度データ、AI……アドレス情報、MI……倍速モード情報、DSE……ディスクスキュー推定値、TCD……チルト制御データ。

Claims (5)

  1. 回転される光ディスクの径方向に設けられた移動軸に沿って移動されると共に当該光ディスクの信号記録面に対物レンズを介して光ビームを照射しその反射光を読み取る光ピックアップと、
    上記対物レンズを駆動することにより上記光ディスクに対する上記光ビームの照射角度を調整する駆動部と、
    外部から外力を受けたときに上記移動軸回りの角速度を検出する角速度検出部と、
    上記外力により生じ上記移動軸に直交する仮想軸を中心とした上記光ディスクのスキューの大きさを上記角速度を基に算出するための係数が予め記憶された記憶手段と、
    上記記憶手段から上記係数を取得し上記角速度検出部により実際に検出した上記角速度と掛け合わせることにより上記光ディスクのスキュー推定値を算出するスキュー推定部と、
    上記スキュー推定値を基に上記駆動部に供給すべき駆動信号を生成することにより、上記対物レンズの照射角度を上記スキュー推定値に合わせて調整させる駆動信号生成部と
    を具えることを特徴とする光ディスクドライブ装置。
  2. 上記記憶手段は、
    上記光ディスクに対する上記光ピックアップのディスク半径位置に応じた上記係数が予め記憶され、
    上記スキュー推定部は、
    上記ディスク半径位置に応じた上記係数を上記記憶手段から取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスクドライブ装置。
  3. 上記光ディスクは、
    CLV(Constant Linear Velocity)方式により回転速度が制御される
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスクドライブ装置。
  4. 上記光ディスクは、
    所定の線速度又は回転速度を維持するモードを等倍速モードとした複数の倍速モードに切り換えられ、
    上記記憶手段は、
    上記倍速モードに応じた上記係数が予め記憶され、
    上記スキュー推定部は、
    上記倍速モードに応じた上記係数を上記記憶手段から取得し、取得した上記係数を上記角速度検出部により実際に検出した上記角速度と掛け合わせることにより上記光ディスクのスキュー推定値を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスクドライブ装置。
  5. 外部から外力を受けたときに、回転される光ディスクの信号記録面に対物レンズを介して光ビームを照射しその反射光を読み取る光ピックアップが当該光ディスクの径方向に移動するための移動軸回りの角速度を検出する角速度検出ステップと、
    上記外力により生じ上記移動軸に直交する仮想軸を中心とした上記光ディスクのスキューの大きさを上記角速度を基に算出するための係数が予め記憶された記憶手段から、上記係数を取得し上記角速度検出部により実際に検出した上記角速度と掛け合わせることにより、上記光ディスクのスキュー推定値を算出するスキュー推定ステップと、
    上記対物レンズを駆動することにより上記光ディスクに対する上記光ビームの照射角度を調整する駆動部に対して供給すべき駆動信号を、上記スキュー推定値を基に生成することにより、上記対物レンズの照射角度を上記スキュー推定値に合わせてサーボ制御させる駆動信号生成ステップと
    を具えることを特徴とする光ディスクドライブ装置のサーボ制御方法。
JP2006207035A 2006-07-28 2006-07-28 光ディスクドライブ装置及び光ディスクドライブ装置のサーボ制御方法 Pending JP2008034039A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006207035A JP2008034039A (ja) 2006-07-28 2006-07-28 光ディスクドライブ装置及び光ディスクドライブ装置のサーボ制御方法
US11/880,481 US7729215B2 (en) 2006-07-28 2007-07-20 Optical disc drive apparatus and servo control method for optical disc drive apparatus
CNB2007101376214A CN100565675C (zh) 2006-07-28 2007-07-27 光盘驱动装置和光盘驱动装置的伺服控制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006207035A JP2008034039A (ja) 2006-07-28 2006-07-28 光ディスクドライブ装置及び光ディスクドライブ装置のサーボ制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008034039A true JP2008034039A (ja) 2008-02-14

Family

ID=38986121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006207035A Pending JP2008034039A (ja) 2006-07-28 2006-07-28 光ディスクドライブ装置及び光ディスクドライブ装置のサーボ制御方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7729215B2 (ja)
JP (1) JP2008034039A (ja)
CN (1) CN100565675C (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010027092A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Panasonic Corp ディスク式撮像装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4375470B2 (ja) * 2007-09-28 2009-12-02 ソニー株式会社 光ディスク駆動装置、カメラ装置、および、光ディスクのスキューに追従した光ビームの傾き制御方法
KR101453154B1 (ko) 2012-05-30 2014-10-23 모다정보통신 주식회사 M2m 통신에서 리소스 접근 권한 설정 방법
KR101453155B1 (ko) 2012-05-30 2014-10-23 모다정보통신 주식회사 M2m 통신에서 리소스 접근 권한 설정 방법

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11339371A (ja) * 1998-05-25 1999-12-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスク記録再生装置および光ディスク記録再生装置を有する撮像装置
JP2000067507A (ja) * 1998-08-18 2000-03-03 Nec Corp 光ディスクドライブの耐振制御装置
JP2000323813A (ja) * 1999-05-12 2000-11-24 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置
JP2000339830A (ja) * 1999-05-27 2000-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスク記録再生装置および撮像装置
JP2003242652A (ja) * 2002-02-18 2003-08-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスク装置
JP2005025802A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Sony Corp 光ピックアップ及び光ディスク装置
JP2007184014A (ja) * 2006-01-04 2007-07-19 Hitachi Ltd 情報記録再生装置及びディスク装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000228020A (ja) * 1999-02-05 2000-08-15 Sony Corp 光ディスク駆動装置、光ディスク駆動方法および光ディスク装置
JP3463662B2 (ja) 2000-09-21 2003-11-05 松下電器産業株式会社 光ディスク装置
US7233554B2 (en) * 2001-04-17 2007-06-19 Ricoh Company, Ltd. Disk drive system employing effective disk surface stabilization mechanism
JP3962303B2 (ja) * 2002-08-30 2007-08-22 株式会社リコー 光ディスク装置
JP4175228B2 (ja) * 2003-09-22 2008-11-05 ソニー株式会社 記録媒体駆動方法及び記録媒体駆動装置
JP2005353175A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Sanyo Electric Co Ltd 光ディスク装置の制御回路、光ディスクの記録又は再生制御方法
JP2006073057A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Shinano Kenshi Co Ltd チルト制御方法および光ディスク装置
JP2006172524A (ja) * 2004-12-10 2006-06-29 Toshiba Corp 光ディスク装置およびチルト制御方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11339371A (ja) * 1998-05-25 1999-12-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスク記録再生装置および光ディスク記録再生装置を有する撮像装置
JP2000067507A (ja) * 1998-08-18 2000-03-03 Nec Corp 光ディスクドライブの耐振制御装置
JP2000323813A (ja) * 1999-05-12 2000-11-24 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置
JP2000339830A (ja) * 1999-05-27 2000-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスク記録再生装置および撮像装置
JP2003242652A (ja) * 2002-02-18 2003-08-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスク装置
JP2005025802A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Sony Corp 光ピックアップ及び光ディスク装置
JP2007184014A (ja) * 2006-01-04 2007-07-19 Hitachi Ltd 情報記録再生装置及びディスク装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010027092A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Panasonic Corp ディスク式撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101114478A (zh) 2008-01-30
US7729215B2 (en) 2010-06-01
CN100565675C (zh) 2009-12-02
US20080025163A1 (en) 2008-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008034039A (ja) 光ディスクドライブ装置及び光ディスクドライブ装置のサーボ制御方法
JP4133577B2 (ja) 光ディスク装置及びチルト制御量の調整方法
TWI226623B (en) Tilt control for optical disc recording and playback apparatus
JP2006268961A (ja) 光ディスク装置
JP4096986B2 (ja) 光ディスク装置
JP4623383B2 (ja) 光ディスクドライブ装置及び光ディスクドライブ装置の動作制御方法
US7656758B2 (en) Device for playing optical discs
JP2003248942A (ja) 光ディスク装置
JP2010108563A (ja) 光ピックアップ用レンズアクチュエータのコントローラおよびそれを備える光ディスク装置
JP3632923B2 (ja) 光ディスク装置
CN101399057B (zh) 光盘驱动装置、相机装置和根据光盘歪斜控制光束倾斜的方法
JP2007328827A (ja) 光ディスク装置
JP4524957B2 (ja) 光ディスク装置
JP2008140494A (ja) 光ディスク装置
JP2004118912A (ja) 光ディスク装置及びその装置の制御方法
JP4161939B2 (ja) 光ディスク装置
JP2007508644A (ja) 光学データ担体の傾きを補償する方法及び装置
JP2006185563A (ja) ディスク記録及び/又は再生装置及びそのチルト制御方法
JPWO2012140832A1 (ja) 光ディスク装置とその制御方法
JP2005259248A (ja) 光ディスク記録再生装置
JP2005174383A (ja) 迷光オフセットの除去方法及び光ディスク装置
JP2008034038A (ja) 光ディスクドライブ装置及び光ディスクドライブ装置のチルト制御方法
WO2009118859A1 (ja) 情報記録再生装置及び方法
JP2006221759A (ja) 光ディスク装置
JP2004127454A (ja) 光ディスク装置及びそのチルト補正方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090616

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090616

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100722

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101028

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110303