JP4966065B2 - 建材用加工刃物 - Google Patents

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本発明は、セメント等を主成分とする窯業系建材などを切断する際に用いられる建材用加工刃物に関するものである。
従来より、円盤状の刃物本体の外周部に刃部を有する建材用加工刃物が提案されている(特許文献1参照)。このような建築用加工刃物の刃部は、超硬合金やダイヤモンド焼結体やダイヤモンド砥粒などが目的に応じて使用されている。そして、建材用加工刃物の切削加工面の塗膜性能については、刃物の寿命や材質により変化しており、管理項目の大きな問題となっている。
すなわち、ダイヤモンド焼結体からなる刃部のみを有する建材用加工刃物では、新品の状態と中間の状態(新品からある程度使用した状態)と刃部が極度に摩耗した状態の大きく三種類に分けることができる。この中で、建材を切断した際に、切削粉と切削加工面の表面状態が塗膜を形成するのに適度な状態に保ちやすいのが中間の状態である。これは、建築材加工用刃物が変化していく状態の中で一番長い状態なので管理しやすいのである。
一方、建材用加工刃物が新品の状態では、切れ味が良すぎて、切削加工面の表面に切削粉などがなく平滑な切削加工面となり、この切削加工面を塗装すると、塗料が浸透しすぎて切削加工面に塗料を残存させて塗膜を形成しようとすると、大量に塗料を塗布しなければならない。また、極度の摩耗状態にある場合では、刃部が切削粉を切削加工面に擦りつけていく状態となり、この場合は塗料が切削加工面に浸透しにくくなって塗膜密着性に問題が生じる。
また、ダイヤモンド砥粒からなる刃部のみを有する建材用加工刃物では、切断時にかかる負荷が大きくなって逆に切削性能が低下するという問題があった。
特開2000−24932号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、使用期間にかかわらず、塗膜性能に影響しにくい状態の切削加工面を形成することができる建築用加工刃物を提供することを目的とするものである。
本発明の建材用加工刃物Aは、円盤状の刃物本体1の外周部に複数の刃部2、2…を形成した建材用加工刃物Aにおいて、前記それぞれの刃部2がダイヤモンド焼結体からなる焼結刃部3とダイヤモンド砥粒からなる砥粒刃部4のいずれか一方で形成され、前記刃物本体1の円周方向において前記焼結刃部3と前記砥粒刃部4とが並設され、前記焼結刃部3の先端は前記砥粒刃部4の先端よりも外側に突出して形成され、前記焼結刃部3はその先端部に幅方向の両側に突出する突起部5が設けられ、その突起部5から前記焼結刃部3の基部に向かって徐々に幅寸法が狭くなるように形成され、前記砥粒刃部4は断面略台形に形成されており、先端から基部に向かって徐々に幅寸法が広くなるように形成され、前記砥粒刃部4の基部の幅寸法は前記両方の突起部5の間の幅寸法よりも大きく形成されて成ることを特徴とするものである。
本発明では、焼結刃部と焼結刃部をある程度使用した状態に相当する砥粒刃部とを組み合わせることにより、切削粉が適度に残存して塗装に適した切削加工面を形成することができ、切削加工面の塗料の浸透性を抑えて大量に塗料を塗布しなくても塗膜を形成することができると共に塗膜密着性に優れる切削加工面を形成することができ、使用期間にかかわらず、塗膜性能に影響しにくい状態の切削加工面を形成することができるものである。
また、本発明では、建材の切削粉が切削加工面に擦り付けられるのをより効果的に防止することができ、塗膜性能に影響しにくい状態の切削加工面を形成することができるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図2に本発明の建材用加工刃物Aを示す。この建材用加工刃物Aは、円盤状の金属製(例えば、ステンレス鋼製)の刃物本体(台金)1の周縁に、多数の刃形成部10が径方向に突出して設けられており、各刃形成部10の周方向の一方の側面に刃部2が形成されている。刃物本体1の中心には各種の駆動装置の駆動軸と連結するための軸孔11が設けられている。また、周囲の四箇所には、弾性を付与するための切り込み12が設けられている。
上記の刃部2は、ダイヤモンド焼結体からなる焼結刃部3と、ダイヤモンド砥粒からなる砥粒刃部4のいずれかで形成されている。焼結刃部3は、ダイヤモンド粉末をコバルトなどのバインダーを用い、ダイヤモンドが安定な超高圧高温下で焼き固められて形成したものである。また、砥粒刃部4は、電着等によりダイヤモンド砥粒(例えば、粒径0.1〜0.4mm)を表面に付着して形成されるものである。焼結刃部3及び砥粒刃部4はいずれも刃物本体1と別体のチップとして形成されており、これらのチップを刃形成部10にロウ付けなどで固着することにより、刃物本体1の外周部の刃形成部10に焼結刃部3と砥粒刃部4とを形成することができる。
そして、本発明の建材用加工刃物Aは、図1(a)〜(c)に示すように、刃物本体1の円周方向に並ぶ刃形成部10、10…に焼結刃部3と砥粒刃部4とを交互に取り付けて形成されている。これにより、隣り合う刃形成部10、10の一方には焼結刃部3が、他方には砥粒刃部4がそれぞれ設けられている。なお、図1では、焼結刃部3と砥粒刃部4とをそれぞれ一個おきに刃形成部10に設けることになるが、これに限らず、焼結刃部3または砥粒刃部4の一方を設けた刃形成部10を複数個(例えば2、3個)連続して形成してもよい。
本発明の建材用加工刃物Aは、セメント等を主成分とする窯業系建材(無機質建築板)などの建材の切断に用いられるものであり、駆動装置などの駆動力で回転させながら建材に接触させて刃部2で建材を切断するものである。そして、砥粒刃部4は焼結刃部3をある程度使用した状態に近い状態となっていため、建材用加工刃物Aは使用期間(刃物の寿命)にかかわらず、ダイヤモンド焼結体からなる刃部のみを有する建材用加工刃物を新品からある程度使用した状態と同様の状態とすることができる。従って、建材の切削加工面(切断面)に建材の切削粉が適度に残存し、塗装に適した切削加工面を形成することができる。この結果、ダイヤモンド焼結体のみの刃部で切断した場合のように切削加工面が平滑な状態とならず、切削加工面の塗料の浸透性を抑えて大量に塗料を塗布しなくても塗膜を形成することができると共に塗膜密着性に優れる切削加工面を形成することができ、塗膜性能に影響しにくい状態の切削加工面(木口面)を形成することができる。
図3に他の実施の形態を示す。この建材用加工刃物Aでは、各刃形成部10に焼結刃部3と砥粒刃部4とを一つずつ形成したものであり、その他の構成は上記と同様である。この場合、建材用加工刃物Aの切断時の回転駆動方向(矢印イの方向)において、前側が焼結刃部3、後側が砥粒刃部4となるような順で並設されている。
そして、この実施の形態においても、ダイヤモンド焼結体のみの刃部で切断した場合のように切削加工面が平滑な状態とならず、切削加工面の塗料の浸透性を抑えて大量に塗料を塗布しなくても塗膜を形成することができると共に塗膜密着性に優れる切削加工面を形成することができ、塗膜性能に影響しにくい状態の切削加工面(木口面)を形成することができる。
上記のいずれの実施の形態においても、焼結刃部3と砥粒刃部4の形状を図4に示すような形状にすることができる。すなわち、焼結刃部3はその先端部に幅方向の両側に突出する突起部5を設け、その突起部5から焼結刃部3の基部3bに向かって(刃物本体1の中心方向に向かって)徐々に幅寸法が狭くなるように形成されている。両方の突起部5、5の間の寸法(幅寸法)aは2.4〜4mmに形成することができる。また、砥粒刃部4は断面略台形に形成されており、先端4aから基部4bに向かって(刃物本体1の中心方向に向かって)徐々に幅寸法が広くなるように形成されている。砥粒刃部4の基部4bの幅寸法は両方の突起部5、5の間の幅寸法aよりも大きく形成されており、突起部5の先端と砥粒刃部4の基部4bの先端との間の寸法bは0.2〜1mmに形成されている。また、砥粒刃部4の側面の傾斜角度cは刃物本体1の径方向に対して5〜15°にすることができる。また、図3に示すように、焼結刃部3の先端3aは砥粒刃部4の先端4aよりも外側(刃物本体1の中心から離れる方向)に突出して形成されている。焼結刃部3の先端3aと砥粒刃部4の先端4aの間の寸法dは0.2〜1mmにすることができる。
上記のように焼結刃部3と砥粒刃部4とを形成することによって、建材の切削加工面(サイド面)は、砥粒刃部4の側面が接触することになり、切削加工面(切断面)の最終仕上げが砥粒刃部4にて行われるため、切削加工面の仕上げに応じて、ダイヤモンド砥粒の大きさ(粒径)を選定することができる。ダイヤモンド砥粒の大きさは、例えば、粒径0.1〜0.4mmとすることができる。また、焼結刃部3の先端3aは砥粒刃部4の先端面よりも外側に突出しているため、切断時の負荷の大部分は焼結刃部4にかかり、切断自体も焼結刃部4によって行われるために、焼結刃部3よりも摩耗しやすい砥粒刃部4への負担を軽減して長寿命化を図ることができる。また、切削加工面(切断面)の表面のみを砥粒刃部4にて行われることになり、建材の切削粉が切削加工面に擦り付けられるのをより効果的に防止することができる。
本発明の実施の形態の一例を示し、(a)は一部の側面図、(b)は一部の正面図、(c)は一部を拡大した正面図である。 同上の全体を示す側面図である。 同上の他の実施の形態の一例を示す一部を拡大した側面図である。 同上の一部を拡大した正面図である。
符号の説明
A 建材用加工刃物
1 刃物本体
2 刃部
3 焼結刃部
3a 焼結刃部の先端
3b 焼結刃部の基部
4 砥粒刃部
4a 砥粒刃部の先端
4b 砥粒刃部の基部

Claims (1)

  1. 円盤状の刃物本体の外周部に複数の刃部を形成した建材用加工刃物において、前記それぞれの刃部がダイヤモンド焼結体からなる焼結刃部とダイヤモンド砥粒からなる砥粒刃部のいずれか一方で形成され、前記刃物本体の円周方向において前記焼結刃部と前記砥粒刃部とが並設され、前記焼結刃部の先端は前記砥粒刃部の先端よりも外側に突出して形成され、前記焼結刃部はその先端部に幅方向の両側に突出する突起部が設けられ、その突起部から前記焼結刃部の基部に向かって徐々に幅寸法が狭くなるように形成され、前記砥粒刃部は断面略台形に形成されており、先端から基部に向かって徐々に幅寸法が広くなるように形成され、前記砥粒刃部の基部の幅寸法は前記両方の突起部の間の幅寸法よりも大きく形成されて成ることを特徴とする建材用加工刃物。
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