JP4967339B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、踏面剛性とサイド剛性を適正化した空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、踏面剛性を必要以上に上げずにサイド剛性を増大することで操縦安定性を向上し、更には蓄熱による耐久性の低下を抑えることを可能にした空気入りタイヤに関する。
スポーツ競技等の過酷な走行環境で使用される空気入りタイヤにおいて、車両の高出力化やキャップコンパウンドのハイグリップ化に鑑みて、サイド剛性を高めることが要求されている。
このような要求に鑑みて、空気入りタイヤにおいて、複数層のカーカス層を積層し、これらカーカス層のタイヤ周方向に対するコード角度を90°より小さくし、かつ層間でコードを互いに交差させるようにした所謂ハーフラジアル構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、サイド剛性を高める手段として、サイドウォール部に補強コードを含む補強層を追加したり(例えば、特許文献2参照)、ビードフィラーを大型化することも行われている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、ハーフラジアル構造を採用した場合、サイド剛性のみならず踏面剛性も上がってしまうため接地性が悪くなり、その結果的として、操縦安定性が悪くなるという問題がある。一方、サイドウォール部に補強コードを含む補強層を追加したり、ビードフィラーを大型化した場合、バネ下質量の増加により操縦安定性が低下し、更には補強層の追加やビードフィラーのボリュームアップに伴って放熱性が低下し、蓄熱により耐久性の低下を招くという問題がある。
特開平1−321939号公報 特開平8−324213号公報 特開平2000−313205号公報
本発明の目的は、踏面剛性を必要以上に上げずにサイド剛性を増大することで操縦安定性を向上し、更には蓄熱による耐久性の低下を抑えることを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、トレッド部からサイドウォール部を通ってビード部のビードコアで折り返された少なくとも1層のカーカス層と、前記トレッド部におけるカーカス層の外周側に埋設されたベルト層とを有する空気入りタイヤにおいて、前記カーカス層のカーカスコードを、前記ベルト層の下方に位置するベルト下部分ではラジアル方向に配列し、前記ベルト層の端部付近からビードコアまでのサイド部分及びビードコアで折り返されたターンナップ部分ではラジアル方向に対して傾斜する方向に配列すると共に、前記サイドウォール部の表面にラジアル方向に対して傾斜しながら延長する複数本の帯状の突起部を設け、該突起部の間隔を3mm以上15mm以下とし、タイヤ最大幅位置付近の部位において前記突起部の間隔を部分的に狭くしたことを特徴とするものである。
本発明では、カーカス層のカーカスコードを、ベルト下部分ではラジアル方向に配列し、サイド部分及びターンナップ部分ではラジアル方向に対して傾斜する方向に配列する。即ち、ベルト下部分では所謂ラジアル構造を採用し、サイド部分及びターンナップ部分では所謂ハーフラジアル構造を採用する。これにより、踏面剛性を必要以上に上げずにサイド剛性を増大することができる。また、サイドウォール部の表面(内面又は外面もしくは両面)に、ラジアル方向に対して傾斜しながら延長する複数本の帯状の突起部を設けることにより、サイド剛性を更に高めることが可能になる。その結果、カーカス層による踏面剛性及びサイド剛性の適正化と突起部による補強効果とが相まって操縦安定性を向上することができる。
また、サイドウォール部に補強コードを含む補強層を追加したり、ビードフィラーを大型化する場合とは異なって、バネ下質量の増加による操縦安定性の低下を回避すると共に、蓄熱による耐久性の低下を抑えることができる。なお、高い操縦安定性が要求されないタイヤについては、サイドウォール部に埋設される補強層の除去や小型化、或いは、ビードフィラーの小型化(ボリュームダウン)が可能となり、主として軽量化や耐久性の改善効果を得ることができる。
本発明において、サイド剛性を確保するために、 突起部を最も近いカーカス層のコード傾斜方向とは反対方向に傾斜するように配列することが好ましく、格子状に配列しても良い。いずれの場合も、突起部のタイヤ周方向に対する傾斜角度をタイヤ最大幅位置で45°〜85°とし、カーカス層のタイヤ周方向に対するコード角度をサイド部分及び前記ターンナップ部分で50°〜86°とすることが好ましい。また、突起部の幅は2mm以上10mm以下とし、突起部の高さは2mm以上8mm以下とすることが好ましい。突起部の幅は、要求される剛性に応じて部分的に変化させても良い。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示すものである。図1において、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部である。左右一対のビード部3,3間には2層のカーカス層4A,4Bが装架され、これらカーカス層4A,4Bの端部がビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側に折り返されている。内側に位置するカーカス層4A及び外側に位置するカーカス層4Bはそれぞれ引き揃えられた複数本のカーカスコードCを含んでいる。トレッド部1におけるカーカス層4の外周側には、2層のベルト層6A,6Bがタイヤ全周にわたって配置されている。これらベルト層6A,6Bは、タイヤ周方向に対して傾斜する補強コードを含み、かつ層間で補強コードが互いに交差するように配置されている。更に、ベルト層6A,6Bの外周側にはベルトカバー層7が配置されている。
図2は図1の空気入りタイヤのケーシング構造を示すものである。図2に示すように、カーカス層4A,4BのカーカスコードCは、ベルト層6A,6Bの下方に位置するベルト下部分C1ではラジアル方向(タイヤ周方向と直交する方向)に配列し、ベルト層6A,6Bの端部付近からビードコア5までのサイド部分C2及びビードコア5で折り返されたターンナップ部分C3ではラジアル方向に対して傾斜する方向に配列している。カーカス層4A,4Bのトレッド幅方向中央位置で測定されるタイヤ周方向に対するコード角度θ1は実質的に90°である。また、カーカス層4A,4Bのサイド部分C2でのタイヤ周方向に対するコード角度θ2及びカーカス層4A,4Bのターンナップ部分C3でのタイヤ周方向に対するコード角度θ3はいずれも90°より小さく、より好ましくは、50°〜86°の範囲に設定されている。
一方、図1において、トレッド部1とビード部3との間に延在するサイドウォール部2の外面には、ラジアル方向に対して傾斜しながら延長する複数本の帯状の突起部11が形成されている。より具体的には、突起部11はタイヤ最大幅位置付近からビード部3にかけて最も近いカーカス層4A(ターンナップ部分)のコード傾斜方向とは反対方向に傾斜している。これにより、突起部11とそれに隣接するカーカス層4AのカーカスコードCとが互いに交差して良好な補強構造を形成する。
なお、突起部11はベルト層4A,4Bの端部付近からビード部3にかけて形成することも可能である。突起部11は上述の如く一方向に傾斜していれば十分であるが、他方向への傾斜を組み合わせて格子状(編目状)に配列しても良い。この場合、周剛性を確保のためにサイドウォール部2に挿入される補強コードを含む補強層の除去又は削減が可能になり、また同様の目的で大型化されていたビードフィラーの小型化が可能になる。
上記空気入りタイヤでは、ベルト下部分C1ではラジアル構造を採用する一方で、サイド部分C2及びターンナップ部分C3ではハーフラジアル構造を採用している。このようにベルト下部分C1においてラジアル構造を採用することにより、踏面剛性の上がり過ぎを抑え、路面との接地性、特に低負荷条件での接地性の悪化を抑えることができる。また、サイド部分C2及びターンナップ部分C3においてハーフラジアル構造を採用し、更にサイドウォール部2の表面にラジアル方向に傾斜しながら延長する複数本の帯状の突起部11を設けることにより、サイド剛性を高めて操縦安定性を向上することができる。しかも、サイドウォール部2に補強層を追加したり、ビードフィラーを大型化する場合とは異なって、バネ下質量の増加による操縦安定性の低下を回避すると共に、蓄熱による耐久性の低下を抑えることができる。
ここで、突起部11のタイヤ周方向に対する角度は、タイヤ最大幅位置で45°〜85°にすると良い。この角度が上記範囲から外れるとカーカスコードCとの交差による補強効果が不十分になる。突起部11のタイヤ周方向に対する角度を50°〜70°とした場合、より好ましい効果が得られる。
一方、カーカス層4A,4Bのタイヤ周方向に対するコード角度θ2,θ3は50°〜86°にすると良い。これらコード角度θ2,θ3が50°を下回ると耐久性が低下し、逆に86°を超えると交差による補強効果が不十分になる。カーカス層4A,4Bのタイヤ周方向に対するコード角度θ2,θ3を70°〜82°とした場合、より好ましい効果が得られる。
突起部11の幅は2mm以上10mm以下にすると良い。突起部11の幅が2mm未満であるとタイヤ周方向の剛性を高める効果が不十分になり、逆に10mmを超えるとタイヤ質量の増加要因となる。好ましい幅は、4mm〜7mmである。また、突起部11の幅は、要求される剛性に応じて部分的に変化させても良い。例えば、最も大きな力が掛かるタイヤ最大幅位置付近の部位において突起部11の幅を部分的に広くすることで剛性のバランスを適正化しても良い。但し、最小幅に対する最大幅の比は2.0以下にすることが望ましい。
突起部11の間隔は3mm以上15mm以下にする。突起部11の間隔が3mm未満であるとサイドウォール部2の変形が大きい場合に隣り合う突起部11が互いに干渉して急激な剛性変化(急激な挙動変化)を生じる恐れがあり、逆に15mmを超えるとタイヤ周方向の剛性を高める効果が不十分になる。好ましい間隔は、5mm〜8mmである。また、突起部11の間隔は、要求される剛性に応じて部分的に変化させる。即ち、最も大きな力が掛かるタイヤ最大幅位置付近の部位において、突起部11の間隔を部分的に狭くする。これにより剛性のバランスを適正化することが出来る。
突起部11の高さは2mm以上8mm以下にすると良い。突起部11の高さが2mm未満であるとタイヤ周方向の剛性を高める効果が不十分になり、逆に8mmを超えてもそれ以上の効果が得られず単に重量増加を招くだけである。好ましい高さは、4mm〜6mmである。
図3は本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤのケーシング構造を示すものである。前述した図1及び図2の実施形態においては、各カーカス層4A,4BのカーカスコードCの傾斜方向がタイヤ赤道CLの両側で同じになっているが、図3の実施形態では、各カーカス層4A,4BのカーカスコードCの傾斜方向がタイヤ赤道CLの両側で逆向きになっている。このような場合でも、上記と同様の作用効果を得ることができる。
図4は本発明の更に他の実施形態からなる空気入りタイヤを示すものである。前述した図1及び図2の実施形態においては、突起部11をサイドウォール部2の外面に形成しているが、図4の実施形態では、突起部11をサイドウォール部2の外面及び内面に形成している。このような場合でも、上記と同様の作用効果を得ることができる。突起部11はサイドウォール部2の外面又は内面もしくは両面に形成することができるが、外面よりも内面に配置した方が補強効果が高く、両面に配置すると更に高い補強効果が得られる。
上述した実施形態では、サイドウォール部に補強コードを含む補強層を埋設しない場合について説明したが、本発明では必要に応じてサイドウォール部に補強コードを含む補強層を埋設することも可能である。サイドウォール部に補強層を埋設する場合であって、ビード部付近の剛性を増大させたい場合、サイドウォール部の表面に設ける突起部と補強層のコードとを互いに交差するように配置すると良い。また、補強層のタイヤ径方向外側の上端部からショルダー部にかけての剛性を増大させたい場合は、サイドウォール部の表面に設ける突起部とカーカス層のカーカスコードとを互いに交差するように配置することが望ましい。
また、上述した実施形態では、2層のカーカス層を備えた空気入りタイヤについて説明したが、本発明は少なくとも1層のカーカス層を備えた空気入りタイヤに適用することが可能である。複数層のカーカス層を設ける場合、カーカスコードを層間で互いに交差させるように配置することが望ましい。
タイヤサイズ235/45R17 93Wの空気入りタイヤにおいて、ケーシング構造及びサイドウォール部の表面形状を種々異ならせた従来例1,2及び実施例1〜3のタイヤをそれぞれ作製した。
従来例1のタイヤは、2層のカーカス層と2層のベルト層を備え、カーカス層のカーカスコードをラジアル方向に対して傾斜する方向に配列し、かつビードフィラーに沿って1層の補強層(8)を埋設すると共に、サイドウォール部の表面を実質的に平滑面としたものである(図5参照)。従来例2のタイヤは、ビードフィラーに沿って2層の補強層を埋設したこと以外は、従来例1と同じ構造を有するものである。実施例1のタイヤは、2層のカーカス層と2層のベルト層を備え、カーカス層のカーカスコードを、ベルト下部分ではラジアル方向に配列し、サイド部分及びターンナップ部分ではラジアル方向に対して傾斜する方向に配列すると共に、サイドウォール部の表面にラジアル方向に対して傾斜しながら延長する複数本の帯状の突起部を設け、そのタイヤ周方向に対する角度を50°に設定したものである。実施例2のタイヤは、帯状の突起部のタイヤ周方向に対する角度を65°としたこと以外は、実施例1と同じ構造を有するものである。実施例3のタイヤは、帯状の突起部のタイヤ周方向に対する角度を80°とし、ビードフィラーに沿って1層の補強層を埋設したこと以外は、実施例1と同じ構造を有するものである。突起部の幅は6mmとし、突起部の間隔は9mmとし、突起部の高さは5mmとした。また、補強層のタイヤ周方向に対するコード角度は20°とした。
これら試験タイヤについて、下記試験方法により、タイヤ質量、耐久性、操縦安定性、走行タイム、周剛性を評価し、その結果を表1に示した。
タイヤ質量:
試験タイヤの質量を計測した。評価結果は、従来例1を100とする指数にて示した。この指数値が小さいほど軽いことを意味する。
耐久性:
試験タイヤをリムサイズ17×9JJのホイールに組付け、空気圧を220kPaとし、ドラム試験機を用いてJIS D4230に規定される耐久性試験を実施した後、引き続き4時間毎に荷重を10%ずつ増加させながら試験を継続し、タイヤが故障するまでの走行距離を計測した。評価結果は、従来例1を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど耐久性が優れていることを意味する。
操縦安定性:
試験タイヤをリムサイズ17×9JJのホイールに組付け、排気量2000ccクラスの過給器付き原動機を搭載した四輪駆動車に装着し、ウォームアップ後の空気圧を220kPaとし、テストコースにおいてテストドライバーによる官能評価を実施した。評価結果は、従来例1を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど操縦安定性が優れていることを意味する。
走行タイム:
試験タイヤをリムサイズ17×9JJのホイールに組付け、排気量2000ccクラスの過給器付き原動機を搭載した四輪駆動車に装着し、ウォームアップ後の空気圧を220kPaとし、サーキットにおいてテストドライバーによる区間走行を実施し、その区間走行に要する時間を計測した。評価結果は、計測値の逆数を用い、従来例1を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど走行時間が短く、走行性能が優れていることを意味する。
周剛性:
サイド剛性試験機を用い、リムサイズ17×9JJ、空気圧220kPaの条件にてタイヤ周方向の剛性を計測した。評価結果は、従来例1を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど周剛性が高いことを意味する。
Figure 0004967339
この表1に示すように、実施例1〜3のタイヤは、従来例1,2との対比において、タイヤ質量、耐久性、操縦安定性、走行タイム、周剛性の評価結果が良好であった。
次に、タイヤサイズ235/45R17 93Wの空気入りタイヤにおいて、ケーシング構造を一定にしながらサイドウォール部の表面形状を種々異ならせた実施例4〜8のタイヤをそれぞれ作製した。実施例4〜8のタイヤは、実施例2において、突起部の幅、突起部の間隔、突起部の高さを種々異ならせたものである。
これら試験タイヤについて、前述の試験方法により、周剛性を評価し、その結果を表2に示した。周剛性の評価結果は、従来例1を100とする指数にて示した。
Figure 0004967339
この表2に示すように、実施例4〜8のタイヤは、従来例1との対比において、周剛性の評価結果が良好であった。
次に、タイヤサイズ235/45R17 93Wの空気入りタイヤにおいて、ケーシング構造を一定にしながらサイドウォール部の表面形状を種々異ならせた実施例9〜11のタイヤをそれぞれ作製した。実施例9〜11のタイヤは、実施例1と同じケーシング構造を有し、突起部の配置面を種々異ならせたものである。
これら試験タイヤについて、前述の試験方法により、周剛性を評価し、その結果を表3に示した。周剛性の評価結果は、従来例1を100とする指数にて示した。
Figure 0004967339
この表3に示すように、実施例9〜11のタイヤは、従来例1との対比において、周剛性の評価結果が良好であった。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを一部切り欠いて示す斜視断面図である。 図1の空気入りタイヤのケーシング構造を示す展開図である。 本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤのケーシング構造を示す展開図である。 本発明の更に他の実施形態からなる空気入りタイヤを一部切り欠いて示す斜視断面図である。 従来の空気入りタイヤのケーシング構造を示す展開図である。
符号の説明
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4A,4B カーカス層
5 ビードコア
6A,6B ベルト層
7 ベルトカバー層
11 突起部
C カーカスコード
C1 ベルト下部分
C2 サイド部分
C3 ターンナップ部分

Claims (6)

  1. トレッド部からサイドウォール部を通ってビード部のビードコアで折り返された少なくとも1層のカーカス層と、前記トレッド部におけるカーカス層の外周側に埋設されたベルト層とを有する空気入りタイヤにおいて、前記カーカス層のカーカスコードを、前記ベルト層の下方に位置するベルト下部分ではラジアル方向に配列し、前記ベルト層の端部付近からビードコアまでのサイド部分及びビードコアで折り返されたターンナップ部分ではラジアル方向に対して傾斜する方向に配列すると共に、前記サイドウォール部の表面にラジアル方向に対して傾斜しながら延長する複数本の帯状の突起部を設け、該突起部の間隔を3mm以上15mm以下とし、タイヤ最大幅位置付近の部位において前記突起部の間隔を部分的に狭くした空気入りタイヤ。
  2. 前記突起部を最も近いカーカス層のコード傾斜方向とは反対方向に傾斜するように配列した請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記突起部を格子状に配列した請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記突起部のタイヤ周方向に対する傾斜角度をタイヤ最大幅位置で45°〜85°とし、前記カーカス層のタイヤ周方向に対するコード角度を前記サイド部分及び前記ターンナップ部分で50°〜86°とした請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記突起部の幅を2mm以上10mm以下とし、前記突起部の高さを2mm以上8mm以下とした請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記突起部の幅を部分的に変化させた請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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