JP4961934B2 - 運転支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の運転者が行う運転動作の支援を行う運転支援装置に関する。
従来、路上に配置された検出装置がカメラを用いて横断歩道上の歩行者や自転車を検出し、車両に搭載された運転支援装置が、検出装置から横断歩道上の歩行者や自転車の検出結果を受信すると、車両の運転者に横断歩道上の歩行者や自転車が存在する旨の警告を行うシステムが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
技術研究組合 走行支援道路システム開発機構、スマートクルーズ21 Demo2000"走行支援システムとは"、[online]、[平成18年8月4日検索]、インターネット<URL:http://www.ahsra.or.jp/demo2000/whats/jpn.htm>
しかしながら、上記システムにおいては、車両の運転者が横断歩道上の歩行者や自転車を目視しているときであっても警告が実施されるので、運転者にとっては煩わしい。つまり、上記システムにおいては、運転者が安全確認をし、運転支援(警告)が不要であるにも拘わらず、運転支援を行っていることが煩わしさの原因となっている。
そこで、車両の運転者が行う運転動作の支援を行う運転支援装置において、運転者にとって警告等の運転支援が必要なときだけに運転支援を行うことができるようにすることを本発明の目的とする。
かかる目的を達成するために成された請求項1に記載の運転支援装置は、目視判定手段が、予想進路検出手段により車両が右折または左折することを検出したときに、視線方向検出手段により検出された視線方向が、少なくとも予想進路検出手段により検出された予想進路上を含む目視判定領域に向けられたか否かを判定することにより、運転者が目視判定領域を目視したか否かを判定する。そして、支援手段が、目視判定手段により運転者が目視判定領域を目視しなかったと判定された場合のみに運転者が行う運転操作に対する支援を実施する。
このような運転支援装置によれば、車両が右左折するときにおいて、運転者が予想進路上を含む目視判定領域の確認(目視)を怠った場合に、有効な支援を実施することができる。また、車両が直進する場合等、車両が右左折するとき以外には支援を実施しないので、過度に支援が実施されることを防止することができる。
なお、目視判定領域としては、予想進路上のみが含まれていてもよいが、予想進路の周囲の領域(予想進路を通過する時点で予想進路内に進入してくる可能性のある移動物体(歩行者および自転車)が存在する可能性がある範囲)が含まれていてもよい。
また、目視判定手段は、視線方向が目視判定領域を通過した場合に運転者が目視判定領域を目視したと判定してもよいが、本発明では、視線方向が目視判定領域にて予め設定された目視判定時間を超えて停留した場合に、運転者が目視判定領域を目視したと判定する
このような運転支援装置によれば、視線方向が目視判定領域にて目視判定時間を超えて停留した場合に目視したと判定するので、運転者の視線方向が目視判定領域を通過しただけで運転者が目視判定領域に位置する歩行者等の移動物体を見落とした場合には、支援を実施することができる。
さらに、本発明の運転支援装置においては、予め入力された運転者の視力の良し悪しを表す視力特性が、運転者の視力が悪いことを示すに従って、目視判定時間をより長い時間に設定する第1判定時間設定手段を備えてい
このような運転支援装置によれば、運転者の視力が悪くなるに従って、視線がより長い時間停留しなければ運転者が目視判定領域を目視したことにならないように設定するので、視力の悪い運転者が運転する際に、支援が実施され易くすることができる。
さらに、請求項1に記載の運転支援装置においては、請求項2に記載のように、情報提供装置から送信された移動物体情報を受信する受信手段を備えていてもよい。ただし、情報提供装置は、交差点内に位置する移動物体、および交差点内に侵入する移動物体を検出し、少なくとも移動物体の有無を表す有無情報を含む移動物体情報をこの運転支援装置に対して送信するよう構成されている。
従って、このような運転支援装置によれば、情報提供装置から受信した移動物体情報を例えば運転者に報知する等の方法により利用することができるので、より運転者が移動物体を見落とさないようにすることができる。
た、請求項2に記載の運転支援装置においては、請求項3に記載のように、受信手段により受信された有無情報に移動物体が有る旨の情報が含まれている場合に、有無情報に移動物体が無い旨の情報が含まれている場合よりも目視判定時間をより長い時間に設定する第2判定時間設定手段を備えていてもよい。
このような運転支援装置によれば、目視判定領域に移動物体が有る旨の情報が含まれている場合には、運転者が移動物体を見落としたときの危険度が高いものとして、特に目視判定時間をより長い時間に設定するので、目視判定領域に移動物体が存在する場合に支援が実施され易くすることができる。
ところで、請求項2または請求項3に記載の運転支援装置においては、請求項4請求項6の何れかに記載のようにしてもよい。即ち、請求項4に記載の運転支援装置においては、受信手段は、有無情報とともに、目視判定領域の左端位置および右端位置における緯度経度の情報を含む移動物体情報をこの運転支援装置に対して送信する情報提供装置から送信された移動物体情報を受信するよう構成されている。そして、受信した緯度経度の情報、および車両の位置情報に基づいて、目視判定領域を当該車両から見た角度で表した角度情報を演算する角度情報演算手段を備えている。
また、請求項5に記載の運転支援装置においては、受信手段は、有無情報とともに、目視判定領域を当該車両から見た角度で表した角度情報を含む移動物体情報を当該運転支援装置に対して送信する情報提供装置から送信された移動物体情報を受信するよう構成されている。
さらに、請求項6に記載の運転支援装置においては、予め交差点毎に目視判定領域の左端位置および右端位置における緯度経度の情報が地図情報と対応付けて記憶された地図情
報記憶手段と、地図情報に含まれる目視判定領域の左端位置および右端位置における緯度経度の情報、および車両の位置情報に基づいて、目視判定領域を当該車両から見た角度で表した角度情報を演算する角度情報演算手段と、を備えている。
これらのような運転支援装置においては、角度情報を用いることによって車両から見たときの目視判定領域を明確にすることができるので、目視判定手段による判定を正確に行うことができる。
なお、これらの請求項における「車両の位置情報」としては、交差点毎に予め設定された位置(例えば交差点中心や、交差点中心から所定距離離れた停止位置等)を採用してもよいし、車両の現在地を検出するGPS受信機等の現在地検出手段を備えている場合には、現在地検出手段により検出された位置を採用してもよい。また、情報提供装置が車両の現在地を検出し、この情報提供装置から車両の現在地が移動物体情報の一部として提供される場合には、提供された車両の現在地を採用してもよい。
さらに、請求項4請求項6の何れかに記載の運転支援装置において、目視判定手段は、請求項7に記載のように、角度情報に基づく目視判定領域の広さが、予め設定された基準角度よりも広ければ、視線方向が目視判定領域の少なくとも異なる2箇所にて予め設定された目視判定時間を超えて停留した場合に、運転者が前記目視判定領域を目視したと判定するようにしてもよい。
即ち、本発明においては、大きな交差点等、目視判定領域の広さが広い場合には、目視判定領域内の1箇所を目視しただけでは安全確認が充分であるとはいえないので、目視判定領域が基準角度よりも広い場合には、少なくとも異なる2箇所を目視したときに運転者が目視判定領域を目視したことを判定するようにしている。
従って、このような運転支援装置によれば、目視判定領域が広い場合であっても、確実に運転者が安全確認を行ったか否かを判定することができる。
加えて、請求項7に記載の運転支援装置においては、請求項8に記載のように、予め入力された運転者の視力の良し悪しを表す視力特性が、運転者の視力が悪いことを示すに従って、基準角度をより狭く設定する基準角度設定手段を備えていてもよい。
このような運転支援装置によれば、運転者の視力が悪い場合には、基準角度を狭く設定するので、視力の悪い運転者が運転する際に、支援が実施され易くすることができる。
以下に本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用された路車間通信システム100の概略構成を示すブロック図である。特に、図1(a)は路車間通信システム100を構成する運転支援装置150を示すブロック図、図1(b)は路車間通信システム100を構成する情報提供装置200を示すブロック図である。
本実施形態における路車間通信システム100は、路側装置(情報提供装置200)が交差点の形状等の情報を車載装置(運転支援装置150)に提供し、車載装置が、車両が右左折する際に運転者が交差点における安全確認を行ったか否かを判定し、安全確認を行っていない場合に警告等の運転支援を行うものである。
具体的に路車間通信システム100としては、図1に示すように、車両に搭載された運転支援装置150と、例えば交差点近傍に配置された情報提供装置200とが、互いに無線通信可能に構成されている。
運転支援装置150は、図1(a)に示すように、無線機10、表示装置11、スピーカ12が接続された支援制御ECU1(ECUは電子制御装置)と、車速センサ21が接続されたエンジンECU2と、ステアリングセンサ31、ヨーレートセンサ32が接続されたブレーキECU3と、GPSアンテナ41が接続されたナビゲーションECU4と、車内カメラ51が接続された注視点検出ECU5と、を備えている。
各ECU1〜5は、CPU、ROM、RAM等を備えた周知のマイクロコンピュータとして構成されており、通信線を介してCAN等の所定の通信プロトコルで他のECU1〜5と通信可能に構成されている。
支援制御ECU1は、後述する運転支援処理等を実行し、この処理の実行結果を表示装置11やスピーカ12を介して車両の運転者に報知する。また、支援制御ECU1は、情報提供装置200から無線機10を介して何らかの情報を受信すると、この受信結果に応じた処理を実行する。
表示装置11は、例えば地図画像等を表示するLCD(液晶カラーディスプレイ)や、フロントガラスに画像を重ねて表示させるHUD(ヘッドアップディスプレイ)として構成されており、支援制御ECU1による処理の実行結果や、ナビゲーションECU4により生成された地図情報等を表示する。
なお、表示装置11およびスピーカ12は、ナビゲーションECU4に接続されていてもよい。
ブレーキECU3は、操舵角を検出するステアリングセンサ31や角速度を検出するヨーレートセンサ32による検出結果に応じて、ブレーキ(図示省略)を制御する。また、ブレーキECU3は、支援制御ECU1から制動制御指令を受けるとブレーキを作動させる。
ナビゲーションECU4は、GPSアンテナ41による検出結果に基づいて、自車両の現在地を検出し、この現在地に応じて、HDD(ハードディスクドライブ)9に格納された地図情報を読み出し、地図情報に自車両の現在地を重ねた地図画像を生成する。そして、ナビゲーションECU4は、地図情報および生成した地図画像を支援制御ECU1に送信し、表示装置11に地図画像を表示させる。
エンジンECU2は、車速センサ21による検出結果に応じてエンジン(図示しない噴射制御装置等)を制御するとともに、車速センサ21による検出結果(車速情報)を支援制御ECU1やナビゲーションECU4に送信する。
注視点検出ECU5は、運転者の顔を撮像する車内カメラ51からの映像信号を入力し、この映像信号に基づく撮像画像を画像処理することによって運転者の視線(注視点の位置)を検出する。
なお、撮像画像を画像処理することによって運転者の視線を検出する処理については周知技術であるため(例えば、特開平7−159317号公報等参照)、ここでの説明は省略する。また、更生後に運転者の視線方向を検出するためには、複数の車内カメラ51を異なる角度から運転者を撮像するよう配置してもよい。
次に、情報提供装置200は、図1(b)に示すように、無線機203が接続された支援制御部201と、交差点カメラ204が接続された移動物体検出部202とを備え、支援制御部201と、移動物体検出部202とが、互いに通信可能に接続されて構成されている。
支援制御部201および移動物体検出部202は、CPU、ROM、RAM等を備えた周知のマイクロコンピュータとして構成されている。
移動物体検出部202は、交差点近傍(交差点内およびその周辺を撮像できるように)に配置された交差点カメラ204による撮像画像を画像処理することにより、交差点内いる移動物体(例えばここでは、車両、歩行者、および自転車)、および交差点に進入しようとする移動物体を検出する。そして、移動物体検出部202は、この移動物体の検出結果を支援制御部201に送る。
ここで、交差点カメラ204は、例えば交差点に接続される道路(接続路)の本数と同数だけ配置されており、各カメラ204が交差点内および接続される1つの接続路を撮像する。この構成により、全ての接続路において交差点から所定距離内(例えば50m程度)が複数の交差点カメラ204により撮像されることになる。
支援制御部201は、移動物体検出部202により検出された検出結果、および支援制御部201のROM内に予め記憶された交差点の形状等の情報を、無線機203を介して運転支援装置150に対して送信する。なお、情報提供装置200が、交差点の形状や移動物体検出部202による移動物体の検出結果を表すデータを送信する際には、運転支援装置150との接続が確立されたか否かに拘わらずこれらのデータを繰り返し送信する。
次に、運転支援装置150を搭載した車両が右左折する際に支援制御ECU1が実行する運転支援処理について図2に示すフローチャートを用いて説明する。なお、本実施形態では、特に車両が右折する場合に限って説明する。ただし、本処理は、車両が左折する際においても同様に適用することができる。
運転支援処理は、運転支援装置150が起動している際に繰り返し実行される処理であって、まず、当該運転支援装置150を搭載した車両が右折する交差点に進入したか否かを判定する(S110)。
ここで、車両が交差点に進入したか否かの判定は、図3に示すように、GPSアンテナ41から受信した信号に基づく車両の現在地が、交差点の中心から予め設定された規定距離(L1:図3では20m)以内に進入したか否かを判定することにより行う。また、この交差点が、車両が右折する交差点であるか否かの判定は、例えば、右ウインカの作動状態を検出することにより行う。なお、ナビゲーションECU4によりルート設定がされている場合には、このルート設定に基づいて判定してもよい。
図2に戻り、車両が右折する交差点に進入していなければ(S110:No)、運転支援処理を終了する。また、車両が右折する交差点に進入していれば(S110:Yes)、路側(情報提供装置200)から送信された各種情報を受信し、安全運転支援表示を行う(S120)。この処理において、情報提供装置200は、例えば図4および図5に示すようなデータを運転支援装置150に対して送信する。
なお、図4(a)は情報提供装置200から送信されるデータの1つである交差点データの一例を示す説明図、図4(b)は交差点データとして情報提供装置200から送信されるデータの一覧を示す説明図、図4(c)は交差点形状番号と交差点形状との対応関係を示す説明図である。また、図5(a)は接続路情報を説明するための具体例を示す説明図、図5(b)は接続路情報として送信されるデータの一覧を示す説明図である。
図4(a)に示すように、交差点データは、交差点の北側を上向きにして、基準点位置(通常は交差点の中心位置設定されている)と、この基準点位置に接続される接続路(この例では接続路1〜4の4つ)とがそれぞれ対応付けられている。
ここで、交差点データが情報提供装置200から送信される際には、図4(b)に示すように、接続路の本数や向きを表す接続路情報、交差点の形状を表す交差点形状情報、および基準点の緯度経度を表す基準位置情報が送信されることになる。
なお、交差点形状情報としては、図4(c)に示すように、交差点の形状とその形状を示す番号とが予め支援制御ECU1のROMおよび支援制御部201のROMに格納されており、交差点形状番号を情報提供装置200から運転支援装置150に送信することにより運転支援装置150では交差点形状を認識することができる。
また、接続路情報としては、交差点カメラ204により撮像され、移動物体検出部202により検出された移動物体(ここでは歩行者および車両)の情報についても送信される。具体的には例えば、図5(a)に示すように、ある交差点に接続された接続路(接続路1)において、2台の車両(車両1、車両2)が時速45kmで交差点に接近してくることや、これらの車両と基準位置までの距離、交差点内において接続路から交差点を右折したときに運転者が目視すべき領域を表す確認エリア(目視判定領域)に歩行者等の移動物体(歩行者1、歩行者2)が存在すること等が、交差点カメラ204および移動物体検出部202により検出される。
なお、接続路情報として、真北を0°とし基準位置を中心とした接続路の時計回り角度、接続路の幅員、車線数の情報、および確認エリアの情報が、予め支援制御部201のROMに格納されている。
そして、交差点データが情報提供装置200から送信される際には、接続路情報として、図5(b)に示すように、交差点カメラ204および移動物体検出部202により検出された移動物体の情報に加えて、支援制御部201のROMに格納された各種情報(接続路の時計回り角度、接続路の幅員、車線数の情報、確認エリアの緯度・経度の情報)が、接続路の数だけ送信されることになる。
ここで、運転支援装置150では、例えば図6に示すような交差点の鳥瞰図が前述のHUD等の表示装置11に表示されることになる。即ち、支援制御ECU1は、表示装置に、右折する交差点における自車、交差点内にいる対向右折車、交差点に進入しようとする対向直進車、および歩行者等の移動物体の情報を表示させる。さらに、図6に示す例では、歩行者を検出した場合に、「横断者注意」等の警告文を表示させている。ただし、この時点では、運転者が歩行者を確認したか否かの判定は行っていないので、例えば音声で警告を行うことのように運転者が過度に反応する虞がある警告は実施しない。
S120にて上記のような処理を実行すると、図2に戻り、右折待ち停止ポイントへの接近を検出したか否かを判定する(S130)。ここで、右折待ち停止ポイントとは、図3に示すように、交差点中心(基準点位置)から車両進行方向にみてX(例えば3m)だけ手前側で、かつY(例えば2m)だけ左側の位置を示す。そして、車両がこの右折待ち停止ポイントに接近したか否かの判定は、車両が右折待ち停止ポイントから所定距離(L2:図3では3m)以内に進入したか否かを判定することにより行う。
右折待ち停止ポイントへの接近を検出していなければ(S130:No)、運転支援処理を終了する。また、右折待ち停止ポイントへの接近を検出していれば(S130:Yes)、安全確認実施判定処理を実施する(S140)。
この安全確認実施判定処理については、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
安全確認実施判定処理では、まず、当該車両の運転者が高齢者(例えば65歳以上)であるか否かを判定する(S310)。ここで、運転者の年齢を確認するためには、例えば、予め運転者に年齢の情報を入力させるようにしてもよいし、年齢の情報が書き込まれたICカードや電子キーを読み取るようにしてもよい。
なお、S310の処理にて運転者の年齢を確認するのは、一般的に高齢者であるほど視力が低下する傾向(視力特性)があるためで、この傾向を利用して運転者の視力の良し悪しを確認するためである。このため、この処理においては、運転者の年齢を確認しなくても、運転者の視力の良し悪しを示す視力特性が検出できれば、どのようなデータを利用して判断してもよい。
続いて、当該車両の運転者が高齢者でなければ(S310:No)、運転者の視力が良いものとして、当該車両の運転者が目視を行ったか否かを判定する際に使用する基準角度を通常(a=15°、b=50°)に設定し(S320)、S120の処理にて取得した情報に基づいて、右折後(右折中の後半)に通過する横断歩道に横断者(移動物体)がいないか否かを判定する(S330)。
横断歩道に横断者がいなければ(S330:Yes)、運転者の視線が停留したか否かを判定するための停留判定時間を通常よりも短く(例えば150ms)設定し(S340)、S400に移行する。また、横断歩道に横断者がいれば(S330:No)、停留判定時間を通常(例えば200ms)に設定し(S350)、S400に移行する。
一方、S310の処理にて、当該車両の運転者が高齢者であれば(S310:Yes)、運転者の視力が悪いものとして、基準角度を通常よりも狭く(a=10°、b=45°)設定し(S360)、S120の処理にて取得した情報に基づいて、右折後に通過する横断歩道に横断者がいないか否かを判定する(S370)。
横断歩道に横断者がいなければ(S370:Yes)、停留判定時間を通常(例えば200ms)に設定し(S380)、S400に移行する。また、横断歩道に横断者がいれば(S370:No)、停留判定時間を通常よりも長く(例えば300ms)に設定し(S390)、S400に移行する。
なお、S320,S360にて設定する基準角度は、人間の視野範囲(弁別視野、有効視野等)を考慮して任意に設定される。
ここで、S340,S350,S380,S390の処理の何れかが実施されると、この処理とともに、S120にて取得した緯度経度が関連付けられた確認エリアの情報を、運転支援装置150が搭載された車両から見た角度の情報に変換する処理を実施する。
即ち、この処理では、まず、GPSアンテナ41を用いて検出された車両の現在地、図示しないジャイロ等により検出された車両の向き(自車向き)、そして予め設定されたGPSアンテナ41の位置と運転者の位置との偏差の各情報を用いて、図8(a)に示すように、車両の運転者の視点位置(運転者の緯度経度)を検出する。
そして、運転者の視線位置、確認エリアの左端の緯度経度、および右端の緯度経度の各情報から、図8(b)に示すように、確認エリアが角度で求められる。即ち、図8(b)に示す例では、車両の向きを基準にして、右側に20°(左端)〜82°(右端)の範囲内が確認エリアであることが演算される。なお、この演算結果は、RAM等のメモリに格納される。
続いて、S400〜S470の処理では、確認エリアにおいて運転者が安全確認(目視)を実施したか否かを判定する。
具体的には、まずS400では、例えば安全確認実施判定処理が開始されてから規定時間内に、前述の確認エリアの右端から基準角度a以内に注視点(視線)が停留判定時間以上停留したか否かを判定する(S400)。
ここで、図8(b)に示すように、確認エリア右端が82°に設定され、S320にて基準角度aが15°に設定されている場合には、S400の処理では、図9に示すように、車両の向きを基準にして右側に67°〜82°の間の領域を運転者が目視したか否かを判定する。図9の例では、車両の向きを基準にして右側に73°の位置に注視点が停留しているので、S400の処理では肯定判定される。
目視判定領域の右端から基準角度a以内に注視点が停留していなければ(S400:No)、S460に移行する。また、規定時間内に確認エリアの右端から基準角度a以内に注視点が停留していれば(S400:Yes)、規定時間内に右端側で停留した注視点の位置から確認エリアの左端までの角度が基準角度b以内であるか否かを判定する(S410)。
つまり、図9に示すように、右端から15°以内の停留点(停留点1)の角度が73°である場合(かつ基準角度bが50°である場合)には、確認エリアの左端の角度が23°以上であるか否かを判定する。図9の場合には、確認エリアの左端の角度が20°であるので、S410の処理では否定判定される。
この角度が基準角度b以内であれば(S410:Yes)、S450に移行する。一方、規定時間内に右端側で停留した注視点の位置から確認エリアの左端までの角度が基準角度b以内でなければ(S410:No)、規定時間内に確認エリアの左端から基準角度b以内に注視点が停留判定時間以上停留したか否かを判定する(S420)。
つまり、図9に示す例では、車両の向きを基準にして右側に20°(左端)〜70°(左端+50°)の範囲内に注視点が停留したか否かを判定する。図9の例では、車両の向きを基準にして右側に35°の位置に注視点が停留しているので、S420の処理では肯定判定される。
基準角度b以内に注視点が停留していなければ(S420:No)、S460に移行する。また、基準角度b以内に注視点が停留していれば(S420:Yes)、規定時間内に右端側および左端側で停留した注視点同士の間の角度が基準角度bの2倍(つまり2b)以内であるか否かを判定する(S430)。
図9に示す例では、停留点1,2の角度差38°が、100°(50°×2)であるか否かを判定するので、肯定判定される。
右端側および左端側で停留した注視点同士の間の角度が基準角度bの2倍以内であれば(S430:Yes)、S450に移行する。
右端側および左端側で停留した注視点同士の間の角度が基準角度bの2倍以内でなければ(S430:No)、規定時間内に右端側および左端側で停留した各注視点の中間に注視点が停留判定時間以上停留したか否かを判定する(S440)。各注視点の中間に注視点が停留していれば(S440:Yes)、S450に移行する。
また、各注視点の中間に注視点が停留していなければ(S440:No)、S460に移行する。
続いてS450では、安全確認実施済みである旨をRAMに記憶し(S450)、安全確認実施判定処理を終了する。
また、S460では、規定時間が経過したか否かを判定する(S460)。規定時間が経過していなければ(S460:No)、S400に戻る。一方、規定時間が経過していれば(S460:Yes)、安全確認が未実施である旨をRAMに記憶し(S470)、安全確認実施判定処理を終了する。
なお、この処理においては、規定時間内に所定の範囲内の1〜3箇所を運転者が目視したか否かを判定しているが、目視の順序については任意の順序であっても構わない。つまり、例えば図10に示すように、確認エリア内において注視点が停留判定時間(規定時間)以上(図10の例では200ms以上)停留すると、その注視点の角度の情報を規定時間内だけRAM等のメモリに保持し、規定時間が経過するとメモリから削除するように設定されている。この構成により、停留判定時間以上注視点が停留した場合のみに、確認エリアを目視したことが識別される。
安全確認実施判定処理が終了すると、図2に戻り、当該車両の停止を検出済みであるか否かを判定する(S150)。当該車両の停止を検出済みであれば(S150:Yes)、ブレーキOFF状態であるか否かを判定する(S160)。
ブレーキON状態であれば(S160:No)、運転支援処理を終了する。また、ブレーキOFF状態であれば(S160:Yes)、発進の危険判定処理を実施する(S170)。
この発進の危険判定処理については、図11(a)に示すフローチャートを用いて説明する。
危険判定処理においては、まず、危険な対向車があるか否かを判定し(S510)、危険な対向車があれば(S510:Yes)、対向直進車がいるという理由で発進抑制され、かつその後にブレーキをONしたか否かを判定する(S520)。
ここで、S510の処理における判定は、S120の処理にて取得した対向車の情報(位置、速度、移動方向等)に基づいて、例えばこの対向車が当該車両と接触する虞があるか否かを判定することにより行う。
危険な対向車がない場合(S510:No)、および対向直進車がいるという理由で発進抑制され、かつその後にブレーキがONされた場合(S520:Yes)には、右折後に危険な横断者(移動物体)がいるか否かを判定し(S530)、危険な横断者がいれば(S530:Yes)、横断者がいるという理由で発進抑制され、かつその後にブレーキをONしたか否かを判定する(S540)。
危険な横断者がいない場合(S530:No)、および横断者がいるという理由で発進抑制され、かつその後にブレーキがONされた場合(S540:Yes)には、前述の安全確認実施判定処理にて安全確認が実施済みであるか否かを判定し(S550)、安全確認が実施済みでなければ(S550:No)、既に右折後の横断者の注意を実施しているか否かを判定する(S560)。
安全確認が実施済みである場合(S550:Yes)、および既に右折後の横断者の注意を実施している場合(S560:Yes)には、危険性を検出しなかった旨をRAMに記憶し(S570)、発進の危険性判定処理を終了する。
一方、S520またはS540にて、ブレーキがONされていない場合、または発進抑制されていない場合(S520,S540:No)、およびS560にて未だ右折後の横断者の注意を実施していない場合(S560:No)には、危険性を検出した旨をRAMに記憶し(S580)、発進の危険判定処理を終了する。
発進の危険判定処理を終了すると、図2に戻り、発進の危険判定処理にて危険性を検出したか否かを判定する(S180)。危険性を検出していなければ(S180:Yes)、運転支援処理を終了する。
また、危険性を検出していれば(S180:Yes)、支援実施処理を実施する(S190)。
この支援実施処理については、図11(b)に示すフローチャートを用いて説明する。
この支援実施処理では、まず危険な対向直進車があるか否かを判定する(S610)。危険な対向直進車があれば(S610:Yes)、対向直進車に対する警告を実施し(S620)、ブレーキを作動させる発進抑制を実施し(S650)、支援実施処理を終了する。
また、危険な対向直進車がなければ(S610:No)、右折後に危険な横断者(移動物体)がいるか否かを判定する(S630)。危険な横断者がいれば(S630:Yes)、右折後横断者に対する警告を実施し(S640)、ブレーキを作動させる発進抑制を実施し(S650)、支援実施処理を終了する。
危険な横断者がいない場合には(S630:No)、前述の安全確認実施判定処理にて安全確認が実施済みであるか否かを判定する(S660)。安全確認が実施済みでなければ(S660:No)、当該車両の運転者が横断者に注意するよう「横断歩道通行者に注意」等の音声をスピーカ12から発生させ(S670)、支援実施処理を終了する。
また、安全確認が実施済みであれば(S660:Yes)、このまま支援実施処理を終了する。
支援実施処理が終了すると、運転支援処理を終了する。
一方、S150にて、当該車両の停止を検出済みでなければ(S150:No)、右折待ち停止ポイント進入後、車両が規定距離(例えば5m)以上前進したか否かの判定(S200)、および安全確認が未実施であるか否かの判定(S210)を実施する。車両が規定距離以上前進しており(S200:Yes)、かつ安全確認が未実施であれば(S210:Yes)、S670と同様に右折後横断者の注意を実施し(S220)、運転支援処理を終了する。
また、車両が規定距離未満しか前進していていなければ(S200:No)、或いは、安全確認が実施済みであれば(S210:No)、運転支援処理を終了する。
なお、上記実施形態において、注視点検出ECU5,車内カメラ51は、本発明でいう視線方向検出手段に相当する。また、支援制御ECU1が実行する運転支援処理のうちS110の処理は、本発明でいう予想進路検出手段に相当し、S120の処理は受信手段に相当し、S220の処理は支援手段に相当する。
さらに、支援制御ECU1が実行する安全確認実施判定処理のうち、S400〜S470の処理は、本発明でいう目視判定手段に相当し、S310,S340,S350,S380,S390の処理は、第1判定時間設定手段に相当する。また、安全確認実施判定処理のうちS330〜S350,S370〜S390の処理は第2判定時間設定手段に相当し、S310,S320,S360の処理は基準角度設定手段に相当する。
以上のように詳述した路車間通信システム100において、運転支援装置150は、運転支援処理にて車両が右折または左折することを検出したときに、安全確認実施判定処理を実施し、注視点検出ECU5,車内カメラ51により検出された運転者の視線方向が、少なくとも予想進路上を含む確認エリア(目視判定領域)に向けられたか否かを判定することにより、運転者が確認エリアを目視したか否かを判定する。そして、運転支援装置150は、運転者が少なくとも予想進路上を目視しなかったと判定された場合のみに運転者が行う運転操作に対する支援を実施する。
従って、このような路車間通信システム100によれば、車両が右左折するときにおいて、運転者が予想進路上を含む確認エリアの確認(目視)を怠った場合に、有効な支援を実施することができる。また、車両が直進する場合等、車両が右左折するとき以外には支援を実施しないので、過度に支援が実施されることを防止することができる。
なお、本実施形態における確認エリアとしては、予想進路上のみならず、予想進路の周囲の領域(予想進路を通過する時点で予想進路内に進入してくる可能性のある移動物体(歩行者および自転車)が存在する可能性がある範囲)が含まれている。
ところで、運転支援装置150は、安全確認実施判定処理にて、視線方向が確認エリアにて予め設定された停留判定時間(目視判定時間)を超えて停留した場合に、運転者が確認エリアを目視したと判定する。
従って、このような路車間通信システム100によれば、視線方向が確認エリアにて停留判定時間を超えて停留した場合に目視したと判定するので、運転者の視線方向が確認エリアを通過しただけで運転者が確認エリアに位置する歩行者等の移動物体を見落とした場合には、支援を実施することができる。
さらに、運転支援装置150は、予め入力された運転者の視力の良し悪しを表す視力特性が、運転者の視力が悪いことを示すに従って、停留判定時間をより長い時間に設定する。
従って、このような路車間通信システム100によれば、運転者の視力が悪くなるに従って、視線がより長い時間停留しなければ運転者が確認エリアを目視したことにならないように設定するので、視力の悪い運転者が運転する際に、支援が実施され易くすることができる。
さらに、運転支援装置150は、運転支援処理にて、情報提供装置200から送信された移動物体情報を受信する。ここで、情報提供装置200は、交差点内に位置する移動物体、および交差点内に侵入する移動物体を検出し、少なくとも移動物体の有無を表す有無情報を含む移動物体情報をこの路車間通信システム100に対して送信するよう構成されている。
従って、このような路車間通信システム100によれば、情報提供装置200から受信した移動物体情報を例えば運転者に報知する等の方法により利用することができるので、より運転者が移動物体を見落とさないようにすることができる。
また、運転支援装置150は、安全確認実施判定処理にて、S120にて受信した有無情報に移動物体が有る旨の情報が含まれている場合に、有無情報に移動物体が無い旨の情報が含まれている場合よりも停留判定時間をより長い時間に設定する。
従って、このような路車間通信システム100によれば、確認エリアに移動物体が有る旨の情報が含まれている場合には、運転者が移動物体を見落としたときの危険度が高いものとして、特に停留判定時間をより長い時間に設定するので、確認エリアに移動物体が存在する場合に支援が実施され易くすることができる。
さらに、運転支援装置150は、運転支援処理にて、有無情報とともに、確認エリアの左端位置および右端位置における緯度経度の情報を含む移動物体情報をこの運転支援装置に対して送信する情報提供装置200から送信された移動物体情報を受信するよう構成されている。そして、安全確認実施判定処理にて、受信した緯度経度の情報、および車両の位置情報に基づいて、確認エリアを当該車両から見た角度で表した角度情報を演算する。
従って、このような路車間通信システム100によれば、角度情報を用いることによって車両から見たときの確認エリアを明確にすることができるので、運転者が確認エリアを目視したか否か判定を正確に行うことができる。
さらに、運転支援装置150は、安全確認実施判定処理にて、角度情報に基づく確認エリアの広さが、予め設定された基準角度よりも広ければ、視線方向が確認エリアの少なくとも異なる2箇所にて予め設定された停留判定時間(目視判定時間)を超えて停留した場合に、運転者が前記確認エリアを目視したと判定する。
即ち、大きな交差点等、確認エリアの広さが広い場合には、確認エリア内の1箇所を目視しただけでは安全確認が充分であるとはいえないので、確認エリアが基準角度よりも広い場合において、運転支援装置150は、少なくとも異なる2箇所を目視したときに運転者が確認エリアを目視したことを判定するようにしている。
従って、このような路車間通信システム100によれば、確認エリアが広い場合であっても、確実に運転者が安全確認を行ったか否かを判定することができる。
加えて、運転支援装置150は、安全確認実施判定処理にて、予め入力された運転者の視力の良し悪しを表す視力特性が、運転者の視力が悪いことを示すに従って、基準角度をより狭く設定する。
このような路車間通信システム100によれば、運転者の視力が悪い場合には、基準角度を狭く設定するので、視力の悪い運転者が運転する際に、支援が実施され易くすることができる。
なお、本発明の実施の形態は、上記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
例えば、本実施例において、運転支援装置150が実行する安全確認実施判定処理では、視線方向が確認エリアにて予め設定された停留判定時間を超えて停留した場合に、運転者が確認エリアを目視したと判定したが、視線方向が確認エリアを通過した場合に運転者が確認エリアを目視したと判定してもよい。
また、本実施例において、運転支援装置150は、情報提供装置200から取得した確認エリアの左端位置および右端位置における緯度経度の情報に基づいて角度情報を演算するようにしたが、特にこの構成に限定されるものではない。即ち、運転支援装置150は、例えば、角度情報を情報提供装置200から直接取得するようにしてもよいし、予め交差点毎に確認エリアの左端位置および右端位置における緯度経度の情報をHDD9(地図情報記憶手段)に記憶しておき、この地図情報に含まれる確認エリアの左端位置および右端位置における緯度経度の情報、および車両の位置情報に基づいて、角度情報を演算するようにしてもよい。
また、情報提供装置200が角度情報を運転支援装置150に送信する構成にする場合には、情報提供装置200は、予め設定された場所(例えば、交差点中心や右折待ち停止ポイント等)に車両が位置するものと仮定した場合における角度情報を送信するようにしてもよいし、情報提供装置200がビーコン等の検出手段を用いて実際に車両の位置を検出し、検出した車両の位置に応じて演算した角度情報を送信するようにしてもよい。
路車間通信システムの概略構成を示すブロック図である。 運転支援処理を示すフローチャートである。 右折待ち停止ポイントを示す説明図である。 情報提供装置から送信されるデータの1つである交差点データの一例を示す説明図(a)、交差点データとして情報提供装置から送信されるデータの一覧を示す説明図(b)、および交差点形状番号と交差点形状との対応関係を示す説明図(c)である。 接続路情報を説明するための具体例を示す説明図(a)、接続路情報として送信されるデータの一覧を示す説明図(b)である。 表示装置に表示される交差点の鳥瞰図の表示例を示す説明図である。 安全確認実施判定処理を示すフローチャートである。 運転者の視点位置、および確認エリアを示す説明図である。 運転者が安全確認を実施したか否かを具体的に説明するための説明図である。 運転者の注視点の挙動を、時間と注視点の角度との関係で示したグラフである。 発進の危険判定処理を示すフローチャート(a)、および支援実施処理を示すフローチャート(b)である。
符号の説明
1…支援制御ECU、2…エンジンECU、3…ブレーキECU、4…ナビゲーションECU、5…注視点検出ECU、10…無線機、11…表示装置、12…スピーカ、21…車速センサ、31…ステアリングセンサ、32…ヨーレートセンサ、41…GPSアンテナ、51…車内カメラ、100…路車間通信システム、150…運転支援装置、200…情報提供装置、201…支援制御部、202…移動物体検出部、203…無線機、204…交差点カメラ。

Claims (8)

  1. 車両に搭載され、当該車両の運転者が行う運転操作の支援を行う運転支援装置であって、
    当該車両の予想進路を検出する予想進路検出手段と、
    前記運転者の視線方向を検出する視線方向検出手段と、
    前記予想進路検出手段により当該車両が右折または左折することが検出されたときに、前記視線方向検出手段により検出された視線方向が、少なくとも前記予想進路検出手段により検出された予想進路上を含む目視判定領域に向けられたか否かを判定することにより、前記運転者が前記目視判定領域を目視したか否かを判定し、前記視線方向が前記目視判定領域にて予め設定された目視判定時間を超えて停留した場合に、前記運転者が前記目視判定領域を目視したと判定する目視判定手段と、
    前記目視判定手段により前記運転者が目視判定領域を目視しなかったと判定された場合のみに前記運転者が行う運転操作に対する支援を実施する支援手段と、
    予め入力された前記運転者の視力の良し悪しを表す視力特性が、前記運転者の視力が悪いことを示すに従って、前記目視判定時間をより長い時間に設定する第1判定時間設定手段と、
    を備えたことを特徴とする運転支援装置。
  2. 交差点内に位置する移動物体、および交差点内に侵入する移動物体を検出し、少なくとも該移動物体の有無を表す有無情報を含む移動物体情報を当該運転支援装置に対して送信する情報提供装置、から送信された前記移動物体情報を受信する受信手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の運転支援装置。
  3. 前記受信手段により受信された有無情報に移動物体が有る旨の情報が含まれている場合に、前記有無情報に移動物体が無い旨の情報が含まれている場合よりも前記目視判定時間をより長い時間に設定する第2判定時間設定手段を備えたこと
    を特徴とする請求項2に記載の運転支援装置。
  4. 前記受信手段は、前記有無情報とともに、前記目視判定領域の左端位置および右端位置における緯度経度の情報を含む移動物体情報を当該運転支援装置に対して送信する情報提供装置、から送信された前記移動物体情報を受信するよう構成され、
    前記受信した緯度経度の情報、および当該車両の位置情報に基づいて、前記目視判定領域を当該車両から見た角度で表した角度情報を演算する角度情報演算手段
    を備えたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の運転支援装置。
  5. 前記受信手段は、前記有無情報とともに、前記目視判定領域を当該車両から見た角度で表した角度情報を含む移動物体情報を当該運転支援装置に対して送信する情報提供装置、から送信された前記移動物体情報を受信すること
    を特徴とする請求項2または請求項3に記載の運転支援装置。
  6. 予め交差点毎に目視判定領域の左端位置および右端位置における緯度経度の情報が地図情報と対応付けて記憶された地図情報記憶手段と、
    前記地図情報に含まれる目視判定領域の左端位置および右端位置における緯度経度の情報、および当該車両の位置情報に基づいて、前記目視判定領域を当該車両から見た角度で表した角度情報を演算する角度情報演算手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の運転支援装置。
  7. 前記目視判定手段は、前記角度情報に基づく目視判定領域の広さが、予め設定された基準角度よりも広ければ、前記視線方向が前記目視判定領域の少なくとも異なる2箇所にて予め設定された目視判定時間を超えて停留した場合に、前記運転者が前記目視判定領域を目視したと判定すること
    を特徴とする請求項4請求項6の何れかに記載の運転支援装置。
  8. 予め入力された前記運転者の視力の良し悪しを表す視力特性が、前記運転者の視力が悪いことを示すに従って、前記基準角度をより狭く設定する基準角度設定手段を備えたこと
    を特徴とする請求項7に記載の運転支援装置。
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